JPH0576674A - 刺繍データ作成装置 - Google Patents

刺繍データ作成装置

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JPH0576674A
JPH0576674A JP26312591A JP26312591A JPH0576674A JP H0576674 A JPH0576674 A JP H0576674A JP 26312591 A JP26312591 A JP 26312591A JP 26312591 A JP26312591 A JP 26312591A JP H0576674 A JPH0576674 A JP H0576674A
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JP
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stitch
embroidery
data
sewing
block
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JP26312591A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Asano
史明 浅野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブロックデータから一針データを作成するに
あたり、ブロック内にステッチの縫い方を種々混在させ
た変化に富んだ外観の刺繍を施すことができる刺繍デー
タ作成装置を提供すること。 【構成】 RAM20には、刺繍順に1ブロックずつブ
ロックデータと展開コードと糸密度とタタミピッチとタ
タミずれ割合とが記憶されている。展開コード1はサテ
ン縫を示し、展開コード2はタタミ縫を示し、展開コー
ド3はサテン,タタミ混合縫を示す。ブロック毎に展開
コードに応じて一針展開が行われる。このサテン,タタ
ミ混合縫はブロックデータと糸密度とに基づきステッチ
数を演算し(S23)、偶数ステッチはタタミ縫とし、
奇数ステッチはサテン縫として一針展開してRAMに記
憶するものである(S28,S29)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数本のステッチによ
り所定の図形を埋めるような刺繍を加工布に施すミシン
における刺繍データを作成する刺繍データ作成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えばワンポイントマーク等を刺繍する
刺繍ミシンにあっては、各針落ち点を指定する刺繍デー
タに基づいて加工布に対する刺繍動作を実行するように
なっている。前記刺繍データは、刺繍データ作成装置に
より自動的に作成されるようになっている。
【0003】この刺繍データ作成装置は、特開平3−1
40187号公報に開示されているように、マイクロコ
ンピュータ,イメージスキャナ,キーボードやマウス,
フロッピーディスクドライブ,CRTディスプレイ等を
備えて構成され、フロッピーディスクから与えられたり
その場で作成された模様データから、各針落ち点を演算
により自動的に求めるようになっている。
【0004】この場合、前記模様データとは、刺繍図形
の1本の連続した輪郭を画定するためのデータをいうも
のであるが、この輪郭データから刺繍図形領域を単純化
された部分閉領域に分割し、その部分閉領域を複数のブ
ロックに分割し、ブロックデータが作成されるのであ
る。一方、ブロックデータが予め作成されて記憶されて
おり、それを読出して刺繍データを作成するようにした
ものも供されている(特公昭60−42740号公
報)。
【0005】このブロックデータを用いた刺繍データの
作成の一例をあげると、図7(a)に示すように、図形
が四角形(あるいは三角形等)のいくつかのブロックB
(破線で示す)に分割され、四角形のブロックBの4個
の頂点が、刺繍進行方向に向けて1,2,3,4と番号
が付されてその位置座標がブロックデータとして与えら
れる。そして、例えばサテン縫いのステッチにより刺繍
を行う場合、線分1−3及び線分2−4が夫々指定され
た糸密度に応じて等分割されて針落ち点a〜gが求めら
れる。
【0006】これにて、針落ち順序が点1,a,b,…
…g,3となるような刺繍データが作成され、この刺繍
データにより、図7(a)に実線で示すように、ブロッ
クBをサテン縫いによるステッチSで埋めるような刺繍
が実行されるのである。尚、このように、ブロックデー
タからそのブロックに関する刺繍データを作成すること
を一針展開と称する。
【0007】また、タタミ縫いのステッチTにより刺繍
を行う場合には、図7(b)に示すように、点a〜gが
求められると共に、線分1−a,線分a−b,……上に
さらに針落ち点a1,a2,b1,b2,……が求めら
れ、針落ち順序が、点1,a1,a2,a,b1,b
2,b,……となった刺繍データが作成されるようにな
るのである。
【0008】この場合、同等な図形の刺繍であっても、
サテン縫いのステッチSによるものと、タタミ縫いのス
テッチTによるものとでは、外観が異なって相違したデ
ザインとなる。上述した刺繍データ作成装置において
は、ブロックデータから一針展開を行うにあたり、オペ
レータが所望する方の縫い方を選択し、その縫い方によ
る刺繍データを作成するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
刺繍データ作成装置では、サテン縫いかタタミ縫いかの
どちらか一方の縫い方に固定された刺繍データを作成す
るものであった。このため、一定の範囲のブロックB群
に関して形成される刺繍を、ステッチの全てをサテン縫
いとするか又はタタミ縫いとするかのどちらか2種類し
か選択の余地がなく、刺繍のデザインが比較的単調なも
のとなっていた。
【0010】これに対し、例えば刺繍図形が動物の毛並
みや鳥の羽根などの部分である場合には、それらを表現
するために、サテン縫いによるステッチとタタミ縫いに
よるステッチとを混在させるようにすれば、より外観が
良好となるなど、縫い方の種類を種々混在させたステッ
チによる刺繍を行えば、上述の2種類とはさらに異なっ
た変化に富んだ外観を得ることができるのである。
【0011】ところが、従来の刺繍データ作成装置で
は、このような縫い方の種類を種々混在させた刺繍デー
タを自動的に作成することが不可能であるため、そのよ
うな刺繍を行うためには、オペレータが一針毎の針落ち
点を入力しながら刺繍データを作成するといった極めて
能率の悪い作業を行うしかなかった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ステッチの種類を種々混在させた変化
に富んだ外観の刺繍を施すことができる刺繍データを容
易に作成することができる刺繍データ作成装置を提供す
るにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の刺繍データ作成
装置は、所定の刺繍図形から抽出される対向する輪郭線
素間を延びる多数本のステッチにより前記図形を埋める
ような刺繍を加工布に施すミシンにおける、前記ステッ
チを形成するための各針落ち点を指定する刺繍データを
作成するものであって、前記ステッチの縫い方が複数種
類準備されると共に、各ステッチ毎にそれら複数種類の
縫い方を混在させて設定する設定手段と、この設定手段
の設定に基づいて各針落ち点を求める一針データ作成手
段とを具備するところに特徴を有する。
【0014】
【作用】上記手段によれば、刺繍データを作成するにあ
たり、設定手段により、各ステッチの縫い方が、複数種
類が準備されたなかから、各ステッチ毎に設定されるよ
うになる。そして、この設定に基づいて、一針データ作
成手段により各針落ち点が求められる。従って、ステッ
チの縫い方の種類が種々混在されている刺繍データが自
動的に作成されるようになる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
8を参照して説明する。まず、本実施例に係る刺繍デー
タ作成装置により作成された刺繍データに基づいて刺繍
動作を実行する刺繍ミシンの全体構成について、図3及
び図4を参照して簡単に述べる。
【0016】図3に示すように、刺繍ミシン1は、ミシ
ンテーブル2上にアーム部3を一体的に有して構成され
ている。そして、前記アーム部3の先端部に、複数本こ
の場合6本の針棒4を備えた支持ケース5が設けられて
いる。前記針棒4は、横方向に並んで支持ケース5内に
夫々上下動可能に支持されており、該支持ケース5から
下方に突出する下端部には、夫々縫い針4aが取付けら
れている。各縫い針4aには、図示しない糸供給源か
ら、色の異なる刺繍糸が、支持ケース5に設けられた糸
調子器6及び天秤7を介して供給されるようになってい
る。
【0017】前記支持ケース5は、アーム部3に図3に
示すX軸方向に移動可能に取付けられ、針棒選択モータ
8により移動されるようになっている。そして、アーム
部3内には、ミシンモータ9の駆動力を針棒4に伝達し
て上下駆動させるための駆動機構が設けられている。こ
の駆動力は、所定の使用位置に位置された針棒4にのみ
伝達されるようになっており、従って、針棒選択モータ
8により支持ケース5を移動させることによって、6本
の針棒4のうち一の針棒4が選択的に駆動されるように
なっている。
【0018】一方、前記ミシンテーブル2には、前記針
棒4の下方部位に位置してベッド部10が設けられ、図
示はしないが、このベッド部10内に、前記ミシンモー
タ9により駆動され前記縫い針4aとの協働により加工
布Wに刺繍縫目を形成する糸輪捕捉器等が設けられてい
る。この場合、加工布Wは、刺繍枠11に支持されるよ
うになっており、ミシンテーブル2には、この刺繍枠1
1をX軸及びY軸方向に自在に移動させるための水平移
動機構12が設けられている。
【0019】この水平移動機構12は、Y軸方向移動枠
13を、Y軸送りモータ14(図4参照)によりミシン
テーブル2上をY軸方向に移動させると共に、前記刺繍
枠11を有するX軸方向移動枠15を、X軸送りモータ
16(図4参照)によりY軸方向移動枠13に沿ってX
軸方向に移動させるように構成されている。
【0020】このような刺繍ミシン1は、マイクロコン
ピュータ等からなる制御装置により制御され、加工布W
に対する刺繍動作を自動的に実行するものであるが、本
実施例では、刺繍データの作成を行う刺繍データ作成装
置が、刺繍ミシン1の制御装置としての機能を兼ね備え
て構成されている。以下、本実施例に係る刺繍データ作
成装置について述べる即ち、図3に示すように、前記刺
繍ミシン1には、刺繍ミシン1の制御装置としても機能
する刺繍データ作成装置本体17が接続されている。そ
して、図4に示すように、この刺繍データ作成装置本体
17は、CPU18,ROM19,RAM20及びそれ
らを相互に接続するバス21等からなるマイクロコンピ
ュータを主体としたものであり、さらに、前記バス21
には、入力インタフェース22及び出力インタフェース
23が接続されている。
【0021】出力インタフェース23には、前記ミシン
モータ9,X軸送りモータ16,Y軸送りモータ14及
び針棒選択モータ8をそれぞれ駆動するためのモータ駆
動回路24,25,26及び27が接続されている。こ
れにて、刺繍データ作成装置本体17は、RAM20に
記憶された刺繍データ及びROM19に記憶された制御
プログラム等に基づいて、ミシンモータ9,X軸送りモ
ータ16,Y軸送りモータ14及び針棒選択モータ8を
制御し、加工布Wに対する刺繍縫い動作を自動的に実行
するのである。
【0022】この場合、前記刺繍データは、例えば一針
ごとの針落ち点(加工布WのX軸方向及びY軸方向の送
り量)を指示するデータの集合(一針データ)からな
り、この一針データを順次読出して水平移動機構12に
より加工布Wを移動させつつ針棒4等を駆動することに
より、加工布Wに所定の刺繍が施されるのである。ま
た、刺繍データ中に糸色切換えを指示するデータも含ま
せておくことにより、自動的に支持ケース5を移動させ
て刺繍糸の色の切換えを行うことができるようになって
いる。この刺繍データは、後述するようにして作成され
る。
【0023】そして、図3にも示すように、前記出力イ
ンタフェース23には、CRTディスプレイからなる表
示装置28を駆動するための表示駆動回路29が接続さ
れている。この表示装置28には、後述する刺繍データ
の作成時において、刺繍データを作成すべき刺繍図形等
が表示されるようになっている。
【0024】一方、前記入力インタフェース22には、
各種のキー等を備えたキーボード30及びマウス31と
いった入力装置が接続されている。さらに、入力インタ
フェース22には、フロッピーディスクに記憶された模
様データ(ブロックデータ)や刺繍データ等を読出すた
めのフロッピーディスクドライブ32、新たに作成した
図形の輪郭情報を入力するためのイメージスキャナ33
が接続されている。
【0025】以上のように構成された刺繍データ作成装
置において、データ作成装置本体17は、そのソフトウ
エア構成により、フロッピーディスクから与えられたり
その場で作成された模様データ(ブロックデータ)か
ら、一針展開を行い刺繍データを作成するようになって
いる。従って、刺繍データ作成装置本体17が、本発明
にいう一針データ作成手段として機能するようになって
いる。この機能は、後述するフローチャートの説明にて
明らかとなる。
【0026】また、このとき、前記RAM20内には、
図5に示すように、カウンタ20a、ブロックデータメ
モリ20b、ステッチデータメモリ20c、針落ち点デ
ータメモリ20d、糸密度データメモリ20e等のエリ
アがワーキングエリア20fと共に設けられている。
【0027】ここで、前記模様データ(ブロックデー
タ)について簡単に述べておく。まず、刺繍図形が1個
の簡単な形状のものの場合において、図示はしないが、
模様データは、図形が円形の場合には、円周上の3点の
座標と円であることを指示するデータとを含むものとさ
れ、円環状の場合には、外周上の3点の座標と内周上の
1点の座標と円環であることを指示するデータとを含む
ものとされ、その他の曲線状の場合には、外周及び内周
を規定する点や情報が含まれるものとされている。ま
た、四角形あるいは三角形の場合には、その輪郭を画定
する複数の輪郭線素についての始点,終点(頂点)の座
標及びそれら輪郭線素が直線であることを指示するデー
タと、刺繍進行方向を指示するデータとを含むものとさ
れる。
【0028】そして、図形が複数の孤立した領域を有し
ていたり比較的複雑な形状のものである場合には、その
図形は、自動的あるいはオペレータの指示により、いく
つかの領域に分割され、さらに各領域が四角形あるいは
三角形等のブロックBに分割されるのである。そして、
各領域について夫々のブロックBを画定するブロックデ
ータが求められ、例えば予めフロッピーディスクに記憶
されているのである。尚、1個の領域が比較的簡単な形
状の場合には、ブロックBが1個で1つの領域を構成す
ることもあり、また、領域は1個で複数個のブロックB
が存在するといったことも考えられる。
【0029】一例をあげると、図7に示すように、ブロ
ックBが四角形の場合には、4個の頂点の座標が1,
2,3,4の番号が付されて記憶される。この番号は、
線分1−3と線分2−4とが、図形から抽出される対向
する輪郭線素の一部となり、1−2辺から3−4辺に向
けて刺繍が進行するように付されるのである。また、刺
繍は、線分1−3と線分2−4との間を延びる多数本の
ステッチにより、そのブロックBが埋められるようにし
て行われるようになっている。
【0030】さて、上記した模様データ(ブロックデー
タ)は、フロッピーディスクに記憶されるようになって
いるのであるが、本実施例では、そのデータは図6に示
すような形式で記憶されるようになっている。即ち、各
領域は、例えば刺繍実行順に第1領域,第2領域……と
いった番号が付され、それら各領域に関して、その領域
を構成しているブロックのブロックデータが、糸密度,
展開コード,タタミピッチ,タタミのずれ割合と共に記
憶されるのである。
【0031】ここで、展開コードとは、ブロックを一針
展開するにあたってのステッチの縫い方の種類を指示す
るものであり、本実施例では、1,2,3の3種類の展
開コードが準備されている。詳しくは後述するが、展開
コード1は、ステッチの縫い方をサテン縫いとするもの
であり、展開コード2は、ステッチの縫い方をタタミ縫
いとするものであり、展開コード3は、ステッチの縫い
方をサテン縫いとタタミ縫いとをこの場合1ステッチご
とに混在させるものである。
【0032】かかる展開コードは、上記ブロックデータ
の作成時に、例えばオペレータがキーボード30あるい
はマウス31を操作して選択することにより設定される
ようになっている。従って、これらキーボード30及び
マウス31が本発明にいう設定手段として機能するよう
になっている。尚、本実施例では、領域毎に展開コード
等を付すようにしているが、例えばブロック毎に展開コ
ードを付すようにしても良く、この方がステッチの縫い
方をより細かく変化させることができる。
【0033】次に、上記構成の作用について述べる。刺
繍データ作成装置が刺繍データを作成し、ミシンに刺繍
動作を実行させる手順は、図1に示すフローチャートの
通りである。
【0034】まず、ステップS1にて、例えばオペレー
タのキーボード30操作に基づいて、フロッピーディス
クドライブ32により、刺繍データを作成すべき模様デ
ータをRAM20に読出す。引続き、ステップS2に
て、図形に関する領域の総数をカウントして変数Nに代
入し、ステップS3にて、領域番号を示すためのカウン
タCを1にセットする。
【0035】そして、ステップS4にて、C番領域(1
回目にこのステップS4を通るときには第1領域とな
る)の展開コードが、1,2,3のうちどれであるかが
判断される。次のステップS5,S6,S7では、指定
されている展開コードに応じたルーチンにより、その領
域の各ブロックについての一針展開が行われて刺繍デー
タが作成される。作成された刺繍データはRAM20に
記憶される。この一針展開の各ルーチンについては後述
する。
【0036】C番領域の刺繍データの作成処理が終了す
ると、ステップS8にて、カウンタCがインクリメント
され、カウンタCの値が変数N以下であれば(ステップ
S9にてNo)、ステップS4からの処理が繰返され
る。全領域についての刺繍データの作成が終了した(ス
テップS9にてYes)後、作成された刺繍データによ
る縫製動作が実行されるのである(ステップS10)。
【0037】ここで、上述のステップS5〜S7の詳細
について述べる。まず、展開コードが「1」のサテン縫
いである場合には、ステップS5にて、図7(a)に示
すようにして刺繍データが作成される。即ち、従来例の
項でも述べたように、ブロックB(破線で示す)の線分
1−3及び線分2−4が夫々指定された糸密度に応じて
等分割されて針落ち点a〜gが求められ、針落ち順序が
点1,a,b,……g,3となるような刺繍データが作
成されるのである。この刺繍データによれば、図に実線
で示すように、ブロックBをサテン縫いによるステッチ
Sで埋めるような刺繍が実行される。
【0038】次に、展開コードが「2」のタタミ縫いで
ある場合には、ステップS6にて、図7(b)に示すよ
うにして刺繍データが作成される。これも、従来例の項
でも述べたように、点a〜gが求められると共に、線分
1−a,線分a−b,……上に、指定されたタタミピッ
チ及びずれ量に基づいてさらに針落ち点a1,a2,b
1,b2,……が求められる。図7(b)の例ではタタ
ミピッチは一定でずれ量は0である。これにて、針落ち
順序が、点1,a1,a2,a,b1,b2,b,……
となった刺繍データが作成され、この刺繍データによれ
ば、図に実線で示すように、ブロックBをタタミ縫いに
よるステッチTで埋めるような刺繍が実行されるのであ
る。
【0039】そして、展開コードが「3」の混在である
場合には、ステップS7にて、図8に示すように、従来
にはなかった新たな一針展開のルーチンにより刺繍デー
タが作成されるものである。このステップS7の詳細
を、図2のフローチャートを参照して述べる。
【0040】即ち、まず、ステップS21にて、C番領
域の総ブロック数を変数Mに代入し、ステップS22に
て、ブロックの番号を示すためのカウンタDに1を代入
する。次のステップS23では、D番ブロックについ
て、糸密度からステッチ数が演算される。図8(a)の
例では、ステッチ数が8となる。ステップS24にて、
このステッチ数を変数Sに代入し、ステップS25に
て、ステッチの番号を示すためのカウンタPに1を代入
する。
【0041】次のステップS26では、P番ステッチの
針落ち点が求められる。この場合、針落ち点としては、
上述の2例と同様に、線分1−3及び線分2−4上に点
a〜gが求められるのである。そして、ステップS27
では、カウンタPの値が奇数か偶数かが判断される。こ
の判断は、Pの値を2で除算した余りが1か否かで行う
ことができる。
【0042】本実施例では、サテン縫いとタタミ縫いと
が1ステッチごとに交互に現れるようにしているので、
ここで、Pの値が奇数ならば(ステップS27にてYe
s)、ステップS28にて、P番ステッチをサテン縫い
として順にRAM20に記憶し、Pの値が偶数ならば
(No)、ステップS29にて、タタミ縫いの針落ち点
を演算により求めて順にRAM20に記憶する。
【0043】そのステッチに関する針落ち点が求められ
れば、ステップS30にて、カウンタPの値をインクリ
メントし、Pの値がS(この場合8)以下ならば(ステ
ップS31にてNo)、ステップS26からの処理を繰
返す。
【0044】これにて、図8(a)に示すように、点1
から点aに向けて延びる1番ステッチはサテン縫いとさ
れ、次の点aから点bに向けて延びる2番ステッチは、
線分a−b間にさらに2個の針落ち点b1,b2が存在
するタタミ縫いとされるというように、サテン縫いとタ
タミ縫いとが交互に現れるような一針展開がなされ、ひ
いては、図8(a)に実線で示すようなステッチにて刺
繍が行われるようになるのである。尚、図8(a)で
は、タタミピッチが一定で、ずれ量が0の場合を示して
おり、例えばタタミピッチが1ステッチ内で変化するよ
うに設定されていると、図8(b)に示すようなステッ
チが形成されるのである。
【0045】D番目のブロックについての上記一針展開
が終了すると、ステップS32にて、カウンタDがイン
クリメントされ、カウンタDがM以下であれば(ステッ
プS33にてNo)、上記ステップS23からの処理が
繰返される。全てのブロックについて一針展開が終了す
ると(ステップS33にてYes)、C番領域について
の刺繍データの作成処理が終了するものである。
【0046】このように本実施例によれば、模様データ
を一針展開するにあたり、3つの展開コードのうちいず
れかが設定されることにより、ステッチの縫い方がサテ
ン縫いによるもの及びタタミ縫いによるものの他、それ
ら2種類の縫い方を混在させた刺繍データをも作成する
ことができ、ひいては、変化に富んだ外観の刺繍を施す
ことができるこの場合、2種類の縫い方を混在させたも
のでは、1ステッチ毎にサテン縫いとタタミ縫いとが交
互に現れてくるので、例えば刺繍図形が動物の毛並みや
鳥の羽根などである場合に適用すれば、その部分をステ
ッチにより上手に表現することができ、ステッチが1種
類の縫い方である場合に比べて外観をより良好とするこ
とができるようになる。
【0047】従って、従来のようなサテン縫いかタタミ
縫いかのどちらか一方の縫い方に固定された刺繍データ
を作成するものとは異なり、それら2種類のどちらか一
方というものとはさらに異なるところの2種類の縫い方
を混在させた刺繍データを、オペレータが一針毎の針落
ち点を入力するといった面倒な作業を行うことなく、自
動的に作成することができ、ひいては、刺繍のデザイン
が極めて多様化されることになって、使用者の嗜好に十
分に応えることができる刺繍を実行することができるよ
うになるのである。
【0048】尚、上記実施例では、展開コード3に対応
する一針展開のルーチンとして、ステッチの縫い方をサ
テン縫いとタタミ縫いとを1ステッチごとに混在させる
ようにしたが、例えば図9(a)に示すように、サテン
縫いとタタミ縫いとが2対1の割合で混在したり(図で
はタタミのずれの割合が50%)、図9(b)に示すよ
うにサテン縫いとタタミ縫いとがランダムに混在したり
する一針展開のルーチンをさらに加えるようにしても良
く、より選択の幅が広がってバラエティに富んだ刺繍デ
ータを作成することが可能となる。
【0049】また、ステッチの縫い方としては、サテン
縫いとタタミ縫いとの2種類に限定されるものではな
く、例えば図10に示すように、ステッチの途中部分に
おいて針落ち点が2回折返されてステッチが二重になる
ような縫い方も考えられるなど、ステッチの縫い方とし
ても種々の変形例が考えられる。
【0050】その他、上記実施例では刺繍ミシンの制御
装置の機能を兼ねた刺繍データ作成装置として説明した
が、刺繍ミシンとは切離して刺繍データ作成のみを行う
装置として構成しても良いなど、本発明は要旨を逸脱し
ない範囲内で、種々の変更が可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の刺繍データ作成装置によれば、ステッチの縫い方が複
数種類準備されると共に、各ステッチ毎にそれら複数種
類の縫い方を混在させて設定する設定手段と、この設定
手段の設定に基づいて各針落ち点を求める一針データ作
成手段とを設けたので、ステッチの種類を種々混在させ
た変化に富んだ外観の刺繍を施すことができる刺繍デー
タを容易に作成することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、刺繍データ作
成の処理手順を示すフローチャート
【図2】縫い方が混在する場合の一針展開の手順を示す
フローチャート
【図3】刺繍ミシンの斜視図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】RAMの内容を示す図
【図6】模様データの記憶の形式を示す図
【図7】一針展開のルーチンを説明するための図
【図8】混在の場合の一針展開のルーチンを説明するた
めの図
【図9】混在の場合の他の一針展開のルーチンを説明す
るための図
【図10】他の種類の縫い方を示す図
【符号の説明】
図面中、1は刺繍ミシン、17は刺繍データ作成装置本
体(一針データ作成手段)、18はCPU、19はRO
M、20はRAM、28は表示装置、30はキーボー
ド、31はマウス、32はフロッピーディスクドライ
ブ、Bはブロック、Wは加工布、S,Tはステッチを示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の刺繍図形から抽出される対向する
    輪郭線素間を延びる多数本のステッチにより前記図形を
    埋めるような刺繍を加工布に施すミシンにおける、前記
    ステッチを形成するための各針落ち点を指定する刺繍デ
    ータを作成するものであって、前記ステッチの縫い方が
    複数種類準備されると共に、各ステッチ毎にそれら複数
    種類の縫い方を混在させて設定する設定手段と、この設
    定手段の設定に基づいて各針落ち点を求める一針データ
    作成手段とを具備することを特徴とする刺繍データ作成
    装置。
JP26312591A 1991-09-13 1991-09-13 刺繍データ作成装置 Pending JPH0576674A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6944519B2 (en) 2004-02-03 2005-09-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data producing device and embroidery data producing program stored in a computer readable medium
US7079917B2 (en) 2004-03-31 2006-07-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data producing device and embroidery data producing control program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6944519B2 (en) 2004-02-03 2005-09-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery data producing device and embroidery data producing program stored in a computer readable medium
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