JPH0566650U - X線フイルム包装体 - Google Patents

X線フイルム包装体

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JPH0566650U
JPH0566650U JP1555292U JP1555292U JPH0566650U JP H0566650 U JPH0566650 U JP H0566650U JP 1555292 U JP1555292 U JP 1555292U JP 1555292 U JP1555292 U JP 1555292U JP H0566650 U JPH0566650 U JP H0566650U
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弘之 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像処理液注入体の挿入を円滑にし、しかも
光線や湿気の侵入を防止することができるX線フィルム
包装体を提供すること。 【構成】 X線フィルムは、その一方の面を覆う第1の
シート、他方の面を残部を残して覆う第2のシート3お
よび当該残部と第2のシートを覆う第3のシート4で封
入されている。各シートには柔軟な合成樹脂シートが用
いられている。第2のシート3と第3のシート4を溶着
部11、12、13で溶着することにより、一方端が封
じられた通路14が形成される。通路14を形成する第
3のシート4に切断部15が設けられる。切断部15に
現像処理液の注入体の先端を挿入することにより、現像
処理液が注入される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、X線撮影に用いられるフィルムを封入した包装体に関し、特に歯科 用に好適なX線フィルム包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線フィルム包装体は、X線フィルムを、光線は遮断するがX線は透過する物 質、例えば合成樹脂のシートで作られた袋に封入して構成される。このようなX 線フィルム包装体としては種々の形態のものがあるが、X線撮影後の現像処理に 便利なものとして、例えば、特開昭61−156114号公報に示されるような X線フィルム包装体が提案されている。これを図により説明する。
【0003】 図2は歯科用X線フィルム包装体の基本構成の平面図、図3は図2に示す線I II−IIIに沿う断面図である。各図で、1は歯科用X線フィルム(以下、単 にフィルムという)、2はフィルム1の周縁より僅かに大きな周縁を有しフィル ム1の下面を覆う第1のシートである。3は図でフィルム1の右方端部付近に残 部1aを残してフィルム1の上面のその他の部分を覆う第2のシートであり、そ の上、下および図の左側の周縁は第1のシート2とほぼ同一の大きさを有する。 4は第2のシート3およびフィルム1の残部1aを覆う第3のシートであり、そ の上、下および図の右側の周縁は第1のシート2とほぼ同一の大きさを有する。 しかし、当該第3のシート4の、図で左側縁部4dは第1のシート2の縁部2d および第2のシート3の縁部3dより僅かに短い。第1のシート2の縁部2aと 第3のシート4の縁部4aが溶着され、又、第1のシート2の縁部2b、2c、 第2のシート3の縁部3b、3c(いずれの縁部も図には現れていない)、第3 のシート4の縁部4b、4cが溶着され、さらに、第1のシート2の縁部2dと 第2のシート3の縁部3dが溶着される。 なお、これら第1のシート2、第2のシート3および第3のシート4は一枚の シートを折り畳んで構成することもできる。
【0004】 以上の構成において、フィルム1の下面は第1のシート2で覆われ、上面は第 2のシート3と第3のシート4で覆われる。そして、フィルム1は第2のシート 3と第3のシート4との間隙を介して外部と通じている。このような基本構成に 対して、光線や湿気の侵入を防ぎ、かつ、X線撮影後の現像処理に便利なように 、第2のシート2と第3のシート4とにより通路が形成される。これを図3およ び図5により説明する。
【0005】 図4は従来の歯科用X線フィルム包装体の平面図、図5は図4に示す線V−V に沿う断面図である。各図で、図2および図3に示す部分と同一部分には同一符 号が付してある。5、6はそれぞれ第2のシート3と第3のシート4とを溶着す る第1の溶着部および第2の溶着部である。第1の溶着部5は第3のシート4の 縁部4dの隅部付近から各シートの下方縁部2c、3c、4cの方に向かって斜 めに延びる傾斜線5aと、この傾斜線5aと連続し、フィルム1の残部1aの近 くにおいて上方に折り返されて縁部4bに達する折り返し線5bとで形成され ている。 又、第2の溶着部6は第1の溶着部5の傾斜線5aとほぼ平行な傾斜線6aと 、この傾斜線6aと連続し、第1の溶着部5の折り返し線5bの折り返し点より 手前で下方に折り返されて縁部4cに達する折り返し線6bとで形成されている 。傾斜線5a、6a折り返し線5b、6bに沿って第2のシート3と第3のシー ト4とが溶着されていることになる。
【0006】 7は傾斜線5aと傾斜線6aとの間に形成された通路、8は折り返し線6bの 折り返しにより通路7が終了する開放部である。9は通路7の中途に設けられた 遮断部であり、通路7を横切って第2のシート3と第3のシート4とを接着力の 弱い接着剤で接着することにより形成される。
【0007】 上記の構成から明らかなように、第1の溶着部5と第2の溶着部6が形成され ることにより、フィルム1と外部とは通路7のみにより通じることになり、通路 7に形成された遮断部9により、フィルム1は完全に遮断され、第1のシート2 、第2のシート3および第3のシート4により密封されることになる。
【0008】 この歯科用X線フィルム包装体を用いてX線撮影を行った後、現像処理は次の ようにして行われる。即ち、注射器に現像液を注入し、針を通路7に挿入する。 この際、第3のシート4の縁部4dは第2のシート3の縁部3dより僅かに短く 形成されているので、通路7の入口も明確であり、針の挿入は極めて容易になさ れる。針の挿入を進めると、接着力の弱い接着剤で接着された遮断部9の接着は 直ちに剥がされ、通路7は開通する。さらに針を挿入してゆくと、針の先端は通 路7を抜けて開放部8に達する。針の先端が開放部8に達したところで現像液を 放出すると、現像液はフィルム1の残部1aから第2のシート3とフィルム1と の間に入り込み、これにより現像が行われる。定着液の注入も同様の手段で行わ れる。現像処理後は、第3のシート4を引き剥がすことにより容易にフィルム1 を取り出すことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の歯科用X線フィルム包装体は、上述のように、X線撮影後の現像、 定着処理に便利な構成となっている。しかしながら、処理液を注入するとき、注 入体の先端で遮断部9を押し開く必要があり、この遮断部9に弱い接着力の接着 剤を用いても、注入体の挿入に円滑さを欠くのを免れることはできない。特に、 注入体に注射器を用いた場合、針の先端が遮断部9の部分で第2のシートを突き 破ってフィルム1を傷つける危険があった。
【0010】 このような危険を避けるため、遮断部9を形成せず、通路7の両方端を開放端 とし、柔軟な合成樹脂で作られた第2のシート3と第3のシート4との密着力に より光線や湿気の侵入を防止するという提案もなされているが、光線が強い場合 や湿気が多い場合にはこれらを確実に遮断できないおそれがある。
【0011】 本考案の目的は、上記従来技術における課題を解決し、現像処理液の注入体を 円滑に挿入することができ、しかも光線や湿気を充分に遮断することができるX 線フィルム包装体を提供するにある。
【0012】 上記の目的を達成するため、本考案は、X線フィルムと、このX線フィルムの 一方の面の全面を覆う柔軟な合成樹脂の第1のシートと、前記X線フィルムの他 方の面をその一部を残して覆う柔軟な合成樹脂の第2のシートと、前記X線フィ ルムの残った部分と前記第2のシートとを覆う柔軟な合成樹脂の第3のシートと を備え、前記第1のシート、前記第2のシートおよび前記第3のシートを前記X 線フィルムの周縁に沿って封着することにより当該X線フィルムを封入するX線 フィルム包装体において、前記第2のシートと前記第3のシートとを溶着するこ とにより、一方が前記X線フィルムの前記第2のシートで覆われていない部分に 開口し他方が封じられている通路を形成するとともに、この通路を形成している 前記第3のシートに切断線を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】
X線撮影後、注射器等の注入体を切断線から通路に挿入し、通路を介して現像 処理液を注入する。この場合、通路には遮断部が存在しないので、注入体の挿入 は何らの引っ掛かりもなく円滑に行うことができる。又、当該切断線は通路を形 成する第3のシートに単に切込みをつけて形成するので、第3のシートの両切断 縁は切断後密接に接合し、かつ、通路を形成する第2のシートと第3のシートと の密着性により、光線や湿気の侵入は充分に防止される。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装体の平面図である。図で 、図4および図5に示す部分と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。 11、12は第2のシート3と第3のシート4とを溶着する溶着部、12a、1 2bは溶着部11、12の傾斜線、11b、12bは溶着部11、12の折り返 し線であり、それぞれ図4に示す溶着部5、6、傾斜線5a、6a、折り返し線 5b、6bに相当する。13は溶着部11、12に連続する溶着部、14は溶着 部11、12、13により第2のシート3と第3のシート4とで形成される通路 である。通路14が図4および図5に示す従来の通路7と異なるのは、開放部分 8の反対端が溶着部13により封じられている点にある。15は通路14を形成 する第3のシート4に設けられた切断線である。この切断線15は第3のシート 4を通路14の幅方向に沿って単に切り込みを付けただけで形成される。
【0015】 上記図1に示す歯科用X線フィルム包装体を用いて歯のX線撮影を行った後、 現像処理を行う場合には、処理液を入れた注射器等の注入体の先端を切断線15 から通路14に挿入し、処理液を通路14を介して又は直接開放部8に注入する 。これにより、処理液は開放部8を通ってフィルム1の両面部分に侵入し、現像 処理がなされる。現像処理後、第3のシート4を剥ぎ取ることにより、現像処理 されたフィルム1が取り出される。
【0016】 このように、本実施例では、一方端を封じた通路を形成し、その通路の上側シ ートに切断線を設けるのみの構成とし、遮断部を排除したので、注入体通路への 挿入を円滑に行うことができる。又、切断線はシートを切断して形成されるので 、切断両端は切断後密接し、通路を形成する各シートの密着性と相俟って、光線 や湿気の通路からの侵入を充分に防止することができる。
【0017】 なお、上記実施例の説明では、切断線15は通路14の幅方向に形成されてい る例を示して説明したが、切断線は通路14に沿う方向、又は通路14を斜めに 横切る方向であっても差し支えない。又、図示の実施例の場合、切断線15の長 さは通路14の幅とほぼ同一長さとされているが、注入体の先端を挿入できる大 きさであれば、図示の場合より短くすることもできる。なお又、上記実施例の説 明では、歯科用X線フィルム包装体について説明したが、歯科用に限ることはな く、他の用途のX線フィルム包装1にも適用することができる。
【0018】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案では、第2のシートと第3のシートで形成される通 路の一方端を封じ、通路を形成する第3のシートに切断線を設けたので、注入体 の通路への挿入を円滑に行うことができる。又、切断線はシートを切断して形成 されるので、切断両端は切断後密接し、通路を形成する各シートの密着性と相俟 って、光線や湿気の通路からの侵入を充分に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装
体の平面図である。
【図2】歯科用X線フィルム包装体の基本構成の平面図
である。
【図3】図2に示す歯科用X線フィルム包装体の断面図
である。
【図4】従来の歯科用X線フィルム包装体の平面図であ
る。
【図5】図4に示す歯科用X線フィルムの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルム 2 第1のシート 3 第2のシート 4 第3のシート 11、12、13 溶着部 14 通路 15 切断部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線フィルムと、このX線フィルムの一
    方の面の全面を覆う柔軟な合成樹脂の第1のシートと、
    前記X線フィルムの他方の面をその一部を残して覆う柔
    軟な合成樹脂の第2のシートと、前記X線フィルムの残
    った部分と前記第2のシートとを覆う柔軟な合成樹脂の
    第3のシートとを備え、前記第1のシート、前記第2の
    シートおよび前記第3のシートを前記X線フィルムの周
    縁に沿って封着することにより当該X線フィルムを封入
    するX線フィルム包装体において、前記第2のシートと
    前記第3のシートとを溶着することにより、一方が前記
    X線フィルムの前記第2のシートで覆われていない部分
    に開口し他方が封じられている通路を形成するととも
    に、この通路を形成している前記第3のシートに切断線
    を設けたことを特徴とするX線フィルム包装体。
JP1555292U 1992-02-07 1992-02-07 X線フイルム包装体 Expired - Lifetime JPH0610365Y2 (ja)

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JPH0566650U true JPH0566650U (ja) 1993-09-03
JPH0610365Y2 JPH0610365Y2 (ja) 1994-03-16

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