JPH0580565A - 電子写真感光体用基体およびその製造方法 - Google Patents

電子写真感光体用基体およびその製造方法

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JPH0580565A
JPH0580565A JP24005891A JP24005891A JPH0580565A JP H0580565 A JPH0580565 A JP H0580565A JP 24005891 A JP24005891 A JP 24005891A JP 24005891 A JP24005891 A JP 24005891A JP H0580565 A JPH0580565 A JP H0580565A
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JP
Japan
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substrate
aluminum
anodized film
electrophotographic photoreceptor
aluminum alloy
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Application number
JP24005891A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kasahara
正彦 笠原
Yukihisa Tamura
幸久 田村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】干渉縞模様が発生しない高品質の画像が得られ
る電子写真感光体を好適に製造できる電子写真感光体用
基体およびその製造方法を提供する。 【構成】アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる
基体の表面に陽極酸化皮膜を形成してなる電子写真感光
体用基体において、基体表面である陽極酸化皮膜表面が
表面粗さがRaで0.10μm以上0.13μm以下の
範囲内に粗面化されている電子写真感光体用基体とす
る。このような基体は、鏡面加工を施されたアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金からなる基体の表面に液温2
0℃未満の電解液を用いて陽極酸化処理を施すことによ
って、または、三角波形形状で表面粗さがRaで0.1
5μm以上となるように粗面化されたアルミニウムまた
はアルミニウム合金からなる基体の表面に液温20℃以
上の電解液を用いて陽極酸化処理を施した後形成された
陽極酸化皮膜表面を表面粗さがRaで0.10μm以上
0.13μm以下の範囲内となるように粗面化すること
によって製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、有機系光導電性材料
からなる感光層を備えた電子写真感光体の導電性基体お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体の光導電性材料と
してはSe,CdS,ZnOなどの無機系材料が多く用
いられてきた。しかし、これらの無機系材料を用いた電
子写真感光体は耐熱性,耐久性,毒性などの点で要求さ
れる性能を必ずしも満足してはいなかった。近年、これ
らの無機系材料に替わって有機系材料が注目されてきて
いる。有機系材料を用いた場合、特に製造コストを低減
できる利点がある。このような有機系光導電性材料を用
いる電子写真感光体の導電性基体としては、一般に、基
体のバリなどによる画像欠陥を防止するために、アルミ
ニウムまたはアルミニウム合金からなる基体の表面をバ
イトにより三角波形形状となるように粗面化加工した後
陽極酸化処理を施して陽極酸化皮膜を形成した導電性基
体が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基体の
表面に陽極酸化皮膜を形成した導電性基体を用いた電子
写真感光体においては、搭載される電子写真応用装置の
露光光(電子写真感光体への書き込み光)がレーザー
光,発光ダイオード光などのような可干渉性光である場
合、その波長によっては露光光が陽極酸化皮膜を透過し
てアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基体の
表面にまて到達し、そこで反射した露光光と陽極酸化皮
膜表面で反射した露光光とが干渉して、得られる画像上
に干渉縞模様が発生するという問題があり、特に半導体
レーザー光を露光光とする場合にこの干渉縞模様が発生
し易い傾向があった。さらに、感光層内で多重反射する
露光光と陽極酸化皮膜表面で反射した露光光とが干渉す
ることによっても得られる画像上に干渉縞模様が発生す
るという問題もあった。
【0004】この発明は、上述の問題点を解消して、干
渉縞模様が発生しない高品質の画像が得られる電子写真
感光体を好適に作製できる電子写真感光体用基体おびそ
の製造方法を提供することを解決しようとする課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、アルミニウムまたはアルミニウム合金からな
る基体の表面に陽極酸化皮膜が形成されてなる電子写真
感光体用基体において、陽極酸化皮膜表面が中心線平均
粗さRaが0.10μm以上0.13μm以下の範囲内
となるように粗面化された電子写真感光体用基体とする
ことによって解決される。このような電子写真感光体用
基体は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる
基体の表面を鏡面仕上げ加工した後液温20℃未満の電
解液を用いて陽極酸化処理を施すことによって製造する
ことができる。また、アルミニウムまたはアルミニウム
合金からなる基体の表面を三角波形形状で中心線平均粗
さRaが0.15μm以上となるように粗面化加工した
後陽極酸化処理を施し、さらにその陽極酸化皮膜表面を
中心線平均粗さRaが0.10μm以上0.13μm以
下の範囲内となるように粗面化加工することによっても
製造することができる。
【0006】
【作用】電子写真感光体用基体の最表面である陽極酸化
皮膜表面を中心線平均粗さRaが0.10μm以上0.
13μm以下の範囲内となるように粗面化したことによ
り、電子写真感光体に入射してきた露光光を陽極酸化皮
膜表面で乱反射させ、陽極酸化皮膜を透過しアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金からなる基体の表面から反射
してくる露光光との光干渉,感光層内で多重反射する露
光光との光干渉を防止することができる。陽極酸化皮膜
表面の表面粗さがRaで0.10μm未満になると粗面
化の効果が少なくなり、Raで0.13μmを超えてく
るとその上に形成する感光層の成膜性が損なわれるので
好ましくない。
【0007】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
なる基体の表面に陽極酸化処理を施すに際して、液温2
0℃以上の電解液を用いて行うと、陽極酸化皮膜の底面
と表面がほぼ平行となる陽極酸化皮膜が形成されるた
め、陽極酸化皮膜表面で反射した露光光と陽極酸化皮膜
を透過しアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる
基体の表面から反射してくる露光光との間での光干渉を
防止するすることはできず、また、アルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる基体の表面が鏡面に仕上げら
れている場合には、陽極酸化皮膜表面も鏡面となるた
め、陽極酸化皮膜表面で反射した露光光と感光層内で多
重反射する露光光との間での光干渉も防止することがで
きない。上述の陽極酸化処理を液温20℃未満の電解液
を用いて行うと、陽極酸化皮膜は表面があれた状態で形
成されるため、上述のどちらの光干渉も防止することが
できる。また、上述の陽極酸化処理を液温20℃以上の
電解液を用いて行った場合でも、後処理として陽極酸化
皮膜表面を粗面化することにより、上述のどちらの光干
渉も防止することが可能となる。従って、この発明の方
法に係わる電子写真感光体用基体を用いることにより、
干渉縞模様が発生しない高品質の画像が得られる電子写
真感光体を得ることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。 実施例1 アルミニウムからなる円筒状基体の外表面に鏡面仕上げ
加工を施した後、液温18℃,硫酸濃度100g/lの
電解液を用い、電流密度2.5A/dm2で10分間陽
極酸化処理を施して膜厚7μmの陽極酸化皮膜を形成
し、続いて液温97℃,酢酸ニッケル濃度10g/lの
温水液により封孔処理を施して電子写真感光体用基体を
作製した。この基体の表面粗さは中心線平均粗さRaで
0.12μmであった。 実施例2 アルミニウムからなる円筒状基体の外表面を三角波形形
状で表面粗さがRaで0.16μmとなるようにバイト
により粗面化した後、陽極酸化処理の電解液の液温を2
1℃としたこと以外は実施例1と同様にして膜厚7μm
の陽極酸化皮膜を形成し、続いて実施例1と同様にして
封孔処理を施し、さらに続いて研磨テープ(スリーエム
製マイクロフィニッシングフィルム 9μm)で陽極酸
化皮膜表面を表面粗さがRaで0.11μmとなるよう
に粗面化して電子写真感光体用基体を作製した。 比較例1 実施例1において、陽極酸化処理の電解液の液温を21
℃としたこと以外は実施例1と同様にして電子写真感光
体用基体を作製した。この基体の表面粗さはRaで0.
04μmであった。 比較例2 実施例2において、研磨テープによる陽極酸化皮膜表面
の粗面化を行わなかったこと以外は実施例2と同様にし
て電子写真感光体用基体を作製した。この基体の表面粗
さはRaで0.16μmであった。
【0009】これらの電子写真感光体用基体上にそれぞ
れ有機材料からなる電荷発生層,電荷輸送層を順次積層
してなる感光層を設けて、実施例1,実施例2,比較例
1,比較例2の電子写真感光体を作製した。このように
して得られた電子写真感光体を市販の半導体レーザービ
ームプリンタに装着して画像出しを行い、陽極酸化皮膜
表面で反射する露光光と、陽極酸化皮膜を透過しアルミ
ニウム基体の表面から反射してくる露光光との光干渉に
よる干渉縞模様(干渉縞模様Aとする)、陽極酸化皮膜
表面で反射する露光光と感光層内で多重反射する露光光
との光干渉による干渉縞模様(干渉縞模様Bとする)の
発生の有無を調べた。その結果を、電子写真感光体用基
体の主な製造条件であるアルミニウムからなる円筒状基
体の外表面の加工仕上げ状態(仕上げと記す),陽極酸
化処理に用いる電解液の液温(電解液温と記す),研磨
テープによる陽極酸化皮膜表面粗面化(表面粗面化と記
す)の有無および陽極酸化皮膜表面の粗面度を示すRa
(Raと記す)と共に表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】表1に見られるとおり、実施例1の電子写
真感光体では画像上に干渉縞模様(A),干渉縞模様
(B)ともに発生しないが比較例1の電子写真感光体で
は画像上に干渉縞模様(A),干渉縞模様(B)ともに
発生している。両者とも鏡面加工の施されたアルミニウ
ム基体の表面に陽極酸化処理を施した基体を使用したに
もかかわらずこのような差が生じるのは、陽極酸化処理
条件が異なるためである。液温20℃以上の電解液を用
いた場合には膜の底面と表面とがほぼ平行な皮膜が形成
されるが、液温20℃未満の電解液を用いた場合には膜
の底面が平滑であっても表面があれた皮膜が形成され
る。その結果、比較例1に用いた基体はアルミニウム基
体表面,陽極酸化皮膜表面ともにほぼ鏡面でその粗さは
Raで0.04μmと極めて小さく干渉縞模様がA,B
ともに発生するが、実施例1に用いた基体の陽極酸化皮
膜表面はRaで0.12μmと適切にあれており干渉縞
模様は発生しなくなる。鏡面加工の施されたアルミニウ
ム基体の表面に液温20℃未満の電解液を用いて陽極酸
化処理を施すこの発明の電子写真感光体用基体の製造方
法およびその方法で得られた基体の効果は明らかであ
る。また、実施例2の電子写真感光体では実施例1の電
子写真感光体と同様に画像上に干渉縞模様(A),干渉
縞模様(B)ともに発生しないが、比較例2の電子写真
感光体では干渉縞模様(A)が発生している。比較例2
では三角波形形状でRaが0.16μm程度に粗面化さ
れたアルミニウム基体の表面に液温21℃の電解液を用
いて陽極酸化処理を施した基体を用いているが、実施例
2では比較例2の基体の表面である陽極酸化皮膜表面を
さらに研磨テープで適切にあらした基体を用いている。
従って、前者の基体の陽極酸化皮膜表面とアルミニウム
基体表面とはほぼ平行に同程度にあれており、基体表面
である陽極酸化皮膜表面で反射した露光光と陽極酸化皮
膜を透過してアルミニウム基体の表面で反射した露光光
とが干渉して画像上に干渉縞模様(A)が発生するが、
後者の基体表面はアルミニウム基体の表面の粗面形状と
は関係なくRaで0.11μmと適切にあれており光干
渉は起こらず画像上に干渉縞模様(A)も干渉縞模様
(B)も発生しない。三角波形形状でRaが0.16μ
m程度に粗面化されたアルミニウム基体の表面に液温2
1℃の電解液を用いて陽極酸化処理を施して陽極酸化皮
膜を形成しその表面を研磨テープで粗面化するこの発明
の電子写真感光体用基体の製造方法およびその方法で得
られた基体の効果も明らかである。上述の実施例2にお
いては、陽極酸化皮膜表面の粗面化は研磨テープにより
行ったが、粗面化の方法はこれに限定されるものではな
い。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、アルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる基体の表面に陽極酸化皮膜が
形成されてなる電子写真感光体用基体において、基体表
面である陽極酸化皮膜表面が中心線平均粗さRaが0.
10μm以上0.13μm以下の範囲内となるように粗
面化された電子写真感光体用基体とする。このような電
子写真感光体用基体は、アルミニウムまたはアルミニウ
ム合金からなる基体の表面を鏡面仕上げ加工した後液温
20℃未満の電解液を用いて陽極酸化処理を施すことに
よって、また、アルミニウムまたはアルミニウム合金か
らなる基体の表面を三角波形形状で中心線平均粗さRa
が0.15μm以上となるように粗面化加工した後陽極
酸化処理を施し、さらにその陽極酸化皮膜表面を中心線
平均粗さRaが0.10μm以上0.13μm以下の範
囲内となるように粗面化加工することによって製造する
ことができるが、このよう電子写真感光体用基体を用い
ることにより、干渉縞模様が発生しない高品質の画像が
得られる電子写真感光体を好適に製造することが可能と
なる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
    なる基体の表面に陽極酸化皮膜が形成されてなる電子写
    真感光体用基体において、陽極酸化皮膜表面が中心線平
    均粗さRaで0.10μm以上0.13μm以下の範囲
    内に粗面化されていることを特徴とする電子写真感光体
    用基体。
  2. 【請求項2】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
    なる基体の表面を鏡面仕上げ加工した後液温20℃未満
    の電解液を用いて陽極酸化処理を施すことを特徴とする
    電子写真感光体用基体の製造方法。
  3. 【請求項3】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
    なる基体の表面を三角波形形状で中心線平均粗さRaが
    0.15μm以上となるように粗面化加工した後陽極酸
    化処理を施し、さらにその表面を中心線平均粗さRaが
    0.10μm以上0.13μm以下の範囲内となるよう
    に粗面化加工することを特徴とする電子写真感光体用基
    体の製造方法。
JP24005891A 1991-09-20 1991-09-20 電子写真感光体用基体およびその製造方法 Pending JPH0580565A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331371B1 (en) 1998-08-19 2001-12-18 Nec Corporation Electrophotographic photoreceptor and its manufacturing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331371B1 (en) 1998-08-19 2001-12-18 Nec Corporation Electrophotographic photoreceptor and its manufacturing method

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