JPH0587030B2 - - Google Patents
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- JPH0587030B2 JPH0587030B2 JP60164781A JP16478185A JPH0587030B2 JP H0587030 B2 JPH0587030 B2 JP H0587030B2 JP 60164781 A JP60164781 A JP 60164781A JP 16478185 A JP16478185 A JP 16478185A JP H0587030 B2 JPH0587030 B2 JP H0587030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- region
- impurity
- floating gate
- operating region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D64/00—Electrodes of devices having potential barriers
- H10D64/20—Electrodes characterised by their shapes, relative sizes or dispositions
- H10D64/27—Electrodes not carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched, e.g. gates
- H10D64/311—Gate electrodes for field-effect devices
- H10D64/411—Gate electrodes for field-effect devices for FETs
- H10D64/511—Gate electrodes for field-effect devices for FETs for IGFETs
- H10D64/512—Disposition of the gate electrodes, e.g. buried gates
- H10D64/513—Disposition of the gate electrodes, e.g. buried gates within recesses in the substrate, e.g. trench gates, groove gates or buried gates
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- Non-Volatile Memory (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は小面積化を可能とする浮遊ゲート型不
揮発性半導体記憶装置に関する。 [従来の技術] 消費電力がすくなく、動作速度の早いトランジ
スタとして、静電誘導トランジスタ(SIT)が知
られている。従来のMIS型の浮遊ゲートを用いた
不揮発性半導体記憶装置では、個々の記憶素子を
構成するソース、動作領域、ドレイン、浮遊ゲー
ト、制御ゲート等は半導体基板の表面に横方向に
配列されて形成されている。このために半導体基
板上の1個の記憶素子の占める面積が大きく高集
積化に難点があつた。 [本発明によつて解決される問題点] 本発明は集積度の高いSIT型の不揮発性半導体
記憶装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、第1導電
型の半導体基板と、該半導体基板の表面部に形成
されてドレイン領域およびソース領域の一方とな
る第2導電型の不純物埋込層と、該不純物埋込層
の表面に形成された第2導電型のエピタキシヤル
層と、該エピタキシヤル層の表面から該不純物埋
込層に達するまで垂直方向に伸びる作動領域を該
エピタキシヤル層から区画形成するために、該作
動領域を囲んで該エピタキシヤル層の表面から該
不純物埋込層に達するまで該垂直方向に伸びる絶
縁物隔壁と、該作動領域に対し一定間隔をへだて
て該垂直方向に伸び、かつ該不純物埋込層に対し
トンネル効果が発生可能な膜厚を有する絶縁膜を
へだてて該絶縁物隔壁内に設けられた少なくとも
1個の浮遊ゲートと、該浮遊ゲート毎に該作動領
域と反対側で、かつ垂直方向に伸び該浮遊ゲート
と一定間隔をへだてて該絶縁物隔壁内に設けられ
た制御ゲートと、該作動領域の表面部に形成され
該ドレイン領域および該ソース領域の他方となる
第2導電型の不純物領域と、を有することを特徴
とするものである。 即ち本発明の不揮発性半導体記憶装置は個々の
記憶素子を構成するドレイン、作動領域、浮遊ゲ
ート、制御ゲート及びソースが半導体基板の厚さ
方向即ち縦方向に配設されている。このために記
憶素子の集積密度が高くなる。 本発明の不揮発性半導体記憶装置を構成する半
導体基板はP型、N型のいずれでもよく、半導体
基板の型を本発明では第1導電型と称する。 この半導体基板の表面部に第2導電型の不純物
埋込層が形成される。ここで第2導電型とは第1
導電型と対象をなす導電型の意味である。即ち第
1導電型がP型の場合に第2導電型はN型とな
る。 この不純物埋込層の上に第2導電型のエピタキ
シヤル層が構成されている。エピタキシヤル層の
厚さは2〜10μ。その不純物濃度は1×1014〜5
×1014cm-3程度のものである。 このエピタキシヤル層に作動領域が形成されて
いる。実用的には1個の埋込層に対して多数の作
動領域を形成するのがよい。作動領域は実質上エ
ピタキシヤル層の表面から埋込層に向う、いわゆ
る、縦方向に形成された酸化物等の絶縁物隔壁で
区画、形成される。この絶縁物隔壁はエピタキシ
ヤル層の表面から不純物埋込層にまで達するもの
で、実質上エピタキシヤル層を各作動領域に区画
する。 浮遊ゲート及び制御ゲートは実質的にこの絶縁
物隔壁の中に形成されている。浮遊ゲートは作動
領域部から一定の厚さの酸化物層等絶縁部層
(500〜1000Å)をへだてた縦方向に伸びる板状の
もので通常多結晶シリコンで形成される。なお浮
遊ゲートと不純物埋込層との間の酸化物等の絶縁
部の厚さ70〜200Åであり、トンネル効果が生じ
る程度の厚さで隔てられている。1個の作動領域
に対して2個、4個等の複数個の浮遊ゲートを設
けることができる。各浮遊ゲートは縦方向に並列
して配列することが必要である。 各浮遊ゲートのその隣接する作動領域と反対側
の部分の絶縁物隔壁内に制御ゲートが形成されて
いる。この制御ゲートも多結晶シリコンで形成さ
れる。 更に作動領域表面部分にソース領域、ドレイン
領域の他方となる不純物領域が形成されている。 又不純物埋込層と基板表面との導電性を確保す
るために、作動領域以外の部分のエピタキシヤル
層の表面に不純物領域が形成される。そしてこの
不純物領域および動作領域は第1導電型のアイソ
レーシヨンで他の半導体基板の部分と電気的に絶
縁さる。なおエピタキシヤル層の表面および各不
純物領域は酸化物層で被覆され、この酸化物層を
貫通する部分にアルミニウム電極が形成されてい
る。なお、ドレイン、ソースとなるいずれかの電
極とその電極が隣接する不純物領域との間に薄い
トンネル効果が生じる程度の絶縁膜を設けること
が好ましい。このトンネル絶縁膜はソースとドレ
イン間のカツトオフ時には濡れ電流をなくし、ハ
イインピーダンスとなる。 なお、絶縁膜としてはSiO2膜が一般的である
が、その他Al2O3,Si3N4およびそれらの複合膜
を使用することができる。 [本発明装置の作用] 本発明の不揮発性半導体記憶装置では、不純物
埋込層および動作領域に形成された不純物領域の
いずれか一方をソース、他方をドレインとするも
のである。浮遊ゲートへの書き込みは書き込みた
い浮遊ゲートに隣接する制御ゲートにプラス電圧
を加え、他のソースおよびドレインをアースする
ことにより、浮遊ゲートには不純物埋込層からト
ンネル絶縁膜を介してトンネル電流が流れ、浮遊
ゲートに電子が蓄積される。浮遊ゲートはその全
周囲を絶縁物膜で囲まれているため、浮遊ゲート
中の電子は逃げ出すことなく浮遊ゲートに保持さ
れる。すなわち不揮発性となる。 浮遊ゲートの消去は、消去したい浮遊ゲートに
隣接する制御ゲートのみを低い電位とし、他の制
御ゲート、ソースおよびドレインを高い電位にす
ることにより、低い電位の制御ゲートに隣接する
浮遊ゲートから電子がトンネル絶縁膜を介して不
純物埋込層に流れる。これにより、浮遊ゲートの
消去ができる。なお、全ての浮遊ゲートを消去す
るには、全ての制御ゲートを低い電位とし、全て
のソースおよびドレインを高い電位とすることに
より、全ての浮遊ゲートから電子が流出し、全て
の浮遊ゲートの消去ができる。 浮遊ゲートに電子が蓄積された、すなわち書き
込まれた状態では、浮遊ゲートの静電誘導によ
り、隣接する作動領域に空乏層ができる。このた
め作動領域の抵抗が増大し、ソースからドレイン
に流れる電気抵抗が増大する。浮遊ゲートが書き
込まれていない場合は作動領域に空乏層が形成さ
れない。このためにソースとドレイン間の電気抵
抗は小さい。この抵抗の差により1個の浮遊ゲー
トに対して2個の信号を取りだすことができる。 [実施例 1] 本発明の第1実施例の不揮発性半導体記憶装置
の要部断面を第1図、第2図に示す第1図は縦方
向の断面であり、第2図は第1図のA−A矢視断
面である。この装置はP型シリコン基板1、この
シリコン基板1の一定範囲に形成されたN型の不
純物埋込層2、この表面に形成されたN型のエピ
タキシヤル層3、このエピタキシヤル層3を各作
動領域31に区画する酸化物層11等で構成され
ている。この酸化物層11の内側に不純物埋込層
2とエピタキシヤル層3の表面との導電性を確保
する導電領域32が形成されている。作動領域3
1の周囲の酸化物層11内には酸化膜42を隔て
て浮遊ゲート51,52が互いに対向して形成さ
れている。さらに各浮遊ゲート51,52の外側
に熱酸化膜をへだてて制御ゲート61,62が設
けられている。なお、浮遊ゲート51,52と不
純物埋込層2との間は薄いトンネル酸化膜43で
隔てられている。作動領域31、導電領域32の
上面部にはN型の不純物領域71,72が形成さ
れている。制御ゲート63,64は配線パターン
63,64に結線され、その表面に形成された層
間絶縁膜44に被覆されている。制御ゲート6
1,62、不純物領域71,72は酸化物層に設
けたコンタクト穴を介して電極91,92,9
3、94に結線されている。本実施例の不揮発性
半導体記憶装置は以上の構成である。 次に第3図〜第9図により本実施例の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法を説明する。まず、第
3図に示すように(100)P型のシリコン基板1
(6〜8Ωcm)を第五属の元素(As,P)を拡散
させN型の不純物埋込層2を所定の領域に形成す
る。その後N型で1×1014cm-3〜5×1014cm-3の
エピタキシヤル層3を2〜10μmの厚さで成長さ
せる。次に各領域を電気的に分離させるため、第
4図に示すようにSi基板1とエピタキシヤル層3
に溝ほり後CVD法でSiO2によりアイソレーシヨ
ンをおこない酸化物層11を形成する。その後第
5図に示すように1000℃のスチーム雰囲気中の酸
化でエピタキシヤル層3の表面に0.8〜1.0μmの
熱酸化膜(SiO2)41を形成する。そして一般
に用いられるホトリソグラフイ、エツチング手法
により、溝35を形成する予定領域にレジストパ
ターン48を形成し、次にこのレジストパターン
48をマスクとして反応性イオンエツチング又は
イオンミリング、反応性イオンミリング等で異方
性のエツチングを行なつて熱酸化膜41を部分的
にエツチングし、引き続きエピタキシヤル層3を
選択的に異方性エツチングを行ない、エツチンの
底部が不純物埋込層2に到達するまでエツングを
進め溝35を形成する。この状態を第5図の断面
に示す。 次にレジストパターン48を除去して溝35内
部を1000℃〜1050℃のドライ酸素中で熱酸化し、
溝35の内壁面と底面を500〜1000Å酸化し、次
にこの熱酸化膜を除去する。この酸化、除去を行
なうことによつて反応性イオンエツチングでの汚
れ、エツチング面の荒れを除去し、引き続き形成
する予定の熱酸化膜の絶縁耐圧の向上及び熱安定
性が得られる。上記のように熱酸化膜を除去した
後、再酸化を1000℃〜1050℃のドライ酸素中で行
ない溝3の内壁面と側面に500〜1000Åの熱酸化
膜42を形成する。これにより作動領域31が区
画される。 次に反応性イオンエツチングで異方性エツチン
グにより溝35の底面の酸化膜部分のみをエツチ
ング除去する。引き続きシリコン面が表われた不
純物埋込層2の底面にアルゴンで希釈したドライ
酸素中で酸化し、70〜200Åの所謂トンネル酸化
膜43を形成する。この状態を第6図に示す。 次にLPCVD法により全面にひ素又はリンを多
量に含むN+型多結晶シリコン層50を酸化膜3
1及びトンネル酸化膜32が形成された溝35が
埋まるように堆積する。その状態を第7図に示
す。 次に、反応性イオンエツチング等により表面に
形成した熱酸化膜41の表面が現われるまで全面
の多結晶シリコン層50をエツチング法により除
去する。引き続き上記の溝35を形成した方法と
同様の方法で多結晶シリコン層50及びエピタキ
シヤル層3等をエツチングして第2の溝36を形
成する。このとき浮遊ゲート51,52が形成さ
れる。その状態を第8図に示す。 次に第9図に示すように、上記と同様に再酸化
法により熱酸化膜144を第2の溝36の底面及
び壁面に500〜1000Å形成し、次いでN+型の第2
多結晶シリコン層60を形成する。続いてこの第
2多結晶シリコン層60を部分的にエツチング除
去して制御ゲート61,62および配線パターン
63,64を形成する(第1図に示す)。次に層
間絶縁膜44を堆積し、その後電気的接続をとる
ためのコンタクト穴を形成し、コンタクト穴から
N+の不純物領域71,72(又はP+の不純物領
域(図示せず))を形成するため不純物を所定領
域にイオン注入で形成する。 次いでコンタクト穴の部分に一般に用いられる
アルミ蒸着層を形成し、ホトリソグラフイー、エ
ツチングにより配線層を含む電極91,92,9
3,94を形成する。このようにして第1図に示
す本実施例の不揮発性半導体記憶装置を製造す
る。 なおこのN+不純物領域(P+不純物領域)7
1,72は、第7図において多結晶シリコン層5
0をエツチングした状態において形成しても形成
することができる。また第2の溝36の形成を行
なう前に表面の酸化膜を除去して所謂選択酸化法
(LOCOS法)等により表面の平滑化を行なうとと
もに、本実施例では示さなかつた所謂通常の
MOSトランジスタをエピタキシヤル層3領域及
びP型アイソレーシヨン(図示せず)に形成する
こともできる。このときP型アイソレーシヨンは
Pwellの濃度で形成すればよい。通常のMOSト
ランジスタのシリコンゲートは第2多結晶シリコ
ン層60で形成できる。又この時例えば通常の
MOSトランジスタのソース、ドレイン形成用N+
不純物領域、P+不純物領域でもつて本実施例の
N+不純物領域71,72等を形成できる。 以上のように形成した装置は本実施例では所謂
EEPROMとして使用される。 本実施例の動作の一例を第10図に示す。この
第10図は書き込み動作を示すもので、書き込み
たい浮遊ゲート51に容量結合している制御ゲー
ト61の電極91にプラス(+)電圧を加える。
他の全ての電極92,93,94はアースする。
これにより、浮遊ゲート51と不純物埋込層2の
間に形成したトンネル酸化膜43中をトンネル電
流が流れ、浮遊ゲート51に電子が蓄積される。
その結果例えば制御ゲート61に電圧が印加され
なくとも浮遊ゲート51中の電子による電荷によ
つて第11図に示すように作動領域31へ空乏層
31aが伸びる。この空乏層31aの広がりは浮
遊ゲート51中の電子の量により決まる。又多量
に電子が書き込まれている時は、この空乏層51
aの拡がりはある一定の値になる。所謂MOSダ
イオードにおける反転層が形成された時の空乏層
の幅であり、この幅Yd−maxは次式で示される。
揮発性半導体記憶装置に関する。 [従来の技術] 消費電力がすくなく、動作速度の早いトランジ
スタとして、静電誘導トランジスタ(SIT)が知
られている。従来のMIS型の浮遊ゲートを用いた
不揮発性半導体記憶装置では、個々の記憶素子を
構成するソース、動作領域、ドレイン、浮遊ゲー
ト、制御ゲート等は半導体基板の表面に横方向に
配列されて形成されている。このために半導体基
板上の1個の記憶素子の占める面積が大きく高集
積化に難点があつた。 [本発明によつて解決される問題点] 本発明は集積度の高いSIT型の不揮発性半導体
記憶装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、第1導電
型の半導体基板と、該半導体基板の表面部に形成
されてドレイン領域およびソース領域の一方とな
る第2導電型の不純物埋込層と、該不純物埋込層
の表面に形成された第2導電型のエピタキシヤル
層と、該エピタキシヤル層の表面から該不純物埋
込層に達するまで垂直方向に伸びる作動領域を該
エピタキシヤル層から区画形成するために、該作
動領域を囲んで該エピタキシヤル層の表面から該
不純物埋込層に達するまで該垂直方向に伸びる絶
縁物隔壁と、該作動領域に対し一定間隔をへだて
て該垂直方向に伸び、かつ該不純物埋込層に対し
トンネル効果が発生可能な膜厚を有する絶縁膜を
へだてて該絶縁物隔壁内に設けられた少なくとも
1個の浮遊ゲートと、該浮遊ゲート毎に該作動領
域と反対側で、かつ垂直方向に伸び該浮遊ゲート
と一定間隔をへだてて該絶縁物隔壁内に設けられ
た制御ゲートと、該作動領域の表面部に形成され
該ドレイン領域および該ソース領域の他方となる
第2導電型の不純物領域と、を有することを特徴
とするものである。 即ち本発明の不揮発性半導体記憶装置は個々の
記憶素子を構成するドレイン、作動領域、浮遊ゲ
ート、制御ゲート及びソースが半導体基板の厚さ
方向即ち縦方向に配設されている。このために記
憶素子の集積密度が高くなる。 本発明の不揮発性半導体記憶装置を構成する半
導体基板はP型、N型のいずれでもよく、半導体
基板の型を本発明では第1導電型と称する。 この半導体基板の表面部に第2導電型の不純物
埋込層が形成される。ここで第2導電型とは第1
導電型と対象をなす導電型の意味である。即ち第
1導電型がP型の場合に第2導電型はN型とな
る。 この不純物埋込層の上に第2導電型のエピタキ
シヤル層が構成されている。エピタキシヤル層の
厚さは2〜10μ。その不純物濃度は1×1014〜5
×1014cm-3程度のものである。 このエピタキシヤル層に作動領域が形成されて
いる。実用的には1個の埋込層に対して多数の作
動領域を形成するのがよい。作動領域は実質上エ
ピタキシヤル層の表面から埋込層に向う、いわゆ
る、縦方向に形成された酸化物等の絶縁物隔壁で
区画、形成される。この絶縁物隔壁はエピタキシ
ヤル層の表面から不純物埋込層にまで達するもの
で、実質上エピタキシヤル層を各作動領域に区画
する。 浮遊ゲート及び制御ゲートは実質的にこの絶縁
物隔壁の中に形成されている。浮遊ゲートは作動
領域部から一定の厚さの酸化物層等絶縁部層
(500〜1000Å)をへだてた縦方向に伸びる板状の
もので通常多結晶シリコンで形成される。なお浮
遊ゲートと不純物埋込層との間の酸化物等の絶縁
部の厚さ70〜200Åであり、トンネル効果が生じ
る程度の厚さで隔てられている。1個の作動領域
に対して2個、4個等の複数個の浮遊ゲートを設
けることができる。各浮遊ゲートは縦方向に並列
して配列することが必要である。 各浮遊ゲートのその隣接する作動領域と反対側
の部分の絶縁物隔壁内に制御ゲートが形成されて
いる。この制御ゲートも多結晶シリコンで形成さ
れる。 更に作動領域表面部分にソース領域、ドレイン
領域の他方となる不純物領域が形成されている。 又不純物埋込層と基板表面との導電性を確保す
るために、作動領域以外の部分のエピタキシヤル
層の表面に不純物領域が形成される。そしてこの
不純物領域および動作領域は第1導電型のアイソ
レーシヨンで他の半導体基板の部分と電気的に絶
縁さる。なおエピタキシヤル層の表面および各不
純物領域は酸化物層で被覆され、この酸化物層を
貫通する部分にアルミニウム電極が形成されてい
る。なお、ドレイン、ソースとなるいずれかの電
極とその電極が隣接する不純物領域との間に薄い
トンネル効果が生じる程度の絶縁膜を設けること
が好ましい。このトンネル絶縁膜はソースとドレ
イン間のカツトオフ時には濡れ電流をなくし、ハ
イインピーダンスとなる。 なお、絶縁膜としてはSiO2膜が一般的である
が、その他Al2O3,Si3N4およびそれらの複合膜
を使用することができる。 [本発明装置の作用] 本発明の不揮発性半導体記憶装置では、不純物
埋込層および動作領域に形成された不純物領域の
いずれか一方をソース、他方をドレインとするも
のである。浮遊ゲートへの書き込みは書き込みた
い浮遊ゲートに隣接する制御ゲートにプラス電圧
を加え、他のソースおよびドレインをアースする
ことにより、浮遊ゲートには不純物埋込層からト
ンネル絶縁膜を介してトンネル電流が流れ、浮遊
ゲートに電子が蓄積される。浮遊ゲートはその全
周囲を絶縁物膜で囲まれているため、浮遊ゲート
中の電子は逃げ出すことなく浮遊ゲートに保持さ
れる。すなわち不揮発性となる。 浮遊ゲートの消去は、消去したい浮遊ゲートに
隣接する制御ゲートのみを低い電位とし、他の制
御ゲート、ソースおよびドレインを高い電位にす
ることにより、低い電位の制御ゲートに隣接する
浮遊ゲートから電子がトンネル絶縁膜を介して不
純物埋込層に流れる。これにより、浮遊ゲートの
消去ができる。なお、全ての浮遊ゲートを消去す
るには、全ての制御ゲートを低い電位とし、全て
のソースおよびドレインを高い電位とすることに
より、全ての浮遊ゲートから電子が流出し、全て
の浮遊ゲートの消去ができる。 浮遊ゲートに電子が蓄積された、すなわち書き
込まれた状態では、浮遊ゲートの静電誘導によ
り、隣接する作動領域に空乏層ができる。このた
め作動領域の抵抗が増大し、ソースからドレイン
に流れる電気抵抗が増大する。浮遊ゲートが書き
込まれていない場合は作動領域に空乏層が形成さ
れない。このためにソースとドレイン間の電気抵
抗は小さい。この抵抗の差により1個の浮遊ゲー
トに対して2個の信号を取りだすことができる。 [実施例 1] 本発明の第1実施例の不揮発性半導体記憶装置
の要部断面を第1図、第2図に示す第1図は縦方
向の断面であり、第2図は第1図のA−A矢視断
面である。この装置はP型シリコン基板1、この
シリコン基板1の一定範囲に形成されたN型の不
純物埋込層2、この表面に形成されたN型のエピ
タキシヤル層3、このエピタキシヤル層3を各作
動領域31に区画する酸化物層11等で構成され
ている。この酸化物層11の内側に不純物埋込層
2とエピタキシヤル層3の表面との導電性を確保
する導電領域32が形成されている。作動領域3
1の周囲の酸化物層11内には酸化膜42を隔て
て浮遊ゲート51,52が互いに対向して形成さ
れている。さらに各浮遊ゲート51,52の外側
に熱酸化膜をへだてて制御ゲート61,62が設
けられている。なお、浮遊ゲート51,52と不
純物埋込層2との間は薄いトンネル酸化膜43で
隔てられている。作動領域31、導電領域32の
上面部にはN型の不純物領域71,72が形成さ
れている。制御ゲート63,64は配線パターン
63,64に結線され、その表面に形成された層
間絶縁膜44に被覆されている。制御ゲート6
1,62、不純物領域71,72は酸化物層に設
けたコンタクト穴を介して電極91,92,9
3、94に結線されている。本実施例の不揮発性
半導体記憶装置は以上の構成である。 次に第3図〜第9図により本実施例の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法を説明する。まず、第
3図に示すように(100)P型のシリコン基板1
(6〜8Ωcm)を第五属の元素(As,P)を拡散
させN型の不純物埋込層2を所定の領域に形成す
る。その後N型で1×1014cm-3〜5×1014cm-3の
エピタキシヤル層3を2〜10μmの厚さで成長さ
せる。次に各領域を電気的に分離させるため、第
4図に示すようにSi基板1とエピタキシヤル層3
に溝ほり後CVD法でSiO2によりアイソレーシヨ
ンをおこない酸化物層11を形成する。その後第
5図に示すように1000℃のスチーム雰囲気中の酸
化でエピタキシヤル層3の表面に0.8〜1.0μmの
熱酸化膜(SiO2)41を形成する。そして一般
に用いられるホトリソグラフイ、エツチング手法
により、溝35を形成する予定領域にレジストパ
ターン48を形成し、次にこのレジストパターン
48をマスクとして反応性イオンエツチング又は
イオンミリング、反応性イオンミリング等で異方
性のエツチングを行なつて熱酸化膜41を部分的
にエツチングし、引き続きエピタキシヤル層3を
選択的に異方性エツチングを行ない、エツチンの
底部が不純物埋込層2に到達するまでエツングを
進め溝35を形成する。この状態を第5図の断面
に示す。 次にレジストパターン48を除去して溝35内
部を1000℃〜1050℃のドライ酸素中で熱酸化し、
溝35の内壁面と底面を500〜1000Å酸化し、次
にこの熱酸化膜を除去する。この酸化、除去を行
なうことによつて反応性イオンエツチングでの汚
れ、エツチング面の荒れを除去し、引き続き形成
する予定の熱酸化膜の絶縁耐圧の向上及び熱安定
性が得られる。上記のように熱酸化膜を除去した
後、再酸化を1000℃〜1050℃のドライ酸素中で行
ない溝3の内壁面と側面に500〜1000Åの熱酸化
膜42を形成する。これにより作動領域31が区
画される。 次に反応性イオンエツチングで異方性エツチン
グにより溝35の底面の酸化膜部分のみをエツチ
ング除去する。引き続きシリコン面が表われた不
純物埋込層2の底面にアルゴンで希釈したドライ
酸素中で酸化し、70〜200Åの所謂トンネル酸化
膜43を形成する。この状態を第6図に示す。 次にLPCVD法により全面にひ素又はリンを多
量に含むN+型多結晶シリコン層50を酸化膜3
1及びトンネル酸化膜32が形成された溝35が
埋まるように堆積する。その状態を第7図に示
す。 次に、反応性イオンエツチング等により表面に
形成した熱酸化膜41の表面が現われるまで全面
の多結晶シリコン層50をエツチング法により除
去する。引き続き上記の溝35を形成した方法と
同様の方法で多結晶シリコン層50及びエピタキ
シヤル層3等をエツチングして第2の溝36を形
成する。このとき浮遊ゲート51,52が形成さ
れる。その状態を第8図に示す。 次に第9図に示すように、上記と同様に再酸化
法により熱酸化膜144を第2の溝36の底面及
び壁面に500〜1000Å形成し、次いでN+型の第2
多結晶シリコン層60を形成する。続いてこの第
2多結晶シリコン層60を部分的にエツチング除
去して制御ゲート61,62および配線パターン
63,64を形成する(第1図に示す)。次に層
間絶縁膜44を堆積し、その後電気的接続をとる
ためのコンタクト穴を形成し、コンタクト穴から
N+の不純物領域71,72(又はP+の不純物領
域(図示せず))を形成するため不純物を所定領
域にイオン注入で形成する。 次いでコンタクト穴の部分に一般に用いられる
アルミ蒸着層を形成し、ホトリソグラフイー、エ
ツチングにより配線層を含む電極91,92,9
3,94を形成する。このようにして第1図に示
す本実施例の不揮発性半導体記憶装置を製造す
る。 なおこのN+不純物領域(P+不純物領域)7
1,72は、第7図において多結晶シリコン層5
0をエツチングした状態において形成しても形成
することができる。また第2の溝36の形成を行
なう前に表面の酸化膜を除去して所謂選択酸化法
(LOCOS法)等により表面の平滑化を行なうとと
もに、本実施例では示さなかつた所謂通常の
MOSトランジスタをエピタキシヤル層3領域及
びP型アイソレーシヨン(図示せず)に形成する
こともできる。このときP型アイソレーシヨンは
Pwellの濃度で形成すればよい。通常のMOSト
ランジスタのシリコンゲートは第2多結晶シリコ
ン層60で形成できる。又この時例えば通常の
MOSトランジスタのソース、ドレイン形成用N+
不純物領域、P+不純物領域でもつて本実施例の
N+不純物領域71,72等を形成できる。 以上のように形成した装置は本実施例では所謂
EEPROMとして使用される。 本実施例の動作の一例を第10図に示す。この
第10図は書き込み動作を示すもので、書き込み
たい浮遊ゲート51に容量結合している制御ゲー
ト61の電極91にプラス(+)電圧を加える。
他の全ての電極92,93,94はアースする。
これにより、浮遊ゲート51と不純物埋込層2の
間に形成したトンネル酸化膜43中をトンネル電
流が流れ、浮遊ゲート51に電子が蓄積される。
その結果例えば制御ゲート61に電圧が印加され
なくとも浮遊ゲート51中の電子による電荷によ
つて第11図に示すように作動領域31へ空乏層
31aが伸びる。この空乏層31aの広がりは浮
遊ゲート51中の電子の量により決まる。又多量
に電子が書き込まれている時は、この空乏層51
aの拡がりはある一定の値になる。所謂MOSダ
イオードにおける反転層が形成された時の空乏層
の幅であり、この幅Yd−maxは次式で示される。
【化】
ここでNdは本実施例の場合エピタキシヤル層
3の濃度である。例えばエピタキシヤル層3が1
×1014cm-3の時は、Xd−max=2.7μm、1×1015
cm-3の時は、Xd−max=1.0μmである。 本実施例のように、向いあつた2つの
EEPROMを使用し、かつ、1×1014cm-3のエピ
タキシヤル層を使用した場合、制御領域31の浮
遊ゲート51,52間距離を例えば4μmとすれ
ば、2つの浮遊ゲート51,52に電子が書き込
まれた時両方から空乏層が伸び、くつつき合うこ
とにより不純物埋込層2とコンタクト部に形成し
た不純物領域71がカツトオフし電流が流れなく
なる。第11図は一方の浮遊ゲート51のみに電
子が書き込まれている状態を示し、この状態では
電流は流れる。 次に、本実施例のEEPROMを消去する場合を
説明する。第12図は浮遊ゲート51を消去する
時の状態を示す。すなわち消去したい部分の制御
ゲート51の容量結合している制御ゲート61の
電極91にのみ、例えば、0ボルトにし、他の電
極92,93,94は高い電位にする。これによ
り不純物埋込層2へ浮遊ゲート51から電子がト
ンネル電流として流れ、消去される。 本実施例の不揮発性半導体記憶装置においては
1個の作動領域31に2個の浮遊ゲート51,5
2をもつ。このため1個の作動領域31のいずれ
の浮遊ゲート51,52も書き込まれていない場
合(0,0)、1個の浮遊ゲート51のみが書き
込まれている場合(1,0)、他の1個の浮遊ゲ
ート52のみが書き込まれている場合(0,1)、
および2個の浮遊ゲート51,52が共に書き込
まれている場合(1,1)の4つ状態を記憶する
ことができる。 記憶されている状態の検知は容量結合している
制御ゲートに電圧を印加し、ソースとドレイン間
の抵抗変化で検出できる。例えば、浮遊ゲートが
書き込まれている場合、この浮遊ゲートに容量結
合している制御ゲート61に電圧を印加してもソ
ースとドレイン間の抵抗変化は小さい。これに対
して浮遊ゲート51が書き込まれていない場合
は、その制御ゲート61に電圧を印加するとソー
スとドレイン間の抵抗は大きく増大する。このよ
うにして、浮遊ゲートに書き込まれているか否か
が検知でき、記憶装置として使用できる。 本第1実施例では、1個の制御領域に対して2
個の浮遊ゲートをもつものである。この浮遊ゲー
トの数は用途に応じて1個以上であればよく、た
とえば、第13図に示したように、1個の作動領
域31に対して、4個の浮遊ゲート51,52,
53,54を設けることができる。この場合には
各浮遊ゲートに容量結合する各1個の制御ゲート
61,62,63,64が必要である。なお、第
13図は第1実施例の第2図に相当する断面図
で、不揮発性半導体記憶装置のもつ1個の作動領
域の中央横断面部分図である。 (実施例 2) 本発明の第2実施例の不揮発性半導体記憶装置
の要部縦断面図を第14図に示す。この実施例の
不揮発性半導体記憶装置は第1実施例の不揮発性
半導体記憶装置と大部分同一の構造をもち、作動
領域(バルクチヤンネル)31の表面部の不純物
領域(例えば本発明でいうソース領域)71と電
極92との間に膜厚数十オングストローム程度の
トンネル酸化膜45を設けた点のみが異なる。 なおこの実施例においても、浮遊ゲート51へ
の電荷の注入すなわち情報の記憶、及び、情報の
読出、浮遊ゲート51の電荷の消去の各動作は全
く実施例1と同じである。なお、第1実施例と同
一の部分を示す符号数字は本第2実施例でもその
まま同一の符号数字を使用している。このトンネ
ル酸化膜45は不純物領域71,72を形成した
後、電極91,92,93,94を形成する前に
作動領域31の不純物領域71の表面のみを選択
的に酸化して形成するものである。このトンネル
酸化膜45はトランジスタのカツトオフ時におけ
る微小な漏れ電流を後述する理由により遮断する
ので、読出に際しオフしているメモリセルから出
力される電流が減少し、読出精度が向上する。 すなわち、トランジスタ(ここでは縦型チヤン
ネルMISSIT)の制御ゲート61や浮遊ゲート5
1からの電位の影響により、ソース71近傍のチ
ヤンネル電位(電位障壁)がソース71の電位よ
りチヤンネル電流阻止方向に高くなつて、トラン
ジスタがカツトオフし、かつ、チヤンネルすなわ
ち作動領域31が制御ゲート61や浮遊ゲート5
1とドレイン2との静電的な電界形成により空乏
化した場合、ソース・ドレイン間の印加電圧は、
トンネル酸化膜45の静電容量と上記チヤンネル
空乏層のソース・ドレイン間の静電容量とで分担
される。 チヤンネル(作動領域)31の空乏層の縦方向
(チヤンネル方向)の幅はトンネル酸化膜45の
厚さより極端に大きいので、ソース・ドレイン間
の印加電圧のほとんど大部分はこのチヤンネル空
乏層に印加され、その結果、トンネル酸化膜45
に印加される電圧が小さくなり、したがつてトン
ネル酸化膜45を流れるトンネル電流は0とな
り、カツトオフ時のリーク電流が極めて良好に遮
断される。 すなわち、トンネル絶縁膜の印加電圧−トンネ
ル電流特性は周知のように、あるしきい値電圧ま
では0とみなせ、それを超えると指数関数的に増
大するので、カツトオフ時にチヤンネル(作動領
域)31に空乏層が形成されると、トンネル酸化
膜45の分担電圧がこのしきい値電圧以下となつ
て、カツトオフ時のリーク電流が遮断される。 このリーク電流遮断作用は、本実施例のよう
に、トンネル絶縁膜をソース領域に設ける場合に
特に顕著となる。すなわち、SITではソース近傍
のチヤンネル電位とソース電位との間の小さな電
位差がチヤンネル電流を決定するので、実質的に
ソース領域71の電極92との間に定電圧ダイオ
ードを直列接続したと同じ状態となり、その分だ
け、このSITのしきい値電圧がチヤンネルオフ方
向に一律に高くなることとなり、多少、SIT自身
のしきい値電圧値がばらついても、トンネル酸化
膜45のしきい値電圧(降伏電圧)が加算された
分だけ、合成しきい値電圧の変動率を低減するこ
とができる。 結局、本実施例のようにソースに直列にトンネ
ル酸化膜45を接続すると、上記したようにこの
トンネル酸化膜45に印加される電圧はしきい値
電圧以下となつて、電極92からトンネル酸化膜
45を超えてソース71にキヤリヤが注入され
ず、たとえ、SITにおいてソース/ソース近傍の
チヤンネル間の電位障壁が低くても、ソース71
からチヤンネル(作動領域)31にキヤリヤ(電
子)が注入されることがない。 なお、このトンネル酸化膜45の膜厚は、通常
の使用電圧において40〜50オングストロームとす
ることが好適である。 トンネル酸化膜45の製造は、ウエハを100%
酸素雰囲気又は酸素をアルゴン又は窒素などで希
釈した雰囲気にてハロゲンランプなどで加熱して
形成することができる。 100%酸素の場合には1050℃において、15〜25
秒の加熱により40〜50オングストロームの酸化膜
を形成することができる。 更に、本発明の不揮発性半導体記憶セルは、縦
溝内に浮遊ゲート及び制御ゲートを収容する構成
を採用しているので、セル寸法を縮小しても、ト
レンチ深さを深くできるので、たとえば、
VMOSトランジスタなどをセルトランジスタと
した場合に比べて浮遊ゲートの蓄積電荷量が減少
することがなく、高集積化が可能となるという優
れた特徴を有している。 更に、本発明の記憶セルは、バルクチヤンネル
構造を有するので、本質的に共通のバルクチヤン
ネルの周囲に互いに異なる複数の浮遊ゲートや制
御ゲートを配設することができ、1バルクチヤン
ネル(作動領域)当たり複数ビツトを記憶できる
という利点もある。
3の濃度である。例えばエピタキシヤル層3が1
×1014cm-3の時は、Xd−max=2.7μm、1×1015
cm-3の時は、Xd−max=1.0μmである。 本実施例のように、向いあつた2つの
EEPROMを使用し、かつ、1×1014cm-3のエピ
タキシヤル層を使用した場合、制御領域31の浮
遊ゲート51,52間距離を例えば4μmとすれ
ば、2つの浮遊ゲート51,52に電子が書き込
まれた時両方から空乏層が伸び、くつつき合うこ
とにより不純物埋込層2とコンタクト部に形成し
た不純物領域71がカツトオフし電流が流れなく
なる。第11図は一方の浮遊ゲート51のみに電
子が書き込まれている状態を示し、この状態では
電流は流れる。 次に、本実施例のEEPROMを消去する場合を
説明する。第12図は浮遊ゲート51を消去する
時の状態を示す。すなわち消去したい部分の制御
ゲート51の容量結合している制御ゲート61の
電極91にのみ、例えば、0ボルトにし、他の電
極92,93,94は高い電位にする。これによ
り不純物埋込層2へ浮遊ゲート51から電子がト
ンネル電流として流れ、消去される。 本実施例の不揮発性半導体記憶装置においては
1個の作動領域31に2個の浮遊ゲート51,5
2をもつ。このため1個の作動領域31のいずれ
の浮遊ゲート51,52も書き込まれていない場
合(0,0)、1個の浮遊ゲート51のみが書き
込まれている場合(1,0)、他の1個の浮遊ゲ
ート52のみが書き込まれている場合(0,1)、
および2個の浮遊ゲート51,52が共に書き込
まれている場合(1,1)の4つ状態を記憶する
ことができる。 記憶されている状態の検知は容量結合している
制御ゲートに電圧を印加し、ソースとドレイン間
の抵抗変化で検出できる。例えば、浮遊ゲートが
書き込まれている場合、この浮遊ゲートに容量結
合している制御ゲート61に電圧を印加してもソ
ースとドレイン間の抵抗変化は小さい。これに対
して浮遊ゲート51が書き込まれていない場合
は、その制御ゲート61に電圧を印加するとソー
スとドレイン間の抵抗は大きく増大する。このよ
うにして、浮遊ゲートに書き込まれているか否か
が検知でき、記憶装置として使用できる。 本第1実施例では、1個の制御領域に対して2
個の浮遊ゲートをもつものである。この浮遊ゲー
トの数は用途に応じて1個以上であればよく、た
とえば、第13図に示したように、1個の作動領
域31に対して、4個の浮遊ゲート51,52,
53,54を設けることができる。この場合には
各浮遊ゲートに容量結合する各1個の制御ゲート
61,62,63,64が必要である。なお、第
13図は第1実施例の第2図に相当する断面図
で、不揮発性半導体記憶装置のもつ1個の作動領
域の中央横断面部分図である。 (実施例 2) 本発明の第2実施例の不揮発性半導体記憶装置
の要部縦断面図を第14図に示す。この実施例の
不揮発性半導体記憶装置は第1実施例の不揮発性
半導体記憶装置と大部分同一の構造をもち、作動
領域(バルクチヤンネル)31の表面部の不純物
領域(例えば本発明でいうソース領域)71と電
極92との間に膜厚数十オングストローム程度の
トンネル酸化膜45を設けた点のみが異なる。 なおこの実施例においても、浮遊ゲート51へ
の電荷の注入すなわち情報の記憶、及び、情報の
読出、浮遊ゲート51の電荷の消去の各動作は全
く実施例1と同じである。なお、第1実施例と同
一の部分を示す符号数字は本第2実施例でもその
まま同一の符号数字を使用している。このトンネ
ル酸化膜45は不純物領域71,72を形成した
後、電極91,92,93,94を形成する前に
作動領域31の不純物領域71の表面のみを選択
的に酸化して形成するものである。このトンネル
酸化膜45はトランジスタのカツトオフ時におけ
る微小な漏れ電流を後述する理由により遮断する
ので、読出に際しオフしているメモリセルから出
力される電流が減少し、読出精度が向上する。 すなわち、トランジスタ(ここでは縦型チヤン
ネルMISSIT)の制御ゲート61や浮遊ゲート5
1からの電位の影響により、ソース71近傍のチ
ヤンネル電位(電位障壁)がソース71の電位よ
りチヤンネル電流阻止方向に高くなつて、トラン
ジスタがカツトオフし、かつ、チヤンネルすなわ
ち作動領域31が制御ゲート61や浮遊ゲート5
1とドレイン2との静電的な電界形成により空乏
化した場合、ソース・ドレイン間の印加電圧は、
トンネル酸化膜45の静電容量と上記チヤンネル
空乏層のソース・ドレイン間の静電容量とで分担
される。 チヤンネル(作動領域)31の空乏層の縦方向
(チヤンネル方向)の幅はトンネル酸化膜45の
厚さより極端に大きいので、ソース・ドレイン間
の印加電圧のほとんど大部分はこのチヤンネル空
乏層に印加され、その結果、トンネル酸化膜45
に印加される電圧が小さくなり、したがつてトン
ネル酸化膜45を流れるトンネル電流は0とな
り、カツトオフ時のリーク電流が極めて良好に遮
断される。 すなわち、トンネル絶縁膜の印加電圧−トンネ
ル電流特性は周知のように、あるしきい値電圧ま
では0とみなせ、それを超えると指数関数的に増
大するので、カツトオフ時にチヤンネル(作動領
域)31に空乏層が形成されると、トンネル酸化
膜45の分担電圧がこのしきい値電圧以下となつ
て、カツトオフ時のリーク電流が遮断される。 このリーク電流遮断作用は、本実施例のよう
に、トンネル絶縁膜をソース領域に設ける場合に
特に顕著となる。すなわち、SITではソース近傍
のチヤンネル電位とソース電位との間の小さな電
位差がチヤンネル電流を決定するので、実質的に
ソース領域71の電極92との間に定電圧ダイオ
ードを直列接続したと同じ状態となり、その分だ
け、このSITのしきい値電圧がチヤンネルオフ方
向に一律に高くなることとなり、多少、SIT自身
のしきい値電圧値がばらついても、トンネル酸化
膜45のしきい値電圧(降伏電圧)が加算された
分だけ、合成しきい値電圧の変動率を低減するこ
とができる。 結局、本実施例のようにソースに直列にトンネ
ル酸化膜45を接続すると、上記したようにこの
トンネル酸化膜45に印加される電圧はしきい値
電圧以下となつて、電極92からトンネル酸化膜
45を超えてソース71にキヤリヤが注入され
ず、たとえ、SITにおいてソース/ソース近傍の
チヤンネル間の電位障壁が低くても、ソース71
からチヤンネル(作動領域)31にキヤリヤ(電
子)が注入されることがない。 なお、このトンネル酸化膜45の膜厚は、通常
の使用電圧において40〜50オングストロームとす
ることが好適である。 トンネル酸化膜45の製造は、ウエハを100%
酸素雰囲気又は酸素をアルゴン又は窒素などで希
釈した雰囲気にてハロゲンランプなどで加熱して
形成することができる。 100%酸素の場合には1050℃において、15〜25
秒の加熱により40〜50オングストロームの酸化膜
を形成することができる。 更に、本発明の不揮発性半導体記憶セルは、縦
溝内に浮遊ゲート及び制御ゲートを収容する構成
を採用しているので、セル寸法を縮小しても、ト
レンチ深さを深くできるので、たとえば、
VMOSトランジスタなどをセルトランジスタと
した場合に比べて浮遊ゲートの蓄積電荷量が減少
することがなく、高集積化が可能となるという優
れた特徴を有している。 更に、本発明の記憶セルは、バルクチヤンネル
構造を有するので、本質的に共通のバルクチヤン
ネルの周囲に互いに異なる複数の浮遊ゲートや制
御ゲートを配設することができ、1バルクチヤン
ネル(作動領域)当たり複数ビツトを記憶できる
という利点もある。
第1図および第2図は本発明の第1実施例の不
揮発性半導体記憶装置を示し、第1図はその要部
縦断面図、第2図は第1図のA−A矢視断面図、
第3図ないし第9図は第1実施例の不揮発性半導
体記憶装置を製造するときの主要工程ごとの装置
の要部を示す断面図であり、第3図はエビタキシ
ヤル層を形成した時の断面図、第4図は酸化物層
を形成したときの断面図、第5図は浮遊ゲート形
成のための溝を形成したときの断面図、第6図は
溝に酸化膜およびトンネル酸化膜を形成たときの
断面図、第7図は多結晶シリコンを埋め込んだ状
態を示す断面図、第8図は制御ゲートを形成する
ための第2の溝を形成したときの断面図、第9図
は第2の溝に多結晶シリコンを埋め込んだ状態を
示す断面図、第10図ないし第12図は第1実施
例の不揮発性半導体記憶装置の作動状態を示し、
第10図は書き込み時の配線を示す断面図、第1
1図は検出時の配線の状態を示す断面図、第12
図は消去時の配線状態を示す断面図である。第1
3図は第1実施例の変形例の要部を示し、作動領
域の横断面図である。第14図は第2実施例の不
揮発性半導体記憶装置を示す要部縦断面図であ
る。 1……基板、2……不純物埋込層、3……エピ
タキシヤル層、31……作動領域、11……酸化
物層、43,45……トンネル酸化膜、51,5
2,53,54……浮遊電極、61,62,6
3,64……制御電極、71,72……不純物領
域。
揮発性半導体記憶装置を示し、第1図はその要部
縦断面図、第2図は第1図のA−A矢視断面図、
第3図ないし第9図は第1実施例の不揮発性半導
体記憶装置を製造するときの主要工程ごとの装置
の要部を示す断面図であり、第3図はエビタキシ
ヤル層を形成した時の断面図、第4図は酸化物層
を形成したときの断面図、第5図は浮遊ゲート形
成のための溝を形成したときの断面図、第6図は
溝に酸化膜およびトンネル酸化膜を形成たときの
断面図、第7図は多結晶シリコンを埋め込んだ状
態を示す断面図、第8図は制御ゲートを形成する
ための第2の溝を形成したときの断面図、第9図
は第2の溝に多結晶シリコンを埋め込んだ状態を
示す断面図、第10図ないし第12図は第1実施
例の不揮発性半導体記憶装置の作動状態を示し、
第10図は書き込み時の配線を示す断面図、第1
1図は検出時の配線の状態を示す断面図、第12
図は消去時の配線状態を示す断面図である。第1
3図は第1実施例の変形例の要部を示し、作動領
域の横断面図である。第14図は第2実施例の不
揮発性半導体記憶装置を示す要部縦断面図であ
る。 1……基板、2……不純物埋込層、3……エピ
タキシヤル層、31……作動領域、11……酸化
物層、43,45……トンネル酸化膜、51,5
2,53,54……浮遊電極、61,62,6
3,64……制御電極、71,72……不純物領
域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1導電型の半導体基板と、 該半導体基板の表面部に形成されてドレイン領
域およびソース領域の一方となる第2導電型の不
純物埋込層と、 該不純物埋込層の表面に形成された第2導電型
のエピタキシヤル層と、 該エピタキシヤル層の表面から該不純物埋込層
に達するまで垂直方向に伸びる作動領域を該エピ
タキシヤル層から区画形成するために、該作動領
域を囲んで該エピタキシヤル層の表面から該不純
物埋込層に達するまで該垂直方向に伸びる絶縁物
隔壁と、 該作動領域に対し一定間隔をへだてて該垂直間
向に伸び、かつ該不純物埋込層に対しトンネル効
果が発生可能な膜厚を有する絶縁膜をへだてて該
絶縁物隔壁内に設けられた少なくとも1個の浮遊
ゲートと、 該浮遊ゲート毎に該作動領域と反対側で、かつ
該垂直方向に伸び該浮遊ゲートと一定間隔をへだ
てて該絶縁物隔壁内に設けられた制御ゲートと、 該作動領域の表面部に形成され該ドレイン領域
および該ソース領域の他方となる第2導電型の不
純物領域と、を有することを特徴とする不揮発性
半導体記憶装置。 2 作動領域を囲む絶縁物隔壁内には、該作動領
域を対称中心とする2個の浮遊ゲート、2個の制
御ゲートが設けられている特許請求の範囲第1項
記載の不揮発性半導体記憶装置。 3 作動領域を囲む絶縁物隔壁内には、該作動領
域を対称中心とする4個の浮遊ゲート、4個の制
御ゲートが設けられている特許請求の範囲第1項
記載の不揮発性半導体記憶装置。 4 不純物埋込層は、複数の記憶セルにおける共
通のドレイン領域およびソース領域の一方の共通
の領域を構成する特許請求の範囲第1項記載の不
揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60164781A JPS6225459A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 不揮発性半導体記憶装置 |
| US06/887,625 US4774556A (en) | 1985-07-25 | 1986-07-21 | Non-volatile semiconductor memory device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60164781A JPS6225459A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6225459A JPS6225459A (ja) | 1987-02-03 |
| JPH0587030B2 true JPH0587030B2 (ja) | 1993-12-15 |
Family
ID=15799825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60164781A Granted JPS6225459A (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6225459A (ja) |
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-
1985
- 1985-07-25 JP JP60164781A patent/JPS6225459A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6225459A (ja) | 1987-02-03 |
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