JPH058436A - イオンフロー静電記録ヘツド - Google Patents

イオンフロー静電記録ヘツド

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JPH058436A
JPH058436A JP3164195A JP16419591A JPH058436A JP H058436 A JPH058436 A JP H058436A JP 3164195 A JP3164195 A JP 3164195A JP 16419591 A JP16419591 A JP 16419591A JP H058436 A JPH058436 A JP H058436A
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JP
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electrode
electrodes
dielectric layer
dielectric
ion flow
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Kunihiko Uzawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、製造作業を容易化して歩留りの向上
およびコスト低下を図るとともに、高温長時間の加熱処
理を必要とせずに誘電体層を成形することができ、製造
作業時間を短縮して高精細な画像形成を可能にすること
を最も主要な特徴とする。 【構成】セラミック粉末を分散した紫外線硬化型接着剤
が誘電体ペースト21として絶縁基板7における各第1
電極4間の間隙部上および第1電極4上に塗布され、紫
外線硬化されて形成された誘電体層6を設けたことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば静電記録装置で使
用されるイオンフロー静電記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば静電印刷等において、高
電流密度のイオンを発生させ、これを抽出して選択的に
被帯電部材に付与して、この被帯電部材を画像状に帯電
させる静電記録装置が知られている。
【0003】図3および図4はこの静電記録装置に用い
られるイオンフロー静電記録ヘッド1の要部の概略構成
を示すもので、2はイオン発生部、3はイオン流制御部
である。また、イオン発生部2にはイオン発生用の複数
の第1電極4…と複数の第2電極5…とが設けられてお
り、これらの第1電極4…と第2電極5…との間には誘
電体からなる誘電体層6が配設されている。
【0004】なお、静電記録ヘッド1には絶縁基板7が
設けられており、この絶縁基板7上に一方向に延びる複
数の第1電極4…が略平行に並設されている。また、誘
電体層6は絶縁基板7における第1電極4…の配設面側
に設けられている。
【0005】さらに、複数の第2電極5…は誘電体層6
における絶縁基板7とは反対側の面に第1電極4…と交
差する方向に並設させた状態で接着剤によって固着され
ており、第1電極4…と第2電極5…とによってマトリ
ックスが構成されている。そして、第2電極5…にはこ
のマトリックスと対応する部位にそれぞれ開口部5a…
が形成されている。
【0006】また、イオン流制御部3には第2電極5…
に対して第1電極4…とは反対側に配置された帯状の第
3電極8が設けられている。この第3電極8には第1電
極4…と第2電極5…とのマトリックスと対応する部位
にイオン流通過用の開口部8a…が形成されている。
【0007】さらに、第2電極5…と第3電極8との間
には絶縁体層9が配設されている。この絶縁体層9には
第2電極5…および第3電極8の各開口部5a…、8a
…と対応する部位にイオン流通過用の開口部9a…が形
成されている。そして、第2電極5…、絶縁体層9およ
び第3電極8の各開口部5a…、9a…、8a…によっ
てイオン流通過口11…が形成されている。
【0008】また、イオンフロー静電記録ヘッド1の動
作時には印字信号にもとづいて第1電極4…と第2電極
5…との間のマトリックスが適宜選択され、選択された
マトリックス部分に対応する第1電極4…と第2電極5
…との間に交流電圧が印加される。これにより、選択さ
れたマトリックス部分に対応する第2電極5…の開口部
5a…内の近傍部位に正負イオンが発生する。このと
き、第2電極5…と第3電極8との間にはバイアス電圧
が印加され、その極性によって決まるイオンのみが第2
電極5…の開口部5a…内の近傍部位に発生したイオン
から抽出される。
【0009】ここで、抽出されたイオンは絶縁体層9の
開口部9aおよび第3電極8の開口部8a…を通過し、
図示しない誘電体ドラムを局部的に帯電させる。したが
って、第1電極4…および第2電極5…の選択的駆動に
より、誘電体ドラム上にドットを形成することができ
る。
【0010】ところで、イオンフロー静電記録ヘッド1
の誘電体層6を形成する誘電物質はイオン発生のために
印加される高電圧でも絶縁破壊しないことが要求され
る。また、イオンの発生を効率よく行なわせるために、
絶縁破壊に耐える十分な厚さを必要とするとともに、誘
電率の高いものが要求される。
【0011】例えば、特表昭57-501348 号公報ではこの
誘電体層6を形成する誘電物質としてマイカが用いら
れ、有機ポリシロキサン系の粘着剤により、第1電極4
…に固着されている。ここで用いられるマイカは、シー
ト状で厚さは非常に薄いものとなっている。
【0012】また、近年では例えば、特開平2-153760号
公報のように誘電体層6としてマイカの代わりに無機充
填材入りシリコーン改質アルキド樹脂といったペースト
状の誘電物質をフレキシブル基板上に塗布し、加熱硬化
する方法も提唱されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
表昭57-501348 号公報のように誘電物質として用いられ
ているマイカの厚さは例えば20μm以下程度であり、
非常に薄く脆いので、割れ易い問題がある。そのため、
静電記録ヘッド1の製造作業の途中でこのマイカが破損
するおそれがあるので、静電記録ヘッド1の製造全工程
において十分な取扱いの注意が必要になる問題があっ
た。また、静電記録ヘッド1の製造作業中にマイカを第
1電極4…に貼りつける面倒な作業工程が必要となるの
で、静電記録ヘッド1の製造作業が難しくなる問題があ
った。
【0014】さらに、マイカは天然物であるため、均一
で安定な品質を得にくいうえ、任意の形状の材料を得る
ことは非常に困難なので、コスト高になり、イオンフロ
ー静電記録ヘッド1の安定供給とコスト面で大きな問題
がある。
【0015】また、特開平2-153760号公報のように無機
充填剤入りシリコーン改質アルキド樹脂をペースト状に
した誘電物質ペーストを第1電極4…上に直接塗布し、
硬化させる方法を採用した場合には誘電物質ペーストを
塗布したのち、高温状態で長時間の乾燥、硬化作業が必
要になるので、誘電体層6の製造作業時間が長くなる問
題があった。
【0016】さらに、誘電体層6の製造作業時に高温長
時間の加熱処理を行なった場合には使用する部材の変形
がおきたり、膨張収縮差によって積層された絶縁基板
7、第1電極4…、誘電体層6の積層体がそったり、硬
化した誘電体層6にひび割れが起きる等の問題があるの
で、均一にイオンを発生できない部分が存在したり、漏
電現象が起きてしまうおそれがある。そのため、イオン
フロー静電記録ヘッド1の動作時に高精細な画像が得ら
れないという問題が生じる問題があった。
【0017】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、製造作業を容易化して歩留りの向上お
よびコスト低下を図ることができるとともに、製造作業
時に高温長時間の加熱処理を必要とせずに誘電体層を成
形することができ、製造作業時間を短縮して高精細な画
像形成が可能なイオンフロー静電記録ヘッドを提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は絶縁基板上に同
方向に略直線状に延設され、略平行に並設された複数の
第1電極と、これらの第1電極の延設方向と異なる方向
に延設され、前記第1電極とともにマトリックスを構成
し、かつこのマトリックスと対応する部位に開口部が形
成された複数の第2電極と、前記第2電極に対して前記
第1電極とは反対側に配置され、前記マトリックスと対
応する部位にイオン流通過用の開口部が形成された第3
電極と、前記第1電極と第2電極との間に配設された誘
電体層と、前記第2電極と第3電極との間に配設された
絶縁体とを有し、前記絶縁体における前記マトリックス
と対応する部位にイオン流通過用の開口部が形成された
イオンフロー静電記録ヘッドにおいて、セラミック粉末
を分散した紫外線硬化型接着剤が誘電体ペーストとして
前記絶縁基板における前記各第1電極間の間隙部上およ
び前記第1電極上に塗布され、紫外線硬化されて形成さ
れた前記誘電体層を設けたものである。
【0019】
【作用】上記構成によれば誘電体層の製造時にはセラミ
ック粉末を分散した紫外線硬化型接着剤を誘電体ペース
トとして絶縁基板における各第1電極間の間隙部上およ
び第1電極上に塗布し、塗布された誘電体ペーストに紫
外線を照射して誘電体ペーストの表面を硬化させる。こ
の場合、誘電体ペースト表面の硬化部分によって誘電体
ペーストの硬化部分の内側を外気と遮断させることによ
り、この硬化部分の内側部分を自然硬化、或いは短時間
の加熱で硬化可能にして誘電体層の製造作業時間の短
縮、および誘電体層の製造作業時における高温長時間の
加熱処理を防止して周囲部の熱破損の防止を図る。さら
に、塗布された誘電体ペーストに紫外線が照射されて表
面が硬化された誘電体ペーストの塗布層は柔軟性があ
り、製造工程中の破損を防止できることにより、マイカ
のように取扱いに注意を要する誘電物質を使用する場合
に比べて誘電体層の製造作業の容易化を図り、かつ面倒
なマイカの貼りつけ作業工程を不要にすることにより、
その作業性の一層の向上を図るようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照して説明する。なお、図1および図2中で、図
3および図4と同一部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0021】すなわち、この実施例ではイオンフロー静
電記録ヘッド1の絶縁基板7は例えば厚さ50μm程度
のポリイミド樹脂製のフレキシブル基板(FPC)によ
って形成されている。
【0022】また、この絶縁基板7上の第1電極4…は
例えば厚さ18μm程度の銅箔によって形成されてい
る。この場合、第1電極4…の製造時には例えば予め絶
縁基板7上に貼着された銅箔にエッチング加工等の手段
によって所定の第1電極4…のパターンがパターニング
されて第1電極4…が形成されている。
【0023】また、誘電体層6はセラミック粉末を分散
した紫外線硬化型接着剤が誘電体ペースト21として絶
縁基板7における各第1電極4間の間隙部上および第1
電極4上に塗布されたのち、紫外線照射によって硬化さ
れて形成されている。
【0024】ここで、誘電体層6の製造時にはセラミッ
ク粉末を分散した紫外線硬化型接着剤によって形成され
た誘電体ペースト21を予め準備する。この誘電体ペー
スト21は例えばバインダーとしてアクリル系紫外線硬
化型嫌気性付与接着剤を用い、これにシランカップリン
グ処理を施した酸化チタンを徐々に加え、乳鉢および乳
棒が内蔵された電動式混練機により混合して形成され
る。この場合、粉体の含有量は82wt.%である。
【0025】次に、減圧脱泡装置によって脱泡作業が行
なわれる。なお、誘電体ペースト21のバインダーはシ
リコーン系紫外線硬化型接着剤でも適用可能である。そ
して、この誘電体ペースト21を図2に示すように絶縁
基板7における各第1電極4間の間隙部上および第1電
極4…上に例えばスクリーン印刷で印刷したのち、図示
しない紫外線ランプ(80W/cm)に通電し、この紫
外線ランプから放射される紫外線を印刷された誘電体ペ
ースト21に例えば照射距離15cmで、30分間照射
する。この紫外線照射によって、誘電体ペースト21の
表面部分が硬化される。このとき、誘電体ペースト21
の表面硬化部分の内側部分は嫌気性成分によって自然硬
化され、厚さ35μm程度の誘電体層6が形成される。
【0026】また、誘電体層6上の第2電極5は予め例
えば厚さ30μm程度のステンレス箔がエッチング等で
パターニングされて複数の第2電極5…および各第2電
極5の開口部5a…が形成されたもので、シリコーン系
接着剤によって誘電体層6側に接着されている。この第
2電極5の接着作業時にはシリコーン系接着剤を第2電
極5における誘電体層6との接触面側に均一に塗布した
のち、図1に示すように複数の第1電極4…と各第2電
極5の開口部5a…とを対応させて位置決めした状態
で、誘電体層6上に配置し、軽く加圧して第2電極5を
誘電体層6上に固定する。
【0027】さらに、絶縁体層9は第2電極5上に感光
性絶縁フィルム(ソルダーレジスト)を真空ラミネート
して形成される。この絶縁体層9の形成後、この絶縁体
層9にフォトリソグラフィーにより、第2電極5…の開
口部5a…と対応する位置に開口部9a…が形成され
る。
【0028】また、第3電極8は絶縁体層9の開口部9
a…の形成後、この絶縁体層9の上に接合される。この
場合、第3電極8にはイオン流通過用の開口部8a…が
予め形成されている。そして、絶縁体層9の上に第3電
極8を接合させる接合作業時には絶縁体層9の開口部9
a…と第3電極8の開口部8a…とを位置合わせした状
態で第3電極8を絶縁体層9上に重ね合わせることによ
り、イオンフロー静電記録ヘッド1が製造される。この
場合、第3電極8と絶縁体層9とは例えば粘着剤や両面
テープで貼り合わせる他、第3電極8上から片面テープ
で絶縁体層9へ貼り付けても良い。
【0029】そこで、上記構成のものにあってはイオン
フロー静電記録ヘッド1の誘電体層6の製造時にはセラ
ミック粉末を分散した紫外線硬化型接着剤を誘電体ペー
スト21として絶縁基板7における各第1電極4間の間
隙部上および第1電極4上に塗布し、塗布された誘電体
ペースト21に紫外線を照射して誘電体ペースト21の
表面を硬化させたので、誘電体ペースト21の表面の硬
化部分によって誘電体ペースト21の硬化部分の内側を
外気と遮断させることにより、この硬化部分の内側部分
を自然硬化させることができる。そのため、誘電体層6
の製造作業時間の短縮、および誘電体層6の製造作業時
における高温長時間の加熱処理を防止して周囲部の熱破
損の防止を図ることができる。
【0030】また、誘電体層6の成形素材としてマイカ
等の天然物を格別に使用する必要がないので、マイカ等
の天然物を使用する場合に比べて誘電体層6の品質の均
一化および安定化を図ることができるとともに、コスト
低下を図ることができ、イオンフロー静電記録ヘッド1
の安定供給を図ることができる。
【0031】さらに、塗布された誘電体ペースト21に
紫外線が照射されて表面が硬化された誘電体ペースト2
1の塗布層は柔軟性があるので、イオンフロー静電記録
ヘッド1の製造工程中の誘電体層6の破損を防止するこ
とができる。そのため、マイカのように取扱いに注意を
要する誘電物質を使用する場合に比べて誘電体層6の製
造作業の容易化を図り、かつ面倒なマイカの貼りつけ作
業工程を不要にすることにより、その作業性の一層の向
上を図ることができる。
【0032】また、誘電体層6の成形作業時には従来の
ような長時間の高温処理を不要とすることができるの
で、長時間の高温処理によって絶縁基板7、第1電極4
…、誘電体層6の積層体24が変形したり、或いは熱膨
張差によって積層体24の反りが発生したり、硬化した
誘電体層6にひび割れが起きることを防止でき、イオン
フロー静電記録ヘッド1を精度よく製造することがで
き、歩留まりの向上を図ることができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例ではイオンフロー静電記録ヘッド1の絶
縁基板7は例えば厚さ75μm程度のポリイミド樹脂製
のフレキシブル基板(FPC)によって形成されてい
る。
【0034】また、この絶縁基板7上には予め銅箔が貼
着され、この銅箔にエッチング加工等の手段によって所
定の第1電極4…のパターンがパターニングされて第1
電極4…が形成されている。
【0035】また、誘電体層6を形成する誘電体ペース
ト21はバインダーとしてカチオン重合型紫外線硬化型
エポキシ接着剤を用い、これにシランカップリング処理
をした酸化チタンを徐々に加え、乳鉢および乳棒が内蔵
された電動式混練機により混合して形成される。この場
合、粉体の含有量は85wt.%である。
【0036】次に、減圧脱泡装置によって脱泡作業が行
なわれる。そして、この誘電体ペースト21を絶縁基板
7における各第1電極4間の間隙部上および第1電極4
…上に例えばスクリーン印刷で印刷したのち、図示しな
い紫外線ランプ(80W/cm)に通電し、この紫外線
ランプから放射される紫外線を印刷された誘電体ペース
ト21に例えば照射距離15cmで、30分間照射す
る。この紫外線照射によって、誘電体ペースト21の表
面部分が硬化される。
【0037】続いて、短時間の加熱、例えば150℃、
15分間の加熱で誘電体ペースト21の表面硬化部分の
内側部分を完全に硬化させ、所定の厚さの誘電体層6が
形成される。
【0038】また、誘電体層6の形成後は第1の実施例
と同様の手順によって誘電体層6上の第2電極5、絶縁
体層9、第3電極8が順次積層され、イオンフロー静電
記録ヘッド1が製造される。
【0039】そこで、上記構成のものにあってはイオン
フロー静電記録ヘッド1の誘電体層6の製造時にはバイ
ンダーとしてカチオン重合型紫外線硬化型エポキシ接着
剤を用い、これにシランカップリング処理をした酸化チ
タンを徐々に加え、混合して誘電体ペースト21を形成
し、この誘電体ペースト21を絶縁基板7における各第
1電極4間の間隙部上および第1電極4…上に例えばス
クリーン印刷で印刷したのち、図示しない紫外線ランプ
から紫外線を照射させることによって、誘電体ペースト
21の表面部分を硬化させることができる。この場合、
紫外線が当たらなかった部分も若干の暗反応によって硬
化が進み、続いて例えば150℃、15分間程度の短時
間の加熱によって誘電体ペースト21の表面硬化部分の
内側部分を完全に硬化させることができる。
【0040】そのため、この場合も絶縁基板7における
各第1電極4間の間隙部上および第1電極4…上に塗布
された誘電体ペースト21に紫外線が照射されて表面が
硬化された誘電体ペースト21の塗布層は柔軟性がある
ので、イオンフロー静電記録ヘッド1の製造工程中の誘
電体層6の破損を防止することができる。したがって、
この場合も第1の実施例と同様にマイカのように取扱い
に注意を要する誘電物質を使用する場合に比べて誘電体
層6の製造作業の容易化を図り、かつ面倒なマイカの貼
りつけ作業工程を不要にすることにより、その作業性の
一層の向上を図ることができる。
【0041】さらに、紫外線の照射によって誘電体ペー
スト21の表面部分を硬化させた際に、紫外線が当たら
なかった部分も若干の暗反応によって硬化が進み、続い
て例えば150℃、15分間程度の短時間の加熱によっ
て誘電体ペースト21の表面硬化部分の内側部分を完全
に硬化させるようにしたので、誘電体層6の成形作業時
に従来のような長時間の高温処理を不要とすることがで
きる。そのため、従来のように長時間の高温処理によっ
て絶縁基板7、第1電極4…、誘電体層6の積層体24
が変形したり、或いは熱膨張差によって積層体24の反
りが発生したり、硬化した誘電体層6にひび割れが起き
ることを防止でき、イオンフロー静電記録ヘッド1を精
度よく製造することができ、歩留まりの向上を図ること
ができる。なお、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形実施できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】本発明によればセラミック粉末を分散し
た紫外線硬化型接着剤が誘電体ペーストとして絶縁基板
における各第1電極間の間隙部上および第1電極上に塗
布され、紫外線硬化されて形成された誘電体層を設けた
ので、製造作業を容易化して歩留りの向上およびコスト
低下を図ることができるとともに、製造作業時に高温長
時間の加熱処理を必要とせずに誘電体層を成形すること
ができ、製造作業時間を短縮して高精細な画像を形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例のイオンフロー静電
記録ヘッドの要部構成を示す縦断面図。
【図2】 誘電体ペーストの塗布状態を示す要部の縦断
面図。
【図3】 イオンフロー静電記録ヘッドの要部の概略構
成を示す縦断面図。
【図4】 図3のA−A線断面図。
【符号の説明】
4…第1電極,5…第2電極,5a、8a、9a…開口
部,6…誘電体層,7…絶縁基板,8…第3電極,9…
絶縁体,11…イオン流通過口,21…誘電体ペース
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁基板上に同方向に略直線状に延設さ
    れ、略平行に並設された複数の第1電極と、これらの第
    1電極の延設方向と異なる方向に延設され、前記第1電
    極とともにマトリックスを構成し、かつこのマトリック
    スと対応する部位に開口部が形成された複数の第2電極
    と、前記第2電極に対して前記第1電極とは反対側に配
    置され、前記マトリックスと対応する部位にイオン流通
    過用の開口部が形成された第3電極と、前記第1電極と
    第2電極との間に配設された誘電体層と、前記第2電極
    と第3電極との間に配設された絶縁体とを有し、前記絶
    縁体における前記マトリックスと対応する部位にイオン
    流通過用の開口部が形成されたイオンフロー静電記録ヘ
    ッドにおいて、セラミック粉末を分散した紫外線硬化型
    接着剤が誘電体ペーストとして前記絶縁基板における前
    記各第1電極間の間隙部上および前記第1電極上に塗布
    され、紫外線硬化されて形成された前記誘電体層を設け
    たことを特徴とするイオンフロー静電記録ヘッド。
JP3164195A 1991-07-04 1991-07-04 イオンフロー静電記録ヘツド Withdrawn JPH058436A (ja)

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