JPH0579073U - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JPH0579073U JP016858U JP1685892U JPH0579073U JP H0579073 U JPH0579073 U JP H0579073U JP 016858 U JP016858 U JP 016858U JP 1685892 U JP1685892 U JP 1685892U JP H0579073 U JPH0579073 U JP H0579073U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リターンスプリング20の各係止部22・2
4が裏金2B・3Bの係止孔21・23から抜け出るこ
とを防止し、かつ該リターンスプリング20のスプリン
グ部25がディスク1と干渉することを防止する。 【構成】 キャリパ4のキャリア5への組付後におい
て、リターンスプリング20を3箇所で支持し、更に該
リターンスプリング20のスプリング部25を、該キャ
リパ4の凹部4Bに沿って、ディスク1の外方側に曲げ
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両等に使用されるディスクブレーキに係り、特にディスクから摩 擦パッドを離間させるひきずり防止用のリターンスプリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にディスクブレーキとしては、図4及び図5に示すものが従来より知られ ている。 このディスクブレーキは、ディスク1の両側に対向配置され、ディスク1の軸 方向(紙面と直交する方向)に移動自在に支持された一対の摩擦パッド2・3と 、これら摩擦パッド2・3及びディスク1を跨ぐように配置されたディスクパス 部4Cを有し、その先端が一方の摩擦パッド2の裏面を押圧する爪部(反作用部 ;図3に符号4Dで示す)とされたキャリパ4とを備え、このキャリパ4内に組 み込まれたピストン(図3に符号4Eで示す)で他方の摩擦パッド3の裏面を押 圧し、また、その反作用で爪部を介して前記一方の摩擦パッド2の裏面も押圧し て、ディスク1を二つの摩擦パッド2・3で挟み付けて制動するものである。
【0003】 なお、前記摩擦パッド2・3は、ディスク1と摺動する摩擦材2A・3Aと、 これら摩擦材摩擦材2A・3Aを裏側から支持する裏金2B・3Bとからそれぞ れ構成されている。 また、図4において符号5で示すものはキャリパ4及び摩擦パッド2・3を支 持するキャリアであり、符号6で示すものは、このキャリア5に取り付けられて 、ピストンにより摩擦パッド2・3が押圧された場合に、該摩擦パッド2・3を ディスク1の軸方向(紙面と直交する方向)に移動自在に支持するパッドガイド である。 また、前記摩擦パッド2・3には、これら摩擦パッド2・3をディスク1から 離間させる力を付与するリターンスプリング7が設けられており、このリターン スプリング7により、非制動時において、これら摩擦パッド2・3の摩擦材2A ・3Aとディスク1との引き摺りを防止するようにしている。
【0004】 このリターンスプリング7は、図5に示すようにその一方の端部に設けられた 係止部8が、一方の摩擦パッド2の裏金2Bの係止孔9に挿入状態で係止され、 また、他方の端部に設けられた係止部10が、他方の摩擦パッドの3の裏金3A の係止孔11に挿入状態で係止されるものであり、かつ、その中央のスプリング 部12により、前記裏金2B・3Bを互いに離間させる方向に付勢させる機能を 有している。 これにより、キャリパ4のピストンによる制動が中止された場合には、リター ンスプリング7のスプリング部12によって、摩擦パッド2の裏金2Bが矢印( イ)方向に付勢され、また、摩擦パッド3の裏金3Bが矢印(ロ)方向に付勢さ れる、すなわち、非制動時において、これら裏金2B及び3Bが互いに離間し、 これによって摩擦材2A及び3Aがディスク1に引き摺られることを防止できる ものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成されたディスクブレーキにおいては、リターンス プリング7の両係止部8・10と、摩擦パッド2・3の裏金2B・3Bの係止孔 9・11との各係止位置が、図4に示すようにキャリパ4の外側にあり、かつこ のリターンスプリング7の各係止部8・10が、裏金2B・3Bの係止孔9・1 1に差し込まれているだけであるので、その寸法によっては、振動などによりリ ターンスプリング7の各係止部8・10が裏金2B・3Bの係止孔9・11から 抜け出て、該リターンスプリング7が外れ易くなり、隙間等を小さくすると、該 リターンスプリング7のスプリング部12がディスク1と干渉するという虞もあ った。
【0006】 この考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、振動などによりリタ ーンスプリング7の各係止部8・10が、裏金2B・3Bの係止孔9・11から 抜け出ることを防止し、かつリターンスプリング7のスプリング部12がディス ク1と干渉することを確実に防止できるディスクブレーキの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、ディスクを挟んで対向する位置関係に 設けられた一対の摩擦パッドと、これら摩擦パッドを跨ぐディスクパス部を有し 、該摩擦パッドをディスクの近接方向に共に変位させるキャリパと、前記摩擦パ ッドを連結するように設けられて、該摩擦パッドをディスクの離間方向に共に付 勢するリターンスプリングとを有するディスクブレーキにおいて、 前記リターンスプリングは、両端部にそれぞれ設けられて、摩擦パッドに形成 された係止孔にそれぞれ挿入状態で係止される係止部と、これら係止部の間に設 けられて、これら係止部を互いに連結するスプリング部とを有し、 前記リターンスプリングの各係止部を、ディスク外周側の摩擦パッドの端部に 形成された係止孔に係止させるとともに、キャリパ組付後において該キャリパの ディスクパス部の内側に配置させるようにし、 前記キャリパのディスクパス部の内側に、凸部と、この凸部から該キャリパの 中央部に向けて連続的に凹部とを形成し、 キャリパ組付後において、前記リターンスプリングのスプリング部をキャリパ の凸部に接触させ、また、前記リターンスプリングの係止部の基端側を摩擦パッ ドに形成された係止孔の入口部に接触させ、更に、前記リターンスプリングの係 止部の先端側を摩擦パッドに形成された係止孔の深部に接触させ、更に、前記ス プリング部を、該キャリパの凹部に沿って、ディスクの外方側に曲げるようにし ている。
【0008】
【作用】
この考案によれば、キャリパ組付後において、リターンスプリングのスプリン グ部はキャリパのディスクパス部の内側に形成された凸部に接触され、また、該 リターンスプリングの係止部の基端側は摩擦パッドに形成された係止孔の入口部 に接触され、更に、該リターンスプリングの係止部の先端側は前記係止孔の深部 に接触されるようになっている、すなわち、該リターンスプリングの一端側及び 他端側において、該リターンスプリングが3箇所でそれぞれ支持され、更にこれ らリターンスプリングの各係止部は、キャリパ組付後において該キャリパのディ スクパス部の内側に配置されることから、結果として、該リターンスプリングが 係止孔から抜け出ることを防止できる。 また、キャリパ組付後において、リターンスプリングの端部を前記のように支 持し、リターンスプリングのスプリング部を、キャリパの凸部との接触位置から 、キャリパの凹部の範囲において、ディスクの外方側に曲げるようにしているこ とから、リターンスプリングのスプリング部とディスクとの間に間隙を確実に形 成することができ、この間隙により、リターンスプリングのスプリング部が振動 した場合であっても、該スプリング部がディスクに接触、干渉することが防止さ れる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の構成を図1〜図3を参照して説明する。 なお、本実施例において、従来の技術と構成を共通にする箇所に同一符号を付 して説明を簡略化する。
【0010】 これらの図において、符号20で示すものは摩擦パッド2・3の間に設けられ て、該摩擦パッド2・3をディスク1から共に離間する方向に付勢するリターン スプリングである。 このリターンスプリング20は、一端部に設けられて、摩擦パッド2の裏金2 Bの外周側端面に形成された係止孔21に係止される係止部22(図1〜図3参 照)と、他端部に設けられて、摩擦パッド3の裏金3Bの外周側端面に形成され た係止孔23に係止される係止部24(図3参照)と、これら係止部22と24 との間に設けられて、これら係止部22・24とを互いに連結するスプリング部 25とが一体に設けられてなるものであり、このスプリング部25によって、裏 金2B及び3Bを互いに離間させ、これによって非制動時において、摩擦材2A 及び3Aがディスク1に引き摺られることを防止するようにしている。
【0011】 また、裏金2・3にそれぞれ形成された係止孔21・23は、ディスク1の面 方向に沿うとともに該ディスク1の内方側(図1及び図2では下方、図3では紙 面と直交する方向)に向けて延びるものであって、これら係止孔21・23に、 リターンスプリング20の係止部22・24がそれぞれ挿入された状態で、これ ら係止部22・24が係止されるようになっている。 また、これら係止孔21・23は、キャリパ4がキャリア5に組み付けられた 状態において、図1に符号100で示す幅分、該キャリパ4のディスクパス部4 Cの矢印(N)側に配置されており、このような位置関係に係止孔21・23が 設けられることにより、リターンスプリング20のスプリング部25が、キャリ パ4のディスクパス部4Cの内側に配置されるようになっている。
【0012】 一方、前記キャリパ4のディスクパス部4C内側には、リターンスプリング2 0のスプリング部25に接触して、該スプリング部25をディスク1の内方側( 矢印(ハ)側)に押圧する凸部4Aが設けられるとともに、この凸部4Aから該 キャリパ4の矢印(N)側に位置する中央部に向けては、連続的に凹部4Bが形 成されている。 なお、このキャリパ4のディスクパス4Cに形成された凹部4Bはその内面が 湾曲面となっており、ディスクパス部4Cの中央に設けられた窓(開口)4Fで 外部に開口している。また、凸部4Aはディスク1の周方向(N)−(M)に沿 い、かつ矢印(N)方向に向けて上方に傾斜する傾斜面となっている。
【0013】 また、キャリア5へのキャリパ4の組付後においては、図1及び図2に示すよ うに、前記リターンスプリング20のスプリング部25は、該キャリパ4のディ スクパス部4Cに形成された凸部4Aに接触され(符号Aで示す)、また、該リ ターンスプリング20の係止部22の基端側は、摩擦パッド2に形成された係止 孔21の入口部に接触され(符号Bで示す)、更に、該リターンスプリング20 の係止部22の先端側は、摩擦パッド2に形成された係止孔21の深部21Bに 接触される(符号Cで示す)。すなわち、該リターンスプリング20の一方の端 部において、該リターンスプリング20が、符号A,符号B,符号Cで示すよう に3箇所で支持され、更にこれらリターンスプリング20の係止部22は、キャ リパ4の組付後において、符号100で示す長さ分、該キャリパ4のディスクパ ス部4Cの矢印(N)側に配置されることから、結果として、該リターンスプリ ング20が係止孔21から抜け出ることを有効に防止できる効果が得られる。
【0014】 なお、このような符号A,符号B,符号Cで示す3箇所の支持構造は、図1及 び図2で示すように、リターンスプリング20の一方の係止部22を例に挙げて 説明したが、リターンスプリング20の他方の係止部24側も、図1及び図2と 同様に、符号A,符号B,符号Cで示すような3箇所の支持構造となっている。
【0015】 一方、キャリパ4をキャリア5に組み付けた場合には、前述したように、リタ ーンスプリング20のスプリング部25が、該キャリパ4のディスクパス4Cに 形成された凸部4Aに接触されるが、更に、このスプリング部25は、その中央 部25Aが、キャリパ4の凸部4A上の最突出部aを境として、この凸部4Aか ら凹部4Bの範囲において、該凹部4Bに沿うようにディスク1の外方側(矢印 (ニ)側)に曲げられている。なお、前記スプリング部25の中央部25Aを、 凸部4Aの最突出部を境aとして曲げた角度を図1に符号θで表す。 また、キャリパ4をキャリア5に組み付ける前の状態では、リターンスプリン グ20のスプリング部25は点線で示すように配置される。
【0016】 そして、上記のようなディスクブレーキでは、キャリア5に対するキャリパ4 の組付後において、リターンスプリング20のスプリング部25を、符号Aで示 すようにディスクパス部4C内側の凸部4Aに接触させ、更にこのリターンスプ リング20のスプリング部25の中央部25Aを、キャリパ4の凸部4Aから凹 部4Bの範囲において、ディスク1の矢印(ニ)で示す外方側に曲げるようにし ていることから、結果としてリターンスプリング20のスプリング部25とディ スク1との間に間隙101を形成することができ、この間隙101により、スプ リング部25に矢印(ニ)−(ホ)方向に沿う振動が発生した場合であっても、 該スプリング部25がディスク1に干渉することを未然に防止できる効果が得ら れる。
【0017】 また、ディスク1と摩擦パッド2・3との摺動により、該摩擦パッド2・3の 摩擦材2A・3Aが摩耗した場合には、リターンスプリング20の係止部22と 係止部24とは互いに近接することになるが、このような場合であっても、スプ リング部25の中央部25Aが、キャリパ4の凸部4A上の最突出部aを境とし て、この凸部4Aから凹部4Bの範囲において、ディスク1の外方側(矢印(ニ )側)に符号θで示す角度、曲げられていることから、該スプリング部25の中 央部25Aが矢印(ハ)方向に少なくとも角度θを越えて下がらず、この点にお いても該スプリング部25がディスク1に干渉することを防止できる効果が得ら れる。
【0018】 なお、本実施例では、図3に示すようにスプリング部25を平面視した場合に 、全体としてV字状に形成したが、このような形状に限定されず、係止部22・ 24を互いに離間させる付勢力を付与できるのであれば、M字状等の他の形状で あっても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のディスクブレーキによれば、キャリ パ組付後において、リターンスプリングのスプリング部はキャリパのディスクパ ス部の内側に形成された凸部に接触され、また、該リターンスプリングの係止部 の基端側は摩擦パッドに形成された係止孔の入口部に接触され、更に、該リター ンスプリングの係止部の先端側は前記係止孔の深部に接触されるようになってい る、すなわち、該リターンスプリングの一端側及び他端側において、該リターン スプリングが3箇所でそれぞれ支持され、更にこれらリターンスプリングの各係 止部は、キャリパ組付後において該キャリパのディスクパス部の内側に配置され ることから、結果として、該リターンスプリングが係止孔から抜け出ることを有 効に防止できる効果が得られる。 また、キャリパ組付後において、リターンスプリングの端部を前記のように支 持し、リターンスプリングのスプリング部を、キャリパの凸部との接触位置から 、キャリパの凹部の範囲において、ディスクの外方側に曲げるようにしているこ とから、リターンスプリングのスプリング部とディスクとの間に間隙を確実に形 成することができ、この間隙により、リターンスプリングのスプリング部が振動 した場合であっても、該スプリング部がディスクに接触することが未然に防止さ れる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクブレーキのリターンスプリング付近を
示す一部切欠き正断面図。
【図2】キャリパ組付前と組付後のリターンスプリング
を示す一部切欠き正断面図。
【図3】ディスクブレーキ全体を示す一部切欠き平面図
【図4】従来のディスクブレーキのリターンスプリング
付近を示す一部切欠き正断面図。
【図5】図4をV方向から視たリターンスプリングと摩
擦パッドとの取付状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 ディスク 2 摩擦パッド 3 摩擦パッド 4 キャリパ 20 リターンスプリング 21 係止孔 21B 係止孔21の深部 22 係止部 23 係止孔 24 係止部 25 スプリング部 101 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを挟んで対向する位置関係に設
    けられた一対の摩擦パッドと、これら摩擦パッドを跨ぐ
    ディスクパス部を有し、該摩擦パッドをディスクの近接
    方向に共に変位させるキャリパと、前記摩擦パッドを連
    結するように設けられて、該摩擦パッドをディスクの離
    間方向に共に付勢するリターンスプリングとを有するデ
    ィスクブレーキにおいて、 前記リターンスプリングは、両端部にそれぞれ設けられ
    て、摩擦パッドに形成された係止孔にそれぞれ挿入状態
    で係止される係止部と、これら係止部の間に設けられ
    て、これら係止部を互いに連結するスプリング部とを有
    してなり、 前記リターンスプリングの各係止部は、ディスク外周側
    の摩擦パッドの端部に形成された係止孔に係止されると
    ともに、キャリパ組付後において該キャリパのディスク
    パス部の内側に配置されるものであり、 前記キャリパのディスクパス部の内側には、凸部と、こ
    の凸部から該キャリパの中央部に向けて連続的に凹部と
    が形成され、 キャリパ組付後において、前記リターンスプリングのス
    プリング部はキャリパの凸部に接触され、また、前記リ
    ターンスプリングの係止部の基端側は摩擦パッドに形成
    された係止孔の入口部に接触され、更に、前記リターン
    スプリングの係止部の先端側は摩擦パッドに形成された
    係止孔の深部に接触されるとともに、前記スプリング部
    を、該キャリパの凹部に沿って、ディスクの外方側に曲
    げたことを特徴とするディスクブレーキ。
JP1992016858U 1992-03-27 1992-03-27 ディスクブレーキ Expired - Lifetime JP2552633Y2 (ja)

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JP1992016858U JP2552633Y2 (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ディスクブレーキ
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US08/037,357 US5310024A (en) 1992-03-27 1993-03-26 Disk brake return spring

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