JPH05103158A - イメ−ジセンサ - Google Patents

イメ−ジセンサ

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JPH05103158A
JPH05103158A JP3124887A JP12488791A JPH05103158A JP H05103158 A JPH05103158 A JP H05103158A JP 3124887 A JP3124887 A JP 3124887A JP 12488791 A JP12488791 A JP 12488791A JP H05103158 A JPH05103158 A JP H05103158A
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JP
Japan
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diode
diodes
voltage
photodiodes
voltage source
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JP3124887A
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English (en)
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Kazuyuki Hirooka
和幸 広岡
Hiromi Kakinuma
博美 柿沼
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサのビット間分離性を向上させ
且つダイナミックレンジを拡大させる。 【構成】 第1のダイオードDa1〜Da3を直列に接続
し、これをのこぎり波で駆動する。第1のダイオードD
a1〜Da3のカソードとグランドとの間にはそれぞれ第1
の抵抗Ra1〜Ra3と第2のダイオードDb1〜Db3との直
列回路が接続され、また第2の抵抗Rb1〜Rb3も接続さ
れている。フォトダイオードS1 〜S3 のカソードは第
2のダイオードDb1〜Db3のアノードに接続されてい
る。フォトダイオードS1 〜S3 のアノードはブロッキ
ングダイオードDc1〜Dc3を介して共通出力端子3に接
続されている。共通出力端子3とグランドとの間には電
流−電圧変換回路2が接続されている。フォトダイオー
ドS1 〜S3 はそれぞれ1個であるが、第1のダイオー
ドDa1〜Da3及び第2のダイオードDb1〜Db3はそれぞ
れ2個である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のフォトダイオー
ドをのこぎり波に基づいて順次に走査する形式のイメー
ジセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な従来のイメージセンサは、光情
報を電気信号に変換するための複数のフォトダイオード
と、複数のフォトダイオードを電気的に走査して電気信
号を選択的に得るためのアナログスイッチとを有してい
る。ところで、この種のイメージセンサにおいては、1
つのフォトダイオード即ち1つの画素の幅(例えば12
5ミクロン)に収まるように1つの電界効果トランジス
タのようなアナログスイッチを配置されなければならな
い。しかし、極めて狭い幅に収まるようにアナログスイ
ッチを形成することは容易でない。この問題を解決する
ために、複数のダイオードの直列回路にのこぎり波電圧
を加えることによって複数のフォトダイオードを順次に
走査するための電圧を得ることが特開平2−12467
9号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に
は、ビット間の分離性を容易に向上させる具体的技術、
及びダイナミックレンジを容易に拡大させる具体的技術
は開示されていない。
【0004】そこで、本発明の目的はビット間の分離性
向上とダイナミックレンジの拡大とのいずれか一方又は
両方を容易に達成することができるイメージセンサを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のビット間の分離性
を向上させる目的のための発明は、実施例を示す図面の
符号を参照して説明すると、のこぎり波電圧を発生する
電圧源1と、複数の単位センサ回路K1 〜K3 と、前記
複数の単位センサ回路K1 〜K3 の出力電流を電圧に変
換する電流−電圧変換回路とから成り、前記複数の単位
センサ回路K1〜K3 がそれぞれ、第1のダイオードDa
1〜Da3と、第2のダイオードDb1〜Db3と、第1の抵
抗Ra1〜Ra3又は第1のコンデンサCa1〜Ca3から成る
第1のインピーダンス素子と、第2の抵抗Rb1〜Rb3又
は第2のコンデンサC1 〜C3 から成る第2のインピー
ダンス素子と、フォトダイオードS1 〜S3 とを備え、
前記複数の単位センサ回路K1 〜K3 の前記第1のダイ
オードDa1〜Da3は互いに直列に接続され、前記第1の
ダイオードDa1〜Da3の直列回路の一端は前記電圧源1
の一端に接続され、前記第1のダイオードDa1〜Da3は
前記のこぎり波電圧によって順方向バイアスされる方向
性を有し、前記第2のダイオードDb1〜Db3の一端は前
記第1のインピーダンス素子を介して前記第1のダイオ
ードDa1〜Da3に接続され、前記第2のダイオードDb1
〜Db3の他端は前記電圧源1の他端に接続され、前記第
2のダイオードDb1〜Db3は前記のこぎり波電圧で順方
向バイアスされる方向性を有し、前記第2のインピーダ
ンス素子は前記第1のダイオードDa1〜Da3と前記電圧
源1の他端との間に接続され、前記フォトダイオードS
1 〜S3 の一端は前記第1のインピーダンス素子と前記
第2のダイオードDb1〜Db3との接続点P1 〜P3 に接
続され、前記フォトダイオードS1 〜S3 の他端は共通
接続端子3に接続され、前記電流−電圧変換回路は前記
共通接続端子3と前記電圧源1の他端との間に接続され
ているイメージセンサにおいて、各単位センサ回路K1
〜K3 の前記第1のダイオードDa1〜Da3の個数が前記
フォトダイオードS1 〜S3 よりも多いイメージセンサ
に係わるものである。
【0006】なお、ダイナミックレンジを拡大させる目
的を達成するためには、第2のダイオードDb1〜Db3の
個数をフォトダイオードS1 〜S3 の個数よりも多くす
る。また、ビット間分離性向上とダイナミックレンジの
拡大との両方の目的を達成する時には、第1のダイオー
ドDa1〜Da3と第2のダイオードDb1〜Db3の両方の個
数をフォトダイオードS1 〜S3 の個数よりも多くす
る。第1及び第2のダイオードDa1〜Da3、Db1〜Db3
及びフォトダイオードS1〜S3 は小型化及びコストの
低減を図るために集積化(IC化)することが望まし
い。
【0007】
【作用】請求項1に従って第1のダイオードDa1〜Da3
の数をフォトダイオードS1 〜S3 の数よりも多くする
と、フォトダイオードS1 〜S3 の走査の相互時間間隔
が長くなり、フォトダイオードS1 〜S3 の出力(ビッ
ト出力)の分離性が良くなる。請求項2に従って第2の
ダイオードDb1〜Db3の数をフォトダイオードS1 〜S
3 の数よりも多くすると、第2のダイオードDb1〜Db3
の順方向電圧に基づいて得られるフォトダイオードS1
〜S3 の走査電圧が高くなり、ダイナミックレンジが拡
大される。請求項3に従って第1及び第2のダイオード
Da1〜Da3、Db1〜Db3の数をフォトダイオードS1 〜
S3 よりも多くすると、ビット間分離性の向上とダイナ
ミックレンジの拡大との両方を達成することができる。
請求項4に従って第1及び第2のダイオードDa1〜Da
3、Db1〜Db3及びフォトダイオードS1 〜S3 を同一
構造にすれば、コストの上昇を抑えて性能を向上させる
ことができる。
【0008】
【実施例】図1に示されている本発明の実施例に従う一
次元イメージセンサは、電圧源1と、3つの画素即ちビ
ットに対応した4つの単位センサ回路K0 、K1 、K2
、K3 と、電流−電圧変換回路2とを有する。この一
次元イメージセンサは4つよりも多い数の画素を検出す
ることができるように構成されている。しかし、この一
次元イメージセンサの全部の構成を図面に示すことは困
難であるので、その一部のみが示されている。
【0009】互いに同一の3つの単位回路K1 、K2 、
K3 は、第1のダイオードDa1、Da2、Da3と、第2の
ダイオードDb1、Db2、Db3と、第1の抵抗Ra1、Ra
2、Ra3と、第2の抵抗Rb1、Rb2、Rb3と、フォトダ
イオードS1 、S2 、S3 と、ブロッキングダイオード
Dc1、Dc2、Dc3とから成る。もう1つの単位回路K0
は、第2のダイオードDb0と、第1の抵抗Ra0と、フォ
トダイオードS0 と、ブロッキングダイオードDc0とか
ら成る。単位回路K0 は、別の単位回路K1 、K2 、K
3 における第1のダイオードDa1、Da2、Da3及び第2
の抵抗Rb1、Rb2、Rb3に対応するものを有していな
い。しかし、単位回路K0 にも別の単位回路K1 、K2
、K3 の第1のダイオードと第2の抵抗に対応するも
のを接続することができる。また、必要に応じて図1の
イメージセンサから初段の単位回路K0を省くことがで
きる。
【0010】各単位センサ回路K0 〜K3 において、フ
ォトダイオードS0 〜S3 はそれぞれ1個であって1つ
のpin接合を含むのみであるのに対して、第1のダイ
オードDa1〜Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3は直
列に接続された2個のダイオードから成り、2つのpi
n接合を含む。
【0011】アノード(第1の電極)とカソード(第2
の電極)とを有する6個の第1のダイオードDa1、Da
2、Da3が互いに直列に接続された回路(第1の直列回
路)の一端(左端)は電圧源1の一端に接続されてい
る。第1のダイオードDa1、Da2、Da3はのこぎり波電
圧によって順方向にバイアスされる方向性を有してい
る。即ち、第1のダイオードDa1〜Da3のアノード(第
1の電極)がのこぎり波電圧源1の側に配置されてい
る。なお、のこぎり波電圧源1がマイナスののこぎり波
が与える時には、第1のダイオードDa1〜Da3のカソー
ドがのこぎり波電圧源1の側に配置される。
【0012】第1のダイオードDa1、Da2、Da3のカソ
ード(第2の電極)と電圧源1の他端即ちグランドとの
間には第1の抵抗Ra1、Ra2、Ra3と第2のダイオード
Db1、Db2、Db3とを直列にそれぞれ接続した回路(第
2の直列回路)がそれぞれ接続されている。単位回路K
0 においては、のこぎり波電圧源1の一端とグランドと
の間に第1の抵抗Ra0と第2のダイオードDb0との直列
回路が接続されている。第2のダイオードDb0、Db1、
Db2、Db3はのこぎり波によって順方向にバイアスされ
る方向性を有している。
【0013】各単位回路K0 、K1 、K2 、K3 におけ
る第1の抵抗Ra0、Ra1、Ra2、Ra3と第2のダイオー
ドDb0、Db1、Db2、Db3の相互接続点P0 、P1 、P
2 、P3 にフォトダイオードS0 、S1 、S2 、S3 の
カソードがそれぞれ接続されている。フォトダイオード
S0 、S1 、S2 、S3 のアノードはフォトダイオード
S0 〜S3 の相互干渉を防ぐためのブロッキングダイオ
ードDc0、Dc1、Dc2、Dc3を介して共通の電流出力端
子3に接続されている。電流出力端子3とグランドとの
間には図1に示すように電流−電圧変換回路2が接続さ
れるので、フォトダイオードS0 〜S3 は第2のダイオ
ードDb0〜Db3に実質的に並列接続されている。フォト
ダイオードS0 、S1 、S2 、S3 はのこぎり波で逆バ
イアスされるように接続されているので、ここに流れる
電流は極めて小さい。
【0014】電流−電圧変換回路2は演算増幅器4と帰
還用抵抗Rfとから成る。演算増幅器4の反転入力端子
は共通電流出力線3に接続され、非反転入力端子は電圧
源1の他端(グランド)に接続され、帰還用抵抗Rfは
反転入力端子と出力端子5との間に接続されている。
【0015】イメージセンサの各部の詳細は次の通りで
ある。のこぎり波電圧源1は、すべてのダイオードDa1
〜Da3、Db0〜Db3をオンにすることができる最大振幅
値を有し、また第1及び第2のダイオードDa1〜Da3、
Db0〜Db3の立上り速度よりもゆるい速度で立上る傾斜
電圧領域を有する図2に示すのこぎり波を発生するよう
に形成されている。
【0016】フォトダイオードS0 〜S3 、第1のダイ
オードDa1〜Da3、第2のダイオ−ドDb0〜Db3、ブロ
ッキングダイオードDc0〜Dc3は、それぞれpin接合
ダイオードであって、水素化アルモファスシリコン半導
体層と、この半導体層の下側に設けられた一方の電極層
と、半導体層の上側に設けられた他方の電極層とから成
り、共通の絶縁基板(図示せず)上に設けられている。
フォトダイオードS0〜S3 の上側の電極は勿論透明電
極である。なお、ダイオードDa1〜Da3、Db0〜Db3、
Dc0〜Dc3の上側の電極も透明電極であり、その上に遮
光物質層が設けられている。集積回路で形成される各単
位回路K0 〜K3 に与えられた幅が125μm(ミクロ
ン)の場合において、第1及び第2のダイオードDa1〜
Da3、Db0〜Db3の配線導体層の幅を約20μm(ミク
ロン)にすることができる。もし、フォトダイオードS
0 〜S3 の走査のために電界効果トランジスタを使用す
る場合には、配線導体層の幅が約10μm(ミクロン)
となり、本実施例に比べて狭いためにイメージセンサの
製造歩留まりが悪くなる。フォトダイオードS0 〜S3
、第1のダイオードDa1〜Da3、第2のダイオードDb
0〜Db3は同一の構造のpinダイオードであるので、
同一工程で同時に形成される。第1のダイオードDa1〜
Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3は、それぞれ、2
個のダイオードを並べて形成し、配線導体で直列に接続
することによって得る。これ等のダイオードDa1〜Da
3、Db0〜Db3は1個当り約1Vの順方向電圧を有し、
2個では約2Vの順方向電圧を有する。
【0017】フォトダイオードS0 〜S3 はリーク電流
が小さく形成されており、図3に示すキャパシタンスC
sと光強度に比例する電流源Isとの並列回路で等価的
に示される。なお、フォトダイオードS0 〜S3 の等価
キャパシタンスCsに流れる電流の値は極めて小さい。
【0018】第1の抵抗Ra0〜Ra3はそれぞれ90kΩ
であり、第2の抵抗Rb1〜Rb3はそれぞれ90kΩであ
り、これ等は、TiO2 、Ta−SiO2 又はNiCr
等の物質で形成されている。
【0019】スイッチ素子としてダイオードを使用した
本実施例のイメージセンサによれば、ビット間隔125
μmのイメージセンサにおいて配線導体の幅を20μm
以上にすることが可能になり、製造歩留まりが大幅に向
上する。なお、スイッチ素子を電界効果トランジスタで
構成する従来のイメージセンサの場合には、配線導体の
幅を約10μmにすることが必要であった。
【0020】
【動作】電圧源1から供給されるのこぎり波電圧Vd が
図2に示すように徐々に増大すると、点P0 の電位Vp0
が図4の(A)に示す如く徐々に高くなる。これによっ
て、点P0 の電位Vp0が単位回路K0の2個の第2のダ
イオードDb0の合計の順方向電圧(約2V)になると、
第2のダイオードDb0がオン状態になり、点P0の電位
Vp0はほぼ一定値(約2V)即ち飽和電圧値Vsにな
る。単位回路K0 の第2のダイオードDb0のオン状態へ
転換した後に単位回路K1 の第1のダイオードDa1がオ
ン状態に転換する。単位回路K1 の第1のダイオードD
a1が非導通(オフ状態)の期間には、第1のダイオード
Da1のカソードはほぼ零ボルトであるが、第1のダイオ
ードDa1がオン状態になって更にのこぎり波電圧Vdが
高くなると、第1のダイオードDa1のカソード電圧はの
こぎり波電圧Vdに追従して高くなる。即ち、2個の第
1のダイオードDa1がオン状態になると、この両端電圧
は合計の順方向電圧(約2V)にほぼ固定されるため、
のこぎり波電圧VdからダイオードDa1の順方向電圧
(約2V)を差し引いた電圧が抵抗Rb1の両端に加わ
る。また、単位回路K1 の第2のダイオードDb1が非導
通の期間には、点P1の電位が第2の抵抗Rb1の両端電
圧にほぼ等しくなる。従って、第1のダイオードDa1が
オン状態になった後に、点P1 の電位Vp1が図4の
(A)に示すように徐々に上昇する。点P1 の電位Vp1
が第2のダイオードDb1の順方向電圧になると、これが
オン状態になり、点P1 の電位Vp1はほぼ一定値にな
る。単位回路K1 の第2のダイオードDb1のオン状態へ
転換した後に単位回路K2 の第1のダイオードDa2がオ
ン状態に転換し、点P2 に図4の(A)に示すように電
位Vp2が得られる。のこぎり波電圧が更に増大すると、
単位回路K3 の第1のダイオードDa3がオン状態に転換
し、点P3 に図4の(A)の電位Vp3が得られる。点P
0〜P3 の電位Vp0〜Vp3が図4の(A)に示すように
順次に変化すると、各点P0 〜P3 とグランドとの間に
接続されたフォトダイオードS0 〜S3 が順次に駆動さ
れる。即ち、フォトダイオードS0 〜S3が電気的に走
査される。
【0021】一次元的に配置されているフォトダイオー
ドS0 〜S3 で光情報を読み取る時には、まず、第1の
ダイオードDa1〜Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3
の全部をオン状態にすることができる最大振幅を有する
のこぎり波を電圧源1から与える。なお、第1のダイオ
ードDa1〜Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3の全部
をオン状態にするための電圧を、のこぎり波以外の独立
の回路で与えても差し支えない。
【0022】第1のダイオードDa1〜Da3及び第2のダ
イオードDb0〜Db3の全部がオン状態である期間には、
点P0 〜P3に得られる第2のダイオードDbo〜Db3の
順方向電圧(約2V)によって各フォトダイオードS0
〜S3 が逆バイアスされ、図3に等価的に示すキャパシ
タンスCsが充電される。
【0023】イメージセンサに対向配置されている例え
ばファクシミリの原稿のような被写体(図示せず)から
得られた光信号がフォトダイオードS0 〜S3 に入力す
ると、光信号の有無及び大小に対応してフォトダイオー
ドS0 〜S3 の等価キャパシタンスCsの充電電荷量が
変化する。即ち、フォトダイオードS0 〜S3 の内で光
信号が入力したものにおいて等価キャパシタンスCsの
放電が生じ、光信号が入力しなかったものでは等価キャ
パシタンスCsの放電が生じない。等価キャパシタンス
Csの放電の量は光量によって変化する。フォトダイオ
ードS0 〜S3に対して光入力を与える方法は2つあ
る。その1つはフォトダイオードS0 〜S3 に常に光入
力を与える方法であり、もう1つは予め決められた期間
(例えばのこぎり波電圧Vdが零ボルトの期間)にのみ
光入力を与える方法である。
【0024】のこぎり波電圧Vdが図2に示すように時
間と共に直線的に増大すると、点P0 〜P3 に図4の
(A)に示すように電位Vp0、Vp1、Vp2、Vp3が得ら
れ、これによって、フォトダイオードS0 〜S3 が順次
に逆バイアスされる。換言すれば、3図に示す等価キャ
パシタンスCsを充電するための電圧がフォトダイオー
ドS0 〜S3 に印加される。この時、フォトダイオード
S0 〜S3 の等価キャパシタンスCsの内で光入力で放
電したものに対しては充電電流が流れるが、光入力がな
くて放電しなかったものに対しては充電電流が流れな
い。フォトダイオードS0 〜S3 の等価キャパシタンス
Csの充電電流はブロッキングダイオードDc0〜Dc3と
電流−電圧変換回路2とを通って流れるので、電流−電
圧変換回路2の出力電圧はフォトダイオードS0 〜S3
の等価キャパシタンスCsの充電電流の有無によって変
化する。図4の(B)には、フォトダイオードS0 〜S
3 の個別の出力電流I0 〜I3 が示されている。出力端
子3には図4の(B)の電流I0 〜I3 の合成電流が流
れる。なお、この図4の(B)には4つのフォトダイオ
ードS0 、S1 、S2 、S3 の全部に対して大きな光入
力があった時の電流I0〜I3 が示されている。電流I0
〜I3 は各点P0 〜P3 の電位Vp0〜Vp3の上昇に追
従して増大し、電位Vp0〜Vp3が飽和後に減少する。
【0025】本実施例は次の効果を有する。 (1) 1つのフォトダイオードS1 〜S3 に対して第
1のダイオードDa1〜Da3を2個にしたので、従来と同
一の傾きののこぎり波電圧を供給した場合に、第1のダ
イオードDa1〜Da3のオンになる時点の間隔Tが第1の
ダイオードDa1〜Da3が1個の従来回路に比べて長くな
り、フォトダイオードS0 〜S3 の出力電流の相互干渉
が少なくなり、ビット間分離性が向上する。即ち、出力
端子3に流れる合成電流の信号成分の振幅が大きくな
る。 (2) 1つのフォトダイオードS0 〜S3 に対して第
2のダイオードDb0〜Db3を2個にしたので、フォトダ
イオードS0 〜S3 に印加される電圧が高くなり、ダイ
ナミックレンジが広くなる。 (3) 第1及び第2のダイオードDa1〜Da3、Db0〜
Db3の順方向電圧を単一のダイオードで高める場合に
は、特別な半導体層を形成しなければならない。これに
対して本実施例ではフォトダイオードS0 〜S3 と第1
及び第2のダイオードDa1〜Da3、Db0〜Db3を同一構
造とし、第1及び第2のダイオードDa1〜Da3、Db0〜
Db3の個数を増やすことで高い順方向電圧を得るので、
イメージセンサを従来と同一の方法で作ることができ、
イメージセンサのコストの上昇が殆ど生じない。
【0026】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。
【0027】実施例では、第1のダイオードDa1〜Da3
と第2のダイオードDb0〜Db3の両方が単位センサ回路
において2個ずつになっているが、ビット間分離性の向
上のみが要求される時には第1のダイオードDa1〜Da3
のみを2個又はこれ以上とし、第2のダイオードDb0〜
Db3を今迄通り1個としてもよい。また、ダイナミック
レンジの拡大のみが要求される場合は第2のダイオード
Db0〜Db3を2個又はこれ以上とし、第1のダイオード
Da1〜Da3を従来通り1個としてもよい。
【0028】フォトダイオードS0 〜S3 の相互干渉を
防ぐためのブロッキングダイオードDc0〜Dc3を第1の
抵抗Ra0〜Ra3に直列に接続すること、又は、第2の抵
抗Rb1〜Rb3と第1の抵抗Ra1〜Ra3との間に接続する
ことが可能である。
【0029】図1のイメージセンサをファクシミリに使
用する場合には、単位回路K0 〜K3 に相当するものを
例えば2000個設けることが必要になり、第1のダイ
オードDa1〜Da3及び第2のダイオードDb0〜Db3に対
応する多数のダイオードを同時にオン状態にするための
のこぎり波の最大値は極めて高くなる。図5及び図6は
電圧源1の最大電圧を低く抑えることができる1つの方
式を示す。図5では図1の単位回路K0 〜K3 に相当す
るn個の単位回路がm個の回路ブロックB1 、B2 ・・
・Bm に分割されている。各回路ブロックB1 〜Bm
は、図1の単位回路K0 〜K3 に相当するものを数個〜
数十個含み、図1のイメージセンサから電圧源1を省い
た回路に相当する。各回路ブロックB1 〜Bm は電圧源
1aにデマルチプレクサ10を介して接続されている。
各回路ブロックB1 〜Bm の出力端子は増幅器A1 〜A
m を介して共通に接続されている。電圧源1aは図6の
(A)に示すのこぎり波(三角波)を繰り返して発生す
る。デマルチプレクサ10は図7の(B)(C)に示す
ように、図6の(A)ののこぎり波を回路ブロックB1
〜Bm に分配する。各回路ブロックB1 〜Bm の各フォ
トダイオードに対する光入力は図6の(D)に示すよう
に常に与える。
【0030】図7に示すように、図1の第2のインピー
ダンス素子としての第2の抵抗Rb1〜Rb3をフォトダイ
オードS0 〜S3 の等価容量よりも十分に大きいコンデ
ンサC1 〜C3 に置き換えることができる。また、図7
のコンデンサC1 〜C3 の代りに逆バイアスされるよう
にダイオードを接続し、このダイオードを等価容量とし
て使用してもよい。
【0031】図8に示すように、図1の第1のインピー
ダンス素子としての第1の抵抗Ra0〜Ra3の変りにフォ
トダイオードS0 〜S3 の等価容量よりも大きいコンデ
ンサCa0〜Ca3に置き換えることができる。また、図8
のコンデンサCa0〜Ca3をこれと等価的に機能する逆バ
イアスされたダイオードに置き換えることができる。
【0032】図1の第1の抵抗Ra0〜Ra3をコンデンサ
又は逆バイアスダイオードから成る第1の容量素子に置
き換えると共に、第2の抵抗Rb1〜Rb3をコンデンサ又
は逆バイアスダイオードから成る第2の容量素子に置き
換えることができる。この場合、第2の容量素子の容量
値を第1の容量素子の容量値以上にすることが望まし
い。
【0033】のこぎり波を階段状のこぎり波とするこ
と、及び2次曲線的に増大するのこぎり波とすることが
できる。
【0034】各ダイオードの極性、電圧源1の極性を逆
にすることもできる。
【0035】実施例ではダイオードDa1〜Da3、Db0〜
Db3として水素化アルモファスシリコン(非晶質シリコ
ン)を使用したが、非晶質シリコンカーバイト等を使用
することもできる。
【0036】ダイオードDa1〜Da3、Db0〜Db3、Dc0
〜Dc3はpinに限ることなく、pi型又はin型ダイ
オード、ショットキー接合ダイオ−ドにすることができ
る。
【0037】第2のダイオードDb0〜Db3のカソード端
子に電圧を印加してもよい。即ち、グランドと第2のダ
イオードDb0〜Db3のカソード共通ラインとの間にバイ
アス電圧源を接続してもよい。これにより、ダイナミッ
クレンジの拡大を図ることができる。なお、バイアス電
圧源は図2ののこぎり波電圧Vd と逆の傾きを有する電
圧を発生する回路であることが望ましい。
【0038】第2のの抵抗の値をRb1からRb3に向かっ
て徐々に大きくなるように設定してもよい。
【0039】電流−電圧変換回路2を電流出力端子3と
グランドとの間に接続した電流検出抵抗と、この電流検
出抵抗の電圧を増幅する増幅器とで構成することができ
る。また、電流−電圧変換回路2を電流出力端子3とグ
ランドとの間に接続された積分用コンデンサと、このコ
ンデンサの両端子間に接続されたスイッチと、このスイ
ッチを走査に関係を有して周期的にオン・オフする制御
回路と、積分用コンデンサの電圧を増幅する増幅器とで
構成することができる。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ビット間
分離性の向上及び/又はダイナミックレンジの拡大が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるイメージセンサを示す
回路図である。
【図2】図1の電圧源から供給するのこぎり波を示す波
形図である。
【図3】図1のフォトダイオ−ドの等価回路図である。
【図4】図1の点P0 〜P3 の電位Vp0〜Vp3の変化及
びフォトダイオードS0 〜S3の電流の変化を示す図で
ある。
【図5】変形例のイメージセンサを示すブロック図であ
る。
【図6】図5の各部の状態を示す波形図である。
【図7】別の変形例のイメージセンサを示す回路図であ
る。
【図8】更に別の変形例のイメージセンサを示す回路図
である。
【符号の説明】
1 のこぎり波電圧源 2 電流−電圧変換回路 3 共通出力端子 S0 〜S3 フォトダイオード Da1〜Da3 第1のダイオード Db0〜Db3 第2のダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 のこぎり波電圧を発生する電圧源(1)
    と、複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )と、前記複数
    の単位センサ回路(K1 〜K3 )の出力電流を電圧に変
    換する電流−電圧変換回路とから成り、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )がそれぞれ、
    第1のダイオード(Da1〜Da3)と、第2のダイオード
    (Db1〜Db3)と、第1の抵抗(Ra1〜Ra3)又は第1
    のコンデンサ(Ca1〜Ca3)から成る第1のインピーダ
    ンス素子と、第2の抵抗(Rb1〜Rb3)又は第2のコン
    デンサ(C1 〜C3 )から成る第2のインピーダンス素
    子と、フォトダイオード(S1 〜S3 )とを備え、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第1の
    ダイオード(Da1〜Da3)は互いに直列に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)の直列回路の一端
    は前記電圧源(1)の一端に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)は前記のこぎり波
    電圧によって順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)の一端は前記第1
    のインピーダンス素子を介して前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)に接続され、前記第2のダイオード(D
    b1〜Db3)の他端は前記電圧源(1)の他端に接続さ
    れ、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)は前記のこぎり波
    電圧で順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のインピーダンス素子は前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)と前記電圧源(1)の他端との間に接続
    され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の一端は前記第1
    のインピーダンス素子と前記第2のダイオード(Db1〜
    Db3)との接続点(P1 〜P3 )に接続され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の他端は共通接続
    端子(3)に接続され、 前記電流−電圧変換回路は前
    記共通接続端子(3)と前記電圧源(1)の他端との間
    に接続されているイメージセンサにおいて、 各単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第1のダイオー
    ド(Da1〜Da3)の個数が前記フォトダイオード(S1
    〜S3 )よりも多いことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 のこぎり波電圧を発生する電圧源(1)
    と、複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )と、前記複数
    の単位センサ回路(K1 〜K3 )の出力電流を電圧に変
    換する電流−電圧変換回路とから成り、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )がそれぞれ、
    第1のダイオード(Da1〜Da3)と、第2のダイオード
    (Db1〜Db3)と、第1の抵抗(Ra1〜Ra3)又は第1
    のコンデンサ(Ca1〜Ca3)から成る第1のインピーダ
    ンス素子と、第2の抵抗(Rb1〜Rb3)又は第2のコン
    デンサ(C1 〜C3 )から成る第2のインピーダンス素
    子と、フォトダイオード(S1 〜S3 )とを備え、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第1の
    ダイオード(Da1〜Da3)は互いに直列に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)の直列回路の一端
    は前記電圧源(1)の一端に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)は前記のこぎり波
    電圧によって順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)の一端は前記第1
    のインピーダンス素子を介して前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)に接続され、前記第2のダイオード(D
    b1〜Db3)の他端は前記電圧源(1)の他端に接続さ
    れ、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)は前記のこぎり波
    電圧によって順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のインピーダンス素子は前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)と前記電圧源(1)の他端との間に接続
    され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の一端は前記第1
    のインピーダンス素子と前記第2のダイオード(Db1〜
    Db3)との接続点(P1 〜P3 )に接続され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の他端は共通接続
    端子(3)に接続され、 前記電流−電圧変換回路は前
    記共通接続端子(3)と前記電圧源(1)の他端との間
    に接続されているイメージセンサにおいて、 各単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第2のダイオー
    ド(Db1〜Db3)の個数が前記フォトダイオード(S1
    〜S3 )よりも多いことを特徴とするイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 のこぎり波電圧を発生する電圧源(1)
    と、複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )と、前記複数
    の単位センサ回路(K1 〜K3 )の出力電流を電圧に変
    換する電流−電圧変換回路とから成り、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )がそれぞれ、
    第1のダイオード(Da1〜Da3)と、第2のダイオード
    (Db1〜Db3)と、第1の抵抗(Ra1〜Ra3)又は第1
    のコンデンサ(Ca1〜Ca3)から成る第1のインピーダ
    ンス素子と、第2の抵抗(Rb1〜Rb3)又は第2のコン
    デンサ(C1 〜C3 )から成る第2のインピーダンス素
    子と、フォトダイオード(S1 〜S3 )とを備え、 前記複数の単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第1の
    ダイオード(Da1〜Da3)は互いに直列に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)の直列回路の一端
    は前記電圧源(1)の一端に接続され、 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)は前記のこぎり波
    電圧によって順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)の一端は前記第1
    のインピーダンス素子を介して前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)に接続され、前記第2のダイオード(D
    b1〜Db3)の他端は前記電圧源(1)の他端に接続さ
    れ、 前記第2のダイオード(Db1〜Db3)は前記のこぎり波
    電圧によって順方向バイアスされる方向性を有し、 前記第2のインピーダンス素子は前記第1のダイオード
    (Da1〜Da3)と前記電圧源(1)の他端との間に接続
    され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の一端は前記第1
    のインピーダンス素子と前記第2のダイオード(Db1〜
    Db3)との接続点(P1 〜P3 )に接続され、 前記フォトダイオード(S1 〜S3 )の他端は共通接続
    端子(3)に接続され、 前記電流−電圧変換回路は前
    記共通接続端子(3)と前記電圧源(1)の他端との間
    に接続されているイメージセンサにおいて、 各単位センサ回路(K1 〜K3 )の前記第1のダイオー
    ド(Da1〜Da3)及び前記第2のダイオード(Db1〜D
    b3)の数がそれぞれ前記フォトダイオード(S1 〜S3
    )の数よりも多いことを特徴とするイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記第1のダイオード(Da1〜Da3)、
    前記第2のダイオード(Db1〜Db3)及び前記フォトダ
    イオード(S1 〜S3 )は同一の半導体層を有する同一
    構造のダイオードである請求項1又は2又は3記載のイ
    メーシセンサ。
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