JPH0568778U - パワーステアリング装置の油圧リリーフ機構 - Google Patents

パワーステアリング装置の油圧リリーフ機構

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JPH0568778U
JPH0568778U JP1793892U JP1793892U JPH0568778U JP H0568778 U JPH0568778 U JP H0568778U JP 1793892 U JP1793892 U JP 1793892U JP 1793892 U JP1793892 U JP 1793892U JP H0568778 U JPH0568778 U JP H0568778U
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幹夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーシリンダ内のピストンストロークエン
ド時における負荷圧の上昇を回避する。 【構成】 ステアリングハンドルによって操作されるコ
ントロールバルブ22と、このコントロールバルブ22
の作動に応じて作動するパワーシリンダ21とからなる
パワーアシスト部2を設ける。オイル導入口11、1
2、パイロット圧導入口16を有し、内部にスプール1
5及びスプリング13を有するスプールバルブ1を設け
る。パワーアシスト部2の中間部とオイル導入口11、
12との間を連結するオイル導入路51、52を設け
る。リターン路7の途中から分岐させたパイロット圧導
入路6を、パイロット圧導入口16に連結する。ストロ
ークエンド時には、パイロット圧導入路6からのパイロ
ット圧が降下し、スプール15が作動してパワーアシス
ト部2の油圧をリリーフさせる。 【効果】 ポンプの焼付き、オイルシールの熱劣化、ア
イドリング時のエンジンストール等を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パワーステアリング装置の油圧リリーフ機構に関するものであり、 特にパワーシリンダにおけるピストンストロークエンド状態時の圧力上昇に対処 するための機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧式パワーステアリング装置のパワーアシスト部は、図2に示す如 く、例えばラックアンドピニオン方式のステアリング装置においては、ステアリ ングハンドル(図示せず)からの操舵トルクを伝達するピニオン90と、当該ピ ニオン90と噛合うラック部を有するラックシャフト40とからなることを基本 とし、更に、当該ラックシャフト40の一部を延長してそこにピストン30を設 けるとともに、当該ピストン30等を内包したパワーシリンダ20等によって構 成されているものである。上記構成において、パワーシリンダ20に圧油を導き 、上記ピストン30を作動させることによってステアリング装置のパワーアシス トが行なわれる。ところで上記図2において、ピストン30が左右のいずれかの 一方向に移動する場合について考察すると、この場合、一方のシリンダ室は導入 圧油の影響により高圧となる。
【0003】 この状態においてステアリングハンドルを更に切っていく(操作していく)と 、ピストン20は、二点鎖線図示の如く、ストロークエンドに到達する。ストロ ークエンドに到達した後も更にステアリングハンドルを切ったままにしておくと 、高圧側のシリンダ室には引き続き圧油が導入され、オイルポンプは過負荷の状 態となる。この過負荷の状態を放置しておくと、作動油の高温化によるポンプの 焼付き現象、オイルシール等シール部分の劣化を招き、更には、エンジンアイド ル回転時におけるエンジンストール等を引き起すこととなりかねない。そこで、 これら問題点を解消するために、上記ピストン30のストロークエンド部におい て、油圧(作動油)のリリーフ機構を設けることが考えられている。このリリー フ機構としては、すでに実開昭61−201976号公報記載の機構等が公知と なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこのものは、図2に示す如く、ピストン30のストロークエンド部に おいて、パワーシリンダのシリンダ壁にスリット溝50あるいはへこみ部等を設 けるようにした構成からなるものである。従って、このことは、シリンダの剛性 低下をまねくおそれがあるほか、ピストン30の外周部に設けられたシールの耐 久性、信頼性を低下させるおそれがある。すなわち、ピストン30の摺動運動に 伴ない、そのシールの部分が、上記スリット溝50のところを通過するときに、 擦過傷等を受けるおそれがあるからである。そこで、このようなシール部の耐久 性、信頼性に関する問題点を解消した油圧リリーフ機構を提供しようとするのが 本考案の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては次のような手段を構ずることと した。すなわち、ステアリングハンドルにより操作されるコントロールバルブと 、当該コントロールバルブの切換作動に応じてオイルポンプからの作動油を受け て作動するパワーシリンダとからなるパワーアシスト部を有するとともに、当該 パワーアシスト部に導入される作動油が、上記パワーシリンダに設けられたパワ ーピストンのストロークエンド等により高圧となった場合に、当該作動油をリリ ーフさせるリリーフバルブを備えてなるパワーステアリング装置の油圧リリーフ 機構において、オイル導入口及びパイロット圧導入口を有し、かつ、内部にスプ ール及びスプリングを有する構成からなるスプールバルブと、当該スプールバル ブの上記オイル導入口に上記パワーアシスト部のコントロールバルブとパワーシ リンダとの間を油圧的に連結する油路の、その中間部から作動油を導入するオイ ル導入路と、上記パワーアシスト部からリザーブタンクに作動油を戻すためのリ ターン路の途中に設けられた固定絞りの、その上流側から上記パイロット圧導入 口に上記リターン作動油を導くためのパイロット圧導入路とを有する油圧リリー フ機構を設けることとした。
【0006】
【作用】
上記構成を採ることにより、本考案においては、ステアリングハンドルの操舵 エンド時、すなわちパワーシリンダ内におけるピストンのストロークエンド時に おいて、以下に述べるような作動により、作動油(圧油)のリリーフ作用が行な われる。すなわち、図1において、ステアリングハンドル(図示せず)を操舵す ると、当該ステアリングハンドルの作動に連動しているコントロールバルブ22 が作動をし、オイルポンプ3からの圧油をパワーシリンダ21のシリンダ室に供 給する。
【0007】 その結果、上記パワーシリンダ21に設けられているパワーピストン211が 作動をし、そのストロークエンド部に向かって移動する。このとき、当該パワー アシスト部2でパワーアシスト作用を行なった作動油は、パワーアシスト部2を 通過してリターン路7を経てリザーブタンク9に戻って行く。従って、上記リタ ーン路7の途中の固定絞り8の上流側から分岐しているパイロット圧導入路6に は、上記パワーアシスト部2を通過した作動油の流量に応じて生じた圧力(パイ ロット圧P0 )が導入される。その結果、当該パイロット圧導入路6と連結して いるパイロット圧導入口16にも当該パイロット圧P0 が掛かった状態となる。 従って、スプールバルブ1のスプールヘッド151には、P0 の油圧が掛かって おり、スプール15は図1の実線図示の状態となる。その結果、上記スプールヘ ッド151がオイル導入口12を塞いだ状態となり、オイル導入路52からは作 動油が導入されない状態となる。このような状態において、更にステアリングハ ンドルを操舵すると、上記パワーピストン211はストロークエンドに達し、シ リンダ室は高圧となる。その結果、当該パワーシリンダ21等によって形成され るパワーアシスト部2、更にはオイルポンプ3内の負荷圧が上昇する。
【0008】 このような状態においては、上記パワーアシスト部からリターン路7には作動 油がほとんど流れないようになる。従って、当該リターン路7に連結しているオ イル導入路6に導入される作動油の圧力が低下する。その結果、スプールバルブ 1のパイロット圧導入口16に掛かっているパイロット圧P0 も降下する。その ため、スプールバルブ1内のスプール15は、スプリング13のばね力の作用に より右方に押され、破線図示の状態となる。すなわち、スプールバルブ1のオイ ル導入口12は開放された状態となる。一方このとき、オイルポンプ3からパワ ーアシスト部2に供給された作動油は、リターン路7側へは流れずオイル導入路 51、52側に流動して行く。その結果、上記スプールバルブ1のオイル導入口 12には、作動油が供給されている状態となる。従って、当該作動油は、当該オ イル導入口12からスプールバルブ1内に導入され、図1の破線矢印図示の如く 流動し、更に、オイル導入路51、パワーアシスト部2等を経由してリザーブタ ンク9へと戻って行く。このようにしてパワーピストン211のストロークエン ド時における油圧のリリーフ作用が行なわれる。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例について図1を基に説明する。本実施例の構成は、図1に示す 如く、ステアリングハンドルによって操作されるコントロールバルブ22及び当 該コントロールバルブ22の作動によりオイルポンプ3からの作動油の供給を受 けて作動するパワーシリンダ21からなるパワーアシスト部2を有する油圧式パ ワーステアリング装置において、オイル導入口11、12及びパイロット圧導入 口16を有し、内部にスプール15を有する構成からなるスプールバルブ1と、 当該スプールバルブ1の上記オイル導入口11、12に上記パワーアシスト部2 から作動油を導入するオイル導入路51、52と、上記パワーアシスト部2から リザーブタンク9に作動油を戻すためのリターン路7の途中に設けられた固定絞 り8の、その上流側から上記スプールバルブ1のパイロット圧導入口16にパイ ロット圧を導入するためのパイロット圧導入路6とからなる油圧リリーフ機構を 有することを基本とするものである。
【0010】 上記基本的構成において、スプールバルブ1は、その内部にスプール15とス プリング13とを有する構成からなり、上記スプール15は、その一方の端部側 にスプールヘッド151を有し、また、他方の端部側には上記スプリング13が 設けられている構成からなっている。また、上記スプールバルブ1の上記スプー ルヘッド151が存する側には、パイロット圧導入口16が設けられており、当 該パイロット圧導入口16には上記パイロット圧導入路6が連結されている。更 に、上記スプールバルブ1には、オイル導入口11、12が設けられており、こ のオイル導入口には上記オイル導入路51、52が連結されているとともに、当 該オイル導入口のうちの一方の付近には、上記スプール15のスプールヘッド1 51が来るように構成されており、上記パイロット圧導入口16に導入されるパ イロット圧が降下した際、上記スプリング13のばね力により、上記オイル導入 口12が開放されるようになっている。
【0011】 次に、上記スプール1のオイル導入口11、12とパワーアシスト部2との間 を油圧的に連結するオイル導入路51、52は、一端が上記オイル導入口11、 12に連結されるとともに、他端は、上記パワーアシスト部2のコントロールバ ルブ22とパワーシリンダ21との間を連結する油路の、その中間部に連結され るようになっている。また、上記スプールバルブ1のパイロット圧導入口16に パイロット圧を導入するパイロット圧導入路6は、その一端が上記パイロット圧 導入口16に連結されるとともに、他端は、上記パワーアシスト部2から作動油 をリザーブタンク9に戻す機能を果たすリターン路7の途中に設けられた固定絞 り8の、その上流側に連結されるようになっている。更に、上記パワーアシスト 部2は、ステアリングハンドル(図示せず)の操作に基づいて作動するコントロ ールバルブ22と、当該コントロールバルブ22の作動に応じて作動するパワー シリンダ21とからなるものであり、当該パワーシリンダ21内には、パワーピ ストン211が設けられている構成からなっている。また、上記パワーアシスト 部2には、オイルポンプ3から作動油を供給するための供給路4が連結されてい る構成となっている。
【0012】 上記構成を有する本実施例の作動態様について説明する。図1において、ステ アリングハンドル(図示せず)を操舵すると、これに連動してコントロールバル ブ22が操作される。これによって、オイルポンプ3からは作動油(圧油)が供 給路4を経て、当該コントロールバルブ22に導入される。その後、上記圧油は 、当該コントロールバルブ22で制御され、パワーシリンダ21に導入される。 これによって、パワーピストン211が駆動される。このとき、当該パワーアシ スト部2においてパワーアシストを行なった作動油は、当該パワーアシスト部2 を通過してリターン路7を経てリザーブタンク9に戻って行く。従って、上記リ ターン路7の途中から分岐しているパイロット圧導入路6には、上記パワーアシ スト部2を通過した作動油の流量に応じて固定絞り8で生じた圧力が導入される 。その結果、当該パイロット圧導入路6には、上記作動油の圧力に基づくパイロ ット圧P0 が掛かることとなり、当該パイロット圧導入路6に連結しているパイ ロット圧導入口16にもパイロット圧P0 が掛かった状態となる。従って、スプ ールバルブ1のスプールヘッド151にはP0 の油圧が掛かることとなり、スプ ール15は、図1の実線図示の状態となる。その結果、上記スプールヘッド15 1がオイル導入口の一方12を塞いだ状態となり、オイル導入路52からは、作 動油が導入されない状態となる。従って、上記パワーアシスト部2を通過した作 動油は、すべてリターン路7を経てリザーブタンク9に戻って行く。
【0013】 このような状態において、更にステアリングハンドルを操舵すると、上記パワ ーピストン211は移動し、図1の破線図示の如く、ストロークエンドに達する 。その結果、当該パワーシリンダ21等によって形成されるパワーアシスト部2 、更にはオイルポンプ3内の負荷圧が上昇する。このような状態においては、上 記パワーアシスト部2からリターン路7へは、作動油がほとんど流れなくなる。 従って、当該リターン路7に連結しているオイル導入路6内に導入される作動油 の圧力が低下する。その結果、スプールバルブ1のパイロット圧導入口16に掛 かっているパイロット圧P0 も降下する。そのため、スプールバルブ1内のスプ ール15はスプリング13のばね力の作用により、右方に押されて破線図示の状 態となる。すなわち、スプールバルブ1のオイル導入口12は開放された状態と なる。一方このとき、オイルポンプ3からパワーアシスト部2に供給された作動 油は、上記オイル導入口12からスプールバルブ1内に導入され、図1の破線矢 印図示の如く流動し、更には、オイル導入路51、パワーアシスト部2等を経由 してリザーブタンク9へと戻って行くこととなる。このようにして、パワーピス トン211のストロークエンド時における油圧のリリーフ作用が行なわれる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、ステアリングハンドルによって操作されるコントロールバル ブ及び当該コントロールバルブの作動によりオイルポンプからの作動油の供給を 受けて作動するパワーシリンダからなるパワーアシスト部を有する油圧式パワー ステアリング装置において、スプール及びスプリングからなるスプールバルブと 、当該スプールバルブに上記パワーアシスト部から作動油を導くためのオイル導 入路と、上記パワーアシスト部にてパワーアシストを行なった後の作動油を、リ ターン路の途中に設けられた固定絞りの、その上流側からパイロット圧油として 導くためのパイロット圧導入路とを設け、これらそれぞれの作動油(圧油)を上 記スプールバルブに導くことによって、ストロークエンド時における油圧のリリ ーフ作用を行なうようにした油圧リリーフ機構を設けることとしたので、従来の リリーフ機構において懸念されていたピストンシール部の耐久性低下の点につい て、問題点を回避することができるとともに、ストロークエンド時におけるポン プ内圧の上昇を避けることができるようになった。また、これによって温度上昇 の防止、ポンプ焼付きの防止、オイルシール部の熱劣化の防止、更には、アイド ル運転時等におけるエンジンストールの防止等を図ることができるようになった 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる油圧リリーフ機構の全体構成
を示すスケルトン構造図である。
【図2】 従来例にかかる油圧リリーフ機構の構造を示
す図である。
【符号の説明】
1 スプールバルブ 11 オイル導入口 12 オイル導入口 13 スプリング 15 スプール 151 スプールヘッド 16 パイロット圧導入口 2 パワーアシスト部 21 パワーシリンダ 211 パワーピストン 22 コントロールバルブ 3 オイルポンプ 4 供給路 51 オイル導入路 52 オイル導入路 6 パイロット圧導入路 7 リターン路 8 固定絞り 9 リザーブタンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルにより操作される
    コントロールバルブと、当該コントロールバルブの切換
    作動に応じてオイルポンプからの作動油を受けて作動す
    るパワーシリンダとからなるパワーアシスト部を有する
    とともに、当該パワーアシスト部に導入される作動油
    が、上記パワーシリンダ内に設けられたパワーピストン
    のストロークエンド等により高圧となった場合に、当該
    作動油をリリーフさせるリリーフバルブ等を備えてなる
    パワーステアリング装置の油圧リリーフ機構において、
    オイル導入口及びパイロット圧導入口を有し、かつ、内
    部にスプール及びスプリングを有する構成からなるスプ
    ールバルブと、当該スプールバルブの上記オイル導入口
    に上記パワーアシスト部のコントロールバルブとパワー
    シリンダとの間を油圧的に連結する油路の、その中間部
    から作動油を導入するオイル導入路と、上記パワーアシ
    スト部からリザーブタンクに作動油を戻すためのリター
    ン路の途中に設けられた固定絞りの、その上流側から上
    記パイロット圧導入口に上記リターン作動油を導くため
    のパイロット圧導入路とを有することを特徴とするパワ
    ーステアリング装置の油圧リリーフ機構。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0450078A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Toyota Motor Corp 車両用パワーステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0450078A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Toyota Motor Corp 車両用パワーステアリング装置

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