JPH0565769U - 可動式ダブルアッパーコーナーベーン構造 - Google Patents

可動式ダブルアッパーコーナーベーン構造

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JPH0565769U
JPH0565769U JP1655892U JP1655892U JPH0565769U JP H0565769 U JPH0565769 U JP H0565769U JP 1655892 U JP1655892 U JP 1655892U JP 1655892 U JP1655892 U JP 1655892U JP H0565769 U JPH0565769 U JP H0565769U
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van
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vanes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚のアッパーベーン5,6がバン1の壁面
から露出する泥はね対策位置と、両アッパーベーン5,
6をバン1の壁面に格納するCd値優先位置との切換え
が可能な可動式ダブルアッパーコーナーベーン構造を提
供する。 【構成】 第1アッパーベーン5と一体に結合されたロ
ッド7の他端にラック8を設け、モータ10と一体に回
動するギア9と噛合させる。ロッド7は、第2アッパー
ベーン6のスリーブ11をスライド自在に貫通する。ス
リーブ11の下端に設けたつば12とバン1の壁面との
間、及び、ロッドのラック8上端部に設けたつば14と
つば12との間には、各々ばね13,15を縮設する。
モータ10を反時計方向に回転させると、両アッパーベ
ーン5,6が下降してCd値優先位置(破線で表示)と
なる。反対に、時計方向へ回転させると、両ベーンが露
出して泥はね対策位置(実線で表示)となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、濡れた路面を走行するバン型車両の背面が、自らの走行ではね上げ た泥水の付着によって汚れないようにする、可動式ダブルアッパーコーナーベー ン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば荷台に大型バンを装架したトラック(以下バン型トラック)やバスな どのように、背面に略垂直な壁面を有するバン型車両は、濡れた路面を走行する 時に自らの走行ではね上げた泥水が付着して背面を汚していた。このような背面 の汚れは、1)美観を損なう点、2)後方視界を妨げる点、3)洗車に手間がか かる点などの厄介な問題を生み、泥付着に対する有効な対策の開発は、バン型車 両の商品力を向上させる上で重要な課題となっている。
【0003】 そこで、バンの背面に対する従来の泥付着対策を簡単に説明すると、たとえば バン1の背面周囲にキャビディ2を設けたり(図7)、あるいはバン1の背面下 方へ連続するタレゴム3を取付けたり(図8)するものがある。しかしながら、 このような従来対策では、それなりの効果はあるものの必ずしも十分ではなく、 いずれも次のような不具合があった。すなわち、図9に示す走行試験結果によれ ば、キャビディ2を設けた対策では、対策なしのオリジナル形状(図9(a)参 照)と比較してバン1の背面周辺部に付着する泥は減少するものの、背面中心部 までは効果が及ばない(図9(b)参照)。また、タレゴム3を取付けた対策で は、バン1の背面上部に付着する泥は減少するものの、他の部分全体まで効果が 及ぶものではなかった(図9(c)参照)。なお、図9はバン1の背面を示す正 面図で、各斜線部が泥付着部である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述したように、キャビディやタレゴムといった従来対策では十分な効果を得 られないが、図10に示したような固定式のダブルアッパーコーナーベーン4を 取付けると、地面からの巻き上がりが上部からの気流、すなわち、ダブルアッパ ーコーナーベーン4によって形成されたエアカーテンで抑えられ、泥付着状況が 格段に向上することが知られている。しかしながら、このダブルアッパーコーナ ーベーン4はバン上端面より突出した状態に取付けられるものであるため、Cd 値を大きく悪化させる(約25%アップ)といった問題がある。
【0005】 そこで、本考案の目的は、路面が濡れた状態の時だけダブルアッパーコーナー ベーンとしての効果を発揮し、乾いた路面を走行する際には格納又はシングルア ッパーコーナーベーンとしてCd値に悪影響を及ぼさないようにした可動式ダブ ルアッパーコーナーベーン構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するもので、背面に略垂直な壁面が形成されるバ ン型車両の背面上部角部に設けられ、バンの幅と略同じ長さを有してバン上方の 走行風をバン背面へと導く第1アッパーベーン及び第2アッパーベーンより成る ダブルアッパーコーナーベーンの少なくともいずれか一方を駆動手段と連結し、 前記第1アッパーベーンと第2アッパーベーンとの間に所定の間隙を形成する泥 はね対策位置と、前記第1アッパーベーンと第2アッパーベーンとを一体化して バン壁面に密着させるか、あるいは、前記第1アッパーベーンと第2アッパーベ ーンとを一体化してシングルアッパーコーナーベーンとするCd値優先位置とを 切換えうるように構成したことを特徴とする可動式ダブルアッパーコーナーベー ン構造である。
【0007】
【作用】
前述の手段によれば、泥はねの心配がない乾いた路面を走行する際には、ダブ ルアッパーコーナーベーンを格納又はシングルコーナーベーンにしてCd値優先 の選択をし、路面が濡れた状態では、ダブルアッパーコーナーベーンが露出する 泥はね対策位置を選択して切換えることができる。
【0008】
【実施例】
本考案によるダブルアッパーコーナーベーン構造の一実施例を図面に基づいて 説明する。
【0009】 図1は、図10のA−A線に沿う要部断面図で、バン1の上部角部からダブル アッパーコーナーベーン4が突出した泥はね対策位置を実線で、ダブルアッパー コーナーベーン4がバン1の壁面に密着して格納されたCd値優先位置を破線で 各々示している。このダブルアッパーコーナーベーン4は、バン1の幅と略同じ 長さの2枚のベーン、すなわち第1アッパーベーン5及び第2アッパーベーン6 より成り、第1アッパーベーン5と一体に結合されたロッド7の他端には、ラッ ク8、ギア9及びモータ10より成る駆動手段が連結されている。一方、第2ア ッパーベーン6はロッド7がスライド自在に貫通するスリーブ11を備えており 、さらに、バン1の壁面をスライド自在に貫通するスリーブ11の下端にはつば 12が設けられ、バン1の内壁とつば12との間にばね13を縮設してある。ま た、第1アッパーベーン5のロッド7とラック8との間にもつば14を設けてあ り、スリーブ11下端のつば12との間にばね15を縮設してある。
【0010】 上述したような構成とすれば、実線で示した泥はね対策位置からモータ10を 回転(図1では反時計方向)させると、これと同方向に回転するギア9が噛合し ているラック8を下方へスライドさせ、第1アッパーベーン5が破線で示した格 納位置へ向けて移動を開始する。移動途中の第1アッパーベーン5は第2アッパ ーベーン6の上面に接触し、第2アッパーベーン6を押し下げるようにして両者 が一体となって格納位置まで移動することにより、ダブルアッパーコーナーベー ン4はバン1の壁面(適当な形状の凹部を設けておくとよい)に格納されせたC d値優先位置となる。
【0011】 また、Cd値優先位置から泥はね対策位置へ切換える時は、モータ10を逆転 (図1では時計方向)させ、ラック8を上方へスライドさせることによって第1 アッパーベーン5も上方へ移動する。そして、第1アッパーベーン5の押圧から 解放された第2アッパーベーン6もばね15の付勢を受けて上方へ移動し、ばね 13とばね15の力がバランスした位置で停止する。こうして、2枚のアッパー ベーン5,6がバン1の壁面から突出し、走行風をバン1の背面側へ導いてエア カーテンを形成する。
【0012】 次に、Cd値優先位置で第1アッパーベーン5と第2アッパーベーン6とが一 体化してシングルアッパーコーナーベーンとなる他の実施例を図2に示して説明 する。この実施例では、第2アッパーベーン6をバン1に固定し、第1アッパー ベーン5を可動にしてある。この第1アッパーベーン5のロッド7は、第2アッ パーベーン6のスリーブ20及びバン1の壁面をスライド自在に貫通し、下端に はつば21が設けられている。このつば21とバン1の壁面との間にはばね22 が縮設され、モータ10の回転に連動するカム23の位置に応じて、第1アッパ ーベーン5が第2アッパーベーン6から上方へ分離した泥はね対策位置と、第1 アッパーベーン5が第2アッパーベーン6に密着して一体化した(すなわちシン グルアッパーコーナーベーン)Cd値優先位置とに切換えられる。なお、24, 25はモータ10のトルクをカム23へ伝えるギア、26はカム23及びギア2 5を支持するシャフトである。
【0013】 ところで、図3ないし図5は、ダブルアッパーコーナーベーン4取付け車両( 図3)、シングルアッパーベーン27取付け車両(図4)及び無対策のオリジナ ル車両(図5)の各場合について、風洞試験による煙の流れ状況を撮影し、積分 による煙濃淡処理を施した結果を示すものである。これらの図においては、濃度 が暗い(濃い)領域程煙の停滞量が大きく、明るい(薄い)領域程煙の停滞量が 少ない。また、ここで示した煙の濃度分布は、バン型車両が濡れた路面を走行す る際の泥しぶき及び水しぶきに起因するミストの停滞量、すなわち付着量と密接 に関連していると判断できる。従って、上述した3つの試験結果を比較すると、 ダブルアッパーコーナーベーン4を取付けた図3の場合において、バン1背面の 略上半分に全く煙の停滞していない領域(すなわちエアカーテンの形成)が認め られ、しかも下半分の領域も他の場合よりかなり明るくなっており、ダブルアッ パーコーナーベーン4がバン1背面の泥付着防止に有効なことがわかる。なお、 シングルコーナーベーン27を取付けた場合も、無対策のオリジナル車両と比較 して、バン1背面がかなり明るくなっている。
【0014】 以上の実施例においては、駆動源としてモータ10を使用するものであったが 、他の実施例においては、油圧又はエアで作動するピストンを使用してもよい。 また、上述した駆動手段は、必要に応じて複数設けてもよく、特に、カムを使用 する場合はカム及びロッド等を適当なピッチで複数配設してもよい。さらにまた 、モータ10によるワイヤ巻取り方式や、モータ10によりカムを直接回動させ る駆動手段も可能である。なお、上述した第2実施例においては、第2アッパー ベーン6を固定して第1アッパーベーン5を可動にしたが、他の実施例において は、固定ベーンと可動ベーンを上下逆にしてもよい。
【0015】
【考案の効果】
前述した本考案の可動式ダブルアッパーコーナーベーン構造によれば、路面状 況に応じて泥はね対策位置又はCd値優先位置を適宜選択して切換えることがで きるので、泥はねのない乾いた路面を走行する際に無意味にCd値を悪化させて 燃費を落とすことがなくなり、また、濡れた路面ではダブルアッパーコーナーベ ーンの作用によって泥付着量を大幅に低減できるので、バン型車両の商品性向上 に大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による可動式ダブルアッパーコーナーベ
ーン構造の一実施例を示す要部断面(図10(a)のA
−A断面)図である。
【図2】本考案による他の実施例を示す要部断面(図1
0(a)のA−A断面)図である。
【図3】ダブルアッパーコーナーベーンの泥付着防止作
用を示す風洞試験煙濃淡処理結果の図である。
【図4】シングルアッパーコーナーベーン取付け車両の
風洞試験煙濃淡処理結果を示す図である。
【図5】オリジナル車両(無対策)の風洞試験煙濃淡処
理結果を示す図である。
【図6】オリジナル形状のバン型トラックを示す斜視図
である。
【図7】バン背面の周囲にキャビティを設けた従来対策
を示す図である。
【図8】バン背面の下方にタレゴムを取付けた従来対策
を示す図である。
【図9】泥付着の処理結果を示す図で、(a)はオリジ
ナル形状(無対策車)、(b)はキャビティを設けた場
合、(c)はタレゴムを取付けた場合を各々示してい
る。
【図10】ダブルアッパーコーナーベーンを取付けたバ
ン型トラックを示しており、(a)は後部外観斜視図、
(b)は(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 バン 4 ダブルアッパーコーナーベーン 5 第1アッパーベーン 6 第2アッパーベーン 7 ロッド 8 ラック 9,24,25 ギア 10 モータ 11,20 スリーブ 12,14,21 つば 13,15,22 ばね 23 カム 26 シャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面に略垂直な壁面が形成されるバン型車
    両の背面上部角部に設けられ、バンの幅と略同じ長さを
    有してバン上方の走行風をバン背面へと導く第1アッパ
    ーベーン及び第2アッパーベーンより成るダブルアッパ
    ーコーナーベーンの少なくともいずれか一方を駆動手段
    と連結し、前記第1アッパーベーンと第2アッパーベー
    ンとの間に所定の間隙を形成する泥はね対策位置と、前
    記第1アッパーベーンと第2アッパーベーンとを一体化
    してバン壁面に密着させるか、あるいは、前記第1アッ
    パーベーンと第2アッパーベーンとを一体化してシング
    ルアッパーコーナーベーンとするCd値優先位置とを切
    換えうるように構成したことを特徴とする可動式ダブル
    アッパーコーナーベーン構造。
JP1992016558U 1992-02-20 1992-02-20 可動式ダブルアッパーコーナーベーン構造 Expired - Lifetime JP2576524Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS633566U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11

Patent Citations (1)

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JPS633566U (ja) * 1986-06-25 1988-01-11

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