JPH0588280U - 正特性サーミスタ発熱体 - Google Patents
正特性サーミスタ発熱体Info
- Publication number
- JPH0588280U JPH0588280U JP6250091U JP6250091U JPH0588280U JP H0588280 U JPH0588280 U JP H0588280U JP 6250091 U JP6250091 U JP 6250091U JP 6250091 U JP6250091 U JP 6250091U JP H0588280 U JPH0588280 U JP H0588280U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- electrode plate
- ptc heating
- thermistor heating
- temperature coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 殺虫成分を含む薬剤の蒸気や薬液等の影響を
受けることなく、安定した特性を有する信頼性の高い正
特性サーミスタ発熱体を提供する。 【構成】 銀ペースト焼付けにより形成された電極層2
を両面に有する円柱形状の正特性サーミスタ発熱素子1
に、複数個の突起3cを有するディスク状の電極板3を
当接する。次いで、前記正特性サーミスタ発熱素子1の
側面、及び電極板3と正特性サーミスタ発熱素子1との
間に形成された空隙部にフッ素ゴムを充填して保護層4
を形成し、更に前記電極板3の表面にポリフェニレンサ
ルファイドからなるディスク状の耐熱絶縁板5を当接す
る。そして、これら全体をステンレス製の保持具6によ
って押圧状態で固定し、正特性サーミスタ発熱体を完成
する。
受けることなく、安定した特性を有する信頼性の高い正
特性サーミスタ発熱体を提供する。 【構成】 銀ペースト焼付けにより形成された電極層2
を両面に有する円柱形状の正特性サーミスタ発熱素子1
に、複数個の突起3cを有するディスク状の電極板3を
当接する。次いで、前記正特性サーミスタ発熱素子1の
側面、及び電極板3と正特性サーミスタ発熱素子1との
間に形成された空隙部にフッ素ゴムを充填して保護層4
を形成し、更に前記電極板3の表面にポリフェニレンサ
ルファイドからなるディスク状の耐熱絶縁板5を当接す
る。そして、これら全体をステンレス製の保持具6によ
って押圧状態で固定し、正特性サーミスタ発熱体を完成
する。
Description
【0001】
本考案は、電子蚊取器や芳香剤等の各種の薬液を蒸散させるために用いられる 正特性サーミスタ(以下「PTC」という)発熱体に関する。
【0002】
フラメトリン,アレスリン等の殺虫成分を含浸したマットや前記殺虫成分を含 む薬液を加熱し、前記殺虫成分を揮散させることにより蚊を駆除するマットタイ プ電子蚊取器,液体式電子蚊取器等が広く使われるようになってきている。 この電子蚊取器の薬液の加熱体としてPTC発熱体が使用されている。 PTC発熱体は低温で固有の抵抗値を有し発熱体として作用し、所定の温度(キ ュリー温度)以上になった場合には急激に抵抗値が増大して通電をカットすると いう自己温度制御機能を有し、安全性が極めて高いからである。
【0003】
図3にこの種の従来のPTC発熱体の構造を示す。 両面にアルミ溶射または銀ペースト焼付け等により電極層32を形成したPTC 発熱素子31が、少なくとも一方がバネ弾性を有するステンレスの電極板33に より挟持され、絶縁ケース37の凹部に収納されている。絶縁ケース37の開口 部分は絶縁板35により覆われ、その上に金属放熱体38が被され固定されてい る。電極板33の引出し部分は、絶縁ケース37の底面に設けられた間隙39よ り外部に取り出されている。
【0004】 上記PTC発熱体は、絶縁ケースの底面と電極板の取り出し部分との間に間隙 が生じており、殺虫成分を有する薬剤を蒸散させた場合、その蒸気等が間隙より 侵入し、PTC発熱素子が直接これらに晒されてしまうこととなる。そのため、 抵抗−温度特性や電圧−電流特性が劣化し、長時間の通電では破壊にまで至って しまうという欠点があった。
【0005】 上記欠点を解決するものとして図4(a)及び(b)に示すPTC発熱体の構 造が考えられる。 このPTC発熱体は、PTC発熱素子が電極板および接着剤によって周囲が密閉 されており、両面にアルミ溶射または銀ペースト焼付け等により電極層42が設 けられたディスク状のPTC発熱素子41は、ステンレスのディスク状電極板4 3により挟持され、更に前記電極板43の周縁部50と、前記PTC発熱素子4 1の側面との間がシリコーン系絶縁性接着剤44により封止され、一体化されて いる。このPTC発熱体は、電極板および接着剤によってPTC発熱素子の周囲 が密閉されているので、薬剤の侵入を防止できるが、シリコーン系接着剤である ため薬剤の蒸気の一部がシリコーン系接着剤を通過し、次第にPTC発熱素子の 抵抗−温度特性や電圧−電流特性を劣化させ、長時間の通電では破壊に至ること がある。
【0006】 また、殺虫成分を含む石油系の薬液が誤ってかかった場合には、シリコーン系 接着剤が膨潤してしまうためPTC発熱素子と電極板を剥離する力が作用して、 時間の経過とともにPTC発熱素子と電極板間の接触抵抗が増加し、数十時間程 度で接触抵抗が無限大となってしまうという欠点がある。
【0007】 このような欠点を解決するものとして当該出願人は、図4と同じ構造ながらP TC発熱素子の電極板に覆われていない表面を、シリコーン系絶縁性接着剤でな くフッ素ゴムからなる保護層で密閉した構造体(特願平2−293180号)を 提案している。
【0008】 このPTC発熱体は、PTC発熱素子の周囲が耐油性に優れたフッ素ゴムで覆 われているので、殺虫成分を含む石油系の薬液が誤ってかかった程度ではまった く問題ないが、前記薬液がかかり続けたまま断続通電を繰返すと1000時間程 度でフッ素ゴムが膨潤し始めPTC発熱素子と電極板間の接触抵抗が増加し始め 、時間の経過とともに接触抵抗が無限大になるという欠点がある。
【0009】 本考案の目的は、以上のような欠点を解消するもので、殺虫成分を含む薬剤の 蒸気や薬液等の影響を受けることなく安定した特性を有する信頼性の高いPTC 発熱体を提供することにある。
【0010】
前記目的を達成するために本考案によるPTC発熱体は、両面に電極層を有す る正特性サーミスタ発熱素子に複数個の突起を有する電極板を当接するとともに 、前記正特性サーミスタ発熱素子の電極板に覆われていない表面をフッ素ゴムか らなる保護層にて密閉し、更に前記電極板の表面に耐熱絶縁板を当接し、これら 全体を保持具によって押圧状態で固定したことを特徴とするものである。
【0011】
このような構成によれば、保持具によって耐熱絶縁板,電極板,PTC発熱素 子の積層物全体が押圧状態で保持されているので、例え石油系の薬液がかかり続 けたまま断続通電が行われ、フッ素ゴム保護層が膨潤をしても電極板が受ける剥 離力は前記保持具による押圧により抑止され、PTC発熱素子と電極板間の接触 抵抗の増加を防ぐことが可能となる。
【0012】
以下、図面を参照して本考案を更に詳しく説明する。 図1(a)は、本考案によるPTC発熱体の実施例を説明するための分解斜視図 であり、図1(b)は図1(a)の各部で構成されたPTC発熱体を断面で示し た図である。
【0013】 直径が12mm,厚さが2.5mmの円柱形状のPTC発熱素子1の両端面に は銀ペースト焼付けにより電極層2が形成されている。この電極層2の両面に、 直径14mm,厚さ0.2mmのステンレスのディスク状電極板3が当接されて いる。電極板3は電極層2に当接されるディスク部3aとディスク部3aの周縁 の一部よりL字状に延長されている接続端子3bより成り立っており、更に前記 ディスク部3aには複数個の突起3cが設けられている。 PTC発熱素子1の電極板に覆われていない表面、即ちPTC発熱素子1の側面 及び電極板3とPTC発熱素子1との間に形成される空隙部にはフッ素ゴムが充 填され保護層4が形成されている。 PTC発熱素子1は電極板3と保護層4とにより外部より完全に封止され密閉さ れた状態になっている。 このような部分組品の両面に直径18mm,厚さ1mmのポリフェニレンサルフ ァイド(以下PPSという)からなるディスク状の耐熱絶縁板5が当接され、ス テンレス製の保持具6で全体が押圧状態となるようカシメられている。
【0014】 次に本実施例によるPTC発熱体と従来のPTC発熱体の殺虫成分を有する石 油系の薬液に対する特性を比較する。比較例として、本実施例によるPTC発熱 体から耐熱絶縁板と保持具を除去したものを用意した。上記の各試料について薬 液の滴下による耐久試験を行った。試験方法は、市販のリキッドタイプ電子蚊取 器に使用されている薬液を1時間に約0.1ccの割合でPTC発熱素子に滴下 しながら、12時間通電加熱,12時間無通電冷却を繰返し、500時間毎に常 温における抵抗値を測定しその結果を表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】 表1から判るように押圧状態で保持されている本実施例の優位性は明らかであ る。尚、本実施例ではフッ素ゴムの保護層をPTC発熱素子の電極板で覆われて いない外周面に設けた例を説明したが、電極板の表面にも保護層を設け、PTC 発熱体全体を密閉しても良い。
【0017】 また、本実施例では保持具がPTC発熱素子の外側に配置されたが、図2に示 すようにリング状の電極板13とフッ素ゴムからなる保護層14とによって密閉 されてなるリング状のPTC発熱素子、及び該PTC発熱素子の内壁に嵌合すべ き筒柱15aを有する耐熱絶縁板15と、前記筒柱15aに相対する穴部25a を有する耐熱絶縁板25が積層され、アルミ等からなる保持具16の円筒部16 aが前記筒柱15aに挿入され、全体が前記保持具16によって押圧状態となる ようにカシメられる構成でも良い。
【0018】
以上、説明したように本考案のPTC発熱体は、耐熱絶縁板,電極板,PTC 発熱素子の積層物全体が保持具によって押圧状態で固定されており、更にPTC 発熱素子の電極板に覆われていない表面はフッ素ゴムからなる保護層によって密 閉された構造になっているので、薬剤の蒸気や石油系の薬液等の外的要因に対し て特性劣化のない信頼性の高いPTC発熱体を提供することができる。
【図1】(a)は、本考案によるPTC発熱体の一実施
例を示す分解斜視図であり、(b)は図1(a)の各部
で構成されたPTC発熱体を断面で示した図である。
例を示す分解斜視図であり、(b)は図1(a)の各部
で構成されたPTC発熱体を断面で示した図である。
【図2】本考案によるPTC発熱体の他の実施例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図3】従来のPTC発熱体の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図4】(a)は、PTC発熱体の考えられる一例を示
す斜視図であり、(b)は図4(a)のA−A断面図で
ある。
す斜視図であり、(b)は図4(a)のA−A断面図で
ある。
1 PTC発熱素子 2 電極層 3 電極板 3a ディスク部 3b 接続端子 3c 突起 4 保護層 5 耐熱絶縁板 6 保持具 13 電極板 14 保護層 15 耐熱絶縁板 15a 筒柱 16 保持具 16a 円筒部 25 耐熱絶縁板 25a 穴部 31 PTC発熱素子 32 電極層 33 電極板 35 絶縁板 37 絶縁ケース 38 金属放熱体 39 間隙 41 PTC発熱素子 42 電極層 43 電極板 44 シリコーン系絶縁性接着剤 50 周縁部
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で、PTC発熱体の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図で、PTC発熱体の
断面図である。
断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す図で、PTC発熱体
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図4】従来例を示す図で、PTC発熱体の断面図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す図で、(a)はPTC発熱体の斜
視図、(b)は(a)のA−A断面図である。
視図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【符号の説明】 1 PTC発熱素子 2 電極層 3 電極板 3a ディスク部 3b 接続端子 3c 突起 4 保護層 5 耐熱絶縁板 6 保持具 13 電極板 14 保護層 15 耐熱絶縁板 15a 筒柱 16 保持具 16a 円筒部 25 耐熱絶縁板 25a 穴部 31 PTC発熱素子 32 電極層 33 電極板 35 絶縁板 37 絶縁ケース 38 金属放熱体 39 間隙 41 PTC発熱素子 42 電極層 43 電極板 44 シリコーン系絶縁性接着剤 50 周縁部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
Claims (1)
- 【請求項1】 両面に電極層(2)を有する正特性サー
ミスタ発熱素子(1)に複数個の突起(3c)を有する
電極板(3)を当接するとともに、前記正特性サーミス
タ発熱素子(1)の電極板(3)に覆われていない表面
をフッ素ゴムからなる保護層(4)にて密閉し、更に前
記電極板(3)の表面に耐熱絶縁板(5)を当接し、こ
れら全体を保持具(6)によって押圧状態で固定したこ
とを特徴とする正特性サーミスタ発熱体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250091U JP2546587Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250091U JP2546587Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588280U true JPH0588280U (ja) | 1993-12-03 |
| JP2546587Y2 JP2546587Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13201953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6250091U Expired - Lifetime JP2546587Y2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 正特性サーミスタ発熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546587Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP6250091U patent/JP2546587Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2546587Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4874924A (en) | PTC heating device | |
| JPH0351913Y2 (ja) | ||
| JPH0588280U (ja) | 正特性サーミスタ発熱体 | |
| JP2711934B2 (ja) | 正特性サーミスタ発熱体 | |
| JP2778244B2 (ja) | 定温発熱体 | |
| JP2575400Y2 (ja) | サーミスタ | |
| JPH0831353B2 (ja) | 正特性サーミスタ装置 | |
| JPH0631684Y2 (ja) | 正特性サ−ミスタ装置 | |
| JPH0436072Y2 (ja) | ||
| JP2912763B2 (ja) | 定温発熱体装置 | |
| JPH0638731B2 (ja) | 電気蚊取り器用発熱装置 | |
| JP3505941B2 (ja) | 定温発熱体の製造方法 | |
| JPH0526722Y2 (ja) | ||
| JPH09161951A (ja) | 定温発熱体装置 | |
| JP2569725Y2 (ja) | 正特性サーミスタ装置 | |
| JPH0845705A (ja) | 定温発熱体装置 | |
| JPH04348501A (ja) | 定温発熱体 | |
| KR930005654B1 (ko) | 전기 모기살충기용 발열장치 | |
| JP2524801Y2 (ja) | 正特性サーミスタ装置 | |
| JPH0650822A (ja) | 接触型サーミスタ | |
| JPH10172733A (ja) | 定温発熱体 | |
| JPS63199492U (ja) | ||
| JPH10172732A (ja) | 定温発熱体 | |
| JPH0974970A (ja) | 加熱蒸散装置用正特性サーミスタ発熱体 | |
| JPH0878205A (ja) | 正特性サーミスタ装置 |