JPH0586456U - レンズ研削装置 - Google Patents
レンズ研削装置Info
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- JPH0586456U JPH0586456U JP2754692U JP2754692U JPH0586456U JP H0586456 U JPH0586456 U JP H0586456U JP 2754692 U JP2754692 U JP 2754692U JP 2754692 U JP2754692 U JP 2754692U JP H0586456 U JPH0586456 U JP H0586456U
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加工レンズの特性に応じて適正な保持力を
自動的に決定し、その保持力で被加工レンズを保持する
ようにしたレンズ研削装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 被加工レンズを保持し、軸回転させるレンズ
保持手段と、レンズ保持手段を回転軸方向に移動させる
チャッキングモータ33と、被加工レンズの形状、材
質、および度数の内の少なくとも1つの特性に基づいて
チャッキングモータ33による被加工レンズ保持力を決
める保持力決定部61cと、保持力決定部61cにより
決定されたレンズ保持力に基づきチャッキングモータ3
3の動作を制御するモータ開閉制御部61aとから構成
され、保持力決定部61cは、被加工レンズの形状、材
質、および度数の内の少なくとも1つの特性に基づい
て、被加工レンズの保持力の適正値を自動的に決定す
る。
自動的に決定し、その保持力で被加工レンズを保持する
ようにしたレンズ研削装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 被加工レンズを保持し、軸回転させるレンズ
保持手段と、レンズ保持手段を回転軸方向に移動させる
チャッキングモータ33と、被加工レンズの形状、材
質、および度数の内の少なくとも1つの特性に基づいて
チャッキングモータ33による被加工レンズ保持力を決
める保持力決定部61cと、保持力決定部61cにより
決定されたレンズ保持力に基づきチャッキングモータ3
3の動作を制御するモータ開閉制御部61aとから構成
され、保持力決定部61cは、被加工レンズの形状、材
質、および度数の内の少なくとも1つの特性に基づい
て、被加工レンズの保持力の適正値を自動的に決定す
る。
Description
【0001】
本考案は、眼鏡フレームのレンズ枠形状データに従って、枠入れされる被加工 レンズを研削加工するレンズ研削装置に関し、特に被加工レンズを保持するに当 たり、その保持力を、被加工レンズの特性(形状、材質、度数等)に応じて自動 的に設定するようにしたレンズ研削装置に関する。
【0002】
従来、眼鏡フレームのレンズ枠形状データに従って、枠入れされる被加工レン ズを研削加工するレンズ研削装置においては、例えば実開平4−19751号公 報に示されるように、被加工レンズを両面側からレンズ支持軸およびレンズ押え 軸により保持し、レンズ枠形状データに従って、両軸を軸回転させるとともに両 軸と回転砥石との相対位置を変えて被加工レンズを研削加工することが行われて いた。
【0003】 レンズ支持軸およびレンズ押え軸で被加工レンズを保持するときの保持力の適 正値は、被加工レンズの特性(形状、材質、度数等)によって異なる。したがっ て、前記公報で開示されたレンズ研削装置では保持力に対して複数(16段階) の値が予め設定され、その複数の値の中から、操作者が、被加工レンズの特性( 形状、材質、度数等)と被加工レンズの破損や軸ずれとの関係を考慮して、適正 な強さを選定していた。
【0004】
しかし、上記従来の装置では、保持力の適正値の選定を操作者の判断に依存す るため、熟練していない操作者が選定を行った場合、被加工レンズの適正な保持 力を選定できないことがあり得る。そのため、被加工レンズにとって保持力が強 過ぎることにより被加工レンズを破損したり、また、保持力が弱過ぎることによ り、研削中に被加工レンズの中心軸位置がずれたりすることが発生する可能性が あった。
【0005】 さらに、保持力の適正値の選定は熟練操作者にとっても煩わしいことであった 。 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、被加工レンズの特性に応 じて適正な保持力を自動的に決定し、その保持力で被加工レンズを保持するよう にしたレンズ研削装置を提供することを目的とする。
【0006】
本考案では上記課題を解決するために、被加工レンズを保持し、軸回転させる レンズ保持手段と、レンズ保持手段を回転軸方向に移動させる駆動手段と、被加 工レンズの形状、材質、および度数の内の少なくとも1つの特性に基づいて駆動 手段の動作を制御する制御手段とを有することを特徴とするレンズ研削装置が、 提供される。
【0007】
以上の構成により、制御手段は、被加工レンズの形状、材質、および度数の内 の少なくとも1つの特性に基づいて、被加工レンズの保持力の適正値を自動的に 決定し、その適正値に従い駆動手段の動作を制御してレンズ保持手段を回転軸方 向に移動させ、被加工レンズを適正な保持力で保持する。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図2は本考案のレンズ研削装置の概略構成を示す斜視図である。レンズ研削装 置1の基台10のほぼ中央部分に被加工レンズを加工する砥石11が配設される 。砥石11には、被加工レンズの周縁を研削する研削砥石とヤゲン加工するヤゲ ン砥石とが並んで設けられている。レンズ保持ユニット12は、基台10上に固 着された2つの軸受13a,13b間のスライド軸14にスライド軸受15を介 して固定されている。スライド軸受15は図示しない移動手段(後述する図6の Z軸駆動モータ68)によって、図のZ軸方向に移動可能に、かつスライド軸1 4に対し回転可能に保持されている。したがって、レンズ保持ユニット12は基 台10の砥石11上で、手前部分が上下方向(Y軸方向)に、および全体が水平 方向(Z軸方向)に移動できる。
【0009】 このレンズ保持ユニット12は、手前側のほぼ中央部に凹所を形成する平面コ 字状をなしている。このレンズ保持ユニット12の凹所に、回転制御されるレン ズ押え軸16a、レンズ支持軸16b(以下、これら2つの軸を総称して「レン ズ保持軸16」ということがある)が設けられ、これら2軸によって被加工レン ズ(図示せず)がレンズ軸に直交する面内で回転可能に保持される。
【0010】 Y軸移動機構17は、スライド軸14を中心にレンズ保持ユニット12を回動 して、その手前側をレンズ保持軸16の軸回転に応じて位置決めするものであっ て、レンズ保持軸16とともに回転する円板18、および基台10上で上下動す る当て止め部材19、および移動手段(後述する図6のY軸駆動モータ67)な どから構成されている。基台10上で砥石11の手前側には、被加工レンズの形 状を測定する測定機構を収納する測定器収納室20が配置されている。また、レ ンズ保持ユニット12内部には、レンズ押え軸16aを軸方向に移動して被加工 レンズを挟持するためのチャッキングモータや、レンズ保持軸16を回転駆動す るための駆動手段(後述する図6のレンズ軸回転モータ24)などが内蔵されて いる。これらの詳細に関しては図3〜図5を参照して後述する。
【0011】 そして、研削加工に際しては、基台10に内蔵された砥石回転モータ(図6符 号66)によって砥石11を高速で回転させ、砥石11の内の研削砥石により、 被加工レンズの周縁を研削する。被加工レンズは、レンズ押え軸16a、レンズ 支持軸16bの各軸心とレンズ軸とが一致するようにして挟持される。
【0012】 研削加工時に研削すべき加工量は、フレーム形状データ(後述する図6のレン ズ枠形状測定入力機構64から得られるデータ)に基づいてレンズ軸の回転角度 毎の所定量として決まり、Y軸移動機構17とレンズ軸回転モータとがそのレン ズ軸の回転角度毎の所定量に従い制御される。また、ヤゲン加工に際しては、レ ンズ保持ユニット12をZ軸方向に移動し、挟持している被加工レンズの周縁を ヤゲン砥石に押し付けながら、更にレンズ保持ユニット12をZ軸に沿って左右 方向に移動することによって、被加工レンズの周縁に眼鏡フレームのレンズ枠と 一致するヤゲンを形成する。
【0013】 スイッチ部21は、4つの押しボタンスイッチからなり、図6を参照して後述 するレンズ保持スイッチ(A)、研削スイッチ(B)、レンズ保持解除スイッチ (C)、および予備スイッチ(D)とから構成される。
【0014】 図3は図2のレンズ保持ユニット12を裏面から見た斜視図である。レンズ押 え軸16aおよびレンズ支持軸16bは、キャリッジ23の手前部分に同一軸線 上に配設され、被加工レンズ22を両側から挟持している。レンズ支持軸16b の被加工レンズ22との当接部には吸着盤16baが装着され、レンズ押え軸1 6aの被加工レンズ22との当接部には押えゴム(図示せず)が装着されている 。レンズ支持軸16bは、回転自在であり、かつ軸方向の移動が阻止されている 。レンズ押え軸16aは、回転自在であり、かつ軸方向に移動自在である。
【0015】 レンズ軸回転モータ24は、被加工レンズ22の研削時にレンズ保持軸16を 回転させるためのもので、減速歯車機構25を備え、その出力軸25aにはギア 26が取り付けられ、さらにギア27、ロッド28、プーリ29、歯付きベルト 30、従動プーリ31を介して、レンズ押え軸16aに至る。また、出力軸25 aの回転力は、歯付きベルト32等を介してレンズ支持軸16bに伝達される。 レンズ押え軸16aの回転とレンズ支持軸16bの回転とは同期がとられている 。
【0016】 キャリッジ23の内部の後側スペースにはチャッキングモータ33が配設され る。チャッキングモータ33の出力部には減速歯車機構34が設けられ、減速さ れた回転力が、ウォームギア(図示せず)とウォームホイール35によって動力 伝達用の回転軸36に伝達される。回転軸36は支持枠体37によって回転自在 に支持される。回転軸36の他端にはピニオン38が固設されており、ピニオン 38はスライドラック(図示せず)に設けられたラック39aに歯合している。 ピニオン38の回転によりラック39aが移動して、レンズ押え軸16aを軸方 向に移動させるが、その詳細な構造に関しては図4および図5を参照して説明す る。
【0017】 図4は、ラック39aやレンズ押え軸16a等の要部を、図3の矢印P方向か ら見た正面断面図である。図中、図3に示す構成部分と同一の部分には同一の符 号を付し、その説明を省略する。
【0018】 ラック39aは、スライドラック39の外周面の一部に形成されており、スラ イドラック39は、ピニオン38からの回転力で、図4の左右方向に移動する。 しかし、左右方向を軸とした回転は阻止されている。スライドラック39には中 心軸に沿って貫通孔39bが設けられ、そこにレンズ押え軸16aが貫通し、レ ンズ押え軸16aの右端にはストップリング40が固設されている。さらに、ス ライドラック39には中心軸に沿って貫通孔39cが設けられ、そこに、レンズ 押え軸16aが貫通した仮止めスライダ41が軸方向に移動自在に嵌装される。 仮止めスライダ41の一方端は、コイルスプリング42を介してスライドラック 39に当接し、他方端は、スラスト軸受43を介してレンズ押え軸16aの鍔部 16aaに当接する。なお、レンズ押え軸16aは仮止めスライダ41やスライ ドラック39に対して、軸方向への移動や回転が自在となっている。
【0019】 したがって、スライドラック39が、ピニオン38からの回転力で、図4の右 方向に移動すると、ストップリング40を介してレンズ押え軸16aが右方向に 移動され、反対に左方向に移動すると、コイルスプリング42を介して仮止めス ライダ41を左方向に押圧し、その力はスラスト軸受43を介してレンズ押え軸 16aの鍔部16aaに加えられ、レンズ押え軸16aは左方向に移動する。こ のレンズ押え軸16aの左方向への移動により、被加工レンズ22が挟持される 。そして、さらにスライドラック39が左方向に移動されると、コイルスプリン グ42が縮み、仮止めスライダ41とスライドラック39とが、より接近すると ともに、被加工レンズ22へのレンズ押え軸16aの押圧力(チャック圧)が増 す。以上のように、チャッキングモータ33(図3)の回転により、レンズ押え 軸16aの軸方向の移動が行われるとともに、被加工レンズ22へのレンズ押え 軸16aの押圧力(チャック圧)が増減する。
【0020】 ところで、レンズ押え軸16aの一部の外周面と従動プーリ31との間にはス プライン16abが形成され、そのスプライン16abによって、レンズ押え軸 16aと従動プーリ31とがスプライン結合をしている。したがって、レンズ押 え軸16aの図4の左右方向の移動は従動プーリ31に対し自由に行なうことが できる。
【0021】 図5は、ラック39aやレンズ押え軸16a等の要部を、図4の上部方向から 見た裏面平面図である。図中、図4に示す構成部分と同一の部分には同一の符号 を付し、その説明を省略する。
【0022】 スライドラック39には軸方向に沿って外周面に長孔(図示せず)が設けられ 、仮止めスライダ41(図4)に固着されたロッド44がその長孔を貫通して外 に延び、そのロッド44の先端にフォトインタラプタ45が設けられる。したが って、フォトインタラプタ45は仮止めスライダ41と一緒に移動する。またフ ォトインタラプタ46がキャリッジ23(図3)に固定される。フォトインタラ プタ45およびフォトインタラプタ46はそれぞれ、互いに対向した発光部と受 光部とを有し、遮光作用に基づき位置検出を行うセンサである。
【0023】 フォトインタラプタ45およびフォトインタラプタ46に対し遮光作用を行う 遮光板47は、ロッド47aを介してスライドラック39に固着されている。し たがって、フォトインタラプタ46は、キャリッジ23に対するスライドラック 39の位置、特に原点位置を検出して原点位置止め信号を発生する。すなわち、 原点位置止め信号は、スライドラック39が、図5の右方向に移動してレンズ押 え軸16aを被加工レンズ22(図3)から離間させた所定の原点位置にあるこ とを示す信号である。また、フォトインタラプタ45はスライドラック39と仮 止めスライダ41との相対距離を検出して仮止め信号を発生する。すなわち、仮 止め信号は、レンズ押え軸16aが、スライドラック39の図5の左方向への移 動により、被加工レンズ22(図3)に軽く当接された仮止め状態にあることを 示す信号である。この仮止め状態とは、操作者がレンズ押え軸16aと被加工レ ンズ22との間に誤って指を挟んだ場合でも負傷しないようにするために設定さ れるものである。
【0024】 図6は、以上のように構成されるレンズ研削装置の制御装置の構成を示すブロ ック図である。CPU等から構成される制御部61には、図5で示したフォトイ ンタラプタ45からの仮止め信号、およびフォトインタラプタ46からの原点位 置止め信号が入力する。また、図2で示したスイッチ部21を構成するレンズ保 持スイッチ(A)21a、研削スイッチ(B)21b、レンズ保持解除スイッチ (C)21cからの各オン信号が入力する。また、制御部61には外部データを 入力するためのデータ入力装置62が接続され、レンズ材質のデータ(プラスチ ック、ガラス)等が入力される。データ入力装置62は、キーボード入力装置ま たはICカード入力装置からなる。
【0025】 制御部61には更に、レンズ形状測定入力機構63およびレンズ枠形状測定入 力機構64が接続される。レンズ形状測定入力機構63は、図2で示した測定器 収納室20に収納されるレンズ形状の測定機構およびその測定データを制御部6 1に入力する入力装置からなり、この測定機構は、例えば実開昭61−1959 60号公報に開示の装置であり、そこではレンズ枠データ値(γn,θn)に対 応する被加工レンズのZ値を測定して、被加工レンズのレンズカーブ、中心肉厚 、周縁厚などを算出する。また、レンズ枠形状測定入力機構64は、国際公開公 報WO88/04974号に開示の装置であり、そこでは眼鏡のフレーム枠の形 状を自動的に検出し、データ化する。
【0026】 制御部61では各種入力信号に基づき、各モータのオンオフ信号を作成してモ ータ駆動回路65に出力する。モータ駆動回路65では制御部61からの各オン オフ信号に基づき対応のモータに駆動電流を供給したり、遮断したりする。モー タ駆動回路65に接続されるモータとして、図3で示したチャッキングモータ3 3とレンズ軸回転モータ24、図2で示した砥石11を回転させるための砥石回 転モータ66、図2で示したY軸移動機構17に内蔵されるY軸駆動モータ67 、図2で示したレンズ保持ユニット12をZ軸方向に移動させるためのZ軸駆動 モータ68がある。チャッキングモータ33を除く各モータの作動については、 図2において既に説明しているので説明を省略する。
【0027】 図1は、図6の中でチャッキングモータ33のみを駆動制御する部分の構成を 示すブロック図である。図中、図6と同一の構成部分には同一の符号を付し、そ の説明を省略する。
【0028】 モータ開閉制御部61a、測定値・外部データ入力部61b、保持力決定部6 1c、抵抗値設定部61d、増幅度可変部61e、判別部61f、および電流検 出部61gは、図6に示す制御部61の部分を構成する。測定値・外部データ入 力部61bは、研削スイッチ21bからオン信号が入力すると、図6のレンズ形 状測定入力機構63およびレンズ枠形状測定入力機構64を作動させて測定を行 わせ、それらの測定結果を保持力決定部61cに出力する。また、図6のデータ 入力装置62からのデータを保持力決定部61cに出力する。
【0029】 保持力決定部61cは、研削スイッチ21bからのオン信号により測定値・外 部データ入力部61bからの入力値を読み込み、チャッキングモータ33による チャック圧、すなわちレンズ押え軸16aが被加工レンズ22を保持する保持力 を決定する。チャック圧としては、例えば4種類、すなわち大チャック圧、中チ ャック圧(大チャック圧の例えば60%)、小チャック圧(大チャック圧の例え ば45%)、増締めチャック圧(大チャック圧の例えば34%)が設定され、そ の中から適切なチャック圧が選択される。増締めチャック圧は、レンズの形状や レンズ枠の形状を測定する際に最低必要なチャック圧である。
【0030】 具体的には、まず研削スイッチ21bがオンされた直後は、レンズの特性に関 係なく増締めチャック圧が選択される。増締めチャック圧はレンズの形状やレン ズ枠の形状を測定する際に最低必要なチャック圧であるので、どのレンズに対し ても同じ値が設定される。増締めチャック圧に基づき、レンズの形状やレンズ枠 の形状の測定が行われた後は、測定値・外部データ入力部61bからの入力値が 読み込まれ、レンズの特性に応じて研削加工時のチャック圧が選択される。すな わち、 1.被加工レンズの材質がプラスチックであり、被加工レンズの形状が、レン ズ表カーブ値からレンズ裏カーブ値を除算した値が−2カーブ値より大きく、か つ、中心肉厚が1mm以上であり、さらに65φにおける周縁厚が3mm以下で あるならば、大チャック圧を選択する。
【0031】 2.被加工レンズの材質がガラスであり、被加工レンズの形状が、凹レンズ( マイナス度数)であり、かつ中心肉厚が1mm未満であるならば、小チャック圧 を選択する。
【0032】 3.上記各項のいずれにも該当しない被加工レンズであるならば、中チャック 圧を選択する。 以上のような複数のチャック圧を設定する理由は主に、中心肉厚が薄いガラス レンズを強いチャック圧で保持すると研削時に割れ易く、また、中心肉厚が厚い プラスチックレンズを弱いチャック圧で保持すると滑り易くて軸ずれが生じ易い ためである。
【0033】 抵抗値設定部61dは、保持力決定部61cで決定されたチャック圧に対応す る抵抗値を設定する。 電流検出部61gは、チャッキングモータ33に流れる電流値を検出する。
【0034】 増幅度可変部61eは、帰還型のオペアンプからなる直流増幅器であり、電流 検出部61gが検出した電流値を増幅する。この直流増幅器は、オペアンプの帰 還回路に配置される抵抗器の値に応じて増幅度が変化し、その抵抗値は、抵抗値 設定部61dによって設定されるものである。すなわち、チャッキングモータ3 3に流れる電流値の増幅度が、保持力決定部61cで選択されるチャック圧に応 じて変化する。
【0035】 一般に、モータに流れる電流は、モータ負荷が増大するとともに大きくなるの で、レンズ押え軸16aが被加工レンズ22に当接し、さらに被加工レンズ22 を押圧するに従い、チャッキングモータ33に流れる電流値は増加する。すなわ ち、被加工レンズ22に実際に加わるチャック圧が増大するに従いチャッキング モータ33に流れる電流値は増加する。
【0036】 判別部61fは、この現象を利用して、増幅度可変部61eから出力された増 幅電流値を所定の値と比較し、所定の値を越えたときにモータ開閉制御部61a へオフ信号を出力する。モータ開閉制御部61aでは、このオフ信号の入力でチ ャッキングモータ33の駆動を停止する。すなわち、チャッキングモータ33の 駆動により生じる実際のチャック圧が所定のチャック圧に至ると、チャッキング モータ33の駆動が停止される。
【0037】 なお、チャッキングモータ33に流れる電流値の増幅度が選択チャック圧に応 じて変えられるから、チャッキングモータ33が駆動を停止するときの実際のチ ャック圧は、選択チャック圧に対応することになる。
【0038】 図1に示すブロック構成の内、測定値・外部データ入力部61bおよび保持力 決定部61cを除いた具体的回路は、実開平4−19751号公報に開示される ものと同じである。
【0039】 図7は、図1のように構成されるチャッキングモータ33の制御装置の作動手 順を説明するフローチャートである。図中、Sに続く数字はステップ番号を示す 。
【0040】 〔S1〕被加工レンズ22をレンズ支持軸16bにセットする。 〔S2〕レンズ保持スイッチ21aをオンする。これによりチャッキングモータ 33が駆動され、レンズ押え軸16aが被加工レンズ22方向に移動する。 〔S3〕フォトインタラプタ46が仮止め信号を出力し、チャッキングモータ3 3が駆動を停止する。これによりレンズ押え軸16aは仮止め位置に停止する。 このときの仮止めチャック圧は、上記増締めチャック圧より小さい値(例えば大 チャック圧の33%)になるようにコイルスプリング42(図4)等が設定され る。
【0041】 〔S4〕研削スイッチ21bをオンする。保持力決定部61cは増締めチャッ ク圧を出力する。 〔S5〕チャッキングモータ33が駆動され、レンズ押え軸16aが被加工レン ズ22方向に更に移動する。そして、実際のチャック圧が増締めチャック圧に至 ると、判別部61fからオフ信号が出力され、モータ開閉制御部61aがチャッ キングモータ33の駆動を停止させる。 〔S6〕増締めチャック圧で保持された被加工レンズ22に対し、レンズ枠形状 測定入力機構64によりレンズ枠形状の測定が行われ、データが制御部61へ送 られる。
【0042】 〔S7〕データ入力装置62から測定値・外部データ入力部61bを介してレ ンズ材質のデータが保持力決定部61cへ送られる。 〔S8〕レンズ形状測定入力機構63により、レンズ形状の測定が行なわれ、デ ータが、測定値・外部データ入力部61bを介して保持力決定部61cへ送られ る。 〔S9〕保持力決定部61cが、入力したレンズ形状、材質のデータに基づき、 大チャック圧、中チャック圧、小チャック圧の中から該当するチャック圧を選択 し、出力する。 〔S10〕チャッキングモータ33が駆動され、レンズ押え軸16aが被加工レ ンズ22方向に更に移動する。
【0043】 〔S11〕実際のチャック圧が、ステップS9で選択されたチャック圧に至る と、判別部61fがオフ信号を出力し、モータ開閉制御部61aがチャッキング モータ33の駆動を停止させる。 〔S12〕ステップS6で測定されたレンズ枠形状に従い、研削加工を行う(図 2において既に説明した)。 〔S13〕研削加工が終了したら、レンズ保持解除スイッチ21cをオンする。 これによりチャッキングモータ33が反対方向に駆動され、レンズ押え軸16a が被加工レンズ22から離れる方向に移動する。 〔S14〕フォトインタラプタ45が原点位置止め信号を出力し、チャッキング モータ33が駆動を停止する。これでレンズ押え軸16aは原点位置に停止する 。
【0044】 上記の実施例では、保持力決定部61cでのチャック圧選定に、レンズ形状と レンズ材質との2つのパラメータを用いたが、パラメータとしてレンズ度数を用 いてもよく、この場合にはレンズ度数を、図6のデータ入力装置62から入力す る。なお、チャック圧選定を、レンズ形状、レンズ材質およびレンズ度数の内の いずれか1つのパラメータ、または複数のパラメータの組み合わせに基づいて行 うようにしてもよい。
【0045】 また、被加工レンズが、乱視レンズ、非球面レンズ、累進多焦点レンズなどの レンズであるときには、保持力決定部61cでのチャック圧選定は、それらレン ズの近似値のレンズカーブ、周縁厚、中心肉厚により行うようにしてもよい。あ るいは、それらレンズを球面レンズと見做し、任意の2点を測定してレンズカー ブ、周縁厚、中心肉厚等を算出するようにしてもよい。
【0046】 また、上記の実施例ではレンズ形状は、レンズ形状測定入力機構63によって 自動的に測定されるが、データ入力装置62からレンズ形状のデータを入力する ようにしてもよい。さらにまた、図2で示したスイッチ部21を構成する予備ス イッチ(D)を用いて、データ入力装置62を用いずに、プラスチックかガラス かの1ビットデータを制御部61に入力する簡単な構成にしてもよい。
【0047】 さらに、上記実施例では、保持力決定部61cでレンズ特性に基づき選定され るチャック圧は3種類であるが、パラメータの組み合わせや、パラメータ値の区 分により、任意の数のチャック圧を設定可能である。
【0048】 また、上記の実施例ではレンズ枠形状データを測定する測定機構を有するレン ズ研削装置で説明したが、このような測定機構を有さず、レンズの型板(玉型) を用いて被加工レンズを研削加工するレンズ研削装置にも適用できる。
【0049】
以上説明したように本考案では、被加工レンズの形状、材質、および度数の内 の少なくとも1つに基づいて、被加工レンズの保持力の適正値を自動的に決定し 、その適正値に従い駆動手段の動作を制御してレンズ保持手段を回転軸方向に移 動させ、被加工レンズを適正な保持力で保持するように構成した。このため、被 加工レンズの特性に応じて被加工レンズを保持する適正な保持力を自動的に決定 でき、熟練の操作者を不要とし、また煩わしい操作から操作者を解放できる。
【図1】本考案のチャッキングモータの駆動制御部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本考案のレンズ研削装置の概略構成を示す斜視
図である。
図である。
【図3】レンズ保持ユニットを裏面から見た斜視図であ
る。
る。
【図4】ラックやレンズ押え軸等の要部を、図3の矢印
P方向から見た正面断面図である。
P方向から見た正面断面図である。
【図5】ラックやレンズ押え軸等の要部を、図4の上部
方向から見た裏面平面図である。
方向から見た裏面平面図である。
【図6】レンズ研削装置の制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】チャッキングモータの制御装置の作動手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
1 レンズ研削装置 11 砥石 12 レンズ保持ユニット 16a レンズ押え軸 16b レンズ支持軸 22 被加工レンズ 33 チャッキングモータ 61a モータ開閉制御部 61b 測定値・外部データ入力部 61c 保持力決定部 65 モータ駆動回路
Claims (3)
- 【請求項1】 眼鏡フレームのレンズ枠形状データに従
って、枠入れされる被加工レンズを研削加工するレンズ
研削装置において、 被加工レンズを保持し、軸回転させるレンズ保持手段
と、 前記レンズ保持手段を回転軸方向に移動させる駆動手段
と、 前記被加工レンズの形状、材質、および度数の内の少な
くとも1つに基づいて前記駆動手段の動作を制御する制
御手段と、 を有することを特徴とするレンズ研削装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記被加工レンズの形
状および材質に基づいて前記駆動手段の動作を制御する
ように構成したことを特徴とする請求項1記載のレンズ
研削装置。 - 【請求項3】 前記被加工レンズの形状、材質、および
度数の内の少なくとも1つのデータを入力するデータ入
力手段と、前記データ入力手段からのデータに基づいて
前記レンズ保持手段による前記被加工レンズに対する保
持力を決定する保持力決定手段とを更に有し、前記制御
手段は、前記保持力決定手段で決定された保持力に応じ
て前記駆動手段の動作を制御するように構成したことを
特徴とする請求項1記載のレンズ研削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2754692U JPH0586456U (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | レンズ研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2754692U JPH0586456U (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | レンズ研削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0586456U true JPH0586456U (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=12224081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2754692U Pending JPH0586456U (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | レンズ研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0586456U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100426083B1 (ko) * | 2001-11-15 | 2004-04-06 | 주식회사 휴비츠 | 렌즈 블록킹 장치 |
| JP2004255561A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-09-16 | Nidek Co Ltd | 眼鏡レンズ加工装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01177954A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-14 | Topcon Corp | 玉摺機 |
| JPH054156A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Nikon Corp | レンズ研削方法およびレンズ研削装置 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP2754692U patent/JPH0586456U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01177954A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-14 | Topcon Corp | 玉摺機 |
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| JP2004255561A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-09-16 | Nidek Co Ltd | 眼鏡レンズ加工装置 |
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