JPH0578313B2 - - Google Patents

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JPH0578313B2
JPH0578313B2 JP26525785A JP26525785A JPH0578313B2 JP H0578313 B2 JPH0578313 B2 JP H0578313B2 JP 26525785 A JP26525785 A JP 26525785A JP 26525785 A JP26525785 A JP 26525785A JP H0578313 B2 JPH0578313 B2 JP H0578313B2
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Toshiro Hanada
Kazuhiko Yamanishi
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
「発明の利用分野」 本発明は、体液、例えば血清等に含まれるスー
パーオキシドジスムターゼ(以下、SODと略称
する。)活性測定法に関する。 「発明の背景」 自然界に於て、微生物、植物、高等動物など好
気的成物は、分子状酸素を有効に利用して生命維
持に不可欠なエネルギーを効率よく得ているが、
同時に種々の活性酸素が生成し、これが生体にさ
まざまな害を及ぼすことが知られている。例えば
活性酸素の1つであるスーパーオキシドアニオン
(以下、O2−. とする。)は炎症、発癌、老化、ま
た、核酸・酵素・脂質などの変性の原因となるな
ど、広範囲にわたり生体にとつて有害である。 SODは好気的成物のすべてに普遍的に存在し、
超酸化物不均化酵素ともよばれ、生体内のO2−.
の不均化反応、即ち、2O2−. +2H+→O2+H2O2
を触媒する酵素であり、生体を酸素毒性から守つ
ている。 赤血球、白血球、組織切片中のSOD活性測定
と臨床的意義に関する報告は多いが、血清中の
SODについては蛋白成分をはじめ種々の成分が
SOD測定値に影響を及ぼす為、未だ充分な検討
はなされていない。現在行われているSOD活性
測定法は、いずれの方法もO2−. を発生させる系
とO2−. を検出する系とから構成され、SODがO2
−. の不均化を促進することによつてO2−. の生成
量が減少するのを利用したものである。 SOD活性測定法に於けるO2−. の発生系には、
超酸化化合物、例えば超酸化カリウムによりO2
−. を生成させる系や還元型補酵素と電子伝達体の
反応によりO2−. を生成させる系等もあるが、現
在、主としてキサンチンにキサンチンオキシダー
ゼを作用させる方法が一般に用いられている。こ
の反応を次に示す。 キサンチン+O2+H2Oキサンチンオキシダー
ゼ −−−−−−−−−−−→ 尿酸+2H++O2−. また、O2−. の検出系には、O2−. の還元作用を
利用したニトロテトラゾリウムブルー(以下、
NO2−TBと略称する。)法、チトクロームC法、
O2−. の酸化作用を利用したエピネフリン法、ピ
ロガロール法、6−ヒドロキシドーパミン法など
がある。 これらSOD活性測定法の原理を、O2−. の発生
系にキサンチン、キサンチンオキシダーゼを用
い、O2−. の検出系に、NO2−TB法を用いた方法
を例にとり下式に示す。
【表】 即ち、O2−. 発生系に於て、例えばキサンチン
オキシダーゼはキサンチンと分子状酸素(O2
との反応を触媒し、O2−. を生じるが、この系に
SODが存在すると、O2−. の不均化が促進され生
じたO2−. はO2とH2O2とになる。ここに生成する
O2−. はチトクロームC、NO2−TBなどを還元・
発色させ、又、エピネフリン、ピロガロール、6
−ヒドロキシド−パミンなどを酸化・発色させる
性質を有するので、この性質を利用して試薬盲検
値に対する検体吸光度の減少を測定しSOD活性
値を求めている。従つて、これらの方法はいずれ
も試薬盲検値が高い為測定精度が悪く、また、測
定範囲も狭いなどの欠点を有している。 かかる状況に於て、本発明者らはO2−. を基質
とするSOD活性の測定法について鋭意研究を重
ね、電子伝達体の共存下、O2−. にSODが作用し
て生ずるH2O2を定量することによりSOD活性が
測定し得ることを見出し、先に特許出願している
(特願昭60−40526号)。また、更にそれを改良し
た試薬盲検値の変動がなく且つ感度及び検量線の
直線性に優れたSOD活性測定法についても特許
出願している(特願昭60−144168号)。 この前者の発明は、通常O2−. はそれ自体の不
均化反応により次第にH2O2に変化するが、そこ
に電子伝達体が存在するとO2−. 自体の不均化反
応によるH2O2生成は起らず、この系にSODが存
在する場合のみ、その活性量に比例してH2O2
生成するという事実に基づきなされたものであ
り、後者の発明は、前者の発明に更にマレイミド
又はマレイミド誘導体を反応系に共存させると、
試薬盲検値の変動がなくなり、且つ感度及び直線
性も改善されるという事実に基づきなされたもの
である。しかしながら、その後の研究の結果、上
記方法では検量線の直線性がSOD活性値約
100U/mlまでであり、SODの高値を示す試料に
ついては実用上必ずしも満足し得るものではない
ことが判明した。 「発明の目的」 本発明は、電子伝達体、マレイミド又は特定の
マレイミド誘導体、及び特定のカルボニル化合物
の共存下、O2−. にSODが作用して生ずるH2O2
定量することにより行う体液中のSOD活性の測
定法に於て、検量線の直線性に優れ、且つ検量範
囲が極めて広い、精度の高いSOD活性測定法を
提供することを目的とする。 「発明の構成」 本発明は、スーパーオキシドアニオンを基質と
し、電子伝達体、一般式〔A〕
【式】 (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表
わす。)で示される化合物、及び一般式〔B〕
【化】 (式中、R1,R2及びR3は夫々独立して水素原
子、低級アルキル基、水酸基、スルホン酸基又は
低級アルコキシ基を表わす。)で示されるカルボ
ニル化合物の存在下、これにスーパーオキシドジ
スムターゼ(SOD)が作用して生ずる過酸化水
素を定量することにより行うSOD活性測定法に
於て、臭素イオンの共存下に該測定を行うことを
特徴とするSOD活性測定法の発明である。 即ち、本発明は、SODが存在するO2−. 生成系
に、電子伝達体、マレイミド又は特定のマレイミ
ド誘導体、及び特定のカルボニル化合物を共存さ
せ、この系で生成するH2O2を測定することによ
つてSOD活性を測定しようとする際、O2−. 生成
系に臭素イオンを共存させると、検量線の直線性
が改善されるということを本発明者らが初めて見
出し完成させたものである。 本発明に於ける臭素イオンを他のハロゲンイオ
ンと置き換えた場合には、本発明の如き効果は得
られない。即ち、臭素イオンの代りに他のハロゲ
ンイオンを用いた場合には、検量線が何段にも折
れ曲がつたり、或は、全く発色せず、測定不能で
あつたりで、むしろ逆効果であることが確認され
ている。 このように、ハロゲンイオン中で臭素イオンだ
けが本発明の目的を達成し得、他のハロゲンイオ
ンの場合には却つて逆効果であるということは、
極めて意外なことである。 本発明に用いられる臭素イオンの濃度は特に限
定されないが、通常、O2−. 生成系中、0.05ミリイ
オン当量/〜10ミリイオン当量/が好ましく
用いられる。臭素イオン源としては、臭素イオン
B- rを解離するものであればいずれにてもよいが、
通常は無機及び有機の臭素塩類がより好ましく用
いられる。無機臭素塩類としては、例えば、臭化
アンモニウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、
臭化リチウム、臭化マグネシウム等の塩類や、臭
化水素酸をアルカリ性物質で中和したその他の塩
類などが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。また、有機臭素塩類としては、例え
ば、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、テ
トラメチルアンモニウムブロミド、セチルジメチ
ルエチルアンモニウムブロミド、及びセチルピリ
ジニウムブロミドなどのカチオン性界面活性剤
や、臭化水素酸を有機塩基性物質例えばアミン類
等で中和した化合物などが挙げられるが、これら
に限定されるものではない。 本発明に用いられる一般式〔A〕で示される化
合物としては、例えばマレイミド、N−エチルマ
レイミド(以下NEMと略称する。)等が使用で
きるが、なかでもNEMが水に対する溶解性が優
れているという点で好ましく用いられる。 本発明に於て用いられる一般式〔A〕で示され
る化合物の濃度は、反応液中0.5mmol/l以上で
あれば有効であるが、通常は2〜40mmol/lの範
囲が好ましく用いられる。 本発明に用いられる一般式〔B〕で示されるカ
ルボニル化合物としては、例えば2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフエノン−5−スルホン
酸、o−ヒドロキシベンゾフエノン、p−ヒドロ
キシベンゾフエノンなどが挙げられる。使用濃度
は反応液中0.5mmol/l以上であれば有効である
が、通常は1mmol/l〜40mmol/lの範囲が好
ましく用いられる。 本発明の方法に於て用いられる電子伝達体とし
ては、例えばフエナジンメトサルフエート
(PMS)、1−メトキシ−5−メチルフエナジニ
ウムメチルサルフエート(1−メトキシPMS)、
9−ジメチルアミノベンゾ−α−フエナゾキソニ
ウムクロリド(メルドラブルー)等が挙げられる
がこれらに限定されるものではなく、これらと同
等の作用を有する電子伝達体は全て使用可能であ
る。これらは夫々単独で用いても2種以上混合し
て用いてもかまわない。これら電子伝達体の使用
濃度は特に限定されないが、通常0.001〜1mMが
好ましく用いられる。 本発明に用いられるO2−. 生成系としては、キ
サンチンとキサンチンオキシダーゼとの反応によ
りO2−. を生成させる系、超酸化化合物(例えば
超酸化カリウム)によりO2を生成させる系、又
は還元型補酵素と電子伝達体との反応によりO2
−. を生成させる系が主として用いられるが、その
他の方法、例えば還元型フラビンとO2との反応、
低原子価の遷移金属イオンによるO2の還元、O2
の電解還元などにより生成するO2−. 等も利用で
きることは勿論である。 酵素反応の液性は中性からアルカリ性であれば
よいが、通常PH7〜10が好ましく用いられる。 本発明の方法は、SODの作用により一定時間
内に生成したH2O2量を測定することによつて酵
素活性を求める方法であり、H2O2と反応して発
色する発色剤を酵素反応系に存在させ、その呈色
の単位時間当りの吸光度変化量からSOD活性を
求める、いわゆるレイト法でも測定可能である
が、又、一定時間酵素反応させ反応を停止させた
後に吸光度を測定する、いわゆるエンド法でも測
定可能である。一般に、用手法で行う場合にはエ
ンド法を用いることが多い。エンド法は、所定時
間酵素反応させた後に反応を停止させ生成した
H2O2を定量する方法である為、反応停止剤が必
要となる。この場合、一定時間酵素反応と発色反
応を行つた後反応停止剤を加えて反応を停止させ
吸光度を測定する方法でも、又一定時間酵素反応
させた後反応停止剤を加えて酵素反応を停止させ
ると同時に発色反応を行わせる方法でも可能であ
るが、前者の方法によると発色剤やPODにより
酵素反応が阻害されることがある為、後者の、反
応を停止させると同時に発色反応を行わせる方法
が好ましい。反応停止剤としては、H2O2の定量
が通常ペルオキシダーゼ(POD)と被酸化性呈
色試薬とを用いて行われたり、4価のチタン化合
物と2−(5−ブロモ−2−ピリジルアゾ)−5−
(N−プロピル−N−スルホプロピルアミノ)フ
エノール又は/及びその塩とから成る試薬を用い
て行われることを考慮すると、液性が中性付近で
且つこれら呈色試薬の発色に影響を与えないよう
な反応停止剤が要求される。 これらの要求にかなうものとして本発明者らは
先の特許出願(前述)に於てデシル硫酸又はその
塩、ドデシル硫酸又はその塩、及びドデシルベン
ゼンスルホン酸又はその塩から成る群より選ばれ
た1種又は2種以上の混合物を反応停止剤として
取り上げ、これらを用いることにより問題点が解
決し得ることを見出したが、本発明に於てもこれ
らの反応停止剤が停止剤としての効果になんら変
りがなく有効に使用し得ることを確認した。 反応停止剤の濃度は、1.5mmol/l以上であれ
ば充分その機能を発揮するが、通常3〜100mm
ol/lが好ましく用いられる。又液性は、最終呈
色液の液性が発色反応の至適条件に合うように自
由に選択できるが、通常はPODの安定性、被酸
化性呈色試薬の安定性、呈色に適した液性などを
考慮してPH4〜9が好ましく用いられる。 本発明のSOD活性測定法におけるH2O2の定量
法及びH2O2定量用試薬としては、従来行われて
いるH2O2のいずれの定量法でも、又、従来用い
られているH2O2のいずれの定量用試薬でもよく、
例えばペルオキシダーゼと被酸化性呈色試薬との
組合せでH2O2を定量する方法及びこれに用いる
被酸化性呈色試薬その他の定量用試薬はすべて使
用可能である。かかる被酸化性呈色試薬としては
例えば、4−アミノアンチピリン(以下4−
AAPと略称する。)と、フエノール系化合物又
は、N,N−ジ置換アニリン系化合物とを組合せ
た被酸化性呈色試薬、3−メチルベンゾチアゾリ
ノンヒドラゾン(MBTH)とアニリン系化合物
との組合せ試薬、2,2′−アジノビス(3−エチ
ルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)
(ABTS)、トリフエニルメタン系ロイコ色素、
ベンジジン誘導体、o−トリジン誘導体、ジフエ
ニルアミン誘導体、トリアリルイミダゾール誘導
体、o−フエニレンジアミン、ロイコメチレンブ
ルー誘導体等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。この他、PODを用いない方法
として最近開発された4価のチタン化合物と2−
(5−ブロモ−2−ピリジルアゾ)−5−(N−プ
ロピル−N−スルホプロピルアミノ)フエノール
又は/及びその塩との組合せ試薬を用いる方法等
もH2O2の定量法として使用できる。 被酸化性呈色試薬及び酸化発色後のその呈色を
より安定化させるには、本発明者らが先の特許出
願に於て述べたように、β−シクロデキストリン
又は/及びその誘導体、若しくはγ−シクロデキ
ストリン又は/及びその誘導体を溶液中に共存さ
せればよい。 これらの濃度としてはβ−シクロデキストリン
は溶解中通常0.01〜1.5重量/容量%、γ−シク
ロデキストリンは0.1〜3重量/容量%、β−シ
クロデキストリン誘導体は0.1〜5重量/容量%、
γ−シクロデキストリン誘導体は0.1〜5重量/
容量%が夫々用いられ、又、これら2種以上の化
合物を上記濃度で任意の比率で混合して用いても
よい。 シクロデキストリン誘導体としては例えば、 β−CD(−OH)19(ONO22 β−CD(−OH)19.2(OPO3H)1.8 β−CD(−OH)19(OSO3H)2 β−CD(−OH)18.5(−O−CH2−CO2H)2.5 β−CD(−OH)19.3(−O−CH2CH2CH2
SO3H)1.7 β−CD(−OH)18.5(−O−CH2CH2CH2
SO3H)2.5 β−CD(−OH)18.0(−O−CH2CH2CH2
SO3H)3.0 β−CD(−OH)7(−OCH314 β−CD(−OCH321 等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。 本発明の方法を実施するには、例えば、キサン
チンを0.05〜20mmol/l、電子伝達体、例えば1
−メトキシPMSを0.001〜1mmol/l、臭素イオ
ンを0.05〜10ミリイオン当量/、一般式〔A〕
で示される化合物、例えばNEMを2〜40mmol/
l一般式〔B〕で示されるカルボニル化合物を1
〜40mmol/l含むPH約7〜10の緩衝液(第1試
液)の一定量に、一定量の血清を加え、37℃に加
温後、キサンチンオキシダーゼの反応液中濃度が
10〜200U/lになるようにキサンチンオキシダ
ーゼを含むPH7〜10の緩衝液(第2試液)の一定
量を加えて37℃で一定時間酵素反応させる。その
後、反応停止剤、POD、被酸化性呈色試薬、及
び要すればβ−(又は/及びγ−)シクロデキス
トリン又は/及びその誘導体を含む緩衝液(第3
試液)の一定量を加えて酵素反応を停止させると
同時に生成したH2O2と被酸化性呈色試薬との発
色反応を開始させ、37℃で一定時間反応させた後
呈色度を測定する。第3試液の液性は、最終呈色
液の液性が被酸化性呈色試薬の至適発色液性にな
るように適宜選択すればよい。 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により
何ら限定されるものではない。 「実施例」 実施例 1 [試薬] 第1試液 キサンチンを0.3mmol/l−メトキシPMSを
0.03mmol/l、臭化ナトリウムを7mmol/l、
NEMを8mmol/l、HMBPを5mmol/lの濃度
になるように、0.05Mリン酸塩緩衝液(PH8.0)
に溶解した。 第2試液 キサンチンオキシダーゼを60U/の濃度にな
るように、0.05Mリン酸塩緩衝液(PH8.0)に溶
解した。 第3試液 ドデシル硫酸ナトリウムを70mmo/、N−
エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロ
ピル)−m−トリイジンナトリウム(TOOS)を
0.2%、4−AAPを0.02%、PODを5000U/の
濃度になるように、0.2Mリン酸−ナトリウム溶
液に溶解した。 [試料] Sigma社製人由来SOD(Product Number
S7006)をイオン交換水で、50,100,150U/ml
になるように溶解し調製した。 [操作法] 試料100uをとり、第1試液1.0mlを加え、37
℃恒温槽中3分間加温後、第2試液1.0mlを加え
て、更に37℃で20分間加温した。次いで、第3試
液2.0mlを加えて混和し、37℃で5分間加温後、
試料の代りにイオン交換水を用いて同様に操作し
た試薬盲検を対照として、波長555nmの吸光度を
測定した。別にイオン交換水を対照として試薬盲
検の吸光度を測定した。 第1図にSOD活性値と吸光度との関係を示す。
第1図から明らかな如く、各SOD活性値に対し
てプロツトした吸光度を結ぶ検量線は原点を通
り、SOD活性値150U/mlまで直線性を示した。 比較例 1 [試薬] 第1試液 実施例1.の第1試液の組成から、臭化ナトリウ
ムを除いた組成の試液を調製した。 第2試液 実施例1.の第2試液に同じ。 第3試液 実施例1.の第3試液に同じ。 [試料] 実施例1.に同じ。 [操作法] 実施例1.に同じ。 実施例1.及び比較例1.の試薬盲検の吸光度と検
体(SOD150U/ml含有)の吸光度を表1に示す。
また、比較例1.の検量線を第2図に示す。
【表】 体吸光度は試薬盲検を対照として測定し
た値
表1より明らかな如く、試薬盲検吸光度は、実
施例1.と比較例1.と間に有意差がないが、検体吸
光度は実施例1.と比較例1.とで明らかに差があ
り、第1図に示したように、本発明の方法は、
SOD150U/mlまで直線性を有しているが、第2
図に示す如く、比較例1.では、SOD150U/mlの
吸光度は、直線域から大幅に外れている。 実施例 2 [試薬] 第1試液 実施例1.の第1試液に於て、臭化ナトリウム7
mmol/lの代りに、セチルトリメチルアンモニウ
ムブロミド2.75mmol/lを用いた試液を調製し
た。 第2試液 実施例1.の第2試液に同じ。 第3試液 実施例1.の第3試液に同じ。 [試料] 実施例1.に同じ。 [操作法] 実施例1.に同じ。 第3図に本実施例に於けるSOD活性値と吸光
度との関係を示す。第3図より明らかな如く、各
SOD活性値に対してプロツトした吸光度を結ぶ
検量線は原点を通り、SOD活性値150U/mlまで
直線性を示した。 実施例 3 [試薬] 第1試液 実施例2.の第1試液に於て、セチルトリメチル
アンモニウムブロミド2.75mmol/lの代りに、テ
トラメチルアンモニウムブロミド5mmol/lを用
いた試液を調製した。 第2試液 実施例1.の第2試液に同じ。 第3試液 実施例1.の第3試液に同じ。 [試料] 実施例1.に同じ。 [操作法] 実施例1.に同じ。 比較例2,3 実施例3.の第1試液に於けるテトラメチルアン
モニウムブロミドをテトラメチルアンモニウムク
ロリド(比較例2)又はテトラメチルアンモニウ
ムアイオダイド(比較例3)に置き換えた第1試
液を用い、その他は実施例3.と全く同様にして
SOD活性値を測定し、検量線を作成した。 実施例3.及び比較例2,3.の検量線を第4図に
示す(但し、実施例3.の検量線は−○−で示し、
比較例2.の検量線は−−×−−で示す。また、比
較例3の測定結果は・で示した。)。第4図より明
らかな如く、各SOD活性値に対してプロツトし
た吸光度を結ぶ検量線は、実施例3.ではSOD活性
値150U/mlまで原点を通る直線になるが、比較
例2ではSOD活性値0〜50U/ml、50〜100U/
ml及び100〜150U/mlで夫々検量線の傾きが異な
り定量性がなく、また比較例3ではいずれの場合
も全く発色せず、測定不能であつた。 「発明の効果」 以上に詳述した如く、本発明は、体液、例えば
血清等に含まれるSODの活性値を、電子伝達体、
マレイミド又は特定のマレイミド誘導体、特定の
カルボニル化合物及び臭素イオンの存在下、
SODの作用でO2−. から生成するH2O2を測定する
ことにより求める方法を提供するものであり、本
測定系に臭素イオンを共存させたことにより、検
量線の直線性が改善され、検量範囲が一段と広く
なつた点に顕著な効果を奏する発明であつて、斯
業に貢献するところ大なる発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1に於て得られた検量線を、
第2図は比較例1に於て得られた検量線を、ま
た、第3図は実施例2に於て得られた検量線を
夫々示す。また、第4図は実施例3及び比較例2
に於て得られた検量線と、比較例3に於て得られ
た測定結果を示す(但し、−○−は実施例3の検
量線を表わし、−−×−−は比較例2の検量線を
表わす。また、・は比較例3の測定結果を示す。)。
いずれも、横軸の各SOD活性値(U/ml)につ
いて得られた吸光度を縦軸に沿つてプロツトした
点を結んだものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スーパーオキシドアニオンを基質とし、電子
    伝達体、一般式〔A〕 【式】 (式中、Rは水素原子又は低級アルキル基を表
    わす。)で示される化合物、及び一般式〔B〕 【化】 (式中、R1,R2及びR3は夫々独立して水素原
    子、低級アルキル基、水酸基、スルホン酸基又は
    低級アルコキシ基を表わす。)で示されるカルボ
    ニル化合物の存在下、これにスーパーオキシドジ
    スムターゼ(SOD)が作用して生ずる過酸化水
    素を定量することにより行うSOD活性測定法に
    於て、臭素イオンの共存下に該測定を行うことを
    特徴とするSOD活性測定法。
JP26525785A 1985-03-01 1985-11-26 ス−パ−オキシドジスムタ−ゼ活性測定法 Granted JPS62126998A (ja)

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JP26525785A JPS62126998A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 ス−パ−オキシドジスムタ−ゼ活性測定法
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