JPH0571569A - オイルダンパー - Google Patents

オイルダンパー

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JPH0571569A
JPH0571569A JP23162091A JP23162091A JPH0571569A JP H0571569 A JPH0571569 A JP H0571569A JP 23162091 A JP23162091 A JP 23162091A JP 23162091 A JP23162091 A JP 23162091A JP H0571569 A JPH0571569 A JP H0571569A
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邦夫 早川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンとシリンダとの相対速度の変化に対
する抵抗力の変化を抑えることができるオイルダンパー
を提供する。 【構成】 ピストンロッド3側の通路8および9に、開
き作動圧が異なるリリーフ弁10および11と、開閉す
ることでリリーフ弁10および11をアンロードまたは
オンロードさせるソレノイドバルブ12および13を設
けている。リリーフ弁10,11は、通路8,9にある油
の圧力が開き作動圧に達していないときは閉じる一方、
通路8,9にある油の圧力が開き作動圧に達していると
きは、開き作動し、油の圧力を略開き作動圧に保つよう
に、開度を自動調整する。ピストン2とシリンダ1との
相対速度の変化に対する抵抗力の変化が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば建物の制振装
置等に用いられるオイルダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオイルダンパーとして
は、図6に示すものがある。このオイルダンパー60
は、シリンダ室61とその上方に存する油タンク62を
形成するハウジング63を備える。上記シリンダ室61
に、ピストンロッド65に連結されたピストン66を摺
動自在に嵌合して、シリンダ室61内を2室61a,61
bに区画している。上記ピストン66には、貫通路67
を設け、上記ピストン66の両側の室61aと61bとを
連通している。上記貫通路67の左端面には、矢印Z方
向の流体の流れのみを許容するチェック弁68を設けて
いる。また、上記シリンダ室61の端壁に貫通路69を
設けると共に、この貫通路69内の矢印Z方向の流体の
流れのみを許容するチェック弁70を設けて、上記シリ
ンダ室61と油タンク62とを連通可能にしている。さ
らに、上記シリンダ室61の左方上部には、上記室61
aと油タンク62とを連通する絞り71を設け、この絞
り71を開閉するソレノイドバルブ72を設けている。
【0003】したがって、このオイルダンパー60は、
ピストン66が矢印Z方向に移動する際には、チェック
弁68が閉鎖され、絞り71を通る粘性流体により、制
動力が得られる。上記ピストン66が矢印Zと逆方向に
移動する際には、チェック弁70が閉鎖されチェック弁
68が開いて、絞り71を通る粘性流体で制動力が得ら
れる。このように、ピストン66の両方向の作動に対し
て、絞り71は制動力を付与する。この制動力の大きさ
は、ソレノイドバルブ72によって調節される。ソレノ
イドバルブ72が絞り71を図7(c)に示すように閉鎖
すると、室61aは密封され、矢印Z方向にピストン6
6は移動できず、また、矢印Zと反対方向にもチェック
弁70が閉ざされるため移動できず、ピストン66はハ
ウジング63に固定された状態になる。ソレノイドバル
ブ72が図7(a)に示すように、絞り71の開度を大に
すると、オイルダンパー60の両方向の制動力は小さ
く、図7(b)に示すように、絞り71の開度を小にする
と、オイルダンパー60の両方向の制動力は大きくな
る。
【0004】このように、絞り71の開度の「大」,「小」,
「閉」の場合について、ピストン66とハウジング63と
の相対速度に対する制動力の関係は図8の曲線A,B,C
に示すようになる。なお、「閉」の場合の曲線Cにおい
て、相対速度が小さい場合の立ち上がりの急な直線は、
油の圧縮により生じたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルダンパーは、絞り71の開度がピストン66
とハウジング63との相対速度の変化に対して一定であ
るので、図8に示すように、ピストンの相対速度の大き
さに比例して抵抗力が大きくなる。このため、相対速度
の小さい場合には大きな抵抗力を得ることができないと
いう問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、ピストン速度
に変化があっても、略一定の抵抗力が維持でき、ピスト
ンの相対速度の小さい場合でも所定の抵抗力が得られ、
かつ、抵抗力の設定が容易に行えるオイルダンパーを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、シリンダと、ピストンロ
ッドに連結され、上記シリンダ内に摺動自在に嵌合して
上記シリンダ内の室を上記ピストンロッド側の室と上記
シリンダのシリンダヘッド側の室とに分けるピストン
と、上記ピストンロッド側の室にピストンロッド側の通
路を介して連通すると共に、上記シリンダヘッド側の室
にシリンダヘッド側の通路を介して連通する油タンクと
を有するオイルダンパーであって、上記ピストンロッド
側の通路に、リリーフ弁と、開閉することで上記リリー
フ弁をアンロードまたはオンロードさせるソレノイドバ
ルブを設けたことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、シリンダ
と、ピストンロッドに連結され、上記シリンダ内に摺動
自在に嵌合して上記シリンダ内の室を上記ピストンロッ
ド側の室と上記シリンダのシリンダヘッド側の室とに分
けるピストンと、上記ピストンロッド側の室にピストン
ロッド側の通路を介して連通すると共に、上記シリンダ
ヘッド側の室にシリンダヘッド側の通路を介して連通す
る油タンクとを有するオイルダンパーであって、上記ピ
ストンロッド側の通路に、開き作動圧が異なる複数のリ
リーフ弁と、開閉することで上記リリーフ弁をアンロー
ドまたはオンロードさせるソレノイドバルブを設けたこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、シリンダ
と、ピストンロッドに連結され、上記シリンダ内に摺動
自在に嵌合して上記シリンダ内の室を上記ピストンロッ
ド側の室と上記シリンダのシリンダヘッド側の室とに分
けるピストンと、上記ピストンロッド側の室にピストン
ロッド側の通路を介して連通すると共に、上記シリンダ
ヘッド側の室にシリンダヘッド側の通路を介して連通す
る油タンクとを有するオイルダンパーであって、上記ピ
ストンロッド側の通路に、開き作動圧が可変であるリリ
ーフ弁を設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ピストンロッ
ド側の通路に設けたリリーフ弁を、上記ソレノイドバル
ブを動作させることで、オンロードさせる。上記リリー
フ弁は、上記通路にある油の圧力が上記リリーフ弁の開
き作動圧に達していないときは閉じる一方、上記通路に
ある油の圧力が上記開き作動圧に達しているときは、開
き作動し、上記油の圧力を略上記開き作動圧に保つよう
に、開度を自動調整する。このため、上記リリーフ弁が
開き作動している間は、上記シリンダ内のピストンの移
動速度が変化しても、上記シリンダ内の油圧は略一定に
なる。したがって、この発明のオイルダンパーによれ
ば、ピストンとシリンダとの相対速度の変化に対する抵
抗力の変化が抑えられる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、ピストン
ロッド側の通路に設けた開き作動圧が異なる複数のリリ
ーフ弁の内、所望の開き作動圧のリリーフ弁を、上記リ
リーフ弁に対応するソレノイドバルブを動作させること
で、オンロードさせる。
【0012】このことにより、上記通路にある所望の開
き作動圧のリリーフ弁がオンロードされる。そして、上
記リリーフ弁は、上記通路にある油の圧力が上記開き作
動圧に達していないときは閉じる一方、上記通路にある
油の圧力が上記開き作動圧に達しているときは、開き作
動し、上記油の圧力を略上記開き作動圧に保つように、
開度を自動調整する。このため、上記リリーフ弁が開き
作動している間は、上記シリンダ内のピストンの移動速
度が変化しても、上記シリンダ内の油圧は略一定にな
る。したがって、この発明のオイルダンパーによれば、
ピストンとシリンダとの相対速度の変化に対する抵抗力
の変化が抑えられる。
【0013】また、上記開き作動圧が異なる複数のリリ
ーフ弁の内、所望の開き作動圧のリリーフ弁をオンロー
ドさせることが可能なので、抵抗力の設定が可変にな
る。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、上記ピス
トンロッド側の通路に設けた開き作動圧が可変であるリ
リーフ弁を所望の開き作動圧に設定することによって、
上記リリーフ弁は、上記通路にある油の圧力が上記開き
作動圧に達していないときは閉じる一方、上記通路にあ
る油の圧力が上記開き作動圧に達しているときは、開き
作動し、上記油の圧力を略上記開き作動圧に保つよう
に、開度を自動調整する。このため、上記リリーフ弁が
開き作動している間は、上記シリンダ内のピストンの移
動速度が変化しても、上記シリンダ内の油圧は略一定に
なる。したがって、この発明のオイルダンパーによれ
ば、ピストンとシリンダとの相対速度の変化に対する抵
抗力の変化が抑えられる。
【0015】また、上記開き作動圧が可変であるリリー
フ弁は、所望の開き作動圧に設定できるので、抵抗力の
設定が可変になる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0017】図1に、本発明のオイルダンパーの実施例
を示す。この実施例は、シリンダ1と、ピストンロッド
3に連結され、シリンダ1内に摺動自在に嵌合したピス
トン2と、油タンク6を備えている。ピストン2はシリ
ンダ1内の室をピストンロッド3側の室R1と、シリン
ダヘッド側の室R2とに分ける。このとき、ピストンロ
ッド3の断面積を室R2の断面積の半分にして、室R1
の断面積を室R2の断面積の半分にすることが望まし
い。上記ピストン2は、上記室R1と室R2に連通する
貫通路2Aを有している。貫通路2Aには、貫通路2A
内の油の流れを室R2側から室R1側への一方向に制限
する第1のチェック弁4を設けている。油タンク6は、
ピストンロッド3側の通路8および9を介してシリンダ
1の室R1に連通すると共に、シリンダヘッド側の通路
7を介してシリンダ1の室R2に連通している。上記シ
リンダヘッド側の通路7には、通路7内の油の流れを油
タンク6側から室R2側への一方向に制限する第2のチ
ェック弁5を設けている。
【0018】上記ピストンロッド側の通路8には、所定
の開き作動圧のリリーフ弁10と、ソレノイドバルブ1
2を並列に設けている。また、上記ピストンロッド側の
もう1つの通路9には、リリーフ弁10よりも開き作動
圧が小さいリリーフ弁11と、ソレノイドバルブ13を
直列に設けている。ソレノイドバルブ12および13
は、スプール12aおよび13aが軸方向にスライドする
ことによって、開閉し、リリーフ弁10およびリリーフ
弁11をオンロードまたはアンロードできるようになっ
ている。
【0019】上記構成において、上記ピストン2が矢印
X方向に移動する際には、チェック弁4が閉鎖され、チ
ェック弁5が開く。一方、ピストン2が矢印Xと逆方向
に移動する際には、チェック弁4が開いて、チェック弁
5が閉鎖される。したがって、ピストン2が矢印X方向
に移動する際およびピストン2が矢印X方向と逆方向に
移動する際の両方において、シリンダ1内の油はシリン
ダ1内からピストンロッド側の通路8,9の入口8a,9a
に流れようとする。このとき、室R1の断面積が室R2
の断面積の半分であると、ピストン2がどちらの方向に
移動しても通路8または9に流れる油の量は等しい。
【0020】上記ソレノイドバルブ12と13の両方を
開とした状態では、リリーフ弁10がアンロードする一
方、リリーフ弁11がオンロードする。このとき、ソレ
ノイドバルブ12が開いているので、ピストン2の移動
によって、シリンダ1内の油は室R1から通路8の入口
8a,ソレノイドバルブ12,通路8の出口8bを順に通過
して油タンク6に流れ込む。
【0021】この状態において、通路8における上記油
の最小の通過断面積が、通路8の断面積と等しく、一定
なので、この実施例のオイルダンパーの抵抗力は、図2
の曲線L1に示すように、ピストン2とシリンダ1との
相対速度に略正比例する。
【0022】次に、上記ソレノイドバルブ12を閉じる
一方ソレノイドバルブ13を開いた状態では、リリーフ
弁10とリリーフ弁11の両方がオンロードする。そし
て、リリーフ弁10よりもリリーフ弁11の方が開き作
動圧が小さいので、ピストン2の移動によって、シリン
ダ1内の油は、まず通路9側を通過しようとする。つま
り、上記油は室R1から通路9の入口9a,ソレノイドバ
ルブ13,リリーフ弁11,通路9の出口9bを順に通過
して油タンク6に流れ込もうとする。
【0023】この状態において、ピストン2とシリンダ
1との相対変位が少ないときは上記油が圧縮される過程
にあって通路9内の油の圧力がリリーフ弁11の開き作
動圧に達していないために、リリーフ弁11が閉じてい
る。このため、図2の曲線L2に示すように、見掛上相
対速度が小さい間は、上記油の圧縮が生じて、ピストン
2とシリンダ1との相対移動に対する抵抗力は急に立ち
上がる。そして、通路9内の油の圧力がリリーフ弁11
の開き作動圧以上になる程度に上記相対速度が大きい領
域では、リリーフ弁11は、開き作動し、上記油の圧力
を略上記開き作動圧に保つように、開度を自動調整す
る。このため、上記リリーフ弁11が開き作動している
間、ピストン2とシリンダ1との相対速度が変化して
も、上記シリンダ1内の油圧を略一定にできる。したが
って、図2の曲線L2に示すように、ピストン2とシリ
ンダ1との相対速度の変化に対する抵抗力の変化を抑え
ることができる。なお、曲線L2が相対速度の大きい範
囲で相対速度に比例しているのは、通路9内を油が通過
するときの抵抗力による。
【0024】上記ソレノイドバルブ12と13の両方を
閉じた状態では、リリーフ弁11よりも開き作動圧が大
きなリリーフ弁10がオンロードする一方、リリーフ弁
11がアンロードする。そして、ピストン2の移動によ
って、シリンダ1内の油は室R1から通路8の入口8a,
リリーフ弁10,通路8の出口8bを順に通過して、油タ
ンク6に流れ込もうとする。
【0025】この状態において、ピストン2とシリンダ
1との相対変位が少ない時は上記油が圧縮される過程に
あって通路8内の油の圧力がリリーフ弁10の開き作動
圧に達していないために、リリーフ弁10が閉じてい
る。このため、図2の曲線L3に示すように、見掛上相
対速度が小さい間は、上記油の圧縮が生じて、ピストン
2とシリンダ1との相対移動に対する抵抗力は急に立ち
上がる。そして、通路8内の油の圧力がリリーフ弁10
の開き作動圧以上になる程度に上記相対速度が大きい領
域では、リリーフ弁10は、開き作動し、上記油の圧力
を略上記開き作動圧に保つように、開度を自動調整す
る。このため、上記リリーフ弁10が開き作動している
間、ピストン2とシリンダ1との相対速度が変化して
も、上記シリンダ1内の油圧を略一定にできる。したが
って、図2の曲線L3に示すように、ピストン2とシリ
ンダ1との相対速度の変化に対する抵抗力の変化を抑え
ることができる。
【0026】尚、上記実施例では、開き作動圧の異なる
2つのリリーフ弁10,11を設けたが、リリーフ弁を
1つだけ設けてもよい。
【0027】次に、請求項3に記載の発明のオイルダン
パーの実施例を図3に示す。この実施例は、シリンダ3
1と、ピストンロッド33に連結され、シリンダ31内
に摺動自在に嵌合したピストン32と油タンク36を備
えている。ピストン32はシリンダ31内の室をピスト
ンロッド33側の室R10と、シリンダヘッド側の室R
20とに分ける。上記ピストン32は、上記室R10と
室R20に連通する貫通路32Aを有している。貫通路
32Aには、貫通路32A内の油の流れを室R20側か
ら室R10側への一方向に制限する第1のチェック弁3
4を設けている。油タンク36は、ピストンロッド33
側の通路38を介してシリンダ31の室R10に連通す
ると共に、シリンダヘッド側の通路37を介してシリン
ダ31の室R20に連通している。上記シリンダヘッド
側の通路37には、通路37内の油の流れを油タンク3
6側から室R20側への一方向に制限する第2のチェッ
ク弁35を設けている。
【0028】上記ピストンロッド側の通路38に、開き
作動圧が可変であるリリーフ弁としての比例電磁式圧力
制御弁40を設けている。
【0029】上記構成によれば、上記圧力制御弁40の
開き作動圧を所望の開き作動圧に設定することによっ
て、上記圧力制御弁40は、上記通路37にある油の圧
力が上記開き作動圧に達していないときは閉じる一方、
上記通路37にある油の圧力が上記開き作動圧に達して
いるときは、開き作動し、上記油の圧力を略上記開き作
動圧に保つように、開度を自動調整する。このため、上
記圧力制御弁40が開き作動している間は、上記シリン
ダ31内のピストン32の移動速度が変化しても、上記
シリンダ31内の油圧は略一定になる。したがって、こ
の実施例のオイルダンパーによれば、ピストン32とシ
リンダ31との相対速度の変化に対する抵抗力の変化が
抑えられ、図4に示す曲線L4が囲む範囲内で、所望の
精密な抵抗力の設定ができる。
【0030】上記実施例のオイルダンパーを用いた建物
の制振装置の構成例を図5に示す。図5において、50
は建物、51は制御盤、52および53は地震計、55
は上記オイルダンパー、56は積層ゴムである。上記制
振装置は、地震計52,53からの信号に基づいて、制
御盤51が、図1または図3に示すオイルダンパー55
の抵抗力を、ソレノイドバルブ12,13を開閉させ最
適な開き作動圧のリリーフ弁10あるいは11をオンロ
ードさせることまたは比例電磁式圧力制御弁40を最適
な開き作動圧に設定させることによって、精密に最適制
御することにより、地震時の建物50の揺れを少なくす
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1に記載の発明のオイルダンパーは、ピストンロッド側
の通路に、リリーフ弁と、開閉することで上記リリーフ
弁をアンロードまたはオンロードさせるソレノイドバル
ブを設けたものである。
【0032】上記リリーフ弁は、上記通路にある油の圧
力が上記リリーフ弁の開き作動圧に達していないときは
閉じる一方、上記通路にある油の圧力が上記開き作動圧
に達しているときは開き作動し、上記油の圧力を略上記
開き作動圧に保つように、開度を自動調整する。したが
って、上記リリーフ弁が開き作動している間は、上記シ
リンダ内のピストンの移動速度が変化しても、上記シリ
ンダ内の油圧を略一定にできる。したがって、この発明
のオイルダンパーによれば、ピストンとシリンダとの相
対速度の変化に対する抵抗力の変化が抑えられ、精密な
抵抗力の設定ができる。
【0033】請求項2に記載の発明のオイルダンパー
は、ピストンロッド側の通路に、開き作動圧が異なる複
数のリリーフ弁と、開閉することで上記リリーフ弁をア
ンロードまたはオンロードさせるソレノイドバルブを設
け、上記ソレノイドバルブの動作によって所望の開き作
動圧のリリーフ弁をオンロードさせるようにしたもので
ある。
【0034】上記リリーフ弁は、上記通路にある油の圧
力が上記開き作動圧に達していないときは閉じる一方、
上記通路にある油の圧力が上記開き作動圧に達している
ときは開き作動し、上記油の圧力を略上記開き作動圧に
保つように、開度を自動調整する。したがって、上記リ
リーフ弁が開き作動している間は、上記シリンダ内のピ
ストンの移動速度が変化しても、上記シリンダ内の油圧
を略一定にできる。したがって、この発明のオイルダン
パーによれば、ピストンとシリンダとの相対速度の変化
に対する抵抗力の変化が抑えられ、精密な抵抗力の設定
ができる。
【0035】また、上記開き作動圧が異なる複数のリリ
ーフ弁の内、所望の開き作動圧のリリーフ弁をオンロー
ドさせることができるので、地震の大きさに応じた抵抗
力を設定できる。
【0036】請求項3に記載の発明のオイルダンパー
は、ピストンロッド側の通路に、開き作動圧が可変であ
るリリーフ弁を設けたものである。したがって、上記リ
リーフ弁を所望の開き作動圧に設定することによって、
上記リリーフ弁は、上記通路にある油の圧力が上記開き
作動圧に達していないときは閉じる一方、上記通路にあ
る油の圧力が上記開き作動圧に達しているときは開き作
動し、上記油の圧力を略上記開き作動圧に保つように、
開度を自動調整する。したがって、上記リリーフ弁が開
き作動している間は、上記シリンダ内のピストンの移動
速度が変化しても、上記シリンダ内の油圧を略一定にで
きる。したがって、この発明のオイルダンパーによれ
ば、ピストンとシリンダとの相対速度の変化に対する抵
抗力の変化が抑えられ、精密な抵抗力の設定ができる。
【0037】また、上記開き作動圧が可変であるリリー
フ弁は、所望の開き作動圧に設定できるので、地震の大
きさに応じた抵抗力を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のオイルダンパーの実施例の断面図で
ある。
【図2】 上記実施例の抵抗力特性図である。
【図3】 請求項3に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【図4】 上記実施例の抵抗力特性図である。
【図5】 上記実施例を用いた制振装置を示す図であ
る。
【図6】 従来のオイルダンパーの断面図である。
【図7】 上記従来のオイルダンパーの絞りの開度を説
明する図である。
【図8】 上記従来のオイルダンパーの抵抗力特性図で
ある。
【符号の説明】
1,31 シリンダ 2,32,66 ピストン 3,33,65 ピストンロッド 4,5,34,35,68,70 チェック弁 6,36 油タンク 7,8,37,38 通路 8a,9a,38a 入口 8b,9b,38b 出口 10,11 リリーフ弁 12,13 ソレノイドバ
ルブ 40 比例電磁式圧力制御弁 R1,R2,R10,R20,61a,61b 室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安井 健治 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 杉本 博史 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、ピストンロッドに連結さ
    れ、上記シリンダ内に摺動自在に嵌合して上記シリンダ
    内の室を上記ピストンロッド側の室と上記シリンダのシ
    リンダヘッド側の室とに分けるピストンと、上記ピスト
    ンロッド側の室にピストンロッド側の通路を介して連通
    すると共に、上記シリンダヘッド側の室にシリンダヘッ
    ド側の通路を介して連通する油タンクとを有するオイル
    ダンパーであって、 上記ピストンロッド側の通路に、リリーフ弁と、開閉す
    ることで上記リリーフ弁をアンロードまたはオンロード
    させるソレノイドバルブを設けたことを特徴とするオイ
    ルダンパー。
  2. 【請求項2】 シリンダと、ピストンロッドに連結さ
    れ、上記シリンダ内に摺動自在に嵌合して上記シリンダ
    内の室を上記ピストンロッド側の室と上記シリンダのシ
    リンダヘッド側の室とに分けるピストンと、上記ピスト
    ンロッド側の室にピストンロッド側の通路を介して連通
    すると共に、上記シリンダヘッド側の室にシリンダヘッ
    ド側の通路を介して連通する油タンクとを有するオイル
    ダンパーであって、 上記ピストンロッド側の通路に、開き作動圧が異なる複
    数のリリーフ弁と、開閉することで上記リリーフ弁をア
    ンロードまたはオンロードさせるソレノイドバルブを設
    けたことを特徴とするオイルダンパー。
  3. 【請求項3】 シリンダと、ピストンロッドに連結さ
    れ、上記シリンダ内に摺動自在に嵌合して上記シリンダ
    内の室を上記ピストンロッド側の室と上記シリンダのシ
    リンダヘッド側の室とに分けるピストンと、上記ピスト
    ンロッド側の室にピストンロッド側の通路を介して連通
    すると共に、上記シリンダヘッド側の室にシリンダヘッ
    ド側の通路を介して連通する油タンクとを有する可変抵
    抗力オイルダンパーであって、 上記ピストンロッド側の通路に、開き作動圧が可変であ
    るリリーフ弁を設けたことを特徴とするオイルダンパ
    ー。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004108507A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Kayaba Ind Co Ltd セミアクティブ油圧緩衝器

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