JPH056863A - 半導体装置用基板及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置用基板及びその製造方法Info
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- JPH056863A JPH056863A JP3156591A JP15659191A JPH056863A JP H056863 A JPH056863 A JP H056863A JP 3156591 A JP3156591 A JP 3156591A JP 15659191 A JP15659191 A JP 15659191A JP H056863 A JPH056863 A JP H056863A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的低濃度で深くイオン注入した後、RT
Aによりアニールする場合においても局所的な歪みが生
じない半導体装置用基板を提供する 【構成】 半絶縁性GaAs基板1の能動層部2に28S
i+をイオン注入し、非能動層部3に31P+を注入する。
その後RTA装置により熱処理することにより能動層部
を活性化する。このように能動層部及び非能動層部に不
純物をイオン注入すると発生する結晶欠陥の量が能動層
部と非能動層部でほぼ同じになるため、熱処理したとき
の基板の発熱量が均一になり局所的な歪みが生じない。
Aによりアニールする場合においても局所的な歪みが生
じない半導体装置用基板を提供する 【構成】 半絶縁性GaAs基板1の能動層部2に28S
i+をイオン注入し、非能動層部3に31P+を注入する。
その後RTA装置により熱処理することにより能動層部
を活性化する。このように能動層部及び非能動層部に不
純物をイオン注入すると発生する結晶欠陥の量が能動層
部と非能動層部でほぼ同じになるため、熱処理したとき
の基板の発熱量が均一になり局所的な歪みが生じない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に用いる基板
に関する。さらに詳しくは、パワー用FET、ホール素
子等に用いる基板に関する。
に関する。さらに詳しくは、パワー用FET、ホール素
子等に用いる基板に関する。
【0002】
【従来の技術】高速、高周波デバイスに適する半導体
は、電子の移動度及び飽和ドリフト速度が大きくなけれ
ばならない。その代表としては、ヒ化ガリウム(GaA
s)がある。GaAsはSiに比べて優れた物理的性質
をもっているため、現在LSI化の研究が活発に行われ
ている。まず、高純度GaAs中における電子の移動度
は、Si中よりも4〜5倍程度大きい。また、ドリフト
速度も、そのピーク速度がSiの約2倍程度大きい。し
かも、電子の移動度が大きいために、ピークに達する電
界の強さがSiに比べて小さい。これらの諸性質は、い
ずれも高速、高周波デバイスの作成に適している。従っ
て、本明細書では、以下、GaAsの場合を例にとって
発明の内容について説明する。
は、電子の移動度及び飽和ドリフト速度が大きくなけれ
ばならない。その代表としては、ヒ化ガリウム(GaA
s)がある。GaAsはSiに比べて優れた物理的性質
をもっているため、現在LSI化の研究が活発に行われ
ている。まず、高純度GaAs中における電子の移動度
は、Si中よりも4〜5倍程度大きい。また、ドリフト
速度も、そのピーク速度がSiの約2倍程度大きい。し
かも、電子の移動度が大きいために、ピークに達する電
界の強さがSiに比べて小さい。これらの諸性質は、い
ずれも高速、高周波デバイスの作成に適している。従っ
て、本明細書では、以下、GaAsの場合を例にとって
発明の内容について説明する。
【0003】GaAsを用いて、トランジスタや集積回
路を作製する場合、寄生容量が低減でき、素子間分離が
容易である等の理由から半絶縁性基板が用いられる。こ
の半絶縁性基板を用いて、その上にトランジスタや集積
回路を作成する場合、基板表面に能動層を形成しなけれ
ばならない。この能動層の形成には、イオン注入法が用
いられ、さらに800℃以上のアニールを行って注入し
た不純物を電気的に活性化する必要がある。前記アニー
ルはGaAsLSIの製造工程の中でも最も高温を必要
とするが、現在、広く用いられている方法として、抵抗
加熱方式の電気炉を用いる方法がある。この方法はプロ
セスの安定性、均一性に優れているが、装置の熱容量が
大きいため、制御可能な最短熱処理時間が数分から数十
分かかる。このようにアニールの時間が長いと注入不純
物の縦方向、横方向の熱拡散や耐熱ゲート金属とGaA
s間の相互作用を助長する等の原因となり、高性能化、
大規模化を図るうえでの障害となる。
路を作製する場合、寄生容量が低減でき、素子間分離が
容易である等の理由から半絶縁性基板が用いられる。こ
の半絶縁性基板を用いて、その上にトランジスタや集積
回路を作成する場合、基板表面に能動層を形成しなけれ
ばならない。この能動層の形成には、イオン注入法が用
いられ、さらに800℃以上のアニールを行って注入し
た不純物を電気的に活性化する必要がある。前記アニー
ルはGaAsLSIの製造工程の中でも最も高温を必要
とするが、現在、広く用いられている方法として、抵抗
加熱方式の電気炉を用いる方法がある。この方法はプロ
セスの安定性、均一性に優れているが、装置の熱容量が
大きいため、制御可能な最短熱処理時間が数分から数十
分かかる。このようにアニールの時間が長いと注入不純
物の縦方向、横方向の熱拡散や耐熱ゲート金属とGaA
s間の相互作用を助長する等の原因となり、高性能化、
大規模化を図るうえでの障害となる。
【0004】近年、赤外線ランプを用いた短時間アニー
ル法(Rapid ThermalAnneal:以下
RTA)により迅速かつ均一にアニールが行えるように
なった。RTAでは、赤外線ランプによって赤外線を直
接基板に照射し、その赤外線エネルギーを分子(あるい
は原子)に直接吸収させて加熱を行うが、秒単位のアニ
ールを行うことが可能となる。従って、電気炉を用いた
熱処理に比べて熱拡散が抑制され、基板内で急峻な不純
物分布が得られるという特徴を有する。また、RTAは
LSI用FETに用いられる比較的浅く高濃度のイオン
注入層だけでなく、特にホール素子やパワー用FETに
用いられる深く低濃度のイオン注入層に対して有効であ
る(中川他「GaAs n型層形成に及ぼす加熱速度の
効果」、89春応物3p−V−3)。
ル法(Rapid ThermalAnneal:以下
RTA)により迅速かつ均一にアニールが行えるように
なった。RTAでは、赤外線ランプによって赤外線を直
接基板に照射し、その赤外線エネルギーを分子(あるい
は原子)に直接吸収させて加熱を行うが、秒単位のアニ
ールを行うことが可能となる。従って、電気炉を用いた
熱処理に比べて熱拡散が抑制され、基板内で急峻な不純
物分布が得られるという特徴を有する。また、RTAは
LSI用FETに用いられる比較的浅く高濃度のイオン
注入層だけでなく、特にホール素子やパワー用FETに
用いられる深く低濃度のイオン注入層に対して有効であ
る(中川他「GaAs n型層形成に及ぼす加熱速度の
効果」、89春応物3p−V−3)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】RTAによるアニール
では赤外線ランプにより半導体基板に光を照射すると、
まず半導体基板の基礎吸収端による光吸収のためゆっく
り加熱される。同時に基板内の自由キャリアの吸収によ
る加熱も行われる。次にランプの色温度の上昇により急
速に加熱されるが、この際イオン注入層のキャリア濃度
の増加や基礎吸収端の長波長側へのシフトによっても温
度は上昇する。
では赤外線ランプにより半導体基板に光を照射すると、
まず半導体基板の基礎吸収端による光吸収のためゆっく
り加熱される。同時に基板内の自由キャリアの吸収によ
る加熱も行われる。次にランプの色温度の上昇により急
速に加熱されるが、この際イオン注入層のキャリア濃度
の増加や基礎吸収端の長波長側へのシフトによっても温
度は上昇する。
【0006】発明者らはRTAによる活性化過程の研究
を行い、半導体基板の温度上昇は上述の原因のほかにイ
オン注入により半導体基板に導入される結晶欠陥も光を
吸収して発熱することを発見し、さらに、この発熱量は
イオン注入による結晶欠陥の量が多いほど大きいことを
発見した(福山他「RTAによるイオン注入GaAs層
の活性化過程」、91春応物30P−K−7)。
を行い、半導体基板の温度上昇は上述の原因のほかにイ
オン注入により半導体基板に導入される結晶欠陥も光を
吸収して発熱することを発見し、さらに、この発熱量は
イオン注入による結晶欠陥の量が多いほど大きいことを
発見した(福山他「RTAによるイオン注入GaAs層
の活性化過程」、91春応物30P−K−7)。
【0007】LSI用FETに用いられるような比較的
高濃度で浅くイオン注入する場合には以下のような問題
は発生しないが、例えば、パワー用FETに用いられる
図2(a)に示すような半導体基板20では、FETの
能動層であるn層21や高濃度層であるn+層22はイ
オン注入により結晶欠陥が導入されているため、アニー
ルするとイオン注入されていない非能動層23に比べて
発熱量が大きくなる。特にRTA装置は10秒程度で急
速に昇温、降温するため発熱量の不均一性により半導体
基板に熱歪みが生じ、図2(b)に示したように局所的
に変形する。このように局所的に変形が生じるとマスク
のアライメント精度が悪くなるためゲート電極の位置が
ばらつき、素子特性の低下と素子間の不均一を招く。ま
たMESFETではピエゾ効果による電荷が発生した
り、移動度が低下したりするため、所望のFET特性が
得られなくなる等の問題が発生する。尚、図2(a)に
おいて、24はハロゲンランプであり25は赤外線であ
る。
高濃度で浅くイオン注入する場合には以下のような問題
は発生しないが、例えば、パワー用FETに用いられる
図2(a)に示すような半導体基板20では、FETの
能動層であるn層21や高濃度層であるn+層22はイ
オン注入により結晶欠陥が導入されているため、アニー
ルするとイオン注入されていない非能動層23に比べて
発熱量が大きくなる。特にRTA装置は10秒程度で急
速に昇温、降温するため発熱量の不均一性により半導体
基板に熱歪みが生じ、図2(b)に示したように局所的
に変形する。このように局所的に変形が生じるとマスク
のアライメント精度が悪くなるためゲート電極の位置が
ばらつき、素子特性の低下と素子間の不均一を招く。ま
たMESFETではピエゾ効果による電荷が発生した
り、移動度が低下したりするため、所望のFET特性が
得られなくなる等の問題が発生する。尚、図2(a)に
おいて、24はハロゲンランプであり25は赤外線であ
る。
【0008】本発明は、RTA装置によりアニールする
場合においても局所的な歪みが生じない半導体装置用基
板を提供することを目的とする。
場合においても局所的な歪みが生じない半導体装置用基
板を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置に
用いる半導体基板であって、能動層部及び非能動層部に
不純物が添加されていることを特徴とする。また、本発
明は前記非能動層部の不純物が半導体基板に対して電気
的に不活性であることを特徴とする。さらに、前記半導
体装置用基板の製造方法は、能動層部に不純物を添加す
る工程と、非能動層部に不純物を添加する工程と、半導
体基板を加熱処理する工程とからなることを特徴とす
る。
用いる半導体基板であって、能動層部及び非能動層部に
不純物が添加されていることを特徴とする。また、本発
明は前記非能動層部の不純物が半導体基板に対して電気
的に不活性であることを特徴とする。さらに、前記半導
体装置用基板の製造方法は、能動層部に不純物を添加す
る工程と、非能動層部に不純物を添加する工程と、半導
体基板を加熱処理する工程とからなることを特徴とす
る。
【0010】上記半導体装置用基板の材料としてはIII
−V族半導体、IV族半導体、II−VI族半導体等が使用さ
れる。また、能動層部に添加される不純物イオンとして
は、基板に対して電気的に活性なイオンが使用される
が、III−V族の半導体基板に対してはII族イオン、28
Si+等のIV族イオン、32S+、79Se+等のVI族イオ
ン、IV族半導体基板に対しては11B+等のIII族イオン、
31P+、75As+等のV族イオン、II−VI族半導体に対し
てはI族イオン、III族イオン、V族イオン、VII族イオ
ンが使用される。
−V族半導体、IV族半導体、II−VI族半導体等が使用さ
れる。また、能動層部に添加される不純物イオンとして
は、基板に対して電気的に活性なイオンが使用される
が、III−V族の半導体基板に対してはII族イオン、28
Si+等のIV族イオン、32S+、79Se+等のVI族イオ
ン、IV族半導体基板に対しては11B+等のIII族イオン、
31P+、75As+等のV族イオン、II−VI族半導体に対し
てはI族イオン、III族イオン、V族イオン、VII族イオ
ンが使用される。
【0011】非能動層部に使用される不純物イオンとし
ては、基板に対して電気的に不活性なイオンが好まし
く、III−V族の半導体基板に対してはIII族イオン、V
族イオン、IV族半導体基板に対してはIV族イオン、II−
VI族半導体に対してはII族イオン、VI族イオンが使用さ
れる。また、上記のそれぞれの基板に対して40Ar+、4
He+等の不活性ガスイオンが用いられる。
ては、基板に対して電気的に不活性なイオンが好まし
く、III−V族の半導体基板に対してはIII族イオン、V
族イオン、IV族半導体基板に対してはIV族イオン、II−
VI族半導体に対してはII族イオン、VI族イオンが使用さ
れる。また、上記のそれぞれの基板に対して40Ar+、4
He+等の不活性ガスイオンが用いられる。
【0012】
【作用】本発明では、非能動層に不純物イオンを注入す
ることにより、能動層と同程度の結晶欠陥を形成させて
いるため、能動層を活性化する際のアニール工程におい
て、非能動層と能動層の発熱量をほぼ同じにすることが
できる。従って、表面に歪みのない、半導体装置用基板
を得ることができる。
ることにより、能動層と同程度の結晶欠陥を形成させて
いるため、能動層を活性化する際のアニール工程におい
て、非能動層と能動層の発熱量をほぼ同じにすることが
できる。従って、表面に歪みのない、半導体装置用基板
を得ることができる。
【0013】
【実施例】<実施例1>以下本発明の1実施例について
図面を用いて説明する。図1は本発明の半導体基板であ
り、1は半絶縁性GaAs基板(以下GaAs基板)、
2は前記GaAs基板に28Si+をドープした能動層で
あり、3は31P+をドープした非能動層である。
図面を用いて説明する。図1は本発明の半導体基板であ
り、1は半絶縁性GaAs基板(以下GaAs基板)、
2は前記GaAs基板に28Si+をドープした能動層で
あり、3は31P+をドープした非能動層である。
【0014】上記の半導体装置用基板の製造方法につい
て、図4(a)乃至(d)に基づいて説明する。まず図
4(a)において、GaAs基板1上にポジレジスト4
であるOFPR−800(東京応化製)を形成し、フォ
トリソグラフィーによりパターニングした後、能動層部
2にGaAs基板1に対して電気的に活性な28Si+
5をイオン注入する。この時のイオン注入は2段階で行
い、注入条件は、1回目はドーズ量2.0×1013cm
-2、加速エネルギー50kev、2回目はドーズ量6.
0×1013cm-2、加速エネルギー100kevで行っ
た。
て、図4(a)乃至(d)に基づいて説明する。まず図
4(a)において、GaAs基板1上にポジレジスト4
であるOFPR−800(東京応化製)を形成し、フォ
トリソグラフィーによりパターニングした後、能動層部
2にGaAs基板1に対して電気的に活性な28Si+
5をイオン注入する。この時のイオン注入は2段階で行
い、注入条件は、1回目はドーズ量2.0×1013cm
-2、加速エネルギー50kev、2回目はドーズ量6.
0×1013cm-2、加速エネルギー100kevで行っ
た。
【0015】次に図4(b)において、ポジレジスト4
を取り除いた後ネガレジスト6であるLMR(富士薬品
製)を塗布し、能動層部2に用いたのと同じマスクを用
いてフォトリソグラフィーによりパターニングする。そ
して、GaAs基板1に対して不活性な31P+7を注入
する。このときのイオン注入は上記28Si+5と同様2
段階で行い、注入条件も同一とした。続いて、ネガレジ
スト6を除去した後RTA装置によりアニールを行い、
能動層部2の活性化をする。本実施例では、変形のない
表面の平坦な変形のない半導体装置用基板を得ることが
できた。図3にエリプソメトリにより測定した本実施例
の半導体装置用基板表面の消衰係数分布図を示す。
を取り除いた後ネガレジスト6であるLMR(富士薬品
製)を塗布し、能動層部2に用いたのと同じマスクを用
いてフォトリソグラフィーによりパターニングする。そ
して、GaAs基板1に対して不活性な31P+7を注入
する。このときのイオン注入は上記28Si+5と同様2
段階で行い、注入条件も同一とした。続いて、ネガレジ
スト6を除去した後RTA装置によりアニールを行い、
能動層部2の活性化をする。本実施例では、変形のない
表面の平坦な変形のない半導体装置用基板を得ることが
できた。図3にエリプソメトリにより測定した本実施例
の半導体装置用基板表面の消衰係数分布図を示す。
【0016】図3(a)は消衰係数分布の平面図であ
り、図3(b)はその斜視図である。図3(a)及び
(b)から明らかなように本実施例の半導体基板の表面
は平坦な事がわかる。
り、図3(b)はその斜視図である。図3(a)及び
(b)から明らかなように本実施例の半導体基板の表面
は平坦な事がわかる。
【0017】本実施例により作製した半導体基板を用い
て半導体装置を作製した例を図5に示す。図5におい
て、51はソース電極、53はドレイン電極、52はゲ
ート電極である。尚、図5において図1と同一の部分は
同一の符号を付して説明を省略する。図5の半導体装置
では基板の歪みによるゲート電極の位置のずれが発生し
ないので素子特性の低下が発生しない。本実施例のイオ
ン注入条件及び結果を表1の実施例1の欄に示す。ま
た、能動層部に28Si+をイオン注入した条件を表1の
No.0の欄に示す。
て半導体装置を作製した例を図5に示す。図5におい
て、51はソース電極、53はドレイン電極、52はゲ
ート電極である。尚、図5において図1と同一の部分は
同一の符号を付して説明を省略する。図5の半導体装置
では基板の歪みによるゲート電極の位置のずれが発生し
ないので素子特性の低下が発生しない。本実施例のイオ
ン注入条件及び結果を表1の実施例1の欄に示す。ま
た、能動層部に28Si+をイオン注入した条件を表1の
No.0の欄に示す。
【0018】<実施例2〜3>非能動層に31P+を添加
する際のイオン注入条件を変えたということ以外は実施
例1と同様にして半導体基板を作製した他の実施例のイ
オン注入条件及び実験結果を表1の実施例2〜3の欄に
示す。
する際のイオン注入条件を変えたということ以外は実施
例1と同様にして半導体基板を作製した他の実施例のイ
オン注入条件及び実験結果を表1の実施例2〜3の欄に
示す。
【0019】<比較例1、2>非能動層に31P+を添加
する際のイオン注入条件を変えたということ以外は実施
例1と同様にして半導体基板を作製した比較例のイオン
注入条件及び実験結果を表1の比較例1〜2の欄に示
す。また、比較例1により作製した半導体装置用基板の
表面形状をエリプソメトリにより評価した消衰係数分布
図を図6(a)及び(b)に示す。図6(a)は消衰係
数分布の平面図であり、図6(b)はその斜視図であ
る。図6(b)は凹凸の激しい分布になっているが、こ
れはGaAs基板表面の変形のため、エリプソメトリで
用いるレーザ光が著しく偏光されているためである。
する際のイオン注入条件を変えたということ以外は実施
例1と同様にして半導体基板を作製した比較例のイオン
注入条件及び実験結果を表1の比較例1〜2の欄に示
す。また、比較例1により作製した半導体装置用基板の
表面形状をエリプソメトリにより評価した消衰係数分布
図を図6(a)及び(b)に示す。図6(a)は消衰係
数分布の平面図であり、図6(b)はその斜視図であ
る。図6(b)は凹凸の激しい分布になっているが、こ
れはGaAs基板表面の変形のため、エリプソメトリで
用いるレーザ光が著しく偏光されているためである。
【0020】
【表1】
【0021】表1から(加速エネルギー×ドーズ量)の
総和の値が能動層と非能動層においてほぼ等しい場合に
半導体基板が変形していないことが分かる。即ち、(加
速エネルギー×ドーズ量)の総和を制御することにより
結晶欠陥の量が制御できる。実施例1〜3では、31P+
は能動層部に用いた28Si+と質量数が近いため、能動
層部及び非能動層部の(加速エネルギー×ドーズ量)を
ほぼ同じにすれば、28Si+のイオン注入条件を変えた
場合においても両者に簡単に同程度の結晶欠陥を形成さ
せることができ基板の変形を防ぐことができる。
総和の値が能動層と非能動層においてほぼ等しい場合に
半導体基板が変形していないことが分かる。即ち、(加
速エネルギー×ドーズ量)の総和を制御することにより
結晶欠陥の量が制御できる。実施例1〜3では、31P+
は能動層部に用いた28Si+と質量数が近いため、能動
層部及び非能動層部の(加速エネルギー×ドーズ量)を
ほぼ同じにすれば、28Si+のイオン注入条件を変えた
場合においても両者に簡単に同程度の結晶欠陥を形成さ
せることができ基板の変形を防ぐことができる。
【0022】<実施例4>以下に本発明の他の実施例と
して、能動層部に添加する不純物として28Si+を用
い、非能動層部に添加する不純物として40Ar+を用い
た半導体装置用基板について述べる。
して、能動層部に添加する不純物として28Si+を用
い、非能動層部に添加する不純物として40Ar+を用い
た半導体装置用基板について述べる。
【0023】本実施例の半導体装置用基板は非能動層に
添加されている不純物が40Ar+であるということ以外
は実施例1と同様の構造である。製造方法についても40
Ar+を非能動層部に添加する際にイオン注入を加速エ
ネルギー100kev、ドーズ量5.0×1013の条件
で行った以外は実施例1と同様にした。本実施例を表2
の実施例2の欄に示す。また、能動層に28Si+をイオ
ン注入した条件を表2のNo.0の欄に示す。
添加されている不純物が40Ar+であるということ以外
は実施例1と同様の構造である。製造方法についても40
Ar+を非能動層部に添加する際にイオン注入を加速エ
ネルギー100kev、ドーズ量5.0×1013の条件
で行った以外は実施例1と同様にした。本実施例を表2
の実施例2の欄に示す。また、能動層に28Si+をイオ
ン注入した条件を表2のNo.0の欄に示す。
【0024】<比較例3〜6>非能動層に40Ar+を添
加する際のイオン注入条件を変えた以外は本実施例と同
様にして半導体基板を作製した比較例のイオン注入条件
及び実験結果を表2の比較例3〜6の欄に示す。
加する際のイオン注入条件を変えた以外は本実施例と同
様にして半導体基板を作製した比較例のイオン注入条件
及び実験結果を表2の比較例3〜6の欄に示す。
【0025】
【表2】
【0026】実施例4のように、非能動層に40Ar+を
注入する際のイオン注入条件は能動層に28Si+を添加
したイオン注入条件よりも(加速エネルギー×ドーズ
量)の総和が小さくなければならないことが表2からわ
かる。これは実施例1の場合は能動層に添加する不純物
イオンと非能動層に添加する不純物イオンの質量がほぼ
同じなのに対して本実施例では非能動層に添加する不純
物イオンの方が重いため、同じイオン注入条件では非能
動層に形成される結晶欠陥が能動層に形成される結晶欠
陥の量が多くなるためである。従って、本実施例とは逆
に非能動層に能動層よりも軽い不純物イオンを添加した
場合には、非能動層に不純物を添加する際のイオン注入
条件は、(加速エネルギー×ドーズ量)の総和を能動層
よりも小さくしなければならない。 <比較例7>能動層にのみ不純物を添加し、非能動層に
は不純物を添加しない半導体装置用基板を作製した比較
例について述べる。本比較例の半導体装置の構造は、非
能動層に不純物を添加していないということ以外は図1
に示した実施例と同様であり、以下の方法で作製した。
注入する際のイオン注入条件は能動層に28Si+を添加
したイオン注入条件よりも(加速エネルギー×ドーズ
量)の総和が小さくなければならないことが表2からわ
かる。これは実施例1の場合は能動層に添加する不純物
イオンと非能動層に添加する不純物イオンの質量がほぼ
同じなのに対して本実施例では非能動層に添加する不純
物イオンの方が重いため、同じイオン注入条件では非能
動層に形成される結晶欠陥が能動層に形成される結晶欠
陥の量が多くなるためである。従って、本実施例とは逆
に非能動層に能動層よりも軽い不純物イオンを添加した
場合には、非能動層に不純物を添加する際のイオン注入
条件は、(加速エネルギー×ドーズ量)の総和を能動層
よりも小さくしなければならない。 <比較例7>能動層にのみ不純物を添加し、非能動層に
は不純物を添加しない半導体装置用基板を作製した比較
例について述べる。本比較例の半導体装置の構造は、非
能動層に不純物を添加していないということ以外は図1
に示した実施例と同様であり、以下の方法で作製した。
【0027】半絶縁性基板にフォトリソグラフィーによ
り非能動層部にマスクを形成し、マスクを形成していな
い能動層部にイオン注入により28Si+を添加した。こ
のときのイオン注入は2段階で行い、注入条件は、1回
目はドーズ量を2.0×1013、加速エネルギーを50
kev、2回目はド−ズ量を6.0×1013、加速エネ
ルギーを100kevで行った。その後、前記非能動層
部のマスクを除去し、RTA装置により能動層部の活性
化を行った。
り非能動層部にマスクを形成し、マスクを形成していな
い能動層部にイオン注入により28Si+を添加した。こ
のときのイオン注入は2段階で行い、注入条件は、1回
目はドーズ量を2.0×1013、加速エネルギーを50
kev、2回目はド−ズ量を6.0×1013、加速エネ
ルギーを100kevで行った。その後、前記非能動層
部のマスクを除去し、RTA装置により能動層部の活性
化を行った。
【0028】本比較例により作製した半導体基板の表面
をエリプソメトリにより評価したところ比較例1の半導
体基板同様、表面に局所的な歪みが形成されていた。
をエリプソメトリにより評価したところ比較例1の半導
体基板同様、表面に局所的な歪みが形成されていた。
【0029】本比較例を表3の比較例7の欄に示す。
【0030】<比較例8〜12>能動層部に不純物を添
加する際のイオン注入条件を変えた以外は比較例7と同
様にして半導体基板を作製した比較例のイオン注入条件
及び実験結果を表3の比較例8〜12の欄に示す。
加する際のイオン注入条件を変えた以外は比較例7と同
様にして半導体基板を作製した比較例のイオン注入条件
及び実験結果を表3の比較例8〜12の欄に示す。
【0031】
【表3】
【0032】表3から分かるようにLSI用FETに用
いる程度に不純物を比較的浅く高濃度にイオン注入した
場合には基板表面の歪みは生じないが(比較例9〜1
2)、パワー用FETやホール素子に用いる程度に不純
物を深く低濃度にイオン注入した場合には基板表面に歪
みが生じている。
いる程度に不純物を比較的浅く高濃度にイオン注入した
場合には基板表面の歪みは生じないが(比較例9〜1
2)、パワー用FETやホール素子に用いる程度に不純
物を深く低濃度にイオン注入した場合には基板表面に歪
みが生じている。
【0033】<比較例13>図7(a)及び図7(b)
にGaAs基板1の能動層部72と非能動層部73に28
Si+をイオン注入した比較例を示す。図7(a)にお
いて、能動層部72及び非能動層部73に28Si+を同
時にイオン注入した。このときのイオン注入は2段階で
行い、注入条件は1回目はドーズ量2.0×1013cm
-2、加速エネルギー50kev、2回目はドーズ量6.
0×1013cm-2、加速エネルギー100kevで行っ
た。
にGaAs基板1の能動層部72と非能動層部73に28
Si+をイオン注入した比較例を示す。図7(a)にお
いて、能動層部72及び非能動層部73に28Si+を同
時にイオン注入した。このときのイオン注入は2段階で
行い、注入条件は1回目はドーズ量2.0×1013cm
-2、加速エネルギー50kev、2回目はドーズ量6.
0×1013cm-2、加速エネルギー100kevで行っ
た。
【0034】次に、RTA装置によりアニールを行った
後、素子分離するためにフォトリソグラフィー法及びエ
ッチングにより非能動層部73を取り除いた(図7
(b))。
後、素子分離するためにフォトリソグラフィー法及びエ
ッチングにより非能動層部73を取り除いた(図7
(b))。
【0035】本比較例のように能動層部と非能動層部の
両方に、基板に対して活性なイオンを注入しても基板の
歪みは防止できるが、上述のようにRTA装置によりア
ニールした後に非能動層を取り除いたり、非能動層にH
+を注入したりして素子分離工程を追加する必要がある
ため、有用な方法ではない。
両方に、基板に対して活性なイオンを注入しても基板の
歪みは防止できるが、上述のようにRTA装置によりア
ニールした後に非能動層を取り除いたり、非能動層にH
+を注入したりして素子分離工程を追加する必要がある
ため、有用な方法ではない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、能動層を活性化する際
に、RTA装置によりアニールする場合においても局所
的な歪みが生じない半導体装置用基板を提供することが
できる。従って、前記半導体装置用基板を用いるとゲー
ト電極の位置のばらつきによる素子特性の不均一が発生
しない特性の良い半導体装置を得ることができる。
に、RTA装置によりアニールする場合においても局所
的な歪みが生じない半導体装置用基板を提供することが
できる。従って、前記半導体装置用基板を用いるとゲー
ト電極の位置のばらつきによる素子特性の不均一が発生
しない特性の良い半導体装置を得ることができる。
【図1】本発明の半導体装置用基板の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】従来の半導体装置用基板の断面図である。
【図3】本発明の一実施例半導体装置用基板の表面をエ
リプソメトリにより評価した説明図である。
リプソメトリにより評価した説明図である。
【図4】半導体装置用基板の製造方法の工程を示す断面
図である。
図である。
【図5】本発明の半導体装置用基板を用いて作製した半
導体装置の断面図である。
導体装置の断面図である。
【図6】比較例の半導体装置用基板の表面をエリプソメ
トリにより評価した説明図である。
トリにより評価した説明図である。
【図7】従来の半導体装置用基板の断面図である。
1 半絶縁性GaAs基板
2 能動層
3 非能動層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
H01L 21/26 L 8617−4M
29/804
43/10 7342−4M
7739−4M H01L 29/80 A
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体装置に用いる基板であって、能動
層部及び非能動層部に不純物が添加されていることを特
徴とする半導体装置用基板。 - 【請求項2】 前記非能動層部の不純物が基板に対して
電気的に不活性であることを特徴とする請求項1記載の
半導体装置用基板。 - 【請求項3】 能動層部に不純物を添加する工程と、非
能動層部に不純物を添加する工程と、半導体基板を加熱
処理する工程とからなることを特徴とする請求項1又は
2記載の半導体装置用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03156591A JP3084089B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置用基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03156591A JP3084089B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置用基板及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH056863A true JPH056863A (ja) | 1993-01-14 |
| JP3084089B2 JP3084089B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15631110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03156591A Expired - Fee Related JP3084089B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 半導体装置用基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3084089B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4960178A (en) * | 1987-09-30 | 1990-10-02 | Hitachi, Ltd. | Motor-driven power steering apparatus |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6216532A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | GaAs集積回路の製造方法 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP03156591A patent/JP3084089B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6216532A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | GaAs集積回路の製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4960178A (en) * | 1987-09-30 | 1990-10-02 | Hitachi, Ltd. | Motor-driven power steering apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3084089B2 (ja) | 2000-09-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |