JPH0579962B2 - - Google Patents

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JPH0579962B2
JPH0579962B2 JP61101536A JP10153686A JPH0579962B2 JP H0579962 B2 JPH0579962 B2 JP H0579962B2 JP 61101536 A JP61101536 A JP 61101536A JP 10153686 A JP10153686 A JP 10153686A JP H0579962 B2 JPH0579962 B2 JP H0579962B2
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JP
Japan
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base material
monomer
tube
prepolymer
molded
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JP61101536A
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JPS62258405A (ja
Inventor
Yukinori Watanabe
Koichi Maeda
Ikuo Tago
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP61101536A priority Critical patent/JPS62258405A/ja
Publication of JPS62258405A publication Critical patent/JPS62258405A/ja
Publication of JPH0579962B2 publication Critical patent/JPH0579962B2/ja
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、屈折率分布を有する合成樹脂光伝
送体の製造方法に関し、さらに詳細には、合成樹
脂光伝送体の連続的製造を可能にする技術に関す
る。 〔発明の概要〕 この発明は、合成樹脂光伝送体の製造方法にお
いて、 プレポリマーを成形管に供給して自己保形性を
有する母材に連続的に成形する際に、成形管の出
口部分に成形ノズルを設け、この成形ノズルから
液体を滲出させることにより、 母材と成形管との付着を防止しかつ母材への拡
散単量体が成形管内へ侵入するのを防止して長時
間にわたり安定して合成樹脂光伝送体を連続製造
できるようにしたものである。 〔従来の技術〕 光伝送体として、中心軸からの距離の2乗にほ
ぼ比例して減少する屈折率分布を有する透明棒状
体が知られている。この透明棒状体は凸レンズ作
用を有し、またその屈折率分布は次の式(1) n(r)=n0(1−1/2Ar2) ……(1) (式中、n(r)は中心軸からの距離rの点に
おける屈折率、n0は中心軸における屈折率、Aは
正の定数をそれぞれ表わす。) で近似される。 このような透明棒状体中を光束は蛇行して伝播
し、その周期Lは次の式(2) L=2π/√ ……(2) (式中、Aは前記と同じである。) で表わされる。 また、次の式(3) n(r)=n0(1+1/2Br2) ……(3) (式中、n(r)およびn0は前記と同じであり、
Bは正の定数である。) で近似される、中心軸からの距離の2乗に比例し
て増大する屈折率分布を有する透明棒状体は凹レ
ンズ作用を有する光伝送体となる。 特公昭52−5857号公報(以下特許出願1と称す
る)、特開昭51−16394号公報(以下特許出願2と
称する)、特公昭56−37521号公報(以下特許出願
3と称する)及び特開昭57−182702号公報(以下
特許出願4と称する)には、架橋性単量体Maを
部分重合させて得られる網状重合体の透明ゲル物
体に、この網状重合体の屈折率とは異なる屈折率
を有する重合体を生成する単量体Mbを、上記透
明ゲル物体表面に液相、気相又は霧滴状態で接触
させ、内部へ拡散させた後、または拡散と同時
に、重合させることにより、屈折率が表面から内
部に向かつて連続的に変化する合成樹脂光伝送体
を製造する方法が開示されている。 また特開昭60−12509号明細書(以下特許出願
5とを称する)及び特願昭59−198338号明細書
(以下特許出願6と称する)には、合成樹脂光伝
送体を連続的に製造するために母材を連続的に製
造する方法が述べられている。これらの出願に記
載されている方法では母材を形成するに際し、単
量体Maを予備重合させ、塑性流動を表わす一般
式(4) D=Kσn ……(4) (式中、Dはずり速度、σはずり応力、Kは塑
性粘度の逆数、nは定数をそれぞれ表わす) における20℃でのnの値が1.10以上である塑性流
動を示すプレポリマーを得、次いでこのプレポリ
マーを細長い通路に供給して、この通路を進行さ
せつつ加熱重合させることによつて前記母材を得
るようにしている。上記条件のプレポリマーとす
る理由としては次のことが挙げられている。 単量体または低粘度プレポリマーのようなニユ
ートン流体に近い物体を細長い成形管内に導入
し、その管内を通過させながら加熱して重合させ
る場合、熱は管の外側から加えられるために、管
の内壁近傍の周辺領域から重合が進み、それに伴
つて粘度が上昇する。管内を流れる流体には、中
心部が最大で周辺に向かうに従つて放物線状に流
速が減少するという速度分布が元々存在している
が、重合が進むにつれて、この周辺領域と中心領
域との相の速度差はさらに大きくなる。そして、
最終的には周辺領域の流体が先にゲル化して管内
に滞留し、中心領域の流体はほとんど重合せずに
管から流れ出ることになる。 これを是正するためには、管内での流体の速度
分布をなるべく一定にする必要がある。すなわ
ち、管内の流体をビンガム流体に近づければよ
い。ビンガム流体は上記式(4)においてはn=∞の
場合であつて、管内の流体の流速は一定となる。
nが小さくなつて1に近づくほど、流体はニユー
トン流体に近づく。また、管の内壁に近い付近で
の流体の流速はnの値によつてはそれほど変化せ
ず、むしろnが大きいほど流速分布の放物線がシ
ヤープになる。 このような観点から、上記特許5では、上述し
たように単量体Maを予備重合させて、nの値が
1.10以上である粘性液体としてから成形管内に送
り込むようにしている。すなわち、その値が1.10
未満では、はじめに周辺付近がゲル化されてしま
うと、中心付近の単量体Maは重合されずに管内
から流出し、良好な母材が形成できない。また、
好ましくはnの値は大きくとも1.50である。これ
はnの値が大きすぎると管内への押込みが困難に
なつたり母材が不均質となつて不都合が生ずるか
らである。 成形された上記母材は成形管出口から連続的に
引き出され、拡散室に導びかれて液体、気体及び
霧滴状態のいずれかの状態にある単量体Mbが上
記母材に拡散される。しかしこのままの状態で
は、母材が成形管から出る前に、拡散室内の単量
体Mbが母材と成形管のすきまに侵入するという
問題がある。 このように成形管内に単量体Mbが侵入してく
ると、所定断面形状の母材に成形されつつあるプ
レポリマーに単量体Mbが周囲から拡散して行く
ことになる。この時、単量体Mbの重合速度又は
単量体Mbとプレポリマー中の単量体Maとの共
重合速度が単量体Maの重合速度より大きい場
合、単量体Mbが拡散した周辺領域では中心領域
より更に重合が進行し、元々成形管内の速度分布
をなるべく一定にするためにピンガム流体に近づ
けておいてプレポリマーの速度分布が変化する。 すなわち、周辺領域での流速は低下し、中心領
域との速度差が大きくなり、ひいては周辺領域の
プレポリマーが成形管壁上に残留することによつ
て母材は細くなり、表面には凹凸が表われて製造
条件が不安定になるだけでなく、光学性能にも悪
影響を及ぼす。更に最終的には周辺領域のプレポ
リマーが先にゲル化して成形管中に滞留し、流動
面積が減少することにより中心領域でプレポリマ
ーが高速度で流動するようになるため中心領域の
プレポリマーは殆ど重合せずに成形管から流れ出
すことになり、連続的に成形されていた母材は破
断してしまうという問題が生じた。 上記特許出願6には、上述したように単量体
Mbが成形管内に侵入しないように成形手段出口
部で成形母材と成形手段内壁との隙間を例えば化
学的に不活性な液体、母材を構成する単量体と同
一の単量体等、母材に対し実質的に悪影響を及ぼ
さない液体からなるシール層で封止する方法が述
べられていて、このような製造方法により母材が
連続的に引き出し、上記特許出願1〜4の製造方
法の工程を連続的に通過させることによつて合成
樹脂光伝送体が連続的に製造される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、前述した従来の方法には次のような欠
点がある。 前述したように単量体Maを予備重合させてn
の値が1.10以上である粘性流体とし、この粘性流
体を成形管内に送り込み、管内を進行させつつ熱
重合させることによつて前記母材に成形する際
に、nの値が1.50を越えると、管内への押し込み
が困難になつたり、母材が不均質となるといつた
不都合が生じる。したがつて粘度を無制限に上げ
るわけにはいかないため、周辺領域と中心領域と
の流速の差がまだ存在する。また単量体Maは熱
伝導が悪く、それ自体が断熱材となり、周辺領域
と中心領域との間で重合速度に差が生じる。この
ために周辺領域から重合が進行し、ゲル化物が成
形管壁に滞留することによつて、前述した成形母
材と成形管内壁との隙間に単量体Maが侵入した
時と同じような状態となり、母材表面に凹凸が表
われ、母材が破断し易く、従つて合成樹脂光伝送
体を連続的に製造することが極めて困難であつ
た。 〔問題点を解決するための手段〕 前述の問題点に鑑み、この発明は屈折率Naの
網状重合体Paを生成する単量体Maを部分重合さ
せて流動性のあるプレポリマーとし、このプレポ
リマーを細長い成形管に供給し、この成形管内を
進行させつつ加熱により自己保形性を有する母材
に連続的に成形し、屈折率Naとは異なる屈折率
Nbを有する重合体Pbを生成する単量体Mbを、
上記母材の表面からその内部へ拡散させると共に
重合させるようにした屈折率分布を有する合成樹
脂光伝送体の製造方法において、前記母材を成形
するに際し、前記成形管の出口部分に液体透過性
の多孔質材料から成る成形ノズルを設け、この成
形ノズルから液体を滲出させて母材と成形管の管
壁との付着を防止しかつ母材と成形ノズルとの間
をシールするようにしたことを特徴とする合成樹
脂光伝送体の製造方法を提供するものである。 〔実施例〕 次に、この発明による合成樹脂光伝送体の製造
方法の実施例を図面に示した装置を用いた場合に
ついて説明する。 第1図において、冷却水によつて冷却されてい
る押出機1の中には、合成樹脂光伝送体の原料と
して用いられる粘性流体であるプレポリマーが入
られている。このプレポリマーは、単量体Maを
ゲル化直前まで部分後述させて流動性を保持させ
たものである。また押出機1は押出し具(図示せ
ず)を有し、この押出し具によつてプレポリマー
7は押し出される。プレポリマー7は押し出され
た後、引き続き黄銅製ブロツク等からなる加熱ジ
ヤケツト2内を貫通する成形管3中に連続的に導
入される。 この成形管3は円形断面を有する直径1〜20mm
のものであつてよい。ここで、予め成形管3内に
上方からステンレス管の下端部を挿入しておく
と、プレポリマー7の先端がこのステンレス管の
下端部に接触した状態でゲル化するので、ステン
レス管の下端部とプレポリマー7の先端とが一体
結合される。次いで、押出速度と同じ速度でステ
ンレス管を引上げ装置で引き上げると、ステンレ
ス管に伴われたプレポリマーは全製造工程を経過
する間に光伝送体となつて連続的にかつ装置内に
滞ることなく形成されて出て来る。 加熱ジヤケツト2は、その上部に比較的高温の
水10、下部にそれより低温の水11がそれぞれ
供給され、下部から上部に向かつて次第に温度が
上昇するような温度勾配でもつて、成形管3を加
熱している。プレポリマー7は成形管3を通過す
る間に熱重合によりゲル化し、このゲル化したプ
レポリマーは連続した円柱状の母材8となる。こ
の熱重合の際の加熱速度は0.1〜10℃/分である
のが好ましい。上述したような温度勾配のもとで
加熱される場合、プレポリマー7はその重合及び
それに伴う粘度上昇がいずれも徐々に進行し、ビ
ンガム流体に使い流動状態でプレポリマー7を流
動させることが可能となる。その結果、半径方向
に均一な組成をもつた母材8を連続的に成形する
ことが可能となる。なお、成形管3としてフツ素
樹脂チユーブを使用することは、プレポリマー7
や母材8との摩擦が小さいために特に有用である
が、他の樹脂や金属のチユーブであつてもさしつ
かえない。 このようにして、加熱ジヤケツト2内の成形管
3からは、ほとんど流動性を失つて自己保形性を
有する透明なゲル状の母材8が成形されて出て来
る。この母材8はアセトンに不溶な成分、すなわ
ち網状重合体の部分を好ましくは5〜90重量%、
さらに好ましくは10〜50重量%含んでいる。この
成分が少なすぎると流動性が大きくなり、また多
すぎると後の拡散工程で単量体Mbの拡散速度が
遅くなりすぎるので好ましくない。 成形管3の外側には加熱ジヤケツト2の入口手
前から成形管3に沿つて伸びるジヤケツト4が設
けてあり、ジヤケツト4の中は後で説明される液
シール装置のシール液12(第2図参照)が流れ
ている。成形管3の出口部分には第2図に詳細に
示すように、液体透過性の例えば金属又は合成樹
脂の焼結体などの多孔質材料でできた成形ノズル
(以下単にノズルと称する)13が接続され、ジ
ヤケツト4を流れてきたシール液12がノズル1
2に浸透し、ノズル内壁に滲出できるように構成
されている。この滲出したシール液12はノズル
内壁と成形されつつあるプレポリマー7との隙間
に入り、潤滑剤として作用し、成形管3及びノズ
ル13内壁に、管壁付近で先にゲル化したプレポ
リマー7が成形管3内及びノズル13内に滞留す
るのを防ぐ。 ノズル13を出た母材8は気相拡散装置5に送
り込まれる。気相拡散装置5には最下端に上記単
量体Mbがノズル13内に侵入するのを防止する
ための液シール装置14が付属されている。この
液シール装置14は、ノズル13の出口と拡散装
置5との間に設けられ、液溜め室14aを有し、
ノズル13を通して滲出してきたシール液12が
継続的に室14a内に送られ、排出口15を通し
て外部に排出される。 上記液溜め室14a内のシール液12中を通過
して拡散装置5内に入つた母材8は液相、気相及
び霧滴状態のいずれかの状態にある単量体Mbに
よつて満たされている、拡散装置5内部の拡散室
5bに導かれる。母材8が拡散室5b内を通過す
る一定時間の間に単量体Mbは母材の周表面から
半径方向に拡散移動する。その結果、母材8内に
は単量体Mbの濃度がその中心軸から周表面に向
かつて次第に増加するような濃度勾配が形成さ
れ、前記式(1)又は式(3)で示される屈折率分布が得
られる。 単量体Mbは液相、気相及び霧滴のいずれの状
態にあつても、ノズル13と母材8との隙間がシ
ール液12で気密に封止されているため、母材8
とノズル13との隙間に侵入して母材に成形され
つつあるプレポリマーに拡散していくことはな
い。 従つてプレポリマー中の流れの速度分布は単量
体Mbの拡散による悪影響を受けず、前記母材に
は表面凹凸も発生せず、破断する心配もなく、表
面状態の良好な母材が連続的に押し出される。 シール液12はノズル13内壁と母材8との間
で潤滑剤の役割を果たすので、後述される具体例
のように継続的に流動させるのが好ましく、シー
ル液12を継続的に一定速度で流動させておけ
ば、母材からしみ出してくる(すなわち、拡散し
てくる)単量体Maの液中濃度が常時一定になる
ため、製造条件を一定に維持でき、またシール液
中における単量体Maの重合が防止されるので好
適である。上記の観点からシール液を流動させる
場合は少なくとも1時間あたり10ml以上の流量と
するのが望ましい。 この発明において使用できるシール液12とし
て、母材を構成する単量体Maと同一の単量体又
は単量体Ma及び拡散単量体Mbとは異なる他の
単量体Mcが挙げられる。 上記のような単量体Mcの液を用いる場合は、
rc≦ra(ここで、rcはMcの単量体反応性比、ra
母材単量体Maの反応性比である)の条件を満た
していれば屈折率は高くても低くてもかまわな
い。 またこの発明において使用できる他のシール液
12として、母材と化学的に反応せず且つ母材中
に拡散し得ないように分子容が単量体Maよりも
大きい化学的に不活性な液体、例えばシリコーン
油、ポリエチレングリコール、水等が挙げられ
る。ただし単量体Mbを液相状態で母材中に拡散
させる場合は、単量体Mbより比重が高く、しか
も溶け合わない単量体または化学的に不活性な液
体を使用する必要がある。 拡散装置5は、拡散室5bを取り囲む外側管5
aを有し、この外側管5aには導入口16から排
出口17へと温水18が流される。温水18で拡
散室5b内が加熱されることによつて、単量体
Mbの一部が拡散しつつ単独で重合し、あるいは
母材8内のプレポリマー等と共に重合し、上記濃
度勾配が固定化されていく。 拡散室5bの雰囲気は、酸素による重合の阻害
を回避するために、予め空気を排気するか窒素置
換される。またその雰囲気温度は、公知の方法の
場合と同様に、例えば5〜90℃に設定される。こ
の温度か高くなれはなるほど、単量体Mbの拡散
速度は大きくなるが、母材自体の重合速度も増大
するので好ましくない。また拡散室5b内で母材
と単量体Mbとを接触させる時間(拡散時間)及
び上記拡散温度は、得ようとする光伝送体の屈折
率勾配すなわち単量体Mbの上記濃度勾配によつ
て決められる。しかし、この拡散時間が極端に長
かつたり拡散温度が高すぎたりすると、単量体
Mbの濃度勾配が平坦化したり、あるいは母材の
外周部付近で濃度勾配が急激に大きくなる恐れが
あり、所望の屈折率勾配を得にくい。 単量体Mbを拡散させた後、母材8は単量体
Mbの拡散によつて得られる屈折率勾配を固定さ
せて溶剤不溶成分にし、耐候性を向上させるため
に、熱処理用のマイクロ波照射容器6に導入され
る。こうして形成された合成樹脂光伝送体9はロ
ーラー19,20により連続的に引き上げられ
る。 マイクロ波照射容器6にはガス導入管21及び
ガス排出管22が夫々設けられており、これらの
導管21及び22を通じて窒素ガス若しくは他の
不活性ガス、例えばヘリウム、アルゴン等が容器
6内に導入又は容器6から排出される。 マイクロ波照射容器6には温度測定用窓23が
設けられており、この温度測定用窓23に近接し
て放射温度計24が配されている。マイクロ波照
射容器6には又マイクロ波導波管25が設けられ
ており、このマイクロ波導波管25は整合器26
を可視マイクロ波発信機27に接続されている。
マイクロ波発信機27は制御部28によつて制御
され、この制御部28に放射温度計24からの測
定信号及び温度設定部29からの設定温度信号が
それぞれ入力されるようになつている。 拡散装置5内で単量体Mbを拡散された母材8
はマイクロ波照射容器6を通過する間にその重合
が完結され、単量体Mbの拡散によつて得られる
屈折率勾配が固定される。 こうして得られる光伝送体の屈折率は、後述す
るように単量体Maと単量体Mbとの組合せによ
つて、中心軸からの距離の2乗にほぼ比例して半
径方向に増大あるいは減少する屈折率勾配を有す
る。この屈折率は光伝送体の長さ方向には変化せ
ずに一定である。 上述の実施例における母材としての透明ゲル物
体の原料となるべき単量体Maとしては、アリル
基、アクリル酸基、メタクリル酸基またはビニル
基のうちの2種類以上の基を有する単量体を用い
ることができる。次に単量体Maの具体例を挙げ
る。 (1) アリル化合物: フタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、テ
レフタル酸ジアリル、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネート等のジアリルエステル;トリ
メリト酸トリアリル、リン酸トリアリル、亜リン
酸トリアリル等のトリアリルエステル;メタクリ
ル酸アリル、アクリル酸アリル等の不飽和酸アリ
ルエステル。 (2) R1−R2−R3で表わされる化合物: R1及びR3がいずれもビニル基、アクリル基、
ビニルエステル基、又はメタクリル基である化合
物;R1及びR3のいずれか一方が、ビニル基、ア
クリル基、メククリル基及びビニルエステル基の
4つの基のうちのいずれかであり、他方が残りの
3つの基のうちのいずれかである化合物。ここで
R2は以下に示される2価の基のうちから選択で
きる。
【化】
【式】
【化】 −CH2CH2O)n−CH2CH2− (m=0〜20)
【式】 −(CH2p (p=3〜15)
【化】
【化】 (3) 上記(1)と(2)の単量体の混合物、又はモノビ
ニル化合物、ビニルエステル類、アクルリ酸エ
ステル類及びメタクリル酸エステル類の5種の
うちの少なくとも1種と上記(1)又は(2)の単量体
(又はその混合物)との混合物。 また単量体Mbとしては、次の化合物が挙げ
られる。 (4)
【式】で表わされる化合物: ただし、Xは水素原子又はメチル基、 Yは
【式】
【式】−CH=CH2、 −(CH2)H (l=1〜8)、i−プロピル基、
i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、
【式】
【式】及び−(CH2 CH2O)p−CH2CH3(p=1〜6)から成る群か
ら選ばれた基、又は−(CF2a−F (a=1〜
6)、−CH2(CF2bH (b=1〜8)、−CH2CH2
O・CH2CF3、−(CH2CH2O)cCF2CF2H (c=
1〜4)、−CH2CH2O・CH2(CF2aF (a=1
〜6)、−CH2(CF2dO(CF2lF(d=1〜2、l
=1〜4)及びSi(OC2H53から成る群から選ば
れた基を表わす。 (5)
【式】で表わされる化合物: ただし、R4は−(CH2f−CH3 (f=0〜
2)、−(CH2gH(g=1〜3)、
【式】及び
〔発明の効果〕
前述のように、この発明により、成形管内で周
辺領域のプレポリマーが先にゲル化して滞留する
といつた現象を防ぎ、かつ滲出した液が液層シー
ルとなり、拡散手段内の拡散物質が成形管内へ侵
入するのが防止され、長時間にわたり安定して合
成樹脂光伝送体を連続製造することができるよう
になつた。 次にこの発明を具体例について説明する。 具体例 重合開始剤として3.0重量%の過酸化ベンゾイ
ル(BPO)を溶解させたジエチレングリコール
ビスアリルカーボネート(CR−39)を75℃で65
分間加熱して部分重合させ、ゲル化直前で流動性
を保持しているプレポリマーを得た。このプレポ
リマーの粘度は20℃で1015cpsであり、上記式(4)
におけるK及びnの値はそれぞれ2.57×10-2cm2
dyne-1sec-1及び1.21であつた。このプレポリマ
ー7を第1図に示す装置の押出機1に入れ、加熱
ジヤケツト2を貫通している四フツ化エチレン樹
脂チユーブ3(直径2.5mm、長さ200mm)の中へ
3.0×10-2ml/minの一定流量で連続的に送り込ん
だ。ジヤケツト2には上部に80℃の温水10、下
部に64℃の温水11をそれぞれ流すことによつて
温度勾配を形成させた。チユーブ3中を約32分間
で通過する間にプレポリマー7はゲル化し、2.5
mmφの母材8に成形された。この母材8はアセト
ンに不溶な成分(網状重合体部分)25重量%、ア
セトンに可溶であるがメタノールには不溶の成分
(線形重合体部分)5重量%、アセトンとメチノ
ールの両方に可溶な成分(単量体および低分子量
プレポリマー部分)70重量%から成つていた。 ジヤケツトチユーブ4内には後で説明される液
シール装置14のシール液12をポンプ34によ
り約30mm/hrの流速で流動させた。ジヤケツトチ
ユーブ4内を流れてきたシール液12は液体透過
性の多孔質物質でできたノズル13内に浸透し、
ノズル内壁面から滲出し、ノズル内壁と成形され
つつあるプレポリマー7との間で潤滑剤として作
用する。これにより成形管3の管壁付近で先にゲ
ル化したプレポリマーが成形管3内に滞留するの
が防止され、表面状態が損じられることもなく、
破断することもなくなつた。 次いで、母材8を引上げ装置によつて6.2mm/
minの一定速度で気相拡散装置5に送り込んだ。
この気相拡散装置5の下方にある液シール装置1
4のシール液12にはシリコーン油を使用した。
母材8は、ノズル13から滲出してきたシリコー
ン油により液シール装置14の液溜め室14aに
形成されたシリコーン油の液相を通過してから気
相拡散装置5中の拡散室5b内へ導いた。このよ
うにすることにより、従来問題となつていた現
象、即ち、拡散室5b内の単量体Mbが母材8と
チユーブ3の隙間から侵入して母材8に成形され
つつあるプレポリマー7に拡散して母材表面に凹
凸を生じることは全くなく、従つて母材の破断も
起こらなかつた。 拡散室5b中に送り込まれた母材8はメタクリ
ル酸−2,2,2−トリフルオロエチル
(3FMA)の蒸気を含む雰囲気中を約40分相で通
過させ、3FMAの拡散及び部分重合を行わせた。
3FMAは蒸気発生装置30内で気化させてから導
入口31を介して拡散室5b内に導入した。
3FMAの蒸気をポンプ32によつて排出口33か
ら回収し、トラツプで液化させたところ、この
3FMAはほとんど重合していなかつたので繰返し
使用できた。なお、拡散室5bには3FMAを導入
する前に1000/minの流量で窒素ガスを流入さ
せて、系内の空気を予め窒素置換しておいた。外
側管5aは3つの部分に分け、下からそれぞれ
75、80及び85℃の温水を流した。 拡散装置5を経た母材8はマイクロ波照射容器
6内に導いた。温度設定部29で透明ゲル物体の
母材8の表面温度が110℃になるように設定し、
放射温度計24でその表面温度を測定し、その測
定信号をマイクロ波発信機にフイードバツクし、
母材8の表面温度が110℃になるようにそのマイ
クロ波出力を制御した。 このようにして直径2.5mmの合成樹脂光伝送体
9が表面良好なまま安定的に長時間にわたつて得
られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法を実施するのに使
用可能な製造装置の一例を示す縦断面図、第2図
は第1図の要部を示す断面図である。 なお、図面に用いた符号において、1……押出
機、2……加熱ジヤケツト、3……成形管、4…
…ジヤケツトチユーブ、5……拡散装置、5b…
…拡散室、6……マイクロ波照射容器、7……プ
レポリマー、8……母材、9……合成樹脂光伝送
体、10……高温の水、11……低温の水、12
……シール液、13……多孔質ノズル、14……
液シール装置、24……放射温度計、27……マ
イクロ波発信機、28……制御部、29……温度
設定部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 屈折率Naの網状重合体Paを生成する単量体
    Maを部分重合させて流動性のあるプレポリマー
    とし、このプレポリマーを細長い成形管に供給
    し、この成形管内を進行させつつ加熱により自己
    保形性を有する母材に連続的に成形し、屈折率
    Naとは異なる屈折率Nbを有する重合体Pbを生
    成する単量体Mbを、上記母材の表面からその内
    部へ拡散させると共に重合させるようにした屈折
    率分布を有する合成樹脂光伝送体の製造方法にお
    いて、前記母材を成形するに際し、前記成形管の
    出口部分に液体透過性の多孔質材料から成る成形
    ノズルを設け、この成形ノズルから液体を滲出さ
    せて母材と成形管の管壁との付着を防止しかつ母
    材と成形ノズルとの間をシールするようにしたこ
    とを特徴とする合成樹脂光伝送体の製造方法。
JP61101536A 1986-05-01 1986-05-01 合成樹脂光伝送体の製造方法 Granted JPS62258405A (ja)

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