JPH0572067A - 圧力値設定方法 - Google Patents

圧力値設定方法

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JPH0572067A
JPH0572067A JP23063491A JP23063491A JPH0572067A JP H0572067 A JPH0572067 A JP H0572067A JP 23063491 A JP23063491 A JP 23063491A JP 23063491 A JP23063491 A JP 23063491A JP H0572067 A JPH0572067 A JP H0572067A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルタの目詰まり、あるいは複数ある吸着用
パッドの夫々の流量が変動した際にあってもワークの吸
着の有無を検出するための圧力値を容易に設定する圧力
値設定方法を提供することを目的とする。 【構成】流体の第1の流量と、この第1の流量によって
得られる第1の真空圧力とから確定される流量真空圧力
特性から第1の吸着判別圧力値を決定し、前記流体の第
1の流量とは異なる第2の流量と、そのときの第2の真
空圧力とを確定し前記第1の吸着圧力の判別圧力値の第
1真空圧力に対する按分比に応じて第2の判別圧力値を
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力値設定方法に関
し、一層詳細には、例えば、吸着パッドを用いてワーク
の搬送等を行うとするとき、真空圧機器が経時変化等に
よってその性能を変化させた際、それに対応して吸着の
有無を決定するための設定圧力を容易に変更することが
可能な圧力値設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種自動化の要請により、物
品の搬送、移動、取り出し等の作業を行う手段として真
空吸着方法が利用されている。この場合、エゼクタある
いは真空ポンプで吸着用パッドの内部を負圧にして所望
の作業を達成する。すなわち、吸着用パッドが物品を吸
着すると負圧状態が増すので、これを圧力センサで検出
して、吸着の有無を判断して次なる搬送等の動作を行
う。しかしながら、上記の方法では、真空供給源、流体
経路の特性の変化でワークを吸着しているにも係わらず
非吸着の信号を圧力センサが出力することがある。
【0003】上記のような欠点を除去すべく様々な工夫
が行われているが、ここでは代表的なものを図3および
図4を参照して説明する。
【0004】エゼクタあるいは真空ポンプである真空供
給源2から吸着用パッド4に連通する通路6上に圧力ス
イッチ8および流量計9を設け、前記吸着用パッド4の
吸着確認を行い、この確認信号をシーケンサ等の制御機
器に伝達する。吸着確認は、図4に示すように、圧力ス
イッチ8および流量計9の吸入流量−真空圧力特性図に
おいて、以下のように行われる。ここで、UおよびW
は、吸着時および非吸着時の吸入流量−真空圧力特性曲
線であり、吸着時と非吸着時の間に吸着確認用の設定値
を設ければ確実にワークを吸着したか否かの検出を行う
ことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際
上、エゼクタまたは真空ポンプ、あるいはこれらに関連
して用いられているフィルタには、作業環境、経年変
化、フィルタの目詰まり等に起因する圧力変動が生じ
る。従って、圧力値PX と圧力値PY との間の吸着確認
用の設定値によっては前記の原因で圧力変動が生じる結
果、吸着用パッド4が確実にワークを吸着したか否かを
判別することが困難となる。
【0006】しかも、エゼクタあるいは真空ポンプに複
数の吸着用パッド4が連通接続されているとき、一方の
吸着用パッドの吸着能力によって他方の吸着用パッドの
吸着能力に変動を生ずる。従って、一律に個々の吸着用
パッドに関連して吸着確認のための圧力の設定が困難と
なる。
【0007】また、供給側圧力の変動、電気的制御下で
は電源の電動によっても同様の不都合が露呈する。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、圧力変動が生じたとき、予め設
定された圧力設定値に対して流体の流量が変化した場合
であっても、この圧力設定値に対して比例的に新たな圧
力設定を行い、これによって、流体の流量の変動があっ
た場合でも確実に吸着の有無を判断することが可能な圧
力値設定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、流体の第1の流量Q1 と、該第1流量
1 によって得られる第1の真空圧力P1 とから吸着状
態の有無を判断する第1の圧力値V1 を決定し、前記第
1圧力値V1 によって前記第1真空圧力P1 を按分して
cとdの値を得、次いで、前記第1流量Q1 が第2の流
量Q2 に変化した際、この第2流量Q2 によって得られ
る第2の真空圧力P2 を定め、さらに前記按分されたc
とdの比に基づいて第2の圧力値V2 を決定することを
特徴とする
【0010】
【作用】本発明に係る圧力値設定方法では、フィルタ等
の目詰まり、あるいは多数の吸着用パッドが連設されて
いる場合であっても、圧力変動に応じて個々の吸着用パ
ッドに対する吸着の有無を判別する圧力値の設定が容易
に行われる。
【0011】
【実施例】本発明に係る圧力値設定方法について、それ
に用いられる装置との関係で好適な実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】図1において、参照符号10はエゼクタを
示し、このエゼクタ10には圧力流体としての圧縮空気
が導入される。エゼクタ10には空気の圧縮性に影響さ
れず真空でも測定可能な質量流量計並びに疏水性エレメ
ントを用いたフィルタ12が接続され、このフィルタ1
2は可変絞り14を介して吸着用パッド16に連通して
いる。可変絞り14を挟んで上流側にはフィルタ18と
このフィルタ18を介して導入される真空圧力を検出す
るためのセンサ20が設けられ、このセンサ20の出力
はコントローラ22に導入される。
【0013】一方、可変絞り14の下流側には前記フィ
ルタ18と同様に、分岐した管路に別異のフィルタ24
が接続され、このフィルタ24はさらにセンサ26に接
続されている。センサ26は真空圧を検出するものであ
り、その出力は前記コントローラ22に導入される。コ
ントローラ22の出力は、例えば、表示器(図示せず)
等に出力される。この場合、フィルタ24、センサ26
は念の為に設けられた回路であり、コントローラ22は
センサ20、26のいずれの信号を取り込んで吸着の有
無の判別に用いてもよい。
【0014】そこで、以上のような構成において、先
ず、真空圧力を所望の値P1 と定める。エゼクタ10の
特性からこの真空圧力P1 を得るための吸入流量Q1
決定される。そこで、吸着特性曲線S1 と非吸着特性曲
線S2 の間で第1の圧力値V1 が定められる。この第1
圧力値V1 によって第1真空圧力値P1 を按分するc並
びにdの値が得られる。
【0015】次に、例えば、フィルタ12が目詰まりを
生じたとする。第1圧力値V1 が変動しないとすると、
このとき、この目詰まりによって、空気流量が減ったに
も係わらず、この第1圧力値V1 で吸着用パッド16が
ワークに対する吸着動作を行っているか否かが判断され
ることになる。従って、目詰まりの存在によっては、吸
着しているにも係わらず吸着していないが如き信号をコ
ントローラ22に送ることになる。例えば、図2に示す
一点鎖線に特性が移った場合であっても第1圧力値V1
によって吸着の有無を判別しようとすると、実質的にマ
ークを吸着していても吸着していないという信号をセン
サ20は出力する。これを避けるために、第2の圧力値
2 が選択される。これも吸着特性曲線S1 と非吸着特
性曲線S 2 との間に存在するものであるが、その決定は
以下のように行われる。
【0016】先ず、目詰まり等の事態に至ったときに、
第2の真空圧力P2が決定される。次に、この第2真空
圧力P2 を得るための第2の吸入流量Q2 が定められ
る。そして、この第2真空圧力P2 と第2吸入流量Q2
との特性上で、前記按分されたc並びにdの比の値に対
応してa並びにbの値が定められる。換言すれば、 c/d=a/b を演算する。これはコントローラ22内の図示しないC
PUによって行われる。それによって、吸着特性曲線S
1 と非吸着特性曲線S2 の領域内で第2の圧力値V2
決定される。すなわち、フィルタの目詰まり等により流
量の変動があってもこのエゼクタ10の特性に応じた特
性曲線で平行移動しただけで第2の圧力値を設定するこ
とができる。従って、a/dとc/dの比の値が同じで
あること、すなわち、同じ比の値に設定すれば、フィル
タ12に目詰まりが惹起したとしても容易に圧力値を設
定変更することが可能となる。
【0017】なお、本実施例では、流体の流量がQ1
らQ2 に変化した際の圧力設定値の変更を行う場合につ
いて説明したが、真空圧力Pが変動した際に応用可能で
あることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る圧力値設定方法によれば、
以上のように極めて簡単に圧力変動、例えば、フィルタ
の目詰まり等に対応することが可能である。従って、常
時、完全な吸着状態にあるか否かを自動的に検出するこ
とができるため、吸着不良に基づくワークの落下等の事
故から未然に回避することが可能となる。勿論、圧力変
動によるために、複数の吸着用パッドを一つのエゼクタ
あるいは真空ポンプ等に連結した場合であっても、同様
な効果が得られる。本発明は4方弁を用いたシリンダ搬
送システム等に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧力値設定方法を実施するための
エゼクタとコントローラとの概略説明図である。
【図2】第1の圧力設定値から第2の圧力設定値へと圧
力値の設定変更を行う際の概略特性説明図である。
【図3】従来技術に係る吸着有無判別装置のブロック説
明図である。
【図4】図3に示す装置における吸着判別のための圧力
値を決定する際の特性図である。
【符号の説明】
10…エゼクタ 12、18、24…フィルタ 14…可変絞り 16…吸着用パッド 20、26…センサ 22…コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の第1の流量Q1 と、該第1流量Q1
    によって得られる第1の真空圧力P 1 とから吸着状態の
    有無を判断する第1の圧力値V1 を決定し、 前記第1圧力値V1 によって前記第1真空圧力P1 を按
    分してcとdの値を得、 次いで、前記第1流量Q1 が第2の流量Q2 に変化した
    際、この第2流量Q2 によって得られる第2の真空圧力
    2 を定め、 さらに前記按分されたcとdの比に基づいて第2の圧力
    値V2 を決定することを特徴とする圧力値設定方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、第1圧力値
    1 と第2圧力値V2 とは吸着特性曲線S1 と非吸着特
    性曲線S2の間で定められることを特徴とする圧力値設
    定方法。
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