JPH0584818A - 二軸配向積層フイルム - Google Patents
二軸配向積層フイルムInfo
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- JPH0584818A JPH0584818A JP27180591A JP27180591A JPH0584818A JP H0584818 A JPH0584818 A JP H0584818A JP 27180591 A JP27180591 A JP 27180591A JP 27180591 A JP27180591 A JP 27180591A JP H0584818 A JPH0584818 A JP H0584818A
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- JP
- Japan
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- particles
- particle size
- film
- biaxially oriented
- particle
- Prior art date
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- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも3層以上の積層構造からなり、最
表層部に比較的小さな一次粒径をもちある程度凝集し、
かつ表面近傍に集まった特定の粒子Aと、比較的大きな
均一な一次粒径をもち最表層部の厚さと特定の相対関係
を有する特定の粒子Bとを含有する二軸配向積層フイル
ム。 【効果】 粒子Aに主として地肌補強、粒子Bに主とし
て所望の表面突起形成の役割を担わせることができるの
で、高速での優れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体
用としての優れた電磁変換特性を得ることができる。
表層部に比較的小さな一次粒径をもちある程度凝集し、
かつ表面近傍に集まった特定の粒子Aと、比較的大きな
均一な一次粒径をもち最表層部の厚さと特定の相対関係
を有する特定の粒子Bとを含有する二軸配向積層フイル
ム。 【効果】 粒子Aに主として地肌補強、粒子Bに主とし
て所望の表面突起形成の役割を担わせることができるの
で、高速での優れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体
用としての優れた電磁変換特性を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向積層フイルム
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】二軸配向積層フイルム、例えば二軸配向
ポリエステルフイルムとしては、ポリエステルにコロイ
ド状シリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子を含有
せしめたフイルムが知られている(たとえば特開昭59
−171623号公報)。
ポリエステルフイルムとしては、ポリエステルにコロイ
ド状シリカに起因する実質的に球形のシリカ粒子を含有
せしめたフイルムが知られている(たとえば特開昭59
−171623号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フイルムの加
工工程、特に磁気媒体用途における磁性層塗布・カレン
ダー及び巻取、カセット組み込み工程などの工程速度の
増大に伴い、接触するロールやガイドでフイルム表面、
とくに微小凹凸を有するフイルム表面が削り取られやす
いという欠点があった。また、従来のものでは、高速磁
界転写などによるダビングの増速化にともない、ダビン
グ時の画質低下のために、画質すなわちS/N(シグナ
ル/ノイズ比)も不十分という欠点があった。
工工程、特に磁気媒体用途における磁性層塗布・カレン
ダー及び巻取、カセット組み込み工程などの工程速度の
増大に伴い、接触するロールやガイドでフイルム表面、
とくに微小凹凸を有するフイルム表面が削り取られやす
いという欠点があった。また、従来のものでは、高速磁
界転写などによるダビングの増速化にともない、ダビン
グ時の画質低下のために、画質すなわちS/N(シグナ
ル/ノイズ比)も不十分という欠点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決し、特に高
速工程でフイルム表面が削り取られにくく(以下高速削
れ性に優れるという)、しかも磁気媒体用途とした時に
ダビング時等の画質低下の少ない、つまり電磁変換特性
のよい(以下電磁変換特性に優れるという)二軸配向積
層フイルムを提供することを目的とする。
速工程でフイルム表面が削り取られにくく(以下高速削
れ性に優れるという)、しかも磁気媒体用途とした時に
ダビング時等の画質低下の少ない、つまり電磁変換特性
のよい(以下電磁変換特性に優れるという)二軸配向積
層フイルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
二軸配向積層フイルムは、少なくとも3層の積層構造を
有し、その少なくとも片面の最表層部に、少なくとも2
種類の粒子A、Bを含有してなる二軸配向積層フイルム
であって、粒子Aはジルコニアまたはシリカから選ば
れ、一次粒径が1〜100nm、二次粒径/一次粒径の
比が3〜60、含有量が0.05〜2重量%、表層粒子
濃度が0.1以上であり、粒子Bはバテライト型炭酸カ
ルシウムまたは架橋型有機粒子から選ばれ、一次粒径が
0.1〜2μmであり、含有量が0.005〜2重量
%、粒径分布が0.6以下であり、該粒子Bの一次粒径
dと粒子Bが含有される該層部の厚さtとの関係が 0.5d≦t≦5d であるものから成る。
二軸配向積層フイルムは、少なくとも3層の積層構造を
有し、その少なくとも片面の最表層部に、少なくとも2
種類の粒子A、Bを含有してなる二軸配向積層フイルム
であって、粒子Aはジルコニアまたはシリカから選ば
れ、一次粒径が1〜100nm、二次粒径/一次粒径の
比が3〜60、含有量が0.05〜2重量%、表層粒子
濃度が0.1以上であり、粒子Bはバテライト型炭酸カ
ルシウムまたは架橋型有機粒子から選ばれ、一次粒径が
0.1〜2μmであり、含有量が0.005〜2重量
%、粒径分布が0.6以下であり、該粒子Bの一次粒径
dと粒子Bが含有される該層部の厚さtとの関係が 0.5d≦t≦5d であるものから成る。
【0006】まず、本発明のフイルムは少なくとも3層
以上の積層構造である必要がある。3層以上であれば、
4層でも5層でもかまわないが3層構造の場合に本発明
の効果がより一層良好となり好ましい。しかし、単層や
2層構造のフイルムでは高速削れ性や電磁変換特性を満
足させることはできない。
以上の積層構造である必要がある。3層以上であれば、
4層でも5層でもかまわないが3層構造の場合に本発明
の効果がより一層良好となり好ましい。しかし、単層や
2層構造のフイルムでは高速削れ性や電磁変換特性を満
足させることはできない。
【0007】次に、本発明のフイルムは、これを構成す
る上記各層の少なくとも一層が二軸に配向している必要
がある。3層以上の積層構造の内、全部の層が二軸に配
向していると特に好ましい。全ての層が無配向や一軸配
向では本発明の特性を満足することはできない。
る上記各層の少なくとも一層が二軸に配向している必要
がある。3層以上の積層構造の内、全部の層が二軸に配
向していると特に好ましい。全ての層が無配向や一軸配
向では本発明の特性を満足することはできない。
【0008】本発明の二軸配向積層フイルムを構成する
ポリマーは特に限定されないが、磁気媒体用途としては
ポリエステルが好ましい。ポリエステルとしては特に限
定されないが、エチレンテレフタレート、エチレンα,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボキシレート、エチレン2,6─ナフタレート単
位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成
分とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタ
レートを主要構成成分とするポリエステルの場合が特に
好ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以
上のポリエステルを混合しても良いし、共重合ポリマを
用いても良い。
ポリマーは特に限定されないが、磁気媒体用途としては
ポリエステルが好ましい。ポリエステルとしては特に限
定されないが、エチレンテレフタレート、エチレンα,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボキシレート、エチレン2,6─ナフタレート単
位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成
分とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタ
レートを主要構成成分とするポリエステルの場合が特に
好ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以
上のポリエステルを混合しても良いし、共重合ポリマを
用いても良い。
【0009】本発明の二軸配向積層フイルムの少なくと
も片面の最表層部には、少なくとも2種類の粒子A、B
が含有される。粒子Aは比較的粒径の小さな粒子からな
り、主として最表層部の地肌を補強する役目を担う。粒
子Bは、粒子Aよりも粒径の大きな粒子からなり、最表
層部の表面に突起を形成して、耐削れ性を向上させつ
つ、高速走行性を向上する役目を担う。
も片面の最表層部には、少なくとも2種類の粒子A、B
が含有される。粒子Aは比較的粒径の小さな粒子からな
り、主として最表層部の地肌を補強する役目を担う。粒
子Bは、粒子Aよりも粒径の大きな粒子からなり、最表
層部の表面に突起を形成して、耐削れ性を向上させつ
つ、高速走行性を向上する役目を担う。
【0010】粒子Aは、ジルコニアまたはシリカ粒子か
ら選ばれる。この材質により、最表層部の地肌が効果的
に補強される。粒子Aの平均一次粒径は1〜100nm
であり、より好ましくは10〜40nmである。一次粒
径が1nmよりも小さいと、地肌補強効果が薄れ、10
0nmよりも大きいと、表面突起形成作用が現われ、高
速削れ性が悪化するおそれがある。
ら選ばれる。この材質により、最表層部の地肌が効果的
に補強される。粒子Aの平均一次粒径は1〜100nm
であり、より好ましくは10〜40nmである。一次粒
径が1nmよりも小さいと、地肌補強効果が薄れ、10
0nmよりも大きいと、表面突起形成作用が現われ、高
速削れ性が悪化するおそれがある。
【0011】この粒子Aは、地肌補強効果の面からは、
ある程度凝集している方が望ましい。凝集状態での粒
径、すなわち二次粒径が、二次粒径/一次粒径の比で3
〜60の範囲であると、最表層部の地肌が効果的に補強
される。単分散又はそれに近い状態、つまり二次粒径/
一次粒径の比が3未満であると、粒子凝集による地肌補
強向上効果が殆どなくなる。該比が60を越えると、凝
集粒子が大きくなりすぎ、それがもろい突起を形成し
て、高速削れ性が悪化する。
ある程度凝集している方が望ましい。凝集状態での粒
径、すなわち二次粒径が、二次粒径/一次粒径の比で3
〜60の範囲であると、最表層部の地肌が効果的に補強
される。単分散又はそれに近い状態、つまり二次粒径/
一次粒径の比が3未満であると、粒子凝集による地肌補
強向上効果が殆どなくなる。該比が60を越えると、凝
集粒子が大きくなりすぎ、それがもろい突起を形成し
て、高速削れ性が悪化する。
【0012】粒子Aの含有量は、0.05〜2重量%、
より好ましくは0.1〜1重量%である。含有量が0.
05重量%未満であると、層内粒子密度が低くなりすぎ
るため、期待した地肌補強効果が得られない。含有量が
2重量%を越えると、粒子量が多くなりすぎ、層が逆に
脆くなるおそれがある。
より好ましくは0.1〜1重量%である。含有量が0.
05重量%未満であると、層内粒子密度が低くなりすぎ
るため、期待した地肌補強効果が得られない。含有量が
2重量%を越えると、粒子量が多くなりすぎ、層が逆に
脆くなるおそれがある。
【0013】この粒子Aは、上述の如く地肌補強効果を
担うものであるから、最表層部の中でも、とくに表面近
傍に集まっていることが望ましい。このようにすること
により、最表層部表面の地肌が効果的に補強され、粒子
Aを含有させた効果が顕著に現われる。粒子Aがどの程
度表面近傍に集まっているかを定量的に表わすため、本
発明では表層粒子濃度をその指標としている。粒子Aの
表層粒子濃度が0.1以上のとき、上記地肌補強効果が
顕著になる。
担うものであるから、最表層部の中でも、とくに表面近
傍に集まっていることが望ましい。このようにすること
により、最表層部表面の地肌が効果的に補強され、粒子
Aを含有させた効果が顕著に現われる。粒子Aがどの程
度表面近傍に集まっているかを定量的に表わすため、本
発明では表層粒子濃度をその指標としている。粒子Aの
表層粒子濃度が0.1以上のとき、上記地肌補強効果が
顕著になる。
【0014】粒子Bは、バテライト型炭酸カルシウムま
たは架橋型有機粒子から選ばれる。この粒子材質の特定
により、削れにくい表面突起が効率よく形成される。バ
テライト型炭酸カルシシウムは、六方晶系の結晶形態を
有し、自然界では巻貝の一種に見られるのみであるの
で、通常、合成品として製造されている。加熱下あるい
は水の存在下でカルサイト型になるので、合成は通常ア
ルコール中で行われる。合成品で品質上均一化されてい
るが、不安定な(活性が高い)ため、ポリエステル等と
の親和性が高い。密度は2.54g/cm3 程度で、複
屈折率は1.550と小さい。特に本発明では、均一品
質、均一粒径、およびポリエステル等と親和性が高い点
が有効に利用され、該粒子Bにより、均一な高さで削ら
れにくい突起が形成される。架橋型有機粒子も、均一粒
径に形成しやすく、ポリエステル等フイルム母材との親
和性も極めて高い。架橋型有機粒子の材質としては、例
えば架橋ポリスチレンや架橋ジビニルベンゼン等が挙げ
られる。
たは架橋型有機粒子から選ばれる。この粒子材質の特定
により、削れにくい表面突起が効率よく形成される。バ
テライト型炭酸カルシシウムは、六方晶系の結晶形態を
有し、自然界では巻貝の一種に見られるのみであるの
で、通常、合成品として製造されている。加熱下あるい
は水の存在下でカルサイト型になるので、合成は通常ア
ルコール中で行われる。合成品で品質上均一化されてい
るが、不安定な(活性が高い)ため、ポリエステル等と
の親和性が高い。密度は2.54g/cm3 程度で、複
屈折率は1.550と小さい。特に本発明では、均一品
質、均一粒径、およびポリエステル等と親和性が高い点
が有効に利用され、該粒子Bにより、均一な高さで削ら
れにくい突起が形成される。架橋型有機粒子も、均一粒
径に形成しやすく、ポリエステル等フイルム母材との親
和性も極めて高い。架橋型有機粒子の材質としては、例
えば架橋ポリスチレンや架橋ジビニルベンゼン等が挙げ
られる。
【0015】粒子Bの平均一次粒径は、0.1〜2μm
であり、より好ましくは0.6〜1μmである。0.1
μmよりも小さいと、形成される突起の高さが低くなり
すぎ、摩擦係数低減効果が小さくなって良好な走行性が
得られない。2μmを越えると、突起高さが高くなりす
ぎるため、高速削れ性に劣る。
であり、より好ましくは0.6〜1μmである。0.1
μmよりも小さいと、形成される突起の高さが低くなり
すぎ、摩擦係数低減効果が小さくなって良好な走行性が
得られない。2μmを越えると、突起高さが高くなりす
ぎるため、高速削れ性に劣る。
【0016】粒子Bの含有量は、0.005〜2重量
%、より好ましくは0.2〜0.5重量%である。含有
量が0.005重量%未満であると、表面突起個数が少
なくなりすぎるので、突起以外の地肌の接触面積が大き
くなりすぎ、摩擦係数が高くなって走行性が悪くなる。
逆に2重量%を越えると、粒子数が多くなりすぎ、層自
身が脆くなるとともに、粒子が脱落しやすくなるおそれ
がある。
%、より好ましくは0.2〜0.5重量%である。含有
量が0.005重量%未満であると、表面突起個数が少
なくなりすぎるので、突起以外の地肌の接触面積が大き
くなりすぎ、摩擦係数が高くなって走行性が悪くなる。
逆に2重量%を越えると、粒子数が多くなりすぎ、層自
身が脆くなるとともに、粒子が脱落しやすくなるおそれ
がある。
【0017】この粒子Bは、主として表面突起形成の役
割を担うものであるから、形成される突起の高さを極力
均一にするためには、粒子Bの粒径分布にある規制が必
要となる。したがって、粒子Bの粒径分布は、シャープ
な分布をもつ必要があり、相対標準偏差で0.6以下で
ある必要がある。
割を担うものであるから、形成される突起の高さを極力
均一にするためには、粒子Bの粒径分布にある規制が必
要となる。したがって、粒子Bの粒径分布は、シャープ
な分布をもつ必要があり、相対標準偏差で0.6以下で
ある必要がある。
【0018】この粒子Bが、少なくとも一方の最表層部
に含有されて、該層表面に突起を形成する。全粒子B
が、完全に該層中に埋没しているような状態では、表面
突起は形成されにくいので、粒子B含有により所望の表
面突起を形成するためには、粒子Bの粒径と粒子Bを含
有する層の厚さとの間に相対的な関係を特定する必要が
ある。本発明では、粒子Bの一次粒径dと粒子Bが含有
される層部の厚さtとの関係が、0.5d≦t≦5dに
設定される。相対関係をこの範囲とすることにより、粒
子Bにより高さの揃った、しかも所望高さの表面突起が
形成される。この均一な所望の表面突起形成によって、
高速削れ性とともに電磁変換特性が向上される。
に含有されて、該層表面に突起を形成する。全粒子B
が、完全に該層中に埋没しているような状態では、表面
突起は形成されにくいので、粒子B含有により所望の表
面突起を形成するためには、粒子Bの粒径と粒子Bを含
有する層の厚さとの間に相対的な関係を特定する必要が
ある。本発明では、粒子Bの一次粒径dと粒子Bが含有
される層部の厚さtとの関係が、0.5d≦t≦5dに
設定される。相対関係をこの範囲とすることにより、粒
子Bにより高さの揃った、しかも所望高さの表面突起が
形成される。この均一な所望の表面突起形成によって、
高速削れ性とともに電磁変換特性が向上される。
【0019】さらに本発明フイルムにおいては、中間層
は特に限定されないが、最表層部において、上述の如く
高速削れ性に優れ、均一な所望突起高さの突起が形成さ
れ電磁変換特性に優れた表面を形成できるので、中間層
にいわゆるリサイクルポリマを含有させることが好まし
い。なおここでリサイクルポリマとは、たとえばポリエ
ステルの場合、ポリエステルの末端カルボン酸が55当
量/106 g以上でポリマの溶液ヘイズが18%以下の
ものをいう。
は特に限定されないが、最表層部において、上述の如く
高速削れ性に優れ、均一な所望突起高さの突起が形成さ
れ電磁変換特性に優れた表面を形成できるので、中間層
にいわゆるリサイクルポリマを含有させることが好まし
い。なおここでリサイクルポリマとは、たとえばポリエ
ステルの場合、ポリエステルの末端カルボン酸が55当
量/106 g以上でポリマの溶液ヘイズが18%以下の
ものをいう。
【0020】また本発明のフイルム中には、本発明の目
的を阻害しない範囲内で、異種ポリマをブレンドしても
よいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
的を阻害しない範囲内で、異種ポリマをブレンドしても
よいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
【0021】次に本発明フイルムの製造方法を、ポリエ
ステルフイルムの場合について説明する。まず、ポリエ
ステルに粒子A、Bを含有せしめる方法としては、例え
ばジオール成分であるエチレングリコールに粒子A、B
を別々に所定割合にてスラリーの形で分散せしめ、この
エチレングリコールを所定のジカルボン酸成分と重合せ
しめる方法が好ましい。粒子を添加する際には、例え
ば、粒子を合成時に得られる水ゾルやアルコールゾルを
一旦乾燥させることなく添加すると粒子の分散性が非常
によく、高速削れ性、電磁変換特性を共に良好とするこ
とができる。また粒子の水スラリーを直接所定のポリエ
ステルペレットと混合し、ベント方式の2軸混練押出機
に供給しポリエステルに練り込む方法も本発明の効果を
より一層良好とするのに非常に有効である。粒子の含有
量を調節する方法としては、上記方法で高濃度の粒子マ
スターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的に含
有しないポリエステルで希釈して粒子の含有量を調節す
る方法が有効である。
ステルフイルムの場合について説明する。まず、ポリエ
ステルに粒子A、Bを含有せしめる方法としては、例え
ばジオール成分であるエチレングリコールに粒子A、B
を別々に所定割合にてスラリーの形で分散せしめ、この
エチレングリコールを所定のジカルボン酸成分と重合せ
しめる方法が好ましい。粒子を添加する際には、例え
ば、粒子を合成時に得られる水ゾルやアルコールゾルを
一旦乾燥させることなく添加すると粒子の分散性が非常
によく、高速削れ性、電磁変換特性を共に良好とするこ
とができる。また粒子の水スラリーを直接所定のポリエ
ステルペレットと混合し、ベント方式の2軸混練押出機
に供給しポリエステルに練り込む方法も本発明の効果を
より一層良好とするのに非常に有効である。粒子の含有
量を調節する方法としては、上記方法で高濃度の粒子マ
スターを作っておき、それを製膜時に粒子を実質的に含
有しないポリエステルで希釈して粒子の含有量を調節す
る方法が有効である。
【0022】次にこのポリエステルのペレットを用いて
3層以上の積層構造をもったポリエステルフイルムとす
る。上記の方法にて得られたポリエステルのペレットを
所定の割合で混合し、乾燥したのち、公知の溶融積層用
押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出
し、キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸
フイルムを作る。すなわち、2または3台以上の押出
機、3層以上のマニホールドまたは合流ブロック(例え
ば角型合流部を有する合流ブロック)を用いて積層し、
口金から3層以上のシートを押し出し、キャスティング
ロールで冷却して未延伸フイルムを作る。この場合、ポ
リマ流路にスタティックミキサー、ギヤポンプを設置す
る方法は有効である。また、最表層積層部側のポリマー
を押出す押出機の溶融温度を基層部側より5〜10℃低
くすることが、有効である。
3層以上の積層構造をもったポリエステルフイルムとす
る。上記の方法にて得られたポリエステルのペレットを
所定の割合で混合し、乾燥したのち、公知の溶融積層用
押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出
し、キャスティングロール上で冷却固化せしめて未延伸
フイルムを作る。すなわち、2または3台以上の押出
機、3層以上のマニホールドまたは合流ブロック(例え
ば角型合流部を有する合流ブロック)を用いて積層し、
口金から3層以上のシートを押し出し、キャスティング
ロールで冷却して未延伸フイルムを作る。この場合、ポ
リマ流路にスタティックミキサー、ギヤポンプを設置す
る方法は有効である。また、最表層積層部側のポリマー
を押出す押出機の溶融温度を基層部側より5〜10℃低
くすることが、有効である。
【0023】次にこの未延伸フイルムを二軸延伸し、二
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.5〜6.5倍で行なう方法は特に好まし
い。長手方向延伸温度はポリエステルの種類によって異
なり一概には言えないが、通常、その1段目を50〜1
30℃とし、2段目以降はそれより高くすることが有効
である。長手方向延伸速度は5000〜50000%/
分の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステ
ンタを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0
〜5.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、
1000〜20000%/分、温度は80〜160℃の
範囲が好適である。次にこの延伸フイルムを熱処理す
る。この場合の熱処理温度は170〜220℃、特に1
80〜200℃、時間は0.2〜20秒の範囲が好適で
ある。
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.5〜6.5倍で行なう方法は特に好まし
い。長手方向延伸温度はポリエステルの種類によって異
なり一概には言えないが、通常、その1段目を50〜1
30℃とし、2段目以降はそれより高くすることが有効
である。長手方向延伸速度は5000〜50000%/
分の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステ
ンタを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0
〜5.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、
1000〜20000%/分、温度は80〜160℃の
範囲が好適である。次にこの延伸フイルムを熱処理す
る。この場合の熱処理温度は170〜220℃、特に1
80〜200℃、時間は0.2〜20秒の範囲が好適で
ある。
【0024】[物性の測定方法ならびに効果の評価方
法]本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は
次の通りである。 (1)粒子A、Bの平均一次粒径 B.E.T法により粒子の比表面積を求め、この比表面
積から粒子を球としたときの粒径を下式により求め、こ
れを平均一次粒径とした。 粒径=6/(粒子密度×比表面積) この方法で測定することが困難な場合、電子顕微鏡など
による粒子の観察から一次粒径を求めることもできる。
法]本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は
次の通りである。 (1)粒子A、Bの平均一次粒径 B.E.T法により粒子の比表面積を求め、この比表面
積から粒子を球としたときの粒径を下式により求め、こ
れを平均一次粒径とした。 粒径=6/(粒子密度×比表面積) この方法で測定することが困難な場合、電子顕微鏡など
による粒子の観察から一次粒径を求めることもできる。
【0025】(2)粒子Aの二次粒径 粒子を含有したフイルムを、フイルム平面に垂直に厚さ
1000Åの超薄切片とし、透過型電子顕微鏡(例えば
日本電子製JEM−1200EXなど)を用いて、10
万倍程度で粒子を観察し、粒子の円相当径を求め、50
視野について平均した値を粒子の二次粒径とした。
1000Åの超薄切片とし、透過型電子顕微鏡(例えば
日本電子製JEM−1200EXなど)を用いて、10
万倍程度で粒子を観察し、粒子の円相当径を求め、50
視野について平均した値を粒子の二次粒径とした。
【0026】(3)粒子の含有量 フイルム母材を溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択
し、粒子をフイルム母材から遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
また、必要に応じて熱分解ガスクロマトグラフィーや赤
外分光法や、蛍光X線分析法、ラマン散乱、SEM−X
MAなどを利用して定量することもできる。積層部およ
び基層部の粒子の含有は、各積層部を削りとることによ
り区別できる。また、必要に応じてTEMを用いて各断
面に観察される粒子の個数から計算することもできる。
し、粒子をフイルム母材から遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
また、必要に応じて熱分解ガスクロマトグラフィーや赤
外分光法や、蛍光X線分析法、ラマン散乱、SEM−X
MAなどを利用して定量することもできる。積層部およ
び基層部の粒子の含有は、各積層部を削りとることによ
り区別できる。また、必要に応じてTEMを用いて各断
面に観察される粒子の個数から計算することもできる。
【0027】(4)表層粒子濃度 2次イオンマススペクトル(SIMS)を用いて、フイ
ルム中の粒子に起因する元素のうち最も高濃度の元素
と、熱可塑性樹脂の炭素元素の濃度比を、深さ方向表層
から3nmにおいて求め、粒子濃度とした。測定装置、
条件は下記のとおりである。 1次イオン種 :12KV 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流 :200nA ラスター領域 :400μm□ 分析領域 :ゲート30% 測定真空度 :6.0×10-9Torr E−GUN :0.5KV−3.0A
ルム中の粒子に起因する元素のうち最も高濃度の元素
と、熱可塑性樹脂の炭素元素の濃度比を、深さ方向表層
から3nmにおいて求め、粒子濃度とした。測定装置、
条件は下記のとおりである。 1次イオン種 :12KV 1次イオン加速電圧:12KV 1次イオン電流 :200nA ラスター領域 :400μm□ 分析領域 :ゲート30% 測定真空度 :6.0×10-9Torr E−GUN :0.5KV−3.0A
【0028】(5)最表層部の厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、フイル
ム中の粒子の内最も高濃度の粒子に起因する元素とポリ
エステルの炭素元素の濃度比(M+ /C+ )を粒子濃度
とし、ポリエステルA層の表面から深さ(厚さ)方向の
分析を行なう。表層では表面という界面のために粒子濃
度は低く表面から遠ざかるにつれて粒子濃度は高くな
る。本発明フイルムの場合は深さ[I]で一旦極大値と
なった粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線
をもとに極大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II]
(ここでII>I)を積層厚さとした。なお、フイルム中
にもっとも多く含有する粒子が有機高分子粒子の場合は
SIMSでは測定が難しいので、表面からエッチングし
ながらXPS(X線光電子分光法)、IR(赤外分光
法)あるいはコンフォーカル顕微鏡などで、その粒子濃
度のデプスプロファイルを測定し、上記同様の手法から
積層厚さを求めても良い。さらに上述のデプスプロファ
イルからではなく、フイルムの断面観察あるいは薄膜段
差測定機等によって求めることができる。
ム中の粒子の内最も高濃度の粒子に起因する元素とポリ
エステルの炭素元素の濃度比(M+ /C+ )を粒子濃度
とし、ポリエステルA層の表面から深さ(厚さ)方向の
分析を行なう。表層では表面という界面のために粒子濃
度は低く表面から遠ざかるにつれて粒子濃度は高くな
る。本発明フイルムの場合は深さ[I]で一旦極大値と
なった粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線
をもとに極大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II]
(ここでII>I)を積層厚さとした。なお、フイルム中
にもっとも多く含有する粒子が有機高分子粒子の場合は
SIMSでは測定が難しいので、表面からエッチングし
ながらXPS(X線光電子分光法)、IR(赤外分光
法)あるいはコンフォーカル顕微鏡などで、その粒子濃
度のデプスプロファイルを測定し、上記同様の手法から
積層厚さを求めても良い。さらに上述のデプスプロファ
イルからではなく、フイルムの断面観察あるいは薄膜段
差測定機等によって求めることができる。
【0029】(6)粒子Bの粒径分布 上記(1)の方法で一次粒径を、粒子1000個につい
て求め、その相対標準偏差で粒径分布を表わした。
て求め、その相対標準偏差で粒径分布を表わした。
【0030】(7)高速削れ性 フイルムを1/2インチ幅のテープ状にスリットしたも
のに角度90°で片刃を押しあて、0.5mm押し込んで
200m走行させる(速度:200m/min 、張力:10
0g)。片刃に削りとられた粉の付着高さを顕微鏡で読
み取り、削れ量(μm)とした。この削れ量が180μ
m以下の場合耐削れ性が良好、それを越える場合耐削れ
性が不良である。
のに角度90°で片刃を押しあて、0.5mm押し込んで
200m走行させる(速度:200m/min 、張力:10
0g)。片刃に削りとられた粉の付着高さを顕微鏡で読
み取り、削れ量(μm)とした。この削れ量が180μ
m以下の場合耐削れ性が良好、それを越える場合耐削れ
性が不良である。
【0031】(8)電磁変換特性 フイルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダー装置(スチールロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cm でカレン
ダー処理した後、70℃、48時間キュアリングする。
上記テープ原反を1/2インチにスリットし、パンケー
キを作成した。このパンケーキから長さ250mの長さ
をVTRカセットに組み込みVTRカセットテープとし
た。 (磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄 :100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体: 10重量部 ・ポリウレタンエラストマ : 10重量部 ・ポリイソシアネート : 5重量部 ・レシチン : 1重量部 ・メチルエチルケトン : 75重量部 ・メチルイソプチルケトン : 75重量部 ・トルエン : 75重量部 ・カーボンブラック : 2重量部 ・ラウリン酸 :1.5重量部 このテープに家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラービデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定し
た。
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダー装置(スチールロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cm でカレン
ダー処理した後、70℃、48時間キュアリングする。
上記テープ原反を1/2インチにスリットし、パンケー
キを作成した。このパンケーキから長さ250mの長さ
をVTRカセットに組み込みVTRカセットテープとし
た。 (磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄 :100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体: 10重量部 ・ポリウレタンエラストマ : 10重量部 ・ポリイソシアネート : 5重量部 ・レシチン : 1重量部 ・メチルエチルケトン : 75重量部 ・メチルイソプチルケトン : 75重量部 ・トルエン : 75重量部 ・カーボンブラック : 2重量部 ・ラウリン酸 :1.5重量部 このテープに家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラービデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定し
た。
【0032】
【実施例】次に実施例に基づき、本発明の実施態様を説
明する。 実施例1(表1) 粒子Aとして一次粒径20nmのジルコニア粒子をエチ
レングリコール中にて、50μm径のガラスビーズをメ
ディアとして分散させ、ガラスビーズを除去したのちテ
レフタル酸と重合し、ポリエチレンテレフタレートのマ
スターペレットとした。
明する。 実施例1(表1) 粒子Aとして一次粒径20nmのジルコニア粒子をエチ
レングリコール中にて、50μm径のガラスビーズをメ
ディアとして分散させ、ガラスビーズを除去したのちテ
レフタル酸と重合し、ポリエチレンテレフタレートのマ
スターペレットとした。
【0033】次に、粒子Bとして一次粒径0.8μmの
バテライト型炭酸カルシウム粒子を上記メディア分散法
を用いてエチレングリコール中に均一に分散させ、上記
と同様にして粒子Bのマスターペレットを得た。
バテライト型炭酸カルシウム粒子を上記メディア分散法
を用いてエチレングリコール中に均一に分散させ、上記
と同様にして粒子Bのマスターペレットを得た。
【0034】上記粒子Aのマスターペレット、粒子Bの
マスターペレット、さらに粒子を含有しないポリエチレ
ンテレフタレートのペレットを、粒子A、粒子Bの含有
量がそれぞれ0.3重量%、0.4重量%になるように
混ぜ合わせ、ベント式二軸混練押出機1に供給し、28
0℃で溶解した(ポリマI)。更に、もう一台の押出機
2を用意し、リサイクルポリマ30重量部と粒子を含有
しないペレット70重量部を混ぜ合わせた後、180℃
で3時間減圧乾燥(3Torr)し、押出機に供給して
290℃で溶解した(ポリマII)。この2つのポリマ
を、それぞれ高精度濾過した後、矩形積層部を備えた3
層合流ブロックにて、基層部にポリマIIを、両面表層積
層部にポリマIがくるように積層し、フィッシュテール
型の口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キ
ャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラ
ムに巻きつけて冷却固化し、厚さ約160μmの未延伸
フイルムを作った。この時のドラフト比は6.5であっ
た。
マスターペレット、さらに粒子を含有しないポリエチレ
ンテレフタレートのペレットを、粒子A、粒子Bの含有
量がそれぞれ0.3重量%、0.4重量%になるように
混ぜ合わせ、ベント式二軸混練押出機1に供給し、28
0℃で溶解した(ポリマI)。更に、もう一台の押出機
2を用意し、リサイクルポリマ30重量部と粒子を含有
しないペレット70重量部を混ぜ合わせた後、180℃
で3時間減圧乾燥(3Torr)し、押出機に供給して
290℃で溶解した(ポリマII)。この2つのポリマ
を、それぞれ高精度濾過した後、矩形積層部を備えた3
層合流ブロックにて、基層部にポリマIIを、両面表層積
層部にポリマIがくるように積層し、フィッシュテール
型の口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キ
ャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラ
ムに巻きつけて冷却固化し、厚さ約160μmの未延伸
フイルムを作った。この時のドラフト比は6.5であっ
た。
【0035】この未延伸フイルムを長手方向に3段階に
分け、123℃で1.2倍、126℃で1.45倍、1
14℃で2.3倍それぞれ延伸した。この一軸フイルム
をステンタを用いて幅方向に2段階に分け、111℃で
3.7倍、113℃で1.2倍延伸し、定長下で200
℃にて5秒間熱処理し、厚さ13μmのフイルムを得
た。得られたフイルムの最表層部積層厚さtは、1.0
μで、粒子Bの粒径dとの関係はt=1.25dであっ
た。また表層部両面の粒子Aの濃度と積層厚さは同じで
あり、表層粒子濃度は0.6であった。粒子Aの平均一
次粒径は20nm、二次粒径/一次粒径の比は10であっ
た。また粒子Bの粒径分布は0.5であった。
分け、123℃で1.2倍、126℃で1.45倍、1
14℃で2.3倍それぞれ延伸した。この一軸フイルム
をステンタを用いて幅方向に2段階に分け、111℃で
3.7倍、113℃で1.2倍延伸し、定長下で200
℃にて5秒間熱処理し、厚さ13μmのフイルムを得
た。得られたフイルムの最表層部積層厚さtは、1.0
μで、粒子Bの粒径dとの関係はt=1.25dであっ
た。また表層部両面の粒子Aの濃度と積層厚さは同じで
あり、表層粒子濃度は0.6であった。粒子Aの平均一
次粒径は20nm、二次粒径/一次粒径の比は10であっ
た。また粒子Bの粒径分布は0.5であった。
【0036】このフイルムの電磁変換特性を測定する
と、クロマS/Nで2.6dBであった。また、高速削
れ性も55μmと良好であった。このように、最表層積
層部に含有される粒子の種類、粒子径、含有量、及び積
層厚さとの関係等が本発明の範囲内である場合には、電
磁変換特性、高速削れ性ともに良好なフイルムとするこ
とができる。
と、クロマS/Nで2.6dBであった。また、高速削
れ性も55μmと良好であった。このように、最表層積
層部に含有される粒子の種類、粒子径、含有量、及び積
層厚さとの関係等が本発明の範囲内である場合には、電
磁変換特性、高速削れ性ともに良好なフイルムとするこ
とができる。
【0037】実施例2〜4、比較例1〜4(表1) 実施例1と同様にして、最表層部に含有される粒子の種
類、粒子径、含有量、粒径分布及び積層厚さ等を種々変
えて二軸配向積層ポリエステルフイルムとした。最表層
積層部に含有される粒子の種類、粒子径、含有量、粒径
分布及び積層厚さの関係等が本発明の範囲内でない場合
には、電磁変換特性、高速削れ性ともに良好なフイルム
とすることができなかった。
類、粒子径、含有量、粒径分布及び積層厚さ等を種々変
えて二軸配向積層ポリエステルフイルムとした。最表層
積層部に含有される粒子の種類、粒子径、含有量、粒径
分布及び積層厚さの関係等が本発明の範囲内でない場合
には、電磁変換特性、高速削れ性ともに良好なフイルム
とすることができなかった。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層フイルムによれ
ば、少なくとも片面の薄層最表層部表面に所定含有量、
所定粒径、所定凝集度、所定表層粒子濃度の粒子Aと、
所定含有量、所定粒径、所定粒径分布、最表層部厚さと
所定の大小関係を有する粒子Bの、少なくとも特定の2
粒子成分を含有させ、粒子Aに主として地肌補強、粒子
Bに所望の表面突起形成の役割を担わせるようにしたの
で、地肌が強く、しかも均一かつ削れにくい突起が形成
された望ましい表面形態とすることができ、高速での優
れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体用としての優れ
た電磁変換特性を発揮することができる。
ば、少なくとも片面の薄層最表層部表面に所定含有量、
所定粒径、所定凝集度、所定表層粒子濃度の粒子Aと、
所定含有量、所定粒径、所定粒径分布、最表層部厚さと
所定の大小関係を有する粒子Bの、少なくとも特定の2
粒子成分を含有させ、粒子Aに主として地肌補強、粒子
Bに所望の表面突起形成の役割を担わせるようにしたの
で、地肌が強く、しかも均一かつ削れにくい突起が形成
された望ましい表面形態とすることができ、高速での優
れた耐削れ性を発揮させつつ、磁気媒体用としての優れ
た電磁変換特性を発揮することができる。
【0040】また、最表層部に上記のような優れた特性
をもたせることができるので、中間層に、問題を生じる
ことなくリサイクルポリマを含有させることができ、生
産性の向上を図ることもできる。
をもたせることができるので、中間層に、問題を生じる
ことなくリサイクルポリマを含有させることができ、生
産性の向上を図ることもできる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも3層の積層構造を有し、その
少なくとも片面の最表層部に、少なくとも2種類の粒子
A、Bを含有してなる二軸配向積層フイルムであって、
粒子Aはジルコニアまたはシリカから選ばれ、一次粒径
が1〜100nm、二次粒径/一次粒径の比が3〜6
0、含有量が0.05〜2重量%、表層粒子濃度が0.
1以上であり、粒子Bはバテライト型炭酸カルシウムま
たは架橋型有機粒子から選ばれ、一次粒径が0.1〜2
μmであり、含有量が0.005〜2重量%、粒径分布
が0.6以下であり、該粒子Bの一次粒径dと粒子Bが
含有される該層部の厚さtとの関係が 0.5d≦t≦5d であることを特徴とする二軸配向積層フイルム。 - 【請求項2】 中間層がリサイクルポリマを含有してい
る請求項1の二軸配向積層フイルム。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27180591A JPH0584818A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 二軸配向積層フイルム |
| US07/847,586 US5336079A (en) | 1991-03-06 | 1992-03-04 | Biaxially oriented laminated film comprising particles in a specific ratio of particle density |
| CA002062480A CA2062480A1 (en) | 1991-03-06 | 1992-03-05 | Biaxially oriented laminated film |
| DE69213052T DE69213052T2 (de) | 1991-03-06 | 1992-03-06 | Biaxial orientierte Verbundfolie |
| KR1019920003753A KR100194060B1 (ko) | 1991-03-06 | 1992-03-06 | 2축배향적층필름 |
| EP92301933A EP0502745B9 (en) | 1991-03-06 | 1992-03-06 | Biaxially oriented laminated film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27180591A JPH0584818A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 二軸配向積層フイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0584818A true JPH0584818A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17505100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27180591A Pending JPH0584818A (ja) | 1991-03-06 | 1991-09-25 | 二軸配向積層フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0584818A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6255644B1 (en) | 1997-06-23 | 2001-07-03 | Fanuc Ltd. | Optical rotary encoder |
| JP2003067914A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-07 | Toray Ind Inc | 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム及び磁気記録テープ |
| US6901682B2 (en) | 2001-05-17 | 2005-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Rotation angle detecting apparatus and its rotary disc |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP27180591A patent/JPH0584818A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6255644B1 (en) | 1997-06-23 | 2001-07-03 | Fanuc Ltd. | Optical rotary encoder |
| US6901682B2 (en) | 2001-05-17 | 2005-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Rotation angle detecting apparatus and its rotary disc |
| JP2003067914A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-07 | Toray Ind Inc | 磁気記録媒体用ポリエステルフィルム及び磁気記録テープ |
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