JPH0576448B2 - - Google Patents
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- JPH0576448B2 JPH0576448B2 JP17131092A JP17131092A JPH0576448B2 JP H0576448 B2 JPH0576448 B2 JP H0576448B2 JP 17131092 A JP17131092 A JP 17131092A JP 17131092 A JP17131092 A JP 17131092A JP H0576448 B2 JPH0576448 B2 JP H0576448B2
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- JP
- Japan
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- reaction
- polymer
- added
- sulfated polysaccharide
- structural units
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は硫酸化多糖体を
有効成分として含有することを特徴とする脂血清
澄剤に関するものである。
有効成分として含有することを特徴とする脂血清
澄剤に関するものである。
【従来の技術】 高脂血症は、悪性腫瘍、動脈硬
化症、糖尿病、ネフローゼ症候群等の疾患に伴つ
て起こる場合が多い。近年、上記疾患の増加に伴
つて、高脂血症は、増加傾向にある。 現在、これらの治療に有効な薬剤としては、例え
ば、デキストラン硫酸あるいはヘパリン等があ
る。すなわち、デキストラン硫酸は、微生物、例
えば、ロイコノストツク・メツセンテロイデス
(Leuconostoc mesenteroides)によつて生産さ
れるα−1,6結合をしたD−グルコピラノース
のポリマーであるデキストランセリドを低下させ
る作用を有する。又、抗凝血作用、抗ヒアルロニ
ダーゼ作用及び繊維素溶解作用も有しており、血
栓症、高脂血症や動脈硬化症の治療に有効な薬剤
として知られている。 これらの生理活性は、分子量が大きいほど、又イ
オン含有量の高いほど強いが、それと共に毒性も
強くなることが知られている。
化症、糖尿病、ネフローゼ症候群等の疾患に伴つ
て起こる場合が多い。近年、上記疾患の増加に伴
つて、高脂血症は、増加傾向にある。 現在、これらの治療に有効な薬剤としては、例え
ば、デキストラン硫酸あるいはヘパリン等があ
る。すなわち、デキストラン硫酸は、微生物、例
えば、ロイコノストツク・メツセンテロイデス
(Leuconostoc mesenteroides)によつて生産さ
れるα−1,6結合をしたD−グルコピラノース
のポリマーであるデキストランセリドを低下させ
る作用を有する。又、抗凝血作用、抗ヒアルロニ
ダーゼ作用及び繊維素溶解作用も有しており、血
栓症、高脂血症や動脈硬化症の治療に有効な薬剤
として知られている。 これらの生理活性は、分子量が大きいほど、又イ
オン含有量の高いほど強いが、それと共に毒性も
強くなることが知られている。
【0002】
【化2】■■■ 亀の甲 [0006] ■■■
【0003】 一方、動物繊維中に存在するムコ多糖
類のヘパリンは、強い血液凝固抑制作用、脂血清
澄作用など広範な生理作用を有しており、その活
性は人口のヘパリノイドに比べ、非常に強いが、
標品の品質が一定でなく、又構造が複雑で単離方
法も煩雑である。ヘパリンは、その分子中に硫酸
化されたアミノ酸、例えば、下記の如きユニツト
を有することが特徴的である。
類のヘパリンは、強い血液凝固抑制作用、脂血清
澄作用など広範な生理作用を有しており、その活
性は人口のヘパリノイドに比べ、非常に強いが、
標品の品質が一定でなく、又構造が複雑で単離方
法も煩雑である。ヘパリンは、その分子中に硫酸
化されたアミノ酸、例えば、下記の如きユニツト
を有することが特徴的である。
【0004】
【化3】■■■ 亀の甲 [0007] ■■■
(ただし、式中、XはH又はSO3 -を示す。)
【0005】
【発明が解決しようとする課題及びその解決手
段】 本発明者らは、脂血清澄作用を有する物質
の合成を目的として鋭意研究を行なつた結果、前
記一般式に示すようなα−1,6結合した糖鎖を
有し、しかもその分子中にヘパリンの如きアミノ
基を含む、天然には存在しない新規な硫酸化多糖
体を合成することに成功し、該硫酸化多糖体が、
後述の実施例の如く優れた脂血清澄作用を有する
ことを見出し、本発明を完成するに至つたもので
ある。
段】 本発明者らは、脂血清澄作用を有する物質
の合成を目的として鋭意研究を行なつた結果、前
記一般式に示すようなα−1,6結合した糖鎖を
有し、しかもその分子中にヘパリンの如きアミノ
基を含む、天然には存在しない新規な硫酸化多糖
体を合成することに成功し、該硫酸化多糖体が、
後述の実施例の如く優れた脂血清澄作用を有する
ことを見出し、本発明を完成するに至つたもので
ある。
【0006】 本発明は、下記の構造単位からなる
硫酸化多糖体または構造単位と構造単位から
なる硫酸化多糖体(ただしnは該硫酸化多糖体中
の構造単位の数であり、mは該硫酸化多糖体中
の構造単位の数であり、m/nは0〜5であ
り、m+nは30〜150の整数を示す。)を有効成分
として含有する脂血清澄剤である。
硫酸化多糖体または構造単位と構造単位から
なる硫酸化多糖体(ただしnは該硫酸化多糖体中
の構造単位の数であり、mは該硫酸化多糖体中
の構造単位の数であり、m/nは0〜5であ
り、m+nは30〜150の整数を示す。)を有効成分
として含有する脂血清澄剤である。
【化4】■■■ 亀の甲 [0008] ■■■
【0007】 以下に本発明の有効成分について説明
する。 本発明の有効成分は、前記一般式に示した通りの
硫酸化多糖体であるが、例えば、次の方法により
合成することができる。先に本発明者らは、アミ
ノ糖の前駆物質としてアジド糖を用いることによ
り、α′−1,6結合した糖鎖を有し、その分子中
に、ヘパリンの如きアミノ基を含む重合度の高い
アミノ糖ポリマー及びそのD−グルコースとのコ
ポリアーを合成することに成功した(特開昭57−
180603号、同57−180604号、同57−180605号、同
57−180606号公報参照)。その工程を以下に示す。
する。 本発明の有効成分は、前記一般式に示した通りの
硫酸化多糖体であるが、例えば、次の方法により
合成することができる。先に本発明者らは、アミ
ノ糖の前駆物質としてアジド糖を用いることによ
り、α′−1,6結合した糖鎖を有し、その分子中
に、ヘパリンの如きアミノ基を含む重合度の高い
アミノ糖ポリマー及びそのD−グルコースとのコ
ポリアーを合成することに成功した(特開昭57−
180603号、同57−180604号、同57−180605号、同
57−180606号公報参照)。その工程を以下に示す。
【0008】
【化5】■■■ 亀の甲 [0009] ■■■
【0009】
【化6】
【化】
【0010】
【化7】
【化】
(ただし、式中、Bzは、ベンゾイル基、Msは、
メタンスルホニル基、Bnはベンジル基、n及び
mは化合物(10)又は(11)を構成する各構造単位の数を
示す。)
メタンスルホニル基、Bnはベンジル基、n及び
mは化合物(10)又は(11)を構成する各構造単位の数を
示す。)
【0011】 すなわち、化合物(2)は、β−D−グル
コピラノースより誘導される1,6−アンヒドロ
−β−D−グルコピラノース(1)を、ベンゾイルク
ロライドで処理することにより、容易に得ること
ができる〔M.Cerny et al Collection
Czechoslov.Chem.Commun.Vol.26,2542(1961)
参照。〕。 化合物(2)を乾燥ピリジンに溶解し、氷冷する。攪
拌しながらメタンスルホニルクロリドを滴下し、
徐々に室温にもどす。3時間後、大量の氷水中に
あけ攪拌すると、化合物(3)の粗結晶が析出する。
濾別、水洗、乾燥後、メタノールから再結晶する
と白色結晶の化合物(3)を得る。 化合物(3)をクロロホルムにとかし氷冷する。これ
に、金属ナトリウムをメタノールに溶解して調製
したナトリウムメトキシド溶液を、攪拌しつつ滴
下する。混合物を室温に一晩放置後、5%塩酸で
中和し、減圧濃縮乾固する。残渣をアセトンで5
回抽出し、抽出液を減圧濃縮すると油状物を得
る。シリカゲルのカラムクロマトグラフイ(展開
溶媒クロロホルム−メタノール、100:1v/v)
で精製すると化合物(4−a)と(4−b)の混
合物を得る。 化合物(4−a)と(4−b)の混合物を、乾燥
したテトラヒドロフランに溶かし、氷冷下水素化
ナトリウム(純度60%)を、加えて30分間攪拌す
る。次に、臭化ベンジルを加え、室温で4時間反
応させる。氷冷した飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え、30分攪拌後、エーテルで3回抽出する。
抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮し、生じた油状物を、シリカゲルのカラムクロ
マトグラフ(展開溶媒ベンゼン−酢酸エチル20:
1v/v)で精製すると、油状の化合物(5−a)
と(5−b)の混合物が得られる。 化合物(5−a)と(5−b)の混合物を、エタ
ノールと飽和塩化アンモニウム水の混合溶媒に溶
かし、アジ化ナトリウムを加えて攪拌しつつ60時
間加熱還流する。冷却後、蒸留水を加え、エタノ
ールを減圧下除去し、残つた水溶液をクロロホル
ムで抽出する。抽出液を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮すると油状物を得る。シリカゲ
ルのカラムクロマトグラフ(展開溶媒、ベンゼン
−エーテル、20:1v/v)で精製すると、化合
物(6−a)と(6−b)の混合物を得る。 化合物(6−a)と(6−b)の混合物を乾燥テ
トラヒドロフランに溶かし、氷冷する。水素化ナ
トリウム(純度60%)を加え30分攪拌後、臭化ベ
ンジルを加える。室温で3時間攪拌後、氷冷した
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、さらに30分
攪拌する。この混合溶液をエーテルで抽出し、抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
すると油状物を得る。シリカゲルのクロマトグラ
フ(展開溶媒、ヘキサン−酢酸エチル5:1v/
v)で精製すると油状の化合物(7)を得る。これは
放置しておくと結晶化し、シクロヘキサンから再
結晶が可能である。 化合物(7)を10-5mmHgの高真空下、一夜真空乾燥
し、予め水素化カルシウムによつて乾燥した塩化
メチレンに真空アンプル中で溶解する。この溶液
を−60℃にて、予め重合管中で30分間反応させて
ある五フツ化リン、フツ化ベンゾイル、塩化メチ
レン中に混合し−60℃にて23時間反応後、重合ア
ンプルを開管し、メタノールを注ぎ込む。この
際、ポリマーが沈殿するので、これにクロロホル
ムを、ポリマーが十分に溶解するまで加え、重炭
酸ナトリウム水溶液で中和し、水洗して、無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別除去した
後、濾液を濃縮して、石油ベンジンを加えて再沈
する。溶解、濃縮、再沈の操作をさらに2回行な
いベンゼンに溶解し、凍結乾燥を行ない、ポリマ
ー(8)を得る。 化合物(7)の使用量、重合時間を変えて、上記と同
様に反応を行うことにより、種々の分子量、重合
度を有するポリマーを得ることができる。 これを、次の方法により還元を行つて、アミノ多
糖(1)を得る。 ポリマー(8)の還元は、バーチ還元、即ち液体アン
モニア中のアルカリ金属により行なう。アルカリ
金属としては、カリウム、ナトリウム、リチウム
が挙げられる。アルカリ金属はポリマー中の1ユ
ニツトに対し、6原子以上加えることが必要で、
通常はその3倍量であることが望ましい。ポリマ
ー(8)は、予め適当な溶媒例えば、1,2−ジメト
キシエタン、ジグリム等中に溶解しておいたもの
を加える。 反応時間は、約−70〜−80℃が適当であり、反応
時間は、約30分〜3時間が適当である。 すなわち、金属ナトリウムと液体アンモニアを混
合して−78℃に保持し、ポリマー(8)の1,2−ジ
メトキシエタン溶液を徐々に滴下する。1,2−
ジメトキシエタンは予め金属ナトリウムで十分に
乾燥しておく必要がある。反応の際は、系が均一
となるように攪拌しておくのがよい。所定時間反
応を行つた後、エタノールまたは塩化アンモニウ
ムを加えることにより反応を停止し、少量の水を
加えて一夜放置してアンモニニアを蒸発させる。
未反応のポリマーは塩化メチレンで抽出して取り
除く。蒸留水にて3日間透析し、不溶部があれば
これを濾別した後、不溶部は真空乾燥し、可溶部
は濃縮し凍結乾燥することにより、アミノ多糖
()を得る。 一方、化合物(9)は、1,6−アンヒドロ−β
−D−グルコピラノース(1)を、ベンジルブロ
ミド等で処理することにより容易に得ることがで
きる。 かくして得られた化合物(7),(9)を次の方法
により共重合、還元を行つて構造単位−と構
造単位−からなるアミノ糖コポリマー()
を得る。 共重合反応は、化合物(7),(9)を充分に乾燥
した溶媒に溶解し、ルイス酸を触媒として反応さ
せることにより行われる。溶媒としては、塩化メ
チレン、クロロホルム等が適当である。。ルイス
酸としては、五フツ化リン、五塩化アンチモン、
三フツ化ホウ素エーテラートが挙げられるが、収
率及び得られるコポリマーの立体規則性の点から
五フツ化リンが最適である。ルイス酸の使用量
は、化合物(7),(9)の総モル数に対して、2
〜7モル%、特に2〜3モル%が最適である。な
お、化合物(7),(9)の混合比を変えることに
よつて、種々のコポリマーを得ることができる。 反応温度は、約−30〜−60℃が適当であり、重合
時間は、約40〜60時間が適当である。 この重合反応は、真空中あるいは不活性ガス(例
えば、N2ガス)雰囲気中で行うのが好ましい。 かくして、分子中に、アジド基を有する構造単位
(10)−と構造単位(10)−からなるアジド糖
含有多糖(10)が得られるが、次いでこれを前記
と同様バーチ還元することによりアミノ糖コポリ
マー()が得られる。 かくして、得られたポリマー(1),()から次
の反応により、本発明の有効成分である硫酸化多
糖体を得る。 前記ポリマー()又は()を前処理して膨潤
させた後適当な溶媒に懸濁させる。溶媒として
は、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド等が適当である。この懸濁液を硫酸
化剤(及び前記溶媒)と共に反応させる。硫酸化
剤としては、クロルスルホン酸、ピペリジン−N
−硫酸等が適当である。硫酸化剤の使用量は、出
発物質のアミノ単糖残基に対して、20〜30モル用
いるのが適当である。反応温度、反応時間は、溶
媒、硫酸化剤によつても異なるが、約70〜100℃、
45〜60分が適当である。反応後、放冷し、蒸留水
を加えて反応を停止し、次いで、アルカリ、例え
ば水酸化ナトリウムで中和し、エタノール等を加
えて、ポリマーを沈殿させる。これを遠心分離
し、蒸留水に溶解し、透析後、濃縮乾燥すること
によつて有効成分の硫酸化多糖体を得る。
コピラノースより誘導される1,6−アンヒドロ
−β−D−グルコピラノース(1)を、ベンゾイルク
ロライドで処理することにより、容易に得ること
ができる〔M.Cerny et al Collection
Czechoslov.Chem.Commun.Vol.26,2542(1961)
参照。〕。 化合物(2)を乾燥ピリジンに溶解し、氷冷する。攪
拌しながらメタンスルホニルクロリドを滴下し、
徐々に室温にもどす。3時間後、大量の氷水中に
あけ攪拌すると、化合物(3)の粗結晶が析出する。
濾別、水洗、乾燥後、メタノールから再結晶する
と白色結晶の化合物(3)を得る。 化合物(3)をクロロホルムにとかし氷冷する。これ
に、金属ナトリウムをメタノールに溶解して調製
したナトリウムメトキシド溶液を、攪拌しつつ滴
下する。混合物を室温に一晩放置後、5%塩酸で
中和し、減圧濃縮乾固する。残渣をアセトンで5
回抽出し、抽出液を減圧濃縮すると油状物を得
る。シリカゲルのカラムクロマトグラフイ(展開
溶媒クロロホルム−メタノール、100:1v/v)
で精製すると化合物(4−a)と(4−b)の混
合物を得る。 化合物(4−a)と(4−b)の混合物を、乾燥
したテトラヒドロフランに溶かし、氷冷下水素化
ナトリウム(純度60%)を、加えて30分間攪拌す
る。次に、臭化ベンジルを加え、室温で4時間反
応させる。氷冷した飽和塩化アンモニウム水溶液
を加え、30分攪拌後、エーテルで3回抽出する。
抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮し、生じた油状物を、シリカゲルのカラムクロ
マトグラフ(展開溶媒ベンゼン−酢酸エチル20:
1v/v)で精製すると、油状の化合物(5−a)
と(5−b)の混合物が得られる。 化合物(5−a)と(5−b)の混合物を、エタ
ノールと飽和塩化アンモニウム水の混合溶媒に溶
かし、アジ化ナトリウムを加えて攪拌しつつ60時
間加熱還流する。冷却後、蒸留水を加え、エタノ
ールを減圧下除去し、残つた水溶液をクロロホル
ムで抽出する。抽出液を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮すると油状物を得る。シリカゲ
ルのカラムクロマトグラフ(展開溶媒、ベンゼン
−エーテル、20:1v/v)で精製すると、化合
物(6−a)と(6−b)の混合物を得る。 化合物(6−a)と(6−b)の混合物を乾燥テ
トラヒドロフランに溶かし、氷冷する。水素化ナ
トリウム(純度60%)を加え30分攪拌後、臭化ベ
ンジルを加える。室温で3時間攪拌後、氷冷した
飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、さらに30分
攪拌する。この混合溶液をエーテルで抽出し、抽
出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
すると油状物を得る。シリカゲルのクロマトグラ
フ(展開溶媒、ヘキサン−酢酸エチル5:1v/
v)で精製すると油状の化合物(7)を得る。これは
放置しておくと結晶化し、シクロヘキサンから再
結晶が可能である。 化合物(7)を10-5mmHgの高真空下、一夜真空乾燥
し、予め水素化カルシウムによつて乾燥した塩化
メチレンに真空アンプル中で溶解する。この溶液
を−60℃にて、予め重合管中で30分間反応させて
ある五フツ化リン、フツ化ベンゾイル、塩化メチ
レン中に混合し−60℃にて23時間反応後、重合ア
ンプルを開管し、メタノールを注ぎ込む。この
際、ポリマーが沈殿するので、これにクロロホル
ムを、ポリマーが十分に溶解するまで加え、重炭
酸ナトリウム水溶液で中和し、水洗して、無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別除去した
後、濾液を濃縮して、石油ベンジンを加えて再沈
する。溶解、濃縮、再沈の操作をさらに2回行な
いベンゼンに溶解し、凍結乾燥を行ない、ポリマ
ー(8)を得る。 化合物(7)の使用量、重合時間を変えて、上記と同
様に反応を行うことにより、種々の分子量、重合
度を有するポリマーを得ることができる。 これを、次の方法により還元を行つて、アミノ多
糖(1)を得る。 ポリマー(8)の還元は、バーチ還元、即ち液体アン
モニア中のアルカリ金属により行なう。アルカリ
金属としては、カリウム、ナトリウム、リチウム
が挙げられる。アルカリ金属はポリマー中の1ユ
ニツトに対し、6原子以上加えることが必要で、
通常はその3倍量であることが望ましい。ポリマ
ー(8)は、予め適当な溶媒例えば、1,2−ジメト
キシエタン、ジグリム等中に溶解しておいたもの
を加える。 反応時間は、約−70〜−80℃が適当であり、反応
時間は、約30分〜3時間が適当である。 すなわち、金属ナトリウムと液体アンモニアを混
合して−78℃に保持し、ポリマー(8)の1,2−ジ
メトキシエタン溶液を徐々に滴下する。1,2−
ジメトキシエタンは予め金属ナトリウムで十分に
乾燥しておく必要がある。反応の際は、系が均一
となるように攪拌しておくのがよい。所定時間反
応を行つた後、エタノールまたは塩化アンモニウ
ムを加えることにより反応を停止し、少量の水を
加えて一夜放置してアンモニニアを蒸発させる。
未反応のポリマーは塩化メチレンで抽出して取り
除く。蒸留水にて3日間透析し、不溶部があれば
これを濾別した後、不溶部は真空乾燥し、可溶部
は濃縮し凍結乾燥することにより、アミノ多糖
()を得る。 一方、化合物(9)は、1,6−アンヒドロ−β
−D−グルコピラノース(1)を、ベンジルブロ
ミド等で処理することにより容易に得ることがで
きる。 かくして得られた化合物(7),(9)を次の方法
により共重合、還元を行つて構造単位−と構
造単位−からなるアミノ糖コポリマー()
を得る。 共重合反応は、化合物(7),(9)を充分に乾燥
した溶媒に溶解し、ルイス酸を触媒として反応さ
せることにより行われる。溶媒としては、塩化メ
チレン、クロロホルム等が適当である。。ルイス
酸としては、五フツ化リン、五塩化アンチモン、
三フツ化ホウ素エーテラートが挙げられるが、収
率及び得られるコポリマーの立体規則性の点から
五フツ化リンが最適である。ルイス酸の使用量
は、化合物(7),(9)の総モル数に対して、2
〜7モル%、特に2〜3モル%が最適である。な
お、化合物(7),(9)の混合比を変えることに
よつて、種々のコポリマーを得ることができる。 反応温度は、約−30〜−60℃が適当であり、重合
時間は、約40〜60時間が適当である。 この重合反応は、真空中あるいは不活性ガス(例
えば、N2ガス)雰囲気中で行うのが好ましい。 かくして、分子中に、アジド基を有する構造単位
(10)−と構造単位(10)−からなるアジド糖
含有多糖(10)が得られるが、次いでこれを前記
と同様バーチ還元することによりアミノ糖コポリ
マー()が得られる。 かくして、得られたポリマー(1),()から次
の反応により、本発明の有効成分である硫酸化多
糖体を得る。 前記ポリマー()又は()を前処理して膨潤
させた後適当な溶媒に懸濁させる。溶媒として
は、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド等が適当である。この懸濁液を硫酸
化剤(及び前記溶媒)と共に反応させる。硫酸化
剤としては、クロルスルホン酸、ピペリジン−N
−硫酸等が適当である。硫酸化剤の使用量は、出
発物質のアミノ単糖残基に対して、20〜30モル用
いるのが適当である。反応温度、反応時間は、溶
媒、硫酸化剤によつても異なるが、約70〜100℃、
45〜60分が適当である。反応後、放冷し、蒸留水
を加えて反応を停止し、次いで、アルカリ、例え
ば水酸化ナトリウムで中和し、エタノール等を加
えて、ポリマーを沈殿させる。これを遠心分離
し、蒸留水に溶解し、透析後、濃縮乾燥すること
によつて有効成分の硫酸化多糖体を得る。
【0012】
【化8】■■■ 亀の甲 [0012] ■■■
ただしnはコポリマー()中の構造単位の数
であり、mはコポリマー()中の構造単位の
数である。
であり、mはコポリマー()中の構造単位の
数である。
【0013】 上記の如く、本発明の有効成分を得る
ことができるが、ホモポリマー()の場合、極
限粘度約0.15〜0.18、イオン含量約16〜18%、コ
ポリマー()の場合、極限粘度約0.07〜0.10、
イオウ含量約10〜15%のものを用いるのが適当で
ある。本発明の薬剤は、臨床症状に応じて、その
時の最も適切な投与方法をとることができる。す
なわち、静脈注射法、皮下注射法、筋肉注射法あ
るいは経口投与法等によるが、急性症状の場合に
は、やはり静脈投与が適切である。 又、本発明の有効成分は、適当な不活性溶媒、例
えば、殺菌性、生理食塩水等に溶解もしくは懸濁
させ、あるいは不活性担体または増量剤を加え、
例えば注射剤などの非経口剤;散剤、顆粒剤、カ
プセル剤、錠剤、コーテイング剤、シラツプ剤、
水剤その他の経口剤などの剤型にして用いるのが
適当である。
ことができるが、ホモポリマー()の場合、極
限粘度約0.15〜0.18、イオン含量約16〜18%、コ
ポリマー()の場合、極限粘度約0.07〜0.10、
イオウ含量約10〜15%のものを用いるのが適当で
ある。本発明の薬剤は、臨床症状に応じて、その
時の最も適切な投与方法をとることができる。す
なわち、静脈注射法、皮下注射法、筋肉注射法あ
るいは経口投与法等によるが、急性症状の場合に
は、やはり静脈投与が適切である。 又、本発明の有効成分は、適当な不活性溶媒、例
えば、殺菌性、生理食塩水等に溶解もしくは懸濁
させ、あるいは不活性担体または増量剤を加え、
例えば注射剤などの非経口剤;散剤、顆粒剤、カ
プセル剤、錠剤、コーテイング剤、シラツプ剤、
水剤その他の経口剤などの剤型にして用いるのが
適当である。
【0014】 上記不活性担体または増量剤として
は、例えば、リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ブドウ糖、ラクトース、シユークロース、デ
キストリン、蔗糖エステル、殿粉、ソルビツト、
マンニツト、結晶セルロース、タルク、カオリ
ン、合成ケイ酸アルミニウム、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、セルロースアセ
テートフタレート、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、アラビアゴム、トラガントゴ
ム、ゼラチン、寒天末、シエラツクなどをあげる
ことができる。 本発明の有効成分は、通常、組成物重量に基づい
て1〜90重量%含有するのが好ましい。これらの
含有量は剤型によつて適当に変更できる。
は、例えば、リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ブドウ糖、ラクトース、シユークロース、デ
キストリン、蔗糖エステル、殿粉、ソルビツト、
マンニツト、結晶セルロース、タルク、カオリ
ン、合成ケイ酸アルミニウム、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、セルロースアセ
テートフタレート、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、アラビアゴム、トラガントゴ
ム、ゼラチン、寒天末、シエラツクなどをあげる
ことができる。 本発明の有効成分は、通常、組成物重量に基づい
て1〜90重量%含有するのが好ましい。これらの
含有量は剤型によつて適当に変更できる。
【0015】 以下に、本発明を、製造例、実施例及
び試験例によつて詳述するが本発明は、何らこれ
らによつて限定されるものではない。 製造例 1 ポリマー(−a)(Mn=3.5×104、DPn=95)
(100mg、NH2基:0621mmol、OH基:1.24mmol)
を水(10ml)中で粉砕し、遠心分離する。次にエ
タノール(20ml)中で3回、続いてエーテル(20
ml)中で3回攪拌遠心分離し、予め乾燥したピリ
ジン(8ml)中に懸濁させる。この懸濁液を予め
0℃で反応させたクロルスルホン酸(1ml、15mm
ol)と乾燥ピリジン(6ml)中に加え、沸騰して
いる湯浴に浸し、1時間反応させる。放冷後、蒸
留水(20ml)を加えて反応を停止し、2.5N水酸
化ナトリウム水溶液(7.5ml)で中和し、ケタノ
ール(50ml)を加えてポリマーを沈澱させる。こ
れを遠心分離して、蒸留水に溶解し、3日間透析
後、濃縮、凍結乾燥することによつて硫酸化アミ
ノ多糖ホモポリマー(−a)を得る。(183.7
mg、81.0%) 〔ホモポリマー(−a)の物理的物質〕 C H N S 元素分析値 実測値 20.16 4.18 3.75 16.14 計算値(C6H9O10NS2Na2) 19.73 2.48 3.83
17.56 ニンヒドリン反応:陰性 IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、610cm-1
(M)、1240cm-1(s、broad)、1510cm-1
(M)13 C−NMR:δ97.53ppm(1C,C−1)、75.54
(3C,C−2,C−4,C−5)、74.68(3C,
C−2,C−4,C−5)、71.03(3C,C−
2,C−4,C−5)、68.07(1C,C−6)、
55.07(1C,C−3) 〔α〕D 25+116.9°(C=1.0、CHCl3) 〔η〕=0.17(H2O中、30℃)
び試験例によつて詳述するが本発明は、何らこれ
らによつて限定されるものではない。 製造例 1 ポリマー(−a)(Mn=3.5×104、DPn=95)
(100mg、NH2基:0621mmol、OH基:1.24mmol)
を水(10ml)中で粉砕し、遠心分離する。次にエ
タノール(20ml)中で3回、続いてエーテル(20
ml)中で3回攪拌遠心分離し、予め乾燥したピリ
ジン(8ml)中に懸濁させる。この懸濁液を予め
0℃で反応させたクロルスルホン酸(1ml、15mm
ol)と乾燥ピリジン(6ml)中に加え、沸騰して
いる湯浴に浸し、1時間反応させる。放冷後、蒸
留水(20ml)を加えて反応を停止し、2.5N水酸
化ナトリウム水溶液(7.5ml)で中和し、ケタノ
ール(50ml)を加えてポリマーを沈澱させる。こ
れを遠心分離して、蒸留水に溶解し、3日間透析
後、濃縮、凍結乾燥することによつて硫酸化アミ
ノ多糖ホモポリマー(−a)を得る。(183.7
mg、81.0%) 〔ホモポリマー(−a)の物理的物質〕 C H N S 元素分析値 実測値 20.16 4.18 3.75 16.14 計算値(C6H9O10NS2Na2) 19.73 2.48 3.83
17.56 ニンヒドリン反応:陰性 IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、610cm-1
(M)、1240cm-1(s、broad)、1510cm-1
(M)13 C−NMR:δ97.53ppm(1C,C−1)、75.54
(3C,C−2,C−4,C−5)、74.68(3C,
C−2,C−4,C−5)、71.03(3C,C−
2,C−4,C−5)、68.07(1C,C−6)、
55.07(1C,C−3) 〔α〕D 25+116.9°(C=1.0、CHCl3) 〔η〕=0.17(H2O中、30℃)
【0016】製造例 2
ポリマー(−a)(DPn=144、m/n=1.04、
100mg)を水(2ml)に溶解し、エタノール20ml
を加えて沈澱させる。遠心分離後、更にエタノー
ル、次いでエーテル中で攪拌分離後、予め乾燥し
たピリジン(8ml)中に懸濁させる。この懸濁液
を予め0℃で反応させたクロルスルホン酸(1
ml、15mmol)と乾燥ピリジン(6ml)中に加え、
沸騰している湯浴に浸し、1時間反応させる。放
冷後、蒸留水(20ml)を加えて反応を停止し、
2.5N水酸化ナトリウム水溶液(7.5ml)で中和し、
エタノール(50ml)を加えてポリマーを沈澱させ
る。これを遠心分離して、蒸留水に溶解し、3日
間透析後、濃縮、凍結乾燥することによつて硫酸
化アミノ糖含有多糖〔コポリマー(−a)〕を
得る(168mg、76.2%)。 〔コポリマー(−a)の物理的性質〕 元素分析: C H N S 実測値 17.40 3.39 1.55 14.65 計算値 C6H8.589O10.211N0.489S1.90Na1.90・3H2O 17.59 3.59 1.68 14.87 (硫酸化率:糖−残基当り SO3 -1.90個) IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、1240cm-1
(S,broad)、1510cm-1(W) 〔α〕D 25=+100.2°(C=1.0、H2O) 〔η〕=0.07(H2O、30℃)
100mg)を水(2ml)に溶解し、エタノール20ml
を加えて沈澱させる。遠心分離後、更にエタノー
ル、次いでエーテル中で攪拌分離後、予め乾燥し
たピリジン(8ml)中に懸濁させる。この懸濁液
を予め0℃で反応させたクロルスルホン酸(1
ml、15mmol)と乾燥ピリジン(6ml)中に加え、
沸騰している湯浴に浸し、1時間反応させる。放
冷後、蒸留水(20ml)を加えて反応を停止し、
2.5N水酸化ナトリウム水溶液(7.5ml)で中和し、
エタノール(50ml)を加えてポリマーを沈澱させ
る。これを遠心分離して、蒸留水に溶解し、3日
間透析後、濃縮、凍結乾燥することによつて硫酸
化アミノ糖含有多糖〔コポリマー(−a)〕を
得る(168mg、76.2%)。 〔コポリマー(−a)の物理的性質〕 元素分析: C H N S 実測値 17.40 3.39 1.55 14.65 計算値 C6H8.589O10.211N0.489S1.90Na1.90・3H2O 17.59 3.59 1.68 14.87 (硫酸化率:糖−残基当り SO3 -1.90個) IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、1240cm-1
(S,broad)、1510cm-1(W) 〔α〕D 25=+100.2°(C=1.0、H2O) 〔η〕=0.07(H2O、30℃)
【0017】製造例 3
コポリマー(−b)(DPn=100〜120、m/n
=4.76、NH2基0.114mmol、OH基1.74mmol、100
mg)を用いた他は、製造例2と同様に反応、後処
理すると、硫酸化アミノ糖含有多糖(−b)が
得られた(176mg、72.0%)。 〔コポリマー(−b)の物理的性質〕 元素分析: C H N S 実測値 22.76 4.46 0.67 10.82 計算値 C6H9.115O8.025N0.185S1.07Na1.07 22.16 4.68 0.80 10.55 (硫酸化率:糖−残基当り SO3 -1.07個) IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、1240cm-1
(S,broad) 〔α〕D 25=+109.6°(C=1.0、H2O) 〔η〕=0.15(H2O、30℃)
=4.76、NH2基0.114mmol、OH基1.74mmol、100
mg)を用いた他は、製造例2と同様に反応、後処
理すると、硫酸化アミノ糖含有多糖(−b)が
得られた(176mg、72.0%)。 〔コポリマー(−b)の物理的性質〕 元素分析: C H N S 実測値 22.76 4.46 0.67 10.82 計算値 C6H9.115O8.025N0.185S1.07Na1.07 22.16 4.68 0.80 10.55 (硫酸化率:糖−残基当り SO3 -1.07個) IR:580cm-1(M)、800cm-1(M)、1240cm-1
(S,broad) 〔α〕D 25=+109.6°(C=1.0、H2O) 〔η〕=0.15(H2O、30℃)
【0018】実施例 1(注射剤)
製造例1で得られた硫酸化多糖体5g、重炭酸ナ
トリウム0.2gおよび塩化ナトリウム0.4gを注射
用蒸留水に溶解して100mlとした後、常法により
注射剤とする。 実施例 2(錠剤) 製造例2で得られた硫酸化多糖体200gとラクト
ース140gを飽和した後、US標準篩(60メツシ
ユ)を通す。次いで混合物を、アルコール性ポリ
ビニルピロリドン40gで湿らした後12メツシユ篩
に通して顆粒を作り乾燥する。乾燥顆粒を16メツ
シユの篩に通したのち、タルク50gと殿粉20gを
加え、次いで重量450mgの錠剤を製造する。 実施例 3(顆粒剤) 製造例3で得られた硫酸化多糖体200g、メチル
セルロース150g、コーンスターチ80gおよび香
料若干を混和し、60メツシユの篩を通す。混合物
を、アルコール性ポリビニルピロリドン20gで湿
した後、0.7mmの径を有するステンレススチール
篩で製粒する。
トリウム0.2gおよび塩化ナトリウム0.4gを注射
用蒸留水に溶解して100mlとした後、常法により
注射剤とする。 実施例 2(錠剤) 製造例2で得られた硫酸化多糖体200gとラクト
ース140gを飽和した後、US標準篩(60メツシ
ユ)を通す。次いで混合物を、アルコール性ポリ
ビニルピロリドン40gで湿らした後12メツシユ篩
に通して顆粒を作り乾燥する。乾燥顆粒を16メツ
シユの篩に通したのち、タルク50gと殿粉20gを
加え、次いで重量450mgの錠剤を製造する。 実施例 3(顆粒剤) 製造例3で得られた硫酸化多糖体200g、メチル
セルロース150g、コーンスターチ80gおよび香
料若干を混和し、60メツシユの篩を通す。混合物
を、アルコール性ポリビニルピロリドン20gで湿
した後、0.7mmの径を有するステンレススチール
篩で製粒する。
【0019】試験例 1(脂血清澄活性)
体重2.5〜3.0Kgの日本白ウサギ(雄)を用い、被
験物質(0.5%生理食塩水溶液)を5mg/Kgずつ
静注し、10分後に耳静脈から、採血して血漿中の
脂血清澄作用を、原・葛谷法(蛋白質・核酸・酸
素、10 1224〜1229、1965)により測定した。 即ち、あらかじめ10%クエン酸ナトリウム水溶液
0.1mlの入つた注射器で全血2.4mlを採り、3000r.
p.m.で5分間遠心分離して血漿を得る。別にPH
7.4のリン酸緩衝液8.5mlに牛アルブミン550mgを
溶解し、次いでPH7.4のリン酸緩衝液で10倍に希
釈した乳剤Ediol(Calbiochem社製)1.5mlを加え
て基質液を調製する。血漿1mlと基質液1mlを混
和し、直ちに層長5mmで波長660nmの吸光度(−
logT1)を測定する。次いで37℃の恒温水槽中で
3時間インキユーベーシヨンした後、同様に吸光
度(−logT2)を測定する。一方、対照として被
験物質投与前の血漿を用いて、インキユベーシヨ
ン前後の吸光度(−logT3及び−logT4)を測定
する。 次の式から被験物質の脂血清澄活性を求める。 脂血清澄活性(Δ−logT)={(−logT1)−(−
logT2)}−{(−logT3)−(−logT4)} 結果を表1に示す。
験物質(0.5%生理食塩水溶液)を5mg/Kgずつ
静注し、10分後に耳静脈から、採血して血漿中の
脂血清澄作用を、原・葛谷法(蛋白質・核酸・酸
素、10 1224〜1229、1965)により測定した。 即ち、あらかじめ10%クエン酸ナトリウム水溶液
0.1mlの入つた注射器で全血2.4mlを採り、3000r.
p.m.で5分間遠心分離して血漿を得る。別にPH
7.4のリン酸緩衝液8.5mlに牛アルブミン550mgを
溶解し、次いでPH7.4のリン酸緩衝液で10倍に希
釈した乳剤Ediol(Calbiochem社製)1.5mlを加え
て基質液を調製する。血漿1mlと基質液1mlを混
和し、直ちに層長5mmで波長660nmの吸光度(−
logT1)を測定する。次いで37℃の恒温水槽中で
3時間インキユーベーシヨンした後、同様に吸光
度(−logT2)を測定する。一方、対照として被
験物質投与前の血漿を用いて、インキユベーシヨ
ン前後の吸光度(−logT3及び−logT4)を測定
する。 次の式から被験物質の脂血清澄活性を求める。 脂血清澄活性(Δ−logT)={(−logT1)−(−
logT2)}−{(−logT3)−(−logT4)} 結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
■■■ 亀の甲 [0018] ■■■
【0021】 本発明の有効成分は、いずれも優れた
脂血清澄作用を有することがわかる。 なお、マウス及びラツトを用いた急性毒性
(LD50)は、いずれの有効成分化合物においても
それぞれ、3g/Kg以上及び2g/Kg以上(静
注)であつた。
脂血清澄作用を有することがわかる。 なお、マウス及びラツトを用いた急性毒性
(LD50)は、いずれの有効成分化合物においても
それぞれ、3g/Kg以上及び2g/Kg以上(静
注)であつた。
【0022】
【発明の効果】 本発明の有効成分は、上記実施
例からも明らかな如く、デキストラン硫酸より優
れた脂血清澄作用を有し、又急性毒性(LD50)
も3g/Kg以上(マウス)、2g/Kg以上(ラツ
ト)であり、極めて有望な薬剤への利用が期待さ
れる。
例からも明らかな如く、デキストラン硫酸より優
れた脂血清澄作用を有し、又急性毒性(LD50)
も3g/Kg以上(マウス)、2g/Kg以上(ラツ
ト)であり、極めて有望な薬剤への利用が期待さ
れる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の構造単位からなる硫酸化
多糖体または構造単位と構造単位からなる硫
酸化多糖体(ただしnは該硫酸化多糖体中の構造
単位の数であり、mは該硫酸化多糖体中の構造
単位の数であり、m/nは0〜5であり、m+
nは30〜150の整数を示す。)を有効成分として含
有する脂血清澄剤。 【化1】■■■ 亀の甲 [0005] ■■■
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17131092A JPH05178752A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 脂血清澄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17131092A JPH05178752A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 脂血清澄剤 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3842983A Division JPS59164722A (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 血液凝固抑制剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178752A JPH05178752A (ja) | 1993-07-20 |
| JPH0576448B2 true JPH0576448B2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=15920899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17131092A Granted JPH05178752A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 脂血清澄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05178752A (ja) |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17131092A patent/JPH05178752A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05178752A (ja) | 1993-07-20 |
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