JPH0573836B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0573836B2 JPH0573836B2 JP61167616A JP16761686A JPH0573836B2 JP H0573836 B2 JPH0573836 B2 JP H0573836B2 JP 61167616 A JP61167616 A JP 61167616A JP 16761686 A JP16761686 A JP 16761686A JP H0573836 B2 JPH0573836 B2 JP H0573836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gold
- iodate
- electrolyte
- alkali metal
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、金の電解液の改良に関するものであ
る。 (従来技術とその問題点) 従来、金を電気溶解する際の電解液としては、
塩酸酸性電解液が知られている。 Au+4HCl→〔AuCl4〕+4H++3e しかし、塩酸酸性電解液は、強酸性である為、
常に有害な塩化水素ガスの発生が伴い、また陽極
上での副反応により有毒な塩素ガスの発生も伴
う。 2HCl→Cl2+2H++2e さらに、高電流密度領域における電解では、塩
素ガス発生による分極がおこる為に、金の溶解が
阻害され、金の溶解効率が低下してしまう。 そのためにヨウ素アルカリ金属塩を含む金の電
解液が用いられているが、電流効率においてまだ
十分満足のいくものではない。 本発明は、斯かる問題を解決すべくなされたも
ので、電流効率の高い金の電解液を提供せんとす
るものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の金の電解液は、1中にヨウ化アルカ
リ金属塩0.1〜5モルとヨウ素酸アルカリ金属塩
0.01〜1モルを含み、PHが2〜13.5に調整された
水溶液から成ることを特徴とするものである。 本発明による金の電解液は、1中にヨウ化ア
ルカリ金属塩(ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム)を0.1〜5M含んでいる。 これは0.1M/以下では金を理論上1リツト
ル当り5gしか溶かし込む事ができない事、
5M/以上ではヨウ化アルカリ金属塩が晶析し
てしまうなど取扱い上の問題があげられる。 また、ヨウ素酸アルカリ金属塩を添加すると電
流効率が上昇する理由として、電極表面での反応
が下記の(1)、(2)、(3)式の合成でおこつているから
と考えられる。 Au+4I-→〔AuI4〕-+3e ……(1) I-+3OH-→IO3 -+3H++6e 2Au+IO3 -+7I-+3H2O→2〔AuI4〕-6OH- ……(2) ……(3) 電解液中にヨウ素酸アルカリが存在すると、陽
極の金は、電気分解(1)式と異なる(2)、(3)式により
溶解される。 また陽極は正に帯電している為に、負のイオン
IO3 -による酸化をうけやすい事があげられる。 ヨウ素酸アルカリ金属塩の濃度を0.01〜1M/
とした理由として、0.01M/以下では通常の
ヨウ化アルカリ金属電解浴と比べて効果が小さい
事、1M/以上では、ヨウ素酸塩が析出(晶析)
し易くなる為である。 PHの調整は酸(硫酸、塩酸、硝酸、ヨウ化水素
酸、リン酸、酢酸等)、アルカリ(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等)によつて行うが、特に
PHの調整を行わなくても良い。またPHの変動をお
さえ抑える為に、PHの緩衝作用を有する塩や酸、
アルカリとの組合せ例えば酢酸−酢酸ナトリウ
ム、リン酸−リン酸2水素ナトリウム、リン酸2
水素ナトリウム−リン酸水素2ナトリウム炭酸水
素ナトリウム−炭酸、炭酸ナトリウム−水酸化ナ
トリウム等によりPH調整しても良い。 次に本発明の効果を明瞭にならしめるために、
第1図に示す如く陽イオン交換膜1を設けた電解
槽2において陽極3に金板を陰極4に炭素板を用
いて陽極3の金板を溶解し、陽極4の減量を求
め、それにより電流効率を求めた。 実施例 1 1当たりヨウ化カリウム1M、ヨウ素酸カリ
ウム0.2Mを含む溶液に硫酸及び水酸化ナトリウ
ムを加えPHを、各々2、7、10、13及び比較例と
して14に調整した電解液を50℃で0.5dm2の金板に
10Aで30分通電したところ、第2図のような結果
を得た。 従来例 1 ヨウ素酸カリウムのを加えない1M/ヨウ化
カリウム溶液に実施例1と同条件で通電したとこ
ろ、第2図のような結果が得られた。 実施例による電解液の電流効率は従来例のそれ
よりPH2〜13において5〜22%高い値を示した。 実施例 2 1当りヨウ化カリウム3Mとヨウ素酸ナトリ
ウム0.5Mを含みPH10に調整した電解液を用い、
液温65℃で0.5dm2の金板に、10A(20A/dm2)
20A(40A/dm2)、40A(80A/dm2)の3条件で
各々30分通電したところ、第3図のような結果が
得られた。 従来例 2 ヨウ素酸ナトリウムを含まないヨウ化カリウム
3M/電解液を用い実施例2と同条件で通電し
たところ、第3図のような結果が得られた。 実施例3及び従来例3 下記の表−1の左欄に示す実施例及び従来例の
電解液を調整しPH=10としたものを50℃、20A/
dm2で30分通電したところ表の右欄のようになつ
た。KIO3が多い方が電流効率が高いことがわか
る。
る。 (従来技術とその問題点) 従来、金を電気溶解する際の電解液としては、
塩酸酸性電解液が知られている。 Au+4HCl→〔AuCl4〕+4H++3e しかし、塩酸酸性電解液は、強酸性である為、
常に有害な塩化水素ガスの発生が伴い、また陽極
上での副反応により有毒な塩素ガスの発生も伴
う。 2HCl→Cl2+2H++2e さらに、高電流密度領域における電解では、塩
素ガス発生による分極がおこる為に、金の溶解が
阻害され、金の溶解効率が低下してしまう。 そのためにヨウ素アルカリ金属塩を含む金の電
解液が用いられているが、電流効率においてまだ
十分満足のいくものではない。 本発明は、斯かる問題を解決すべくなされたも
ので、電流効率の高い金の電解液を提供せんとす
るものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の金の電解液は、1中にヨウ化アルカ
リ金属塩0.1〜5モルとヨウ素酸アルカリ金属塩
0.01〜1モルを含み、PHが2〜13.5に調整された
水溶液から成ることを特徴とするものである。 本発明による金の電解液は、1中にヨウ化ア
ルカリ金属塩(ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム)を0.1〜5M含んでいる。 これは0.1M/以下では金を理論上1リツト
ル当り5gしか溶かし込む事ができない事、
5M/以上ではヨウ化アルカリ金属塩が晶析し
てしまうなど取扱い上の問題があげられる。 また、ヨウ素酸アルカリ金属塩を添加すると電
流効率が上昇する理由として、電極表面での反応
が下記の(1)、(2)、(3)式の合成でおこつているから
と考えられる。 Au+4I-→〔AuI4〕-+3e ……(1) I-+3OH-→IO3 -+3H++6e 2Au+IO3 -+7I-+3H2O→2〔AuI4〕-6OH- ……(2) ……(3) 電解液中にヨウ素酸アルカリが存在すると、陽
極の金は、電気分解(1)式と異なる(2)、(3)式により
溶解される。 また陽極は正に帯電している為に、負のイオン
IO3 -による酸化をうけやすい事があげられる。 ヨウ素酸アルカリ金属塩の濃度を0.01〜1M/
とした理由として、0.01M/以下では通常の
ヨウ化アルカリ金属電解浴と比べて効果が小さい
事、1M/以上では、ヨウ素酸塩が析出(晶析)
し易くなる為である。 PHの調整は酸(硫酸、塩酸、硝酸、ヨウ化水素
酸、リン酸、酢酸等)、アルカリ(水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等)によつて行うが、特に
PHの調整を行わなくても良い。またPHの変動をお
さえ抑える為に、PHの緩衝作用を有する塩や酸、
アルカリとの組合せ例えば酢酸−酢酸ナトリウ
ム、リン酸−リン酸2水素ナトリウム、リン酸2
水素ナトリウム−リン酸水素2ナトリウム炭酸水
素ナトリウム−炭酸、炭酸ナトリウム−水酸化ナ
トリウム等によりPH調整しても良い。 次に本発明の効果を明瞭にならしめるために、
第1図に示す如く陽イオン交換膜1を設けた電解
槽2において陽極3に金板を陰極4に炭素板を用
いて陽極3の金板を溶解し、陽極4の減量を求
め、それにより電流効率を求めた。 実施例 1 1当たりヨウ化カリウム1M、ヨウ素酸カリ
ウム0.2Mを含む溶液に硫酸及び水酸化ナトリウ
ムを加えPHを、各々2、7、10、13及び比較例と
して14に調整した電解液を50℃で0.5dm2の金板に
10Aで30分通電したところ、第2図のような結果
を得た。 従来例 1 ヨウ素酸カリウムのを加えない1M/ヨウ化
カリウム溶液に実施例1と同条件で通電したとこ
ろ、第2図のような結果が得られた。 実施例による電解液の電流効率は従来例のそれ
よりPH2〜13において5〜22%高い値を示した。 実施例 2 1当りヨウ化カリウム3Mとヨウ素酸ナトリ
ウム0.5Mを含みPH10に調整した電解液を用い、
液温65℃で0.5dm2の金板に、10A(20A/dm2)
20A(40A/dm2)、40A(80A/dm2)の3条件で
各々30分通電したところ、第3図のような結果が
得られた。 従来例 2 ヨウ素酸ナトリウムを含まないヨウ化カリウム
3M/電解液を用い実施例2と同条件で通電し
たところ、第3図のような結果が得られた。 実施例3及び従来例3 下記の表−1の左欄に示す実施例及び従来例の
電解液を調整しPH=10としたものを50℃、20A/
dm2で30分通電したところ表の右欄のようになつ
た。KIO3が多い方が電流効率が高いことがわか
る。
【表】
実施例 4
ヨウ化カリウム3M/ヨウ素酸ナトリウム
0.5M/(PH=10)を電解液として、50℃で
0.5dm2のAu板に10A通電し、Au板の減量を測定
した。 参考例として0.5dm2の金板を50℃で上記の電解
液にひたしその減量を求めた。 従来例 4 ヨウ素酸ナトリウムを加えないヨウ化カリウム
3M/の電解液で実施例4と同条件で通電し減
量を測定した。 以上の結果を下記の表−2に示す。
0.5M/(PH=10)を電解液として、50℃で
0.5dm2のAu板に10A通電し、Au板の減量を測定
した。 参考例として0.5dm2の金板を50℃で上記の電解
液にひたしその減量を求めた。 従来例 4 ヨウ素酸ナトリウムを加えないヨウ化カリウム
3M/の電解液で実施例4と同条件で通電し減
量を測定した。 以上の結果を下記の表−2に示す。
【表】
上記の表−2より判るようにヨウ化カリウム−
ヨウ素酸カリウム液自身による金の溶解はわずか
であり、電解によりヨウ素酸カリウムが効果的に
働いている事がわかる。 (発明の効果) 以上の説明から判るように本発明による金の電
解液は、高電流密度領域においても金の溶解効率
が高い為、本電解液を使用し電気溶解条件の高電
流密度化することにより、金の電気溶解装置を小
型化することができるという優れた効果が得られ
る。
ヨウ素酸カリウム液自身による金の溶解はわずか
であり、電解によりヨウ素酸カリウムが効果的に
働いている事がわかる。 (発明の効果) 以上の説明から判るように本発明による金の電
解液は、高電流密度領域においても金の溶解効率
が高い為、本電解液を使用し電気溶解条件の高電
流密度化することにより、金の電気溶解装置を小
型化することができるという優れた効果が得られ
る。
第1図は電解槽の概略図、第2図は電解液のPH
と電流効率の関係を示すグラフ、第3図は電解電
流と電流効率の関係を示すグラフである。
と電流効率の関係を示すグラフ、第3図は電解電
流と電流効率の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 1中にヨウ化アルカリ金属塩0.1〜5モル
とヨウ素酸アルカリ金属塩0.01〜1モルを含みPH
が2〜13.5に調整された水溶液からなる金の電解
液。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61167616A JPS6324090A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 金の電解液 |
| DE8787830273T DE3775645D1 (de) | 1986-07-16 | 1987-07-15 | Verfahren und vorrichtung zum reinigen von gold. |
| US07/073,509 US4859293A (en) | 1986-07-16 | 1987-07-15 | Process for refining gold and apparatus employed therefor |
| CA000542230A CA1322855C (en) | 1986-07-16 | 1987-07-15 | Process for refining gold and apparatus employed therefor |
| AU75670/87A AU607921B2 (en) | 1986-07-16 | 1987-07-15 | Process for refining gold and apparatus employed therefor |
| EP87830273A EP0253783B1 (en) | 1986-07-16 | 1987-07-15 | Process for refining gold and apparatus employed therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61167616A JPS6324090A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 金の電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6324090A JPS6324090A (ja) | 1988-02-01 |
| JPH0573836B2 true JPH0573836B2 (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=15853086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61167616A Granted JPS6324090A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 金の電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6324090A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5025815B1 (ja) * | 2011-08-10 | 2012-09-12 | 小島化学薬品株式会社 | 硬質金めっき液 |
| US10563283B2 (en) | 2016-06-24 | 2020-02-18 | Enviroleach Technologies Inc. | Methods, materials and techniques for precious metal recovery |
| US10526682B2 (en) * | 2017-07-17 | 2020-01-07 | Enviroleach Technologies Inc. | Methods, materials and techniques for precious metal recovery |
| WO2019150198A1 (en) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | Enviroleach Technologies Inc. | Methods, materials and techniques for precious metal recovery |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP61167616A patent/JPS6324090A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6324090A (ja) | 1988-02-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4917781A (en) | Process for preparing quaternary ammonium hydroxides | |
| US4071415A (en) | Method of electroplating aluminum and its alloys | |
| NO164064B (no) | Bildeprojektor. | |
| JPH0343351B2 (ja) | ||
| ES8700338A1 (es) | Un procedimiento para el graneado electroquimico de aluminio o sus aleaciones | |
| EP0035667B1 (en) | Trivalent chromium electroplating solution and bath | |
| US4053374A (en) | Chromium electroplating baths | |
| JPS6229514B2 (ja) | ||
| JP4515804B2 (ja) | 電解採取による金属インジウムの回収方法 | |
| JPS6324090A (ja) | 金の電解液 | |
| Pavlović et al. | Formation of bromates at a RuO2TiO2 titanium anode | |
| US4422908A (en) | Zinc plating | |
| JPS6324089A (ja) | 金の電解液 | |
| JPH0657471A (ja) | 蓚酸をグリオキサル酸に還元する電気化学的方法 | |
| Willard et al. | The electrolytic oxidation of iodine and of iodic acid | |
| JP2982658B2 (ja) | 電気めっき液中の金属濃度の低下方法 | |
| JP3781694B2 (ja) | 3価塩化ルテニウムの製造方法 | |
| US6103088A (en) | Process for preparing bismuth compounds | |
| JP2585325B2 (ja) | 金の溶解方法 | |
| CA1062195A (en) | Method and apparatus for electrolytic production of persulfates | |
| JPH01184293A (ja) | ヨウ素及びヨウ素酸塩の製造方法 | |
| US4582584A (en) | Metal electrolysis using a semiconductive metal oxide composite anode | |
| CN115305504A (zh) | 一种熔盐电解制备金属铍的方法 | |
| US4115220A (en) | Process for the preparation of high purity antimony | |
| JPH04246187A (ja) | イリジウムの回収方法 |