JPH0585116A - ダブルウイシユボーン式サスペンシヨン - Google Patents
ダブルウイシユボーン式サスペンシヨンInfo
- Publication number
- JPH0585116A JPH0585116A JP27309291A JP27309291A JPH0585116A JP H0585116 A JPH0585116 A JP H0585116A JP 27309291 A JP27309291 A JP 27309291A JP 27309291 A JP27309291 A JP 27309291A JP H0585116 A JPH0585116 A JP H0585116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- inner end
- bracket
- vehicle
- torsion member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハーシュネス等に対する乗り心地性を向上さ
せ加減速時のステア変化を低減する。 【構成】 上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材16と、ト
ーション部材に固定された上部及び下部ブラケット2
2、24とを有する。アッパアーム26は外端にてキャ
リア10に枢着され前側の内端にて車体に枢支され後側
の内端にて上部ブラケットの先端に枢支されており、ロ
アアーム28は外端にてキャリアに枢着され前側の内端
にて車体に枢支され後側の内端にて下部ブラケットの先
端に枢支されている。上部ブラケットは下部ブラケット
よりも長い。
せ加減速時のステア変化を低減する。 【構成】 上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材16と、ト
ーション部材に固定された上部及び下部ブラケット2
2、24とを有する。アッパアーム26は外端にてキャ
リア10に枢着され前側の内端にて車体に枢支され後側
の内端にて上部ブラケットの先端に枢支されており、ロ
アアーム28は外端にてキャリアに枢着され前側の内端
にて車体に枢支され後側の内端にて下部ブラケットの先
端に枢支されている。上部ブラケットは下部ブラケット
よりも長い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌のサス
ペンションに係り、更に詳細にはダブルウィシュボーン
式のサスペンションに係る。
ペンションに係り、更に詳細にはダブルウィシュボーン
式のサスペンションに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のダブルウィシュボーン
式のサスペンションの一つとして、例えば特開平2−7
7310号公報に記載されている如く、A型アームであ
るアッパアーム及びロアアームの車輌後側の内端が上下
方向に延在するトーション部材を介して車体に枢支され
たダブルウィシュボーン式のサスペンションが従来より
既に知られている。
式のサスペンションの一つとして、例えば特開平2−7
7310号公報に記載されている如く、A型アームであ
るアッパアーム及びロアアームの車輌後側の内端が上下
方向に延在するトーション部材を介して車体に枢支され
たダブルウィシュボーン式のサスペンションが従来より
既に知られている。
【0003】図3は上記公報に記載されたサスペンショ
ンと等価なサスペンションをスケルトン図として示す斜
視図である。尚図3に於てはショックアブソーバ及びサ
スペンションスプリングは省略されている。
ンと等価なサスペンションをスケルトン図として示す斜
視図である。尚図3に於てはショックアブソーバ及びサ
スペンションスプリングは省略されている。
【0004】図3に於て、10は車輪12をスピンドル
14の周りに回転可能に支持するキャリアを示してお
り、16は上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材を示してい
る。トーション部材16には上下方向に互いに隔置され
た上部ブラケット22及び下部ブラケット24が固定さ
れており、これらのブラケットはトーション部材より車
輌前方且インボード方向へ延在している。また図4に於
て、26及び28はそれぞれアッパアーム及びロアアー
ムを示している。アッパアーム及びロアアームは何れも
一つの外端と車輌前後方向に互いに隔置された二つの内
端とを有するA型アームである。
14の周りに回転可能に支持するキャリアを示してお
り、16は上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材を示してい
る。トーション部材16には上下方向に互いに隔置され
た上部ブラケット22及び下部ブラケット24が固定さ
れており、これらのブラケットはトーション部材より車
輌前方且インボード方向へ延在している。また図4に於
て、26及び28はそれぞれアッパアーム及びロアアー
ムを示している。アッパアーム及びロアアームは何れも
一つの外端と車輌前後方向に互いに隔置された二つの内
端とを有するA型アームである。
【0005】アッパアーム26は外端にてボールジョイ
ント30によりキャリア10の上端に枢着され、前側の
内端にてゴムブッシュを含むジョイント32により車体
18に枢支され、後側の内端にてボールジョイント34
により上部ブラケット22の先端に枢着されている。同
様にロアアーム28は外端にてボールジョイント36に
よりキャリア10の下端に枢着され、前側の内端にてゴ
ムブッシュを含むジョイント38により車体18に枢支
され、後側の内端にてボールジョイント40により下部
ブラケット24の先端に枢着されている。
ント30によりキャリア10の上端に枢着され、前側の
内端にてゴムブッシュを含むジョイント32により車体
18に枢支され、後側の内端にてボールジョイント34
により上部ブラケット22の先端に枢着されている。同
様にロアアーム28は外端にてボールジョイント36に
よりキャリア10の下端に枢着され、前側の内端にてゴ
ムブッシュを含むジョイント38により車体18に枢支
され、後側の内端にてボールジョイント40により下部
ブラケット24の先端に枢着されている。
【0006】かかるサスペンションに於ては、車輪がバ
ウンド、リバウンドすると、アッパアーム26はジョイ
ント32の中心とボールジョイント34の中心とを結ぶ
直線42の周りに枢動し、ロアアーム28はジョイント
38の中心とボールジョイント40の中心とを結ぶ直線
44の周りに枢動する。また車輪に前後力が作用する
と、トーション部材16が軸線20の周りに弾性的に捩
られボールジョイント34及び40が車輌の横方向へ変
位することにより、アッパアーム及びロアアームはそれ
ぞれジョイント32及び38の周りに枢動し、ボールジ
ョイント30及び36が車輌後方へ変位することにより
サスペンションの前後コンプライアンスが確保される。
ウンド、リバウンドすると、アッパアーム26はジョイ
ント32の中心とボールジョイント34の中心とを結ぶ
直線42の周りに枢動し、ロアアーム28はジョイント
38の中心とボールジョイント40の中心とを結ぶ直線
44の周りに枢動する。また車輪に前後力が作用する
と、トーション部材16が軸線20の周りに弾性的に捩
られボールジョイント34及び40が車輌の横方向へ変
位することにより、アッパアーム及びロアアームはそれ
ぞれジョイント32及び38の周りに枢動し、ボールジ
ョイント30及び36が車輌後方へ変位することにより
サスペンションの前後コンプライアンスが確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に自動車等の車輌
に於ては、周知の如く、前後力が車輪の接地点に作用す
る加減速時のステア変化を低減するためには、車輪の接
地点に於ける前後コンプライアンスは低い値であること
が好ましく、逆に前後力がホイールセンタに作用するハ
ーシュネス等に対する乗り心地性を向上させるために
は、ホイールセンタに於ける前後コンプライアンスは高
い値であることが好ましい。
に於ては、周知の如く、前後力が車輪の接地点に作用す
る加減速時のステア変化を低減するためには、車輪の接
地点に於ける前後コンプライアンスは低い値であること
が好ましく、逆に前後力がホイールセンタに作用するハ
ーシュネス等に対する乗り心地性を向上させるために
は、ホイールセンタに於ける前後コンプライアンスは高
い値であることが好ましい。
【0008】しかるに上述の如きトーション部材が組込
まれた従来のダブルウィシュボーン式サスペンションに
於ては、上部ブラケット24及び下部ブラケット26の
長さが同一であるため、トーション部材のこれらのブラ
ケットが固定された部分に於ける軸線20の周りの捩れ
量が同一であれば、これらのブラケットの先端のボール
ジョイント34及び40も互いに同量車輌の横方向に変
位する。
まれた従来のダブルウィシュボーン式サスペンションに
於ては、上部ブラケット24及び下部ブラケット26の
長さが同一であるため、トーション部材のこれらのブラ
ケットが固定された部分に於ける軸線20の周りの捩れ
量が同一であれば、これらのブラケットの先端のボール
ジョイント34及び40も互いに同量車輌の横方向に変
位する。
【0009】従って例えば車輪に車輌後向きの力が作用
することによりボールジョイント30及び36に実質的
に同一の車輌後向きの力が作用すると、図4に於て仮想
線にて示されている如く、これらのボールジョイント及
び車輪のスピンドル14は車輌後方へ同量変位するの
で、ホイールセンタに於ける前後コンプライアンス及び
車輪の接地点に於ける前後コンプライアンスは互いに実
質的に同一である。
することによりボールジョイント30及び36に実質的
に同一の車輌後向きの力が作用すると、図4に於て仮想
線にて示されている如く、これらのボールジョイント及
び車輪のスピンドル14は車輌後方へ同量変位するの
で、ホイールセンタに於ける前後コンプライアンス及び
車輪の接地点に於ける前後コンプライアンスは互いに実
質的に同一である。
【0010】そのためホイールセンタに於ける前後コン
プライアンスを高くしてハーシュネ等に対する乗り心地
性を向上させようとすると加減速時のステア変化を低減
することができず、逆に車輪の接地点に於ける前後コン
プライアンスを低減して加減速時のステア変化を低減し
ようとすると乗り心地性が悪化し、従ってハーシュネス
等に対する良好な乗り心地性を確保しつつ加減速時のス
テア変化を低減することが困難である。
プライアンスを高くしてハーシュネ等に対する乗り心地
性を向上させようとすると加減速時のステア変化を低減
することができず、逆に車輪の接地点に於ける前後コン
プライアンスを低減して加減速時のステア変化を低減し
ようとすると乗り心地性が悪化し、従ってハーシュネス
等に対する良好な乗り心地性を確保しつつ加減速時のス
テア変化を低減することが困難である。
【0011】本発明は、上記公報に記載されている如き
従来のダブルウィシュボーン式サスペンションに於ける
上述の如き問題に鑑み、ハーシュネス等に対する乗り心
地性に優れしかも加減速時のステア変化が小さい改良さ
れたダブルウィシュボーン式サスペンションを提供する
ことを目的としている。
従来のダブルウィシュボーン式サスペンションに於ける
上述の如き問題に鑑み、ハーシュネス等に対する乗り心
地性に優れしかも加減速時のステア変化が小さい改良さ
れたダブルウィシュボーン式サスペンションを提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、車輪を回転可能に支持するキャリアと、上
端及び下端にて車体に固定され軸線の周りに弾性的に捩
られるトーション部材と、上下方向に互いに隔置され前
記トーション部材に固定された上部ブラケット及び下部
ブラケットと、一つの外端及び実質的に車輌前後方向に
互いに隔置された二つの内端を有するアッパアーム及び
ロアアームとを有し、前記アッパアームは前記外端にて
前記キャリアに枢着され一方の内端にて車体に枢支され
他方の内端にて前記上部ブラケットの先端に枢支されて
おり、前記ロアアームは前記外端にて前記キャリアに枢
着され一方の内端にて車体に枢支され他方の内端にて前
記下部ブラケットの先端に枢支されており、前記アッパ
アーム及びロアアームの前記外端の枢点と前記一方の内
端の枢点との間の車輌横方向の距離をそれぞれA及びB
とし、前記アッパアーム及びロアアームの前記一方の内
端の枢点と前記他方の内端の枢点との間の車輌前後方向
の距離をそれぞれC及びDとし、前記トーション部材の
前記軸線と前記上部ブラケット及び下部ブラケットの先
端の枢点との間の車輌前後方向の距離をそれぞれa及び
bとすると、これらの距離の間には A・a/C>B・b/D の関係があることを特徴とするダブルウィシュボーン式
サスペンションによって達成される。
明によれば、車輪を回転可能に支持するキャリアと、上
端及び下端にて車体に固定され軸線の周りに弾性的に捩
られるトーション部材と、上下方向に互いに隔置され前
記トーション部材に固定された上部ブラケット及び下部
ブラケットと、一つの外端及び実質的に車輌前後方向に
互いに隔置された二つの内端を有するアッパアーム及び
ロアアームとを有し、前記アッパアームは前記外端にて
前記キャリアに枢着され一方の内端にて車体に枢支され
他方の内端にて前記上部ブラケットの先端に枢支されて
おり、前記ロアアームは前記外端にて前記キャリアに枢
着され一方の内端にて車体に枢支され他方の内端にて前
記下部ブラケットの先端に枢支されており、前記アッパ
アーム及びロアアームの前記外端の枢点と前記一方の内
端の枢点との間の車輌横方向の距離をそれぞれA及びB
とし、前記アッパアーム及びロアアームの前記一方の内
端の枢点と前記他方の内端の枢点との間の車輌前後方向
の距離をそれぞれC及びDとし、前記トーション部材の
前記軸線と前記上部ブラケット及び下部ブラケットの先
端の枢点との間の車輌前後方向の距離をそれぞれa及び
bとすると、これらの距離の間には A・a/C>B・b/D の関係があることを特徴とするダブルウィシュボーン式
サスペンションによって達成される。
【0013】
【作用】上述の如き構成によれば、各枢点の間の距離は
上述の不等式にて表される関係を有しているので、後に
詳細に説明する如く、車輪に前後力が作用することによ
りアッパアーム及びロアアームがそれぞれ対応する一方
の内端の枢点の周りに枢動する場合には、アッパアーム
の他方の内端の枢点はロアアームの他方の内端の枢点よ
りも大きい距離に亙り車輌の左右方向へ移動し、そのた
めアッパアームの外端の枢点の車輌前後方向の移動距離
はロアアームの外端の枢点の車輌前後方向の移動距離よ
りも大きい。従ってホイールセンタに於ける前後コンプ
ライアンスは車輪の接地点に於ける前後コンプライアン
スよりも高いので、ハーシュネス等に対する良好な乗心
地性を確保しつつ加減速時のステア変化を低減すること
が可能になる。
上述の不等式にて表される関係を有しているので、後に
詳細に説明する如く、車輪に前後力が作用することによ
りアッパアーム及びロアアームがそれぞれ対応する一方
の内端の枢点の周りに枢動する場合には、アッパアーム
の他方の内端の枢点はロアアームの他方の内端の枢点よ
りも大きい距離に亙り車輌の左右方向へ移動し、そのた
めアッパアームの外端の枢点の車輌前後方向の移動距離
はロアアームの外端の枢点の車輌前後方向の移動距離よ
りも大きい。従ってホイールセンタに於ける前後コンプ
ライアンスは車輪の接地点に於ける前後コンプライアン
スよりも高いので、ハーシュネス等に対する良好な乗心
地性を確保しつつ加減速時のステア変化を低減すること
が可能になる。
【0014】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
例について詳細に説明する。
【0015】図1は本発明によるダブルウィシュボーン
式サスペンションの一つの実施例をスケルトン図として
示す解図的斜視図、図2は図1に示された実施例の作動
を示す説明図である。尚これらの図に於てはショックア
ブソーバ及びサスペンションスプリングは省略されてお
り、また図3及び図4に示された部分に対応する部分に
はこれらの図に於て付された符号と同一の符号が付され
ている。
式サスペンションの一つの実施例をスケルトン図として
示す解図的斜視図、図2は図1に示された実施例の作動
を示す説明図である。尚これらの図に於てはショックア
ブソーバ及びサスペンションスプリングは省略されてお
り、また図3及び図4に示された部分に対応する部分に
はこれらの図に於て付された符号と同一の符号が付され
ている。
【0016】図1に於て、10は車輪12をスピンドル
14の周りに回転可能に支持するキャリアを示してお
り、16は上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材を示してい
る。トーション部材16には上下方向に互いに隔置され
た上部ブラケット22及び下部ブラケット24が固定さ
れており、これらのブラケットはトーション部材より車
輌前方へ延在している。また図1に於て、26及び28
はそれぞれアッパアーム及びロアアームを示している。
アッパアーム及びロアアームは何れも一つの外端と車輌
前後方向に互いに隔置された二つの内端とを有するA型
アームである。
14の周りに回転可能に支持するキャリアを示してお
り、16は上端及び下端にて車体18に固定され軸線2
0の周りに弾性的に捩られるトーション部材を示してい
る。トーション部材16には上下方向に互いに隔置され
た上部ブラケット22及び下部ブラケット24が固定さ
れており、これらのブラケットはトーション部材より車
輌前方へ延在している。また図1に於て、26及び28
はそれぞれアッパアーム及びロアアームを示している。
アッパアーム及びロアアームは何れも一つの外端と車輌
前後方向に互いに隔置された二つの内端とを有するA型
アームである。
【0017】アッパアーム26は外端にてボールジョイ
ント30によりキャリア10の上端に枢着され、前側の
内端にてゴムブッシュを含むジョイント32により車体
18に枢支され、後側の内端にてボールジョイント34
により上部ブラケット22の先端に枢着されている。同
様にロアアーム28は外端にてボールジョイント36に
よりキャリア10の下端に枢着され、前側の内端にてゴ
ムブッシュを含むジョイント38により車体18に枢支
され、後側の内端にてボールジョイント40により下部
ブラケット24の先端に枢着されている。
ント30によりキャリア10の上端に枢着され、前側の
内端にてゴムブッシュを含むジョイント32により車体
18に枢支され、後側の内端にてボールジョイント34
により上部ブラケット22の先端に枢着されている。同
様にロアアーム28は外端にてボールジョイント36に
よりキャリア10の下端に枢着され、前側の内端にてゴ
ムブッシュを含むジョイント38により車体18に枢支
され、後側の内端にてボールジョイント40により下部
ブラケット24の先端に枢着されている。
【0018】図示の如く上部ブラケット22の長さは下
部ブラケット24の長さよりも長く設定されている。ま
た上部ブラケット22の先端のボールジョイント34の
中心と下部ブラケット24の先端のボールジョイント4
0の中心とを結ぶ直線46は路面48上の交点Pに於て
トーション部材16の軸線20と交差している。
部ブラケット24の長さよりも長く設定されている。ま
た上部ブラケット22の先端のボールジョイント34の
中心と下部ブラケット24の先端のボールジョイント4
0の中心とを結ぶ直線46は路面48上の交点Pに於て
トーション部材16の軸線20と交差している。
【0019】またボールジョイント30及びジョイント
32の中心の間の車輌横方向の距離をAとし、ボールジ
ョイント36及びジョイント38の中心の間の車輌横方
向の距離をBとし、ジョイント32及びボールジョイン
ト34の中心の間の車輌前後方向の距離をCとし、ジョ
イント38及びボールジョイント40の中心の間の車輌
前後方向の距離をDとし、トーション部材の軸線20と
上部ブラケット22の先端のボールジョイント34の中
心との間の車輌前後方向の距離をaとし、軸線20と下
部ブラケット24の先端のボールジョイント40の中心
との間の車輌前後方向の距離をbとすると、これらの距
離の間には、 A・a/C>B・b/D の関係がある。
32の中心の間の車輌横方向の距離をAとし、ボールジ
ョイント36及びジョイント38の中心の間の車輌横方
向の距離をBとし、ジョイント32及びボールジョイン
ト34の中心の間の車輌前後方向の距離をCとし、ジョ
イント38及びボールジョイント40の中心の間の車輌
前後方向の距離をDとし、トーション部材の軸線20と
上部ブラケット22の先端のボールジョイント34の中
心との間の車輌前後方向の距離をaとし、軸線20と下
部ブラケット24の先端のボールジョイント40の中心
との間の車輌前後方向の距離をbとすると、これらの距
離の間には、 A・a/C>B・b/D の関係がある。
【0020】かくして構成されたサスペンションに於て
は、車輪がバウンド、リバウンドすると、上述の従来の
サスペンションの場合と同様、アッパアーム26はジョ
イント32の中心とボールジョイント34の中心とを結
ぶ直線42の周りに枢動し、ロアアーム28はジョイン
ト38の中心とボールジョイント40の中心とを結ぶ直
線44の周りに枢動する。また車輪に前後力が作用する
と、トーション部材16が軸線20の周りに弾性的に捩
られボールジョイント34及び40がインボード方向へ
変位することにより、アッパアーム及びロアアームはそ
れぞれジョイント32及び38の周りに枢動し、ボール
ジョイント30及び36が車輌後方へ変位することによ
りサスペンションの前後コンプライアンスが確保され
る。
は、車輪がバウンド、リバウンドすると、上述の従来の
サスペンションの場合と同様、アッパアーム26はジョ
イント32の中心とボールジョイント34の中心とを結
ぶ直線42の周りに枢動し、ロアアーム28はジョイン
ト38の中心とボールジョイント40の中心とを結ぶ直
線44の周りに枢動する。また車輪に前後力が作用する
と、トーション部材16が軸線20の周りに弾性的に捩
られボールジョイント34及び40がインボード方向へ
変位することにより、アッパアーム及びロアアームはそ
れぞれジョイント32及び38の周りに枢動し、ボール
ジョイント30及び36が車輌後方へ変位することによ
りサスペンションの前後コンプライアンスが確保され
る。
【0021】ここで車輪12が路面48より車輌後向き
の力を受けることによりボールジョイント30及び36
が車輌後向きの力Fを受けたとすると、アッパアームの
ジョイント32の周りの回転モーメントMu及びロアア
ームのジョイント38の周りの回転モーメントMlはそ
れぞれ下記の式にて表される。
の力を受けることによりボールジョイント30及び36
が車輌後向きの力Fを受けたとすると、アッパアームの
ジョイント32の周りの回転モーメントMu及びロアア
ームのジョイント38の周りの回転モーメントMlはそ
れぞれ下記の式にて表される。
【0022】Mu=F・A Ml=F・B ボールジョイント34及び40はそれぞれアッパアーム
及びロアアームに設けられているので、これらのボール
ジョイントをインボード方向へ移動させようとする力F
u及びFlはそれぞれ下記の式にて表される。
及びロアアームに設けられているので、これらのボール
ジョイントをインボード方向へ移動させようとする力F
u及びFlはそれぞれ下記の式にて表される。
【0023】Fu=F・A/C Fl=F・B/D 従ってボールジョイント34及び40の軸線20の周り
の回転モーメントMub及びMlbはそれぞれ下記の式
にて表される。
の回転モーメントMub及びMlbはそれぞれ下記の式
にて表される。
【0024】Mub=F・A・a/C Mlb=F・B・b/D A・a/CとB・b/Dとの間には上述の不等関係があ
るので、 Mub>Mlb となり、トーション部材16は上部ブラケット22が固
定された部分に於けるよりも下部ブラケット24が固定
された部分に於てより大きい角度範囲に亘り軸線20の
周りに捩られる。
るので、 Mub>Mlb となり、トーション部材16は上部ブラケット22が固
定された部分に於けるよりも下部ブラケット24が固定
された部分に於てより大きい角度範囲に亘り軸線20の
周りに捩られる。
【0025】そのためボールジョイント34がインボー
ド方向へ移動する距離はボールジョイント40がインボ
ード方向へ移動する距離よりも大きく、これによりアッ
パアーム26がジョイント32の周りに後方へ枢動する
角度はロアアーム28がジョイント38の周りに枢動す
る角度よりも大きいので、図2に示されている如くジョ
イント30が後方へ移動する距離はジョイント36が後
方へ移動する距離よりも大きい。
ド方向へ移動する距離はボールジョイント40がインボ
ード方向へ移動する距離よりも大きく、これによりアッ
パアーム26がジョイント32の周りに後方へ枢動する
角度はロアアーム28がジョイント38の周りに枢動す
る角度よりも大きいので、図2に示されている如くジョ
イント30が後方へ移動する距離はジョイント36が後
方へ移動する距離よりも大きい。
【0026】従ってホイールセンタに於ける前後コンプ
ライアンスは高く車輪の接地点に於ける前後コンプライ
アンスは低いので、ハーシュネス等に対する乗心地性を
向上させると共に加減速時のステア変化を低減すること
ができる。
ライアンスは高く車輪の接地点に於ける前後コンプライ
アンスは低いので、ハーシュネス等に対する乗心地性を
向上させると共に加減速時のステア変化を低減すること
ができる。
【0027】尚上述の実施例に於ては、トーション部材
16はアッパアーム及びロアアームに対し車輌後方に配
置されているが、トーション部材はアッパアーム及びロ
アアームに対し車輌前方側に配置され、これらのアーム
の車輌前方側の内端にてそれぞれ上部及び下部ブラケッ
トの先端に枢着されてもよい。
16はアッパアーム及びロアアームに対し車輌後方に配
置されているが、トーション部材はアッパアーム及びロ
アアームに対し車輌前方側に配置され、これらのアーム
の車輌前方側の内端にてそれぞれ上部及び下部ブラケッ
トの先端に枢着されてもよい。
【0028】また図示の実施例に於ては、ブラケット2
2及び24はトーション部材より車輌前方へ延在してい
るが、ボールジョイント34及び40がそれぞれボール
ジョイント30及び36と軸線20とを結ぶ仮想の直線
上に存在しない限り、これらのブラケットはトーション
部材より何れの方向に延在していてもよい。
2及び24はトーション部材より車輌前方へ延在してい
るが、ボールジョイント34及び40がそれぞれボール
ジョイント30及び36と軸線20とを結ぶ仮想の直線
上に存在しない限り、これらのブラケットはトーション
部材より何れの方向に延在していてもよい。
【0029】また図示の実施例に於ては、ボールジョイ
ント34及び40の中心を結ぶ直線46は路面48上の
交点Pに於てトーション部材の軸線20と交差している
が、直線46は路面より下方又は上方にて軸線20と交
差していてもよく、上述の不等式が満たされる限り直線
46は軸線20と交差していなくてもよい。
ント34及び40の中心を結ぶ直線46は路面48上の
交点Pに於てトーション部材の軸線20と交差している
が、直線46は路面より下方又は上方にて軸線20と交
差していてもよく、上述の不等式が満たされる限り直線
46は軸線20と交差していなくてもよい。
【0030】更に上述の実施例に於ては、ジョイント3
2、ボールジョイント34、軸線20及びジョイント3
8、ボールジョイント40、軸線20はそれぞれ車輌前
後方向に整合されているが、これらは互いに他に対し車
輌横方向に偏位した位置に設けられていてもよい。
2、ボールジョイント34、軸線20及びジョイント3
8、ボールジョイント40、軸線20はそれぞれ車輌前
後方向に整合されているが、これらは互いに他に対し車
輌横方向に偏位した位置に設けられていてもよい。
【0031】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、車輪に前後力が作用することによりアッパ
アーム及びロアアームがそれぞれ対応する一方の内端の
枢点の周りに枢動する場合には、アッパアームの他方の
内端の枢点はロアアームの他方の内端の枢点よりも大き
い距離に亙り車輌の左右方向へ移動し、アッパアームの
外端の枢点の車輌前後方向の移動距離はロアアームの外
端の枢点の車輌前後方向の移動距離よりも大きいので、
ホイールセンタに於ける前後コンプライアンスを高くす
ると共に車輪の接地点に於ける前後コンプライアンスを
低くすることができ、これによりハーシュネス等に対す
る良好な乗心地性を確保しつつ加減速時のステア変化を
低減することができる。
明によれば、車輪に前後力が作用することによりアッパ
アーム及びロアアームがそれぞれ対応する一方の内端の
枢点の周りに枢動する場合には、アッパアームの他方の
内端の枢点はロアアームの他方の内端の枢点よりも大き
い距離に亙り車輌の左右方向へ移動し、アッパアームの
外端の枢点の車輌前後方向の移動距離はロアアームの外
端の枢点の車輌前後方向の移動距離よりも大きいので、
ホイールセンタに於ける前後コンプライアンスを高くす
ると共に車輪の接地点に於ける前後コンプライアンスを
低くすることができ、これによりハーシュネス等に対す
る良好な乗心地性を確保しつつ加減速時のステア変化を
低減することができる。
【図1】本発明によるダブルウィシュボーン式サスペン
ションの一つの実施例をスケルトン図として示す解図的
斜視図である。
ションの一つの実施例をスケルトン図として示す解図的
斜視図である。
【図2】図1に示された実施例の作動を示す説明図であ
る。
る。
【図3】特開平2−77310号公報に記載されたサス
ペンションと等価なサスペンションをスケルトン図とし
て示す斜視図である。
ペンションと等価なサスペンションをスケルトン図とし
て示す斜視図である。
【図4】図3に示された実施例の作動を示す説明図であ
る。
る。
10…キャリア 12…車輪 16…トーション部材 18…車体 22…上部ブラケット 24…下部ブラケット 26…アッパアーム 28…ロアアーム
Claims (1)
- 【請求項1】車輪を回転可能に支持するキャリアと、上
端及び下端にて車体に固定され軸線の周りに弾性的に捩
られるトーション部材と、上下方向に互いに隔置され前
記トーション部材に固定された上部ブラケット及び下部
ブラケットと、一つの外端及び実質的に車輌前後方向に
互いに隔置された二つの内端を有するアッパアーム及び
ロアアームとを有し、前記アッパアームは前記外端にて
前記キャリアに枢着され一方の内端にて車体に枢支され
他方の内端にて前記上部ブラケットの先端に枢支されて
おり、前記ロアアームは前記外端にて前記キャリアに枢
着され一方の内端にて車体に枢支され他方の内端にて前
記下部ブラケットの先端に枢支されており、前記アッパ
アーム及びロアアームの前記外端の枢点と前記一方の内
端の枢点との間の車輌横方向の距離をそれぞれA及びB
とし、前記アッパアーム及びロアアームの前記一方の内
端の枢点と前記他方の内端の枢点との間の車輌前後方向
の距離をそれぞれC及びDとし、前記トーション部材の
前記軸線と前記上部ブラケット及び下部ブラケットの先
端の枢点との間の車輌前後方向の距離をそれぞれa及び
bとすると、これらの距離の間には A・a/C>B・b/D の関係があることを特徴とするダブルウィシュボーン式
サスペンション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27309291A JPH0585116A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ダブルウイシユボーン式サスペンシヨン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27309291A JPH0585116A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ダブルウイシユボーン式サスペンシヨン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585116A true JPH0585116A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17523034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27309291A Pending JPH0585116A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | ダブルウイシユボーン式サスペンシヨン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0585116A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7694983B2 (en) | 2005-05-28 | 2010-04-13 | Mira Limited | Interlinked double wishbone suspension |
| EP3643542A1 (en) | 2018-10-22 | 2020-04-29 | Eugenio Perri | Wheel suspension system for the front axle of motor vehicles |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP27309291A patent/JPH0585116A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7694983B2 (en) | 2005-05-28 | 2010-04-13 | Mira Limited | Interlinked double wishbone suspension |
| EP3643542A1 (en) | 2018-10-22 | 2020-04-29 | Eugenio Perri | Wheel suspension system for the front axle of motor vehicles |
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