JPH06106768A - イオンフロー静電記録ヘッド - Google Patents

イオンフロー静電記録ヘッド

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JPH06106768A
JPH06106768A JP25826492A JP25826492A JPH06106768A JP H06106768 A JPH06106768 A JP H06106768A JP 25826492 A JP25826492 A JP 25826492A JP 25826492 A JP25826492 A JP 25826492A JP H06106768 A JPH06106768 A JP H06106768A
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JP
Japan
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electrode
electrodes
recording head
openings
electrostatic recording
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25826492A
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English (en)
Inventor
Naohito Shiga
直仁 志賀
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH06106768A publication Critical patent/JPH06106768A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は第3電極と絶縁体層との間の経時的な
膨張・収縮動作に耐える接着強度を有し、第3電極の位
置ズレや撓みを防止して動作時に均一なイオンを発生さ
せることができ、耐久性を高め、加工性を向上させるこ
とを最も主要な特徴とする。 【構成】絶縁体層10上にポジ型フォトレジスト13を
用いて第3電極11を固定する固定部を設けたことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば静電式の印刷や複
写を行なう静電記録装置に使われるイオンフロー静電記
録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば静電印刷等において、高
電流密度のイオンを発生させ、これを抽出して選択的に
被帯電部材に付与して、この被帯電部材を画像状に帯電
させる静電記録装置が知られている。
【0003】この静電記録装置に用いられるイオンフロ
ー静電記録ヘッドには誘電体層とその誘電体層の一方の
面に固着され、第1の方向に伸びる複数の第1電極と、
誘電体層の他方の面に固着され、第1電極の伸び方向と
交差する方向に伸びる複数の第2電極とを有し、複数の
第1電極と複数の第2電極とでマトリックスを構成す
る。そして、この第2電極のマトリックスと対応する部
位にはイオン発生用の開口部が形成されている。
【0004】また、第2電極の第1電極と反対側には第
3電極が配設されている。この第3電極と第2電極との
間には絶縁体層が配設されている。これらの絶縁体層お
よび第3電極には第2電極の開口部と対応する開口部が
形成されており、これらの開口部によってイオン流通過
口が形成されている。
【0005】そして、第1電極と第2電極との間のマト
リックスの選択された部分に対応する第1電極と第2電
極との間に交互に高電圧を印加することにより、その部
分に対向する第2電極の開口部近傍に正・負のイオンが
発生する。
【0006】また、第2電極と第3電極との間にはバイ
アス電圧が印加され、その極性によって決まるイオンの
みが発生したイオンから選択的に抽出され、イオン流通
過口を通過し、第3電極と対向配置される被帯電部材を
部分的に帯電させることができる。したがって、マトリ
ックス構造の電極を選択的に駆動することにより、ドッ
トによる静電記録を行なうことができる。
【0007】ここで使用される誘電体層を形成する誘電
物質はイオン発生のために印加される高電圧でも絶縁破
壊しないことが要求される。また、誘電体層はイオンを
効率良く発生させ、絶縁破壊にも耐えられる程度の厚さ
を必要とするため、高い誘電率を有するものが適してい
る。
【0008】そこで、イオンフロー静電記録ヘッドの誘
電体層の材料として例えば特開平2-153760号公報にはシ
リコーン変性ポリエステルアルキド樹脂中に酸化チタン
粉を混在させたものが示されている。
【0009】さらに、第2電極及び第3電極の材料とし
てはステンレス鋼の箔が用いられている。そして、第2
電極を誘電体層に固着する場合にはシリコーン系の感圧
接着剤が用いられている。また、第3電極を絶縁体層に
固着するにはソルダーマスクオーバーコートフィルム
(以後ソルダーマスクフィルムと称する)を用いて第3
電極を絶縁体層へ抑えつける方法を取っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソルダーマ
スクフィルムを用いて第3電極を絶縁体層に固着させる
場合には第3電極の各開口部を第2電極の各開口部と位
置合わせする状態に位置出しをして押さえつけてからソ
ルダーマスクフィルムを貼り付け、これを光硬化させる
ようになっている。
【0011】しかしながら、上記従来構成のものにあっ
てはソルダーマスクフィルムを貼り付け、これを光硬化
させるまでの間に、第3電極の各開口部と第2電極の各
開口部との間の位置ズレを防止するために、第3電極と
絶縁体層との固着部に例えば、粘着剤を併用したり、光
照射を阻害しない治具で押さる等の第3電極の仮固定手
段を設ける必要があるので、第3電極を絶縁体層に固着
させる作業が面倒なものとなる問題がある。
【0012】また、金属材料である第3電極と高分子材
料である絶縁体層とは基本的に熱膨張係数が異なるの
で、イオンフロー静電記録ヘッドの製造作業の後工程中
や、イオンフロー静電記録ヘッドの使用中の経時的な熱
履歴での膨張・収縮の際に、第3電極および絶縁体層の
膨張・収縮動作に抗して絶縁体層上の第3電極の固着位
置を強制的に定位置で保持することが必要となる。
【0013】しかしながら、ソルダーマスクフィルムは
光硬化前はクリープに弱く、光硬化後は脆性が大きいた
め、第3電極および絶縁体層の膨張・収縮動作には耐え
きれない問題がある。
【0014】このため、更に凝集力の強いポリイミドや
ポリエステルやテフロンといった耐熱高分子樹脂系の粘
着テープで第3電極を絶縁体層上に押さえ込むことも行
われる。しかし、粘着テープの場合はテープを延ばして
から貼り付けに使用する必要があるので、テープが少々
延伸した状態で第3電極を絶縁体層に押さえ込むことに
なり、やはり経時的に第3電極のズレや撓みを生じるお
それがある。
【0015】その結果、イオンフロー静電記録ヘッドの
動作時にはイオンフロー静電記録ヘッドの各開口部から
のイオンの発生量がばらついたり、発生したイオンを帯
電させて画像形成用のトナーを吸着させるための帯電ド
ラム表面と第3電極表面とが接触してしまう等のおそれ
があり、画質が経時的に劣化し易い問題がある。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、金属材料である第3電極と高分子材料
である絶縁体層との間の経時的な膨張・収縮動作に耐え
る接着強度を有し、第3電極の位置ズレや撓みを防止し
て動作時に均一なイオンを発生させることができ、耐久
性を有する加工しやすいイオンフロー静電記録ヘッドを
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は絶縁基板上に一
方向にかつ平行に延設された複数の第1電極と、この第
1電極と交差する方向に延設され、前記第1電極ととも
にマトリックスを形成し、このマトリックスに対応する
部位に開口部が形成された複数の第2電極と、この第2
電極に対し前記第1電極とは反対側に配置され、前記マ
トリックスに対応する部位に開口部が形成された第3電
極と、前記第1電極と第2電極との間に設けられた誘電
体層と、前記第2電極と第3電極との間に設けられ、前
記マトリックスに対応する部位に開口部が形成された絶
縁体層とを備えたイオンフロー静電記録ヘッドにおい
て、前記絶縁体層上にポジ型感光性樹脂を用いて前記第
3電極を固定する固定部を設けたものである。
【0018】
【作用】絶縁体層と第3電極との接着作業時には液状叉
はシート状のポジ型感光性樹脂を絶縁体層上または第3
電極表面に塗布または設置し、絶縁体層と第3電極の接
着部同士を熱圧着等により貼り合わせ、第3電極側より
紫外線等活性エネルギー線を照射する。その後、紫外線
が照射された第3電極の開口部内の部分のみをアルカリ
性現像液で溶解・除去した状態で、加熱することによ
り、紫外線の照射されなかった絶縁体層と第3電極との
間のポジ型感光性樹脂を硬化させ、強固な接着力を発現
させるようにしたものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して説明する。図1(A),(B)は静電記録装置
のイオンフロー静電記録ヘッド3の概略構成を示すもの
で、5はイオンフロー静電記録ヘッド3の絶縁基板であ
る。
【0020】この絶縁基板5上にはイオン発生用の誘導
電極である複数の第1電極6…が設けられている。これ
らの複数の第1電極6…は一方向に向けて略平行に並設
されている。
【0021】また、絶縁基板5上には第1電極6…の並
設面側にこれらの第1電極6…を埋設する状態で誘電体
層7が設けられている。この誘電体層7の表面には接着
剤8を介して放電電極である複数の第2電極9…が固着
されている。
【0022】さらに、複数の第2電極9…は誘電体層7
における絶縁基板5とは反対側の面に配置され、第1電
極6…と交差する方向に並設されており、第1電極6…
と第2電極9…とによってマトリックスが構成されてい
る。そして、第2電極9…にはこのマトリックスと対応
する部位にそれぞれイオン発生用の開口部9a…が形成
されている。
【0023】また、誘電体層7の第2電極9…の並設面
側には第2電極9…を埋設する状態で絶縁体層10が設
けられている。この絶縁体層10には第2電極9…の各
開口部9a…と対応する部位に開口部10a…が形成さ
れている。
【0024】さらに、絶縁体層10の表面には帯状の第
3電極11がポジ型フォトレジスト13を介して接着さ
れている。この第3電極11には第1電極6…と第2電
極9…とのマトリックスと対応する部位に開口部11a
…が形成されている。この第3電極11の開口部11a
…は絶縁体層10の開口部10a…および第2電極9…
の開口部9a…と連通されてイオンフロー静電記録ヘッ
ド3のイオン流通過口12…が形成されている。
【0025】そして、イオンフロー静電記録ヘッド3の
動作時には印字信号にもとづいて第1電極6…と第2電
極9…との間のマトリックスが適宜選択され、選択され
たマトリックス部分に対応する第1電極6…と第2電極
9…との間に交流電圧が印加される。
【0026】これにより、選択されたマトリックス部分
に対応する第2電極9…の開口部9a…内の近傍部位に
正・負イオンが発生する。このとき、第2電極9…と第
3電極11との間にはバイアス電圧が印加され、その極
性によって決まるイオンのみが第2電極9…の開口部9
a…内の近傍部位に発生したイオンから抽出される。
【0027】そして、抽出されたイオンは絶縁体層10
の開口部10aおよび第3電極11の開口部11a…を
通過し、図示しない誘電体ドラムを局部的に帯電させ
る。したがって、第1電極6…および第2電極9…の選
択的駆動により、誘電体ドラム上にドット潜像を形成す
ることができる。
【0028】次に、図1(A),(B)のイオンフロー
静電記録ヘッド3の製造方法について詳細に説明する。
まず、絶縁基板5上に第1電極6…が形成される。この
場合、絶縁基板5は例えば厚さ100μmのガラス−エ
ポキシFPC板(フレキシブルプリント基板)である。
そして、この絶縁基板5上に厚さ18μmの銅箔が貼着
されたのち、エッチング加工でパターニングし、第1電
極6…が形成される。
【0029】また、絶縁基板5上に第1電極6…を形成
した後、図2(A)に示すように絶縁基板5上の第1電
極6のパターン間および第1電極6…上に誘電体層7が
形成される。この誘電体層7の形成作業時には予め酸化
チタンをフィラーとし、シリコーン変性アルキド樹脂を
バインダーとした誘電体ペーストが作成される。
【0030】この誘電体ペーストは絶縁基板5上の第1
電極6のパターン間および第1電極6…上に例えばスク
リーン印刷等の手段によって塗布される。さらに、絶縁
基板5上に塗布された誘電体ペーストは乾燥された後、
硬化され、第1電極6…上に厚さ33μmの誘電体層7
が形成される。
【0031】次に、誘電体層7の表面上に接着剤8を介
して第2電極9…の電極板が固着される。この第2電極
9…は予め厚さ30μmのステンレス箔にエッチング等
で複数の第2電極9…および各第2電極9の開口部9a
…からなる電極パターンがそれぞれパターニングされた
電極板によって形成されている。
【0032】そして、この第2電極9…の電極板は図2
(B)に示すように第2電極9…の各開口部9a…を複
数の第1電極6…に位置合わせした状態で、誘電体層7
上に接着剤8を介して接合される。
【0033】ここで、接着剤8はシリコーン系接着剤を
トルエンで4倍に希釈したものが使用される。そして、
この接着剤8は誘電体層7および絶縁基板5上に、スプ
レーまたはディッピングで塗布される。さらに、接着剤
8の塗布後、70℃で、5分加熱し、溶剤分を揮発・乾
燥させた後、接着される。
【0034】次に、誘電体層7および絶縁基板5上と第
2電極9との間に挟まれた接着剤8を、130℃の熱板
上にて10分間、8kg/cm2 の荷重下で加熱硬化さ
せる。ここで、絶縁基板5、第2電極9およびその開口
部9a…内の接着剤8上をシランカップリング剤で処理
しておく。
【0035】さらに、上記絶縁基板5、第2電極9…お
よびその開口部9a…内の誘電体層7上に感光性絶縁フ
ィルム(ソルダーレジスト)が真空ラミネートされ、絶
縁体層10が形成される。その後、この絶縁フィルムに
通常の感光性フィルムと同様に、露光・現像等のフォト
エッチング処理が施されて複数の第2電極9…の開口部
9a…に対応したイオン流通過用の開口部10a…が形
成される。
【0036】次に、このように形成された絶縁体層10
の上に例えば厚さ30μm程度のステンレス箔に第2電
極9…の開口部9a…と対応した開口部11a…が形成
された第3電極11が接着される。
【0037】この第3電極11の接着作業時には第3電
極11の表面に、ディッピングによりポジ型フォトレジ
スト(ポジ型感光性樹脂)13が塗布される。このポジ
型フォトレジスト13としてはノボラック樹脂に硬化剤
とジアゾナフトキノンのスルホン酸エステルを感光剤と
して添加した系をトルエンで3倍に希釈したものが用い
られる。
【0038】そして、トルエンが揮発したら、絶縁体層
10の開口部10aと第3電極11の開口部11aとが
位置決めされた状態で第3電極11が絶縁体層10上に
重ね合わされ、位置ズレがないように1kg/cm2
垂直に加圧後、365nmの紫外線等の活性エネルギー
線が照射される。
【0039】このとき、第3電極11の表面には多数の
開口部11aがあるので、この開口部11aを通して紫
外線が開口部11a内のポジ型フォトレジスト13の表
面に照射される。
【0040】ここで、紫外線を照射されたポジ型フォト
レジスト13はアルカリ溶液等の特定溶液に溶解し易く
なるので洗浄・除去できるが、紫外線が照射されないポ
ジ型フォトレジスト13はアルカリ溶液等の特定溶液に
対して溶解性がないので、接着層として残る。
【0041】そして、紫外線露光後、炭酸ナトリウム1
wt%水溶液のスプレーにて、第3電極11の開口部1
1a内のポジ型フォトレジスト13が溶解・除去され
る。なお、絶縁体層10と第3電極11との間は面同士
の接着のため、加圧を解除しても容易には位置ズレしに
くい状態になっている。
【0042】その後、絶縁体層10と第3電極11との
間のポジ型フォトレジスト13が80℃、2時間で加熱
硬化され、絶縁体層10上にポジ型フォトレジスト13
を用いて第3電極11を固定する固定部が形成されて接
着が完了することにより、イオンフロ−静電記録ヘッド
3が製造される。
【0043】そこで、上記構成のものにあっては第3電
極11をポジ型フォトレジスト13を用いて絶縁体層1
0に接着させた固定部を設けたので、第3電極11と絶
縁体層10との間の接着作業時にはポジ型フォトレジス
ト13を絶縁体層10上または第3電極11の表面に塗
布し、絶縁体層10と第3電極11との間の接着部同士
を熱圧着等により貼り合わせた後、第3電極11側より
紫外線等の活性エネルギー線を照射し、紫外線露光後、
炭酸ナトリウム1wt%水溶液のスプレーを塗布するこ
とにより、第3電極11の開口部11a内のポジ型フォ
トレジスト13のみを選択的に洗浄・除去することがで
きる。
【0044】さらに、内紫外線が照射されないポジ型フ
ォトレジスト13(第3電極11の開口部11a以外の
部分)を後工程で硬化させることにより、誘電体層7の
表面と第3電極11の表面との間を面同士の接着で強固
に固着することができ、絶縁体層10と第3電極11と
の間のポジ型フォトレジスト13の塗布層に、金属材料
である第3電極11と高分子材料である絶縁体層10と
の間の経時的な膨張・収縮動作に耐える程度に高い接着
強度を発現させることができる。
【0045】そのため、後加工や、イオンフロー静電記
録ヘッド3の使用時での熱的、機械的な各材料への膨張
・収縮動作に抗して絶縁体層10と第3電極11との間
の位置ずれや撓みを防止することができるので、イオン
フロー静電記録ヘッド3の動作時に各イオン流通過口1
2…からの放電イオン量を均一化し、高画質化を図るこ
とができ、耐久性を高め、加工性を向上させることがで
きる。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、本発明の第2の実施例のように厚
さ30μmのステンレス箔を所定のパターンにエッチン
グ加工した第3電極11の表面に、高感度ポジ型フォト
レジスト、例えば東京応化工業製の「OFPR−500
0」(商品名)をスプレー塗布して、絶縁体層10と貼
り合わせることにより、絶縁体層10上にポジ型フォト
レジスト13を用いて第3電極11を固定する固定部を
形成する構成にしてもよい。
【0047】この場合、第3電極11の表面における高
感度ポジ型フォトレジスト13のスプレー塗布面を絶縁
体層10と貼り合わせた後、1kg/cm2 の加圧下
で、110℃、90秒間プリベークを行い、高感度ポジ
型フォトレジスト13の接着層を薄くし、且つレジスト
樹脂の凝集力を高める。
【0048】さらに、この後、405nmの波長で露光
し、現像液、例えば東京応化工業製の「NMD−W」
(商品名)のスプレーで、第3電極11の開口部11a
内のフォトレジスト13を溶解・除去する。
【0049】続いて、純水でリンス後、第3電極11を
145℃のホットプレート上に5分間押しつけて、絶縁
体層10と第3電極11との間に接着層として残ってい
るポジ型フォトレジスト13を硬化させる。その他は、
第1実施例と同様の方法でイオンフロ−静電記録ヘッド
3を製造する。
【0050】そこで、上記構成のものにあっては高感度
ポジ型フォトレジスト13を用いて絶縁体層10と第3
電極11とを接着したので、第1の実施例と同様に経時
的な膨張・収縮動作に耐える絶縁体層10と第3電極1
1との間の接着強度を有し、第3電極11の位置ズレや
撓みを起こさず、イオンフロー静電記録ヘッド3の動作
時に各イオン流通過口12…からの放電イオン量を均一
化し、高画質化を図ることができ、耐久性を高め、加工
性を向上させることができる。
【0051】また、第3の実施例のように厚さ30μm
のステンレス箔を所定のパターンにエッチング加工した
第3電極11の表面に、ポリイミド系ポジ型フォトレジ
スト、例えば日産化学工業製の「RN−901」(商品
名)をスプレー塗布し、絶縁体層10と貼り合わせるこ
とにより、絶縁体層10上にポジ型フォトレジスト13
を用いて第3電極11を固定する固定部を形成する構成
にしてもよい。
【0052】この場合、第3電極11の表面におけるポ
リイミド系ポジ型フォトレジスト13のスプレー塗布面
を絶縁体層10と貼り合わせた後、1kg/cm2 の加
圧下で80℃、90分間プリベークを行い、溶剤を揮発
させつつポリイミド系ポジ型フォトレジスト13の接着
層を薄くし、且つレジスト樹脂の凝集力を高める。
【0053】さらに、この後、第3電極11の鉛直方向
より紫外線を照射し、現像液、例えば東京応化工業製の
「NMD−3」(商品名)のスプレーで、第3電極11
の開口部11a内のフォトレジスト13を溶解・除去す
る。
【0054】続いて、純水でリンス後、170℃で1時
間加熱し、更に350℃のホットプレート上に30分間
押しつけて、絶縁体層10と第3電極11との間に接着
層として残っているポジ型フォトレジスト13を硬化さ
せる。その他は、第1実施例と同様の方法でイオンフロ
−静電記録ヘッド3を製造する。そこで、上記構成のも
のにあってもポリイミド系ポジ型フォトレジスト13を
用いて絶縁体層10と第3電極11とを接着したので、
第1実施例と同様に、
【0055】経時的な膨張・収縮動作に耐える絶縁体層
10と第3電極11との間の接着強度を有し、第3電極
11の位置ズレや撓みを起こさず、イオンフロー静電記
録ヘッド3の動作時に各イオン流通過口12…からの放
電イオン量を均一化し、高画質化を図ることができ、耐
久性を高め、加工性を向上させることができる。
【0056】また、例えば、絶縁体層10と第3電極1
1との接着にシート状のポジ型感光性樹脂を使用しても
よい。さらに、ポジ型感光性樹脂としてはジアゾナフト
キノン系、イミド系、アクリル系、ケトン系、オレフィ
ンスルフォン系、ポリアセチレン系等を用いてもよい。
さらに、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施できることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば絶縁体層上にポジ型感光
性樹脂を用いて第3電極を固定する固定部を設けたの
で、金属材料である第3電極と高分子材料である絶縁体
層との間の経時的な膨張・収縮動作に耐える接着強度を
得ることができ、第3電極の位置ズレや撓みを防止して
動作時に均一なイオンを発生させることができるととも
に、耐久性が高く、加工性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すもので、(A)はイ
オンフロ−静電記録ヘッドの概略構成を示す要部の縦断
面図、(B)はイオンフロ−静電記録ヘッドの断面斜視
図。
【図2】 イオンフロ−静電記録ヘッドの製造工程を示
すもので、(A)は第1電極および絶縁基板上に誘電体
層を積層させた状態を示す要部の縦断面図、(B)は第
2電極を誘電体層に接着させた状態を示す要部の縦断面
図、(C)は第2電極上に絶縁体層と第3電極とを積層
させた状態を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】 6…第1電極,7…誘電体層,9…第2電極,9a,1
0a,11a…開口部,10…絶縁体層,11…第3電
極,13…ポジ型フォトレジスト(ポジ型感光性樹
脂)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に一方向にかつ平行に延設さ
    れた複数の第1電極と、この第1電極と交差する方向に
    延設され、前記第1電極とともにマトリックスを形成
    し、このマトリックスに対応する部位に開口部が形成さ
    れた複数の第2電極と、この第2電極に対し前記第1電
    極とは反対側に配置され、前記マトリックスに対応する
    部位に開口部が形成された第3電極と、前記第1電極と
    第2電極との間に設けられた誘電体層と、前記第2電極
    と第3電極との間に設けられ、前記マトリックスに対応
    する部位に開口部が形成された絶縁体層とを備えたイオ
    ンフロー静電記録ヘッドにおいて、前記絶縁体層上にポ
    ジ型感光性樹脂を用いて前記第3電極を固定する固定部
    を設けたことを特徴とするイオンフロー静電記録ヘッ
    ド。
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