JPH0576897B2 - - Google Patents
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- JPH0576897B2 JPH0576897B2 JP62243382A JP24338287A JPH0576897B2 JP H0576897 B2 JPH0576897 B2 JP H0576897B2 JP 62243382 A JP62243382 A JP 62243382A JP 24338287 A JP24338287 A JP 24338287A JP H0576897 B2 JPH0576897 B2 JP H0576897B2
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- container body
- container
- heat
- thermally crystallized
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、たとえば炭酸飲料等の内圧が加わる
耐圧製の容器に関し、特に内容物の加熱殺菌時の
耐圧耐熱性を高めた耐圧耐熱容器及びその製造方
法に関する。
耐圧製の容器に関し、特に内容物の加熱殺菌時の
耐圧耐熱性を高めた耐圧耐熱容器及びその製造方
法に関する。
(従来の技術)
従来、炭酸飲料等の内圧が加わる容器として
は、たとえば第10図および第11図に示すよう
なものがある。すなわち、100は容器全体を示
しており、概略内部中空の容器本体101と容器
本体101の底部101Aに被着されるベースカ
ツプ102とから成つている。容器本体101は
内圧が加わるために、耐圧性を高めるべく底部1
01Aが球殻状に丸められており、ベースカツプ
102によつて容器100の立て置きを可能とし
ている。この容器本体101は、第12図に示す
ような熱可塑性樹脂より成る有底筒状のパリソン
103を予備成形しておき、このパリソン103
を二軸延伸ブロー成形することにより、樹脂材料
に結晶配向を生じさせ、容器本体101の耐圧、
耐熱性を確保していた。
は、たとえば第10図および第11図に示すよう
なものがある。すなわち、100は容器全体を示
しており、概略内部中空の容器本体101と容器
本体101の底部101Aに被着されるベースカ
ツプ102とから成つている。容器本体101は
内圧が加わるために、耐圧性を高めるべく底部1
01Aが球殻状に丸められており、ベースカツプ
102によつて容器100の立て置きを可能とし
ている。この容器本体101は、第12図に示す
ような熱可塑性樹脂より成る有底筒状のパリソン
103を予備成形しておき、このパリソン103
を二軸延伸ブロー成形することにより、樹脂材料
に結晶配向を生じさせ、容器本体101の耐圧、
耐熱性を確保していた。
ところで、このような容器本体101への内容
物の充填作業は、容器本体101内に80〜95℃に
加熱された内容物を熱間充填し密封した後、窒素
等のガス充填を行う方法や容器本体101内に内
容物を充填した後口頚部101Bにキヤツピング
して密封し、その後容器本体101に熱湯を上か
ら流して内容物の加熱殺菌処理を行なう方法があ
る。後者のような場合には、炭酸飲料等の加熱殺
菌処理については法上65℃で10分以上行なうこと
が義務付けられており、容器本体101は耐熱性
と、加熱時の内圧に耐え得るように耐圧性が要求
されていた。
物の充填作業は、容器本体101内に80〜95℃に
加熱された内容物を熱間充填し密封した後、窒素
等のガス充填を行う方法や容器本体101内に内
容物を充填した後口頚部101Bにキヤツピング
して密封し、その後容器本体101に熱湯を上か
ら流して内容物の加熱殺菌処理を行なう方法があ
る。後者のような場合には、炭酸飲料等の加熱殺
菌処理については法上65℃で10分以上行なうこと
が義務付けられており、容器本体101は耐熱性
と、加熱時の内圧に耐え得るように耐圧性が要求
されていた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし斯かる従来技術にあつては、容器本体1
01を二軸延伸ブロー成形することにより、樹脂
材料が延伸され、強度および耐熱性を備えるに至
るが、容器本体101の底部101Aの中央付近
は、パリソン103を射出成形した際のばり等が
存在し、ブロー成形時に十分延伸されず、延伸に
よる結晶配向の効果が小さい。そのため強度が弱
くなりがちで落下等の衝撃によつて破損するおそ
れがある。また加熱殺菌時の熱によつて容器本体
101の底部101A中央付近が軟化してしま
い、底部101Aが部分的に突出してしまい商品
価値が無くなつてしまうという問題があつた。第
13図には樹脂のヤング率が延伸状態と末延伸状
態で温度によつて変化する状態が示されており、
末延伸部分では、65℃付近で強度が急激に低下す
ることがわかる。65℃付近は法規制の温度でもあ
り、容器本体101底部101Aの強化が要請さ
れている。
01を二軸延伸ブロー成形することにより、樹脂
材料が延伸され、強度および耐熱性を備えるに至
るが、容器本体101の底部101Aの中央付近
は、パリソン103を射出成形した際のばり等が
存在し、ブロー成形時に十分延伸されず、延伸に
よる結晶配向の効果が小さい。そのため強度が弱
くなりがちで落下等の衝撃によつて破損するおそ
れがある。また加熱殺菌時の熱によつて容器本体
101の底部101A中央付近が軟化してしま
い、底部101Aが部分的に突出してしまい商品
価値が無くなつてしまうという問題があつた。第
13図には樹脂のヤング率が延伸状態と末延伸状
態で温度によつて変化する状態が示されており、
末延伸部分では、65℃付近で強度が急激に低下す
ることがわかる。65℃付近は法規制の温度でもあ
り、容器本体101底部101Aの強化が要請さ
れている。
そこで第14図に示すようにパリソン103′
の底壁部103A′を予め部分的に加熱して熱結
晶化させておき、ブロー成形後の容器本体101
の底部101A中央を強化するものも提案されて
いる(特開昭60−148441号公報参照)。しかし単
にパリソン103をブロー成形すると、容器本体
101の底部101Aは、第15図に示すように
パリソン103の底壁部103A′の結晶化領域
αと延伸領域βとの境界部において肉厚が連続的
に薄くなり、境界部に十分延伸されない低延伸領
域γが存在することになる。そのため加熱殺菌時
に低延伸領域が膨んでしまうおそれがあり、依然
として耐圧、耐熱性に限界があつた。
の底壁部103A′を予め部分的に加熱して熱結
晶化させておき、ブロー成形後の容器本体101
の底部101A中央を強化するものも提案されて
いる(特開昭60−148441号公報参照)。しかし単
にパリソン103をブロー成形すると、容器本体
101の底部101Aは、第15図に示すように
パリソン103の底壁部103A′の結晶化領域
αと延伸領域βとの境界部において肉厚が連続的
に薄くなり、境界部に十分延伸されない低延伸領
域γが存在することになる。そのため加熱殺菌時
に低延伸領域が膨んでしまうおそれがあり、依然
として耐圧、耐熱性に限界があつた。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、温度による加熱殺菌に耐え得る耐圧耐熱容器
およびその製造方法を提供することにある。
ためになされたもので、その目的とするところ
は、温度による加熱殺菌に耐え得る耐圧耐熱容器
およびその製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明に係る耐圧
耐熱容器は、二軸延伸ブロー成形によつて内部中
空に成形される樹脂製の容器であつて、少なくと
も容器本体の底部に部分的に熱結晶化させて耐熱
強化した熱結晶化部を設けると共に、該熱結晶化
部以外の領域を熱結晶化部付近から全て高延伸倍
率で延伸することによつて薄肉の高延伸部を形成
し、前記厚肉の熱結晶化部と薄肉の高延伸部の境
界に段差を形成するように構成されている。
耐熱容器は、二軸延伸ブロー成形によつて内部中
空に成形される樹脂製の容器であつて、少なくと
も容器本体の底部に部分的に熱結晶化させて耐熱
強化した熱結晶化部を設けると共に、該熱結晶化
部以外の領域を熱結晶化部付近から全て高延伸倍
率で延伸することによつて薄肉の高延伸部を形成
し、前記厚肉の熱結晶化部と薄肉の高延伸部の境
界に段差を形成するように構成されている。
一方耐圧耐熱容器の製造方法は、まず有底筒状
のパリソンを成形し、該パリソンの底部を部分的
にほぼ延伸不能状態に熱結晶化させると共に該熱
結晶化部の形状を予めブロー成形用金型の形状と
ほぼ同一の形状としておき、ブロー成形時に前記
底部の熱結晶化部を前記ブロー成形用金型に密着
させ、ブロー圧力によつて熱結晶化領域以外の領
域を全て高延伸倍率によつて延伸して容器本体を
成形するようにした。
のパリソンを成形し、該パリソンの底部を部分的
にほぼ延伸不能状態に熱結晶化させると共に該熱
結晶化部の形状を予めブロー成形用金型の形状と
ほぼ同一の形状としておき、ブロー成形時に前記
底部の熱結晶化部を前記ブロー成形用金型に密着
させ、ブロー圧力によつて熱結晶化領域以外の領
域を全て高延伸倍率によつて延伸して容器本体を
成形するようにした。
(作用)
上記耐圧耐熱容器にあつては、容器本体の底部
が全て耐熱性、耐圧性に優れた熱結晶化部と高延
伸された高延伸領域としたので、加熱殺菌時の高
温雰囲気下において高い内圧が加わつても容器本
体底部の形状は保持される。
が全て耐熱性、耐圧性に優れた熱結晶化部と高延
伸された高延伸領域としたので、加熱殺菌時の高
温雰囲気下において高い内圧が加わつても容器本
体底部の形状は保持される。
(実施例)
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図乃至第4図には本発明の耐圧耐熱容器
の一実施例を示している。図において、1は容器
全体を示しており、この容器1は内部中空に構成
された容器本体2と、この容器本体2の底部2B
に被着されるベースカツプ3とから構成されてい
る。
る。第1図乃至第4図には本発明の耐圧耐熱容器
の一実施例を示している。図において、1は容器
全体を示しており、この容器1は内部中空に構成
された容器本体2と、この容器本体2の底部2B
に被着されるベースカツプ3とから構成されてい
る。
容器本体2はポリエステル樹脂等の熱可塑性樹
脂製で、円筒状の胴部2Aと、胴部2A上方に連
続して成形される肩部2Cおよび口頚部2Dと、
胴部2A下端に連続して設けられ下方に向つて球
殻状に突出する底部2Bとから構成されている。
脂製で、円筒状の胴部2Aと、胴部2A上方に連
続して成形される肩部2Cおよび口頚部2Dと、
胴部2A下端に連続して設けられ下方に向つて球
殻状に突出する底部2Bとから構成されている。
上記容器本体2の底部2Bは、その中央部が熱
によつて部分的に結晶化されて熱結晶化部4とな
つている。そして熱結晶化部4以外の領域が全て
高延伸倍率によつて薄肉に延伸された高延伸部5
となつている。上記結晶化部4は底部2Bの中心
点O(容器本体2の中心軸線Xが底部2Bと交わ
る点)を中心として描いた平面円形状で、肉厚t1
は高延伸部5の肉厚t2に比べて厚肉になつてい
る。熱結晶化部4は延伸されない無配向の結晶状
態で、強度が高く、安定した形態を保持する。通
常材料は約100℃〜140℃位で結晶化して球晶を生
じ乳白色を呈する。
によつて部分的に結晶化されて熱結晶化部4とな
つている。そして熱結晶化部4以外の領域が全て
高延伸倍率によつて薄肉に延伸された高延伸部5
となつている。上記結晶化部4は底部2Bの中心
点O(容器本体2の中心軸線Xが底部2Bと交わ
る点)を中心として描いた平面円形状で、肉厚t1
は高延伸部5の肉厚t2に比べて厚肉になつてい
る。熱結晶化部4は延伸されない無配向の結晶状
態で、強度が高く、安定した形態を保持する。通
常材料は約100℃〜140℃位で結晶化して球晶を生
じ乳白色を呈する。
また高延伸部5においては、材料の延伸作用に
よつて材料内部に結晶配向が生じ、強度を強く形
状保持性も優れている。通常70℃〜140℃、好ま
しくは90〜110℃に加熱した状態で延伸すること
により結晶配向を生じさせるようになつている。
よつて材料内部に結晶配向が生じ、強度を強く形
状保持性も優れている。通常70℃〜140℃、好ま
しくは90〜110℃に加熱した状態で延伸すること
により結晶配向を生じさせるようになつている。
本実施例にあつては熱結晶化部4の厚さt1が
3.5〔mm〕、高延伸部5の厚さt2が0.35〔mm〕程度と
なつている。そして高延伸部5は胴部2Aに連続
しており、その厚みは胴部2Aより若干厚く形成
されている。
3.5〔mm〕、高延伸部5の厚さt2が0.35〔mm〕程度と
なつている。そして高延伸部5は胴部2Aに連続
しており、その厚みは胴部2Aより若干厚く形成
されている。
上記熱結晶化部4と高延伸部5との境界部にお
いては、高延伸部5は熱結晶化部4の側端面から
延びており、結合位置は熱結晶化部4の厚さ方向
の外端位置となつている。したがつて熱結晶化部
4は容器本体2の底部2B内周面側に熱結晶化部
4の厚さ分だけ突出することになり、熱結晶化部
4と高延伸部5の境界部に段差6が形成されてい
る。
いては、高延伸部5は熱結晶化部4の側端面から
延びており、結合位置は熱結晶化部4の厚さ方向
の外端位置となつている。したがつて熱結晶化部
4は容器本体2の底部2B内周面側に熱結晶化部
4の厚さ分だけ突出することになり、熱結晶化部
4と高延伸部5の境界部に段差6が形成されてい
る。
また、本実施例にあつては口頚部2Dも熱結晶
化されていて、強度、耐熱性を高めてある。すな
わち、口頚部2Dは厚肉の円筒状で、その下端面
7の外側縁に胴部2Aから連続して高延伸された
肩部2C上端縁が結合されている。
化されていて、強度、耐熱性を高めてある。すな
わち、口頚部2Dは厚肉の円筒状で、その下端面
7の外側縁に胴部2Aから連続して高延伸された
肩部2C上端縁が結合されている。
また、ベースカツプ3は、概略有底円筒形状
で、周壁31の径が略容器本体2の胴部2Aの外
径と同一になつている。そして底壁32には周壁
31と同心状に形成され容器本体2の底部2Bに
接着固定される環状の台座部33が設けられてい
る。一方、周壁31の上端部は容器本体2の胴部
2A下縁に係止されており、周壁31上端部に
は、ベースカツプ3と容器本体底部2Bとの間に
形成される空間Sに熱湯の流通を許容する通口部
34が周方向に複数設けられている。通口部34
…は、周壁31に半径方向内方に窪ませた縦溝3
5…を周方向に複数設けることによりベースカツ
プ3周壁31上端に凹凸を形成し、この凹凸によ
つて容器本体2との間に形成される隙間によつて
構成されている。
で、周壁31の径が略容器本体2の胴部2Aの外
径と同一になつている。そして底壁32には周壁
31と同心状に形成され容器本体2の底部2Bに
接着固定される環状の台座部33が設けられてい
る。一方、周壁31の上端部は容器本体2の胴部
2A下縁に係止されており、周壁31上端部に
は、ベースカツプ3と容器本体底部2Bとの間に
形成される空間Sに熱湯の流通を許容する通口部
34が周方向に複数設けられている。通口部34
…は、周壁31に半径方向内方に窪ませた縦溝3
5…を周方向に複数設けることによりベースカツ
プ3周壁31上端に凹凸を形成し、この凹凸によ
つて容器本体2との間に形成される隙間によつて
構成されている。
つぎに上記耐厚圧熱容器の製造方法について第
5図乃至第9図に基づいて説明する。
5図乃至第9図に基づいて説明する。
まず、第6図に示すような延伸成形用パリソン
10を予備成形する。パリソン10は上記容器本
体2を二軸延伸ブロー成形するために予備的に成
形される素材であり、主として容器本体2の胴部
2Aと成るべき筒状部10Aと、容器本体2の底
部2Bと成るべき底壁部10Bと、筒状部10A
上端に連なる口頚部2Dとから成る有底円筒状部
材により構成されている。
10を予備成形する。パリソン10は上記容器本
体2を二軸延伸ブロー成形するために予備的に成
形される素材であり、主として容器本体2の胴部
2Aと成るべき筒状部10Aと、容器本体2の底
部2Bと成るべき底壁部10Bと、筒状部10A
上端に連なる口頚部2Dとから成る有底円筒状部
材により構成されている。
パリソン10の製造は、たとえば第7図に示す
ように射出成形により製造される。すなわち、2
0は成形型であり、型閉めした成形型20のキヤ
ビテイ21内に、ゲート22を介して図示しない
射出ノズルから溶融樹脂を注入し、冷却硬化後型
開きして成形品10′を取出す。
ように射出成形により製造される。すなわち、2
0は成形型であり、型閉めした成形型20のキヤ
ビテイ21内に、ゲート22を介して図示しない
射出ノズルから溶融樹脂を注入し、冷却硬化後型
開きして成形品10′を取出す。
つぎにパリソン10′の口頚部2D′および底壁
部10B′を加熱処理して熱結晶化し、熱結晶化
領域G1,G2を形成する。口頚部2D′に設け
た結晶化領域G1は口頚部2D′全体に及び、底
壁部10Bに設ける結晶化領域G2も底壁部10
Bの略全面にわたつて形成されている。そしてこ
の結晶化領域G1,G2はそれぞれ全厚さにわた
つて加熱処理してある。
部10B′を加熱処理して熱結晶化し、熱結晶化
領域G1,G2を形成する。口頚部2D′に設け
た結晶化領域G1は口頚部2D′全体に及び、底
壁部10Bに設ける結晶化領域G2も底壁部10
Bの略全面にわたつて形成されている。そしてこ
の結晶化領域G1,G2はそれぞれ全厚さにわた
つて加熱処理してある。
次に上記したパリソン10を用いて容器本体2
をブロー成形する成形工程について第8図イ及び
ロに基づいて説明する。図において、11はブロ
ー成形用の金型であり、この金型11は概略容器
本体2の胴部2Aを成形する割型11Aと、容器
本体底部2Bを成形する底型11Bと、容器の口
頚部2Dを成形するネツク型11Cから成つてい
る。一方12は、パリソン10をその軸線X方向
に延伸するための延伸棒であり、図示しない駆動
源によつて金型11内に装着されたパリソン10
内にその口頚部2D側から出没自在に挿入され
る。そして、この延伸棒12とパリソン10の内
面との空間に圧縮空気等の流体が通る流体通路1
3が設けられている。
をブロー成形する成形工程について第8図イ及び
ロに基づいて説明する。図において、11はブロ
ー成形用の金型であり、この金型11は概略容器
本体2の胴部2Aを成形する割型11Aと、容器
本体底部2Bを成形する底型11Bと、容器の口
頚部2Dを成形するネツク型11Cから成つてい
る。一方12は、パリソン10をその軸線X方向
に延伸するための延伸棒であり、図示しない駆動
源によつて金型11内に装着されたパリソン10
内にその口頚部2D側から出没自在に挿入され
る。そして、この延伸棒12とパリソン10の内
面との空間に圧縮空気等の流体が通る流体通路1
3が設けられている。
上記装置においてブロー成形は次のようにして
行なわれる。まず延伸温度(ポリエステルの場
合、(本実施例ではPET)70〜140〔℃〕)に加熱
されたパリソン10を、第8図イに示すように延
伸棒12を伸ばして軸方向に延伸させる。この状
態では主としてパリソン10の筒状部10Aが軸
方向に延伸される。さらに第8図ロに示すように
延伸棒12の流体通路13を通つて圧縮空気が高
圧下で吹込まれてパリソン10の筒状部10Aが
半径方向外方に膨らんで金型11内面に密着す
る。一方、底壁部10Bもその中心点O′の近傍
から薄肉化されながら半径方向外方に拡がり、そ
の外面が底型11B内面に密着する。
行なわれる。まず延伸温度(ポリエステルの場
合、(本実施例ではPET)70〜140〔℃〕)に加熱
されたパリソン10を、第8図イに示すように延
伸棒12を伸ばして軸方向に延伸させる。この状
態では主としてパリソン10の筒状部10Aが軸
方向に延伸される。さらに第8図ロに示すように
延伸棒12の流体通路13を通つて圧縮空気が高
圧下で吹込まれてパリソン10の筒状部10Aが
半径方向外方に膨らんで金型11内面に密着す
る。一方、底壁部10Bもその中心点O′の近傍
から薄肉化されながら半径方向外方に拡がり、そ
の外面が底型11B内面に密着する。
この状態ではパリソン10の筒状部10Aは主
として周方向に延伸される。また底壁部10B
は、その結晶化領域G1の部分は温度によつて殆
んど変化せず、結晶化領域G1に連続する非晶質
の部分が延伸される。また口頚部2Dの結晶化領
域も延伸されず、結晶化領域G1に連なる非晶質
部分が延伸される。こうしてパリソン10の結晶
化領域G1,G2以外の非晶質の部分、本実施例
では主として筒状部10Aが加熱延伸されて十分
な結晶配向が生じ、容器本体2の胴部2Aおよび
肩部2C、さらに底部2Bの結晶化部4以外の高
延伸部5を構成する。
として周方向に延伸される。また底壁部10B
は、その結晶化領域G1の部分は温度によつて殆
んど変化せず、結晶化領域G1に連続する非晶質
の部分が延伸される。また口頚部2Dの結晶化領
域も延伸されず、結晶化領域G1に連なる非晶質
部分が延伸される。こうしてパリソン10の結晶
化領域G1,G2以外の非晶質の部分、本実施例
では主として筒状部10Aが加熱延伸されて十分
な結晶配向が生じ、容器本体2の胴部2Aおよび
肩部2C、さらに底部2Bの結晶化部4以外の高
延伸部5を構成する。
第9図イ乃至ハには、ブロー成形時におけるパ
リソン底壁部10Bの延伸状態を示している。す
なわち圧縮空気のガス圧によつて結晶化領域G2
に隣接する非晶質の部分が延伸されていき、非晶
質部分が結晶化領域G2の縁に沿つて外方に流動
して結晶化領域G2の縁に段差6が生じ、非晶質
の部分は全て高延伸倍率でもつて延伸されて薄肉
となる。而して容器本体2の底部2Bにおいて、
結晶化領域G2はブロー成形前のパリソン10の
底壁部10Bの形状のまま残存し、底部2B中央
の結晶化部4となる。この底壁部10Bの形状
は、図9及び図8ロに示すように、予めブロー金
型の形状とほぼ同一形状に成形されている。そし
て底部2Bの結晶化部4以外の部分は容器本体2
の胴部2Aと略均一に高延伸され高延伸部5とな
る。
リソン底壁部10Bの延伸状態を示している。す
なわち圧縮空気のガス圧によつて結晶化領域G2
に隣接する非晶質の部分が延伸されていき、非晶
質部分が結晶化領域G2の縁に沿つて外方に流動
して結晶化領域G2の縁に段差6が生じ、非晶質
の部分は全て高延伸倍率でもつて延伸されて薄肉
となる。而して容器本体2の底部2Bにおいて、
結晶化領域G2はブロー成形前のパリソン10の
底壁部10Bの形状のまま残存し、底部2B中央
の結晶化部4となる。この底壁部10Bの形状
は、図9及び図8ロに示すように、予めブロー金
型の形状とほぼ同一形状に成形されている。そし
て底部2Bの結晶化部4以外の部分は容器本体2
の胴部2Aと略均一に高延伸され高延伸部5とな
る。
一方、パリソン10の口頚部2D下端と筒状部
10Aとの境界部も、ブロー成形時のブロー圧力
によつて筒状部10Aの非晶質部分が結晶化領域
G1の縁に沿つて外方に流動し、結晶化領域G1
の縁に段差が生じて容器本体2の口頚部2Dと連
なる肩部2Cは高延伸されて十分な結晶配向が生
じる。
10Aとの境界部も、ブロー成形時のブロー圧力
によつて筒状部10Aの非晶質部分が結晶化領域
G1の縁に沿つて外方に流動し、結晶化領域G1
の縁に段差が生じて容器本体2の口頚部2Dと連
なる肩部2Cは高延伸されて十分な結晶配向が生
じる。
容器本体2の成形が完了すると、容器本体2底
部2Bにベースカツプ3を被着し、台座部33に
おいて接着固定して容器1が完成する。
部2Bにベースカツプ3を被着し、台座部33に
おいて接着固定して容器1が完成する。
つぎにこのようにして成形された容器1に、炭
酸飲料等を充填して内容物を加熱殺菌する場合に
ついて説明する。内容物の加熱殺菌は、容器1内
に内容物を充填してキヤツピングした後、熱湯を
容器1上部から流すことにより行なう。本実施例
では容器1の上部において75℃の熱湯を流す。熱
湯は容器本体2の胴部2A外周面を伝つて下方に
流れ、容器本体2の壁面を通じて内容物を加熱す
る。一方、胴部2A下端まで流れた熱湯はベース
カツプ3に形成した通口部34からベースカツプ
3内側に侵入し、容器本体底部2Bの球面状の外
周面を伝つて下方に流れる。この底部2Bにおい
て熱湯は65℃程度となる。一方、加熱によつて容
器本体2内部のガス圧が高まり、容器本体2は高
温、高圧下にさらされるが、容器本体2の底部2
Bは十分結晶配向された高延伸部5と加熱によつ
て結晶化された結晶化部4とからのみ構成されて
いるので、高温の熱湯を流しても軟化するおそれ
はなく、耐熱性および耐圧性は高まつて温度によ
る制約は低減される。因みに、このように結晶化
した場合の耐熱温度は80〜95〔℃〕、耐圧性は、8
〜10Kg/cm2程度となる。したがつて、より高温で
の殺菌が可能となり、使用範囲を拡大することが
できる。
酸飲料等を充填して内容物を加熱殺菌する場合に
ついて説明する。内容物の加熱殺菌は、容器1内
に内容物を充填してキヤツピングした後、熱湯を
容器1上部から流すことにより行なう。本実施例
では容器1の上部において75℃の熱湯を流す。熱
湯は容器本体2の胴部2A外周面を伝つて下方に
流れ、容器本体2の壁面を通じて内容物を加熱す
る。一方、胴部2A下端まで流れた熱湯はベース
カツプ3に形成した通口部34からベースカツプ
3内側に侵入し、容器本体底部2Bの球面状の外
周面を伝つて下方に流れる。この底部2Bにおい
て熱湯は65℃程度となる。一方、加熱によつて容
器本体2内部のガス圧が高まり、容器本体2は高
温、高圧下にさらされるが、容器本体2の底部2
Bは十分結晶配向された高延伸部5と加熱によつ
て結晶化された結晶化部4とからのみ構成されて
いるので、高温の熱湯を流しても軟化するおそれ
はなく、耐熱性および耐圧性は高まつて温度によ
る制約は低減される。因みに、このように結晶化
した場合の耐熱温度は80〜95〔℃〕、耐圧性は、8
〜10Kg/cm2程度となる。したがつて、より高温で
の殺菌が可能となり、使用範囲を拡大することが
できる。
(発明の効果)
本発明は以上の構成および作用から成るもの
で、延伸ブロー成形時に充分延伸されない容器底
部を部分的に熱結晶化させて耐熱強化した熱結晶
化部とし、この熱結晶化部付近から高延伸する構
成とすることにより、熱結晶化部以外の部分を全
て高延伸倍率によつて延伸させて低延伸領域を無
くしたので、耐熱、耐圧性を高めることができ、
殺菌温度の高い種々の内容物の容器として用いる
ことが可能となつて汎用性の高い耐圧耐熱容器を
実現することができる。また、パリソン底部の熱
結晶化部をほぼ延伸不能状態まで充分結晶化させ
て強化し、しかもこの熱結晶化部を予め成形用金
型と同型状に形成してブロー成形するようにした
ので、低延伸部分が全くないように成形すること
ができ、容器の耐熱性、耐圧性を著しく向上させ
ることができる。
で、延伸ブロー成形時に充分延伸されない容器底
部を部分的に熱結晶化させて耐熱強化した熱結晶
化部とし、この熱結晶化部付近から高延伸する構
成とすることにより、熱結晶化部以外の部分を全
て高延伸倍率によつて延伸させて低延伸領域を無
くしたので、耐熱、耐圧性を高めることができ、
殺菌温度の高い種々の内容物の容器として用いる
ことが可能となつて汎用性の高い耐圧耐熱容器を
実現することができる。また、パリソン底部の熱
結晶化部をほぼ延伸不能状態まで充分結晶化させ
て強化し、しかもこの熱結晶化部を予め成形用金
型と同型状に形成してブロー成形するようにした
ので、低延伸部分が全くないように成形すること
ができ、容器の耐熱性、耐圧性を著しく向上させ
ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る耐圧耐熱容器
の容器本体底部の要部縦断面図、第2図は第1図
の容器の全体構成を示す一部破断正面図、第3図
は第2図の容器底部の一部破断拡大正面図、第4
図は第2図の容器の口頚部の一部破断拡大正面
図、第5図および第6図は第2図の容器本体を成
形するために予備成形されたパリソンを示してお
り、第5図は加熱結晶化処理前のパリソンの一部
を破断して示した正面図、第6図は加熱結晶化処
理後のパリソンの一部破断正面図、第7図は第5
図のパリソンを射出成形する状態を示す要部縦断
面図、第8図イおよびロは第6図のパリソンを用
いて容器本体をブロー成形する状態を示すブロー
成形型の概略縦断面図、第9図イ乃至ハはブロー
成形時のパリソン底壁部の延伸状態を示す拡大断
面図、第10図は従来の容器の全体構成を示す一
部破断正面図、第11図は第10図の容器のベー
スカツプ付近の一部破断拡大正面図、第12図は
第10図の容器本体成形用のパリソンの縦断面
図、第13図は樹脂の未延伸部と延伸部の強度の
温度依存性を示すグラフ、第14図は第12図の
パリソンを加熱結晶化処理をした例を示す縦断面
図、第15図は第14図のパリソンの延伸ブロー
後の容器底部の状態の拡大断面図である。 符号の説明、1……容器、2……容器本体、2
B……底部、4……熱結晶化部、5……高延伸
部、10……パリソン、11……金型、G1,G
2……結晶化領域。
の容器本体底部の要部縦断面図、第2図は第1図
の容器の全体構成を示す一部破断正面図、第3図
は第2図の容器底部の一部破断拡大正面図、第4
図は第2図の容器の口頚部の一部破断拡大正面
図、第5図および第6図は第2図の容器本体を成
形するために予備成形されたパリソンを示してお
り、第5図は加熱結晶化処理前のパリソンの一部
を破断して示した正面図、第6図は加熱結晶化処
理後のパリソンの一部破断正面図、第7図は第5
図のパリソンを射出成形する状態を示す要部縦断
面図、第8図イおよびロは第6図のパリソンを用
いて容器本体をブロー成形する状態を示すブロー
成形型の概略縦断面図、第9図イ乃至ハはブロー
成形時のパリソン底壁部の延伸状態を示す拡大断
面図、第10図は従来の容器の全体構成を示す一
部破断正面図、第11図は第10図の容器のベー
スカツプ付近の一部破断拡大正面図、第12図は
第10図の容器本体成形用のパリソンの縦断面
図、第13図は樹脂の未延伸部と延伸部の強度の
温度依存性を示すグラフ、第14図は第12図の
パリソンを加熱結晶化処理をした例を示す縦断面
図、第15図は第14図のパリソンの延伸ブロー
後の容器底部の状態の拡大断面図である。 符号の説明、1……容器、2……容器本体、2
B……底部、4……熱結晶化部、5……高延伸
部、10……パリソン、11……金型、G1,G
2……結晶化領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二軸延伸ブロー成形によつて内部中空に構成
される樹脂製の耐圧耐熱容器において、 少なくとも前記容器本体の底部に、部分的に熱
結晶化させて耐熱強化した熱結晶化部を設けると
共に、 該熱結晶化部以外の領域を熱結晶化部付近か
ら、全て高延伸倍率で延伸することによつて薄肉
の高延伸部を形成し、前記厚肉の熱結晶化部と薄
肉の高延伸部の境界に段差を形成してなることを
特徴とする耐圧耐熱容器。 2 有底筒状のパリソンを成形し、該パリソンの
底部を部分的にほぼ延伸不能状態に熱結晶化させ
ると共に該熱結晶化部の形状を予めブロー成形用
金型の形状とほぼ同一の形状としておき、 ブロー成形時に前記底部の熱結晶化部を前記ブ
ロー成形用金型に密着させ、ブロー圧力によつて
熱結晶化部以外の領域を全て高延伸倍率で延伸し
て容器本体を成形することを特徴とする耐圧耐熱
容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24338287A JPS6485733A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Heat resistant pressure vessel and manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24338287A JPS6485733A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Heat resistant pressure vessel and manufacture thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6485733A JPS6485733A (en) | 1989-03-30 |
| JPH0576897B2 true JPH0576897B2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=17103024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24338287A Granted JPS6485733A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Heat resistant pressure vessel and manufacture thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6485733A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57201631A (en) * | 1982-05-24 | 1982-12-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | Staturated polyester resin made bottle and manufacture thereof |
-
1987
- 1987-09-28 JP JP24338287A patent/JPS6485733A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6485733A (en) | 1989-03-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |