JPH0571301B2 - - Google Patents
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- JPH0571301B2 JPH0571301B2 JP60036672A JP3667285A JPH0571301B2 JP H0571301 B2 JPH0571301 B2 JP H0571301B2 JP 60036672 A JP60036672 A JP 60036672A JP 3667285 A JP3667285 A JP 3667285A JP H0571301 B2 JPH0571301 B2 JP H0571301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydration reaction
- crushing agent
- hole
- crushing
- static crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21C—MINING OR QUARRYING
- E21C37/00—Other methods or devices for dislodging with or without loading
- E21C37/06—Other methods or devices for dislodging with or without loading by making use of hydraulic or pneumatic pressure in a borehole
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F42—AMMUNITION; BLASTING
- F42D—BLASTING
- F42D1/00—Blasting methods or apparatus, e.g. loading or tamping
- F42D1/08—Tamping methods; Methods for loading boreholes with explosives; Apparatus therefor
- F42D1/24—Tamping methods; Methods for loading boreholes with explosives; Apparatus therefor characterised by the tamping material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/0009—Demolition agents based on cementitous or like materials
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21C—MINING OR QUARRYING
- E21C37/00—Other methods or devices for dislodging with or without loading
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Geology (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、静的破砕剤による脆性物体の破砕方
法に関し、詳細には、該破砕剤の噴出を防止する
と共に初期の過激な水和反応を調節して作業時間
(本発明にかかる後記水和物質又は混合物の装填
作業を含む破砕作業時間)を充分に確保すること
ができる脆性物体の破砕方法に関する。 [従来の技術] 脆性物体の穿孔に静的破砕剤を充填し、この静
的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕する方法は
従来より知られている。 この方法において、活性が高く、破砕力が強い
破砕剤を用いた場合、水和に必要な水量以上に加
水されていると、水和反応により孔中の温度が急
激に上昇し、含有水が多量の蒸気となり、この蒸
気と共に破砕剤が孔から噴出するという問題が生
じる。 この噴出を防止する手段として、 (1) 機械的に密栓する方法、 (2) 使用時の環境温度、孔径等の条件に合つた破
砕剤を用いる方法、 等が従来より提案されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記(1)の機械的に密栓する従来
法では、手間がかかつたり、また、噴出力が強い
ため完全に密栓することができないばかりでな
く、コストも高いものとなる欠点があつた。 また、上記(2)の使用に際し各条件に合つた破砕
剤を用いる従来法では、例えば−5〜5℃用、0
〜10℃用等使用時の温度に適合した破砕剤を準備
する必要があり、もし適合した温度以上の環境温
度で使用すると噴出するという危険があつた。 その上、破砕剤を充填する孔の口径によつても
準備する破砕剤の性状を変える必要があり、例え
ば40mmφ用、60mmφ用、150mmφ用等使用時の環
境温度及び口径の相違により10枚種以上も用意し
なければならない欠点があつた。 本発明は、上記諸欠点を解決することを目的と
するものであり、詳細には、 第1に、高活性で破砕力が強い破砕剤を適合温
度以上の温度で使用しても、また、適合口径以上
の大きい口径の孔に使用しても、破砕剤の噴出を
防止し得る破砕方法を提供すること、 第2に、軟焼生石灰又は軽焼ドロマイトの初期
の過激な水和反応を調節して作業時間を充分に確
保し、破砕作業を余裕をもつて行うことができる
脆性物体の破砕方法を提供すること、 を目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明は、上記第1及び第2の目的を共に達成
させる手段として、軟焼生石灰又は軽焼ドロマイ
トを水和反応抑制剤でコーテイングあるいは付着
してなる水和物質を静的破砕剤に接して装填する
ことを特徴とする。 そして、本発明は、2発明からなり、その第1
発明は、 「脆性物体に穿孔した孔に静的破砕剤を充填し、
この静的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕する
方法において、該孔の開口部に、軟質生石灰又は
軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテイング
あるいは付着してなる水和物質を該静的破砕剤に
接して装填することを特徴とする破砕方法。」 を要旨とし、また、第2発明は、 「前記第1発明に記載の破砕方法において、水和
反応抑制剤でコーテイングあるいは付着してなる
前記水和物質にさらに水和反応促進剤を添加した
混合物を該静的破砕剤に接して装填することを特
徴とする破砕方法。」 を要旨とする。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で使用する軟焼生石灰又は軽焼ドロマイ
トは、その形状について特に限定するものではな
く、粉、粒、塊あるいは成形物のいずれの形状で
も使用することができる。 第1発明は上記軟焼生石灰又は軽焼ドロマイト
を水和反応抑制剤でコーテイングあるいは付着さ
せた(以下、単に“コーテイング”という。)水
和物質を用いることを特徴とし、該水和物質は、
水和により静的破砕剤よりも先に100℃以上とな
る物質である。また、軟焼生石灰や軽焼ドロマイ
トの初期の過激な水和反応を抑制した水和物質を
用いることにより作業時間の確保もできる。 上記水和反応抑制剤としては、オキシカルボン
酸塩、リグニンスルホン酸塩、ケイフツ化物、水
ガラス、グリセリン、クエン酸、トリエチルアミ
ン塩などの遅延剤、シリコーン、パラフイン、ス
テアリン酸塩、酢酸ビニル、天然ゴム類などを挙
げることができる。 水和反応抑制剤をコーテイングする手段として
は、特に限定するものではないが、水和反応抑制
剤を例えば水以外の溶媒に溶解し、これを軟焼生
石灰又は軽焼ドロマイトに噴霧ないし含浸させる
周知・慣用の塗布手段を採用することができる。 本発明で使用する水和反応抑制剤をコーテイン
グした水和物質の一つの孔に対する使用量は、そ
の水和物質の活性度あるいは気温、孔径、脆性物
体の温度等によつて異なるが、50〜500gが一応
の目安となる。使用量が少ない場合、水和によつ
て発生する発熱量及び膨張量が不足するので、噴
出防止効果が充分に発揮されず、また、使用量が
多い場合、装填する上で取扱いにくくなるので、
いずれも好ましくない。 また、上記水和物質の取扱いを容易にするた
め、必要に応じて和紙のような吸水性の良い包装
物に入れカプセルにして使用することもできる。 本発明において、脆性物体に穿孔する孔径は特
に限定されるものではなく、任意の孔径の孔に適
用することができる。また、孔長については特に
影響されるものではない。 本発明で使用する静的破砕剤としては、市販の
ものを適宜使用することができる。 本発明において、静的破砕剤を孔に充填した
後、孔口に水分が少ない場合、例えばカプセルタ
イプの静的破砕剤を用いるとき、水和反応抑制剤
をコーテイングした水和物質を装填する前あるい
は装填した後、孔に小量注水する方が好ましい。 第2発明は、水和反応抑制剤をコーテイングし
た水和物質にさらに水和反応促進剤を添加した混
合物を用いることを特徴とし、該水和反応促進剤
の添加量を調節することにより、作業時間を適宜
調節することができる。 水和反応促進剤としては、塩化カルシウム、塩
化アルミニウムなどの塩化物、硝酸アルミニウ
ム、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウムなどの硝酸
塩、アルミン酸ソーダなどのアルミン酸塩、ある
いは3CaO・Al2O3、12CaO・7Al2O3などが挙げ
られる。 (作用) 本発明による噴出防止作用は、静的破砕剤に接
して孔の開口部に水和物質を装填することによ
り、静的破砕剤よりも先に水和により100℃以上
となり、静的破砕剤の水和反応を開口部から加速
し、この部分の水分を蒸発させ、それと同時に孔
内の余剰の水分を開口部へ移動させ、これによつ
て充填された破砕剤中に蒸気道が形成され、静的
破砕剤の噴出が防止し得るものと思われる。 また、第1発明による作業時間を確保し得る作
用は、水和反応抑制剤をコーテイングした水和物
質を使用することにより、この水和物質の水和反
応が緩慢になり、これによつて初期の過激な水和
反応を抑制して作業時間を充分に確保することが
できるものと考えられる。 さらに、第2発明は、水和反応抑制剤をコーテ
イングした水和物質によつては、水和反応が著し
く緩慢になるものがあり、このような水和物質に
対して水和反応促進剤を添加することにより、水
和反応が開始した後速やかに該反応を促進させる
作用が生じ、また、上記水和反応開始時間を促進
させる作用が生じる。 [実施例] 以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本
発明をより詳細に説明する。 (実施例 1) 静的破砕剤として日本セメント社製W型カーム
マイト(適合温度範囲0〜10℃、適合口径5cmφ
以下)を用い、この静的破砕剤100重量部に30℃
の水28重量部を混ぜてスラリーを造つた。 一方、温度が約30℃の縦約2m、横約2m、高
さ約1mの安山岩上面に各辺から約50cm間隔に孔
径5cmφ、孔長約60cmの孔を3ケ穿孔した。 この3ケの孔に、孔内温度を測定するため開口
部に熱電対を設置した後、静的破砕剤のスラリー
を孔口から約3cmのところまで注入した。 その後、3ケの孔のうち1ケに第1表に示す水
和物質「軟焼生石灰(奥多摩工業社製)にシリコ
ーン液0.5%を噴霧した水和物質」のスラリーを
孔口まで充填した(孔No.3:実施例)。 残りの孔2ケについては、1ケはそのままとし
(孔No.1:比較例)、他の1ケは開口部に超速硬セ
メントモルタルを装填した(孔No.2:比較例)。 6時間経過後3ケの孔の噴出の有無を調べた。
その結果を第1表に示す。 第1表から、開口部に水和物産を装填しない場
合(孔No.1,2:比較例)、噴出が認められた。 これに対して、軟焼生石灰にシリコーン液0.5
%を噴霧した水和物質(孔No.3:実施例)の場
合、噴出が認められず、装填してから約15分経過
後に水和反応が生じ、作業時間を十分確保でき
た。
法に関し、詳細には、該破砕剤の噴出を防止する
と共に初期の過激な水和反応を調節して作業時間
(本発明にかかる後記水和物質又は混合物の装填
作業を含む破砕作業時間)を充分に確保すること
ができる脆性物体の破砕方法に関する。 [従来の技術] 脆性物体の穿孔に静的破砕剤を充填し、この静
的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕する方法は
従来より知られている。 この方法において、活性が高く、破砕力が強い
破砕剤を用いた場合、水和に必要な水量以上に加
水されていると、水和反応により孔中の温度が急
激に上昇し、含有水が多量の蒸気となり、この蒸
気と共に破砕剤が孔から噴出するという問題が生
じる。 この噴出を防止する手段として、 (1) 機械的に密栓する方法、 (2) 使用時の環境温度、孔径等の条件に合つた破
砕剤を用いる方法、 等が従来より提案されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記(1)の機械的に密栓する従来
法では、手間がかかつたり、また、噴出力が強い
ため完全に密栓することができないばかりでな
く、コストも高いものとなる欠点があつた。 また、上記(2)の使用に際し各条件に合つた破砕
剤を用いる従来法では、例えば−5〜5℃用、0
〜10℃用等使用時の温度に適合した破砕剤を準備
する必要があり、もし適合した温度以上の環境温
度で使用すると噴出するという危険があつた。 その上、破砕剤を充填する孔の口径によつても
準備する破砕剤の性状を変える必要があり、例え
ば40mmφ用、60mmφ用、150mmφ用等使用時の環
境温度及び口径の相違により10枚種以上も用意し
なければならない欠点があつた。 本発明は、上記諸欠点を解決することを目的と
するものであり、詳細には、 第1に、高活性で破砕力が強い破砕剤を適合温
度以上の温度で使用しても、また、適合口径以上
の大きい口径の孔に使用しても、破砕剤の噴出を
防止し得る破砕方法を提供すること、 第2に、軟焼生石灰又は軽焼ドロマイトの初期
の過激な水和反応を調節して作業時間を充分に確
保し、破砕作業を余裕をもつて行うことができる
脆性物体の破砕方法を提供すること、 を目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明は、上記第1及び第2の目的を共に達成
させる手段として、軟焼生石灰又は軽焼ドロマイ
トを水和反応抑制剤でコーテイングあるいは付着
してなる水和物質を静的破砕剤に接して装填する
ことを特徴とする。 そして、本発明は、2発明からなり、その第1
発明は、 「脆性物体に穿孔した孔に静的破砕剤を充填し、
この静的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕する
方法において、該孔の開口部に、軟質生石灰又は
軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテイング
あるいは付着してなる水和物質を該静的破砕剤に
接して装填することを特徴とする破砕方法。」 を要旨とし、また、第2発明は、 「前記第1発明に記載の破砕方法において、水和
反応抑制剤でコーテイングあるいは付着してなる
前記水和物質にさらに水和反応促進剤を添加した
混合物を該静的破砕剤に接して装填することを特
徴とする破砕方法。」 を要旨とする。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で使用する軟焼生石灰又は軽焼ドロマイ
トは、その形状について特に限定するものではな
く、粉、粒、塊あるいは成形物のいずれの形状で
も使用することができる。 第1発明は上記軟焼生石灰又は軽焼ドロマイト
を水和反応抑制剤でコーテイングあるいは付着さ
せた(以下、単に“コーテイング”という。)水
和物質を用いることを特徴とし、該水和物質は、
水和により静的破砕剤よりも先に100℃以上とな
る物質である。また、軟焼生石灰や軽焼ドロマイ
トの初期の過激な水和反応を抑制した水和物質を
用いることにより作業時間の確保もできる。 上記水和反応抑制剤としては、オキシカルボン
酸塩、リグニンスルホン酸塩、ケイフツ化物、水
ガラス、グリセリン、クエン酸、トリエチルアミ
ン塩などの遅延剤、シリコーン、パラフイン、ス
テアリン酸塩、酢酸ビニル、天然ゴム類などを挙
げることができる。 水和反応抑制剤をコーテイングする手段として
は、特に限定するものではないが、水和反応抑制
剤を例えば水以外の溶媒に溶解し、これを軟焼生
石灰又は軽焼ドロマイトに噴霧ないし含浸させる
周知・慣用の塗布手段を採用することができる。 本発明で使用する水和反応抑制剤をコーテイン
グした水和物質の一つの孔に対する使用量は、そ
の水和物質の活性度あるいは気温、孔径、脆性物
体の温度等によつて異なるが、50〜500gが一応
の目安となる。使用量が少ない場合、水和によつ
て発生する発熱量及び膨張量が不足するので、噴
出防止効果が充分に発揮されず、また、使用量が
多い場合、装填する上で取扱いにくくなるので、
いずれも好ましくない。 また、上記水和物質の取扱いを容易にするた
め、必要に応じて和紙のような吸水性の良い包装
物に入れカプセルにして使用することもできる。 本発明において、脆性物体に穿孔する孔径は特
に限定されるものではなく、任意の孔径の孔に適
用することができる。また、孔長については特に
影響されるものではない。 本発明で使用する静的破砕剤としては、市販の
ものを適宜使用することができる。 本発明において、静的破砕剤を孔に充填した
後、孔口に水分が少ない場合、例えばカプセルタ
イプの静的破砕剤を用いるとき、水和反応抑制剤
をコーテイングした水和物質を装填する前あるい
は装填した後、孔に小量注水する方が好ましい。 第2発明は、水和反応抑制剤をコーテイングし
た水和物質にさらに水和反応促進剤を添加した混
合物を用いることを特徴とし、該水和反応促進剤
の添加量を調節することにより、作業時間を適宜
調節することができる。 水和反応促進剤としては、塩化カルシウム、塩
化アルミニウムなどの塩化物、硝酸アルミニウ
ム、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウムなどの硝酸
塩、アルミン酸ソーダなどのアルミン酸塩、ある
いは3CaO・Al2O3、12CaO・7Al2O3などが挙げ
られる。 (作用) 本発明による噴出防止作用は、静的破砕剤に接
して孔の開口部に水和物質を装填することによ
り、静的破砕剤よりも先に水和により100℃以上
となり、静的破砕剤の水和反応を開口部から加速
し、この部分の水分を蒸発させ、それと同時に孔
内の余剰の水分を開口部へ移動させ、これによつ
て充填された破砕剤中に蒸気道が形成され、静的
破砕剤の噴出が防止し得るものと思われる。 また、第1発明による作業時間を確保し得る作
用は、水和反応抑制剤をコーテイングした水和物
質を使用することにより、この水和物質の水和反
応が緩慢になり、これによつて初期の過激な水和
反応を抑制して作業時間を充分に確保することが
できるものと考えられる。 さらに、第2発明は、水和反応抑制剤をコーテ
イングした水和物質によつては、水和反応が著し
く緩慢になるものがあり、このような水和物質に
対して水和反応促進剤を添加することにより、水
和反応が開始した後速やかに該反応を促進させる
作用が生じ、また、上記水和反応開始時間を促進
させる作用が生じる。 [実施例] 以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本
発明をより詳細に説明する。 (実施例 1) 静的破砕剤として日本セメント社製W型カーム
マイト(適合温度範囲0〜10℃、適合口径5cmφ
以下)を用い、この静的破砕剤100重量部に30℃
の水28重量部を混ぜてスラリーを造つた。 一方、温度が約30℃の縦約2m、横約2m、高
さ約1mの安山岩上面に各辺から約50cm間隔に孔
径5cmφ、孔長約60cmの孔を3ケ穿孔した。 この3ケの孔に、孔内温度を測定するため開口
部に熱電対を設置した後、静的破砕剤のスラリー
を孔口から約3cmのところまで注入した。 その後、3ケの孔のうち1ケに第1表に示す水
和物質「軟焼生石灰(奥多摩工業社製)にシリコ
ーン液0.5%を噴霧した水和物質」のスラリーを
孔口まで充填した(孔No.3:実施例)。 残りの孔2ケについては、1ケはそのままとし
(孔No.1:比較例)、他の1ケは開口部に超速硬セ
メントモルタルを装填した(孔No.2:比較例)。 6時間経過後3ケの孔の噴出の有無を調べた。
その結果を第1表に示す。 第1表から、開口部に水和物産を装填しない場
合(孔No.1,2:比較例)、噴出が認められた。 これに対して、軟焼生石灰にシリコーン液0.5
%を噴霧した水和物質(孔No.3:実施例)の場
合、噴出が認められず、装填してから約15分経過
後に水和反応が生じ、作業時間を十分確保でき
た。
【表】
【表】
(実施例 2)
静的破砕剤として日本セメント社製W型カーム
マイト(適合温度範囲0〜10℃、適合口径5cmφ
以下)を用い、この静的破砕剤100重量部に30℃
の水28重量部を添加してスラリーを調製した。 また、軟焼生石灰(奥多摩工業社製)に被膜剤
として東芝社製シリコーン液を約2%噴霧コーテ
イングした水和物産を和紙製袋に詰めてカプセル
化した。 一方、約30℃に保持した脆性物体(中央に穿け
られた2cmφ×50cmL、5cmφ×100cmL、5cm
φ×300cmL、7cmφ×100cmL、10cmφ×100cm
L、15cmφ×100cmLの各孔が鋼管で拘束してあ
るコンクリート塊)を計7ケ穿孔し、実施例1と
同様開口部に熱電対を設置した。 そして、各々に上記静的破砕剤スラリーを孔口
から約3cmのところまで注入し、引き続き上記水
和物質のカプセルを各孔に装填した。 装填後6時間して7ケの孔の噴出の有無を調査
した。その結果を第2表に示す。 第2表から、孔No.1〜7のいずれからも噴出が
認められず、また、20〜30分経過後に水和反応が
生じ、作業時間を十分確保することができた。
マイト(適合温度範囲0〜10℃、適合口径5cmφ
以下)を用い、この静的破砕剤100重量部に30℃
の水28重量部を添加してスラリーを調製した。 また、軟焼生石灰(奥多摩工業社製)に被膜剤
として東芝社製シリコーン液を約2%噴霧コーテ
イングした水和物産を和紙製袋に詰めてカプセル
化した。 一方、約30℃に保持した脆性物体(中央に穿け
られた2cmφ×50cmL、5cmφ×100cmL、5cm
φ×300cmL、7cmφ×100cmL、10cmφ×100cm
L、15cmφ×100cmLの各孔が鋼管で拘束してあ
るコンクリート塊)を計7ケ穿孔し、実施例1と
同様開口部に熱電対を設置した。 そして、各々に上記静的破砕剤スラリーを孔口
から約3cmのところまで注入し、引き続き上記水
和物質のカプセルを各孔に装填した。 装填後6時間して7ケの孔の噴出の有無を調査
した。その結果を第2表に示す。 第2表から、孔No.1〜7のいずれからも噴出が
認められず、また、20〜30分経過後に水和反応が
生じ、作業時間を十分確保することができた。
【表】
(実施例 3)
静的破砕剤として日本セメント社製L型カーム
マイト(適合温度範囲−5〜5℃、適合口径5cm
φ以下)を用い、この破砕剤100重量部に30℃の
水28重量部を添加してスラリーを調製した。 一方、約30℃に保持した脆性物体(中央に5cm
φ×100cmLの孔を有し、外周を鋼管で拘束した
60cmφ×120cmLの円柱状のコンクリート塊)を
5ケ用意した。 各孔に上記静的破砕剤のスラリーを孔口から約
3cmのところまで注入した。引き続き第3表に示
す水和物質(和紙製袋に詰めてカプセル化したも
の)を4ケの孔(塊No.2〜5)に装填した。残り
の1ケ(塊No.1)は水和物質を装填しなかつた。 装填して6時間後に噴出の有無を調べた。結果
を第3表に示す。 次の第3表から、開口部に水和物質を装填しな
い塊No.1(比較例)では、噴出が認められたが、
これ以外のものでは噴出が認められなかつた。 また、クエン酸(水和反応抑制剤)をコーテイ
ングした塊No.4及び同じくグリセリン(水和反応
抑制剤)をコーテイングした塊No.5(いずれも本
発明の実施例)では、水和反応抑制剤が被覆され
ていない塊No.2,3(比較例)に比して孔の開口
部の水和反応が遅延し、このため作業時間を十分
確保することができた。 更に、上記実施例のうち塊No.5では、反応促進
剤である12CaO・7Al2O3をさらに配合したこと
により、所定時間経過後に急激な水和反応が認め
られた。
マイト(適合温度範囲−5〜5℃、適合口径5cm
φ以下)を用い、この破砕剤100重量部に30℃の
水28重量部を添加してスラリーを調製した。 一方、約30℃に保持した脆性物体(中央に5cm
φ×100cmLの孔を有し、外周を鋼管で拘束した
60cmφ×120cmLの円柱状のコンクリート塊)を
5ケ用意した。 各孔に上記静的破砕剤のスラリーを孔口から約
3cmのところまで注入した。引き続き第3表に示
す水和物質(和紙製袋に詰めてカプセル化したも
の)を4ケの孔(塊No.2〜5)に装填した。残り
の1ケ(塊No.1)は水和物質を装填しなかつた。 装填して6時間後に噴出の有無を調べた。結果
を第3表に示す。 次の第3表から、開口部に水和物質を装填しな
い塊No.1(比較例)では、噴出が認められたが、
これ以外のものでは噴出が認められなかつた。 また、クエン酸(水和反応抑制剤)をコーテイ
ングした塊No.4及び同じくグリセリン(水和反応
抑制剤)をコーテイングした塊No.5(いずれも本
発明の実施例)では、水和反応抑制剤が被覆され
ていない塊No.2,3(比較例)に比して孔の開口
部の水和反応が遅延し、このため作業時間を十分
確保することができた。 更に、上記実施例のうち塊No.5では、反応促進
剤である12CaO・7Al2O3をさらに配合したこと
により、所定時間経過後に急激な水和反応が認め
られた。
【表】
(実施例 4)
実施例3に用いたと同じ静的破砕剤を混練し、
スラリーを調製した。 約15℃のコンクリートブロツク(60cm×60cm×
60cmの立方体、中央に5cmφ×50cmLの穿孔を有
するもの)の孔に上記スラリーを孔口から3cmま
で注入し、その上部に第4表の水和物質をそれぞ
れ装填し、噴出の有無及び破砕状況を観察した。
その結果を第4表に示す。 第4表から、軟焼生石灰のみの場合(ブロツク
No.2、比較例)では10分後に分割(破砕)した
が、シリコーンを被覆したブロツクNo.3(実施例)
では、65分後に分割(破砕)し、このように作業
時間を十分確保することができた。 また、これにさらに反応促進剤である塩化アル
ミニウムを配合することにより(ブロツクNo.4、
実施例)、その作業時間を短縮することができ、
このように適宜調節することができることを確認
した。
スラリーを調製した。 約15℃のコンクリートブロツク(60cm×60cm×
60cmの立方体、中央に5cmφ×50cmLの穿孔を有
するもの)の孔に上記スラリーを孔口から3cmま
で注入し、その上部に第4表の水和物質をそれぞ
れ装填し、噴出の有無及び破砕状況を観察した。
その結果を第4表に示す。 第4表から、軟焼生石灰のみの場合(ブロツク
No.2、比較例)では10分後に分割(破砕)した
が、シリコーンを被覆したブロツクNo.3(実施例)
では、65分後に分割(破砕)し、このように作業
時間を十分確保することができた。 また、これにさらに反応促進剤である塩化アル
ミニウムを配合することにより(ブロツクNo.4、
実施例)、その作業時間を短縮することができ、
このように適宜調節することができることを確認
した。
【表】
[発明の効果]
本発明は、以上詳記したとおり、脆性物体に穿
孔した孔に静的破砕剤を充填して破砕するにあた
り、孔口側の開口部に、破砕剤に接して軟焼生石
灰又は軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテ
イング或いは付着した水和物質を装填することに
より、噴出の抑制を容易に行うことができるのみ
ならず、初期の過激な水和反応を抑制して作業時
間を充分に確保することができる効果が生じる。 また、本発明(第2発明)は、上記の水和物質
にさらに水和反応促進剤を配合することにより、
任意の破砕開始時間の選定を容易に調節し得る効
果が生じる。 更に、本発明によれば、破砕剤の使用条件の範
囲を広げることができ、使用時の条件の相違ごと
に異なつた各種破砕剤を準備する必要がなく、ま
た、破砕作業を余裕をもつて行うことができ、該
作業をより安全かつ効果的に進めることができる
などの顕著な効果が生ずる。
孔した孔に静的破砕剤を充填して破砕するにあた
り、孔口側の開口部に、破砕剤に接して軟焼生石
灰又は軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテ
イング或いは付着した水和物質を装填することに
より、噴出の抑制を容易に行うことができるのみ
ならず、初期の過激な水和反応を抑制して作業時
間を充分に確保することができる効果が生じる。 また、本発明(第2発明)は、上記の水和物質
にさらに水和反応促進剤を配合することにより、
任意の破砕開始時間の選定を容易に調節し得る効
果が生じる。 更に、本発明によれば、破砕剤の使用条件の範
囲を広げることができ、使用時の条件の相違ごと
に異なつた各種破砕剤を準備する必要がなく、ま
た、破砕作業を余裕をもつて行うことができ、該
作業をより安全かつ効果的に進めることができる
などの顕著な効果が生ずる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脆性物体に穿孔した孔に静的破砕剤を充填
し、この静的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕
する方法において、該孔の開口部に、軟焼生石灰
又は軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテイ
ングあるいは付着してなる水和物質を該静的破砕
剤に接して装填することを特徴とする破砕方法。 2 脆性物体に穿孔した孔に静的破砕剤を充填
し、この静的破砕剤を水和させて脆性物体を破砕
する方法において、該孔の開口部に、軟焼生石灰
又は軽焼ドロマイトを水和反応抑制剤でコーテイ
ングあるいは付着してなる水和物質にさらに水和
反応促進剤を添加した混合物を該静的破砕剤に接
して装填することを特徴とする破砕方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60036672A JPS61197055A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 破砕方法 |
| KR1019860001323A KR910004766B1 (ko) | 1985-02-27 | 1986-02-25 | 파쇄(破碎)방법 |
| GB08604934A GB2171739B (en) | 1985-02-27 | 1986-02-27 | Method for demolition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60036672A JPS61197055A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 破砕方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61197055A JPS61197055A (ja) | 1986-09-01 |
| JPH0571301B2 true JPH0571301B2 (ja) | 1993-10-06 |
Family
ID=12476344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60036672A Granted JPS61197055A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 破砕方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61197055A (ja) |
| KR (1) | KR910004766B1 (ja) |
| GB (1) | GB2171739B (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2121576C1 (ru) * | 1997-10-27 | 1998-11-10 | Кирсанов Олег Николаевич | Способ ведения буровзрывных работ |
| RU2134782C1 (ru) * | 1998-11-13 | 1999-08-20 | Пажуков Владимир Николаевич | Заряд для буровзрывных работ |
| RU2457328C1 (ru) * | 2011-01-12 | 2012-07-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский национальный исследовательский технологический университет" (ФГБОУ ВПО "КНИТУ") | Способ разрушения твердых тел |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5996362A (ja) * | 1982-11-22 | 1984-06-02 | 住友セメント株式会社 | 破壊工法 |
| JPS6028155U (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-26 | 佐藤工業株式会社 | コンクリ−ト構造物などの膨張破砕に用いる加熱止栓 |
| JPS6085163A (ja) * | 1983-10-15 | 1985-05-14 | 森口 和彦 | 岩体またはコンクリ−ト構造物の亀裂破砕に用いる膨張破砕材の充填法 |
| JPS60161751A (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-23 | 住友セメント株式会社 | 膨張性破砕剤を用いた破砕工法 |
| JPS60232260A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-18 | 住友セメント株式会社 | 反応促進剤を利用した破壊工法 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP60036672A patent/JPS61197055A/ja active Granted
-
1986
- 1986-02-25 KR KR1019860001323A patent/KR910004766B1/ko not_active Expired
- 1986-02-27 GB GB08604934A patent/GB2171739B/en not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2171739A (en) | 1986-09-03 |
| GB2171739B (en) | 1988-01-27 |
| GB8604934D0 (en) | 1986-04-03 |
| KR910004766B1 (ko) | 1991-07-13 |
| KR860006612A (ko) | 1986-09-13 |
| JPS61197055A (ja) | 1986-09-01 |
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