JPH0571024B2 - - Google Patents
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- JPH0571024B2 JPH0571024B2 JP63112889A JP11288988A JPH0571024B2 JP H0571024 B2 JPH0571024 B2 JP H0571024B2 JP 63112889 A JP63112889 A JP 63112889A JP 11288988 A JP11288988 A JP 11288988A JP H0571024 B2 JPH0571024 B2 JP H0571024B2
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- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/09—Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明はインフレーシヨン、デフレーシヨンフ
イルムのチユーブ状フイルムの製造方法、製造装
置およびチユーブ状フイルムに関する。さらに詳
しくは、中だるみ、耳だれがない文具用途に好適
なフイルムの製造方法、製造装置およびチユーブ
状フイルムに関する。 [従来の技術] チユーブ状フイルムの成形設備は、T形ダイス
法に較べ装置が簡単で操作も容易なことから多数
使用されている。この従来のチユーブ状フイルム
の製造方法は、第2図記載の装置からなり、周知
のごとく円形ダイスより押出された溶融樹脂を冷
却し、チユーブ状フイルムを偏平に折り畳みなが
らニツプロールで引き取られる。 [発明が解決しようとする問題点] チユーブ状フイルムを従来の方法で製造する
と、チユーブ状フイルムを偏平に折り畳まれた折
り目部(耳部と称す)とチユーブ両耳の間の中央
部(腹部と称す)で、フイルムの流れ方向の長さ
が耳部より腹部の方が長くて“中だるみ”と呼ば
れるフイルム腹部のたるみが発生したり、原因は
定かではないが、耳部に波状のたるみ(耳だれと
称す)が生じ、印刷、製袋加工等の二次加工工程
で、印刷ずれ、折り込みじわによる印刷不良、製
袋時のシール不良などが起きる問題があつた。 本発明は、前述の問題を改善し、しかも高温時
の収縮性の低いフイルムを得るためのチユーブ状
フイルムの製造方法、製造装置およびフイルムに
関する技術を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、円形ダイスにより押し出しされた溶
融樹脂を冷却し、偏平に折り畳まれたチユーブ状
フイルム製造方法において、折り畳まれた後フイ
ルム速度をそれぞれ個別に設定できるロールA、
ロールB、ロールCを設け、ロール速度比B/
A、ロール速度比C/Bが、 1.0<B/A<1.2 0.8<C/B<1.0であり、 かつ加熱装置をロールBとロールCの間に設
け、フイルム温度のロールB前をT1、加熱装置
通過直後をT2、ロールC前をT3とすると、 T1<T2 5<T3<80℃ となる条件を満たす熱可塑性樹脂製チユーブ状フ
イルムの製造方法である。また上記の方法の製造
装置およびチユーブ状フイルムである。 本発明で用いた装置例を第1図に示すが、同装
置のインフレーシヨン装置の配置、形状に限定さ
れるものではない。 本発明は、折り畳まれたのちに加熱装置を設
け、加熱装置前後のフイルム速度をそれぞれ個別
に設定できるロールを設けるチユーブ状フイルム
の製造方法である。 本発明の加熱装置は、フイルムの折り畳まれ比
較的低温で引き伸ばした後にある。この加熱装置
は、加熱槽でなされることが多いがロール加熱で
あつても良い。加熱装置の設定温度は、フイルム
の原料により異なり、フイルム厚さ、ロールのラ
イン速度、ライン速度比により異なる。またフイ
ルムの水分を乾燥させるため、加熱装置の前に乾
燥槽を配置することができる。この乾燥槽がある
と、加熱装置のみで加温されるより加熱処理にム
ラなく、大型加熱槽を必要とぜず処理効果が上が
る。このため乾燥槽を設けることが好ましく、乾
燥は、比較的低温の熱風と内部にある布でカバー
されたフリーロールでフイルムの水分をふき取つ
ている程度でよい。 本発明のロール、ロールA、ロールB、ロール
Cは、それぞれ個別に設定できるものである。従
来の製造装置では、一般的に歯車比を変えてロー
ルCはAに比べ1〜3%増速させテンシヨンを掛
けながら引き取つているが、独立駆動方式でな
く、任意の変速はしていない。本発明のロール、
ロールA、ロールB、ロールCは、両側から挟む
ニツプロール(ピンチロール)で行うことが多
い。ロールAのライン速度は20m/分前後で行う
ことが多いが、これに限定するものではない。 本発明のロール速度比は、ロール速度比B/
A、ロール速度比C/Bが 1.0<B/A<1.2 0.8<C/B<1.0である。 第1図においてA−Bのロール間の加熱装置に
よるフイルムの温度が記載の条件に有つても、ロ
ールのライン速度比B/Aが1.0以下では引き伸
ばされず前記の残存歪みが残り、逆にライン速度
比B/Aが1.2以上ではフイルムの流れ方向の引
き裂き強度が低下して好ましくない。 応力緩和は、ニツプロールB−C間で行われ、
同ロール間の加熱条件とライン速度比のバランス
が重要で有る。所定の温度条件で有つても記載の
ライン速度比内でなければ、目的を達し得ない。
ライン速度比C/Bが0.8以下ではフイルムがロ
ールに巻き付き、1.0以上ではフイルムの応力緩
和は出来ない。 本発明の製造方法では、加熱装置の後に1組み
以上の冷却ロールと同ロールへの圧着ロールを設
けことができる。冷却ロールは、金属製でロール
内に循環水を通してロール温度(接するフイルム
の温度)をコントロールする駆動ロールである。
このための冷却ロールは、2個の冷却ロールの組
合せがよく、チユーブ状(二重)フイルムを裏表
から2段回に冷却方式した方がより均一に冷却で
きる。圧着ロールは、ゴム製でフイルムを冷却ロ
ールに押しつけ(密着させ)均一冷却させるフリ
ーの回転ロールである。圧着力は、フイルムにス
リキズ等の発生防止するため、できるだけ小さい
方が良い。 本発明の製造方法のフイルム温度は、ロールB
前をT1、加熱槽通過直後をT2、ロールC前をT3
とすると、T1<T2、5<T3<80℃である。加熱
装置通過直後のフイルム温度T2は、加熱装置前
T1より高くなければならず、フイルムの溶断し
ない温度である。フイルム温度T2が、T1より低
温側ではフイルムの残存歪が緩和されず、高温側
ではフイルムがフイルムの溶断してしまう。また
ロールC前のフイルム温度T3は、5〜80℃、好
ましくは5〜40℃で有り、80℃を越えるとフイル
ムの巻き取り原反にしわが入り、5℃以下にする
には、冷却設備への投資が大きくなり好ましくな
い。 本発明のチユーブ状フイルムは、ダイス(リツ
プ)の円周より、得られたフイルムの円周の方が
小さいインフレレーシヨンフイルムであることが
多いが、この逆のデフレーシヨンフイルムであつ
ても良い。 本発明で使用する樹脂は、熱可塑性樹脂であ
り、軟質塩化ビニル樹脂、発泡ポリスチレン、ポ
リアミドでも良いが、多くはポリオレフインであ
り、低密度ポリエチレン(LD−PE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLD−PE)、高密度ポリエチ
レン(HD−PE)、ポリプロピレン(PP)などが
挙げられる。なかでも最も透明性があり比較的に
剛性が得られて文具用フイルム袋に適する樹脂
は、PPで有つた。 [発明の効果] 本発明の製造方法、製造装置は、フイルム速度
をそれぞれ個別に設定でき、特定位置に加熱装置
を設けたフイルムの製造方法、製造装置である。
このため本発明の製造方法、製造装置によるチユ
ーブ状フイルムは、偏平に折り畳まれて生じた
“中だるみ、耳だれ”の要因である残存歪みを比
較的低温で引き伸ばし、その後高温側の熱処理に
より均一に緩和させてから冷却固化させるので、
“中だるみ、耳だれ”の改善することができた。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、目的の中だるみ、耳だれ、が改善さ
れたのみでなく、正にアイロンがけされた如く、
フイルムがピンと張り、美観に勝れたものであ
る。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、フイルム品質的にも剛性、光沢度が
向上し、また耐熱性も向上された。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、高温時の収縮性の低いものであり、
熱変化の少ないフイルムであつた。 また本発明の製造装置、製造方法にエンボス加
工装置を組入ても、目的の中だるみ、耳だれの改
善の効果は、変わらず良好であつた。 [実施例及び比較例] 以下実施例及び比較例によつて本発明を具体的
に説明するが、本発明はそれによつて範囲を限定
されるものではない。 なお実施例及び比較例で実施したフイルムの性
能評価方法は次の方法によつた。 (1) 中だるみ;フイルムのながれ方向に半折し重
ね合わせて、耳部にそつて3m直角に切り出し
てこれに対する腹部の長さを測定し中だるみの
程度を下記の基準により判定した。 ○;0〜5mm未満 △;5〜10mm未満 ×;10mm以上 (2) 耳だれ;フイルムのながれ方向に3mに切り
出し平板上に置いて、耳部に有る波、又は山状
の個数を目視で数えて耳だれの程度を下記の基
準により判定した。 ○;0〜2個/1m △;3〜5個/1m ×;6個以上/1m (3) 耐熱性;フイルムの流れ方向に500mm、幅方
向に300mm切り出し60℃8時間の熱風加熱処理
して処理前後で収縮率を算出し、耐熱性の程度
を下記の基準により判定した。 ○;0〜0.3%未満 △;0.3〜0.6%未満 ×;0.6%以上 (4) 光沢度;フイルムの光沢度はASTMD523に
準拠し標準板(屈折率1.567の黒色ガラス)の
光沢度を100%として反射率を測定した。反射
率の大きい方が光沢が良い。 (5) 剛性;フイルムの剛性はASTMD882に準拠
しフイルムの荷重と伸長率曲線(応力〜歪み曲
線)を求め立上りの勾配の引張弾性率値より求
めた。値の大きい方が剛性が高い。 実施例1〜3、比較例1〜9 MFR=9g/10分、エチレン含有量3重量%、
DSC法で測定した結晶融点が150℃の結晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体の樹脂を用
い、また、製造装置は第1図に示す形態のインフ
レーシヨン製造装置を用い水冷法で製膜した。 また加工条件で、ダイス温度200℃、水温25
℃・ニツプロールAのライン速度18m/分、など
を固定して、表1に示す実施例及び比較例の各加
工条件で厚み60μ、折幅470mmのフイルムを製膜
した。 第1表に示す実施例1〜3は、各ニツプロール
のロール速度比B/A・C/B、各加熱槽を通過
直後のフイルム温度T1・T2、及び冷却ロール通
過直後のフイルム温度T3を第1表条件内で製膜
した。 比較例1から8は、ロール速度比B/A、C/
B、T1、T2、T3などが本発明の条件外の範囲に
て製膜した。比較例1は、ロール速度比B/A<
1.0、比較例2は、B/A>1.2、比較例3は、
C/B<0.8、比較例4は、C/B>1.2、比較例
5は、T1>T2、比較例6は、T2が極めて高いも
の、比較例7は、T3>80℃等の条件変更以外は、
実施例に示した条件内で製膜した。また比較例8
は、実施例3の条件で冷却ロール上の圧着ロール
を用いなかつた。比較例9は、従来の製造法でロ
ール速度比C/Aは1.03で実施した。上記、実施
各例及び比較各例で得られたフイルムを用いて前
記評価方法によりフイルムの性能を評価した。そ
の結果を表1に示した。 比較例の1、3、6は、フイルムがロールに巻
きつき製膜が困難であつた。比較例の2、4は、
フイルムの流れ方向に延伸むらが発生し又フイル
ムが裂け易く、美観も低下した。比較例の5は、
中弛み、耳だれ等の改善は見られなかつた。比較
例の7は、フイルムの強度が低下し又、比較例の
8ではフイルム全面が凸凹となり好ましくなかつ
た。 実施例の1、2、3は、いずれも中弛み、耳だ
れ等が改善されて更に耐熱性、剛性、光沢性が向
上しフイルムの美観も良好であつた。 実施例4〜5、比較例10〜11 表2は、LD−PE、HD−PEの実施例及び比較
例である。 LD−PEはMI=1、密度0.920、HD−PEはMI
=0.8、密度0.950である。 なお製造装置は、実施例と同じで、ダイス温度
160℃、ニツプロールAのライン速度18m/分、
空冷法でフイルムの厚み25μ、折幅250mm以外は
実施例1に準拠し製膜した。比較例10、11は、従
来の製造法でロール速度比C/Aは1.03で実施し
た。実施例は、いずれも中弛み、耳だれ等が改善
されて、本発明の熱可塑性樹脂インフレーシヨン
フイルムの製造装置及び製造方法が有効である事
が判明した。
イルムのチユーブ状フイルムの製造方法、製造装
置およびチユーブ状フイルムに関する。さらに詳
しくは、中だるみ、耳だれがない文具用途に好適
なフイルムの製造方法、製造装置およびチユーブ
状フイルムに関する。 [従来の技術] チユーブ状フイルムの成形設備は、T形ダイス
法に較べ装置が簡単で操作も容易なことから多数
使用されている。この従来のチユーブ状フイルム
の製造方法は、第2図記載の装置からなり、周知
のごとく円形ダイスより押出された溶融樹脂を冷
却し、チユーブ状フイルムを偏平に折り畳みなが
らニツプロールで引き取られる。 [発明が解決しようとする問題点] チユーブ状フイルムを従来の方法で製造する
と、チユーブ状フイルムを偏平に折り畳まれた折
り目部(耳部と称す)とチユーブ両耳の間の中央
部(腹部と称す)で、フイルムの流れ方向の長さ
が耳部より腹部の方が長くて“中だるみ”と呼ば
れるフイルム腹部のたるみが発生したり、原因は
定かではないが、耳部に波状のたるみ(耳だれと
称す)が生じ、印刷、製袋加工等の二次加工工程
で、印刷ずれ、折り込みじわによる印刷不良、製
袋時のシール不良などが起きる問題があつた。 本発明は、前述の問題を改善し、しかも高温時
の収縮性の低いフイルムを得るためのチユーブ状
フイルムの製造方法、製造装置およびフイルムに
関する技術を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、円形ダイスにより押し出しされた溶
融樹脂を冷却し、偏平に折り畳まれたチユーブ状
フイルム製造方法において、折り畳まれた後フイ
ルム速度をそれぞれ個別に設定できるロールA、
ロールB、ロールCを設け、ロール速度比B/
A、ロール速度比C/Bが、 1.0<B/A<1.2 0.8<C/B<1.0であり、 かつ加熱装置をロールBとロールCの間に設
け、フイルム温度のロールB前をT1、加熱装置
通過直後をT2、ロールC前をT3とすると、 T1<T2 5<T3<80℃ となる条件を満たす熱可塑性樹脂製チユーブ状フ
イルムの製造方法である。また上記の方法の製造
装置およびチユーブ状フイルムである。 本発明で用いた装置例を第1図に示すが、同装
置のインフレーシヨン装置の配置、形状に限定さ
れるものではない。 本発明は、折り畳まれたのちに加熱装置を設
け、加熱装置前後のフイルム速度をそれぞれ個別
に設定できるロールを設けるチユーブ状フイルム
の製造方法である。 本発明の加熱装置は、フイルムの折り畳まれ比
較的低温で引き伸ばした後にある。この加熱装置
は、加熱槽でなされることが多いがロール加熱で
あつても良い。加熱装置の設定温度は、フイルム
の原料により異なり、フイルム厚さ、ロールのラ
イン速度、ライン速度比により異なる。またフイ
ルムの水分を乾燥させるため、加熱装置の前に乾
燥槽を配置することができる。この乾燥槽がある
と、加熱装置のみで加温されるより加熱処理にム
ラなく、大型加熱槽を必要とぜず処理効果が上が
る。このため乾燥槽を設けることが好ましく、乾
燥は、比較的低温の熱風と内部にある布でカバー
されたフリーロールでフイルムの水分をふき取つ
ている程度でよい。 本発明のロール、ロールA、ロールB、ロール
Cは、それぞれ個別に設定できるものである。従
来の製造装置では、一般的に歯車比を変えてロー
ルCはAに比べ1〜3%増速させテンシヨンを掛
けながら引き取つているが、独立駆動方式でな
く、任意の変速はしていない。本発明のロール、
ロールA、ロールB、ロールCは、両側から挟む
ニツプロール(ピンチロール)で行うことが多
い。ロールAのライン速度は20m/分前後で行う
ことが多いが、これに限定するものではない。 本発明のロール速度比は、ロール速度比B/
A、ロール速度比C/Bが 1.0<B/A<1.2 0.8<C/B<1.0である。 第1図においてA−Bのロール間の加熱装置に
よるフイルムの温度が記載の条件に有つても、ロ
ールのライン速度比B/Aが1.0以下では引き伸
ばされず前記の残存歪みが残り、逆にライン速度
比B/Aが1.2以上ではフイルムの流れ方向の引
き裂き強度が低下して好ましくない。 応力緩和は、ニツプロールB−C間で行われ、
同ロール間の加熱条件とライン速度比のバランス
が重要で有る。所定の温度条件で有つても記載の
ライン速度比内でなければ、目的を達し得ない。
ライン速度比C/Bが0.8以下ではフイルムがロ
ールに巻き付き、1.0以上ではフイルムの応力緩
和は出来ない。 本発明の製造方法では、加熱装置の後に1組み
以上の冷却ロールと同ロールへの圧着ロールを設
けことができる。冷却ロールは、金属製でロール
内に循環水を通してロール温度(接するフイルム
の温度)をコントロールする駆動ロールである。
このための冷却ロールは、2個の冷却ロールの組
合せがよく、チユーブ状(二重)フイルムを裏表
から2段回に冷却方式した方がより均一に冷却で
きる。圧着ロールは、ゴム製でフイルムを冷却ロ
ールに押しつけ(密着させ)均一冷却させるフリ
ーの回転ロールである。圧着力は、フイルムにス
リキズ等の発生防止するため、できるだけ小さい
方が良い。 本発明の製造方法のフイルム温度は、ロールB
前をT1、加熱槽通過直後をT2、ロールC前をT3
とすると、T1<T2、5<T3<80℃である。加熱
装置通過直後のフイルム温度T2は、加熱装置前
T1より高くなければならず、フイルムの溶断し
ない温度である。フイルム温度T2が、T1より低
温側ではフイルムの残存歪が緩和されず、高温側
ではフイルムがフイルムの溶断してしまう。また
ロールC前のフイルム温度T3は、5〜80℃、好
ましくは5〜40℃で有り、80℃を越えるとフイル
ムの巻き取り原反にしわが入り、5℃以下にする
には、冷却設備への投資が大きくなり好ましくな
い。 本発明のチユーブ状フイルムは、ダイス(リツ
プ)の円周より、得られたフイルムの円周の方が
小さいインフレレーシヨンフイルムであることが
多いが、この逆のデフレーシヨンフイルムであつ
ても良い。 本発明で使用する樹脂は、熱可塑性樹脂であ
り、軟質塩化ビニル樹脂、発泡ポリスチレン、ポ
リアミドでも良いが、多くはポリオレフインであ
り、低密度ポリエチレン(LD−PE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(LLD−PE)、高密度ポリエチ
レン(HD−PE)、ポリプロピレン(PP)などが
挙げられる。なかでも最も透明性があり比較的に
剛性が得られて文具用フイルム袋に適する樹脂
は、PPで有つた。 [発明の効果] 本発明の製造方法、製造装置は、フイルム速度
をそれぞれ個別に設定でき、特定位置に加熱装置
を設けたフイルムの製造方法、製造装置である。
このため本発明の製造方法、製造装置によるチユ
ーブ状フイルムは、偏平に折り畳まれて生じた
“中だるみ、耳だれ”の要因である残存歪みを比
較的低温で引き伸ばし、その後高温側の熱処理に
より均一に緩和させてから冷却固化させるので、
“中だるみ、耳だれ”の改善することができた。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、目的の中だるみ、耳だれ、が改善さ
れたのみでなく、正にアイロンがけされた如く、
フイルムがピンと張り、美観に勝れたものであ
る。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、フイルム品質的にも剛性、光沢度が
向上し、また耐熱性も向上された。 本発明の製造方法、製造装置によるチユーブ状
フイルムは、高温時の収縮性の低いものであり、
熱変化の少ないフイルムであつた。 また本発明の製造装置、製造方法にエンボス加
工装置を組入ても、目的の中だるみ、耳だれの改
善の効果は、変わらず良好であつた。 [実施例及び比較例] 以下実施例及び比較例によつて本発明を具体的
に説明するが、本発明はそれによつて範囲を限定
されるものではない。 なお実施例及び比較例で実施したフイルムの性
能評価方法は次の方法によつた。 (1) 中だるみ;フイルムのながれ方向に半折し重
ね合わせて、耳部にそつて3m直角に切り出し
てこれに対する腹部の長さを測定し中だるみの
程度を下記の基準により判定した。 ○;0〜5mm未満 △;5〜10mm未満 ×;10mm以上 (2) 耳だれ;フイルムのながれ方向に3mに切り
出し平板上に置いて、耳部に有る波、又は山状
の個数を目視で数えて耳だれの程度を下記の基
準により判定した。 ○;0〜2個/1m △;3〜5個/1m ×;6個以上/1m (3) 耐熱性;フイルムの流れ方向に500mm、幅方
向に300mm切り出し60℃8時間の熱風加熱処理
して処理前後で収縮率を算出し、耐熱性の程度
を下記の基準により判定した。 ○;0〜0.3%未満 △;0.3〜0.6%未満 ×;0.6%以上 (4) 光沢度;フイルムの光沢度はASTMD523に
準拠し標準板(屈折率1.567の黒色ガラス)の
光沢度を100%として反射率を測定した。反射
率の大きい方が光沢が良い。 (5) 剛性;フイルムの剛性はASTMD882に準拠
しフイルムの荷重と伸長率曲線(応力〜歪み曲
線)を求め立上りの勾配の引張弾性率値より求
めた。値の大きい方が剛性が高い。 実施例1〜3、比較例1〜9 MFR=9g/10分、エチレン含有量3重量%、
DSC法で測定した結晶融点が150℃の結晶性エチ
レン−プロピレンランダム共重合体の樹脂を用
い、また、製造装置は第1図に示す形態のインフ
レーシヨン製造装置を用い水冷法で製膜した。 また加工条件で、ダイス温度200℃、水温25
℃・ニツプロールAのライン速度18m/分、など
を固定して、表1に示す実施例及び比較例の各加
工条件で厚み60μ、折幅470mmのフイルムを製膜
した。 第1表に示す実施例1〜3は、各ニツプロール
のロール速度比B/A・C/B、各加熱槽を通過
直後のフイルム温度T1・T2、及び冷却ロール通
過直後のフイルム温度T3を第1表条件内で製膜
した。 比較例1から8は、ロール速度比B/A、C/
B、T1、T2、T3などが本発明の条件外の範囲に
て製膜した。比較例1は、ロール速度比B/A<
1.0、比較例2は、B/A>1.2、比較例3は、
C/B<0.8、比較例4は、C/B>1.2、比較例
5は、T1>T2、比較例6は、T2が極めて高いも
の、比較例7は、T3>80℃等の条件変更以外は、
実施例に示した条件内で製膜した。また比較例8
は、実施例3の条件で冷却ロール上の圧着ロール
を用いなかつた。比較例9は、従来の製造法でロ
ール速度比C/Aは1.03で実施した。上記、実施
各例及び比較各例で得られたフイルムを用いて前
記評価方法によりフイルムの性能を評価した。そ
の結果を表1に示した。 比較例の1、3、6は、フイルムがロールに巻
きつき製膜が困難であつた。比較例の2、4は、
フイルムの流れ方向に延伸むらが発生し又フイル
ムが裂け易く、美観も低下した。比較例の5は、
中弛み、耳だれ等の改善は見られなかつた。比較
例の7は、フイルムの強度が低下し又、比較例の
8ではフイルム全面が凸凹となり好ましくなかつ
た。 実施例の1、2、3は、いずれも中弛み、耳だ
れ等が改善されて更に耐熱性、剛性、光沢性が向
上しフイルムの美観も良好であつた。 実施例4〜5、比較例10〜11 表2は、LD−PE、HD−PEの実施例及び比較
例である。 LD−PEはMI=1、密度0.920、HD−PEはMI
=0.8、密度0.950である。 なお製造装置は、実施例と同じで、ダイス温度
160℃、ニツプロールAのライン速度18m/分、
空冷法でフイルムの厚み25μ、折幅250mm以外は
実施例1に準拠し製膜した。比較例10、11は、従
来の製造法でロール速度比C/Aは1.03で実施し
た。実施例は、いずれも中弛み、耳だれ等が改善
されて、本発明の熱可塑性樹脂インフレーシヨン
フイルムの製造装置及び製造方法が有効である事
が判明した。
【表】
図−1は、本発明の製造方法を示す工程略図で
ある。図−2は、従来の工程略図である。 1……ニツプロールA、2……ニツプロール
B、3……ニツプロールC、4……冷却ロール、
5……圧着ロール、6……乾燥槽、7……加熱
槽、8……インフレーシヨンフイルム、9……ガ
イド板、10……ダイス、11……ニツプロー
ル、12……水槽、13……エアーリング。
ある。図−2は、従来の工程略図である。 1……ニツプロールA、2……ニツプロール
B、3……ニツプロールC、4……冷却ロール、
5……圧着ロール、6……乾燥槽、7……加熱
槽、8……インフレーシヨンフイルム、9……ガ
イド板、10……ダイス、11……ニツプロー
ル、12……水槽、13……エアーリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円形ダイスにより押し出しされた溶融樹脂を
冷却し、偏平に折り畳まれたチユーブ状フイルム
製造方法において、折り畳まれた後フイルム速度
をそれぞれ個別に設定できるロールA、ロール
B、ロールCを設け、ロール速度比B/A、ロー
ル速度比C/Bが、 1.0<B/A<1.2 0.8<C/B<1.0であり、 かつ加熱装置をロールBとロールCの間に設
け、フイルム温度のロールB前をT1、加熱装置
通過直後をT2、ロールC前をT3とすると、 T1<T2 5<T3<80℃ となる条件を満たす熱可塑性樹脂製チユーブ状フ
イルムの製造方法。 2 第1請求項記載の加熱装置が加熱槽、ロール
がニツプロール、熱可塑性樹脂がポリオレフイン
であり、加熱槽の後に1組み以上の冷却ロールと
同ロールへの圧着ロールを設けたチユーブ状フイ
ルムの製造装置。 3 第2請求項の装置で作られるポリオレフイン
製チユーブ状フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63112889A JPH01283123A (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | チューブ状フィルムの製造方法、製造装置およびチューブ状フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63112889A JPH01283123A (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | チューブ状フィルムの製造方法、製造装置およびチューブ状フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01283123A JPH01283123A (ja) | 1989-11-14 |
| JPH0571024B2 true JPH0571024B2 (ja) | 1993-10-06 |
Family
ID=14598054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63112889A Granted JPH01283123A (ja) | 1988-05-10 | 1988-05-10 | チューブ状フィルムの製造方法、製造装置およびチューブ状フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01283123A (ja) |
-
1988
- 1988-05-10 JP JP63112889A patent/JPH01283123A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01283123A (ja) | 1989-11-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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