JPH058075B2 - - Google Patents

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JPH058075B2
JPH058075B2 JP61031244A JP3124486A JPH058075B2 JP H058075 B2 JPH058075 B2 JP H058075B2 JP 61031244 A JP61031244 A JP 61031244A JP 3124486 A JP3124486 A JP 3124486A JP H058075 B2 JPH058075 B2 JP H058075B2
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JP
Japan
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powder
rotor blade
casing
circumferential direction
particle size
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JP61031244A
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JPS62191082A (ja
Inventor
Isao Hashimoto
Munesuke Kinoshita
Masahiro Uchida
Susumu Uchama
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS62191082A publication Critical patent/JPS62191082A/ja
Publication of JPH058075B2 publication Critical patent/JPH058075B2/ja
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  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえばセメントなどの粉粒体をそ
の粒径に基づいて分級し、所望の粉末度(cm2
g)および粒度分布を得るようにした分級器に関
する。
従来技術 第8図は従来技術のスタテツクタイプの竪型ミ
ル1の簡略化した断面図である。竪型ミル1のケ
ーシング1a内には鉛直回転軸線を有し、テーブ
ルライナ2aを有するテーブル2が配置されてお
り、駆動手段3によつて回転駆動される。テーブ
ル2上には、その周方向に間隔をあけて複数のロ
ーラ4が配置される。ローラ4はアーム5に枢軸
6を介して角変位可能に結合され、アーム5の一
端はケーシング1aの外部に延びた加圧手段7と
連結される。この加圧手段7によつてローラ4は
テーブルライナ2aに圧接される。
前記テーブル2上には、ケーシング1a内に粉
砕される原料を供給する供給シユート8が開口し
て設けられる。またテーブル2のさらに上方には
分級器9が設けられる。分級器9は逆円錐台形状
のコーン10と、コーン10の上端部に周方向に
沿つて多数配設された衝突羽根11とを含む。竪
型ミル1の天井板12には、ローラ4とテーブル
ライナ2aとの間で原料が粉砕されて得られた粉
粒体を、ケーシング1aの外部に取出すための排
出ダクト13が設けられる。またケーシング1a
のテーブル2よりも下方には、粉粒体をケーシン
グ1a内において吹きあげ上昇させるための気体
を、ノズル16から噴出させる送風口14が設け
られる。
上述のような構成を有する竪型ミル1におい
て、供給シユート8から供給される原料はテーブ
ル2上に落下し、テーブルライナ2aとローラ4
との間で粉砕される。このように粉砕された後、
粉粒体は送風口14からの気体によつてケーシン
グ1a内を上昇し、コーン10と天井板12との
間の案内孔15から、コーン10内に入る。この
とき衝突羽根11は、コーン10内で気体および
粉粒体が旋回するように配置されており、その遠
心力によつて予め定められる粒径以上の粉粒体
は、コーン10の内周面付近に移動し、下方に落
下して再びテーブル2上に戻される。このように
戻された粉粒体は供給シユート8からの原料と混
合されて、テーブルライナ2aとローラ4との間
で再び粉砕される。また残余の粉粒体は、前記排
出ダクト13からケーシング1aの外部に排出さ
れる。
このようにして粉砕を行なう竪型ミル1におい
ては構成は比較的簡単であるけれども排出ダクト
13から得られる粉粒体に関して、任意の粒度分
布を有するようにできない。すなわち排出ダクト
13から得られる粉粒体は、衝突羽根11のコー
ン10の半径方向と成す角度の調整により、粉末
度(cm2/g)はある程度調整可能であるけれど
も、粗粒が排出されやすく、また一粉末度におい
て任意の粒度分布の粉粒体を得ることができな
い。
第9図は他の従来技術のいわゆる回転翼形式の
竪型ミル20の簡略化した断面図であり、第10
図は竪型ミル20の分級機能を説明するためのロ
ージン・ラムラ線図である。本従来技術は第8図
示の従来技術の竪型ミル1と類似し、対応する部
分には同一の参照符を付す。本従来技術の竪型ミ
ル20においては、分級器9を構成するに、第8
図示の竪型ミル1におけるコーン10および衝突
羽根11に代えて、ケーシング1aの上方に周方
向に複数の回転翼21を設けたことが特徴であ
る。この回転翼21は、下端部を支持部材22に
共通に固定されており、支持部材22は駆動手段
23によつて回転駆動される回転軸24に固定さ
れる。
上述のような構成を有する竪型ミル20におい
ては、供給シユート8から供給された原料は第8
図を参照した説明と同様な経過を経て、ケーシン
グ1a内を上昇する。このとき気体および粉粒体
は送風口14からの気体とともに、回転駆動され
ている複数の回転翼21間の間隙を通り抜けよう
とするけれども、回転駆動されている回転翼21
に衝突するなどして、粉粒体は粒径に対応した遠
心力を与えられ、予め定められる粒径よりも大き
な粉粒体は大きな遠心力を与えられて、ケーシン
グ1aの下方に落下する。一方、残余の粉粒体は
複数の回転翼21間の間隙を通り抜けて、排出ダ
クト13からケーシング1aの外部に排出され
る。
以上のような構成を有する竪型ミル20におい
ては、回転翼21の回転速度を変化させることに
よつて、排出ダクト13から得られる粉粒体の粉
末度を変化させることができる。回転翼21があ
る一定速度で回転しているとき、排出ダクト13
から得られる粉粒体の粉末度および粒度分布は第
10図のライン1で示されるものと想定する。
次に回転翼21の回転速度を低下させた場合を想
定すると、排出ダクト13から得られる粉粒体の
粒径の構成は、たとえば第10図のロージン・ラ
ムラ線図に示されるライン2の態様となる。こ
のとき第10図のライン1,2が横軸と成す
角度をそれぞれθ1,θ2とすると、これらから得ら
れる正接の値すなわちn値n1,n2は下式で示さ
れる。
n1=tanθ1 ……(1) n2=tanθ2 ……(2) このとき本従来技術における竪型ミル20では、
前記n値n1,n2はほぼ等しくなることが知られ
ている。
すなわち回転翼21の回転速度を変えることに
よつて、予め定める任意の粉末度(cm2/g)を得
るようにすることができるけれども、各粉末度に
おいて任意の粒度構成を有する粉粒体を得ること
ができない。
竪型ミル20を用いてたとえばセメントを粉砕
する場合について説明すると、排出ダクト13か
ら得られるセメントに水を加えて使用する際の強
度発現性およびそれに伴なうコストの面から、前
記のn値したがつて第10図で示される粉粒体の
粒度構成は比較的広範囲の粒径からなることが望
まれる。一方、竪型ミル20においては、原料な
どの粉砕時間が短いため、前述したように原料を
粉砕して得られた粉粒体のケーシング1a内にお
ける循環して繰返し粉砕される部分の割合が高く
なり、したがつて前記n値が大きくなつてしまう
という問題、すなわち排出ダクト13から得られ
る粉粒体の粒径の構成が極めて狭くなつてしまう
という問題があつた。
第11図はさらに他の従来技術の回転翼形式の
竪型ミル30の簡略化した断面図である。竪型ミ
ル30は前述の従来技術と類似し、対応する部分
には同一の参照符を付す。本従来技術の竪型ミル
30は、ケーシング1a内に分級器9として第8
図に示すコーン10および衝突羽根11ならびに
第9図示の回転翼21を併せて設けた構成であ
る。ローラ4によつて粉砕された粉粒体は、衝突
羽根11、回転翼21およびコーン10による前
述したような分級動作が組みあわされた分級動作
を受ける。
このような構成を有する竪型ミル30において
も、第9図示の竪型ミル20に関連して指摘した
問題点と同様な問題点を有している。すなわち排
出ダクト13から得られる粉粒体の粒度構成の幅
が比較的狭く、得られる粉粒体の粒径の分布の中
止値は回転翼21の回転数を変化することによつ
て変化しても、この粉粒体の粒径の分布の幅は変
化せず、したがつて任意の幅の粒度分布を得るこ
とができない。
第12図は上述の問題点を解決するため粒度分
布を広げるために本件出願人が先に出願した(特
願昭59−172291号)竪型ミル31の断面図であ
る。本技術において第9図示の従来技術に対応す
る部分には、同一の参照符を付す。本技術では、
回転翼21の上端部は固定環材32に共通に固定
される。このとき固定環材32と天井板12との
間には、所定の間隙33が形成されている。一
方、天井板12から垂下し、回転翼21の上部を
外囲する環状の衝突部材34が、前記間隙33を
塞ぐように設けられる。この衝突部材34の形状
は第13図に示される。
第13図は衝突部材34の斜視図である。第1
2図および第13図を参照して、衝突部材34に
ついて説明する。衝突部材34は略円筒状であつ
て、回転翼21を外囲し上記間隙33より長い円
筒部35と、天井板12に固定されるフランジ部
36とを含む。フランジ部36には複数の挿通孔
37が形成され、この挿通孔37を介して衝突部
材34が天井板12にボルト(図示せず)などで
固定される。また円筒部分35には開口部38が
形成される。
したがつて、ケーシング1a内を下方から吹き
あげられた気体および粉粒体は、開口部38およ
び間隙33を介して回転翼21の半径方向内方の
空間部39に移動する。すなわち開口部38を通
過する粉粒体は、回転翼21による分級作用を受
けていないので、比較的粒径が大きな粉粒体を含
んでいる。このような粉粒体と、回転翼21によ
つて分級され空間部39に移動した粉粒体とは混
合され、排出ダクト13からケーシング1a外に
排出される。ここで回転翼21によつて分級され
たのち、空間部39に移動した粉粒体の粒度分布
は、たとえば第14図のライン1で示される。
また開口部38を経て、空間部39に移動した粉
粒体の粒度分布はライン3で示される。ライン
3の正接値n3 n3=tanθ3 ……(3) は、上述したようなその粒度構成からライン1
の正接値n1よりも小さくなつている。したがつ
て、これらの粉粒体が空間部39で混合されて得
られる粉粒体の粒度分布は、第14図のライン
4で示される。したがつて、前記開口部38の開
口部面積、したがつて、たとえば開口部38の周
方向長さを変化することによつてライン3のn
値、したがつて排出ダクト13から得られる粉粒
体のn値n4 n4=tanθ4 ……(4) を、所望の程度に設定することができる。
しかしながらこのような堅型ミル31におい
て、前記開口部38から空間部39に移動する粉
粒体には、製品として粒径が不所望に大きな粉粒
体も含まれる恐れが想定される。したがつて、排
出ダクト13から得られる粉粒体に関して、たと
えば粒径が88μmを超える粉粒体の重量割合を、
たとえば1%以下程度に可及的に小さくすること
が望まれていた。
発明が解決しようとする問題点 以上のような各従来技術および第12図示の技
術に共通して、問題点は次のように整理できる。
すなわち排出ダクト13から得られる粉粒体の粒
径の構成の幅を、その粉粒体の用途などに対応し
て、任意の粉末度(cm2/g)において任意の幅と
することが困難であつた。本発明の目的は、上述
の問題点を解決し、分級器を通過して得られる粉
粒体の粉末度(cm2/g)と、各粉末度における粉
粒体の粒度分布の幅をそれぞれ予め定める任意の
値であるようにできる分級器を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、気体および粉粒体が下方から供給さ
れるケーシング内で、テーブルの上方に、下端部
を開口した逆円錐台状のコーンが設けられ、ケー
シングの天井板とコーンとの間に、鉛直軸線まわ
りに角変位可能な衝突羽根が周方向に多数配置さ
れ、 また、これらの衝突羽根およびコーンの内方で
ケーシングの天井板の下方に、鉛直回転軸線まわ
りに回転駆動される第2回転翼と第1回転翼との
上下2枚の回転翼群が固定環材を介して一体形成
され、 第1回転翼群の各回転翼は、周方向に間隔をあ
けて下方端部を支持部材上に固定され、 第2回転翼群は、前記第1回転翼群より少ない
数の回転翼が周方向に間隔をあけて上端部を固定
環材に固定され、 第2回転翼の半径方向外方には、第2回転翼を
外囲してケーシングの天井板から垂設され、周方
向に間隔をあけて複数の透孔部が形成された筒状
の衝突部材と、衝突部材の外周方向に沿つて摺動
し、前記衝突部材の透孔部の開口面積を調節する
蓋部材とから成る開口設定手段が設けられてお
り、 これによつて第2回転翼は、第1回転翼とは異
なる分級特性を有するとともに粉粒体の粉末度が
可変とされ、 これら回転翼群の上方には、各回転翼群からの
気体および粉粒体を混合して排出するための排出
口が設けられていることを特徴とする分級器であ
る。
作 用 本発明に従えば、ケーシング内の粉粒体は気体
とともにケーシング内の下方から供給される。こ
のように供給された気体および粉粒体は、ケーシ
ングの天井板の下方において上下に連結して配置
された複数段の回転翼群によつて、それぞれ分級
される。これらの各回転翼群は、上下方向の回転
軸線まわりに周方向に間隔をあけて配置された複
数の回転翼を有し、各回転翼群の分級特性は相互
に異なつて設定されており、またこれらの回転翼
群のうち、上段の第2回転翼の半径方向外方に
は、第2回転翼を外囲してケーシングの天井板か
ら垂設され、周方向に間隔をあけて複数の透孔部
が形成された筒状の衝突部材と、衝突部材の外周
方向に沿つて摺動し、前記衝突部材の透孔部の開
口面積を調節する蓋部材とから成る開口設定手段
が設けられている。
したがつて粉粒体の一部分は、前記開口設定手
段を介さず、回転翼群によつて分級作用を受け、
残余の粉粒体は前記開口設定手段によつて設定さ
れた面積を有する周方向の開口部を介して、回転
翼群によつて分級作用を受ける。このようにして
分級された粉粒体はそれぞれ混合されて、天井板
の前記回転軸線近傍に設けられた排出口から排出
される。ここで前記複数の回転翼群はそれぞれ異
なる分級特性を有し、開口設定手段による上段回
転翼群への開口面積を調整することによつて、所
望の粉末度と該粉末度における粒度構成とをそれ
ぞれ得ることができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の竪型ミル40の鉛
直軸線に沿う断面図であり、第2図は第1図の切
断面線−から見た断面図であり、第3図は竪
型ミル40の回転翼52に関連する構成の分解斜
視図であり、第4図は蓋部材81の一部分の斜視
図である。第1図〜第4図を参照して、竪型ミル
40の構成について説明する。竪型ミル40のケ
ーシング41内には、鉛直回転軸線を有するテー
ブル42が配置されており、駆動手段43によつ
て回転駆動される。テーブル42はテーブル本体
42aとテーブルライナ42bとを含む。
テーブルライナ42b上には、周方向に間隔を
あけて複数のローラ44が配置される。ローラ4
4の支持軸45は、アーム46と枢軸47を介し
て角変位可能に連結される。アーム46の枢軸4
7と反対側の端部は、ケーシング41の外方に延
べた加圧手段48に連結される。この加圧手段4
8はアーム46を弾発的に押圧し、したがつてロ
ーラ44はテーブルライナ42bに圧接される。
ケーシング41のテーブル42より下方に、後述
するように粉砕された粉粒体をケーシング41内
において上方に吹きあげ搬送する気体を供給する
送風口49が設けられる。送風口49から供給さ
れた気体は、テーブル42の下方にテーブル42
を外囲して設けられるダクトなどの送風手段50
を流過しつつ、テーブル42の半径方向外方で全
周に亘つて設けられているノズル77を介して、
上方に吹きあげられる。
ケーシング41内でテーブル42の上方には、
粉砕される原料を供給する供給シユート51が、
テーブル42の中央部付近上方で開口して設けら
れる。テーブル42のさらに上方には、逆円錐形
状のコーン71が設けられ、またケーシング41
の天井板57とコーン71の上端部との間に、鉛
直方向に延びる軸線まわりにそれぞれ角変位可能
な衝突羽根72が、周方向に多数配置される。ま
たコーン71の下端部は、後述されるように衝突
羽根72などによつて分級され比較的大径の粉粒
体が落下する落下口74としてテーブル42の中
央部上方付近に開口する。また前記衝突羽根72
はコーン71の半径方向と、共通する角度でそれ
ぞれ交差するように配置され、コーン71の半径
方向外方から各衝突羽根72間を通過して、コー
ン71の内方に移動した気体および粉粒体が、コ
ーン71内で旋回するように配置される。
コーン71の内方には、鉛直回転軸線まわりに
回転駆動される複数の第1回転翼52が周方向に
沿つて設けられる。各第1回転翼52の下方端部
は、支持部材53上に周方向に間隔をあけて固定
される。またこれらの第1回転翼52の上端部
は、環状の固定環材54に固定される。固定環材
54の第1回転翼52と反対側には、たとえば第
1回転翼52の配置数の約半分の数の第2回転翼
78が周方向に間隔をあけて固定される。この配
置数の相異によつて回転翼52,78群が異なつ
た分級特性が設定される。この第2回転翼78の
上端部は、固定環材79に共通に固定される。第
2回転翼78群と第1回転翼52群とはこのよう
に上下2段に一体形成される。また支持部材53
の回転中心位置には、駆動手段55によつて回転
駆動される回転軸56が固定される。
ケーシング41の天井板57には、前記固定環
材79が収納される程度の収納凹所80が、第1
図の上方にへこんで形成される。この収納凹所8
0の周縁部の天井板57から垂下し、第2回転翼
78を外囲する筒状の衝突部材58が、各第2回
転翼78間の間隔を塞ぐように設けられる。この
衝突部材58には、後述するように粒径が比較的
大きな粉粒体を取入れるための透孔部62が、周
方向に間隔をあけて複数(本実施例においては3
つ)形成される。
またこの衝突部材58の外周面と摺動自在な内
周面を有する円筒状の蓋部材81が配置される。
蓋部材81には、周方向に間隔をあけて前記衝突
部材58の透孔部62と、対応する形状および配
置位置に、複数(本実施例においては3つ)の透
孔82が形成される。各透孔82間には、周方向
に沿つて延びる案内長孔83がそれぞれ形成され
る。この案内長孔83にはそれぞれボルト84が
挿入され、衝突部材58の螺孔59に螺着され
る。したがつて、蓋部材81は衝突部材58の軸
線まわりに案内長孔83に沿つて角変位可能とな
り、衝突部材58と蓋部材81との各透孔62,
82の重畳部分である第2図に示す開口部84の
周方向に沿う長さ、したがつて開口部84の開口
面積を任意の値に設定することができる。ここで
衝突部材58および蓋部材81が開口設定手段を
構成する。
上述したようなコーン71、衝突羽根72、蓋
部材81、衝突部材58、第1回転翼52および
第2回転翼78が基本的に分級器63を構成す
る。分級器63によつて分級され、分級器63を
通過して回転翼52の半径方向内方に移動した粉
粒体は、天井板57に形成された排出口である排
出ダクト64によつてケーシング41の外部に取
出される。
以上のような構成を有する竪型ミル40の動作
について、第1図〜第3図を参照して説明する。
供給シユート51から供給される原料は、テーブ
ル42上に落下する。テーブル42は駆動手段4
3によつて回転駆動されているので、テーブル4
2上の原料は遠心力を受けて、テーブルライナ4
2bとローラ44との間に移動し、噛み込まれて
粉砕される。原料が粉砕されて得られた粉粒体
は、ノズル77を介する気体流によつてケーシン
グ41内で吹きあげられ上昇する。
ケーシング41内を上昇した気体および粉粒体
は、衝突羽根72間を流過してコーン71内に入
り旋回される。このとき粒径が大きな粉粒体ほ
ど、より大きな遠心力を受け、コーン71の内周
面付近に到達し、旋回しつつ下方に落下し落下口
74からテーブル42上に戻され再び粉砕され
る。
一方、残余の粉粒体の一部は、排出ダクト64
から排出される気体流に従い、回転駆動されてい
る第1回転翼52間を通過して、さらに半径方向
内方に移動しようとするけれども、この粉粒体中
で比較的粒径の大きな粉粒体は第1回転翼52へ
の衝突などによつて、比較的大きな遠心力を受
け、上述したような過程を経てテーブル42上に
戻される。第1回転翼52によつて飛ばされない
粉粒体は、第1回転翼52の半径方向内方に移動
する。
一方、コーン71内の粉粒体の残余の部分は、
蓋部材81および衝突部材58が形成する開口部
84を経て内方に移動するけれども、回転駆動さ
れている第2回転翼78への衝突などによつて、
比較的粒径の大きな粉粒体は第1回転翼52に関
する説明と同様の過程を経て分級され、テーブル
42上に戻される。第2回転翼78間を通過した
粉粒体を第1回転翼52間を通過した粉粒体と混
合され、排出ダクト64から気体流とともに排出
される。
第5図はこのような本実施例の竪型ミル40の
分級動作を説明するロージン・ラムラ線図であ
る。第5図において横軸に関するXは粒径、縦軸
に関するRは篩残量である。また第5図の二点鎖
線で示したライン1,3,4は従来技術の
説明において第14図のライン1,3,4
と同一である。以上第1図〜第5図を参照して、
堅型ミル40の分級動作について説明する。上述
したように、分級される粉粒体に関して、第1回
転翼52によつて分級されて、半径方向内方に移
動した粉粒体の粒度分布は、第5図のライン1
で示される。一方、開口部84および第2回転翼
78を介して半径方向内方に移動した粉粒体の粒
度分布は第5図のライン5で示される。すなわ
ち、第2回転翼78が設けられていない第12図
に示す従来技術の竪型ミル31における対応する
粒度分布3と比較し粒径がむやみと大きな超粗
粉が除かれている。このようにライン1,5
で示される粒度分布を有する粉粒体は排出ダクト
64で混合されつつ排出され得られた粉粒体の粒
度分布は、第5図のライン6で示されるように
なる。
ここでライン1のn値は原料が同一ならば基
本的に一定であり、その横方向位置は第1回転翼
52の回転速度を変化することによつて調整する
ことができる。一方、ライン5の横方向の位置
及びn値は、第2回転翼78の回転数(第1回転
翼52の回転数と同じ)の調整に併せて、第2回
転翼78の枚数の増減や第2回転翼78の翼幅の
大小調整によつて調整することができる。したが
つて排出ダクト64から最終的に取出される粉粒
体の粒度分布を示すライン6の横方向位置、す
なわち得られる粉粒体の粉末度(cm2/g)を任意
の程度に設定することができるとともに、当該粉
末度において粉粒体の粒度分布を示す第5図のラ
イン6のn値を所望の程度に設定することがで
きる。
一方、第5図に示すように第2回転翼78を通
過した粉粒体の粒度分布は、従来技術における対
応する粒度分布を示すライン3よりも過大粒子
がカツトされ、したがつてたとえば粒径88μm以
上の粉粒体の含有率は、従来技術においては第5
図に示すごとくR1%であつたが、本実施例にお
いてはR1より格段に小さな含有率R2%とするこ
とができる。このようにしてたとえばセメントを
製造する際に、セメントの強度発現性の悪化要因
となる。88μm残分を、たとえば1%未満など所
望の程度に低減することができる。
第6図は以上のような構成と動作を有する竪型
ミル40に関連する構成を示す系統図である。す
なわち竪型ミル40の排出ダクト64は、サイク
ロン集塵器85に接続されており、ケーシング4
1内の気体および粉粒体は、サイクロン集塵器8
5を介して吸引フアン86によつて吸引される。
またサイクロン集塵器85の製品排出シユート8
7にはダンパ88が接続されており、サイクロン
集塵器85内が吸引フアン86によつて負圧とさ
れていても、製品排出シユート87を介して大気
が流入しないように構成されている。
ダンパ88から取出される製品の粉末度および
粒度構成は、検出手段89によつて検出されn値
が算出される。検出手段89からの信号は、制御
手段90に与えられる。制御手段90には予め所
望のn値が設定されており、検出手段89におい
て算出された製品に関するn値と比較演算を行な
い、製品のn値が所望のn値に一致するように、
駆動手段55およびシリンダ91の駆動手段92
の駆動状態を制御する。
第7図は第6図示のシリンダ91に関連する構
成を示す斜視図である。第1図〜第3図を参照し
た説明において蓋部材81は、案内長孔83にボ
ルト84が挿通されて衝突部材58に周方向に角
変位自在に取付けられる。このような蓋部材81
には、クランク93の一端部が固定される。クラ
ンク93の他端部はシリンダ91のピストン軸9
4とピン結合される。シリンダ91のシリンダヘ
ツド側は、たとえばケーシング41の天井板57
などに設けられたブラケツト95とピン結合され
る。したがつてシリンダ91を伸縮変位させる
と、蓋部材81は矢符A1方向または矢符A2方
向にそれぞれ角変位することができる。すなわち
蓋部材81および衝突部材58の各透孔82,6
2から形成される開口部84の開口面積を、所望
の程度に変化することができる。
このように制御手段90によつて回転翼52,
78の回転速度を変化することによつて、回転翼
52,78の各分級特性を示す第5図に示すライ
ン1,5を、第5図の左右方向に平行移動す
ることができるとともに、前記開口部84の開口
面積を変化することによつて、第2回転翼78間
から取入れられる粉粒体の量を変化することがで
き、したがつて第5図のライン5のn値を変化
することができる。これらを組合わせて、第5図
に示すライン6の第5図における左右方向の位
置、すなわち排出ダクト64から排出される粉粒
体の粉末度(cm2/g)と、当該粉末度における粒
度構成とを、所定の値に一致させこれを維持する
ようにできる。
本発明は前述の実施例のように竪型ミル40に
実施されるばかりでなく、粉粒体を分級する必要
がある他の広範な技術分野に関連して広く実施さ
れることができる。
効 果 以上のように本発明に従う分級器において、ケ
ーシングの天井板の下方で上下に複数段の回転翼
群が設けられる。各回転翼群はそれぞれ同心に配
置され、相互の分級特性は異なつて設定されてお
り、それらのうち、上段の第2回転翼の半径方向
外方には、第2回転翼を外囲してケーシングの天
井板から垂設され、周方向に間隔をあけて複数の
透孔部が形成された筒状の衝突部材と、衝突部材
の外周方向に沿つて摺動し、前記衝突部材の透孔
部の開口面積を調節する蓋部材とから成る開口設
定手段が設けられる。また回転翼群の上方の天井
板には、各回転翼群からの気体および粉粒体が混
合されて排出される排出口が設けられる。
このように構成された分級器では、各回転翼群
から分級されて排出口にそれぞれ導かれる粉粒体
の粒度分布は、各回転翼群の分級特性に従つて異
なつており、また前記開口設定手段によつて設定
される開口部からは、比較的粒径の大きな粉粒体
が取入れられ、この開口部に対応する回転翼群に
よつて分級されたのちであつても、残余の他の回
転翼群から取入れられる粉粒体よりも比較的粒径
の大きな粉粒体が取入れられる。したがつて前記
開口面積を変化することによつて、この開口部に
対応する回転翼群から取入れられる粉粒体の粒度
分布を所望の程度に設定することができる。また
回転翼群の回転速度を変化することによつて、取
入れられる粉粒体の粉末度を所望の程度に設定す
ることができる。したがつてこれらを組合わせ
て、排出口から取出される粉粒体の粉末度および
当該粉末度における粒度分布、すなわちn値を所
望の程度に設定することができる。
さらに本発明によると、分級調整のための開口
設定手段にかかる衝突部材は、ケースの天井板か
ら垂設されるため取付けが容易であり、これにと
もなう蓋部材などの開口調整部材も容易に装着で
き、したがつてこれら開口設定手段は低コストで
取付けでき、かつ操作も簡単である。本発明で
は、開口面積を調節できるのは、上段の第2回転
翼に対してのみであり、下段の第1回転翼による
分級作用は一定しているので、第1回転翼と第2
回転翼とを併用して行う並列分級においても、そ
の調整は上段の第2回転翼のみで行うことがで
き、並列分級における操作性が高い。特に第1回
転翼のみで行う普通分級と前記並列分級との相互
切換えも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の竪型ミル40の断
面図、第2図は第1図の切断面線−から見た
断面図、第3図は回転翼52,78に関連する構
成を示す分解斜視図、第4図は蓋部材81の一部
分を示す斜視図、第5図は竪型ミル40の分級動
作を説明するロージン・ラムラ線図、第6図は竪
型ミル40を含む構成の系統図、第7図は蓋部材
81を駆動する構成を示す斜視図、第8図は第1
の従来技術の竪型ミル1の断面図、第9図は第2
の従来技術の竪型ミル20の断面図、第10図は
竪型ミル20の分級動作を説明するロージン・ラ
ムラ線図、第11図は第3の従来技術の竪型ミル
30の断面図、第12図は第4の竪型ミルの断面
図、第13図は第12図示の竪型ミルの衝突部材
の斜視図、第14図は第12図示の竪型ミルの分
級動作を説明するロージン・ラムラ線図である。 40……竪型ミル、41……ケーシング、49
……送風口、52……第1回転翼、54,79…
…固定環材、55……駆動手段、56……回転
軸、57……天井板、58……衝突部材、62,
82……透孔、63……分級器、64……排出ダ
クト、72……衝突羽根、73……分級器、77
……ノズル、78……第2回転翼、81……蓋部
材、84……開口部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気体および粉粒体が下方から供給されるケー
    シング内で、テーブルの上方に、下端部を開口し
    た逆円錐台状のコーンが設けられ、ケーシングの
    天井板とコーンとの間に、鉛直軸線まわりに角変
    位可能な衝突羽根が周方向に多数配置され、 また、これらの衝突羽根およびコーンの内方で
    ケーシングの天井板の下方に、鉛直回転軸線まわ
    りに回転駆動される第2回転翼と第1回転翼との
    上下2枚の回転翼群が固定環材を介して一体形成
    され、 第1回転翼群の各回転翼は、周方向に間隔をあ
    けて下方端部を支持部材上に固定され、 第2回転翼群は、前記第1回転翼群より少ない
    数の回転翼が周方向に間隔をあけて上端部を固定
    環材に固定され、 第2回転翼の半径方向外方には、第2回転翼を
    外囲してケーシングの天井板から垂設され、周方
    向に間隔をあけて複数の透孔部が形成された筒状
    の衝突部材と、衝突部材の外周方向に沿つて摺動
    し、前記衝突部材の透孔部の開口面積を調節する
    蓋部材とから成る開口設定手段が設けられてお
    り、 これによつて第2回転翼は、第1回転翼とは異
    なる分級特性を有するとともに粉粒体の粉末度が
    可変とされ、 これら回転翼群の上方には、各回転翼群からの
    気体および粉粒体を混合して排出するための排出
    口が設けられていることを特徴とする分級器。
JP3124486A 1986-02-15 1986-02-15 分級器 Granted JPS62191082A (ja)

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JPH07108387B2 (ja) * 1988-04-11 1995-11-22 三菱重工業株式会社 粉砕機用ロータリーセパレータ
JP6570270B2 (ja) * 2015-03-10 2019-09-04 株式会社栗本鐵工所 分級機能付粉砕装置

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