JPH0587614A - 動態計量装置 - Google Patents

動態計量装置

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JPH0587614A
JPH0587614A JP3250937A JP25093791A JPH0587614A JP H0587614 A JPH0587614 A JP H0587614A JP 3250937 A JP3250937 A JP 3250937A JP 25093791 A JP25093791 A JP 25093791A JP H0587614 A JPH0587614 A JP H0587614A
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廉夫 西岡
Akira Kusube
晃 楠部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な演算により、出力される計量結果が適
正値であることが保証され得るようにする。 【構成】 計量対象が秤量台の上を通過するときに得ら
れる計量データに基づいて、例えば、その変化に所定数
のピークが現れたときに、最初のピークから最後のピー
クまでを有効データ区間として、その有効データ区間内
の計量データから計量対象の静止重量を算出して出力す
る演算処理手段が設けられた動態計量装置において、演
算処理手段は、静止重量の算出結果が設定範囲外であれ
ばその算出結果を出力しないように構成されている。
又、計量の開始及び停止を指示する指示手段の指令にて
前回に計量を行った際に算出された複数の静止重量値の
最大値と最小値とに基づいて、最大値に設定値を加えた
値を上限値とし且つ最小値から設定値を減じた値を下限
値として、今回の計量を行う際の設定範囲を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計量対象が秤量台の上
を通過するときの計量データに基づいて前記計量対象の
静止重量を算出して出力する演算処理手段が設けられた
動態計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる動態計量装置として、例えば牛の
計量装置がある。計量対象としての牛が秤量台の上を歩
行通過するとき、秤量台から得られる計量データの経時
変化は、牛の歩行周期に合わせて変化する複雑な波形を
呈する。演算処理手段は、この計量データに基づいて極
大値判定、平均演算等を行い牛の静止重量を算出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の動態計量装置に
おいて、秤量台から得られる計量データが正しいデータ
か否かを判別する必要がある。つまり、計量対象が一つ
だけ、しかも完全に秤量台上にあるときのデータか否か
の判別である。例えば、牛の場合、2頭が連なって秤量
台に乗ったときの計量データや、1頭の牛の前足又は後
足のみが秤量台上にあるときの計量データは正しいデー
タではないので除外する必要がある。
【0004】かかる無効データを除外する方法は従来か
ら種々の方法が採られているが、計算アルゴリズムが複
雑になる欠点があり、また、最終的に出力される計量結
果が適正値であることが必ずしも保証されなかった。本
発明は、かかる実情に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、簡単な演算により、出力される計量結果が適
正値であることが保証され得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の動態計量装置
は、計量対象が秤量台の上を通過するときの計量データ
に基づいて前記計量対象の静止重量を算出して出力する
演算処理手段が設けられたものであって、第1の特徴構
成は、前記演算処理手段が、静止重量の算出結果が設定
範囲外であればその算出結果を出力しないように構成さ
れている点にある。
【0006】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を示すものであって、前記演
算処理手段が、前記計量データの変化に所定数のピーク
が現れたときに、最初のピークから最後のピークまでを
有効データ区間として、その有効データ区間内の前記計
量データに基づいて前記静止重量を算出するように構成
されている点にある。
【0007】第3の特徴構成は、第1又は第2の特徴構
成において、前記演算処理手段に計量の開始及び停止を
指示する指示手段が設けられ、前記演算処理手段は、前
記指示手段の指令にて前回に計量を行った際に算出され
た複数の静止重量値の最大値と最小値とに基づいて、前
記最大値に設定値を加えた値を上限値とし且つ前記最小
値から設定値を減じた値を下限値として、今回の計量を
行う際の前記設定範囲を定めるように構成されている点
にある。
【0008】
【作用】第1の特徴構成によれば、計量対象の静止重量
を算出して出力する演算処理手段は、静止重量の算出結
果が設定範囲外であればその算出結果を出力しない。演
算処理手段は、例えば第2の特徴構成に示すように、計
量データの変化に所定数のピークが現れたときに、最初
のピークから最後のピークまでを有効データ区間とし
て、その有効データ区間内の計量データに基づいて静止
重量を算出する。このとき、算出結果が設定範囲外であ
ればその算出結果を出力せずに、以降の計量データに基
づいて引き続き静止重量の算出処理が行われることにな
る。或いは、全ての算出結果を一旦記憶して、後で各算
出結果が設定範囲内か否かを判断して設定範囲内のもの
だけを出力するように構成してもよい。
【0009】第3の特徴構成によれば、上記設定範囲
は、前回に計量を行った際の複数の静止重量値の最大値
と最小値とに基づいて自動的に定められる。即ち、最大
値に設定値を加えた値を上限値とし、最小値から設定値
を減じた値を下限値として設定範囲が定められる。この
複数の静止重量値は、複数の計量対象を連続計量して得
られるものであって、連続計量の開始と停止は指示手段
によって指示される。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明によれば、算出された静
止重量が設定範囲の上限及び下限と比較するだけの簡単
な演算により出力される計量結果が適正値であることが
保証され得るようになった。又、第3の特徴構成によれ
ば、設定範囲の上限及び下限が、前回の複数の計量結果
に基づいて定められるので、設定ミスがなく信頼性の高
いものとなった。
【0011】
【実施例】以下、本発明を牛の計量装置に適用した実施
例について説明する。本実施例の計量装置は、図1に示
すように計量対象としての牛が秤量台1の上を歩行通過
する際に、秤量台1から得られる荷重データから、牛の
静止重量(以下、単に重量という)を算出するものであ
る。秤量台1及びその前後の通路両側には柵2が設けら
れ、その外側には端末装置3が立設されている。
【0012】端末装置3は図2に示すように、計量の開
始及び停止を指示する指示手段としてのキーパネル3
a、計量結果(牛の個体番号及びその重量)を表示出力
するためのディジタル表示器3b、計量結果を印字出力
するためのプリンタ3c等を備える。又、秤量台1から
の荷重データに基づく牛の重量の算出や、外部情報機器
との通信等を司る計量処理部Hも端末装置3の内部に設
けられている。
【0013】図1に示すように、牛の左後脚の足首に
は、牛の個体識別情報(個体番号)を発信する発信手段
Tが取付けられている。発信手段Tは、個体番号を記憶
するメモリ及び双方向のRF無線通信手段を備える。そ
して、後述する受信手段を介して計量処理部Hとの間で
無線通信を行い、計量対象である牛の個体番号を計量処
理部Hに与える。尚、前述のキーパネル3aを用いて、
作業者が個体番号を手動入力することもできる。
【0014】秤量台1は、図3に平面図を示すように、
鉄枠に取り付けられたFRP製の台板1aと、その四隅
に配設された4個のロードセル1bとを備える。台板1
aにかかる荷重は、これら4個のロードセル1bの出力
の合計値として検出される。4個のロードセル1bの出
力は、アナログ電圧として計量処理部Hに与えられ、計
量処理部Hにて信号処理される。
【0015】秤量台1における載置面の下方、即ち台板
1aの裏側には発信手段Tからの個体番号を受信するた
めの受信手段としてのアンテナ4が設けられている。ア
ンテナ4は、ループ状に巻回された平面角型アンテナで
あって、その横幅は秤量台1における載置面の横幅より
やや小さく、長手方向が秤量台1の長手方向に沿ってほ
ぼ中央に位置するように設けられている。その指向性
は、秤量台1における載置面と直角方向、即ち鉛直方向
になる。尚、前述の発信手段Tの指向性も鉛直方向とな
るように、牛の足首に取り付けられている。
【0016】計量処理部Hは、図4に示すように、デー
タ入力手段5と演算処理手段6を備える。データ入力手
段5は、秤量台1からの荷重データとしての電圧信号を
増幅するアンプ5a、その出力を平滑するローパスフィ
ルタ5b、平滑された電圧信号を所定のサンプリング時
間で量子化するA/D変換器5cを備える。以下、量子
化された時系列のデータを計量データという。
【0017】演算処理手段6は、マイクロコンピュータ
を利用して構成され、計量データを記憶するメモリ、計
量データに基づいて各種演算処理を行うCPU、演算の
途中経過を記憶するメモリ等を備えている。
【0018】又、計量処理部Hにはシリアルインターフ
ェース7や入出力回路8が設けられている。シリアルイ
ンターフェース7は、牛の個体毎の履歴データや集計デ
ータを管理する外部情報機器DE(コンピュータ)との
通信や、アンテナ4及びそのRF回路9を介しての発信
手段Tとの通信を司る。入出力回路8は、前述のキーパ
ネル3a、ディジタル表示器3b、プリンタ3cとのイ
ンターフェースを司る。
【0019】計量処理部H(演算処理手段6)と牛に取
り付けられた発信手段Tとの間の通信は次のように行わ
れる。先ず、アンテナ4から、応答要求信号を含むRF
電波が出力される。発信手段Tを取り付けた牛が秤量台
1上を歩行通過する際に、発信手段TがこのRF電波に
よって電力を供給され能動状態になる。そして、応答要
求信号に応えて記憶情報、即ち、その発信手段Tが取り
付けられている牛の個体番号をRF電波として発信す
る。この信号はアンテナ4に受信され、RF回路9及び
シリアルインターフェース7を介して演算処理手段6に
伝送される。
【0020】尚、牛が秤量台1上を歩行通過する際、発
信手段Tが取り付けられた左後脚は、少なくとも1回は
秤量台1における載置面のうちアンテナ4の上方部分に
着地する。このときに、発信手段Tとアンテナ4との距
離が最も小さくなると共に指向性がほぼ一致し、微弱な
RF電波で通信が可能となる。
【0021】次に、秤量台1からの計量データに基づい
て、牛の重量を算出するアルゴリズムについて説明す
る。牛が秤量台1上を歩行通過する際に秤量台1から出
力されるアナログ電圧(アンプ5aにて増幅後の電圧)
の経時変化は、図5のようになる。図中、期間aは牛の
前足のみが秤量台1に乗っている状態、期間bは牛の全
重量が秤量台1に乗っている状態、期間cは牛の後足の
みが秤量台1に乗っている状態を示す。
【0022】このアナログ電圧は、ローパスフィルタ5
bを通り図6に示すような平滑化された波形となる。こ
の電圧は、前述したように、A/D変換器5cによって
量子化され、計量データとして演算処理手段6に入力さ
れる。演算処理手段6は、計量データが秤量台1aの自
重のみによる値より少し大きい設定値Kを越えると、牛
が秤量台1に乗り始めたものとして、その計量データの
記憶を開始する。以下の処理については、図7の流れ図
を参照しながら説明する。
【0023】処理(イ)以降に示すように、演算処理手
段6は計量データを記憶すると共に、その変化から極大
値(図6におけるP1 ,P2 ,P3 ,・・・)を抽出し
て記憶する。但し、今回の極大値Pn を前回の極大値P
n-1 と比較して、20%以上の変化(増加又は減少)が
あった場合は、異なるグループのデータであると判断し
て、それまでに記憶された極大値をクリアした上で、今
回の極大値Pn を記憶して流れ図の先頭に戻る。
【0024】例えば図6において、極大値P3 は、前回
の極大値P2 より20%以上増加しているので、それま
でに記憶された極大値P1 ,P2 はクリアされ、今回の
極大値P3 が一つ目の極大値として記憶されることにな
る。
【0025】20%未満の変化である場合はその極大値
を記憶し、処理(ロ)に示すように、それまでに記憶さ
れた極大値が3個に達したか否かを判断する。達してい
なければ流れ図の先頭に戻り上記処理を繰り返す。3個
に達すれば、一つ目の極大値から三つ目の極大値までを
有効データ区間として設定する。例えば図6において、
極大値P5 が抽出されたときに、それまでに記憶された
極大値が3個に達する(P3 ,P4 ,P5 )ので、有効
データ区間Tが図のように定められる。
【0026】そして、演算処理手段6は、記憶している
計量データの中から有効データ区間Tにおける全データ
の平均値Wを算出する。この算出結果Wが計量結果とし
て得られる値であるが、この値が適正値であるか否かを
次のようにしてチェックする。即ち、算出結果Wが設定
範囲内(WLO≦W≦WUP)か否かを判断し、設定範囲内
であれば、適正値としてディジタル表示器3bやプリン
タ3cに出力する。設定範囲外の場合は算出結果Wを出
力せずに流れ図の先頭に戻り、上記処理を繰り返す。
【0027】上記設定範囲の下限値WLO及び上限値WUP
は、前回の計量結果に基づいて自動的に設定される。つ
まり、演算処理手段6は、前回に計量を行った際に算出
された複数の静止重量値の最大値WMAX 及び最小値W
MIN を記憶しておき、この最大値WMAX に設定値(例え
ば50Kg)を加えた値を上限値WUPとし、最小値WMI
N から設定値を減じた値を下限値WLOとして、今回の計
量を行う際の設定範囲を定める。
【0028】尚、上記設定値(例えば50Kg)は、例
えば、牛の計量が一日に一回行われる場合、一日の総採
食量及び総飲水量を考量して決められる。又、演算処理
手段6は、前述のキーパネル3aからの計量の開始指令
及び停止指令によって、複数の牛の一回の計量の始まり
と終わりを認識することができる。
【0029】以上のように、静止重量の算出結果が設定
範囲内か否かを最終的にチェックすることにより、牛の
前足又は後足が秤量台1に乗っていないときや、2頭の
牛が秤量台1に乗っているときの算出結果を除外してい
る。
【0030】以下別実施例について記す。 上記実施例においては、有効データ区間を設定する
に際し、記憶された極大値が3個に達すれば有効データ
区間とするように構成したが、極大値の数は3個に限ら
ない。要は、所定数のピークが現れたときに、最初のピ
ークから最後のピークまでを有効データ区間とすればよ
い。尚、極大値の代わりに極小値を抽出してもよい。
【0031】 上記実施例においては、計量データの
変化から求められた有効データ区間に基づいて静止重量
が算出される毎に、その算出結果が設定範囲内か否かを
判断するように構成したが、所定の期間に亘って複数の
算出結果を一旦記憶しておいて、後でそれらの中から設
定範囲内に入っているものを抽出するように構成しても
よい。
【0032】 上記実施例においては、設定範囲の上
限値WUP及び下限値WLOを、前回の計量結果に基づいて
自動的に設定するように構成したが、本発明はこれに限
らない。例えば、上限値WUP及び下限値WLOをキーパネ
ル3aから設定できるように構成してもよい。
【0033】 上記実施例は牛の計量装置であるが、
本発明はこれに限らず各種の歩行動物、さらには車両等
の動態計量装置にも適用できる。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る牛の計量装置の概略構成
を示す側面図
【図2】計量装置の端末装置部分の正面図
【図3】計量装置の秤量台部分平面図(部分透視図)
【図4】計量装置の計量処理部とその周辺の回路ブロッ
ク図
【図5】平滑前の荷重データ(計量データ)の経時変化
を示すグラフ
【図6】平滑後の荷重データ(計量データ)の経時変化
を示すグラフ
【図7】演算処理手段による静止重量の算出処理を示す
流れ図
【符号の説明】
1 秤量台 3a 指示手段 6 処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量対象が秤量台(1)の上を通過する
    ときの計量データに基づいて前記計量対象の静止重量を
    算出して出力する演算処理手段(6)が設けられた動態
    計量装置であって、前記演算処理手段(6)は、静止重
    量の算出結果が設定範囲外であればその算出結果を出力
    しないように構成されている動態計量装置。
  2. 【請求項2】 前記演算処理手段(6)は、前記計量デ
    ータの変化に所定数のピークが現れたときに、最初のピ
    ークから最後のピークまでを有効データ区間として、そ
    の有効データ区間内の前記計量データに基づいて前記静
    止重量を算出するように構成されている請求項1記載の
    動態計量装置。
  3. 【請求項3】 前記演算処理手段(6)に計量の開始及
    び停止を指示する指示手段(3a)が設けられ、前記演
    算処理手段(6)は、前記指示手段(3a)の指令にて
    前回に計量を行った際に算出された複数の静止重量値の
    最大値と最小値とに基づいて、前記最大値に設定値を加
    えた値を上限値とし且つ前記最小値から設定値を減じた
    値を下限値として、今回の計量を行う際の前記設定範囲
    を定めるように構成されている請求項1又は2に記載の
    動態計量装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010012414A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Yamato Scale Co Ltd 重量選別機
CN107549106A (zh) * 2017-09-28 2018-01-09 中北大学 一种鸡的生长信息监控和喂料的方法及系统

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02108923A (ja) * 1988-10-18 1990-04-20 Kubota Ltd 歩行できる動物の重量計測方法ならびに装置

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