JPH0570178A - 熱線反射膜及びその製造方法 - Google Patents
熱線反射膜及びその製造方法Info
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- JPH0570178A JPH0570178A JP25960991A JP25960991A JPH0570178A JP H0570178 A JPH0570178 A JP H0570178A JP 25960991 A JP25960991 A JP 25960991A JP 25960991 A JP25960991 A JP 25960991A JP H0570178 A JPH0570178 A JP H0570178A
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- ray reflective
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Abstract
(57)【要約】
【構成】導電性酸化物(アンチモン含有酸化錫や錫含有
酸化インジウム)の超微粒子と、マトリックスとしての
酸化珪素、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の金属酸化
物とを主成分とし、表面抵抗が10KΩ/□以上である
熱線反射膜。 【効果】熱線反射性能を有するとともに、表面抵抗が高
いために、電波透過性能を有する。
酸化インジウム)の超微粒子と、マトリックスとしての
酸化珪素、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の金属酸化
物とを主成分とし、表面抵抗が10KΩ/□以上である
熱線反射膜。 【効果】熱線反射性能を有するとともに、表面抵抗が高
いために、電波透過性能を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ガラス、建材用
ガラス等に利用できる電波透過性能を有する熱線反射膜
に関するものである。
ガラス等に利用できる電波透過性能を有する熱線反射膜
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱線反射膜は窒化チタンや銀、ア
ルミニウム、といったような比較的導電性の高い物質を
蒸着やスパッタリング法などの乾式法でコートすること
によって得られてきた。しかし、これらの方法でコート
した熱線反射膜は表面の電気伝導度が高く、その性質上
電磁波遮蔽性の高いものとなり、電波が透過できないた
めに室内アンテナやガラスプリントアンテナ、携帯電話
に対応できないという欠点があった。
ルミニウム、といったような比較的導電性の高い物質を
蒸着やスパッタリング法などの乾式法でコートすること
によって得られてきた。しかし、これらの方法でコート
した熱線反射膜は表面の電気伝導度が高く、その性質上
電磁波遮蔽性の高いものとなり、電波が透過できないた
めに室内アンテナやガラスプリントアンテナ、携帯電話
に対応できないという欠点があった。
【0003】また、窒化チタンや銀などをコートすると
可視光領域の反射率が高くなるために可視光透過率が低
下し、そのままでは自動車用のガラスには使えないとい
う問題点もあるために、実際には反射防止膜が施されて
使用されていた。
可視光領域の反射率が高くなるために可視光透過率が低
下し、そのままでは自動車用のガラスには使えないとい
う問題点もあるために、実際には反射防止膜が施されて
使用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の有
する前述の問題点を解消し、電波透過性能を具備させた
熱線反射膜、及びその製造方法を提供することを目的と
するものである。
する前述の問題点を解消し、電波透過性能を具備させた
熱線反射膜、及びその製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、導電性
酸化物の超微粒子と、酸化珪素、酸化チタン、酸化ジル
コニウムから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物とを
主成分とする熱線反射膜であって、表面抵抗が10KΩ
/□以上であることを特徴とする熱線反射膜、および、
導電性酸化物の超微粒子と、珪素化合物およびチタン化
合物およびジルコニウム化合物から選ばれる少なくとも
1種とを主成分とするコーティング液を塗布した後、加
熱することによって熱線反射膜を製造することを特徴と
する熱線反射膜の製造方法を提供するものである。
酸化物の超微粒子と、酸化珪素、酸化チタン、酸化ジル
コニウムから選ばれる少なくとも1種の金属酸化物とを
主成分とする熱線反射膜であって、表面抵抗が10KΩ
/□以上であることを特徴とする熱線反射膜、および、
導電性酸化物の超微粒子と、珪素化合物およびチタン化
合物およびジルコニウム化合物から選ばれる少なくとも
1種とを主成分とするコーティング液を塗布した後、加
熱することによって熱線反射膜を製造することを特徴と
する熱線反射膜の製造方法を提供するものである。
【0006】本発明においては、熱線反射膜が室内に入
る電波や室内の通信機材から発信される電波を遮蔽しな
いようにするために、熱線反射膜としては10KΩ/□
以上、好ましくは100KΩ/□以上、特に好ましくは
1MΩ/□以上の表面抵抗値を有することが必要であ
る。送受信する電波がFM,AM,TV,電話等の目的
により対応して必要な熱線反射膜の表面抵抗値の下限が
若干異なるが、1MΩ/□以上であればこれらのどの目
的にも十分に対応できる。
る電波や室内の通信機材から発信される電波を遮蔽しな
いようにするために、熱線反射膜としては10KΩ/□
以上、好ましくは100KΩ/□以上、特に好ましくは
1MΩ/□以上の表面抵抗値を有することが必要であ
る。送受信する電波がFM,AM,TV,電話等の目的
により対応して必要な熱線反射膜の表面抵抗値の下限が
若干異なるが、1MΩ/□以上であればこれらのどの目
的にも十分に対応できる。
【0007】本発明における熱線反射膜は、導電性薄膜
によって熱線反射性能を発現するドルーデミラータイプ
の従来の熱線反射膜の電磁波遮蔽特性を消失させるべ
く、導電性酸化物超微粒子を被膜中で高度に分散させる
ことによって、導電性粒子どうしのコンタクトを制限
し、それにより表面抵抗を高めたことを特徴としてい
る。
によって熱線反射性能を発現するドルーデミラータイプ
の従来の熱線反射膜の電磁波遮蔽特性を消失させるべ
く、導電性酸化物超微粒子を被膜中で高度に分散させる
ことによって、導電性粒子どうしのコンタクトを制限
し、それにより表面抵抗を高めたことを特徴としてい
る。
【0008】本発明における導電性酸化物の超微粒子と
しては、アンチモン含有酸化錫(ATO)、錫含有酸化
インジウム(ITO)等が利用できるが、経済性、化学
的耐久性、再現性等から考えてアンチモン含有酸化錫が
比較的好適に使用できる。
しては、アンチモン含有酸化錫(ATO)、錫含有酸化
インジウム(ITO)等が利用できるが、経済性、化学
的耐久性、再現性等から考えてアンチモン含有酸化錫が
比較的好適に使用できる。
【0009】導電性酸化物の超微粒子の分散媒、分散法
は特に限定される物ではなく種々使用可能である。例え
ば、水あるいはアルコール等の有機溶媒中に導電性酸化
物超微粒子を添加し、酸あるいはアルカリを添加しpH
を調整した後、コロイドミル、ボールミル、サンドミ
ル、ホモミキサー等の市販の粉砕器や超音波分散器など
により分散させて得ることができる。
は特に限定される物ではなく種々使用可能である。例え
ば、水あるいはアルコール等の有機溶媒中に導電性酸化
物超微粒子を添加し、酸あるいはアルカリを添加しpH
を調整した後、コロイドミル、ボールミル、サンドミ
ル、ホモミキサー等の市販の粉砕器や超音波分散器など
により分散させて得ることができる。
【0010】分散液中の導電性酸化物超微粒子の平均粒
径は100 nm以下となっていることが好ましい。好まし
くは50nm以下、特に好ましくは20nm以下であること
が望ましい。100 nm以上の粒径を有する粒子を用いる
と被膜の透明性を阻害するおそれがあり、また被膜強度
にも悪影響を与える。
径は100 nm以下となっていることが好ましい。好まし
くは50nm以下、特に好ましくは20nm以下であること
が望ましい。100 nm以上の粒径を有する粒子を用いる
と被膜の透明性を阻害するおそれがあり、また被膜強度
にも悪影響を与える。
【0011】またこの分散液はアルコール、水などで任
意に希釈して用いることができる。上記の導電性酸化物
超微粒子の分散液には、バインダ成分としての珪素化合
物、チタン化合物、ジルコニウム化合物を含む溶液を添
加してコーティング液とする。
意に希釈して用いることができる。上記の導電性酸化物
超微粒子の分散液には、バインダ成分としての珪素化合
物、チタン化合物、ジルコニウム化合物を含む溶液を添
加してコーティング液とする。
【0012】具体的には、Si(OR)m Rn 、Ti
(OR)m Ln 、Zr(OR)m Ln(ただし、m+n
=4、m=1〜4、n=0〜3、R=C1 〜C4のアル
キル基、L=アセチルアセトン基、β−ジケトン基など
のキレート配位基、ステアリン酸基などのアシレート配
位基から選ばれる少なくとも1種の配位基)、あるいは
これらの重合体のうち少なくとも1種、あるいはこれら
の部分加水分解物を含む溶液を導電性酸化物超微粒子分
散液に添加する。これらの金属有機化合物は単独で用い
てもよく、またこれらの混合物であってもよい。
(OR)m Ln 、Zr(OR)m Ln(ただし、m+n
=4、m=1〜4、n=0〜3、R=C1 〜C4のアル
キル基、L=アセチルアセトン基、β−ジケトン基など
のキレート配位基、ステアリン酸基などのアシレート配
位基から選ばれる少なくとも1種の配位基)、あるいは
これらの重合体のうち少なくとも1種、あるいはこれら
の部分加水分解物を含む溶液を導電性酸化物超微粒子分
散液に添加する。これらの金属有機化合物は単独で用い
てもよく、またこれらの混合物であってもよい。
【0013】これらの金属有機化合物は、バインダとし
て働くばかりでなく、コーティング液中で酸化物粒子表
面の水酸基と結合して酸化物粒子のまわりを覆うため
に、液中での酸化物粒子の分散性を高め、また被膜とな
ったときの高抵抗化に有効に働く。
て働くばかりでなく、コーティング液中で酸化物粒子表
面の水酸基と結合して酸化物粒子のまわりを覆うため
に、液中での酸化物粒子の分散性を高め、また被膜とな
ったときの高抵抗化に有効に働く。
【0014】導電性酸化物の超微粒子としてアンチモン
含有酸化錫を用いる場合、10KΩ/□以上の表面抵抗
を付与させて電波透過性能を持たせ、かつ熱線反射性能
を有する膜を形成するための好ましい膜組成比として
は、酸化物換算(重量%)でATO:MO2 =50:5
0〜96:4,特に好ましい組成比としては、ATO:
MO2 =50:50〜90:10(MO2 はSiO2 ,
TiO2 ,ZrO2 の合計を示す。)である。導電性粒
子がこの組成比より少ないと有効な熱線反射性能を具備
することができず、また、96:4より多いと膜強度が
低下するので好ましくない。膜強度の点で、MO2 が1
0重量%以上であることが特に好ましい。
含有酸化錫を用いる場合、10KΩ/□以上の表面抵抗
を付与させて電波透過性能を持たせ、かつ熱線反射性能
を有する膜を形成するための好ましい膜組成比として
は、酸化物換算(重量%)でATO:MO2 =50:5
0〜96:4,特に好ましい組成比としては、ATO:
MO2 =50:50〜90:10(MO2 はSiO2 ,
TiO2 ,ZrO2 の合計を示す。)である。導電性粒
子がこの組成比より少ないと有効な熱線反射性能を具備
することができず、また、96:4より多いと膜強度が
低下するので好ましくない。膜強度の点で、MO2 が1
0重量%以上であることが特に好ましい。
【0015】導電性酸化物の超微粒子として錫含有酸化
インジウムを用いる場合の膜組成比も同様であり、アン
チモン含有酸化錫と両方用いる場合には、両者の合計に
ついて、上記の膜組成比と同様のことが言える。また、
電波透過熱線反射膜形成用のコーティング液には、総固
形分量が溶媒に対して1〜30重量%であることが好ま
しい。
インジウムを用いる場合の膜組成比も同様であり、アン
チモン含有酸化錫と両方用いる場合には、両者の合計に
ついて、上記の膜組成比と同様のことが言える。また、
電波透過熱線反射膜形成用のコーティング液には、総固
形分量が溶媒に対して1〜30重量%であることが好ま
しい。
【0016】本発明における基体ガラスとしては、自動
車用、建築用ガラスとして通常使用されているソーダラ
イムシリケートガラスからなる普通板ガラス、フロート
板ガラスなどが使用でき、またより熱線遮蔽性能を持た
せるために熱線吸収ガラスを使用することもできる。
車用、建築用ガラスとして通常使用されているソーダラ
イムシリケートガラスからなる普通板ガラス、フロート
板ガラスなどが使用でき、またより熱線遮蔽性能を持た
せるために熱線吸収ガラスを使用することもできる。
【0017】本発明においては、上述の導電性酸化物の
超微粒子の分散液に、バインダ成分である金属有機化合
物を添加したコーティング液を塗布した後、加熱するこ
とによって電波透過性能を有する熱線反射膜を形成す
る。
超微粒子の分散液に、バインダ成分である金属有機化合
物を添加したコーティング液を塗布した後、加熱するこ
とによって電波透過性能を有する熱線反射膜を形成す
る。
【0018】基体への塗布法は特に限定される物ではな
く、スプレー法、ディップ法、ロールコート法、メニス
カスコート法、スピンコート法、スクリーン印刷法、フ
レキソ印刷法等が利用できる。
く、スプレー法、ディップ法、ロールコート法、メニス
カスコート法、スピンコート法、スクリーン印刷法、フ
レキソ印刷法等が利用できる。
【0019】また、熱線反射膜の膜厚は500Åから1
μmが好ましく、それ以下では熱線反射性能が劣り、そ
れ以上では被膜の可視光線透過率が減少し、透明性が損
なわれるので好ましくない。
μmが好ましく、それ以下では熱線反射性能が劣り、そ
れ以上では被膜の可視光線透過率が減少し、透明性が損
なわれるので好ましくない。
【0020】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが本発明はこれらの実施例に限定される物ではない。
以下の実施例および比較例において、得られた膜の評価
方法は次の通りである。
るが本発明はこれらの実施例に限定される物ではない。
以下の実施例および比較例において、得られた膜の評価
方法は次の通りである。
【0021】1)表面抵抗値 ハイレスタ抵抗測定器(三菱油化製)により膜表面の表
面抵抗値を測定。 2)熱線反射性能 分光光度計(日立製作所製)により340 〜1800nmの透
過率、反射率を測定し、JIS−R3106に従って日
射透過率(TE )、日射反射率(RE )を算出。
面抵抗値を測定。 2)熱線反射性能 分光光度計(日立製作所製)により340 〜1800nmの透
過率、反射率を測定し、JIS−R3106に従って日
射透過率(TE )、日射反射率(RE )を算出。
【0022】3)可視光透過率、可視光反射率 分光光度計(日立製作所製)により380 〜780 nmの透
過率、反射率を測定し、JIS−R3106に従って可
視光透過率(TV )、可視光反射率(RV )を算出。
過率、反射率を測定し、JIS−R3106に従って可
視光透過率(TV )、可視光反射率(RV )を算出。
【0023】[実施例1]Sbを9mol%含有する酸
化錫超微粒子(平均粒径10nm)をサンドミルで分散
させて固形分20重量%の水性ゾルを得た。(A液)
化錫超微粒子(平均粒径10nm)をサンドミルで分散
させて固形分20重量%の水性ゾルを得た。(A液)
【0024】珪酸エチル重合物(多摩化学工業(株)
製、商品名シリケート40)10重量部に、エタノー
ル、塩酸水溶液(9重量部)を加えて固形分量をSiO
2 換算で5重量%となるように調製した。(B液) A液1重量部にB液と水との1:1混合物(重量比)を
3重量部添加してコーティング液とした。
製、商品名シリケート40)10重量部に、エタノー
ル、塩酸水溶液(9重量部)を加えて固形分量をSiO
2 換算で5重量%となるように調製した。(B液) A液1重量部にB液と水との1:1混合物(重量比)を
3重量部添加してコーティング液とした。
【0025】このコーティング液を厚さ2mmのフロー
トガラス板にスピンコーターを用いて500rpm、3
0秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、5
00℃の電気炉で30分間焼き付けてコート膜を得た。
このコート膜の特性を表1に示す。
トガラス板にスピンコーターを用いて500rpm、3
0秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、5
00℃の電気炉で30分間焼き付けてコート膜を得た。
このコート膜の特性を表1に示す。
【0026】[実施例2]ジルコニウムアセチルアセト
ンブトキシド(Zr(C5 H7 O2 )2 (OC4H9 )2
のエタノール溶液に塩酸水溶液をZrに対して16m
ol比添加してZrO2 換算で10重量%の溶液とし
た。(C液)
ンブトキシド(Zr(C5 H7 O2 )2 (OC4H9 )2
のエタノール溶液に塩酸水溶液をZrに対して16m
ol比添加してZrO2 換算で10重量%の溶液とし
た。(C液)
【0027】実施例1に示されるA液をエタノールで1
0重量%に希釈したものにC液をATO:ZrO2 が重
量比で20:1となるように添加し、コーティング液と
した。このコーティング液を厚さ2mmのフロートガラ
ス板にスピンコーターを用いて750rpm、5秒で塗
布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、600℃の
電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得た。このコート
膜の特性を表1に示す。
0重量%に希釈したものにC液をATO:ZrO2 が重
量比で20:1となるように添加し、コーティング液と
した。このコーティング液を厚さ2mmのフロートガラ
ス板にスピンコーターを用いて750rpm、5秒で塗
布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、600℃の
電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得た。このコート
膜の特性を表1に示す。
【0028】[実施例3]実施例2に示されるコーティ
ング液にATO:ZrO2 :SiO2 =10:1:1
(重量比)となるように実施例1に示されるB液を添加
してコーティング液とした。このコーティング液を厚さ
2mmのフロートガラス板にスピンコーターを用いて7
50rpm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10
分乾燥し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート
膜を得た。このコート膜の特性を表1に示す。
ング液にATO:ZrO2 :SiO2 =10:1:1
(重量比)となるように実施例1に示されるB液を添加
してコーティング液とした。このコーティング液を厚さ
2mmのフロートガラス板にスピンコーターを用いて7
50rpm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10
分乾燥し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート
膜を得た。このコート膜の特性を表1に示す。
【0029】[実施例4]チタニウムアセチルアセトン
イソプロポキシド(Ti(C5 H7 O2 )2 (OC3 H
7 )2 のエタノール溶液にH2 OをTiに対して8mo
l比、HCl(36.5%)をTiO2 に対して20重
量%添加してTiO2 換算で10重量%の溶液とした。
(D液)
イソプロポキシド(Ti(C5 H7 O2 )2 (OC3 H
7 )2 のエタノール溶液にH2 OをTiに対して8mo
l比、HCl(36.5%)をTiO2 に対して20重
量%添加してTiO2 換算で10重量%の溶液とした。
(D液)
【0030】実施例1に示されるA液をエタノールで固
形分10重量%に希釈したものに、D液をATO:Ti
O2 が重量比で10:3となるように添加し、コーティ
ング液とした。このコーティング液を厚さ2mmのフロ
ートガラス板にスピンコーターを用いて750rpm、
5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、6
00℃の電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得た。こ
のコート膜の特性を表1に示す。
形分10重量%に希釈したものに、D液をATO:Ti
O2 が重量比で10:3となるように添加し、コーティ
ング液とした。このコーティング液を厚さ2mmのフロ
ートガラス板にスピンコーターを用いて750rpm、
5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥し、6
00℃の電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得た。こ
のコート膜の特性を表1に示す。
【0031】[実施例5]実施例4に示されるコーティ
ング液にATO:TiO2 :SiO2 =10:3:2
(重量比)となるように実施例1に示されるB液を添加
してコーティング液とした。このコーティング液を厚さ
2mmのフロートガラス板にスピンコーターを用いて7
50rpm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10
分乾燥し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート
膜を得た。このコート膜の特性を表1に示す。
ング液にATO:TiO2 :SiO2 =10:3:2
(重量比)となるように実施例1に示されるB液を添加
してコーティング液とした。このコーティング液を厚さ
2mmのフロートガラス板にスピンコーターを用いて7
50rpm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10
分乾燥し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート
膜を得た。このコート膜の特性を表1に示す。
【0032】[実施例6]Snを5mol %含有する酸化
インジウム超微粒子(平均粒径20nm)をサンドミル
で分散させて、固形分8重量%の水性ゾルを得た。(E
液) 珪酸エチル重合物(多摩化学工業( 株) 製、商品名シリ
ケート40)10重量部にエタノール、硝酸水溶液(9
重量部)を加えて固形分量をSiO2 換算で3重量%と
なるように調製した。(F液)
インジウム超微粒子(平均粒径20nm)をサンドミル
で分散させて、固形分8重量%の水性ゾルを得た。(E
液) 珪酸エチル重合物(多摩化学工業( 株) 製、商品名シリ
ケート40)10重量部にエタノール、硝酸水溶液(9
重量部)を加えて固形分量をSiO2 換算で3重量%と
なるように調製した。(F液)
【0033】E液5重量部にF液を7重量部添加してコ
ーティング液とした。このコーティング液を厚さ2mm
のフロートガラス板にスピンコーターを用いて750r
pm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥
し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得
た。このコート膜の特性を表1に示す。
ーティング液とした。このコーティング液を厚さ2mm
のフロートガラス板にスピンコーターを用いて750r
pm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥
し、600℃の電気炉で5分間焼き付けてコート膜を得
た。このコート膜の特性を表1に示す。
【0034】[比較例1]オクチル酸インジウムおよび
オクチル酸錫をキシレン溶媒中にSn/Inがmol比
で5%となるように溶解させ、(固形分量5重量%)コ
ーティング液とした。このコーティング液を厚さ2mm
のフロートガラス板にスピンコーターを用いて750r
pm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥
し、500℃の電気炉で30分間焼き付けてコート膜を
得た。このコート膜の特性を表1に示す。
オクチル酸錫をキシレン溶媒中にSn/Inがmol比
で5%となるように溶解させ、(固形分量5重量%)コ
ーティング液とした。このコーティング液を厚さ2mm
のフロートガラス板にスピンコーターを用いて750r
pm、5秒で塗布した後180℃の乾燥器で10分乾燥
し、500℃の電気炉で30分間焼き付けてコート膜を
得た。このコート膜の特性を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記試験結果からも明らかなように、本発
明による熱線反射膜によれば、表面抵抗値を下げること
なく熱線を反射することができる。また、可視光の反射
率も低いために、自動車用ガラスの熱線反射膜としても
反射防止膜を上塗りすることなく用いることができる。
もちろん反射防止膜を形成しても良い。
明による熱線反射膜によれば、表面抵抗値を下げること
なく熱線を反射することができる。また、可視光の反射
率も低いために、自動車用ガラスの熱線反射膜としても
反射防止膜を上塗りすることなく用いることができる。
もちろん反射防止膜を形成しても良い。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高い
表面抵抗を有する熱線反射膜を形成させることができる
ため、それにより電波透過性能を具備させられる。した
がって、室内に電波受信体かつ/または電波発信体(ア
ンテナなど)を配置している場合に電波受信体が受信す
べき電波や発信した電波を減衰させることがなく、ま
た、プリントアンテナ付きガラスにプリントアンテナを
覆って熱線反射膜を形成する場合でも、熱線反射膜によ
って電波が減衰してアンテナの利得が低下するのを防止
することができる。このように、室内での通信機器の使
用を妨げることなく、かつ熱線の室内への流入を減じる
ことができる。
表面抵抗を有する熱線反射膜を形成させることができる
ため、それにより電波透過性能を具備させられる。した
がって、室内に電波受信体かつ/または電波発信体(ア
ンテナなど)を配置している場合に電波受信体が受信す
べき電波や発信した電波を減衰させることがなく、ま
た、プリントアンテナ付きガラスにプリントアンテナを
覆って熱線反射膜を形成する場合でも、熱線反射膜によ
って電波が減衰してアンテナの利得が低下するのを防止
することができる。このように、室内での通信機器の使
用を妨げることなく、かつ熱線の室内への流入を減じる
ことができる。
Claims (5)
- 【請求項1】導電性酸化物の超微粒子と、酸化珪素、酸
化チタン、酸化ジルコニウムから選ばれる少なくとも1
種の金属酸化物(以下、MO2 という)とを主成分とす
る熱線反射膜であって、表面抵抗が10KΩ/□以上で
あることを特徴とする熱線反射膜。 - 【請求項2】導電性酸化物の超微粒子として100nm
以下の平均粒径を有する、アンチモン含有酸化錫、及び
錫含有酸化インジウムのうち少なくとも1種(以下、T
Oという)の超微粒子を含み、酸化物換算で、TOを合
計で50重量%以上、MO2を合計で4重量%以上含む
ことを特徴とする請求項1記載の熱線反射膜。 - 【請求項3】導電性酸化物の超微粒子と、珪素化合物お
よびチタン化合物およびジルコニウム化合物から選ばれ
る少なくとも1種とを主成分とするコーティング液を塗
布した後、加熱することによって熱線反射膜を製造する
ことを特徴とする熱線反射膜の製造方法。 - 【請求項4】コーティング液が、Si(OR)m Rn 、
Ti(OR)m Ln 、Zr(OR)m Ln (ただし、m
+n=4、m=1〜4、n=0〜3、R=C1 〜C4 の
アルキル基、L=アセチルアセトン基、β−ジケトン基
などのキレート配位基、ステアリン酸基などのアシレー
ト配位基から選ばれる少なくとも1種の配位基)、ある
いはこれらの重合体のうち少なくとも1種、あるいはこ
れらの部分加水分解物を含むことを特徴とする請求項3
記載の熱線反射膜の製造方法。 - 【請求項5】表面に請求項1または2記載の熱線反射膜
が施されたガラス物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25960991A JPH0570178A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 熱線反射膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25960991A JPH0570178A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 熱線反射膜及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570178A true JPH0570178A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17336466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25960991A Withdrawn JPH0570178A (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 熱線反射膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570178A (ja) |
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- 1991-09-11 JP JP25960991A patent/JPH0570178A/ja not_active Withdrawn
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