JPH0569659A - 放電記録シート - Google Patents

放電記録シート

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JPH0569659A
JPH0569659A JP23613991A JP23613991A JPH0569659A JP H0569659 A JPH0569659 A JP H0569659A JP 23613991 A JP23613991 A JP 23613991A JP 23613991 A JP23613991 A JP 23613991A JP H0569659 A JPH0569659 A JP H0569659A
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JP
Japan
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thin film
metal thin
sheet
recording sheet
discharge recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP23613991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shikakubo
勉 鹿久保
Takahiro Fujio
隆弘 藤生
Kazuhisa Hoshino
和久 星野
Suguru Hayakawa
英 早川
Shiyoutei Chiyou
松弟 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐薬品性に優れ薬品類の存在下においても安
定して鮮明かつ正確で精緻な画像を形成することのでき
る放電記録シートを提供する。 【構成】 基体シート1、金属薄膜3、透明樹脂層4か
ら構成され、近接して配置された針状電極と金属薄膜3
との間の放電により金属薄膜3を破壊させて画像を形成
する放電記録シートであって、上記基体シート1と金属
薄膜3の間に没食子酸エステルなどの金属薄膜3をキレ
ート化するキレート化剤層2を設けたことを特徴とする
もの。そして、金属薄膜3表面がキレート化されて耐薬
品性が向上するため、薬品類の存在下においても安定し
て鮮明かつ正確で精緻な画像を形成できると共に形成さ
れた画像が経時的に劣化し難い効果を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色された基体シート
とこの基体シート上に順次積層された金属薄膜及び透明
樹脂層とを備えた放電記録シートに係り、特に、耐薬品
性を向上させた放電記録シートの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】このような放電記録シートは従来から良
く知られており、例えば、特開平1−115688号、
特開平1−128873号などに記載されている。
【0003】この放電記録シートaは、図2に示すよう
に着色された基体シートa1と、この基体シートa1上
に積層された金属薄膜a2と、この金属薄膜a2上に積
層され厚さサブミクロン程度の薄い透明樹脂層a3とで
構成される。
【0004】そして、この放電記録シートaを用いて画
像を形成するには、まず、図2に示すように電源bの陽
極に接続された金属ロールcを透明樹脂層a3に密着す
ると共に、電源bの陰極に接続された針電極dを放電記
録シートaの透明樹脂層a3側に近接して配置する。こ
の場合、厚さサブミクロン程度の薄い透明樹脂層a3は
電荷の移動が可能で金属薄膜a1はこの透明樹脂層a3
を介して電源bと導通するため、針電極dを移動しなが
ら選択的に針電極dに通電すると通電された針電極dと
金属薄膜a2との間で放電が生じる。この放電は、通電
された針電極dと、この針電極dにもっとも近い部位の
金属薄膜a2との間で生じ、この部位の金属薄膜a2と
透明樹脂層a3が破壊されて消失する。そして上記金属
薄膜a2の消失に伴い、破壊部位から基体シートa1が
露出し、こうして、放電により選択的に露出した基体シ
ートa1の部位は周囲の金属薄膜a2の色彩と相違する
ことから、文字、記号、写真画像などの記録像が形成さ
れるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に記録像を形成するに際し、上記金属薄膜a2と金属ロ
ールcは透明樹脂層a3を介して導通する必要があるた
め、透明樹脂層a3は厚さサブミクロン程度の薄いもの
に限られる。
【0006】しかしながら、この程度の薄い透明樹脂層
では、薬品類、例えばアルカリ性薬品の透過が起こり易
く、アルカリ性薬品などの薬品類の透過により上記金属
薄膜が腐食されて地汚れが生じやすく、鮮明な記録像が
形成され難いという問題点があった。
【0007】また、放電により透明樹脂層a3と金属薄
膜a2が消失した記録像部では金属薄膜a2の端面が大
気中に露出してしまうため、薬品類により腐食されて上
記記録像が経時的に劣化し易い問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、耐薬品性に優
れ、薬品類の存在下においても安定して鮮明かつ正確で
精緻な画像を形成できると共に、形成された記録像が経
時的に劣化し難い放電記録シートを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、着色された基体シートと、この基体シート上
に順次積層された金属薄膜及び透明樹脂層とを備え、こ
の透明樹脂層に近接して配置された針電極と上記金属薄
膜間に放電を起こさせて金属薄膜を選択的に破壊しこの
破壊部位から露出した上記基体シートにより画像を形成
する放電記録シートを前提とし、上記基体シートと金属
薄膜との間に金属薄膜をキレート化するキレート化剤層
を設けたことを特徴とするものである。
【0010】このような技術的手段において上記キレー
ト化剤層を構成するキレート化剤とは、金属薄膜の表面
をキレート化してアルカリ性薬品などの薬品に対する耐
性を向上させるものをいう。尚、このキレート化剤はキ
レート化剤層と隣接する金属薄膜の下面側をキレート化
させるのみならず、金属薄膜に存在するピンホールやク
ラックを通って金属薄膜の上面側すなわち透明樹脂層と
隣接する面にも到達しこの上面側をもキレート化させて
いるため、上記透明樹脂層を通過して侵入する薬品類に
対し耐性を付与しているものであると推察している。そ
してこの様なキレート化剤としては、例えば没食子酸エ
ステル、ステアロイルベンゾイルメタン、メチロールア
マイド、アンソラニリックアシッド、ベンゾトリアゾー
ル、2−メルトカプトベンゾチアゾヘル、ベヘニン酸、
キノリン、キノリンエチオダイド、o−トリルチオ尿
酸、p−トリルチオ尿酸、プロピルサルファイド、ジア
ミルアミン、ホルムアルデヒド、p−チオクレゾールな
どが適用できる。
【0011】尚、金属薄膜がアルミニウムから構成され
る場合には、没食子酸エステル、ステアロイルベンゾイ
ルメタン、メチロールアマイドまたはアンソラニリック
アシッドが好ましく、中でも没食子酸エステルが好まし
い。
【0012】このキレート化剤を適当な溶剤に溶解また
は分散させて適量塗布乾燥することによりキレート化剤
層を形成することができる。そして、このキレート化剤
層上に金属薄膜を成膜すると同時に金属薄膜のキレート
化剤と隣接する面がキレート化されると共に上記金属薄
膜のピンホール等を介して金属薄膜の上面側もキレート
化されるためこの金属薄膜の耐薬品性を向上させること
が可能となる。尚、金属薄膜面がキレート化されても金
属薄膜は全体として導電性を維持しているため放電によ
る画像形成が可能である。
【0013】一方、キレート化剤の塗布量が適量値より
少ない場合には金属薄膜のキレート化が十分でなく薬品
類による地汚れなどが生じることがある。
【0014】尚、上記キレート化剤を溶解または分散さ
せる溶剤としては、例えばメチルエチルケトン(ME
K)、トルエンなどの周知の溶剤が使用できる。
【0015】次に、かかる技術的手段において上記金属
薄膜とは、表面のキレート化にも拘らず電源と電気的に
接続されて針電極との間で放電可能で、かつ、この放電
により消失するものをいい、例えば、アルミニウム、
銀、銅、金、亜鉛、マグネシウムなどの金属の薄膜が使
用できる。この場合、表面のキレート化にも拘らず導電
性を維持させる必要があることから300オングストロ
ーム以上の厚さを有することが望ましく、また、放電破
壊により消失させる必要から1000オングストローム
以下の厚さを有することが望ましい。かかる金属薄膜は
周知の真空蒸着法、スパッタリング法により基体シート
上に形成することができる。
【0016】また、上記基体シートとは、金属薄膜側に
位置する面の色彩がこの金属薄膜の色彩と異なり、金属
薄膜が部分的に消失して基体シートが露出した部位が画
像を形成するものをいい、例えば、染料や顔料などの着
色材が混合された合成樹脂のシートが挙げられる。ま
た、金属薄膜が積層される表面に着色層が設けられた合
成樹脂シートを使用することもできる。かかる合成樹脂
シートとしては、例えばプリペイドカード用ポリエステ
ルシートなどのポリエステルシート、ポリ塩化ビニルシ
ート、アクリルシート、ポリカーボネートシートなどの
プラスチックシートなどを使用することができ、また、
磁性粉末を含む磁気記録層を有するプラスチックシート
を用いることも可能である。また合成樹脂シート上に設
けられる着色層としては、染料や顔料で着色された塗料
や印刷インキから構成される厚さ1〜5μmの塗膜や印
刷層が挙げられる。
【0017】また、上記透明樹脂層については、例え
ば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
などの塩化ビニル系樹脂;スチレン樹脂;ポリウレタン
樹脂;ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸メチルな
どのアクリル系樹脂の単独または共重合樹脂;ニトロセ
ルロース;飽和ポリエステル、ブチラール樹脂などの透
明熱可塑性樹脂を上記キレート化剤層上に1μm以下の
乾燥膜厚となるように塗布乾燥することによって形成す
ることができる。尚、この透明熱可塑性樹脂に代えて、
例えば、これらの熱可塑性樹脂の末端に架橋剤によって
反応する官能基を結合させ、この官能基を有する樹脂と
イソシアネートなどの架橋剤を反応させて硬化した樹脂
を使用してもよい。
【0018】そして、この放電記録シートは従来と同様
の方法で記録像を形成することができる。すなわち、電
源に接続した金属ロールを透明樹脂層上に接触させこの
透明樹脂層を介して金属薄膜を電源に接続させると共
に、透明樹脂層上に近接して配置された針電極に選択的
に通電することにより針電極と金属薄膜との間で放電を
起させ、この結果放電した部位の金属薄膜が消失して記
録像が形成される。
【0019】
【作用】この様な技術的手段によれば、基体シートと金
属薄膜との間にこの金属薄膜をキレート化するキレート
化剤層を設けたことから、金属薄膜がその導電性を保っ
たままでその両面がキレート化されているためアルカリ
性薬品などの薬品類による金属薄膜の腐食が起こり難
く、金属薄膜の長期間に亘る安定化を図ることが可能と
なる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0021】尚、図1は実施例に係る放電記録シートの
断面図である。
【0022】[実施例1]まず、磁性粉末が含まれた磁
気記録層12を備える厚さ188μmのプリペイドカー
ド用白色ポリエステルシート11の上記磁気記録層12
上に、ポリエステル樹脂100重量部に対してカーボン
ブラック5重量部を配合したインキを用いグラビアコー
ティング法によりその乾燥膜厚が2.0μmとなるよう
にインキ層13を形成して基体シート1を求めた。
【0023】次に、上記インキ層13上に没食子酸エス
テル系腐食防止剤(旭電化工業(株)社製 商品名アデ
カアークルズDH−72)をMEK/トルエン=1/1
の混合溶剤に溶解したキレート化剤溶液(濃度10重量
%)を、乾燥重量が1.4g/m2 となるようにグラビ
アコートしてキレート化剤層2を形成すると共に、この
キレート化剤層2上にアルミニウムを真空蒸着して膜厚
500オングストロームの金属薄膜3を形成した。
【0024】次いで、上記金属薄膜3上にアクリル系イ
ンキをその乾燥膜厚が0.7μmとなるように塗工して
透明樹脂層4を形成し、かつ、カード状に断裁して放電
記録シートを求めた。
【0025】このようにして求められた放電記録シート
についてその透明樹脂層4表面に電極に接続された金属
ロールを接触させる一方、陰極に接続した針電極を透明
樹脂層4に近接して配置し、放電記録シートを走行させ
ながら信号にしたがって選択的に針電極に−40Vの電
圧を印加して記録像を形成した。
【0026】こうして記録像が形成された放電記録シー
トを5重量%の炭酸ナトリウム水溶液に浸漬し、炭酸ナ
トリウムにより金属薄膜3が溶解される状況を観察し、
金属薄膜3が完全に溶解して消滅するまでの時間を測定
した。
【0027】この結果を表1に示す。
【0028】[実施例2]濃度5重量%のキレート化剤
溶液を用いて乾燥重量が0.9g/m2 となるようにグ
ラビアコートしてキレート化剤層2を形成した以外は実
施例1と略同一である。そして求められた放電記録シー
トを炭酸ナトリウム水溶液に浸漬した実験結果を表1に
示す。
【0029】[実施例3]濃度2重量%のキレート化剤
溶液を用いて乾燥重量が0.7g/m2 となるようにグ
ラビアコートしてキレート化剤層2を形成した以外は実
施例1と略同一である。そして求められた放電記録シー
トを炭酸ナトリウム水溶液に浸漬した実験結果を表1に
示す。
【0030】[実施例4]濃度1重量%のキレート化剤
溶液を用いて乾燥重量が0.6g/m2 となるようにグ
ラビアコートしてキレート化剤層2を形成した以外は実
施例1と略同一である。そして求められた放電記録シー
トを炭酸ナトリウム水溶液に浸漬した実験結果を表1に
示す。
【0031】[比較例]上記キレート化剤層を形成せ
ず、インキ層13上に直接金属薄膜3を形成した他は実
施例1と同様に放電記録シートを求めた。そして、炭酸
ナトリウム水溶液に浸漬した実験結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】『確認』表1に示された結果から明らかな
ように、キレート化剤層が形成された実施例1〜4に係
る放電記録シートにおいては、このキレート化剤層を設
けていない比較例に較べて金属薄膜3が完全に溶解して
消滅するまでの時間が飛躍的に長くなりその耐薬品性が
向上していることが確認できた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、金属薄膜がその導電性
を保ったままでその両面がキレート化されているためア
ルカリ性薬品などの薬品類による金属薄膜の腐食が起こ
り難く、金属薄膜の長期間に亘る安定化を図ることが可
能となる。
【0035】従って、薬品類の存在下においても安定し
て鮮明かつ正確で精緻な画像を形成できると共に形成さ
れた記録像が経時的に劣化し難い効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電記録シートの断面図。
【図2】放電記録の際の説明図。
【符号の説明】
1 基体シート 11 ポリエステルシート 12 磁気記録層 13 インキ層 2 キレート化剤層 3 金属薄膜 4 透明樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 英 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 張 松弟 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色された基体シートと、この基体シー
    ト上に順次積層された金属薄膜及び透明樹脂層とを備
    え、この透明樹脂層に近接して配置された針電極と上記
    金属薄膜間に放電を起こさせて金属薄膜を選択的に破壊
    しこの破壊部位から露出した上記基体シートにより画像
    を形成する放電記録シートにおいて、 上記基体シートと金属薄膜との間に金属薄膜をキレート
    化するキレート化剤層を設けたことを特徴とする放電記
    録シート。
JP23613991A 1991-09-17 1991-09-17 放電記録シート Pending JPH0569659A (ja)

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JP23613991A JPH0569659A (ja) 1991-09-17 1991-09-17 放電記録シート

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JPH0569659A true JPH0569659A (ja) 1993-03-23

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ID=16996339

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JP23613991A Pending JPH0569659A (ja) 1991-09-17 1991-09-17 放電記録シート

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