JPH0587794B2 - - Google Patents
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- JPH0587794B2 JPH0587794B2 JP1141568A JP14156889A JPH0587794B2 JP H0587794 B2 JPH0587794 B2 JP H0587794B2 JP 1141568 A JP1141568 A JP 1141568A JP 14156889 A JP14156889 A JP 14156889A JP H0587794 B2 JPH0587794 B2 JP H0587794B2
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Landscapes
- Emergency Alarm Devices (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
本願発明は、縫製品等の検査に用いられる検針
器に関する。
器に関する。
縫製工場等においては、縫製機械からの縫い針
の脱落、あるいはまち針の抜き忘れ等により、縫
製品に針が紛れ込むことがある。縫製品の多くは
人が着用するものであるため、その出荷に際して
は、縫製品に紛れ込んだ上記針を確実に検出して
除去しなければならない。 従来、針が縫製品に紛れ込んでいるかどうかの
検査は、金属センサ等を利用して行われており、
たとえば、第6図および第7図に示すような卓上
型の金属センサーを例にとり、その構造を具体的
に説明する。 矩形箱状のケースa内には、第7図に示すよう
な、略コ字状の永久磁石bの両端部にコイルc,
dをそれぞれ巻回し、かつこのコイルc,dを直
列に接続して構成した検出体eが内蔵されている
とともに、ケースaの上面には検査面fが形成さ
れている。磁力線は空気中よりも鉄等の磁性体中
を通過し易いので、永久磁石bの両極間に生じる
磁界内に磁性体である針gが位置すると、多くの
磁力線が針gに引きつけられて針gの中を通過す
る。その結果、両極間の磁気抵抗が減少し、これ
に伴い、永久磁石b中を通過する磁束が変化す
る。このような磁束の変化が生じると、上記コイ
ルc,dには、電磁誘導作用によつて、磁束の変
化を抑えようとする方向の微小起電力が誘起さ
れ、これによつて端子T1,T2に微小信号が得ら
れる。そして、この微小信号が、増幅回路(図示
略)で増幅された後、リレー(図示略)等を作動
させて、警報ブザーhや検出メータi等の警告手
段を駆動させる。したがつて、上記検査面f上
で、縫製品を動かすと、縫製品に針gが紛れ込ん
でいた場合、上記警告手段の作動によつて、針の
混入を知ることができる。 ところが、上記の金属センサを採用した場合に
は、磁性体であればどのようなものでも反応する
ことととなる。このため、布団等のように金属の
付属物がないような縫製品の場合には、針の検出
を容易に行うことができるが、金属性のボタン、
あるいは金属性装飾品等が付属している縫製品の
場合には、針だけを都合良く検出することができ
ず、そのため、検針作業の作業能率が低下するの
みならず、針の検出を確実に行うことができなく
なる恐れがある。また、検針作業の自動化を推進
することができなかつた。 上記問題を解決するものとして、実開昭63−
186733号公報に記載されている考案のように、頭
部に磁石を有するまち針を使用する一方、上記磁
石の磁気に感応するセンサを利用した検針器を用
いて検針作業を行う場合もある。上記センサは、
通常、透磁率の高い磁芯の回りに巻回されたコイ
ルを備え、上記磁化されたまち針が紛れ込んでい
る縫製品を上記磁気センサの近傍で運動させるこ
とにより、上記まち針とコイル間の電磁誘導作用
による誘起起電力をコイル中に発生させ、この起
電力を増幅することにより、縫製品中に紛れ込ん
だまち針を検出しようとするものである。この方
法によると、金属等の磁性材料で形成された付属
品等を有する縫製品であつても、上記磁化された
まち針のみを確実に検出することができる。 上記まち針と同様の原理によつて、一般の縫製
針を検出する方法として、特開平1−111063号公
報に、針の着磁工程と、磁力探知機による検針工
程とからなる置き忘れ針の探知方法が提案されて
いる。
の脱落、あるいはまち針の抜き忘れ等により、縫
製品に針が紛れ込むことがある。縫製品の多くは
人が着用するものであるため、その出荷に際して
は、縫製品に紛れ込んだ上記針を確実に検出して
除去しなければならない。 従来、針が縫製品に紛れ込んでいるかどうかの
検査は、金属センサ等を利用して行われており、
たとえば、第6図および第7図に示すような卓上
型の金属センサーを例にとり、その構造を具体的
に説明する。 矩形箱状のケースa内には、第7図に示すよう
な、略コ字状の永久磁石bの両端部にコイルc,
dをそれぞれ巻回し、かつこのコイルc,dを直
列に接続して構成した検出体eが内蔵されている
とともに、ケースaの上面には検査面fが形成さ
れている。磁力線は空気中よりも鉄等の磁性体中
を通過し易いので、永久磁石bの両極間に生じる
磁界内に磁性体である針gが位置すると、多くの
磁力線が針gに引きつけられて針gの中を通過す
る。その結果、両極間の磁気抵抗が減少し、これ
に伴い、永久磁石b中を通過する磁束が変化す
る。このような磁束の変化が生じると、上記コイ
ルc,dには、電磁誘導作用によつて、磁束の変
化を抑えようとする方向の微小起電力が誘起さ
れ、これによつて端子T1,T2に微小信号が得ら
れる。そして、この微小信号が、増幅回路(図示
略)で増幅された後、リレー(図示略)等を作動
させて、警報ブザーhや検出メータi等の警告手
段を駆動させる。したがつて、上記検査面f上
で、縫製品を動かすと、縫製品に針gが紛れ込ん
でいた場合、上記警告手段の作動によつて、針の
混入を知ることができる。 ところが、上記の金属センサを採用した場合に
は、磁性体であればどのようなものでも反応する
ことととなる。このため、布団等のように金属の
付属物がないような縫製品の場合には、針の検出
を容易に行うことができるが、金属性のボタン、
あるいは金属性装飾品等が付属している縫製品の
場合には、針だけを都合良く検出することができ
ず、そのため、検針作業の作業能率が低下するの
みならず、針の検出を確実に行うことができなく
なる恐れがある。また、検針作業の自動化を推進
することができなかつた。 上記問題を解決するものとして、実開昭63−
186733号公報に記載されている考案のように、頭
部に磁石を有するまち針を使用する一方、上記磁
石の磁気に感応するセンサを利用した検針器を用
いて検針作業を行う場合もある。上記センサは、
通常、透磁率の高い磁芯の回りに巻回されたコイ
ルを備え、上記磁化されたまち針が紛れ込んでい
る縫製品を上記磁気センサの近傍で運動させるこ
とにより、上記まち針とコイル間の電磁誘導作用
による誘起起電力をコイル中に発生させ、この起
電力を増幅することにより、縫製品中に紛れ込ん
だまち針を検出しようとするものである。この方
法によると、金属等の磁性材料で形成された付属
品等を有する縫製品であつても、上記磁化された
まち針のみを確実に検出することができる。 上記まち針と同様の原理によつて、一般の縫製
針を検出する方法として、特開平1−111063号公
報に、針の着磁工程と、磁力探知機による検針工
程とからなる置き忘れ針の探知方法が提案されて
いる。
ところで、一般の縫製針には、上記まち針のよ
うな頭部はなく、そのため、上記検出方法を一般
の縫製針に適用するためには、上記特開平1−
111063号公報に係る発明のように針本体を磁化し
なければならない。 しかしながら、一般の縫製針には非常に細いも
のもあり、大きな磁力を付与することが困難な場
合がある。このため、センサの検出出力を上げね
ばならず、他のものから発せられる磁力線によつ
て雑音が大きくなり、検出装置が誤動作を起こす
場合もある。 また、一般の縫製針は非常に細長い形状を有す
るため、磁化を行つた場合には、上記針の長手方
向両端部に磁極の分極現象が生じ、針の中間部近
傍外側における磁界の強さが低下する。このた
め、特に一般の縫製針においては、従来の検出コ
イルを用いると、上記実開昭63−186733号に係る
出願の明細書中にも記載されているように、針の
検出コイルに対する位置あるいは方向によつて検
出出力に大きな差異が生じ、確実に針を検出する
ことができなくなるという問題がある。 すなわち、一般に、電磁誘導作用を利用した磁
気センサにおいて、誘起起電力を発生させるため
には、磁気センサに対して磁化された針を一定以
上の速さで動かす必要があるが、上記分極現象の
ため、縫製品を検針器の磁気センサに対して移動
させる方向と縫製品内の針の姿勢との関係によつ
ては、検出コイルに誘起起電力が発生せず、紛れ
込んだ縫製針を検出することができない場合が生
じるのである。 このため、磁化された縫製針を確実に検出する
ためには、磁気センサが付設された検査面の上
を、縫製品を少なくとも二方向に移動させて検針
作業を行う必要があり、検針作業の作業効率を向
上させることができず、また、検針作業の自動化
の障害にもなつていた。 本願発明は、上記従来の問題を解決し、着磁の
強さが弱い場合であつても、針を検出することが
できるとともに、縫製針の検査対象物内での方向
位置等に影響されることなく、着磁された縫製針
を確実に検出するこのできる検針器を提供するこ
とをその課題とする。
うな頭部はなく、そのため、上記検出方法を一般
の縫製針に適用するためには、上記特開平1−
111063号公報に係る発明のように針本体を磁化し
なければならない。 しかしながら、一般の縫製針には非常に細いも
のもあり、大きな磁力を付与することが困難な場
合がある。このため、センサの検出出力を上げね
ばならず、他のものから発せられる磁力線によつ
て雑音が大きくなり、検出装置が誤動作を起こす
場合もある。 また、一般の縫製針は非常に細長い形状を有す
るため、磁化を行つた場合には、上記針の長手方
向両端部に磁極の分極現象が生じ、針の中間部近
傍外側における磁界の強さが低下する。このた
め、特に一般の縫製針においては、従来の検出コ
イルを用いると、上記実開昭63−186733号に係る
出願の明細書中にも記載されているように、針の
検出コイルに対する位置あるいは方向によつて検
出出力に大きな差異が生じ、確実に針を検出する
ことができなくなるという問題がある。 すなわち、一般に、電磁誘導作用を利用した磁
気センサにおいて、誘起起電力を発生させるため
には、磁気センサに対して磁化された針を一定以
上の速さで動かす必要があるが、上記分極現象の
ため、縫製品を検針器の磁気センサに対して移動
させる方向と縫製品内の針の姿勢との関係によつ
ては、検出コイルに誘起起電力が発生せず、紛れ
込んだ縫製針を検出することができない場合が生
じるのである。 このため、磁化された縫製針を確実に検出する
ためには、磁気センサが付設された検査面の上
を、縫製品を少なくとも二方向に移動させて検針
作業を行う必要があり、検針作業の作業効率を向
上させることができず、また、検針作業の自動化
の障害にもなつていた。 本願発明は、上記従来の問題を解決し、着磁の
強さが弱い場合であつても、針を検出することが
できるとともに、縫製針の検査対象物内での方向
位置等に影響されることなく、着磁された縫製針
を確実に検出するこのできる検針器を提供するこ
とをその課題とする。
上記課題を解決するために本願発明では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、
布団等の縫製品の検査対象物を所定方向に移動さ
せることにより、上記検査対象物中に紛れ込んで
いる着磁された縫製用針を、検出コイルに発生す
る誘起起電力によつて検出する検針器であつて、 非磁性材料で形成されるとともに、その表面に
上記検査対象物を移動させうる検査面を形成した
ケースと、 上記ケースの裏側において、複数の検出コイル
が、所定間隔をもつて上記検査対象物の進行方向
と直角方向に列状配置された検出コイル列と、 上記検出コイル列において発生した誘起起電力
を増幅する増幅回路部と、 上記増幅回路部で増幅された信号により、作業
者に検出信号を提供する警報発生手段とを備え、 上記検出コイル列における相隣り合う検出コイ
ルは、それぞれの検出コイルに対して同様に運動
する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイルに
誘起される誘起起電力の方向が同一となるように
直列結線されていることを特徴とする。 本願の請求項2に記載された発明は、上記検出
コイル列における各検出コイルの各軸が、上記検
査面に対して直角方向に配向されていることを特
徴とし、また、本願の請求項3に記載の発明は、
上記検出コイル列における各検出コイルの各軸
が、上記検査面および上記検査対象物の進行方向
に平行に配向されていることを特徴とする。 また、本願の請求項4に記載された発明は、上
記検出コイル列を所定の距離を隔てて並列状に複
数列設けたことを特徴とする。 さらに、本願の請求項5に記載した発明は、上
記ケース裏側に配置された検出コイル列に対し、
上記検査面を挟んで所定距離を隔てて対向する検
出コイル列を設けたことを特徴とする。
技術的手段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、
布団等の縫製品の検査対象物を所定方向に移動さ
せることにより、上記検査対象物中に紛れ込んで
いる着磁された縫製用針を、検出コイルに発生す
る誘起起電力によつて検出する検針器であつて、 非磁性材料で形成されるとともに、その表面に
上記検査対象物を移動させうる検査面を形成した
ケースと、 上記ケースの裏側において、複数の検出コイル
が、所定間隔をもつて上記検査対象物の進行方向
と直角方向に列状配置された検出コイル列と、 上記検出コイル列において発生した誘起起電力
を増幅する増幅回路部と、 上記増幅回路部で増幅された信号により、作業
者に検出信号を提供する警報発生手段とを備え、 上記検出コイル列における相隣り合う検出コイ
ルは、それぞれの検出コイルに対して同様に運動
する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイルに
誘起される誘起起電力の方向が同一となるように
直列結線されていることを特徴とする。 本願の請求項2に記載された発明は、上記検出
コイル列における各検出コイルの各軸が、上記検
査面に対して直角方向に配向されていることを特
徴とし、また、本願の請求項3に記載の発明は、
上記検出コイル列における各検出コイルの各軸
が、上記検査面および上記検査対象物の進行方向
に平行に配向されていることを特徴とする。 また、本願の請求項4に記載された発明は、上
記検出コイル列を所定の距離を隔てて並列状に複
数列設けたことを特徴とする。 さらに、本願の請求項5に記載した発明は、上
記ケース裏側に配置された検出コイル列に対し、
上記検査面を挟んで所定距離を隔てて対向する検
出コイル列を設けたことを特徴とする。
本願発明に係る検針器は、検査対象物を移動さ
せることのできる検査面をその表面に有するケー
スの裏側に、複数の短筒形をした検出コイルを、
所定の間隔をもつて上記検査対象物の進行方向と
直角方向に列状に配列した検出コイル列を備え
る。 従来の磁気センサの検出コイルは、検出感度を
上げるために巻数を多くする必要があり、また、
大きな検査面を得るためコイル自体が大きくな
り、単数のコイルを採用することが多かつた。そ
のため、コイルの検出部分によつて検出感度に大
きな差が生じ、また、紛れ込んだ針の姿勢によつ
ては磁気センサが十分感応せず、針を確実に検出
することができなかつた。 本願発明の検出コイル列は、複数の検出コイル
を、所定の間隔で検査対象物の移動方向と直角方
向に配列したものであるため、検出コイルの配列
方向に検出感度が一定となり、従来のように検出
場所によつて検出感度に大きな差が生ずることは
ない。なお、各検出コイル間の感度に差異が生じ
ないように、上記各検出コイルの配列間隔は、縫
製工程において使用した縫製針の長さに対応させ
ることが望ましい。 ところで、通常の縫製針においては両端部に磁
極が分極しているため、上記のように所定間隔で
並ぶ検出コイルに対して、上記縫製針の分極した
磁極を有する端部が、相隣り合う検出コイルに対
して同様な運動する場合、上記相隣り合う検出コ
イルには、検査面から見て逆方向に回る誘起起電
力が発生することになる。 たとえば、検出コイルの配列間隔を縫製針の長
さと同じにした場合を考えると、上記縫製針の両
端部が、上記相隣り合う検出コイルの上を同時に
通過するような場合が生じうる。このような場合
には、相隣り合う検出コイルに反対方向の誘起起
電力が発生して起電力が互いに打ち消しあうこと
となつてしまい誘起起電力の総計が減少してしま
う。上記問題を解決するために、各検出コイルに
発生した起電力を整流する回路を付設することも
できるが、回路が複雑になるとともに検針器の製
造コストが非常に上昇してしまう。 本願発明においては、上記問題を解決するため
に、上記検出コイル列における相隣り合う検出コ
イルを、それぞれの検出コイルに対して同様に運
動する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイル
に誘起される誘起起電力の方向が同一となるよう
に直列結線する。 すなわち、本願発明においては、相隣り合う検
出コイルに逆極性の磁極が同時に近付き、あるい
は同時に遠ざかると、相隣り合うコイルで誘起さ
れる誘起起電力が積算されるように検出コイル列
の各コイルが結線されているのである。これによ
つて、縫製針の端部が上記相隣り合う検出コイル
の端面に同様の速さで近付き、あるいは遠ざかる
場合には、上記問題が生じないばかりか、誘起起
電力が積算されて、よりレベルの高い検出出力を
発生させることが可能となる。しかも、上述のよ
うに、検査面における検出感度を一定にするため
各検出コイルを縫製針の長さに対応した間隔で配
列するのが好ましく、そのような場合には3つの
検出コイルに跨がつて縫製針が運動することはな
いため、縫製品に紛れ込んだほとんどの縫製針
が、上記相隣り合う検出コイルに対して誘起起電
力を増幅させる方向で上記検査面上を移動させら
れる。このため、検出感度が向上し、着磁加工が
不十分な縫製針であつても検出が可能となり、従
来の検出コイルにくらべ、格段の検出能力を発揮
することができる。 上記検出コイル列で発生された誘起起電力は、
増幅回路で増幅された後、リレー回路等を駆動さ
せることによりブザー等の警報手段を作動させ、
作業者に針の検出情報を与えるのである。 上記構成により、本願発明に係る検針器におい
ては、縫製品に紛れ込んだ縫製針を、縫製品の検
査方向に関係なく確実に検出することが可能とな
り、作業性を大幅に向上させることが可能とな
り、また、検針作業の自動化も可能となる。 本願の請求項2に記載した発明は、上記各検出
コイルを、その各軸をケースの検査面に対して直
角方向に配向した配置したものであり、また、請
求項3に記載した発明は、上記各検出コイルを、
その各軸を上記検査面および上記検査対象物の進
行方向に平行に配向して配置したものである。こ
れらの発明は、検査対象物の形状、あるいは検査
対象物と検出コイルとの位置関係の変化に対応で
きるように検出コイルの配向方向を変化させたも
のである。 本願の請求項4に記載した発明は、複数の検出
コイル列を設けたものであり、検出精度を飛躍的
に向上させることが可能となる。とくに、上記複
数の検出コイル列を、各検出コイルが千鳥状を呈
するように設けると、検査面における検出精度が
さらに一定化される。上記各コイル列に生じる誘
起起電力は、それぞれ別個の増幅回路によつて増
幅することもできるし、また、上記各検出コイル
列を一括直列接続し、一の増幅回路に接続するこ
ともできる。また、検出コイル列の間隔を縫製針
の長さに対応させるとともに、対応する前後の検
出コイル列の最も近接した各検出コイルを、それ
ぞれの検出コイルに対して同様に運動する互いに
逆極性の磁極によつて各検出コイルに誘起される
誘起起電力の方向が同一となるように直列結線す
ることにより、さらに検出感度を向上させること
も可能である。 本願の請求項5に記載した発明は、厚手の布団
等のように、検査対象物に厚みがある場合にも適
用することができるようにしたものである。本請
求項に係る発明においては、上下一対の検出コイ
ルが、所定間隔を隔てて対向するようにして設け
られる。これにより、検査面から離れた位置に紛
れ込んだ縫製針をも確実に検出することが可能と
なる。上記対向する検出コイル列において発生し
た誘起起電力は、それぞれ別個の増幅回路によつ
て増幅することもできるし、また、各コイル列を
一括直列接続し、一の増幅回路に接続することも
可能である。また、対向する一対の検出コイル
を、それぞれの検出コイルに対して同様に運動す
る互いに逆極性の磁極によつて各検出コイルに誘
起される誘起起電力の方向が同一となるように直
列結線することもできる。上記場合には、対向す
る一対の検出コイルが協働することにより、検出
感度をさらに向上させることが可能となり、厚手
の検査対象物の検査を確実に行うことが可能とな
る。
せることのできる検査面をその表面に有するケー
スの裏側に、複数の短筒形をした検出コイルを、
所定の間隔をもつて上記検査対象物の進行方向と
直角方向に列状に配列した検出コイル列を備え
る。 従来の磁気センサの検出コイルは、検出感度を
上げるために巻数を多くする必要があり、また、
大きな検査面を得るためコイル自体が大きくな
り、単数のコイルを採用することが多かつた。そ
のため、コイルの検出部分によつて検出感度に大
きな差が生じ、また、紛れ込んだ針の姿勢によつ
ては磁気センサが十分感応せず、針を確実に検出
することができなかつた。 本願発明の検出コイル列は、複数の検出コイル
を、所定の間隔で検査対象物の移動方向と直角方
向に配列したものであるため、検出コイルの配列
方向に検出感度が一定となり、従来のように検出
場所によつて検出感度に大きな差が生ずることは
ない。なお、各検出コイル間の感度に差異が生じ
ないように、上記各検出コイルの配列間隔は、縫
製工程において使用した縫製針の長さに対応させ
ることが望ましい。 ところで、通常の縫製針においては両端部に磁
極が分極しているため、上記のように所定間隔で
並ぶ検出コイルに対して、上記縫製針の分極した
磁極を有する端部が、相隣り合う検出コイルに対
して同様な運動する場合、上記相隣り合う検出コ
イルには、検査面から見て逆方向に回る誘起起電
力が発生することになる。 たとえば、検出コイルの配列間隔を縫製針の長
さと同じにした場合を考えると、上記縫製針の両
端部が、上記相隣り合う検出コイルの上を同時に
通過するような場合が生じうる。このような場合
には、相隣り合う検出コイルに反対方向の誘起起
電力が発生して起電力が互いに打ち消しあうこと
となつてしまい誘起起電力の総計が減少してしま
う。上記問題を解決するために、各検出コイルに
発生した起電力を整流する回路を付設することも
できるが、回路が複雑になるとともに検針器の製
造コストが非常に上昇してしまう。 本願発明においては、上記問題を解決するため
に、上記検出コイル列における相隣り合う検出コ
イルを、それぞれの検出コイルに対して同様に運
動する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイル
に誘起される誘起起電力の方向が同一となるよう
に直列結線する。 すなわち、本願発明においては、相隣り合う検
出コイルに逆極性の磁極が同時に近付き、あるい
は同時に遠ざかると、相隣り合うコイルで誘起さ
れる誘起起電力が積算されるように検出コイル列
の各コイルが結線されているのである。これによ
つて、縫製針の端部が上記相隣り合う検出コイル
の端面に同様の速さで近付き、あるいは遠ざかる
場合には、上記問題が生じないばかりか、誘起起
電力が積算されて、よりレベルの高い検出出力を
発生させることが可能となる。しかも、上述のよ
うに、検査面における検出感度を一定にするため
各検出コイルを縫製針の長さに対応した間隔で配
列するのが好ましく、そのような場合には3つの
検出コイルに跨がつて縫製針が運動することはな
いため、縫製品に紛れ込んだほとんどの縫製針
が、上記相隣り合う検出コイルに対して誘起起電
力を増幅させる方向で上記検査面上を移動させら
れる。このため、検出感度が向上し、着磁加工が
不十分な縫製針であつても検出が可能となり、従
来の検出コイルにくらべ、格段の検出能力を発揮
することができる。 上記検出コイル列で発生された誘起起電力は、
増幅回路で増幅された後、リレー回路等を駆動さ
せることによりブザー等の警報手段を作動させ、
作業者に針の検出情報を与えるのである。 上記構成により、本願発明に係る検針器におい
ては、縫製品に紛れ込んだ縫製針を、縫製品の検
査方向に関係なく確実に検出することが可能とな
り、作業性を大幅に向上させることが可能とな
り、また、検針作業の自動化も可能となる。 本願の請求項2に記載した発明は、上記各検出
コイルを、その各軸をケースの検査面に対して直
角方向に配向した配置したものであり、また、請
求項3に記載した発明は、上記各検出コイルを、
その各軸を上記検査面および上記検査対象物の進
行方向に平行に配向して配置したものである。こ
れらの発明は、検査対象物の形状、あるいは検査
対象物と検出コイルとの位置関係の変化に対応で
きるように検出コイルの配向方向を変化させたも
のである。 本願の請求項4に記載した発明は、複数の検出
コイル列を設けたものであり、検出精度を飛躍的
に向上させることが可能となる。とくに、上記複
数の検出コイル列を、各検出コイルが千鳥状を呈
するように設けると、検査面における検出精度が
さらに一定化される。上記各コイル列に生じる誘
起起電力は、それぞれ別個の増幅回路によつて増
幅することもできるし、また、上記各検出コイル
列を一括直列接続し、一の増幅回路に接続するこ
ともできる。また、検出コイル列の間隔を縫製針
の長さに対応させるとともに、対応する前後の検
出コイル列の最も近接した各検出コイルを、それ
ぞれの検出コイルに対して同様に運動する互いに
逆極性の磁極によつて各検出コイルに誘起される
誘起起電力の方向が同一となるように直列結線す
ることにより、さらに検出感度を向上させること
も可能である。 本願の請求項5に記載した発明は、厚手の布団
等のように、検査対象物に厚みがある場合にも適
用することができるようにしたものである。本請
求項に係る発明においては、上下一対の検出コイ
ルが、所定間隔を隔てて対向するようにして設け
られる。これにより、検査面から離れた位置に紛
れ込んだ縫製針をも確実に検出することが可能と
なる。上記対向する検出コイル列において発生し
た誘起起電力は、それぞれ別個の増幅回路によつ
て増幅することもできるし、また、各コイル列を
一括直列接続し、一の増幅回路に接続することも
可能である。また、対向する一対の検出コイル
を、それぞれの検出コイルに対して同様に運動す
る互いに逆極性の磁極によつて各検出コイルに誘
起される誘起起電力の方向が同一となるように直
列結線することもできる。上記場合には、対向す
る一対の検出コイルが協働することにより、検出
感度をさらに向上させることが可能となり、厚手
の検査対象物の検査を確実に行うことが可能とな
る。
以下、本願発明の実施例を第1図ないし第5図
に基づいて具体的に説明する。 第1図は、本願発明の検針器1の一実施例の外
観斜視図であり、内部の状態が良く分かるように
ケース2の一部分を破断してある。 この図に示すように、検針器1は、一側部表面
に作動スイツチ3、警報手段としての検出メータ
4および警報ブザー5を備える箱状ケース2と、
上記ケース2の内部に収容され、検出コイル6お
よび増幅回路7等を備え、裏蓋を兼ねるベース基
板8とで大略構成されている。 上記ケース2はアルミニウム等の非磁性材料で
形成され、その上部表面には検査対象物を移動さ
せるための平坦な検査面9が形成されている。上
記検査面9の一側縁には、上記増幅回路7に接続
され、検出コイル6で発生した起電力のレベルを
表示する検出メータ4と、上記検出メータ4の出
力が一定値以上になつた場合に駆動させられ、作
業者への警報を発生させる警報ブザー5が取付け
られている。 上記ベース基板8には、二列の検出コイル列1
0a,10bを備えたコイル基板11が、上記コ
イル列10a,10bが検査対象物の移動方向
(矢印A方向)と直角方向に配向されるように取
付けられる一方、上記各検出コイル6は、その各
軸が、上記ケース2の検査面9に対して直角方向
に配向されている。また、上記各検出コイル列1
0a,10bは、各検出コイル6が千鳥状を呈す
るように配置されており、検出コイル列10a,
10bの長手方向において検出感度が一定化され
るように構成されている。 また、ベース基板8上の上記コイル基板11の
側方には、増幅回路部7および警報ブザー5等に
電力を供給する電源回路部12と、上記検出コイ
ル6で発生した誘起起電力を増幅し、警報ブザー
5を駆動させる駆動信号を発生させるための増幅
回路部7が設けられている。 上記長手方向に二列に並ぶ検出コイル列10
a,10bにおける相隣り合う各検出コイル6
は、それぞれの検出コイル6に対して同様に運動
する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイル6
に誘起される誘起起電力の方向が同一となるよう
に直列結線されており、本実施例においては、第
2図に示すように、各検出コイル列10a,10
bにおける相隣り合う検出コイル6a,6b,6
c,6d,…のコイルの巻線方向を検査面9側か
ら見て互いに反対方向(矢印l方向および矢印r
方向)にする一方、相隣り合うコイルの巻線の上
記検査面9側端部とコイル基板側11端部を結線
することにより、各コイル列10a,10bにお
ける各コイル6を直列接続している。また、上記
各コイル列10a,10bにおける相隣り合う検
出コイル6の間隔は、検出すべき縫製用針13の
長さに対応して設けられており、縫製用針13が
各検出コイル列10a,10bにおいて一列状に
並ぶ3つのコイル6を跨ぐようにして、同時に接
近することがないように構成されている。 たとえば、第2図に示すように、着磁加工によ
つて、先端側にS極が、糸穴側にN極が分極して
いる縫製用針13が、矢印に示すように、上方か
ら相隣り合うコイル6a,6bに同様に接近する
と、N極が接近する方の検出コイル6aには、検
査面9側から見て反時計方向に起電力が発生する
一方、S極が接近する方の検出コイル6bには、
時計方向の起電力が発生する。本実施例において
は、第2図に示すように、上記起電力が積算され
るように、相隣り合うコイル6a,6b,…を結
線しているため、相隣り合うコイル6a,6bの
起電力が互いに打ち消し合うことがない。さら
に、上記各検出コイル6a,6b…の間隔を検出
すべき縫製針13の長さに対応するように設けて
いるため、ほとんどの場合に縫製用針13が上記
相隣り合う検出コイル6a,6b,…の間を通過
することとなり、上記起電力が積算されて大きな
起電力を得ることができるように構成されてい
る。また、上記検出コイル6a,6b,…の真上
を通過したとしても、従来と同様の誘起起電力を
得ることができる。 第3図は、本実施例の検針器1の回路の概略図
である。この図に示すように、検出コイル列10
で発生した誘起起電力は増幅回路部7に導入さ
れ、そこで増幅されて検出メータ4を作動させ
る。上記増幅回路部7は整流回路を内蔵してお
り、検出コイル6に逆方向の起電力が発生しても
増幅することができるように構成されている。ま
た、上記検出メータ4にはコンパレータが内蔵さ
れており、上記検出メータ4に増幅回路部7から
所定の入力レベル以上の信号が入力されると、警
報ブザー5に駆動電力を供給するように構成され
ている。上記検出メータ4のコンパレータのレベ
ルは所望の値に調整することができるように構成
されており、検針器1の感度を所望のレベルに調
整することができる。 上記構成によつて、検出コイル6に誘起される
誘起起電力が積算されることにより、同様に着磁
された縫製用針であつても、よりレベルの高い検
出出力を発生させることが可能となる。その結果
検出感度が向上し、着磁加工が不十分な縫製針で
あつても検出が可能となり、従来の検出コイルに
くらべ、格段の検出能力を発揮することができ
る。また、縫製品に紛れ込んだ縫製針13を、検
査面9の位置あるいは縫製品の検査方向に関係な
く確実に検出することが可能となり、作業性を大
幅に向上させるとともに、検針作業の自動化も可
能となる。 第4図および第5図に本願の請求項5に記載し
た発明の実施例を示す。 本実施例は、これらの図に示すように、断面略
コ字状の本体14の対向する一対の検出アーム部
15,16を有し、上記対向する検出アーム部1
5,16に検出コイル列17a,17bをそれぞ
れ設けたものである。上記検出コイル列17a,
17は、上下にそれぞれ対向する一対の検出コイ
ル6e,6fが、上下検出アーム部15,16の
検査面9a,9bを挟むようにして所定距離を隔
てて対向させられており、上記検査面9a,9b
間に所定の隙間18が形成されている。本実施例
においては、検査対象物を上記隙間18を矢印B
方向に通過させることにより検針作業が行われる
のである。 上記構成により、上記検査面9a,9bの間に
形成される上記隙間18の全域にわたつて、一定
した検出レベルで検査対象物の検針作業を行うこ
とが可能となり、検査面9a,9bから離れた位
置に紛れ込んだ縫製針をも確実に検出することが
可能となる。本実施例においては、上記上下の検
出コイル列17a,17bを直列結線するととも
に一の増幅回路部7に接続している。また、各検
出コイル列17a,17bの相対向するコイル6
e,6fは、それぞれの検出コイル6e,6fに
対して同様に運動する互いに逆極性の磁極によつ
て各検出コイル6e,6fに誘起される誘起起電
力の方向が同一となるように直列結線されてお
り、対向する一対の検出コイル6e,6fが協働
して誘起起電力を増幅することから、検出感度を
さらに向上させることが可能となり、厚手の検査
対象物の検査を確実に行うことが可能となる。 なお、本実施例においては、上下の検出コイル
列17a,17bを直列結線して一の増幅回路7
に接続しているが、上下の検出コイル列17a,
17bを別個の増幅回路に接続することもでき
る。 本願発明の範囲あは、上述の実施例に限定され
ることはない。実施例においては、鉄等の高い透
磁率を有する素材で形成した円筒状磁芯の回りに
巻線を巻回した検出コイルを採用しているが、空
芯コイルを採用することもでき、またコイル形状
も上記実施例に限定されることはない。また、実
施例においては、上記検出コイル6は本願の請求
項2に記載されているように、各検出コイル6の
軸が、上記ケース2の検査面9に対して直角方向
に配向されているが、本願の請求項3に記載され
ているように、上記各検出コイル6の軸が、上記
ケース2の検査面9および上記検査対象物の進行
方向に平行に配向することもできる。
に基づいて具体的に説明する。 第1図は、本願発明の検針器1の一実施例の外
観斜視図であり、内部の状態が良く分かるように
ケース2の一部分を破断してある。 この図に示すように、検針器1は、一側部表面
に作動スイツチ3、警報手段としての検出メータ
4および警報ブザー5を備える箱状ケース2と、
上記ケース2の内部に収容され、検出コイル6お
よび増幅回路7等を備え、裏蓋を兼ねるベース基
板8とで大略構成されている。 上記ケース2はアルミニウム等の非磁性材料で
形成され、その上部表面には検査対象物を移動さ
せるための平坦な検査面9が形成されている。上
記検査面9の一側縁には、上記増幅回路7に接続
され、検出コイル6で発生した起電力のレベルを
表示する検出メータ4と、上記検出メータ4の出
力が一定値以上になつた場合に駆動させられ、作
業者への警報を発生させる警報ブザー5が取付け
られている。 上記ベース基板8には、二列の検出コイル列1
0a,10bを備えたコイル基板11が、上記コ
イル列10a,10bが検査対象物の移動方向
(矢印A方向)と直角方向に配向されるように取
付けられる一方、上記各検出コイル6は、その各
軸が、上記ケース2の検査面9に対して直角方向
に配向されている。また、上記各検出コイル列1
0a,10bは、各検出コイル6が千鳥状を呈す
るように配置されており、検出コイル列10a,
10bの長手方向において検出感度が一定化され
るように構成されている。 また、ベース基板8上の上記コイル基板11の
側方には、増幅回路部7および警報ブザー5等に
電力を供給する電源回路部12と、上記検出コイ
ル6で発生した誘起起電力を増幅し、警報ブザー
5を駆動させる駆動信号を発生させるための増幅
回路部7が設けられている。 上記長手方向に二列に並ぶ検出コイル列10
a,10bにおける相隣り合う各検出コイル6
は、それぞれの検出コイル6に対して同様に運動
する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイル6
に誘起される誘起起電力の方向が同一となるよう
に直列結線されており、本実施例においては、第
2図に示すように、各検出コイル列10a,10
bにおける相隣り合う検出コイル6a,6b,6
c,6d,…のコイルの巻線方向を検査面9側か
ら見て互いに反対方向(矢印l方向および矢印r
方向)にする一方、相隣り合うコイルの巻線の上
記検査面9側端部とコイル基板側11端部を結線
することにより、各コイル列10a,10bにお
ける各コイル6を直列接続している。また、上記
各コイル列10a,10bにおける相隣り合う検
出コイル6の間隔は、検出すべき縫製用針13の
長さに対応して設けられており、縫製用針13が
各検出コイル列10a,10bにおいて一列状に
並ぶ3つのコイル6を跨ぐようにして、同時に接
近することがないように構成されている。 たとえば、第2図に示すように、着磁加工によ
つて、先端側にS極が、糸穴側にN極が分極して
いる縫製用針13が、矢印に示すように、上方か
ら相隣り合うコイル6a,6bに同様に接近する
と、N極が接近する方の検出コイル6aには、検
査面9側から見て反時計方向に起電力が発生する
一方、S極が接近する方の検出コイル6bには、
時計方向の起電力が発生する。本実施例において
は、第2図に示すように、上記起電力が積算され
るように、相隣り合うコイル6a,6b,…を結
線しているため、相隣り合うコイル6a,6bの
起電力が互いに打ち消し合うことがない。さら
に、上記各検出コイル6a,6b…の間隔を検出
すべき縫製針13の長さに対応するように設けて
いるため、ほとんどの場合に縫製用針13が上記
相隣り合う検出コイル6a,6b,…の間を通過
することとなり、上記起電力が積算されて大きな
起電力を得ることができるように構成されてい
る。また、上記検出コイル6a,6b,…の真上
を通過したとしても、従来と同様の誘起起電力を
得ることができる。 第3図は、本実施例の検針器1の回路の概略図
である。この図に示すように、検出コイル列10
で発生した誘起起電力は増幅回路部7に導入さ
れ、そこで増幅されて検出メータ4を作動させ
る。上記増幅回路部7は整流回路を内蔵してお
り、検出コイル6に逆方向の起電力が発生しても
増幅することができるように構成されている。ま
た、上記検出メータ4にはコンパレータが内蔵さ
れており、上記検出メータ4に増幅回路部7から
所定の入力レベル以上の信号が入力されると、警
報ブザー5に駆動電力を供給するように構成され
ている。上記検出メータ4のコンパレータのレベ
ルは所望の値に調整することができるように構成
されており、検針器1の感度を所望のレベルに調
整することができる。 上記構成によつて、検出コイル6に誘起される
誘起起電力が積算されることにより、同様に着磁
された縫製用針であつても、よりレベルの高い検
出出力を発生させることが可能となる。その結果
検出感度が向上し、着磁加工が不十分な縫製針で
あつても検出が可能となり、従来の検出コイルに
くらべ、格段の検出能力を発揮することができ
る。また、縫製品に紛れ込んだ縫製針13を、検
査面9の位置あるいは縫製品の検査方向に関係な
く確実に検出することが可能となり、作業性を大
幅に向上させるとともに、検針作業の自動化も可
能となる。 第4図および第5図に本願の請求項5に記載し
た発明の実施例を示す。 本実施例は、これらの図に示すように、断面略
コ字状の本体14の対向する一対の検出アーム部
15,16を有し、上記対向する検出アーム部1
5,16に検出コイル列17a,17bをそれぞ
れ設けたものである。上記検出コイル列17a,
17は、上下にそれぞれ対向する一対の検出コイ
ル6e,6fが、上下検出アーム部15,16の
検査面9a,9bを挟むようにして所定距離を隔
てて対向させられており、上記検査面9a,9b
間に所定の隙間18が形成されている。本実施例
においては、検査対象物を上記隙間18を矢印B
方向に通過させることにより検針作業が行われる
のである。 上記構成により、上記検査面9a,9bの間に
形成される上記隙間18の全域にわたつて、一定
した検出レベルで検査対象物の検針作業を行うこ
とが可能となり、検査面9a,9bから離れた位
置に紛れ込んだ縫製針をも確実に検出することが
可能となる。本実施例においては、上記上下の検
出コイル列17a,17bを直列結線するととも
に一の増幅回路部7に接続している。また、各検
出コイル列17a,17bの相対向するコイル6
e,6fは、それぞれの検出コイル6e,6fに
対して同様に運動する互いに逆極性の磁極によつ
て各検出コイル6e,6fに誘起される誘起起電
力の方向が同一となるように直列結線されてお
り、対向する一対の検出コイル6e,6fが協働
して誘起起電力を増幅することから、検出感度を
さらに向上させることが可能となり、厚手の検査
対象物の検査を確実に行うことが可能となる。 なお、本実施例においては、上下の検出コイル
列17a,17bを直列結線して一の増幅回路7
に接続しているが、上下の検出コイル列17a,
17bを別個の増幅回路に接続することもでき
る。 本願発明の範囲あは、上述の実施例に限定され
ることはない。実施例においては、鉄等の高い透
磁率を有する素材で形成した円筒状磁芯の回りに
巻線を巻回した検出コイルを採用しているが、空
芯コイルを採用することもでき、またコイル形状
も上記実施例に限定されることはない。また、実
施例においては、上記検出コイル6は本願の請求
項2に記載されているように、各検出コイル6の
軸が、上記ケース2の検査面9に対して直角方向
に配向されているが、本願の請求項3に記載され
ているように、上記各検出コイル6の軸が、上記
ケース2の検査面9および上記検査対象物の進行
方向に平行に配向することもできる。
第1図は本願発明の一実施例の外観斜視図、第
2図は本願発明の検出コイル列の接続方式を示す
部分斜視図、第3図は本願発明の検針器の構成の
概要を示す回路図、第4図は本願の請求項5に記
載した発明の一実施例を示す外観斜視図、第5図
は第4図における−線に沿う断面図、第6図
は従来例の外観斜視図、第7図は従来例の要部を
示す斜視図である。 1……検針器、2……ケース、5……警報手
段、6……検出コイル、7……増幅回路部、9…
…検査面、10,17……検出コイル列、13…
…縫製用針。
2図は本願発明の検出コイル列の接続方式を示す
部分斜視図、第3図は本願発明の検針器の構成の
概要を示す回路図、第4図は本願の請求項5に記
載した発明の一実施例を示す外観斜視図、第5図
は第4図における−線に沿う断面図、第6図
は従来例の外観斜視図、第7図は従来例の要部を
示す斜視図である。 1……検針器、2……ケース、5……警報手
段、6……検出コイル、7……増幅回路部、9…
…検査面、10,17……検出コイル列、13…
…縫製用針。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 布団等の縫製品の検査対象物を所定方向に移
動させることにより、上記検査対象物中に紛れ込
んでいる着磁された縫製用針を、検出コイルに発
生する誘起起電力によつて検出する検針器であつ
て、 非磁性材料で形成されるとともに、その表面に
上記検査対象物を移動させうる検査面を形成した
ケースと、 上記ケースの裏側において、複数の検出コイル
が、所定間隔をもつて上記検査対象物の進行方向
と直角方向に列状配置された検出コイル列と、 上記検出コイル列において発生した誘起起電力
を増幅する増幅回路部と、 上記増幅回路部で増幅された信号により、作業
者に検出信号を提供する警報発生手段とを備え、 上記検出コイル列における相隣り合う検出コイ
ルは、それぞれの検出コイルに対して同様に運動
する互いに逆極性の磁極によつて各検出コイルに
誘起される誘起起電力の方向が同一となるように
直列結線されていることを特徴とする、検針器。 2 上記検出コイル列における各検出コイルの各
軸が、上記検査面に対して直角方向に配向されて
いることを特徴とする、請求項1に記載の検針
器。 3 上記検出コイル列における各検出コイルの各
軸が、上記検査面および上記検査対象物の進行方
向に平行に配向されていることを特徴とする、請
求項1に記載の検針器。 4 上記検出コイル列を所定の距離を隔てて並列
状に複数列設けたことを特徴とする、請求項1、
請求項2または請求項3のいずれかに記載の検針
器。 5 上記ケース裏側に配置された検出コイル列に
対し、上記検査面を挟んで所定距離を隔てて対向
する検出コイル列を設けたことを特徴とする、請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4のい
ずれかに記載の検針器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141568A JPH036483A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 検針器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1141568A JPH036483A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 検針器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH036483A JPH036483A (ja) | 1991-01-11 |
| JPH0587794B2 true JPH0587794B2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15295005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1141568A Granted JPH036483A (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 検針器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH036483A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2519362B2 (ja) * | 1991-11-19 | 1996-07-31 | 株式会社ケット科学研究所 | 針類検出方法およびその装置 |
| JPH0570682U (ja) * | 1992-03-02 | 1993-09-24 | 日新電子工業株式会社 | 服飾品の検針のための高速搬送装置 |
| JP2011247709A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Hitachi High-Technologies Corp | 検査システム |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1141568A patent/JPH036483A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH036483A (ja) | 1991-01-11 |
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