JPH0588778U - 鋼帯溶接機用電極 - Google Patents
鋼帯溶接機用電極Info
- Publication number
- JPH0588778U JPH0588778U JP3854691U JP3854691U JPH0588778U JP H0588778 U JPH0588778 U JP H0588778U JP 3854691 U JP3854691 U JP 3854691U JP 3854691 U JP3854691 U JP 3854691U JP H0588778 U JPH0588778 U JP H0588778U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は鋼帯の溶接機の通電用電極の摩耗防
止及びスパッタの付着防止を図るものである。 【構成】 鋼帯溶接機の電極において、鋼帯の溶接方向
でかつ鋼帯接触部の先端部分にセラミックスを嵌合した
ことにより電極の摩耗を防止する。この場合、非導電性
セラミックスを使用し、かつセラミックス部分の面積を
30%以下とする。また、セラミックスの電極への接合
は機械的な嵌合方式とし、セラミックスの割損を防止す
る。 【効果】 従来電極の15倍以上の寿命の達成及びスパ
ッタ付着性1割以下の達成。
止及びスパッタの付着防止を図るものである。 【構成】 鋼帯溶接機の電極において、鋼帯の溶接方向
でかつ鋼帯接触部の先端部分にセラミックスを嵌合した
ことにより電極の摩耗を防止する。この場合、非導電性
セラミックスを使用し、かつセラミックス部分の面積を
30%以下とする。また、セラミックスの電極への接合
は機械的な嵌合方式とし、セラミックスの割損を防止す
る。 【効果】 従来電極の15倍以上の寿命の達成及びスパ
ッタ付着性1割以下の達成。
Description
【0001】
本考案は、鋼帯の溶接用に使用される溶接機(フラッシュバットウェルダー) の通電用電極に関するものである。
【0002】
従来、鋼帯の溶接用に使用される溶接機(フラッシュバットウェルダー)の通 電用電極は銅または銅合金を使用していた。しかし、この通電用電極は鋼帯押し 付け時の押し付け力や鋼帯との接触による衝撃により摩耗等の変形を生じる。こ の変形のために通電用電極は研磨再生を行い、この変形を除去した後に再度使用 されている。この通電用電極の変形は溶接時の鋼帯の突き合わせ不良を招くため 、変形状態での使用は不可能である。 また、銅または銅合金の通電用電極は溶接時のスパッタの付着もあり、その除 去のために操業の停止が発生する。
【0003】 これらの対策として、アーク溶接用トーチやコンタクトチップに関しては、先 端部分のセラミックス化等が実施されている(例えば、特開昭61−19378 3、特開昭61−216867号公報等参照)。しかし、これらの方法は、アー ク溶接棒などの溶接金属への直接通電部分以外のセラミックス化であり、鋼帯の 溶接用に使用される溶接機(フラッシュバットウェルダー)の通電用電極は直接 通電部分であるため、この技術の適用は不可能である。
【0004】
本考案は、鋼帯の溶接用に使用される溶接機の通電用電極の摩耗防止及びスパ ッタの付着防止を図るものであり、従来技術の問題点をセラミックス化により解 決を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の要旨は次のとおりである。 鋼帯溶接機の電極において、鋼帯の溶接方向でかつ鋼帯接触部の先端部分にセ ラミックスを嵌合したことを特徴とする鋼帯溶接機用電極である。
【0006】 即ち、鋼帯の溶接用に使用される溶接機の通電用電極は鋼帯押し付け及び通電 という2つの機能を持っており、鋼帯押し付け時における耐摩耗化と溶接時の通 電性の確保が重要である。
【0007】 この課題に対して、通電用電極の先端部(鋼帯押し付け部分)をセラミックス 化することにより耐摩耗性の確保を図る。この場合、鋼帯への通電性を確保する ためにセラミックス部分の面積を最小化する必要がある。セラミックス部分の面 積は、通電部分の面積に対して30%以下が望ましい。これ以上であると、鋼帯 への通電量が不足し溶接上の問題が生じる。
【0008】 また、セラミックスは非導電性セラミックスを採用する。非導電性セラミック スを採用する理由は、通電用電極の先端部分への接合において、接合面に凹凸が 発生すると、通電用電極と鋼帯との間でスパークが発生し、鋼帯に悪影響を及ぼ すためである。
【0009】 セラミックスの通電用電極への接合は、通常ろう付けやボルト接合等の機械的 接合で行われるが、通電用電極の場合、溶接時その先端部分は高温となるためろ う付けは不可能であり、またボルト接合は先端部分の鋼帯押し付け時の負荷を考 慮すると割損等が発生し不可能である。 このため、セラミックスの通電用電極への接合は、嵌合方式等の方法とし、そ の固定はセラミックスへの機械加工を極力少なくした方式とする。
【0010】
以下、本考案を図1〜図3により説明する。 図1に従来の鋼帯溶接機の概要を示す。1は溶接機本体であり、2が通電用電 極である。この通電用電極2により鋼帯3に通電し、鋼帯の突き合わせ溶接を行 う。4は電源装置であり、5は電源結合部分、6は電流の流れを示す。 図2は従来の通電用電極の摩耗変形状態を示し、7は先端の摩耗変形部分であ る。この変形状態では鋼帯の反りが発生し、突き合わせ不良を招くため使用は不 可能である。
【0011】 図3は本考案の通電用電極の1例を示す。この通電用電極先端部へのセラミッ クスの接合は先端の温度及び鋼帯押し付け時の負荷を考慮する必要がある。この ため機械的な嵌合方式と電極を利用した結合方式の採用を図っている。8はセラ ミックスを示し、電極とは嵌合方式により接合されており、その先端を当て金9 及びボルト10で電極に接合し、これによりセラミックスの離脱を防止する。 即ち、本考案の電極は鋼帯の溶接方向でかつ、電極の鋼帯接触部の先端部分に セラミックス8を嵌合してなるもので、電極2を鋼帯3に押し付けることにより 発生する摩耗の問題を解決するために鋼帯接触部をセラミックスにするものであ る。
【0012】 又、溶接時の通電量を確保するため、溶接方向の電極2を部分的にセラミック スにするものである。従って、図3の斜線で示す如く、電極2の一部をセラミッ クス8にしたものである。セラミックス8を電極2に嵌合するのは当て金9を用 い、ボルト10を締め付けること、及びセラミックス8の他端を傾斜をつけるこ とでセラミックス8の落下を防止し、有利に嵌合可能とするものである。
【0013】 本接合方法によれば、セラミックスの機械加工を少なくし、鋼帯押し付け時の 負荷による割損を防止できる。また、電極との接合力も大きく、使用中の脱落も なく安定した溶接が可能である。
【0014】 次に、本考案の実施態様を説明する。 本考案の図3に示す通電用電極を冷間圧延用鋼帯の酸洗ラインの鋼帯溶接機に 使用した。使用条件を下表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】 本考案の鋼帯溶接機用電極によれば、通電用電極の鋼帯押し付け時の摩耗変形 等がなく長期にわたり、安定使用が可能となった。下表に、電極寿命の従来電極 との比較を示す。
【0017】
【表2】
【0018】 また、スパッタ付着防止にも大きな効果を発揮しており、ラインの安定稼働に も大きく寄与している。下表に、スパッタ除去に要した回数の従来電極との比較 を示す。
【0019】
【表3】
【0020】
以上説明した本考案によれば、溶接性、鋼帯への影響、耐摩耗性、スパッタ付 着性の問題もなく、本電極の採用により大幅なコスト低減及び酸洗ラインの安定 稼働が図れる。
【図1】従来の鋼帯溶接機の概要を示す説明図。
【図2】従来の通電用電極の摩耗状態を示す説明図。
【図3】本考案の通電用電極を示す説明図。
1 溶接機本体 2 通電用電極 3 鋼帯 4 電源装置 5 電源結合部分 6 電流の流れ 7 従来電極の摩耗部分 8 セラミックス 9 固定用当て金 10 固定用ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼帯溶接機の電極において、鋼帯の溶接
方向でかつ鋼帯接触部の先端部分にセラミックスを嵌合
したことを特徴とする鋼帯溶接機用電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991038546U JPH0756139Y2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 鋼帯フラッシュバットウェルダー用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991038546U JPH0756139Y2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 鋼帯フラッシュバットウェルダー用電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0588778U true JPH0588778U (ja) | 1993-12-03 |
| JPH0756139Y2 JPH0756139Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=12528289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991038546U Expired - Lifetime JPH0756139Y2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 鋼帯フラッシュバットウェルダー用電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756139Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162260A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-22 | ビトコビセ ゼレザルニイ ア ストロイルニイ クレメンタ ゴツトワルダ コンセルノブイ ポドニク | チル鋳型内で鋼を加熱し充填する装置 |
| JPS61165068A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-25 | Iseki & Co Ltd | トラクタのミツシヨンケ−ス |
| JPS61190440A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | 大和製罐株式会社 | 缶詰缶開口部へのテープ被着方法 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP1991038546U patent/JPH0756139Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162260A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-22 | ビトコビセ ゼレザルニイ ア ストロイルニイ クレメンタ ゴツトワルダ コンセルノブイ ポドニク | チル鋳型内で鋼を加熱し充填する装置 |
| JPS61165068A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-25 | Iseki & Co Ltd | トラクタのミツシヨンケ−ス |
| JPS61190440A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | 大和製罐株式会社 | 缶詰缶開口部へのテープ被着方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0756139Y2 (ja) | 1995-12-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960625 |