JPH0580950B2 - - Google Patents
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- JPH0580950B2 JPH0580950B2 JP6595488A JP6595488A JPH0580950B2 JP H0580950 B2 JPH0580950 B2 JP H0580950B2 JP 6595488 A JP6595488 A JP 6595488A JP 6595488 A JP6595488 A JP 6595488A JP H0580950 B2 JPH0580950 B2 JP H0580950B2
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- Japan
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- weight
- block copolymer
- monomers
- polymer mixture
- aromatic polycarbonate
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Description
本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂を主体
とし、2種のポリマー性添加剤を有するポリマー
混合物に係る。添加剤と一方は、これら3種の成
分を基準にして0.5〜10重量%のと1種以上のグ
ラフトコポリマーで形成されており、このグラフ
トコポリマーは、50重量%より多くが重合ジエン
から構成されたエラストマー性のコアと、任意
に、その上にグラフト化によつて重合されたビニ
ルモノマーからなる少なくともひとつの中間相
と、さらに、C1〜C6アルキルアクリレート、C1
〜C6アルキルメタクリレート、アクリル酸、メ
タクリル酸およびこれらのモノマーの2種以上の
混合物より成る群の中から選択された1種以上の
モノマーを架橋剤と共に前記の相の上にグラフト
化によつて重合してなる生成物から構成されたシ
エルと、を有しており、他方の添加剤はブロツク
コポリマーである。 上記のような混合物はヨーロツパ特許出願公開
第0173358号によつて公知である。このヨーロツ
パ特許出願でブロツクコポリマーとして使用され
ているのは、三成分混合物に対して0.5〜4重量
%の、1種以上の部分的に水素化されたブロツク
コポリマーであり、このブロツクコポリマーは、
5000〜125000の数平均分子量を有するモノアルケ
ニルアリーレンの末端ポリマーブロツクA少なく
とも2個と、10000〜300000の数平均分子量を有
する共役ジエンの中間ポリマーブロツクB少なく
とも1個とから構成されており、この末端ポリマ
ーブロツクAはブロツクコポリマーの8〜55重量
%を占めており、ポリマーブロツクAの芳香族二
重結合の25重量%以下およびポリマーブロツクB
の脂肪族二重結合の少なくとも80重量%な水素化
によつて還元されている。 英国特許第2004284号明細書によつて公知の、
芳香族ポリカーボネートと極めて選択的に水素化
したブロツクコポリマーとの組合せに比べてみ
て、ヨーロツパ特許出願公開第0173358号の混合
物は低温での衝撃強さと有機溶剤に対する耐性と
において有れており、しかも層剥離がより少な
い。しかし実際的には、これらの混合物はあらゆ
る点で満足ではないことが判明している。衝撃強
さが改善されたとはいうものの、シヤルピー試験
による低温での値は未だ改良が望まれたままであ
る。さらに、層剥離の傾向は小さくなつたもの
の、その低い傾向によつて、着色製品の色の深さ
が不十分となり、さらにときには表面欠陥が生ず
ることもある。この欠点は、特に、輝くばかりに
目立つ色が望ましい安全ヘルメツトや、射出成形
の際表面に不快な縞模様を示すようになることが
ある自動車のバンパーなどのように大型の物品を
製造する場合ますます重大な問題となる。 層剥離は他方において良好な衝撃強さを増進す
るということに注意すべきである。したがつて、
問題は層剥離をさらに低減させながら他方で衝撃
強さをなおも改善することだつたのである。 本出願人は、驚くべきことに、ブロツクコポリ
マーを別のブロツクポリマーに代え、かつ3種の
成分の間の比を多少調節することによつて上記の
問題を解決することに成功したのである。 したがつて本発明は最初に述べたようなタイプ
のポリマー混合物に係り、その特徴とするところ
は、3種の成分と合計に対して、芳香族ポリカー
ボネート樹脂の量が80〜99重量%であることと、
第三の成分がポリカーボネートとポリシロキサン
のブロツクコポリマーであり3成分の合計に対し
て0.5〜10重量%を構成するということである。 本発明のポリマー混合物は、芳香族ポリカーボ
ネート樹脂が86〜97重量%、グラフトコポリマー
が2〜6重量%、ブロツクコポリマーが1〜8重
量%であるのが好ましい。 国際出願公開第80/00084号には、芳香族ポリ
カーボネートと、芳香族ポリカーボネートおよび
ポリオルガノシロキサンの交互セグメントよりな
るブロツクコポリマーとのブレンドが記載されて
いる。しかし、グラフトコポリマーを添加するこ
とについては記載されていない。本発明のポリカ
ー混合物は、国際出願公開第80/00084号の混合
物と比べてみて、室温と低温での流動特性および
衝撃強さが双方とも優れている。本発明の混合物
は一貫性において優れている。すなわち、同一の
調合を再現する際の性質のバラツキがより小さく
なつている。本発明の混合物の形態の制御はより
容易になつていると思われる。 ヨーロツバ特許出願公開第0135794号には、ポ
リジオルガノシロキサンーポリカーボネートブロ
ツクコポリマー(10〜98重量部)、ゴム質重合体
(1〜30重量部)およびポリアルキレンテレフタ
レート(0〜50重量部)から成るポリマー混合物
が記載されている(クレーム2)。そのクレーム
3によれば、ポリジオルガノシロキサン−ポリカ
ーボネートブロツクポリマーはその一部をポリカ
ーボネートで置き代えることができる。この特許
出願には、本願でクレームしているような三成分
の混合物を取り扱つた例はない。ヨーロツパ特許
出願公開第0135794号は、ポリカーボネート含有
量よりポリジオルガノシロキサン−ポリカーボネ
ートブロツクコポリマーの含有量の方が高い混合
物を示唆している。本発明は明らかにブロツクコ
ポリマーの量と比べてポリカーボネートの量の方
が高い混合物に関するものである。ヨーロツパ特
許出願公開第0135794号に記載されているような
ブロツクコポリマーの含有量が高い混合物はエラ
ストマーの挙動を示す。本発明の混合物は剛性が
ずつと高い。 芳香族ポリカーボネート樹脂とグラフトポリマ
ーは、ヨーロツパ特許出願公開第0173358号に記
載されているものと同じタイプとものであり、し
たがつてこの点に関するさらなる詳細は該ヨーロ
ツパ特許出願を参照されたい。ポリカーボネート
樹脂に関する限り、次の点について述べれば充分
であろう。すなわち、ポリカーボネート樹脂は通
常二価フエノールとカーボネート前駆体、たとえ
ばホスゲン、ハロゲン、置換ギ酸エステルまたは
炭酸エステルとから誘導されていること、およ
び、多くの二価フエノールが適しており、中でも
ビスフエノール−A(BPA)が好ましく、場合に
よつては難燃性にするためにハロゲン含有二価フ
エノールと組合せて用いるということである。さ
らにヨーロツパ特許出願公開第0173358号に述べ
られているように、芳香族ポリカーボネート樹脂
はp−ジオキサン中30℃で測定した固有粘度が約
0.30〜0.75部/gであるのが好ましい。しかし、
たとえば米国特許第4001184号明細書に記載され
ているような架橋したポリカーボネート樹脂も適
している。 すでに述べたように、グラフトコポリマーもヨ
ーロツパ特許出願公開第0173358号に詳細に記載
されている。したがつてここでは二、三の点につ
いて触れるだけで足りるであろう。グラフトコポ
リマーのコアは、スチレンが約10〜50重量%でブ
タジエンが約90〜50重量%であるスチレン−ブタ
ジエンコポリマーから成つているのが好ましい。
またこのコアは架橋剤を含んでいてもよい。グラ
フトコポリマーに任意に存在する第二の中間相ま
たはそれ以上の相は、1種以上のビニルモノマー
(中でもスチレンが好ましい)をグラフト重合し
て得られる。しかし、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、ハロゲン化スチレンダなどのような
化合物ならびにアクリロニトリル、メタクリロニ
トリルおよびこれらのハロゲン化誘導体などのよ
うな化合物も使用できる。シエルは、すでにこの
相に関して前述したモノマーの1種以上(たとえ
ばメタクリル酸メチル)を架橋剤と共にグラフト
重合して得られる。架橋剤は、グラフトコポリマ
ー全体に対して約0.1〜2.5重量%の量で使用する
のが便利である。架橋剤としては、ほとんど同じ
速度で重合する不飽和基を有するポリアルケン性
不飽和モノマーが使用される。このタイプの架橋
性モノマーは広く知られており、この例として
は、アクリル酸基またはメタクリル酸基は2個以
上有するポリオールのエステル、ポリビニルベン
ゼン、アクリル酸ビニルおよびメタクリル酸ビニ
ルがある。ブチレンジアクリレートが好ましく使
用される。所望のシエル−コア構造を得るために
は、シエル中に架橋剤が存在することが必要であ
る。 通常グラフトコポリマーは、コアが60〜80重量
部、任意に存在する中間相が10〜20重量部、そし
てシエルが約10〜20重量部で構成されている。一
連のこの種の市販製品はロール・アンド・ハー
ス・ケミカル・カンパニー(Rohm and Haas
Chemical Company)が「アクリロイド
(ACRYLOID)」という商品名で上市している。
グラフトコポリマーのさらなる詳細は米国特許第
4180494号明細書にもみられる。 本発明で使用するブロツクコポリマーは、ポリ
カーボネートとポリシロキサンの線状ブロツクコ
ポリマーである。このようなブロツクコポリマー
はそれ自体公知である。ポリカーボネートブロツ
クはビスフエノール−Aから誘導されたものが好
ましい。ポリシロキサンブロツクは、メチル基、
ビニル基および/またはフエニル基(メチル基が
好ましい)で置換されたシロキサンから誘導され
ているのが便利である。ブロツク当たりのジメチ
ルシロキサン単位の数は7〜11個が好ましく、こ
のタイプの適切なブロツクコポリマーはゼネラ
ル・エレクトリツク(General Electric)の市販
製品「LR3320」である。この製品はポリビスフ
エノール−A−ポリカーボネートとポリ(ジメチ
ルシロキサン)とのブロツクコポリマーであり、
このブロツクはシロキサン単位が約9個である。
適切なブロツクコポリマーの詳細は、たとえば、
米国特許第2999845号および第3189662号、ならび
にヨーロツパ特許出願公開第0135794号、第
0146827号および第0193757号にみることができ
る。 ヨーロツパ特許出願公開第0173358号と同様に、
本発明のポリカー混合物は、上記の成分に加え
て、常用の添加剤、たとえば顔料、難燃性添加
剤、強化剤、充填剤、安定剤などを含んでいても
よい。 ポリマー混合物の製造方法には特に臨界的な要
素はない。ヨーロツパ特許出願公開第0173358号
と同様に、成分と添加剤を乾燥状態で混合し、得
られた混合物を押出し、次に切断して粒状とする
のが好ましく、この粒子は最終の賦形プロセスに
かけることができる。 以下特定実施例によつて本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例 本発明は従つていくつかの混合物を調製し、ヨ
ーロツパ特許出願公開第0173358号の好ましい混
合物と比較した。 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロ
パン(ビスフエノール−A)とホスゲンから誘導
された、25℃のジクロロメタン中で測定した粘度
が53ml/gであるホモポリマーのポリカーポネー
トを使用した。使用したグラフトコポリマーは市
販製品のアクリロイド(ACRYLOID)KM653で
あり、上述のコツペル(Copel)LR3320をブロ
ツクコポリマーとして使用した。ヨーロツパ特許
出願公開第0173358号に従つた比較テストではク
レートン(Kraton)G1650を使用した。 これらの混合物は、パツペンマイヤー
(Papenmeyer)の高速ミキサー中で、安定剤
(ポリマー混合物100部に付き、有機亜リン酸エス
テル0.1部、有機チオ−エーテル−エステルが0.2
部、アルキルアリールプロピオネートが0.3部)
および煤顔料(ポリマー混合物100部に付き)0.3
部と予備混合した。得られた混合物を30mmダブル
ブレード式ワーナ−−プフライデラー(Werner
−Pfleiderer)型エクストルーダーに入れて315
〜320℃で溶融して押出した後造粒した。この粒
子から300℃の射出成形機によつて規格化した試
験片を製造し、以下の特性を測定した。 衝撃強さはシヤルピー(Charpy)のノツチ付
きテスト(DIN53453)に従つて測定した。これ
は−30℃で実施した。 2種の異なる剪断速度で溶融粘度を測定した。
溶融体は非ニユートン液体であり、チクソトロピ
ーの程度が高くなるにつれて層剥離も起こり易く
なる。 二つのテストに関して化学薬品耐性を測定し
た。すなわち、室温でC重油(イソオクタンとト
ルエンの混合物)に30秒間浸した後−20℃で「落
錐」試験に従つて衝撃強さを測定した。従来技術
で引用した先の出願とは対象的に、サンプルには
傷すなわちノツチを付けなかつた。したがつても
ちろん、全体を通じて先の出願よりも高い値とな
つている。この試験装置では220Jを越える高い値
は測定できない。したがつて、これより高い値で
は破壊は起こらないので以下の表には「NB」と
表示する。最後に、破断時の伸びも−20℃で、か
つ前以て変形を与えずに室温で30秒間C重油に浸
漬した後に測定した。引張速度は100cm/分であ
つた。 試験した組成と得られた実験結果を以下の表に
示す。
とし、2種のポリマー性添加剤を有するポリマー
混合物に係る。添加剤と一方は、これら3種の成
分を基準にして0.5〜10重量%のと1種以上のグ
ラフトコポリマーで形成されており、このグラフ
トコポリマーは、50重量%より多くが重合ジエン
から構成されたエラストマー性のコアと、任意
に、その上にグラフト化によつて重合されたビニ
ルモノマーからなる少なくともひとつの中間相
と、さらに、C1〜C6アルキルアクリレート、C1
〜C6アルキルメタクリレート、アクリル酸、メ
タクリル酸およびこれらのモノマーの2種以上の
混合物より成る群の中から選択された1種以上の
モノマーを架橋剤と共に前記の相の上にグラフト
化によつて重合してなる生成物から構成されたシ
エルと、を有しており、他方の添加剤はブロツク
コポリマーである。 上記のような混合物はヨーロツパ特許出願公開
第0173358号によつて公知である。このヨーロツ
パ特許出願でブロツクコポリマーとして使用され
ているのは、三成分混合物に対して0.5〜4重量
%の、1種以上の部分的に水素化されたブロツク
コポリマーであり、このブロツクコポリマーは、
5000〜125000の数平均分子量を有するモノアルケ
ニルアリーレンの末端ポリマーブロツクA少なく
とも2個と、10000〜300000の数平均分子量を有
する共役ジエンの中間ポリマーブロツクB少なく
とも1個とから構成されており、この末端ポリマ
ーブロツクAはブロツクコポリマーの8〜55重量
%を占めており、ポリマーブロツクAの芳香族二
重結合の25重量%以下およびポリマーブロツクB
の脂肪族二重結合の少なくとも80重量%な水素化
によつて還元されている。 英国特許第2004284号明細書によつて公知の、
芳香族ポリカーボネートと極めて選択的に水素化
したブロツクコポリマーとの組合せに比べてみ
て、ヨーロツパ特許出願公開第0173358号の混合
物は低温での衝撃強さと有機溶剤に対する耐性と
において有れており、しかも層剥離がより少な
い。しかし実際的には、これらの混合物はあらゆ
る点で満足ではないことが判明している。衝撃強
さが改善されたとはいうものの、シヤルピー試験
による低温での値は未だ改良が望まれたままであ
る。さらに、層剥離の傾向は小さくなつたもの
の、その低い傾向によつて、着色製品の色の深さ
が不十分となり、さらにときには表面欠陥が生ず
ることもある。この欠点は、特に、輝くばかりに
目立つ色が望ましい安全ヘルメツトや、射出成形
の際表面に不快な縞模様を示すようになることが
ある自動車のバンパーなどのように大型の物品を
製造する場合ますます重大な問題となる。 層剥離は他方において良好な衝撃強さを増進す
るということに注意すべきである。したがつて、
問題は層剥離をさらに低減させながら他方で衝撃
強さをなおも改善することだつたのである。 本出願人は、驚くべきことに、ブロツクコポリ
マーを別のブロツクポリマーに代え、かつ3種の
成分の間の比を多少調節することによつて上記の
問題を解決することに成功したのである。 したがつて本発明は最初に述べたようなタイプ
のポリマー混合物に係り、その特徴とするところ
は、3種の成分と合計に対して、芳香族ポリカー
ボネート樹脂の量が80〜99重量%であることと、
第三の成分がポリカーボネートとポリシロキサン
のブロツクコポリマーであり3成分の合計に対し
て0.5〜10重量%を構成するということである。 本発明のポリマー混合物は、芳香族ポリカーボ
ネート樹脂が86〜97重量%、グラフトコポリマー
が2〜6重量%、ブロツクコポリマーが1〜8重
量%であるのが好ましい。 国際出願公開第80/00084号には、芳香族ポリ
カーボネートと、芳香族ポリカーボネートおよび
ポリオルガノシロキサンの交互セグメントよりな
るブロツクコポリマーとのブレンドが記載されて
いる。しかし、グラフトコポリマーを添加するこ
とについては記載されていない。本発明のポリカ
ー混合物は、国際出願公開第80/00084号の混合
物と比べてみて、室温と低温での流動特性および
衝撃強さが双方とも優れている。本発明の混合物
は一貫性において優れている。すなわち、同一の
調合を再現する際の性質のバラツキがより小さく
なつている。本発明の混合物の形態の制御はより
容易になつていると思われる。 ヨーロツバ特許出願公開第0135794号には、ポ
リジオルガノシロキサンーポリカーボネートブロ
ツクコポリマー(10〜98重量部)、ゴム質重合体
(1〜30重量部)およびポリアルキレンテレフタ
レート(0〜50重量部)から成るポリマー混合物
が記載されている(クレーム2)。そのクレーム
3によれば、ポリジオルガノシロキサン−ポリカ
ーボネートブロツクポリマーはその一部をポリカ
ーボネートで置き代えることができる。この特許
出願には、本願でクレームしているような三成分
の混合物を取り扱つた例はない。ヨーロツパ特許
出願公開第0135794号は、ポリカーボネート含有
量よりポリジオルガノシロキサン−ポリカーボネ
ートブロツクコポリマーの含有量の方が高い混合
物を示唆している。本発明は明らかにブロツクコ
ポリマーの量と比べてポリカーボネートの量の方
が高い混合物に関するものである。ヨーロツパ特
許出願公開第0135794号に記載されているような
ブロツクコポリマーの含有量が高い混合物はエラ
ストマーの挙動を示す。本発明の混合物は剛性が
ずつと高い。 芳香族ポリカーボネート樹脂とグラフトポリマ
ーは、ヨーロツパ特許出願公開第0173358号に記
載されているものと同じタイプとものであり、し
たがつてこの点に関するさらなる詳細は該ヨーロ
ツパ特許出願を参照されたい。ポリカーボネート
樹脂に関する限り、次の点について述べれば充分
であろう。すなわち、ポリカーボネート樹脂は通
常二価フエノールとカーボネート前駆体、たとえ
ばホスゲン、ハロゲン、置換ギ酸エステルまたは
炭酸エステルとから誘導されていること、およ
び、多くの二価フエノールが適しており、中でも
ビスフエノール−A(BPA)が好ましく、場合に
よつては難燃性にするためにハロゲン含有二価フ
エノールと組合せて用いるということである。さ
らにヨーロツパ特許出願公開第0173358号に述べ
られているように、芳香族ポリカーボネート樹脂
はp−ジオキサン中30℃で測定した固有粘度が約
0.30〜0.75部/gであるのが好ましい。しかし、
たとえば米国特許第4001184号明細書に記載され
ているような架橋したポリカーボネート樹脂も適
している。 すでに述べたように、グラフトコポリマーもヨ
ーロツパ特許出願公開第0173358号に詳細に記載
されている。したがつてここでは二、三の点につ
いて触れるだけで足りるであろう。グラフトコポ
リマーのコアは、スチレンが約10〜50重量%でブ
タジエンが約90〜50重量%であるスチレン−ブタ
ジエンコポリマーから成つているのが好ましい。
またこのコアは架橋剤を含んでいてもよい。グラ
フトコポリマーに任意に存在する第二の中間相ま
たはそれ以上の相は、1種以上のビニルモノマー
(中でもスチレンが好ましい)をグラフト重合し
て得られる。しかし、ビニルトルエン、α−メチ
ルスチレン、ハロゲン化スチレンダなどのような
化合物ならびにアクリロニトリル、メタクリロニ
トリルおよびこれらのハロゲン化誘導体などのよ
うな化合物も使用できる。シエルは、すでにこの
相に関して前述したモノマーの1種以上(たとえ
ばメタクリル酸メチル)を架橋剤と共にグラフト
重合して得られる。架橋剤は、グラフトコポリマ
ー全体に対して約0.1〜2.5重量%の量で使用する
のが便利である。架橋剤としては、ほとんど同じ
速度で重合する不飽和基を有するポリアルケン性
不飽和モノマーが使用される。このタイプの架橋
性モノマーは広く知られており、この例として
は、アクリル酸基またはメタクリル酸基は2個以
上有するポリオールのエステル、ポリビニルベン
ゼン、アクリル酸ビニルおよびメタクリル酸ビニ
ルがある。ブチレンジアクリレートが好ましく使
用される。所望のシエル−コア構造を得るために
は、シエル中に架橋剤が存在することが必要であ
る。 通常グラフトコポリマーは、コアが60〜80重量
部、任意に存在する中間相が10〜20重量部、そし
てシエルが約10〜20重量部で構成されている。一
連のこの種の市販製品はロール・アンド・ハー
ス・ケミカル・カンパニー(Rohm and Haas
Chemical Company)が「アクリロイド
(ACRYLOID)」という商品名で上市している。
グラフトコポリマーのさらなる詳細は米国特許第
4180494号明細書にもみられる。 本発明で使用するブロツクコポリマーは、ポリ
カーボネートとポリシロキサンの線状ブロツクコ
ポリマーである。このようなブロツクコポリマー
はそれ自体公知である。ポリカーボネートブロツ
クはビスフエノール−Aから誘導されたものが好
ましい。ポリシロキサンブロツクは、メチル基、
ビニル基および/またはフエニル基(メチル基が
好ましい)で置換されたシロキサンから誘導され
ているのが便利である。ブロツク当たりのジメチ
ルシロキサン単位の数は7〜11個が好ましく、こ
のタイプの適切なブロツクコポリマーはゼネラ
ル・エレクトリツク(General Electric)の市販
製品「LR3320」である。この製品はポリビスフ
エノール−A−ポリカーボネートとポリ(ジメチ
ルシロキサン)とのブロツクコポリマーであり、
このブロツクはシロキサン単位が約9個である。
適切なブロツクコポリマーの詳細は、たとえば、
米国特許第2999845号および第3189662号、ならび
にヨーロツパ特許出願公開第0135794号、第
0146827号および第0193757号にみることができ
る。 ヨーロツパ特許出願公開第0173358号と同様に、
本発明のポリカー混合物は、上記の成分に加え
て、常用の添加剤、たとえば顔料、難燃性添加
剤、強化剤、充填剤、安定剤などを含んでいても
よい。 ポリマー混合物の製造方法には特に臨界的な要
素はない。ヨーロツパ特許出願公開第0173358号
と同様に、成分と添加剤を乾燥状態で混合し、得
られた混合物を押出し、次に切断して粒状とする
のが好ましく、この粒子は最終の賦形プロセスに
かけることができる。 以下特定実施例によつて本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例 本発明は従つていくつかの混合物を調製し、ヨ
ーロツパ特許出願公開第0173358号の好ましい混
合物と比較した。 2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロ
パン(ビスフエノール−A)とホスゲンから誘導
された、25℃のジクロロメタン中で測定した粘度
が53ml/gであるホモポリマーのポリカーポネー
トを使用した。使用したグラフトコポリマーは市
販製品のアクリロイド(ACRYLOID)KM653で
あり、上述のコツペル(Copel)LR3320をブロ
ツクコポリマーとして使用した。ヨーロツパ特許
出願公開第0173358号に従つた比較テストではク
レートン(Kraton)G1650を使用した。 これらの混合物は、パツペンマイヤー
(Papenmeyer)の高速ミキサー中で、安定剤
(ポリマー混合物100部に付き、有機亜リン酸エス
テル0.1部、有機チオ−エーテル−エステルが0.2
部、アルキルアリールプロピオネートが0.3部)
および煤顔料(ポリマー混合物100部に付き)0.3
部と予備混合した。得られた混合物を30mmダブル
ブレード式ワーナ−−プフライデラー(Werner
−Pfleiderer)型エクストルーダーに入れて315
〜320℃で溶融して押出した後造粒した。この粒
子から300℃の射出成形機によつて規格化した試
験片を製造し、以下の特性を測定した。 衝撃強さはシヤルピー(Charpy)のノツチ付
きテスト(DIN53453)に従つて測定した。これ
は−30℃で実施した。 2種の異なる剪断速度で溶融粘度を測定した。
溶融体は非ニユートン液体であり、チクソトロピ
ーの程度が高くなるにつれて層剥離も起こり易く
なる。 二つのテストに関して化学薬品耐性を測定し
た。すなわち、室温でC重油(イソオクタンとト
ルエンの混合物)に30秒間浸した後−20℃で「落
錐」試験に従つて衝撃強さを測定した。従来技術
で引用した先の出願とは対象的に、サンプルには
傷すなわちノツチを付けなかつた。したがつても
ちろん、全体を通じて先の出願よりも高い値とな
つている。この試験装置では220Jを越える高い値
は測定できない。したがつて、これより高い値で
は破壊は起こらないので以下の表には「NB」と
表示する。最後に、破断時の伸びも−20℃で、か
つ前以て変形を与えずに室温で30秒間C重油に浸
漬した後に測定した。引張速度は100cm/分であ
つた。 試験した組成と得られた実験結果を以下の表に
示す。
【表】
【表】
引張速度
100cm/分
上の実験結果から分かるように、本発明のポリ
マー混合物は溶融状態で、ヨーロツパ特許出願公
開第0173358号の最良のブレンドよりチクソトロ
ピー性が低い(したがつてこのことは層剥離傾向
も小さいことを意味する)。さらに、シヤルピー
試験で大幅に改良されたノツチ付き衝撃値がみら
れる。石油のような液体に浸漬した後の落錐試験
に対する値もまた改善の程度が高いことを示して
おり、この実験と破断時のびに関する試験から、
本発明の混合物の化学薬品耐性は比較の混合物と
少なくともほとんど同じ位に大きいかまたはそれ
以上であると思われる。 本明細書中で述べた平均分子量の数は数平均の
値であり、標準としてポリスチレンを用いて25℃
のCHCl3中でゲル透過クロマトグラフイーによつ
て測定したものである。
100cm/分
上の実験結果から分かるように、本発明のポリ
マー混合物は溶融状態で、ヨーロツパ特許出願公
開第0173358号の最良のブレンドよりチクソトロ
ピー性が低い(したがつてこのことは層剥離傾向
も小さいことを意味する)。さらに、シヤルピー
試験で大幅に改良されたノツチ付き衝撃値がみら
れる。石油のような液体に浸漬した後の落錐試験
に対する値もまた改善の程度が高いことを示して
おり、この実験と破断時のびに関する試験から、
本発明の混合物の化学薬品耐性は比較の混合物と
少なくともほとんど同じ位に大きいかまたはそれ
以上であると思われる。 本明細書中で述べた平均分子量の数は数平均の
値であり、標準としてポリスチレンを用いて25℃
のCHCl3中でゲル透過クロマトグラフイーによつ
て測定したものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 芳香族ポリカーボネート樹脂を主体とし2種
のポリマー性添加剤を有するポリマー混合物であ
つて、 添加剤の一方は、50重量%より多くの重合ジエ
ンから構成されたエラストマー性コアと、任意に
その上にグラフトによつて重合されたビニルモノ
マーの少なくともひとつの中間相と、C1〜C6ア
ルキルアクリレート、C1〜C6アルキルメタクリ
レート、アクリル酸、メタクリル酸およびこれら
のモノマーの2種以上の混合物より成る群の中か
ら選択された1種以上のモノマーを架橋剤と共に
前記の相の上にグラフトによつて重合した生成物
から構成されたシエルと、を有する1種以上のグ
ラフトコポリマー0.5〜10重量%(前記の三成分
基準)で形成されており、他方の添加剤はブロツ
クコポリマーであり、 前記の三成分を基準にして芳香族ポリカーボネ
ート樹脂の量が80〜99重量%であり、第三の成分
が前記の三成分を基準にして0.5〜10重量%の、
ポリカーボネートおよびポリシロキサンのブロツ
クコポリマーで形成されることを特徴とするポリ
マー混合物。 2 3成分の量が、芳香族ポリカーボネート樹脂
が86〜97重量%、グラフトコポリマーが2〜6重
量%、ブロツクコポリマーが1〜8重量%である
ことを特徴とする請求項1記載のポリマー混合
物。 3 ブロツクコポリマーがビスフエノール−Aか
ら誘導されたポリカーボネートとポリジメチルシ
ロキサンとから構成されていることを特徴とする
請求項1または2記載のポリマー混合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6595488A JPH01242661A (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | ポリカーボネートを主体とする改良された物理的および化学的特性を有する混合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6595488A JPH01242661A (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | ポリカーボネートを主体とする改良された物理的および化学的特性を有する混合物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01242661A JPH01242661A (ja) | 1989-09-27 |
| JPH0580950B2 true JPH0580950B2 (ja) | 1993-11-10 |
Family
ID=13301886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6595488A Granted JPH01242661A (ja) | 1988-03-22 | 1988-03-22 | ポリカーボネートを主体とする改良された物理的および化学的特性を有する混合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01242661A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5023297A (en) * | 1989-12-22 | 1991-06-11 | General Electric Company | Impact and solvent resistant polycarbonate composition |
| KR100985929B1 (ko) | 2007-06-12 | 2010-10-06 | 샌트랄 글래스 컴퍼니 리미티드 | 불소 함유 화합물, 불소 함유 고분자 화합물, 포지티브형레지스트 조성물 및 이것을 사용한 패턴 형성방법 |
-
1988
- 1988-03-22 JP JP6595488A patent/JPH01242661A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01242661A (ja) | 1989-09-27 |
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