JPH0576220B2 - - Google Patents

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JPH0576220B2
JPH0576220B2 JP1261690A JP26169089A JPH0576220B2 JP H0576220 B2 JPH0576220 B2 JP H0576220B2 JP 1261690 A JP1261690 A JP 1261690A JP 26169089 A JP26169089 A JP 26169089A JP H0576220 B2 JPH0576220 B2 JP H0576220B2
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JP
Japan
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sawtooth wave
circuit
diodes
section
slope
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JP1261690A
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Kazuyuki Hirooka
Hiromi Kakinuma
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の光電変換素子を順次に走査す
る形式の一次元イメージセンサ等のセンサ回路装
置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] イメージセンサは、光情報を電気信号に変換す
るための複数の光電変換素子と、複数の光電変換
素子を電気的に走査して電気信号を選択的に得る
ためのアナログスイツチとを有している。アナロ
グスイツチは、例えば、特開昭63−2377号公報に
開示されているように電界効果トランジスタ
(FET)から成り、複数の光電変換素子の近傍に
配置されている。
ところで、集積回路構成のイメージセンサにお
いては、1つの光電変換素子即ち1つの画素の幅
(例えば125ミクロン)に収まるように1つの電界
効果トランジスタが配置されなければならない。
しかし、このように極めて狭い幅に収まるように
電界効果トランジスタを形成することは容易でな
い。また、電界効果トランジスタのドレインとソ
ースとゲートのための3つの配線導体層を基板上
の予め決められた幅の中に設ける時には、3つの
配線導体層の幅が必然的に狭くなり、イメージセ
ンサの製造の歩留りが低くなつた。この種の問題
を解決するために、本件出願人は、特願昭63−
190848号及び上記の国内優先権主張出願である特
願平1−198279号によつてダイオードの直列回路
を利用した走査回路装置を提案した。しかし、こ
こには走査のための電圧の供給方式の詳細は開示
されていない。
そこで、本発明の目的は、トランジスタよりも
電極の数が少ないダイオードを使用したセンサ回
路装置において、多数の光電変換素子を比較的に
低い電圧で連続的に走査することができる方式を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、実施例を
示す図面の符号を参照して説明すると、共通電源
端子10と、のこぎり波を印加するためののこぎ
り波電源端子9と、第1の電極と第2の電極とを
それぞれ有する複数個の第1のダイオードDa1
〜Da3が直列に接続された回路であり、その一
端が前記のこぎり波電源端子9に接続され、且つ
それぞれの第1のダイオードDa1〜Da3の順方
向電流が前記のこぎり波に基づいて流れるような
方向性をそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da
3が有し、且つそれぞれの第1のダイオードDa
1〜Da3の前記第1の電極が前記のこぎり波電
源端子9の側に配置されている第1の直列回路
と、それぞれが第1の抵抗Ra1〜Ra3と第2の
ダイオードDb1〜Db3とを直列に接続した回路
から成り、それぞれの第1のダイオードDa1〜
Da3の前記第2の電極と前記共通電源端子10
との間にそれぞれ接続され、且つそれぞれの第2
のダイオードDb1〜Db3の順方向電流が前記の
こぎり波に基づいて流れるような方向性をそれぞ
れの第2のダイオードDb1〜Db3が有している
複数の第2の直列回路と、それぞれの第1のダイ
オードDa1〜Da3の前記第2の電極と前記共通
電源端子10との間にそれぞれ接続された複数の
第2の抵抗又はコンデンサRb1〜Rb3又はCb1
〜Cb3と、一端が前記第1の抵抗Ra1〜Ra3と
前記第2のダイオードDb1〜Db3との間に接続
され、他端が互いに共通に接続されている複数の
光電変換素子S1〜S3とをそれぞれ有する少な
くとも第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1〜
B4と、前記第1及び第2のセンサ回路ブロツク
B1〜B4の前記光電変換素子S1〜S3の共通
接続側の端子と前記共通電源端子10との間に、
それぞれ接続されているか又は前記第1及び第2
のセンサ回路ブロツクB1〜B4に対して共通に
接続されている電流検出手段14又は21と前記
第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1〜B4の
複数の光電変換素子S1〜S3の出力を1つの時
間軸上に配列して出力するために前記電流検出手
段14又は21に接続された共通の出力手段7
と、電圧が第1の傾きに沿つて変化する第1の区
間と電圧が前記第1の傾きと逆の第2の傾きに沿
つて変化する第2の区間とを有する第1ののこぎ
り波Vaを周期的に発生する第1ののこぎり波発
生回路1と、電圧が前記第1の傾きに沿つて変化
する第1の区間と電圧が前記第2の傾きに沿つて
変化する第2の区間とを有する第2ののこぎり波
Vbを周期的に発生するものであり、前記第2の
のこぎり波Vbの第1の区間の始まりの時点が前
記第1ののこぎり波の第2の区間の始まりの時点
に一致するように前記第1ののこぎり波Vaに対
して位相差を有して前記第2ののこぎり波Vbを
発生するように設定されている第2ののこぎり波
発生回路2と、前記第1ののこぎり波発生回路1
と前記第1のセンサ回路ブロツクB1との間に接
続され、前記第1ののこぎり波Vaの前記第1の
区間に対応してオンになる第1のスイツチSW1
と、前記第2ののこぎり波発生回路第2と前記第
2のセンサ回路ブロツクB2との間に接続され、
前記第2ののこぎり波Vbの前記第1の区間に対
応してオンになる第2のスイツチSW2とを備え
たセンサ回路装置に係わるものである。なお、請
求項2に示すように、請求項1の第1の抵抗Ra
1〜Ra3をコンデンサC1〜C3に置き換え、
また第2のダイオードDb1〜Db3を抵抗R1〜
R3に置き換えることができる。
[作用] 本発明において、のこぎり波を第1及び第2の
ダイオードDa1〜Da3、Db1〜Db3を含む回
路に供給すると、これ等が順次にオン状態にな
り、光電変換素子S1〜S3に順次に電圧が印加
される。光電変換素子の数が多い場合には、のこ
ぎり波の最大振幅を大きくしなければならない。
しかし、本発明では多数の光電変換素子が少なく
とも第1及び第2のブロツクに分けられているの
で、のこぎり波の最大振幅を低くすることができ
る。また、第1ののこぎり波の第2の区間の始ま
りに第2ののこぎり波の第1の区間の始まりを一
致させたので、第2の区間の存在に無関係に連続
性の良い走査が可能になる。
[実施例] 次に、第1図〜第5図を参照して本発明の実施
例に係わるセンサ回路装置(一次元イメージセン
サ)を説明する。
第1図のイメージセンサは第1、第2、第3及
び第4のセンサ回路ブロツクB1,B2,B3,
B4を有している。第1図では図示の都合上4つ
のセンサ回路ブロツクB1〜B4が示されている
のみであるが実際には更に多くのセンサ回路ブロ
ツクを含む。
複数のセンサ回路ブロツクB1〜B4を駆動す
るための第1及び第2ののこぎり波発生回路1,
2は、タイミング信号発生回路3から与えられる
タイミング信号で制御されて第4図A及びBの第
1及び第2ののこぎり波を発生する。第4図Aの
第1ののこぎり波(三角波)は正の傾きを有する
傾斜電圧を発生する第1の区間T1と負の傾きを
有する傾斜電圧を発生する第2の区間T2とを有
し、一定周期で繰返して発生している。第2のの
こぎり波(三角波)Vbは第1ののこぎり波Vaと
同様に第1の区間T1と第2の区間T2を有して
同一波形であるが、第1ののこぎり波Vaに対し
てT1だけ位相差を有している。即ち第2ののこ
ぎり波Vbの第1の区間T1の始まりの時点は第
1ののこぎり波Vaの第1の区間T1の終了時点
即ち第2の区間T2の始まりの時点に一致するよ
うに位相差を有する。
第1ののこぎり波発生回路1は第1及び第3の
スイツチSW1,SW3を介して奇数番目の第1
及び第3のセンサ回路ブロツクB1,B3に接続
されている。第2ののこぎり波発生回路2は第2
及び第4のスイツチSW2,SW4を介して偶数
番目の第2及び第4のセンサ回路ブロツクB2,
B4に接続されている。
第1、第2、第3及び第4のスイツチSW1〜
SW4は電子スイツチから成るアナログスイツチ
であり、シフトレジスタから成るスイツチ制御回
路4に制御されて第4図C,E,G,Iに示すよ
うに順次にオンになる。これにより、センサ回路
ブロツクB1〜B4はのこぎり波の負の傾きの第
2の区間T2の存在に無関係に順次に駆動され
る。各センサ回路ブロツクB1〜B4の出力ライ
ン5a,5b,5c,5dは第4図D,F,H,
Jに示すようにオン制御されるスイツチ6a,6
b,6c,6dを介して共通に接続されている。
従つてセンサ出力端子7には第4図Gに原理的に
示すように連続的にセンサ出力を得ることができ
る。なお、各センサ回路ブロツクB1〜B4はス
イツチ制御回路4から与えられるサンプルホール
ド信号Vsと放電制御信号Vrに同期して出力信号
を送出する。
第1図の各センサ回路ブロツクB1〜B4は第
2図に示すように構成されている。第2図には第
1のセンサ回路ブロツクB1のみが示されている
が、別のセンサ回路ブロツクB1〜B4も同一に
構成されている。センサ回路ブロツクは、スイツ
チSW1を介してのこぎり波発生回路1に接続さ
れるのこぎり波電源端子9と、グランドに接続さ
れている共通電源端子10と、4つの画素即ちビ
ツトに対応した4つの単位回路K0,K1,K
2,K3と、積分回路11と、サンプルホールド
回路12とから成る。この一次元イメージセンサ
のうちの1つのセンサ回路ブロツクB1は4つよ
りも多い数の画素を検出することができるように
構成されている。しかし、すべての画素に対応す
る全部の単位回路を図面に示すことは困難である
ので、その一部のみが第2図に示されいる。
互いに同一の3つの単位回路K1,K2,K3
は、第1のダイオードDa1,Da2,Da3と、第
2のダイオードDb1,Db2,Db3と、第1の抵
抗Ra1,Ra2,Ra3と、第2の抵抗Rb1,Rb
2,Rb3と、走査される回路素子としての光電
変換素子S1,S2,S3と、ブロツキングダイ
オードDc1,Dc2,Dc3とから成る。もう1つ
の単位回路K0は、第2のダイオードDb0と、
第1の抵抗Ra0と、光電変換素子S0と、ブロ
ツキングダイオードDc0とからなる。単位回路
K0は、別の単位回路K1,K2,K3における
第1のダイオードDa1,Da2,Da3、及び第2
の抵抗Rb1,Rb2,Rb3に対応するものを有し
ていない。しかし、単位回路K0にも別の単位回
路K1,K2,K3の第1のダイオードと第2の
抵抗に対応するものを接続することができる。ま
た、必要に応じて第2図のイメージセンサから初
段の単位回路K0を省くことができる。
アノード(第1の電極)とカソード(第2の電
極)とを有する3つの第1のダイオードDa1,
Da2,Da3が互いに直列に接続された回路(第
1の直列回路)の一端(左端)はのこぎり波電源
端子9に接続されている。第1のダイオードDa
1,Da2,Da3はのこぎり波電圧によつて順方
向にバイアスされる方向性を有している。即ち、
第1のダイオードDa1〜Da3のアノード(第1
の電極)がのこぎり波電源端子9の側に配置され
ている。なお、のこぎり波電源端子9にマイナス
ののこぎり波が与えられる時には、第1のダイオ
ードDa1〜Da3のカソードがのこぎり波電源端
子9の側に配置される。
第1のダイオードDa1,Da2,Da3のカソー
ド(第2の電極)と共通電源端子10即ちグラン
ドとの間には第1の抵抗Ra1,Ra2,Ra3と第
2のダイオードDb1,Db2,Db3とを直列にそ
れぞれ接続した回路(第2の直列回路)がそれぞ
れ接続されている。単位回路K0においては、2
つの電源端子9,10間に第1の抵抗Ra0と第
2のダイオードDb0との直列回路が接続されて
いる。第2のダイオードDb0,Db1,Db2,
Db3はのこぎり波によつて順方向にバイアスさ
れる方向性を有している。
各単位回路K0,K1,K2,K3における第
1の抵抗Ra0,Ra1,Ra2,Ra3と第2のダ
イオードDb0,Db1,Db2,Db3の相互接続
点P0,P1,P2,P3に光電変換素子S0,
S1,S2,S3のカソードがそれぞれ接続され
ている。光電変換素子S0,S1,S2,S3の
アノードは光電変換素子S0〜S3の相互干渉を
防ぐためのブロツキングダイオードDc0,Dc
1,Dc2,Dc3を介して共通に接続され、共通
の積分回路11の共通の電流検出素子として機能
する積分コンデンサ14を介して共通電源端子1
0に接続されている。従つて、各光電変換素子S
0〜S3は各第2のダイオードDb0〜Db3に実
質的に並列接続されている。光電変換素子S0,
S1,S2,S3はホトダイオードから成り、電
圧源1の電圧で逆バイアスされるように接続され
ている。光電変換素子S0〜S3は逆バイアス電
圧で動作するためにここに流れる電流は極めて小
さい。
第2図のイメージセンサの各部の詳細は次の通
りである。
のこぎり波電源端子9と共通電源端子10との
間に供給されるのこぎり波は、すべてのダイオー
ドDa1〜Da3、Db0〜Db3をオンにすること
ができる最大振幅値を有し、また第1及び第2の
ダイオードDa1〜Da3,Db0〜Db3の立上り
速度よりもゆるい速度で立上る傾斜電圧領域(第
1の区間)を有する。
光電変換素子S0〜S3、第1のダイオード
Da1〜Da3、第2のダイオードDb0〜Db3、
ブロツキングダイオードDc0〜Dc3は、それぞ
れpin接合ダイオードであつて、水素化アモルフ
アシリコン半導体層と、この半導体層の下側に設
けられた一方の電極層と、半導体層の上側に設け
られた他方の電極層とから成り、共通の絶縁基板
(図示せず)上に設けられている。集積回路で形
成される各単位回路K0〜K3に与えられた幅が
125μ(ミクロン)の場合において、第1及び第2
のダイオードDa1〜Da3,Db0〜Db3の配線
導体層の幅を約20μ(ミクロン)にすることがで
きる。もし、光電変換素子S0〜S3の走査のた
めに電界効果トランジスタを使用する場合には、
配線導体層の幅が約10μ(ミクロン)となり、本
実施例に比べて狭いためにイメージセンサの製造
歩留りが悪くなる。
光電変換素子S0〜S3は逆バイアスされてい
るので、第3図に示すキヤパシタンスCsと光強
度に比例する電流源Isとの並列回路で等価的に示
される。なお、光電変換素子S0〜S3の等価キ
ヤパシタンスCsに流れる電流の値は極めて小さ
い。
第1のダイオードDa1〜Da3及び第2のダイ
オードDb0〜Db3がオン状態になつた時の両端
電圧即ち順方向電圧Vfはほぼ1Vである。第1の
抵抗Ra0〜Ra3はそれぞれ100kΩであり、第2
の抵抗Rb1〜Rb3はそれぞれ1kΩであり、これ
等はTiO2、Ta−SiO2又はNiCr等の物質で形成
されている。
積分回路11は光電変換素子S0〜S3の変化
を検出する回路であつて、電流検出兼積分用コン
デンサ14と、放電用(リセツト用)スイツチ1
5と、増幅器16とから成る。コンデンサ14は
光電変換素子S0〜S3のアノードとグランドと
の間に接続されているので、光電変換素子S0〜
S3に流れる電流によつて充電される。コンデン
サ14に並列に接続されたスイツチ15は、光電
変換素子S0〜S3の出力電流を分離して検出す
るために、各光電変換素子S0〜S3によるコン
デンサ14の充電完了時点又はこの近傍でオンに
なつてコンデンサ14を放電状態にするものであ
る。コンデンサ14の一端は増幅器16を介して
サンプルホールド回路12に接続されている。従
つて、サンプルホールド回路12は、積分回路1
1の出力電圧を放電用スイツチ15のオン開始時
点の直前でサンプリングし、ホールドする。
第1図のタイミング信号発生回路3に接続され
ているスイツチ制御回路4はシフトレジスタ、カ
ウンタ又は複数の単安定マルチバイブレータ又は
タイマの組み合わせから成り、スイツチSW1〜
SW4とスイツチ6a〜6dを制御する信号と第
5図fに示すサンプルホールド制御信号Vsと第
5図gに示す放電制御信号Vrとを発生する。第
5図Fのサンプルホールド制御信号Vsは第5図
Eの方形波のタイミングパルスVtの前縁に同期
して立上つて一定時間持続する。第5図Gの放電
制御信号Vrは第5図Fのサンプルホールド制御
信号の前縁よりも少し遅れて立上つて比較的短時
間後に立下る。
[動作] 第2図のセンサ回路ブロツクに供給されるのこ
ぎり波の傾斜電圧が徐々に増大すると、点P0の
電位Vp0が第5図Bに示す如く徐々に高くなる。
これによつて、点P0の電位Vp0が単位回路K
0の第2のダイオードDb0の順方向電圧Vf(約
1V)になると、ダイオードDb0がオン状態にな
り、点P0の電位Vp0はほぼ一定値(ほぼVf)
即ち飽和電圧値になる。単位回路K0の第2のダ
イオードDb0のオン状態への転換とほぼ同時に
単位回路K1の第1のダイオードDa1もオン状
態に転換する。単位回路K1の第1のダイオード
Da1が非導通(オフ状態)の期間には、第1の
ダイオードDa1のカソードはほぼ零ボルトであ
るが、第1のダイオードDa1がオン状態になつ
て更にのこぎり波電圧Vdが高くなると、第1の
ダイオードDa1のカソード電圧はのこぎり波電
圧Vdに追従して高くなる。即ち、第1のダイオ
ードDa1がオン状態になると、この両端電圧は
順方向電圧Vfにほぼ固定されるため、のこぎり
波電圧VdからダイオードDa1の順方向電圧Vfを
差し引いた電圧が抵抗Rb1の両端に加わる。ま
た、単位回路K1の第2のダイオードDb1が非
導通の期間には、点P1の電位が第2の抵抗Rb
1の両端電圧にほぼ等しくなる。従つて、第1の
ダイオードDa1がオン状態になつた後に、点P
1の電位Vp1が第5図Bに示すように徐々に上
昇する。点P1の電位Vp1が第2のダイオード
Db1の順方向電圧Vfになると、これがオン状態
になり、点P1の電位Vp1はほぼ一定値Vfにな
る。単位回路K1の第2のダイオードDb1のオ
ン状態への転換とほぼ同時に単位回路K2の第1
のダイオードDa2がオン状態に転換し、点P2
に第5図Bに示すように電位Vp2が得られる。
のこぎり波電圧が更に増大すると、単位回路K3
の第1のダイオードDa3がオン状態に転換し、
点P3に第5図Bの電位Vp3が得られる。点P
0〜P3の電位Vp0〜Vp3が第5図Bに示すよ
うに順次に変化すると、各点P0〜P3と、グラ
ンドとの間にコンデンサ14を介して接続された
光電変換素子S0〜S3が順次に駆動される。即
ち、光電変換素子S0〜S3が電気的に走査され
る。
第2図の回路において光電変換素子S0〜S3
は一次元的に配置されている。この光電変換素子
S0〜S3で光情報を読み取る時には、まず、第
1のダイオードDa1〜Da3及び第2のダイオー
ドDb0〜Db3の全部をオン状態にすることがで
きる最大振幅を有するのこぎり波を電源端子9,
10間に与える。なお、第1のダイオードDa1
〜Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3の全部
をオン状態にするための電圧を、のこぎり波以外
の独立の回路で与えても差し支えない。
第1のダイオードDa1〜Da3及び第2のダイ
オードDb0〜Db3の全部がオン状態である期間
には、点P0〜P3に得られる第2のダイオード
Db0〜Db3の順方向電圧Vf(約1V)によつて各
光電変換素子S0〜S3が逆バイアスされ、第3
図に等価的に示すキヤパシタンスCsが充電され
る。なお、等価キヤパシタンスCsは極めて小さ
いので、ブロツキングダイオードDc0〜Dc3の
順方向電流が急峻に立上る点よりも前の領域の電
流によつて等価キヤパシタンスCsの充電を達成
することができる。
第2図のイメージセンサに対向配置されている
例えばフアクシミリの原稿のような被写体(図示
せず)から得られる光信号が光電変換素子S0〜
S3に入力されると、光信号の有無及び大小に対
応して光電変換素子S0〜S3の等価キヤパシタ
ンスCsの充電電荷量が変化する。即ち、光電変
換素子S0〜S3の内で光信号が入力したものに
おいて等価キヤパシタンスCsの放電が生じ、光
信号が入力しなかつたものでは等価キヤパシタン
スCsの放電が生じない。等価キヤパシタンスCs
の放電の量は光量によつて変化する。光電変換素
子S0〜S3に対して光入力を与える方法は2つ
ある。その1つは光電変換素子S0〜S3に常に
光入力を与える方法であり、もう1つは予め決め
られた期間(例えばのこぎり波電圧Vdが零ボル
トの期間)にのみ光入力を与える方法である。
のこぎり波電圧Vdが第5図Aに示すように時
間と共に直線的に増大すると、点P0〜P3に第
5図Bに示すように電位Vp0,Vp1,Vp2,
Vp3が得られ、これによつて光電変換素子S0
〜S3が順次に逆バイアスされる。換言すれば、
第3図に示す等価キヤパシタンスCsを充電する
ための電圧が光電変換素子S0〜S3に印加され
る。この時、光電変換素子S0〜S3の等価キヤ
パシタンスCsの内で光入力で放電したものに対
しては充電電流が流れるが、光入力がなくて放電
しなかつたものに対しては充電電流が流れない。
光電変換素子S0〜S3の等価キヤパシタンス
Csの充電電流はブロツキングダイオードDc0〜
Dc3とコンデンサ14とを通つて流れるので、
コンデンサ14の電圧は光電変換素子S0〜S3
の等価キヤパシタンスCsの充電電流の有無によ
つて変化する。第5図Cには、光電変換素子S0
〜S3の共通出力ラインの電流Ioutが示されてい
る。なお、この第5図Cには3つの光電変換素子
S0,S1,S3に対して大きな光入力があり、
1つの光電変換素子S2に対して小さな光入力が
あつた時の共通ラインの電流Ioutが示されてい
る。電流Ioutは各点P0〜P3の電位Vp0〜Vp
3の上昇に追従して増大し、電位Vp0〜Vp3が
飽和に近づくと減少する。
積分回路11のコンデンサ14は、第5図Cの
電流Ioutで充電され、この充電電圧Vcは第5図
Dに示すように変化する。光電変換素子S0〜S
3の電流変化を区分して検出するために、放電用
スイツチ15が周期的にオン状態になる。サンプ
ルホールド回路12は第5図Fに示すサンプルホ
ールド制御信号Vsを示すパルスの後縁時点に同
期して第5図Dの積分出力電圧Vcをサンプリン
グし、これを第5図Fに示す正パルスの幅だけ保
持する。サンプルホールド回路12の出力電圧
Voutは第5図Hに示すように光電変換素子S0
〜S3の光入力に対応する。
第1図の第1〜第4のセンサ回路ブロツクB1
〜B4は、のこぎり波電圧Va,Vbに基づいて第
4図のt0〜t1,t1〜t2,t2〜t3,t
3〜t4の期間において順次に走査される。各走
査期間は、連続しているので、第1図の出力端子
7に一次元配列された多数の光電変換素子S0〜
S3の出力が連続的に得られる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
(1) 第6図に示すように、階段状に変化するのこ
ぎり波をのこぎり波発生回路1,2から発生さ
せてもよい。この場合に、階段の高さ(段差間
の電圧)を階段が高くなるに従つて高くしても
よい。このようにすると、光電変換素子S0〜
S3の出力の相互間隔が後段になるに従つて大
きくなることを防ぐことができる。
(2) のこぎり波を第7図に示すように2次曲線的
傾きを有する波形にすることができる。
(3) のこぎり波発生回路を3個以上設け、これ等
から得られる3個以上ののこぎり波に第4図に
示すような位相差を持たせ、これ等をセンサ回
路ブロツクB1〜B4に分配するようにしても
よい。
(4) 第8図に示すように、第2図の電流検出手段
としてのコンデンサ14を電流電圧変換回路2
1に置き換えることができる。電流電圧変換回
路21は演算増幅器21aと抵抗21bとから
成る。演算増幅器21aの反転入力端子は第2
図の共通出力ラインに接続され、非反転入力端
子はグランドに接続されている。出力端子Iout
は抵抗21bを通つて流れ、反転入力端子はイ
マージナリシヨートによつてグランドレベルに
なるので、出力端子には電流に対応した電圧が
得られる。なお、ダイオード20は逆方向の通
路を形成するものである。また、電流検出手段
は、電流検出用としてのコンデンサ14又は電
流電圧変換回路21に限るものでなく、例えば
コンデンサ14の位置に抵抗を接続することに
よつて構成してもよい。積分回路11aは、入
力抵抗22と、演算増幅器23と、この演算増
幅器23の入力端子と出力端子との間に接続さ
れた積分用コンデンサ24と、コンデンサ24
に並列に接続された放電用スイツチ15aとか
ら成る。この様に電流検出部と積分部とを分離
しても実施例と同一の作用効果を得ることがで
きる。
(5) 第9図に示すように第2図の第2の抵抗Rb
1〜Rb3をコンデンサCb1〜Cb3に置き換え
ることができる。なお、コンデンサCb1〜Cb
3を逆バイアス接続のダイオードに置き換え、
このダイオードの容量を利用してもよい。
(6) 第10図に示すように第2図の第1の抵抗
Ra1〜Ra3をコンデンサC1〜C3に置き換
え、第2のダイオードDb1〜Db3を抵抗R1
〜R3に置き換えることができる。なお、コン
デンサC1〜C3の容量は光電変換素子S1〜
S3の等価容量よりも十分に大きくする。ま
た、コンデンサC1〜C3を逆バイアスの極性
に接続されたダイオードに置き換え、このダイ
オードの容量をコンデンサとして使用してもよ
い。
(7) 光電変換素子S0〜S3の相互干渉を防ぐた
めのブロツキングダイオードDc0〜Dc3を第
1の抵抗Ra1〜Ra3に直列に接続すること、
又は第2の抵抗Rb1〜Rb3と第1の抵抗Ra1
〜Ra3との間に接続することが可能である。
(8) 光電変換素子S0〜S3を光入力で抵抗値が
変化する光導電素子にすることができる。
(9) 各ダイオードの極性、及びのこぎり波の極性
を逆にすることができる。
(10) 各センサ回路ブロツクB1〜B4に独立に積
分回路11のような電流検出手段及びサンプル
ホールド回路12を設ける代わりに、各センサ
回路ブロツクB1〜B4に対して共通にこれ等
を設けてもよい。即ち第1図の出力端子7に共
通の電流検出手段を接続してもよい。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、多数の光電変換
素子を低い電圧で連続的に走査することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるイメージセン
サを示すブロツク図、第2図は第1図のセンサ回
路ブロツクを詳しく示す回路図、第3図は第2図
の光電変換素子の等価回路図、第4図は第1図の
各部の状態を原理的に示す波形図、第5図は第2
図の各部の状態を示す波形図、第6図及び第7図
は変形例ののこぎり波を示す波形図、第8図は変
形例の積分回路を示す回路図、第9図及び第10
図は変形例のセンサ回路ブロツクをそれぞれ示す
回路図である。 1……第1ののこぎり波発生回路、2……第2
ののこぎり波発生回路、B1〜B4……センサ回
路ブロツク、SW1〜SW4……スイツチ、S0
〜S3……光電変換素子、Da1〜Da3……第1
のダイオード、Db0〜Db3……第2のダイオー
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 [1] 共通電源端子10と、 のこぎり波を印加するためののこぎり波電源
    端子9と、 第1の電極と第2の電極とをそれぞれ有する
    複数個の第1のダイオードDa1〜Da3が直列
    に接続された回路であり、その一端が前記のこ
    ぎり波電源端子9に接続され、且つそれぞれの
    第1のダイオードDa1〜Da3の順方向電流が
    前記のこぎり波に基づいて流れるような方向性
    をそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da3が
    有し、且つそれぞれの第1のダイオードDa1
    〜Da3の前記第1の電極が前記のこぎり波電
    源端子9の側に配置されている第1の直列回路
    と、 それぞれが第1の抵抗Ra1〜Ra3と第2の
    ダイオードDb1〜Db3とを直列に接続した回
    路から成り、それぞれの第1のダイオードDa
    1〜Da3の前記第2の電極と前記共通電源端
    子10との間にそれぞれ接続され、且つそれぞ
    れの第2のダイオードDb1〜Db3の順方向電
    流が前記のこぎり波に基づいて流れるような方
    向性をそれぞれの第2のダイオードDb1〜Db
    3が有している複数の第2の直列回路と、 それぞれの第1のダイオードDa1〜Da3の
    前記第2の電極と前記共通電源端子10との間
    にそれぞれ接続された複数の第2の抵抗又はコ
    ンデンサRb1〜Rb3又はCb1〜Cb3と、 一端が前記第1の抵抗Ra1〜Ra3と前記第
    2のダイオードDb1〜Db3との間に接続さ
    れ、他端が互いに共通に接続されている複数の
    光電変換素子S1〜S3と、 をそれぞれ有する少なくとも第1及び第2のセ
    ンサ回路ブロツクB1〜B4と、 前記第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1
    〜B4の前記光電変換素子S1〜S3の共通接
    続側の端子と前記共通電源端子10との間に、
    それぞれ接続されているか又は前記第1及び第
    2のセンサ回路ブロツクB1〜B4に対して共
    通に接続されている電流検出手段14又は21
    と 前記第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1
    〜B4の複数の光電変換素子S1〜S3の出力
    を1つの時間軸上に配列して出力するために前
    記電流検出手段14又は21に接続された共通
    の出力手段7と、 電圧が第1の傾きに沿つて変化する第1の区
    間と電圧が前記第1の傾きと逆の第2の傾きに
    沿つて変化する第2の区間とを有する第1のの
    こぎり波Vaを周期的に発生する第1ののこぎ
    り波発生回路1と、 電圧が前記第1の傾きに沿つて変化する第1
    の区間と電圧が前記第2の傾き沿つて変化する
    第2の区間とを有する第2ののこぎり波Vbを
    周期的に発生するものであり、前記第2ののこ
    ぎり波Vbの第1の区間の始まりの時点が前記
    第1ののこぎり波の前記第2の区間の始まりの
    時点に一致するように前記第1ののこぎり波
    Vaに対して位相差を有して前記第2ののこぎ
    り波Vbを発生するように設定されている第2
    ののこぎり波発生回路2と、 前記第1ののこぎり波発生回路1と前記第1
    のセンサ回路ブロツクB1との間に接続され、
    前記第1ののこぎり波Vaの前記第1の区間に
    対応してオンになる第1のスイツチSW1と、 前記第2ののこぎり波発生回路2と前記第2
    のセンサ回路ブロツクB2との間に接続され、
    前記第2ののこぎり波Vbの前記第1の区間に
    対応してオンになる第2のスイツチSW2と を備えたセンサ回路装置。 [2] 共通電源端子10と、 のこぎり波を印加するためののこぎり波電源
    端子9と、 第1の電極と第2の電極とをそれぞれ有する
    複数個の第1のダイオードDa1〜Da3が直列
    に接続された回路であり、その一端が前記のこ
    ぎり波電源端子9に接続され、且つそれぞれの
    第1のダイオードDa1〜Da3の順方向電流が
    前記のこぎり波に基づいて流れるような方向性
    をそれぞれの第1のダイオードDa1〜Da3が
    有し、且つそれぞれの第1のダイオードDa1
    〜Da3の前記第1の電極が前記のこぎり波電
    源端子9の側に配置されている第1の直列回路
    と、 それぞれがコンデンサC1〜C3と第1の抵
    抗R1〜R3とを直列に接続した回路から成
    り、それぞれの第1のダイオードDa1〜Da3
    の前記第2の電極と前記共通電源端子10との
    間にそれぞれ接続されている複数の第2の直列
    回路と、 それぞれの第1のダイオードDa1〜Da3の
    前記第2の電極と前記共通電源端子10との間
    にそれぞれ接続された複数の第2の抵抗Rb1
    〜Rb3と、 一端が前記コンデンサC1〜C3と前記第1
    の抵抗R1〜R3との間に接続され、他端が互
    いに共通に接続されている複数の光電変換素子
    S1〜S3とをそれぞれ有する少なくとも第1
    及び第2のセンサ回路ブロツクB1〜B4と、 前記第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1
    〜B4の前記光電変換素子S1〜S3の共通接
    続側の端子と前記共通電源端子10との間に、
    それぞれ接続されているか又は前記第1及び第
    2のセンサ回路ブロツクB1〜B4に対して共
    通に接続されている電流検出手段14又は21
    と、 前記第1及び第2のセンサ回路ブロツクB1
    〜B4の複数の光電変換素子S1〜S3の出力
    を1つの時間軸上に配列して出力するために前
    記電流検出手段14又は21に接続された共通
    出力手段7と、 電圧が第1の傾きに沿つて変化する第1の区
    間と電圧が前記第1の傾きと逆の第2の傾きに
    沿つて変化する第2の区間とを有する第1のの
    こぎり波Vaを周期的に発生する第1ののこぎ
    り波発生回路1と、 電圧が前記第1の傾きに沿つて変化する第1
    の区間と電圧が前記第2の傾きに沿つて変化す
    る第2の区間とを有する第2ののこぎり波Vb
    を周期的に発生するものであり、前記第2のの
    こぎり波Vbの第1の区間の始まりの時点が前
    記第1ののこぎり波の前記第2の区間の始まり
    の時点に一致するように前記第1ののこぎり波
    Vaに対して位相差を有して前記第2ののこぎ
    り波Vbを発生するように設定されている第2
    ののこぎり波発生回路2と、 前記第1ののこぎり波発生回路1と前記第1
    のセンサ回路ブロツクB1との間に接続され、
    前記第1ののこぎり波Vaの前記第1の区間に
    対応してオンになる第1のスイツチSW1と、 前記第2ののこぎり波発生回路2と前記第2
    のセンサ回路ブロツクB2との間に接続され、
    前記第2ののこぎり波Vbの前記第1の区間に
    対応してオンになる第2のスイツチSW2とを
    備えたセンサ回路装置。
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