JPH0578275A - 酢酸と水からなる組成物からの酢酸の回収方法と装置 - Google Patents
酢酸と水からなる組成物からの酢酸の回収方法と装置Info
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- JPH0578275A JPH0578275A JP4065455A JP6545592A JPH0578275A JP H0578275 A JPH0578275 A JP H0578275A JP 4065455 A JP4065455 A JP 4065455A JP 6545592 A JP6545592 A JP 6545592A JP H0578275 A JPH0578275 A JP H0578275A
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Abstract
方法と装置を提供する。 【構成】 酢酸に関して水の揮発性を抑えるために、元
素の周期表のIA族元素もしくはIB族元素または水素
もしくはアルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそ
れ以上を液体相中で使用して、酢酸と水からなる組成物
を蒸気相と液体相とに分配し、次いで両相を分離するこ
とによつて、酢酸を回収する。この方法を工業的に好適
に実施できるたな段精留塔または充填精留塔が提供され
る。
Description
からなる組成物から酢酸を回収するための方法、および
その装置に関するものである。
およびメタノール、ジメチルエーテル、ヨウ化メチルお
よび/または酢酸メチルのカルボニル化によつて製造す
ることができる。このような方法の酢酸生産物は、水を
含有し、この水から酢酸を分離することが望ましいこと
がしばしばある。
を回収する方法は公知である。このような公知の方法
は、組成物を蒸気相と液体相に分配し、次いでそれらを
分離することからなり、組成物からの酢酸の少なくとも
一部分は、蒸気相中に回収される。しかしながら、酢酸
と水からなる組成物が蒸気相と液体相に分配される場
合、幾らかの水が蒸気化酢酸の一部と共に蒸気相中に存
在する。蒸気相中の水は、さらに複数の分離工程または
反応工程が必要である。
る組成物から酢酸を回収する改良方法を提供することに
ある。
アルコールのカルボニル化、例えばメタノールの酢酸へ
のカルボニル化によるカルボン酸の製造方法を記載して
いる。欧州特許第0161874号公報は、水は粗酢酸
の望ましくない成分であり、この生産物蒸気中に水が多
くある程、生産物の回収精製システムでの運転費と必要
な資本投下が大きくなることを認めている。欧州特許第
0161874A1号公報は、カルボニル化反応媒体中
の水分濃度を減少させることによつて粗酢酸の水分含量
を少なくしようと努力している。欧州特許第01618
74A1号公報によれば、金属ヨウ化物塩または有機カ
チオンのヨウ化物塩が、触媒を安定化するのに使用さ
れ、ヨウ化リチウムが好適であると言われている。欧州
特許第0161874A1号公報は酢酸に関して水の揮
発度を抑制するために選択されたヨウ化物化合物を使用
することは記載していない。
ロジウム触媒、ヨウ化もしくは臭化アルキルおよび水の
存在下でアルコールの液体相カルボニル化によつてカル
ボン酸またはエステルを製造することを記載し、そこで
はヨウ化物塩はカルボニル反応溶液中のヨウ化物イオン
濃度を0.3モル/リットル以上に保持するように添加
される。英国特許第A−2146637号公報は酢酸に
関して水の揮発度を抑制するために選択されたヨウ化物
化合物を使用することは記載していない。
て使用することは欧州特許第A−044935号公報、
欧州特許第A−0144936号公報および米国特許第
A−5003104号公報に記載されている。これらの
公報は酢酸に関して水の揮発度を抑制するために選択さ
れたヨウ化物化合物を使用することは記載していない。
は、ロジウムで触媒されるカルボニル化方法が記載され
ていて、そこではアルカリ金属化合物またはゲルマニウ
ム(IV)化合物が触媒安定剤として使用されて、一酸
化炭素欠乏条件下でカルボニル生産物を分離する間のロ
ジウム触媒の沈殿を防いでいる。
種塩類の効果については、シー・ワイ・フェング(C.
Y. Feng)など、台湾科学[Taiwan
K′ehs′ue(Taiwan Science)]
第23巻、第3−4号、第43−5頁、1969年に記
載がある。K2SO4、Na2SO4、KCl、NaC
l、CaCl2および酢酸ナトリウムを使用した実験が
記載されている。ヨウ化物化合物の効果についての記載
はない。
など、Monatsheftefur Chemie、
1968年、第99巻、第913−917頁には酢酸/
水/塩化カルシウムの混合物の蒸留について記載してい
る。ヨウ化物化合物の使用についての記載はない。
物組成物から酢酸を回収する方法は公知である。このよ
うな公知の方法は、組成物を蒸気相と液体相に分配し、
次いでそれらを分離することからなり、組成物からの酢
酸の少なくとも一部分は蒸気相に回収される。蒸気相中
の水にはさらに分離工程が必要である。
る組成物から酢酸を回収する改良方法と装置を提供する
ことにある。
組成物に、組成物中の酢酸の少なくとも一部分を含む蒸
気相、および組成物中の酢酸の残部を含む液体相とを生
成するための温度および圧力条件を掛ける工程と、
(b)蒸気相と液体相とを分離する工程とによつて酢酸
と水からなる液体組成物から酢酸を回収する方法におい
て、液体組成物がさらに、酢酸に関して水の揮発性を抑
制するために、元素の周期表のIA族元素もしくはIB
族元素または水素もしくはアルミニウムのヨウ化物化合
物の一つまたはそれ以上を含むことを特徴とする液体組
成物から酢酸を回収する方法が提供される。
液体組成物から酢酸を回収する方法において、酢酸に関
して水の揮発性を抑制するために元素の周期表のIA族
元素もしくはIB族元素または水素もしくはアルミニウ
ムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以上を使用するこ
とによつて解決する。その方法は、組成物を組成物中の
酢酸の少なくとも一部分を含む蒸気相と組成物中の酢酸
の残分を含む液体相とに分配すること、および両相を分
離することからなる。回収酢酸中に存在する残留水分
は、酢酸と水とをさらに分離するための有意のエネルギ
ー負担および/または本製造方法の生産高に限界を課す
るので、分離蒸気相の水分含量を減少させることは酢酸
製造法にとつて重要な利点となる。
との相対量のみならずその上組成物中の他の化合物の存
在または不存在によつても左右される。条件は酢酸が蒸
気相と液体相の間に分配されるように選択される。温度
は、液体相の凝固点以上で、かつ組成物のすべてが気化
するかまたは組成物および/もしくはその成分の不都合
な分解が起こる程高くない。適切には、温度は50℃−
300℃の範囲、好適には50℃−200℃の範囲であ
る。圧力は、減圧、大気圧または過圧であつて良く、酢
酸が蒸気相と液体相に望ましく分配されるような温度と
組成にしたがつて選択される。適切には、圧力は0.1
バール−50バール、好適には0.1バール−10バー
ルの範囲である。
かおよび/または蒸気相と液体相に分配する前に組成物
に添加することによつて間接的に添加するすることがで
きる。ヨウ化物化合物は、組成物または液体相中のその
場でヨウ化物化合物に変換するような形態、または例え
ば対応する酢酸塩として組成物または液体相に添加する
ことができる。その酢酸塩は、組成物または液体相中に
存在するヨウ化物成分によつて必要なヨウ化物化合物に
変換される。
が、好適には液体相と相溶性の溶媒、例えば水および/
または酢酸もしくは他の適切な溶媒中の溶液として添加
することができる。
素はリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セ
シウムおよびフランシウムである。元素の周期表のII
A族元素はベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウムおよびラジウムである。
ヨウ化カルシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化アルミニウ
ム、ヨウ化カリウムおよび/またはヨウ化ナトリウムで
ある。さらに好適には、ヨウ化物化合物はヨウ化水素、
ヨウ化カルシウム、ヨウ化リチウムおよび/またはヨウ
化カリウムである。最も好適には、ヨウ化物化合物はヨ
ウ化水素、ヨウ化カルシウムおよび/またはヨウ化リチ
ウムである。理論に拘らなければ、高電荷密度を持つカ
チオンを有するヨウ化物化合物は本発明の方法に好適で
あると考えられる。
は、液体相がヨウ化水素の有効量を含むようにヨウ化水
素の揮発性を減少させるに充分な水が存在しなければな
らない。これは典型的には約5重量%水分であつて良
い。
酸に対し相対的に水の揮発性を所期のとおり減少させる
に充分な有効量で、かつ液体相中でのヨウ化物化合物の
溶解度の限界までであるべきである。液体相中のヨウ化
物化合物の適切な濃度は、液体相中でのヨウ化物化合物
の溶解度を限界として、0.1−50重量%である。
中に存在して良い。これらの化合物もまた蒸気相と液体
相に分配される。そこで、例えば、組成物が、酢酸と水
の他に、少なくとも限定量の水の存在下で、メタノー
ル、ヨウ化メチル、酢酸メチルおよび/またはジメチル
エーテルのカルボニル化による酢酸製造工程のカルボニ
ル化反応組成物を含む場合は、このような組成物は、ヨ
ウ化メチルおよびヨウ化水素カルボニル化促進剤、VI
II族金属錯体(例えばロジウム化合物)のような不揮
発性カルボニル化触媒成分および未反応カルボニル化反
応物を含む。このような組成物が蒸気相と液体相に分配
される時は、低沸点成分、例えばヨウ化メチル、いくら
かのヨウ化水素および未反応カルボニル化反応物は、酢
酸の少なくとも一部分といくらかの水と共に圧倒的に蒸
気相に分配し、不揮発性カルボニル化触媒成分は、酢酸
と水との残留部分と共に液体相に分配する。それ故本発
明の方法によつてヨウ化物化合物を液体相に添加する
と、酢酸と共に蒸気相に分配する水の量は減少し、その
結果蒸気相はヨウ化物化合物を添加しなかつた場合より
も酢酸に対して水の含量が少なくなる。カルボニル化反
応は、反応区域内の液体相中で、カルボニル化触媒と少
なくとも限定量の水の存在下で、50−400℃の温度
と1−15000psigの一酸化炭素圧力下でメタノ
ール、ヨウ化メチル酢酸メチルおよび/またはジメチル
エーテルと一酸化炭素とを反応させて酢酸を製造し、次
いで反応区域から液体反応組成物を取出すことからな
る。
ル比率は、適切には約0.001:0.999−0.
9:0.1である。
適には連続法で実施することができる。
成物を高温および高圧に掛け、次いで液体組成物をヨウ
化物化合物と共に(一緒にまたは別々に)フラッシュ区
域に導入し、このフラッシュ区域から蒸気相と液体相を
別々に取出すことによつて実施することができる。フラ
ッシュ区域は高圧以下の圧力でかつ組成物および蒸気相
と液体相に熱を付与する手段を持つまたは持たない区域
である。
化工程の液体反応組成物である場合、カルボニル化工程
は適切には高温および高圧下で実施されるので、フラッ
シュ区域を利用することは特に適当である。液体カルボ
ニル化生産物から酢酸を回収するのにフラッシュ区域を
使用することは米国特許第3845121号公報に記載
があり、その内容はここに参考として取り入れている。
たはジメチルエーテルと一酸化炭素とを、反応区域中の
液体相中で、カルボニル化触媒と少なくとも限定量の水
との存在下で、50−400℃の温度でかつ1−150
00psigの一酸化炭素の圧力下で反応させて酢酸を
生産する工程と、 b)反応区域から液体反応組成物を取出す工程と、 c)液体反応組成物を、反応区域の圧力以下の圧力下
で、追加加熱してまたは加熱しないでフラッシュ区域に
導入して、酢酸カルボニル化生産物の一部分と水とから
なる蒸気相および液体相を生産する工程と、 d)酢酸に関して水の揮発性を抑制するために、元素の
周期表のIA族元素もしくはIB族元素または水素もし
くはアルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以
上を、液体反応組成物と共にまたは別々にフラッシュ区
域に導入する工程と、 e)フラッシュタンクから蒸気相および液体相を別々に
取出す工程の諸工程からなる酢酸の製造方法が提供され
る。
び促進剤を含まない酢酸を回収するためにさらに分離工
程に掛けることができる。これら他の化合物は、カルボ
ニル化反応物区域に再循環することができる。不揮発性
カルボニル化触媒成分からなる液体相は、カルボニル化
反応物区域に直接的に再循環することができる。適切な
カルボニル化触媒は、VIII族金属化合物、例えばロ
ジウム化合物を、任意的にはヨウ化または臭化アルキル
のような適切な促進剤、例えばヨウ化メチルおよび任意
的にはヨウ化リチウムもしくはある種のヨウ化イミダゾ
リウム、アルキル置換ヨウ化ピリジニウムおよびヨウ化
ヒドロキシピリジニウムのような他の助促進剤と共に包
含する。適切なカルボニル化触媒については、本出願人
の欧州特許第0391680A1号公報、および米国特
許第4690912号公報に記載されており、その内容
は参考としてここに取込まれている。
ウ化物化合物はフラッシュ区域から液体相に回収され
る。液体相が反応区域に再循環される場合は、ヨウ化物
化合物もまた反応区域に再循環され、再循環したヨウ化
物化合物の少なくとも一部分は液体反応組成物と共に取
出される。このようにしてヨウ化物化合物は、最初に添
加された後は、液体カルボニル化反応組成物の一部分と
してフラッシュ区域に入ることになる。ヨウ化物化合物
は、システムからの損失を埋め合わせるため時々または
連続して追加することが必要である。
物化合物が存在することによつて、フラッシュ区域から
蒸気相中に酢酸と共に回収される水分量が減少する。こ
のことは、水を含めて蒸気中の他の成分を含まない酢酸
を回収する次の分離工程での負担を軽減する。
成物を一つまたはそれ以上の分離段階からなる分別蒸留
区域に導入することによつて実施することができる。ヨ
ウ化物化合物を、組成物と共にまたは別々に蒸留区域に
導入することができる。組成物の低沸点成分を頂部生産
物流れとして回収し、組成物の高沸点成分を基部生産物
流れとして回収する。組成物からの酢酸の少なくとも一
部分を、水の一部と共に蒸留区域の基部より上方の適切
な地点で、任意的には頂部生産物として回収することが
できる。酢酸と共に存在する水分量はヨウ化物化合物の
添加によつて減少させることができる。このことは、酢
酸含有生産物流れをさらに処理する分離工程において助
けとなる。酢酸と水からなる組成物が酢酸製造のための
カルボニル化工程の液体反応組成物である場合、組成物
中の成分、例えばカルボニル化触媒が蒸留区域中で適切
に安定であることを条件として、分別蒸留区域は酢酸の
回収に使用することができる。
成物を、たな段精留塔または充填精留塔に適用して効果
的に酢酸と水に分離することができる。この場合、酢酸
と水とからなる液体組成物を精留するためのたな段塔に
おいて、このたな段精留塔は、元素の周期表のIA族元
素の、またはIIA族元素の、または水素の、またはア
ルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以上を、
精留工程の間中、塔の各々のたな段中に効果的に充分量
の前記ヨウ化物化合物を保持するために、氷酢酸中の前
記ヨウ化物化合物の濃厚物または懸濁物を制御された量
で連続的に導入する入口を塔の上部分に備えたことを特
徴とする。塔上部から酢酸が回収され、塔基部からヨウ
化物化合物の水溶液が回収され、この水溶液からヨウ化
物化合物を回収して再使用することができる。
からなる液体組成物を精留するための充填塔に適用して
効果的に酢酸と水に分離することができる。この場合、
酢酸と水とからなる液体組成物を精留するための充填精
留塔は、元素の周期表のIA族元素の、またはIIA族
元素の、または水素の、またはアルミニウムのヨウ化物
化合物の一つまたはそれ以上を、精留工程の間中、塔の
充填物の表面に効果的に充分量の前記ヨウ化物化合物を
保持するために、氷酢酸中の前記ヨウ化物化合物の濃厚
物または懸濁物を制御された量で連続的に導入する入口
を塔の上部分に備えたことを特徴とする。塔上部から酢
酸が回収され、塔基部からヨウ化物化合物の水溶液が回
収され、この水溶液からヨウ化物化合物を回収して再使
用することができる。
施例にしたがつて以下詳細に説明する。
対的揮発度に及ぼす各種ヨウ化物化合物の効果を測定す
るのに使用した装置の概要図で、500ml容量の三首
丸底フラスコ(1)に温度計(2)と添加物入口(3)
を装着した。中央首には煙突状トレー(4)を付し、そ
の上に水冷凝縮器(5)を載せた。煙突状トレーには凝
縮液を集めてフラスコに戻す第一コック(10)と試料
を採取するための第二コック(11)を装着した。フラ
スコにはマグネチック攪拌機(図示せず)と加熱マント
ル(6)を付与した。
を開き、コック(11)を閉じた。攪拌機をスタートさ
せ、加熱マントルを用いて組成物をゆるやかに還流させ
た。組成物の沸点を温度計(2)を使つて記録した。約
30分後、コック(10)を閉じ、2gの試料をコック
(11)から分取した。カールフィッシャー分析法によ
り試料の水分を分析した。分取した試料量に等しい水分
量(2g)をフラスロに添加し、コック(10)を開
き、コック(11)を閉じた。組成物を約30分間還流
させた後、試料採取を繰返し、水の代替量をさらに添加
した。この操作を、水の添加量が全部で30gになるま
で反復した。さらに50gの水が添加されるに至るま
で、5gの試料を分取し、水の5g量で置換える操作を
続けた。組成物の水分含量は、毎回添加後に算出し、約
9回の添加毎に分析により確認した。この様な方法で、
酢酸−水組成物からの蒸気相(水の量が増加しつつあ
る)の組成を測定した。結果を、蒸気相および液体相中
の水分のモル分率として図2のグラフに示す。これはヨ
ウ化物化合物を添加していないので本発明による実施例
ではない。
に、実施例Aを反復したが、酢酸の初期仕込の代わりに
498gの水および2gの氷酢酸の初期仕込を用い、分
取試料に置換えるのに酢酸を添加した。水分含量は、こ
の場合ガスクロマトグラフィで測定した。5g段階で1
00gの酢酸を添加し、次いで10g段階で50gを、
25g段階で125gを添加するまで、試料分取および
酢酸添加を反復した。結果を図3に示す。グラフから水
分の比率は液体相よりも蒸気相で高いこと分かる。
チウム(0.94モル)を添加して実施例AおよびBを
反復した。この材料は水和塩として使用したので、無水
酢酸を組成物に添加することによつて結晶水を除去し
た。水分はカールフィッシャー法で測定した。結果を図
3に示す。これはヨウ化物化合物を使用していないので
本発明による実施例ではない。
(0.48モル)を使用して実施例Aを反復した。結果
を図4に示す。これはヨウ化物化合物を使用していない
ので本発明による実施例ではない。
13100ppmのリチウムを使用して実施例AとBを
反復した。結果を図5に示す。広範囲の水分濃度に亘つ
て酢酸に関し水の揮発性が顕著に減少していることを示
している。
(各々12.7と9重量%)を使用して実施例1を反復
した。結果を図6に示す。グラフから、ヨウ化リチウム
の濃度が増加するにつれて、酢酸に関し水の揮発性の抑
制が増加することが明らかである。
4.17重量%および15.70重量%)を使用して実
施例2を反復した。結果を、実施例2および実施例Aの
結果と共に図7に示す。これらの塩は酢酸に関し水の揮
発性を減少するが、ヨウ化リチウム添加と同程度ではな
い。
ム四水和物(17.30重量%)として添加して実施例
2を反復した。結晶水を除くために無水酢酸(87.3
6gのヨウ化物に対して97.5g)を使用した。結果
を、実施例Aおよび2の結果と共に図8に示す。ヨウ化
カルシウムはヨウ化リチウムと同程度の効果を示してい
る。
1gを氷酢酸の446.89gに添加して)を使用して
実施例6を反復した。図8に示した結果から、ヨウ化水
素の効果の程度は、ヨウ化リチウムより大きいことが分
かる。
21重量%)および塩化カルシウム(5.25重量%)
の各々を使用して実施例Aを反復した。結果を図9に示
す。これらの塩は、実施例Aの酢酸/水の基本実験に比
較して、酢酸に関し水の揮発性を減少させず、本発明に
よるものではない。
ムヨウ化物(EMPI)(組成物中46.8重量%)を
使用して実施例Aを反復した。氷酢酸を攪拌しながら4
−エチルピリジン(105.25g)を約15分かけて
添加した。次いでヨウ化メチル(134.18g)を徐
々に約1時間かけて添加した。次いで混合物を2日間還
流し、その終りにイオン選択電極による分析で22%ヨ
ウ化物を示し、反応が完了したと考えた。この溶液を実
施例に使用した。図10に示した結果では、実施例Aに
比較して酢酸に関し水の揮発度の減少を示さなかつた。
(EPI)(組成物中43.9重量%)を使用して実施
例Aを反復した。氷酢酸(188.3g)を攪拌しなが
ら4−エチルピリジン(101.12g)を約15分か
けて添加した。次いでヨウ化水素(57重量%水溶液の
210.5g)を徐々に約10分かけて添加した。次い
で混合物を2日間還流し、その終りに水とヨウ化物含有
量を分析した。結果は水分の15−25重量%の範囲に
亘つて酢酸に関し水の揮発度の減少を示さなかつた。
成物から酢酸を回収する方法において、ヨウ化物化合物
を使用して、蒸気中の酢酸濃度を大きくする気液平衡が
得られる効果的な方法が突き止められ、これによりヨウ
化物化合物を使用する分別蒸留の効率的な方法が提供で
き、特にカルボニル化方法からの液体反応組成物の様な
酢酸と水とからなる組成物から酢酸を回収する場合、従
来のたな段精留塔または充填精留塔の単なる精留に比較
して、ヨウ化物化合物を塔上部から導入することによ
り、たな段精留塔または充填精留塔の段効率を大幅に増
加し、従って塔の寸法を小型化でき、酢酸と水とからな
る組成物から酢酸を回収するのに工業的に有利な精留塔
が提供できる。
E)のデ−タを収集する装置の概要図である。
水組成物に対する気液平衡データのグラフ図である。
の、酢酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図
である。
の、酢酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図
である。
成物に対する気液平衡データのグラフ図である。
酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図であ
る。
酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図であ
る。
酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図であ
る。
合の、酢酸−水組成物に対する気液平衡データのグラフ
図である。
−水組成物に対する気液平衡データのグラフ図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 組成物を、組成物中の酢酸の少なくとも
一部分を含む蒸気相と、組成物中の酢酸の残部を含む液
体相とに分配し、次いで両相を分離することからなる酢
酸と水からなる組成物から酢酸を回収する方法におい
て、酢酸に関して水の揮発性を抑制するために、元素の
周期表のIA族元素もしくはIB族元素または水素もし
くはアルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以
上を使用する方法。 - 【請求項2】 酢酸と水からなる組成物を、高温および
高圧に掛け、次いでヨウ化物化合物を一緒にまたは別々
にフラッシュ区域に導入し、その区域から蒸気相および
液体相を別々に取出す請求項1記載の使用方法。 - 【請求項3】 酢酸と水からなる組成物を、ヨウ化物化
合物と共にまたは別々に一つまたはそれ以上の分離段階
からなる分別蒸留区域に導入し、組成物の低沸点成分を
蒸留区域から頂部生産物流れとして回収し、組成物の高
沸点成分を基部生産物流れとして回収することにより、
組成物からの酢酸の少なくとも一部分を水の一部と共に
蒸留区域の基部より上方の地点で回収する請求項1記載
の使用方法。 - 【請求項4】 酢酸と水からなる組成物が、酢酸製造の
ためのカルボニル化工程からの液体反応組成物からなる
請求項1−3のいずれか一項に記載の使用方法。 - 【請求項5】 ヨウ化物化合物がヨウ化水素、ヨウ化カ
ルシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化アルミニウム、ヨウ
化カリウムおよび/またはヨウ化ナトリウムからなる請
求項1−4のいずれか一項に記載の使用方法。 - 【請求項6】 ヨウ化物化合物が、組成物中または液体
相中のその場で生成される請求項1−5のいずれか一項
に記載の使用方法。 - 【請求項7】 ヨウ化物化合物が、組成物を蒸気相と液
体相に分配する前に組成物に添加される請求項1−5の
いずれか一項に記載の使用方法。 - 【請求項8】 組成物を、50℃−300℃の範囲の温
度で蒸気相と液体相に分配する請求項1−7のいずれか
一項に記載の使用方法。 - 【請求項9】 組成物を、0.1バール−50バールの
範囲の圧力下で蒸気相と液体相に分配する請求項1−8
のいずれか一項に記載の使用方法。 - 【請求項10】 (a)組成物に、組成物中の酢酸の少
なくとも一部分を含む蒸気相、および組成物中の酢酸の
残部を含む液体相とを生成するための温度および圧力条
件を掛ける工程と、(b)蒸気相と液体相とに分離する
工程とによつて酢酸と水からなる液体組成物から酢酸を
回収する方法において、液体組成物がさらに、酢酸に関
して水の揮発性を抑制するために、元素の周期表のIA
族元素もしくはIB族元素または水素もしくはアルミニ
ウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以上を含むこと
を特徴とする液体組成物から酢酸を回収する方法。 - 【請求項11】 酢酸と水からなる組成物に高温および
高圧を掛け、次いでヨウ化物化合物と共にまたは別々に
フラシュ区域に導入し、その区域から蒸気相および液体
相を別々に取出す請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 酢酸と水からなる組成物を、ヨウ化物
化合物と共にまたは別々に、一つまたはそれ以上の分離
段階からなる分別蒸留区域に導入し、組成物の低沸点成
分を蒸留区域から頂部生産物流れとして回収し、組成物
の高沸点成分を基部生産物流れとして回収することによ
り、組成物からの酢酸の少なくとも一部分が水の一部と
共に蒸留区域の基部より上方の地点で回収される請求項
10記載の方法。 - 【請求項13】 酢酸と水からなる組成物が、酢酸製造
のためのカルボニル化工程からの液体反応組成物からな
る請求項10−12のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項14】 ヨウ化物化合物が、ヨウ化水素、ヨウ
化カルシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化アルミニウム、
ヨウ化カリウムおよび/またはヨウ化ナトリウムからな
る請求項10−13のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項15】 ヨウ化物化合物が、組成物中または液
体相中のその場で生成される請求項10−14のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項16】 ヨウ化物化合物が、組成物を蒸気相と
液体相に分配する前に組成物に添加される請求項10−
14のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項17】 組成物を50℃−300℃の範囲の温
度で蒸気相と液体相に分配する請求項10−16のいず
れか一項に記載の方法。 - 【請求項18】 組成物を0.1バール−50バールの
範囲の圧力下で蒸気相と液体相に分配する請求項10−
17のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項19】 a)メタノール、ヨウ化メチル、酢酸
メチルおよび/またはジメチルエーテルと一酸化炭素と
を、反応区域中の液体相中で、カルボニル化触媒と少な
くとも限定量の水との存在下で、50−400℃の温度
でかつ1−15000psigの一酸化炭素の圧力下で
反応させて酢酸を生産する工程と、 b)反応区域から液体反応組成物を取出す工程と、 c)液体反応組成物を、反応区域の圧力以下の圧力下
で、追加加熱してまたは加熱しないでフラッシュ区域に
導入して、酢酸カルボニル化生産物の一部分と水とから
なる蒸気相および液体相を生産する工程と、 d)酢酸に関して水の揮発性を抑制するために、元素の
周期表のIA族元素もしくはIB族元素または水素もし
くはアルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以
上を、液体反応組成物と共にまたは別々にフラッシュ区
域に導入する工程と、 e)フラッシュタンクから蒸気相および液体相を別々に
取出す工程の諸工程からなる酢酸の製造方法。 - 【請求項20】 酢酸と水とからなる液体組成物を精留
するためのたな段塔において、元素の周期表のIA族元
素の、またはIIA族元素の、または水素の、またはア
ルミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以上を、
精留工程の間中、塔の各々のたな段中に効果的に充分量
の前記ヨウ化物化合物を保持するために、氷酢酸中の前
記ヨウ化物化合物の濃厚物または懸濁物を制御された量
で連続的に導入する入口を塔の上部分に備えたことを特
徴とするたな段精留塔。 - 【請求項21】 酢酸と水とからなる液体組成物を精留
するための充填塔において、元素の周期表のIA族元素
の、またはIIA族元素の、または水素の、またはアル
ミニウムのヨウ化物化合物の一つまたはそれ以上を、精
留工程の間中、塔の充填物の表面に効果的に充分量の前
記ヨウ化物化合物を保持するために、氷酢酸中の前記ヨ
ウ化物化合物の濃厚物または懸濁物を制御された量で連
続的に導入する入口を塔の上部分に備えたことを特徴と
する充填精留塔。
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