JPH05770U - 電着塗装用電極板 - Google Patents

電着塗装用電極板

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JPH05770U
JPH05770U JP4764991U JP4764991U JPH05770U JP H05770 U JPH05770 U JP H05770U JP 4764991 U JP4764991 U JP 4764991U JP 4764991 U JP4764991 U JP 4764991U JP H05770 U JPH05770 U JP H05770U
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喜一郎 山口
景樹 藤本
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日本ペイントプラント・エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性に優れる電着塗装用電極板を提供す
る。 【構成】 端部が電気絶縁物12で覆われている電着塗
装用電極板10。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電着塗装用電極板に関する。
【0002】
【従来の技術】
電着塗装は、塗膜が均一で密着性に優れ自動化適性を有するなど多くの利点が あるため、自動車ボディの塗装処理等を始め広く応用されている。 電着塗装では、図5にみるように、内面が絶縁層1aで覆われた電着塗装槽1 の電着塗料中に一方の電極になる被塗装物2と他方の電極となる導電体(例えば 、金属板)からなる電極板3とが浸漬配置されるとともに、被塗装物2・電極板 3間が電源4により通電され、被塗装物2の表面に電着塗膜が形成される。この ように、被塗装物2が一方の電極となり、電極板3が他方の電極となって電着塗 装がなされる。通常、被塗装物2と電極板3の間はイオン交換膜等の隔膜6で隔 てられている。つまり、電着塗装槽1内は、電極板3を浸漬する極液側と被塗装 物2を浸漬する塗液側とに別れており、塗液側と極液側の間に隔膜6が介在して ているのである。
【0003】 被塗装物2と電極板3の間に隔膜6を設けておくのは、被塗装物2のある塗液 側に皮膜形成イオンの対イオンが蓄積しないように、対イオンを選択的に電極板 3側に移動させ除くようにするためである。塗液側の液は、皮膜形成イオン、顔 料、溶剤、対イオン(夾雑イオン)を含んでおり、皮膜形成イオンは被塗装物2 表面の塗膜となって消費されるが、対イオンの方は消費されないため放置してお くと蓄積し問題になる。未消費の対イオンを隔膜6を通して選択的に極液側に移 動させ極液交換で排出するようにし、塗液側に対イオンが蓄積するのを防止する のである。
【0004】 カチオン型電着塗料においては、対イオン用物質(酸性中和剤)として、例え ば、酢酸が使われる。隔膜6がないと、例えば、酢酸の濃度がどんどん高くなり 、pHが変化し、皮膜の再溶解やピンホールの発生等の不都合が出てくるのであ る。 しかしながら、従来、電極板3の耐久性が十分でないという問題がある。使用 開始時は図6に示す状態であった電極板3は、電気的腐食の急速な進行により、 比較的短期間で図7に示す状態になってしまうのである。図8は、腐食した電極 板3の端部分の拡大外観をあらわし、図9は、腐食した電極板3の端部分の拡大 断面をあらわす。このように、図7のように腐食の進んだ電極板3では、強度が 低下しハンドリングに支障を来したり、あるいは、電極板面積が減少し電着効率 が落ちる等の事態を招来するため、改善が望まれていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記事情に鑑み、耐久性に優れる電着塗装用電極板を提供するこ とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この考案にかかる電着塗装用電極板では、端部が電 気絶縁物で覆われてなる構成が採られる。 この考案の電極板も、通常、電着塗装槽においては一方の電極となる被塗装物 に対して(対イオン蓄積防止用)隔膜で隔てられて配設され他方の電極になる。 この場合、隔膜には、具体的には、例えば、イオン交換膜等が例示されるが、イ オン交換膜に限らないことは言うまでもない。
【0007】 この考案にかかる電着塗装用電極板(以下、「電極板」と記す)の構成例とし ては、例えば、図1、2に示す電極板10が挙げられる。電極板10は、長方形 の金属板(導電板)であって、端部が電気絶縁物(以下、「絶縁物」と記す)1 2で覆われている。金属板の厚みは、普通、2〜3mm程度である。そして、電 極板10の上辺には−側の端子13が設けられており、先端にある孔13aを使 って+側の端子13への接続するようにする。なお、端子13はカチオン電着に おいては+側である。
【0008】 電極板10の端部にいては、図2にみるように、絶縁物12が端面10aと表 裏面10a、10bの縁域に選択的に設けられ、両面のエッジを覆っている形態 が好ましい。最も腐食し易い電極板10のエッジが絶縁物12で覆われているこ とになるからである。なお、絶縁物12は電極板10の端部全周に設けられてい る必要はなく、例えば、図1にみるように、上辺の真ん中付近に絶縁物未被覆域 10eがあってもよい。というのは、電極板10の上辺は極液中に浸漬されない 部分であり、電流が流れないからである。
【0009】 電極板の本体を構成する金属板としては、ステンレス板、チタン板、炭素(カ ーボン)板等が挙げられる。 絶縁物12用の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種合成樹 脂材料、各種合成ゴム材料、天然ゴム材料等が挙げられる。絶縁物12の形成は 、例えば、樹脂液等の絶縁材溶液を電極板10の端部に直に塗布硬化(コーティ ング)したり、あるいは、樹脂材料等からなる絶縁テープを接着剤で貼着したり することで実現される。コーティングと貼着の両方を併用して絶縁物12を形成 してもよい。なお、絶縁物12は必ずしも電極板10に固着した状態である必要 はなく、電極板10から外れさえしなければよいのであって、例えば、電極板1 0の端部に嵌め込まれることで絶縁物12が設けられている形態であってもよい 。
【0010】 この考案の電極板10の利用形態は、従来通りである。例えば、図5にみるよ うに、隔膜6で仕切られた極液側に電極板10を浸漬配置し、塗液側に浸漬され た被塗装物2・電極板10間を通電することで被塗装物2に電着塗装を施すよう にして用いる。 通常、電極板10は、図3にみるように、一面に隔膜6を設けたケース5内に 収容するようにする。図4は、図3を分解してあらわす(但しパッキング20は 省略)。
【0011】 つまり、ケース5は、図3、4にみるように、ケース本体15と隔膜6、保護 板16をパッキング20を挟んで縁のネジ穴にネジ21を通しナット22で締め 付け一体化されたものであり、電極板10は、ケース本体15と隔膜6の間に配 される。使用時は、ケース5内は極液で満たされることになる。なお、ケース本 体15は、通常、FRP成形品で出来ており、保護板16は、パンチングメタル を樹脂コートしたものであり、多数の開孔16aが開いていて、この開孔16a を通して隔膜6が塗液側に接することができる。
【0012】 この考案の電極板は、カチオン電着塗装において、耐久性の顕著な改善がなさ れるものである。また、この考案の電極板は、隔膜6の無しの電着塗装で使われ てもよい。
【0013】
【作用】
この考案の電極板では、腐食し易い端部が絶縁物で覆われているため、耐久性 が向上している。電極板の端部のエッジは両側(端面と表面又は裏面)から腐食 が進み易いのであるが、腐食し易い端部が絶縁物で覆われていないと易腐食性の 端部が常に存在した状態で急速に腐食し電極板端が後退し電極板面積が減少して いくと同時に、端部から表面に沿って内側へ進む腐食の進行も早くて電極板厚み もどんどん薄くなってゆく。これに対し、この考案の電極板は腐食し易い端部が 絶縁物で覆われ電気的腐食の原因の電流が端部に流れないため、急速な端部腐食 後退および端部から表面に沿って内側へと進む表面腐食進行の両方が抑制され、 電極板面積および厚みの減少が効果的に抑制されるようになる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を説明する。この考案は、下記の実施例に限らないこ とは言うまでもない。 実施例の電極板10は、図1、2に示す通りの形状である。電極板10の本体 である金属板は、厚み:3mm、縦:約1900mm、横:約900mmのSU S316製のステンレス板である。一方、絶縁物12は、厚み2mmのポリエチ レン製絶縁テープをエポキシ系接着剤で貼着したものであって、エッジ内側から 約9mm入ったところまで覆うようにして設けられており、また上辺の絶縁物未 被覆域10eの寸法は約400mmである。
【0015】 実施例の電極板10を、自動車のボディをカチオン電着塗装する塗装ラインの 電着塗装槽の極液側に浸漬し、耐久性テストを実施した。なお、電着塗装条件は 以下の通りである。 印加電圧:350V、通電電流:900〜1000A、電着塗装槽内への配設 期間:1年6ケ月、隔膜6の種類:イオン交換膜である。
【0016】 比較のための絶縁物12を設けなかった他は実施例と同じ構成の電極板を作り 、平行して同様の耐久性テストを実施した。 テスト後の実施例の電極板の厚みを、面全体にわたって広く調べてみたところ 、何処でもほぼ約2.4〜2.5mmの厚みがあった。目減率、すなわち〔電極 板初期厚みa−テスト後の電極板厚みb〕÷〔電極板初期厚みa〕×100は、 17〜20%であった。
【0017】 一方、試験結果後の比較例の電極板の厚みも、面全体にわたって広く調べてみ たところ、何処でもほぼ約1.6〜1.9mmの厚みしかなかった。目減率は、 37〜47%と実施例の約倍であった。 通常、交換の目安の目減率が約50〜70%前後であるから、実施例の電極板 は耐久性が大幅に向上していることがよく分かる。
【0018】
【考案の効果】
以上に述べたように、この考案の電極板は、従来は腐食し易かった端部が絶縁 物で覆われ腐食し難くなっていて、耐久性の向上したため、非常に実用性が高い 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電極板の構成例をあらわす平面図で
ある。
【図2】図1のA−A(拡大)断面図である。
【図3】電極板が納められたケースをあらわす断面図で
ある。
【図4】図3の分解斜視図である。
【図5】電着塗装を実施するときの様子をあらわす概略
断面図である。
【図6】従来の電極板をあらわす平面図である。
【図7】腐食状態の電極板をあらわす平面図である。
【図8】図7の電極板の端部をあらわす部分拡大図であ
る。
【図9】図7の電極板の端部をあらわす部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電着塗装槽 2 被塗装物 4 電源 5 ケース 6 隔膜 10 電極板 12 絶縁物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部が電気絶縁物で覆われている電着塗
    装用電極板。
  2. 【請求項2】 一面に隔膜が設けられているケースに収
    容されてなる請求項1記載の電着塗装用電極板。
JP1991047649U 1991-06-24 1991-06-24 電着塗装用電極板 Expired - Lifetime JP2565592Y2 (ja)

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JPH05770U true JPH05770U (ja) 1993-01-08
JP2565592Y2 JP2565592Y2 (ja) 1998-03-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260896A (ja) * 1985-09-12 1987-03-17 Trinity Ind Corp カチオン電着塗装方法
JPH02138498A (ja) * 1988-11-17 1990-05-28 Kobe Steel Ltd 電極

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260896A (ja) * 1985-09-12 1987-03-17 Trinity Ind Corp カチオン電着塗装方法
JPH02138498A (ja) * 1988-11-17 1990-05-28 Kobe Steel Ltd 電極

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