JPH0586083A - ビスホスホン酸誘導体 - Google Patents

ビスホスホン酸誘導体

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JPH0586083A
JPH0586083A JP2123292A JP2123292A JPH0586083A JP H0586083 A JPH0586083 A JP H0586083A JP 2123292 A JP2123292 A JP 2123292A JP 2123292 A JP2123292 A JP 2123292A JP H0586083 A JPH0586083 A JP H0586083A
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JP
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bisphosphonic acid
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acid derivative
alkyl
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Withdrawn
Application number
JP2123292A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Oishi
義孝 大石
Makoto Tamura
誠 田村
Mitsuo Hayashida
三生 林田
Satoru Ikegami
悟 池上
Yoshiyuki Hiyama
良之 肥山
Takao Anami
隆夫 阿波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kaken Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】骨吸収抑制作用を有し、かつ副作用が少なく、
骨疾患治療剤、例えば骨粗鬆症治療薬として有効な新規
化合物を提供する。 【構成】本発明の新規化合物は、一般式(I) 【化1】 [式中、Xは酸素原子または式 【化2】 によって示されるアルキリデン基であり、Xがアルキリ
デン基の場合、R1 およびR2 は、(i) 水素、(ii)C
1〜6アルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6
ルキニル基、C1〜6アルキル−カルボニル基、C
2〜6アルケニル−カルボニル基、C2〜6アルキニル
−カルボニル基(これらの基は置換アミノ基、ハロゲン
原子およびカルボキシル基から選ばれる少なくとも1種
で置換されていても良い)または(iii) ハロゲン原子で
あり、同一または異なっていても良く、R3 は水素、C
1〜8アルキル基またはC7〜15アラルキル基であり、
mおよびnは0または正の整数であって、(m+n)が
2〜5である]で示されるビスホスホン酸誘導体または
その医薬上許容される塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスホスホン酸誘導体
およびこれを有効成分とする骨吸収抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ビスホスホン酸誘導体としては、ピペリ
ジノアルカンビスホスホン酸誘導体が特開昭53−59
674号公報に開示されている。しかしこの特許公報に
は、この化合物が除草剤として利用できることが説明さ
れいるが、医薬としての利用可能性は全く示唆されてい
ない。
【0003】ところで骨粗鬆症は人口の老齢化にともな
って大きな問題となってきた。これまではカルシウムの
投与等の方法で生体内カルシルム濃度を上昇させるなど
の治療法が用いられてきた。しかしこれらは根本的な骨
粗鬆症の治療薬とはならず、新しい骨粗鬆症の治療薬の
発見が望まれている。そして、特開平1−308290
号公報には、ビスホスホン酸の1種であるシクロアルキ
ルアミノメチレンビスホスホン酸が開示されており、こ
の化合物は骨吸収抑制作用を有し、骨粗鬆症に有効であ
ることが説明されている。しかしながらこのビスホスホ
ン酸は局所刺激作用が強く、例えば皮下注射を行なう
と、皮膚がはれるなどの副作用を示すという欠点があ
る。
【0004】
【発明の目的】従って本発明の第1の目的は、骨吸収抑
制作用を有し、かつ副作用が少なく、骨疾患治療剤、例
えば骨粗鬆症治療薬として有効な新規化合物を提供する
ことにある。また本発明の第2の目的は、前記の新規化
合物を有効成分とする骨吸収抑制剤を提供することにあ
る。
【0005】
【目的を達成するための手段】本発明の第1の目的は、
一般式(I)
【化3】 [式中、Xは酸素原子または式
【化4】 によって示されるアルキリデン基であり、Xがアルキリ
デン基の場合、R1 およびR2 は、(i) 水素、(ii)C
1〜6アルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6
ルキニル基、C1〜6アルキル−カルボニル基、C
2〜6アルケニル−カルボニル基、C2〜6アルキニル
−カルボニル基(これらの基は置換アミノ基、ハロゲン
原子およびカルボキシル基から選ばれる少なくとも1種
で置換されていても良い)または(iii) ハロゲン原子で
あり、同一または異なっていても良く、R3 は水素、C
1〜8アルキル基またはC7〜15アラルキル基であり、
mおよびnは0または正の整数であって、(m+n)が
2〜5である]で示されるビスホスホン酸誘導体または
その医薬上許容される塩によって達成された。また本発
明の第2の目的は、一般式(I)のビスホスホン酸誘導
体またはその医薬上許容される塩を有効成分とする骨吸
収抑制剤によって達成された。
【0006】先ず本発明の一般式(I)のビスホスホン
酸誘導体について説明する。一般式(I)のビスホスホ
ン酸誘導体は、分子中にエキソ二重結合(オキソ基また
はアルキリデン基)を有する点で前記の公知のビスホス
ホン酸と化学構造が顕著に相違する。一般式(I)にお
けるXは、酸素原子または上記式によって示されるアル
キリデン基である。すなわち、上記一般式(I)で示さ
れる化合物は、下記一般式(Ia)
【化5】 と下記一般式(Ib)
【化6】 で示されるビスホスホン酸誘導体とを含む。以下、一般
式(Ia)および(Ib)で示されるビスホスホン酸誘
導体について順次説明する。
【0007】一般式(Ia)で示されるビスホスホン
酸誘導体 一般式(Ia)のビスホスホン酸誘導体は、含窒素複素
環の1つの炭素原子がオキソ基と結合しているものであ
る。一般式(Ia)におけるR3 は、水素、C1〜8
ルキル基またはC7〜15アラルキル基である。ここにC
1〜8アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基などの直鎖または分枝のあるアルキル基
が挙げられる。またC7〜15アラルキル基としては、ベ
ンジル基、フェニルエチル基、メチルベンジル基、ナフ
チルメチル基などが挙げられる。なお、一般式(Ia)
においては4個のR3 が存在し、これらは同一の基であ
っても異なる基であっても良いが、合成上の便宜などを
考慮すると4個のR3 は同一の基であるのが好ましい。
【0008】また、mおよびnは0または正の整数であ
って、(m+n)が2〜5である。その理由は、(m+
n)が1以下では3員環以下となり、(m+n)が6以
上では8員環以上となり、いずれも合成上困難であるか
らである。
【0009】一般式(Ia)で示される本発明のビスホ
スホン酸誘導体の具体例としては、式中のm、nおよび
3 がそれぞれ下記の表1に示す数または基であるビス
ホスホン酸誘導体が挙げられるが、本発明はこれらの例
示化合物に限定されるものではない。
【0010】
【表1】
【0011】一般式(Ib)で示されるビスホスホン
酸誘導体 一般式(Ib)で示されるビスホスホン酸誘導体は、含
窒素複素環の1つの炭素原子がアルキリデン基と結合し
ているものである。一般式(Ib)において、式
【化7】 で示されるアルキリデン基を構成するR1 およびR
2 は、(i) 水素、(ii)C1〜 アルキル基、C2〜6
ルケニル基、C2〜6アルキニル基、C1〜6アルキル
−カルボニル基、C2〜6アルケニル−カルボニル基、
2〜6アルキニル−カルボニル基(これらの基は置換
アミノ基、ハロゲン原子およびカルボキシル基から選ば
れる少なくとも1種で置換されていても良い)または(i
ii) ハロゲン原子である。
【0012】ここにC1〜6アルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソ−プロピル基、
n−ブチル基、分枝のあるブチル基、n−ペンチル基、
分枝のあるペンチル基、n−ヘキシル基、分枝のあるヘ
キシル基が挙げられる。また、C2〜6アルケニル基は
1つ以上の二重結合を有する直鎖または分枝のあるアル
ケニル基であり、このようなアルケニル基としてはビニ
ル基、アリル基、1−メチルビニル基、2−メチルビニ
ル基、1−エチルビニル基、2−エチルビニル基、2,
2−ジメチルビニル基、3−メチルアリル基、2−ビニ
ルビニル基、2−ブチルビニル基などが挙げられる。C
2〜6アルキニル基は1つ以上の三重結合を有する直鎖
または分枝のあるアルキニル基であり、このようなアル
キニル基としてはエチニル基、1−プロピニル基、1−
ブチニル基、1−ヘプチニル基、1−イソヘプチニル
基、2−プロピニル基などが挙げられる。また、C
1〜6アルキル−カルボニル基は上記C1〜6アルキル
基にカルボニル基が結合したものであり、C2〜6アル
ケニル−カルボニル基は上記C2〜6アルケニル基にカ
ルボニル基が結合したものであり、C2〜6アルキニル
−カルボニル基は上記C 〜6アルキニル基にカルボニ
ル基が結合したものである。
【0013】これらのアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、アルキル−カルボニル基、アルケニル−カル
ボニル基およびアルキニル−カルボニル基[以下、(ii)
群の基と総称することがある]は、置換アミノ基、ハロ
ゲン原子およびカルボキシル基から選ばれる少なくとも
1種で置換されていても良い。ここで(ii)群の基に置換
し得る置換アミノ基としては、ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基、ジプロピルアミノ基などのジアルキルア
ミノ基や、ジメタノールアミノ基、ジエタノールアミノ
基などのジアルカノールアミノ基などが挙げられる。ま
た(ii)群の基に置換し得るハロゲン原子としてはフッ
素、臭素、沃素、塩素が挙げられる。また、R1 および
/またはR2 は上述したハロゲン原子であっても良い。
なお、以上説明したR1 とR2 は同一であっても異なっ
ていても良い。
【0014】また、一般式(Ib)におけるR3 は、前
述した一般式(Ia)のビスホスホン酸誘導体と同様
に、水素、C1〜8アルキル基またはC7〜15アラルキ
ル基である。C1〜8アルキル基およびC7〜15アラル
キル基の具体例は、前述した通りである。なお、一般式
(Ib)においても4個のR3 が存在し、これらは同一
の基であっても異なる基であっても良いが、合成上の便
宜などを考慮すると4個のR3 は同一の基であるのが好
ましい。
【0015】また、mおよびnは0または正の整数であ
り、前述した一般式(Ia)のビスホスホン酸誘導体と
同様の理由から、(m+n)は2〜5である。
【0016】一般式(Ib)で示される本発明のビスホ
スホン酸誘導体の具体例としては、式中のR1 、R2
m、nおよびR3 がそれぞれ下記の表2〜表6に示す基
または数であるビスホスホン酸誘導体が挙げられるが、
本発明はこれらの例示化合物に限定されるものではな
い。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】本発明のビスホスホン酸誘導体は、一般式
(Ia)の化合物と一般式(Ib)の化合物とを含む一
般式(I)のビスホスホン酸誘導体の他に、この一般式
(I)で示されるビスホスホン酸誘導体の医薬上許容さ
れる塩も包含する。これらの塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などの
無機塩およびグリシン、アラニン、フェニルアラニン、
リジリンなどのアミノ酸との塩などが挙げられる。
【0023】次に一般式(I)のビスホスホン酸誘導体
に含まれる一般式(Ia)および(Ib)の各ビスホス
ホン酸誘導体の製造方法について述べる。まず、一般式
(Ia)のビスホスホン酸誘導体の製造方法について述
べると、このビスホスホン酸誘導体は、例えば下記製法
Aまたは製法Bにより製造することができる。
【0024】・製法A[R3 がC1〜8アルキル基また
はC7〜15アラルキル基である一般式(Ia)のビスホ
スホン酸誘導体の製法] このビスホスホン酸誘導体は、一般式(II)
【化8】 (式中、mおよびnは0または正の整数であって、(m
+n)が2〜5である)で示される化合物と、一般式(I
II) (R3 O)2 PHO (III) (式中、R3 はC1〜8アルキル基またはC7〜15アラ
ルキル基である)で示される化合物とを反応させて、一
般式(IV)
【化9】 (式中、R3 、mおよびnは一般式(II)および(III)
における定義と同一である)で示される化合物を得た
後、この化合物を、好ましくは酢酸水溶液、トリフルオ
ロ酢酸、希塩酸水溶液等の酸性媒体中で処理することに
より得られる。
【0025】・製法B[R3 が水素である一般式(I
a)のビスホスホン酸誘導体の製法] このビスホスホン酸誘導体は、製法Aで得られた一般式
(Ia)のビスホスホン酸誘導体(R3 =C1〜8アル
キル基またはC7〜15アラルキル基)を塩酸、苛性ソー
ダ水溶液、臭化水素−酢酸混液、(CH3 3 SiIな
どで処理することにより得られる。
【0026】一方、一般式(Ib)のビスホスホン酸誘
導体は、例えば下記製法1、製法2または製法3により
製造することができる。 ・製法1[R3 がC1〜8アルキル基またはC7〜15
ラルキル基である一般式(Ib)のビスホスホン酸誘導
体の製法] このビスホスホン酸誘導体は、一般式(V)
【化10】 (式中、R1 およびR2 は、(i) 水素、(ii)C1〜6
ルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル
基、C1〜6アルキル−カルボニル基、C 〜6アルケ
ニル−カルボニル基、C2〜6アルキニル−カルボニル
基(これらの基は置換アミノ基、ハロゲン原子およびカ
ルボキシル基から選ばれる少なくとも1種で置換されて
いても良い)または(iii) ハロゲン原子であり、同一ま
たは異なっていても良く、mおよびnは0または正の整
数であって、(m+n)が2〜5である)で示される化
合物と、一般式(VI) (R3 O)2 PHO (VI) (式中、R3 はC1〜8アルキル基またはC7〜15アラ
ルキル基である)で示される化合物と、一般式(VII) HC(OR4 3 (VII) (式中、R4 はC1〜3アルキル基である)で示される
化合物とを反応させることにより得られる。ここで、R
4 のC1〜3アルキル基としては、メチル基、エチル
基、直鎖または分枝のあるプロピル基が挙げられる。
【0027】この製法1において、一般式(V)の化合
物に対して一般式(VI)の化合物を2〜50倍量、一般
式(VII) の化合物を1〜3倍量用いるのが好ましい。反
応温度は100〜200℃、反応時間は5〜100時間
程度とするのが良い。また、一般式(V)の化合物に代
えてその無機酸塩または有機酸塩を用いても良い。この
場合には、一般式(VI)の化合物と一般式(VII) の化合
物の他に、一般式(V)の化合物の酸塩に対して1.2
〜3.5倍量の有機塩基も用いるのが好ましい。
【0028】・製法2[R3 がC1〜8アルキル基また
はC7〜15アラルキル基である一般式(Ib)のビスホ
スホン酸誘導体の製法] このビスホスホン酸誘導体は、上記製法Aにより得られ
た下記一般式(Ia)
【化11】 (式中、R3 はC1〜8アルキル基またはC7〜15アラ
ルキル基であり、mおよびnは0または正の整数であっ
て、(m+n)が2〜5である)で示されるビスホスホ
ン酸誘導体に、一般式(VIII)
【化12】 (式中、R1 およびR2 は、(i) 水素、(ii)C1〜6
ルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6アルキニル
基、C1〜6アルキル−カルボニル基、C 〜6アルケ
ニル−カルボニル基、C2〜6アルキニル−カルボニル
基(これらの基は置換アミノ基、ハロゲン原子およびカ
ルボキシル基から選ばれる少なくとも1種で置換されて
いても良い)または(iii) ハロゲン原子であり、同一ま
たは異なっていても良い)で示されるウィテッヒ試薬を
反応させることにより得られる。
【0029】・製法3[R3 が水素である一般式(I
b)のビスホスホン酸誘導体の製法]このビスホスホン
酸誘導体は、製法1または製法2で得られた一般式(I
b)のビスホスホン酸誘導体(R3 =C1〜8アルキル
基またはC7〜15アラルキル基)を塩酸、苛性ソーダ水
溶液、臭化水素−酢酸混液、(CH3 3 SiIなどで
処理することにより得られる。
【0030】このようにして得られる一般式(I)のビ
スホスホン酸誘導体は、強く骨吸収を抑制し、かつ局所
刺激作用がないので、骨吸収抑制剤、例えば骨粗鬆症治
療薬などの骨疾患治療剤として有効に利用される。
【0031】本発明のビスホスホン酸誘導体はそれ自体
単独で骨吸収抑制剤としても良いが、公知の製剤方法を
利用して各種の剤形にして用いることができる。例えば
錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、シロップ剤などの経
口剤や、注射剤、座剤などの非経口剤に用いることがで
きる。投与量は患者の症状、年令、体重、治療効果、投
与方法、投与期間により異なるが、通常経口投与の場合
成人1日当り、2〜1000mgの投与範囲で投与するの
が好適である。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1(製法1) 4−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステル(R1=R2 =H,R3 =−C2 5 ,m=
n=2)の製造 4−メチリデンピペリジン塩酸塩13.7g(100ミ
リモル)、トリエチルアミン20.2g(200ミリモ
ル)、HC(OC2 5 3 35.6g(240ミリモ
ル)および亜リン酸エチルエステル85.6g(620
ミリモル)の混合物を140℃で6時間攪拌する。反応
液にエーテル250mlを加え、0.5N−苛性ソーダ水
溶液100mlおよび水500mlで洗浄した後、減圧下で
濃縮する。残渣を減圧蒸留して、23g(収率58%)
の標題化合物を得た。
【0033】
【数1】
【0034】実施例2(製法3) 4−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸(R
1 =R2 =R3 =H,m=n=2)の製造 実施例1で得られた4−メチリデンピペリジノメチレン
ビスホスホン酸エチルエステル23g(59.9ミリモ
ル)を、乾燥したCHCl3 200ml中に加え、0℃ま
で冷却した後にMe3 SiI 49.1g(245.6
ミリモル)を加える。この反応液を0℃で1時間撹拌し
た後、減圧下で溶媒を留去し、残渣にメタノールを加え
て無色粗結晶を得る。この粗結晶をメタノール−水から
再結晶して、無色板晶の標題化合物13.9g(収率8
6%)を得た。
【0035】
【数2】
【0036】実施例3(製法1) 4−ヘキシリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エ
チルエステル(R1 =CH3 (CH2 4 −,R2
H,R3 =−C2 5 ,m=n=2)の製造 4−ヘキシリデンピペリジン塩酸塩6.0g(28.8
ミリモル)、Et3N6.6g(65.4ミリモル)、
CH(OEt)3 10.8g(72.9ミリモル)およ
び亜リン酸エチルエステル25.8g(186.9ミリ
モル)の混合物を140℃で10時間攪拌する。反応液
にクロロホルム450mlを加え、0.5N−苛性ソーダ
水溶液300mlおよび水1500mlで洗浄した後、減圧
下で溶媒を留去して得た残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィーで精製して、油状の標題化合物9.3g(収率7
1%)を得た。
【0037】
【数3】
【0038】実施例4(製法3) 4−ヘキシリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸
(R1 =CH3 (CH2 4 −,R2 =R3 =H,m=
n=2)の製造 実施例3で得られた4−ヘキシリデンピペリジノメチレ
ンビスホスホン酸エチルエステル9g(20ミリモル)
を、乾燥した四塩化炭素70ml中に加え、2℃まで冷却
した後にMe3 SiI 16.4g(82ミリモル)を
加える。この反応液を2℃で1時間撹拌した後、減圧下
で溶媒を留去し、残渣にメタノールを加えて再結晶して
無色鱗片晶の標題化合物6.6g(収率97%)を得
た。
【0039】
【数4】
【0040】実施例5(製法2) 4−エチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステル(R1=−CH3 ,R2 =H,R3 =−C2
5 ,m=n=2)の製造 エチルトリフェニルホスホニウムブロマイド7.5g
(20ミリモル)のTHF(50ml)溶液に、氷冷下で
1.6MBuLi−ヘキサン溶液12.5ml(20ミリ
モル)を加えた後、4−オキソピペリジノメチレンビス
ホスホン酸エチルエステル5.8g(15ミリモル)を
滴下する。室温で24時間撹拌した後、反応液にヘキサ
ン100mlを加え、水洗、乾燥後、溶媒を留去して油状
残渣を得る。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
で精製して、3.5g(収率58.7%)の標題化合物
を得た。
【0041】
【数5】
【0042】実施例6(製法3) 4−エチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸(R
1 =−CH3 ,R2 =R3 =H,m=n=2)の製造 実施例5で得られた4−エチリデンピペリジノメチレン
ビスホスホン酸エチルエステル0.9g(2.2ミリモ
ル)の四塩化炭素(10ml) 溶液に、0℃でMe3 Si
I 1.8g(9.0ミリモル)を加え、室温で1時間
撹拌した後、反応液を減圧下濃縮する。残渣をメタノー
ルで再結晶して、0.55g(収率88.2%)の標題
化合物を得た。
【0043】
【数6】
【0044】実施例7(製法1) 4−プロピリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エ
チルエステル(R1 =R3 =−C2 5 ,R2 =H,m
=n=2)の製造 4−メチリデンピペリジン塩酸塩13.7g(100ミ
リモル)に代えて4−プロピリデンピペリジン塩酸塩
2.6g(16.2ミリモル)を用いた以外は実施例1
と同様にして、6.2g(収率93%)の標題化合物を
得た。
【0045】
【数7】
【0046】実施例8(製法3) 4−プロピリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸
(R1 =−C2 5 ,R2 =R3 =H,m=n=2)の
製造 4−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステルに代えて、実施例7で得られた4−プロピリ
デンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチルエステル
3.7g(9ミリモル)を用いた以外は実施例2と同様
にして、標題化合物0.7g(収率25%)を得た。
【0047】
【数8】
【0048】実施例9(製法1) 4−ブチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステル(R1=−C3 7 ,R2 =H,R3 =−C
2 5 ,m=n=2)の製造 4−メチリデンピペリジン塩酸塩13.7g(100ミ
リモル)に代えて4−ブチリデンピペリジン塩酸塩1.
5g(8.5ミリモル)を用いた以外は実施例1と同様
にして、1.8g(収率51%)の標題化合物を得た。
【0049】
【数9】
【0050】実施例10(製法3) 4−ブチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸(R
1 =−C3 7 ,R2 =R3 =H,m=n=2)の製造 4−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステルに代えて、実施例9で得られた4−ブチリデ
ンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチルエステル
1.2g(2.8ミリモル)を用いた以外は実施例2と
同様にして、標題化合物0.5g(収率53%)を得
た。
【0051】
【数10】
【0052】実施例11(製法1) 3−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステル(R1=R2 =H,R3 =−C2 5 ,m=
1,n=3)の製造 4−メチリデンピペリジン塩酸塩13.7g(100ミ
リモル)に代えて3−メチリデンピペリジン塩酸塩1
3.7g(100ミリモル)を用いた以外は実施例1と
同様にして、20g(収率52%)の標題化合物を得
た。
【0053】
【数11】
【0054】実施例12(製法3) 3−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸(R
1 =R2 =R3 =H,m=1,n=3)の製造 4−メチリデンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチ
ルエステルに代えて、実施例11で得られた3−メチリ
デンピペリジノメチレンビスホスホン酸エチルエステル
11.5g(60ミリモル)を用いた以外は実施例2と
同様にして、標題化合物7.0g(収率86%)を得
た。
【0055】
【数12】
【0056】実施例13(製法A) 4−オキソピペリジノメチレンビスホスホン酸エチルエ
ステル(X=酸素原子,R3 =−C2 5 ,m=n=
2)の製造 1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]−デカン
50g(0.35モル)、CH(OEt)3 62g
(0.42モル)および亜リン酸エチルエステル150
g(1.1モル)の混合物を140℃で12時間撹拌し
た後、反応液をクロロホルムで抽出し、2N−苛性ソー
ダ水溶液で洗浄した後にクロロホルム層を乾燥した。こ
の後、クロロホルムを留去して、油状の粗1,4−ジオ
キサ−8−アザスピロ[4.5]−デカン−8−メチレ
ンビスホスホン酸エチルエステル130gを得た。
【0057】
【数13】
【0058】この油状物質を、酢酸水溶液500ml(酢
酸と水の容積比=4:1)中、110℃で撹拌した後、
反応液から酢酸水溶液を除いた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(2%エタノール−クロロホルム)
で精製して、標題化合物95g(収率70%)を得た。
【0059】
【数14】
【0060】実施例14(製法B) 4−オキソピペリジノメチレンビスホスホン酸(X=酸
素原子,R3 =H,m=n=2)の製造 実施例13で得られた4−オキソピペリジノメチレンビ
スホスホン酸エチルエステル7.7gと、Me3 SiI
16.9g(836ミリモル)とを四塩化炭素120
ml中、0℃で30分撹拌した後、反応液を減圧留去した
残渣に水50mlとメタノール200mlとを加え、25〜
30℃で5時間撹拌した。反応液を留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3 :CH3
OH=9:1)で精製して、標題化合物2.0g(収率
37%)を得た。
【0061】
【数15】
【0062】薬理活性試験例 次に本発明の化合物の甲状腺、副甲状腺摘出ラットを用
いた抗高カルシウム血症作用についてその方法および結
果を説明する。ウイスター系雄性ラット7週令(150
〜170g)をネンブタール麻酔下において、 Russel
R.G. el al, Calcif. Tissue. Res., 6,183 〜196(197
0) およびMuehlbauer R.C.et al, Mineral Electrolyte
Metab., 5,296 〜300(1981) で示される方法で外科的
に甲状腺、副甲状腺を摘出する。術後、3日間正常食で
飼育した後、4日目に採血し血清カルシウム値を原子吸
光法で測定し、その値が5〜7mg/dlに低下したラット
を選別する。
【0063】これらラットを1群5匹にグループ分け
し、また本発明の化合物を生理食塩水で溶解し、5mg/
mlに調整する。この溶液を2ml/kgでパラサイロイドホ
ルモン(PTH)注射前日に1回皮下投与する。対照群
としては生理食塩水を投与する。翌日、血液0.2mlを
採血し、上記と同様に血清カルシウム値を測定する(こ
の値を0日値(a) とする)。また同時にラットに、PT
H(50μg/0.2ml−生理食塩水)を封入したオス
モティックポンプ(2001型、Alza社)を背部皮
下に埋め込み、24時間後に腹部大動脈より採血し、血
清カルシウム値を測定する(この値を1日値(b) とす
る)。
【0064】得られた結果を血清増加カルシウム値とし
て下記の式より計算した。血清増加カルシウム値=PT
H投与1日値(b)−PTH投与0日値(a)上記試験
で得られた結果を表7に示す。
【0065】
【表7】
【0066】表7の結果より、実施例2、4、6、8お
よび10の化合物はPTH投与による血清カルシウム値
の増加を強く抑制することが明らかである。従ってPT
Hによる骨吸収作用を抑制することが明らかである。な
お、この薬理活性試験において、本発明のビスホスホン
酸誘導体を皮下投与したいずれの個体においても皮膚が
はれるなどの副作用は認められなかった。
【0067】毒性試験例 実施例2、4、6、8、12の化合物のLD50はddy
系マウス(雄性)、5週令(22〜27g)において、
皮下注射で100mg/kg以上である。
【0068】製剤例 本発明の化合物の製剤例を示す。 下記の処方にしたがって1錠当り有効成分50mgを含
有する錠剤を調製した。 (成分) (mg) 実施例2の化合物 50 結晶セルロース 50 カルボキシメチルセルロースカルシウム 10 ラウリル硫酸ナトリウム 1 メチルセルロース 3 ステアリン酸カルシウム 4
【0069】下記の処方にしたがって1錠当り有効成
分50mgを含有する200mgの混合成分をカプセルに充
填してカプセル剤を調製した。 (成分) (mg) 実施例4の化合物 50 ラクトース 50 コーンスターチ 40 結晶セルロース 50 ステアリン酸カルシウム 10 なお前記処方およびはその2例を示したものであっ
て処方はこれに限定されるものではない。
【0070】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の一般式
(I)で示される文献未記載の新規ビスホスホン酸誘導
体は、優れた骨吸収抑制作用を示す。したがって骨吸収
等によって起因される骨疾患例えば骨粗鬆症に対する予
防薬、治療薬として極めて有効性が高く、特に骨粗鬆症
に対する新規な医薬品として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 悟 京都府京都市山科区四宮南河原町14番地 科研製薬株式会社中央研究所(京都)内 (72)発明者 肥山 良之 京都府京都市山科区四宮南河原町14番地 科研製薬株式会社中央研究所(京都)内 (72)発明者 阿波 隆夫 京都府京都市山科区四宮南河原町14番地 科研製薬株式会社中央研究所(京都)内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Xは酸素原子または式 【化2】 によって示されるアルキリデン基であり、Xがアルキリ
    デン基の場合、R1 およびR2 は、(i) 水素、(ii)C
    1〜6アルキル基、C2〜6アルケニル基、C2〜6
    ルキニル基、C1〜6アルキル−カルボニル基、C
    2〜6アルケニル−カルボニル基、C2〜6アルキニル
    −カルボニル基(これらの基は置換アミノ基、ハロゲン
    原子およびカルボキシル基から選ばれる少なくとも1種
    で置換されていても良い)または(iii) ハロゲン原子で
    あり、同一または異なっていても良く、 R3 は水素、C1〜8アルキル基またはC7〜15アラル
    キル基であり、 mおよびnは0または正の整数であって、(m+n)が
    2〜5である]で示されるビスホスホン酸誘導体または
    その医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビスホスホン酸誘導体
    またはその医薬上許容される塩を有効成分とする骨吸収
    抑制剤。
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