JPH0592991A - チオシアル酸誘導体 - Google Patents

チオシアル酸誘導体

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JPH0592991A
JPH0592991A JP6838292A JP6838292A JPH0592991A JP H0592991 A JPH0592991 A JP H0592991A JP 6838292 A JP6838292 A JP 6838292A JP 6838292 A JP6838292 A JP 6838292A JP H0592991 A JPH0592991 A JP H0592991A
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JP
Japan
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methanol
nmr
solvent
ppm
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Application number
JP6838292A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Chagi
晴幸 茶木
Naoko Ando
直子 安藤
Yasuhiro Morinaka
泰洋 盛中
Michiyo Yokota
美智代 横田
Rie Yoshida
理恵 吉田
Akihiro Tobe
昭広 戸部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記一般式(I) (R1 :アグリコン残基特にコレスタン等のステロイド
残基、R2 :H又はC1 〜C4 のアルキル基、R3 :同
時にH又はアシル基)で表わされるチオシアル酸誘導体
または薬学上許容されうるその塩。 【効果】 本発明のチオシアル酸誘導体はコリン作動性
神経細胞においてChAT活性を賦活するため、アルツ
ハイマー病を含む老年痴呆の有効な治療薬となり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコリン作動性神経細胞の
障害に起因する各種疾患の治療に有用な、新規なチオシ
アル酸誘導体または薬学上許容されうるその塩に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマー病を含む老年痴呆は、進
行性の記憶や認知障害を示す疾患である。これらの疾患
では、前脳基底核から大脳皮質や海馬へ投射するコリン
作動性神経系に顕著な障害がみられ、それはアセチルコ
リン合成酵素であるコリンアセチルトランスフェラーゼ
(以下、「ChAT」と略記する)活性の著しい低下に
よるものであることから、ChAT活性を賦活する薬剤
がアルツハイマー病を含む老年痴呆の治療薬として有効
であると思われる。
【0003】一方、シアル酸を含むスフィンゴ糖脂質の
ガングリオシドは、生体膜の構成成分であり、高等動物
の脳に多く含まれている。ガングリオシドについては、
近年様々な機能が報告されているが、特に神経系の膜に
かなり特異的に存在することより、神経系での役割が注
目を集めている。シアル酸はガングリオシドの重要な構
成成分であり、ガングリオシドの機能との関連より、又
医学面での応用の見地から各種誘導体の合成が行なわれ
ており(特開昭55−89298号、同61−2430
96号、同61−282390号、同63−41492
号、同63−41494号、同63−63697号、同
63−68526号、同64−52794号各公報
等)、誘導体の活性においても、いくらかの報告がある
(特開昭62−265229号、特開平1−93529
号各公報、Brain Research,438,2
77−285(1988))が十分にChAT活性を賦
活する誘導体については、現在まで知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、アルツ
ハイマー病を含む老年痴呆の治療薬を提供することを目
的として種々検討を重ねた結果、特定のチオシアル酸誘
導体がコリン作動性神経細胞におけるChAT活性を賦
活することにより、アルツハイマー病を含む老年痴呆に
おける記憶障害等を改善する薬剤になり得ることを見い
出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は下
記一般式(I)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 はアグリコン残基を表わし、
2は水素原子またはC1 〜C4 の低級アルキル基を表
わし、R3 はそれぞれが同時に水素原子またはアシル基
を表わす。)で表わされるチオシアル酸誘導体または薬
学上許容されうるその塩に存する。
【0008】以下、本発明を説明するに、本発明のチオ
シアル酸誘導体は、前記一般式(I)で表わされる。
(I)式においてR1 で表わされるアグリコンとして
は、好ましくはステロイド類であり、特に好ましくは
【0009】
【化3】
【0010】上記一般式(I)中のR2 に含まれる低級
アルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピ
ル基等のC1 〜C4の低級アルキル基が挙げられる。ま
た上記一般式(I)中のR3 に含まれるアシル基として
は、アセチル基、ベンゾイル基等が挙げられる。
【0011】上記一般式(I)で表わされる好ましい化
合物の具体例を下記表−1,2,3及び4に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】
【表5】
【0017】
【表6】
【0018】
【表7】
【0019】
【表8】
【0020】上記一般式(I)で表わされる化合物の塩
類としては、製薬上許容される塩類が好ましく、例えば
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属との塩;アンモ
ニア、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、N,
N−ビス(ヒドロキシエチル)ピペラジン、2−アミノ
−2−メチル−1−プロパノール、エタノールアミン、
N−メチルグルカミン、L−グルカミン等の有機アミン
との塩が挙げられる。上記一般式(I)の化合物及びそ
の塩は水和物又は溶媒和物の形で存在することもあるの
で、これらの水和物及び溶媒和物も本発明の範囲に含ま
れる。
【0021】次に本発明化合物の製造法について、説明
する。本発明化合物は、以下の方法で製造することがで
きる。 (1)α異性体の製造
【0022】
【化4】
【0023】(上記式中で、R1 は上記一般式(I)に
於て定義したとおりであり、R2 ′はC1 〜C4 の低級
アルキル基を表わし、R3 ′はアシル基を表わし、Mは
アルカリ金属を表わす。)即ち、まず化合物(II) に化
合物(III)を反応させ((a)工程)、化合物(I−α
−a)を製造し、これをナトリウムメトキシド等のアル
コキシドと反応させ脱アシル化して((b)工程)、化
合物(I−α−b)を製造し、次いでこれを水酸化ナト
リウム等のアルカリと反応させ加水分解して((c)工
程)、化合物(I−α−c)を製造する。
【0024】(a)工程は、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン等の溶媒の存在下、好ましくは0.9〜5当量、更
に好ましくは1.2〜3当量の化合物(III)を用いて好
ましくは0℃〜50℃、更に好ましくは0℃〜室温の温
度範囲で行なわれる。この際、反応操作及び反応は無水
条件下で行なうのが一層好ましい。
【0025】(b)工程は、メタノール等の溶媒の存在
下、好ましくは0.05当量〜5当量、更に好ましくは
0.1当量〜1当量のアルコキシドを用いて好ましくは
0℃〜50℃、更に好ましくは0℃〜室温の温度範囲で
行なわれる。この際、反応操作及び反応は無水条件下で
行なうのが一層好ましい。
【0026】(c)工程は、メタノール,エタノール、
1−プロパノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の溶媒と水との混合溶媒の存在下、好ましくは1〜3当
量、更に好ましくは1.1当量〜2当量の水酸化ナトリ
ウム等のアルカリを用いて、好ましくは0℃〜100
℃、更に好ましくは0℃〜50℃の温度範囲で行なわれ
る。 (2)β異性体の製造
【0027】
【化5】
【0028】(上記式中でR1 、R2 ′およびR3 ′は
既に定義したとおりである。)即ち、まず化合物(IV)
にルイス酸触媒の存在下、化合物(V)を反応させて
((d)工程)、化合物(I−β−a)を製造し、次い
でこれをナトリウムメトキシド等のアルコキシドと反応
させ脱アシル化して((e)工程)、化合物(I−β−
b)を製造し、さらにこれを水酸化ナトリウム等のアル
カリと反応させ加水分解して((f)工程)、化合物
(I−β−c)を製造する。
【0029】尚、化合物(I−β−a)は下記のように
化合物(VI)にルイス酸触媒の存在下、化合物(V)を
反応させることによっても製造できる。((g)工程)
【0030】
【化6】
【0031】(上記式中でR1 、R2 ′およびR3 ′は
既に定義したとおりである。)
【0032】(d)工程は、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、ジオキサン、エーテル類等の溶媒の中、好まし
くは1〜10当量、更に好ましくは1〜5当量のB
3 、ZnCl2 、AlCl3 等のルイス酸触媒の存在
下、好ましくは0.9〜5当量、更に好ましくは1〜3
当量の化合物(V)を用いて好ましくは0℃〜50℃、
更に好ましくは0℃〜室温の温度範囲で行なわれる。こ
の際反応操作及び反応は無水条件下で行なうのが一層好
ましい。
【0033】(e)工程は、メタノール等の溶媒の存在
下、好ましくは0.05〜5当量、更に好ましくは0.
1〜1当量のアルコキシドを用いて好ましくは0℃〜5
0℃、更に好ましくは0℃〜室温の温度範囲で行なわれ
る。この際、反応操作及び反応は無水条件下で行なうの
が一層好ましい。
【0034】(f)工程は、メタノール,エタノール、
1−プロパノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
の溶媒と水との混合溶媒の存在下、好ましくは1〜5当
量、更に好ましくは1.1〜2当量の水酸化ナトリウム
等のアルカリを用いて、好ましくは0℃〜100℃、更
に好ましくは0℃〜50℃の温度範囲で行なわれる。
【0035】(g)工程は、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、ジオキサン、エーテル類等の溶媒中、好ましく
は1〜10当量、更に好ましくは1〜5当量のBF3
ZnCl2 、AlCl3 等のルイス酸触媒の存在下、好
ましくは0.9〜5当量、更に好ましくは1〜3当量の
化合物(V)を用いて好ましくは0℃〜50℃、更に好
ましくは0℃〜室温の温度範囲で行なわれる。この際反
応操作及び反応は無水条件下で行なうのが一層好まし
い。
【0036】本発明の化合物の出発原料となる式(II)
〜(VI)の化合物は以下の方法で合成できる。即ち、化
合物(II)及び(VI)は (a)Chem.Ber.,99,611〜617(1
966)、(b)Carbohydr.Res.,11
,11〜18(1982)、(c)Carbohyd
r.Res.,125,47〜64(1984)、等に
記載の方法、またはこれに準ずる方法によって容易に合
成できる。
【0037】また、化合物(IV)は (d)特開昭63−41492号公報 に記載の方法またはこれに準ずる方法によって化合物
(II)から容易に合成できる。
【0038】さらに化合物(III)及び(V)は d)Tetrahedron,20,1265〜126
9(1964)、 e)Chem.Lett.,437〜440(197
7)、 f)Tetrahedron Lett.,22(3
3),3119〜3122(1981)、 g)Synthesis−Stuttgart,
(2),137〜139(1989)、 等に記載の方法、またはこれに準ずる方法によって容易
に合成できる。
【0039】本発明化合物を治療剤として用いる場合、
単独または薬学的に可能な担体と複合して投与する。そ
の組成は、化合物の溶解度、化学的特質、投与経路、投
与計画等によって決定される。例えば、顆粒剤、細粒
剤、散剤、錠剤、硬シロップ剤、軟カプセル剤、シロッ
プ剤、乳剤、懸濁剤または液剤等の剤形にして、経口投
与しても良いし、注射剤として静脈内投与、筋肉内投
与、皮下投与してもよい。
【0040】また、注射用の粉末にして用時調製して使
用しても良い。さらに経口、経腸、非経口若しくは局所
投与に適した医薬用の有機または無機の固体または液体
の担体若しくは希釈剤を本発明化合物と共に用いること
もできる。固形製剤を製造する際に用いられる賦形剤と
しては、例えば乳糖、ショ糖、デンプン、タルク、セル
ロース、デキストリン、カオリン、炭酸カルシウム等が
挙げられる。経口投与のための液体製剤、即ち乳剤、シ
ロップ剤、懸濁剤、液剤等は、一般的に用いられる不活
性な希釈剤、例えば水又は植物油等を含む。この製剤は
不活性な希釈剤以外に補助剤、例えば湿潤剤、懸濁補助
剤、甘味剤、芳香剤、着色剤又は保存剤等を含むことも
できる。液体製剤にして、ゼラチンのような吸収されう
る物質のカプセル中に含ませても良い。非経口剤投与の
製剤、即ち注射剤等の製造に用いられる溶剤又は懸濁化
剤としては、たとえば水、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ベンジルアルコール、オレイン酸
エチル、レシチン等が挙げられる。製剤の調製は常法に
よればよい。
【0041】臨床投与量は、経口投与により用いる場合
には、成人に対し本発明の化合物として、一般には、1
日量1〜1,000mgであり、好ましくは1〜100
mgであるが、年令、病状、症状、同時投与の有無によ
り適宜増減することが更に好ましい。前記1日量の本発
明化合物は1日に1回、または適当間隔において1日に
2若しくは3回に分けて投与しても良いし、間欠投与し
ても良い。
【0042】また、注射剤として用いる場合には、成人
に対し本発明の化合物として、1日量0.1〜100m
gであり好ましくは0.1〜50mgである。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は、これらの実施例の範囲に限定さ
れるものではない。 実施例1 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(3′α−コレスタニル)−
3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート〔Methy
l 5−acetamido−4,7,8,9−tet
ra−O−acetyl−2−S−(3′α−chol
estanyl)−3,5−dideoxy−2−th
io−α−D−glycero−D−galacto−
2−nonulopylanosonate〕(表−1
の化合物No.1)の合成 3α−コレスタンチオールのナトリウム塩700mg
(1.64mmol)を乾燥テトラヒドロフラン10m
lに溶解し、氷冷下にメチル 5−アセトアミド−4,
7,8,9−テトラ−O−アセチル−2−クロロ−2,
3,5−トリデオキシ−β−D−グリセロ−D−ガラク
ト−2−ノニュロピラノソネート864mg(1.69
mmol)のテトラヒドロフラン溶液7mlを滴下し、
3時間攪拌した。
【0044】反応後、溶媒を留去し、得られたシロップ
をクロロホルムで溶かした後、飽和NaHCO3 水溶
液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を留去した後、得られたシロップをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー〔メルクシリカゲル60、展開溶媒
クロロホルム/メタノール(100:1〜200:
3)〕により精製し、表題の化合物551mg(38.
3%)を得た。
【0045】 1H−NMR(CDCl3 )δ(ppm) 0.60(3H,s,18′−CH3 ),0.74(3
H,s,19′−CH3 ),0.82〜0.88(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),1.84,2.00,2.01,2.14(1
5H,s×5,Ac),2.67(1H,dd,J=1
2.8,4.6Hz,H−3eq),3.46(1H,
m,H−3′),3.75(3H,s,−COOC
3 ),3.82(1H,dd,J=12.3,<2H
z,H−6),3.96〜4.13(2H,m,H−
5,H−9),4.26(1H,dd,J=12.1,
<2Hz,H−9),4.80(1H,ddd,J=1
1.6,10.4,4.6Hz,H−4),5.18
(1H,d,J=10.0Hz,NH),5.25〜
5.35(2H,m,H−7,H−8)13 C−NMR(CDCl3 )δ(ppm) 49.44(−OMe),52.85(C−5),6
2.14(C−9),67.46,69.01,69.
69,74.22(C−4,C−6,C−7,C−
8),83.37(C−2) 168.95,170.15(2),170.18,1
70.59,170.97(CO×6)
【0046】実施例2 メチル 5−アセトアミド−2−S−(3′α−コレス
タニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グ
リセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート
(表−1の化合物No.5)の合成 実施例1で得られた化合物541mg(0.62mmo
l)をメタノール15mlに溶解し、氷冷下に4.9N
ナトリウムメトキシドのメタノール溶液0.1ml
(0.49mmol)を加え、続いて室温に戻して7時
間攪拌した。反応後、析出した固体を濾取し、メタノー
ルで洗浄して表題の化合物348mg(79.6%)を
得た。
【0047】 1H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD
(1:1)〕 δ(ppm) 0.66(3H,s,18′−CH3 ),0.78(3
H,s,19′−CH3 ),0.86〜0.92(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.02(3H,s,Ac),2.81(1
H,dd,J=13.0,4.6Hz,H−3eq),
3.83(3H,s,−COOC3 13 C−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 53.05(−OMe),53.41(C−5),6
4.00(C−9),68.20,69.43,71.
83,76.59(C−4,C−6,C−7,C−
8),83.97(C−2) 172.02,174.73(CO×2)
【0048】実施例3 ナトリウム 5−アセトアミド−2−S−(3′α−コ
レスタニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D
−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネー
ト(表−1の化合物No.8のナトリウム塩)の合成 実施例2で得られた化合物337mg(0.47mmo
l)をエタノール−ジオキサン(1:1)の混合溶媒2
0mlに溶解し、氷冷下に0.1N水酸化ナトリウム水
溶液9.4ml(0.94mmol)を加え、氷冷下に
5時間、続いて室温に戻して40時間攪拌した。反応液
をDowex(50W−X8)(H+ )樹脂で中和した
後、クロマトグラフィー(ODS,MCI GEL,展
開溶媒水/メタノール)で精製し、メタノール−エーテ
ルより固体として表題の化合物193mg(56.6
%)を得た。
【0049】IR(KBr)νmax (cm-1) 3350,2920,1600(broad),138
1 H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 0.66(3H,s,18′−CH3 ),0.78(3
H,s,19′−CH3 ),0.86〜0.93(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.05(3H,s,Ac),2.86(1
H,dd,J=13.0,4.4Hz,H−3eq)13 C−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 53.45(C−5),63.53(C−9),68.
82,69.43,72.09,76.01(C−4,
C−6,C−7,C−8),89.79(C−2) 174.87,174.96(CO×2)
【0050】実施例4 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(5′−コレステン−3′α−
イル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グリ
セロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表
−1の化合物No.9)の合成 3α−メルカプト−5−コレステンのナトリウム塩1.
02g(2.41mmol)を乾燥テトラヒドロフラン
50mlに溶解し、氷冷下,メチル 5−アセトアミド
−4,7,8,9−テトラ−O−アセチル−2−クロロ
−2,3,5−トリデオキシ−β−D−グリセロ−D−
ガラクト−2−ノニュロピラノソネート1.23g
(2.41mmol)のテトラヒドロフラン溶液30m
lを滴下し、12時間攪拌した。反応後、溶媒を留去
し、得られたシロップをクロロホルムで溶かした後、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去したのち、
得られたシロップをシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー〔メルクシリカゲル60、展開溶媒:クロロホルム/
メタノール(100:1〜50:1)〕により精製し、
表題の化合物524mg(25%)を得た。
【0051】IR(KBr)νmax (cm-1) 3350,2920,1740,1220 1 H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 0.66(3H,s,19′−CH3 ),0.85〜
0.95(9H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,2
7′−CH 3 ),0.98(3H,s,18′−C
3 ),1.87,2.02.2.04,2.13,
2.17(15H,s×5,Ac),2.66〜2.7
5(2H,m,H−3eq,H−4′),3.50(1
H,m,H−3′),3.80(3H,s,−COO
3 ),3.86(1H,d,J=6.9Hz,H−
6),3.95〜4.16(2H,m,H−5,9),
4.28(1H,d,J=11.5Hz,H−9),
4.83(1H,m,H−4),5.13(1H,d,
J=10.0Hz,NH),5.26〜5.35(3
H,m,H−7,H−8,H−6′)
【0052】実施例5 メチル 5−アセトアミド−2−S−(5′−コレステ
ン−3′α−イル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−
α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノ
ソネート(表−1の化合物No.13)の合成 実施例4で得られた化合物449mg(0.512mm
ol)をメタノール20mlとテトラヒドロフラン10
mlに溶解し、氷冷下、4.9Nナトリウムメトキシド
のメタノール溶液0.1ml(0.49mmol)を加
え、続いて、室温に戻して12時間攪拌した。反応後、
析出した固体を濾取し、メタノールとエーテルで洗浄し
て、表題の化合物275mg(75%)を得た。
【0053】IR(KBr)νmax (cm-1) 3450,3400,3300,2910,1735,
1720,1620,1040 1 H−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 0.75(3H,s,19′−CH3 ),0.91〜
1.02(9H,s,21′−CH3 ,26′−C
3 ,27′−CH3 ),1.05(3H,s,18′
−CH3 ),1.81(1H,dd,J=11.2H
z,12.7Hz,H−3ax),2.03(3H,
s,Ac),2.70〜2.83(2H,m,H−3e
q,H−4′),3.88(3H,s,−COO
3 ),5.30(1H,m,H−6′)
【0054】実施例6 ナトリウム−5−アセトアミド−2−S−(5′−コレ
ステン−3′α−イル)−3,5−ジデオキシ−2−チ
オ−α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピ
ラノソネート(表−1の化合物No.16のナトリウム
塩)の合成 実施例5で得られた化合物200mg(0.282mm
ol)をメタノール15mlに溶解し、氷冷下、5N水
酸化ナトリウム水溶液0.5ml(2.5mmol)を
加え、氷冷下1時間、続いて室温に戻して、48時間攪
拌した。反応液をDowex(50W−X8,H+ 型)
樹脂で中和した後、クロマトグラフィー(ODS,MC
I GEL,展開溶媒:水/メタノール)で精製し、メ
タノール−エーテルより固体として表題の化合物84m
g(41%)を得た。
【0055】IR(KBr)νmax (cm-1) 3350(broad),2900,1600(bro
ad),1385 1 H−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 0.75(3H,s,19′−CH3 ),0.91〜
1.00(9H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,2
7′−CH 3 ),1.03(3H,s,18′−C
3 ),2.04(3H,s,Ac),2.70(1
H,m,H−4′),2.90(1H,dd,J=4.
2Hz,12.7Hz,H−3eq),5.30(1
H,d,J=4.4Hz,H−6′)13 C−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 54.04(C−5),64.50(C−9),69.
70,70.34,73.12,76.60(C−4,
C−6,C−7,C−8),87.81(C−2),1
22.80(C−6′),140.80(C−5′),
175.40,175.50(CO×2)
【0056】実施例7 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(3′β−コレスタニル)−
3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表−2の化
合物No.17)の合成 3β−コレスタンチオールのナトリウム塩974mg
(2.28mmol)を乾燥テトラヒドロフラン50m
lに懸濁し、メチル 5−アセトアミド−4,7,8,
9−テトラ−O−アセチル−2−クロロ−2,3,5−
トリデオキシ−β−D−グリセロ−D−ガラクト−2−
ノニュロピラノソネート1.40g(2.74mmo
l)のテトラヒドロフラン溶液30mlを室温で滴下
し、18時間攪拌した。
【0057】反応後、溶媒を留去し、得られたシロップ
を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を留去した後、得られたシロップをシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー〔メルクシリカゲル60、展開溶媒
クロロホルム/メタノール(200:1〜100:
1)〕により精製し、表題の化合物897mg(44.
9%)を得た。
【0058】IR(KBr)νmax (cm-1) 3300,2950,1750,1220 1 H−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 0.61(3H,s,18′−CH3 ),0.72(3
H,s,19′−CH3 ),0.82〜0.88(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),1.85,2.00,2.02,2.11,
2.14(15H,s×5,Ac),2.67(1H,
dd,J=12.8,4.6Hz,H−3eq),2.
95(1H,m,H−3′),3.76(3H,s,−
COOCH 3 ),3.82(1H,dd,J=10.
8,<2Hz,H−6),3.95〜4.15(2H,
m,H−5,H−9),4.29(1H,dd,J=1
2,<2Hz,H−9),4.80(1H,ddd,J
=11.6,10.4,4.6Hz,H−4),5.1
5(1H,d,J=10Hz,N−H),5.25〜
5.30(2H,m,H−7,H−8)
【0059】実施例8 メチル 5−アセトアミド−2−S−(3′β−コレス
タニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グ
リセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート
(表−2の化合物No.21)の合成 実施例7で得られた化合物828mg(0.94mmo
l)をメタノール−テトラヒドロフラン(1:1)の混
合溶媒40mlに溶解し、氷冷下に4.9Nナトリウム
メトキシドのメタノール溶液0.1ml(0.49mm
ol)を加え、続いて室温に戻して7時間攪拌した。反
応後、析出した固体を濾取し、メタノールで洗浄して表
題の化合物604mg(90.3%)を得た。
【0060】IR(KBr)νmax (cm-1) 3500,3400,2950,2850,1710,
1630,1550,1440,1380,1280,
1020 1 H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 0.66(3H,s,18′−CH3 ),0.78(3
H,s,19′−CH3 ),0.86〜0.93(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.03(3H,s,Ac),2.80(1
H,dd,J=13.0,4.6Hz,H−3eq),
2.89(1H,m,H−3′),3.86(3H,
s,−COOCH 3
【0061】実施例9 ナトリウム 5−アセトアミド−2−S−(3′β−コ
レスタニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D
−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネー
ト(表−2の化合物No.24のナトリウム塩)の合成 実施例8で得られた化合物198mg(0.28mmo
l)をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下に
5N水酸化ナトリウム水溶液0.11ml(0.55m
mol)を加え、室温で5日間攪拌した。反応液をDo
wex(50W−X8)(H+ ) 樹脂で中和した後、ク
ロマトグラフィー(ODS,MCI GEL,展開溶媒
水/メタノール)で精製し、メタノール−エーテルよ
り固体として表題化合物65.3mg(32.7%)を
得た。
【0062】IR(KBr)νmax (cm-1) 3350,2940,2850,1600(broa
d),1380 1 H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 0.71(3H,s,18′−CH3 ),0.82(3
H,s,19′−CH3 ),0.90〜0.98(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.05(1H,s,Ac),2.89(1
H,dd,J=12.7,4.3Hz,H−3eq),
3.10(1H,m,H−3′)
【0063】実施例10 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(5′−コレステン−3′β−
イル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−α−D−グリ
セロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表
−2の化合物No.25)の合成 3β−メルカプト−5−コレステンのナトリウム塩1.
02g(2.41mmol)を乾燥テトラヒドロフラン
50mlに溶解し、氷冷下、メチル 5−アセトアミド
−4,7,8,9−テトラ−O−アセチル−2−クロロ
−2,3,5−トリデオキシ−β−D−グリセロ−D−
ガラクト−2−ノニュロピラノソネート1.23g
(2.41mmol)のテトラヒドロフラン溶液30m
lを滴下し、2時間攪拌した。
【0064】反応後、溶媒を留去し、得られたシロップ
をクロロホルムで溶かした後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を留去したのち、得られたシロップをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー〔メルクシリカゲル
60、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(100:
1〜50:1)〕により精製し、表題の化合物968m
g(46%)を得た。
【0065】IR(KBr)νmax (cm-1) 3400,2950,1740,1220 1 H−NMR(CDCl3 ) δcm-1 0.66(3H,s,19′−CH3 ),0.82〜
0.92(9H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,2
7′−CH 3 ),0.96(3H,s,18′−C
3 ),1.87,2.02,2.03,2.13,
2.14(15H,s×5,Ac),2.73(1H,
dd,J=4.5Hz,12.5Hz,H−3eq),
2.89(1H,m,H−3′),3.81(3H,
s,−COOCH 3 ),3.86(1H,d,J=1
0.5Hz,H−6),4.03(1H,q,J=1
0.5Hz,H−5),4.18(1H,m,H−
9),4.36(1H,d,J=11.6Hz,H−
9),4.82(1H,m,H−4),5.19(1
H,d,J=9.6Hz,NH),5.30〜5.40
(3H,m,H−7,H−8,H−6′)
【0066】実施例11 メチル 5−アセトアミド−2−S−(5′−コレステ
ン−3′β−イル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−
α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノ
ソネート(表−2の化合物No.29)の合成 実施例10で得られた化合物826mg(0.943m
mol)をメタノール20mlに溶解し、氷冷下、4.
9Nナトリウムメトキシドのメタノール溶液0.15m
l(0.74mmol)を加え、続いて室温に戻して、
6時間攪拌した。反応後、析出した固体を濾取し、メタ
ノールとエーテルで洗浄して、表題の化合物539mg
(80%)を得た。
【0067】IR(KBr)νmax (cm-1) 3350,2920,1710,1625,1020 1 H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 0.69(3H,s,19′−CH3 ),0.85〜
0.95(9H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,2
7′−CH 3 ),0.98(3H,s,18′−C
3 ),2.03(3H,s,Ac),2.77(1
H,m,H−3′),2.80(1H,dd,J=4.
5Hz,13.1Hz,H−3eq),3.85(3
H,s,−COOCH 3 ),5.39(1H,m,H−
6′)
【0068】実施例12 ナトリウム−5−アセトアミド−2−S−(5′−コレ
ステン−3′β−イル)−3,5−ジデオキシ−2−チ
オ−α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピ
ラノソネート(表−2の化合物No.32のナトリウム
塩)の合成 実施例11で得られた化合物295mg(0.417m
mol)をテトラヒドロフラン20mlに溶解し、氷冷
下、5N水酸化ナトリウム水溶液0.48ml(2.4
mmol)を加え、氷冷下、1時間、続いて室温に戻し
て48時間攪拌した。反応液をDowex(50W−X
8,H+ 型) 樹脂で中和した後、クロマトグラフィー
(ODS,MCI GEL,展開溶媒:水/メタノー
ル)で精製し、メタノール−エーテルにより固体とし
て、表題の化合物182mg(61%)を得た。
【0069】IR(KBr)νmax (cm-1) 3400,2920,1600(broad),137
1 H−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 0.74(3H,s,19′−CH3 ),0.90〜
1.00(9H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,2
7′−CH 3 ),1.02(3H,s,18′−C
3 ),2.05(3H,s,Ac),2.28(1
H,t,J=14.1Hz,H−4′),2.69(1
H,dd,J=2.3Hz,14.1Hz,H−
4′),2.91(1H,dd,J=3.4Hz,1
2.3Hz,H−3eq),3.06(1H,m,H−
3′),5.44(1H,d,J=4.8Hz,H−
6′)13 C−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 54.03(C−5),64.54(C−9),69.
72,70.30,73.07,76.81(C−4,
C−6,C−7,C−8),88.42(C−2) 121.73(C−6′),140.80(C−
5′),175.12,175.50(CO×2)
【0070】実施例13 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(3′α−コレスタニル)−
3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表−3の化
合物No.33)の合成 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−フルオロ−2,3,5−トリデオキ
シ−α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピ
ラノソネート787mg(1.60mmol)と、3α
−コレスタンチオール811mg(2.00mmol)
を乾燥ジクロロメタン18mlに溶解し、氷冷下にBF
3 ・OEt2 0.60ml(4.86mmol)を加
え、続いて室温に戻して23時間攪拌した。反応液を飽
和NaHCO3 水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られたシロップ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔メルクシリカ
ゲル60、展開溶媒クロロホルム/メタノール(20
0:1)〕により精製し、表題の化合物631mg(4
5.1%)を得た。同時に実施例1で得られた化合物1
40mg(10.0%)を得た。
【0071】 1H−NMR(CDCl3 ) δ(pp
m) 0.61(3H,s,18′−CH3 ),0.74(3
H,s,19′−CH3 ),0.82〜0.88(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),1.85,2.00,2.03,2.05,
2.10(15H,s×5,Ac),2.50(1H,
dd,J=13.9,4.9Hz,H−3eq),3.
32(1H,m,H−3′),3.75(3H,s,−
COOCH 3 ),4.01〜4.18(1H,m,H−
5,H−9),4.33(1H,dd,J=10.5,
2.3Hz,H−6),4.89(1H,dd,J=1
2.2,2.0Hz,H−9),5.02(1H,dd
d,J=8.3,2,<2Hz,H−8),5.27
(1H,ddd,J=13.0,11.1,4.9H
z,H−4),5.37(1H,d,J=10.4H
z,NH),5.40(1H,m,H−7)13 C−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 49.60(−OMe),52.82(C−5),6
2.86(C−9),68.98,69.39,72.
73,73.45(C−4,C−6,C−7,C−
8),84.91(C−2) 168.74,170.15(2),170.40,1
70.95,171.02(CO×6)
【0072】実施例14 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(3′α−コレスタニル)−
3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表−3の化
合物No.33)の合成 メチル 5−アセトアミド−2,4,7,8,9−ペン
タ−O−アセチル−3,5−ジデオキシ−β−D−グリ
セト−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート2.
75g(5.15mmol)と、3α−コレスタンチオ
ール3.18g(7.86mmol)を乾燥ジクロロメ
タン30mlに溶解し、粉末モレキュラーシーブ4A
2.6gを加えた。氷冷下にBF3 ・OEt2 2.0m
l(16.2mmol)を加え、続いて室温に戻して3
0時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、濾液を
飽和NaHCO3 水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を留去した後、得られたシロッ
プをシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔メルクシリ
カゲル60、展開溶媒クロロホルム/メタノール(20
0:1)〕により精製し、表題の化合物2.72g(6
0.0%)を得た。
【0073】 1H−NMR(CDCl3 ) δ(pp
m) 0.61(3H,s,18′−CH3 ),0.74(3
H,s,19′−CH3 ),0.82〜0.88(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),1.85,2.00,2.03,2.05,
2.10(15H,s×5,Ac),2.50(1H,
dd,J=13.9,4.9Hz,H−3eq),3.
32(1H,m,H−3′),3.75(3H,s,−
COOCH 3 ),4.01〜4.18(1H,m,H−
5,H−9),4.33(1H,dd,J=10.5,
2.3Hz,H−6),4.89(1H,dd,J=1
2.2,2.0Hz,H−9),5.02(1H,dd
d,J=8.3,2,<2Hz,H−8),5.27
(1H,ddd,J=13.0,11.1,4.9H
z,H−4),5.37(1H,d,J=10.4H
z,NH),5.40(1H,m,H−7)13 C−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 49.60(−OMe),52.82(C−5),6
2.86(C−9),68.98,69.39,72.
73,73.45(C−4,C−6,C−7,C−
8),84.91(C−2) 168.74,170.15(2),170.40,1
70.95,171.02(CO×6)
【0074】実施例15 メチル 5−アセトアミド−2−S−(3′α−コレス
タニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D−グ
リセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート
(表−3の化合物No.37)の合成 実施例13あるいは実施例14で得られた化合物631
mg(0.72mmol)をメタノール30mlに溶解
し、氷冷下に4.9Nナトリウムメトキシドのメタノー
ル溶液0.1ml(0.49mmol)を加え、続いて
室温に戻して7時間攪拌した。反応後、析出した固体を
濾取し、メタノールで洗浄して表題の化合物387mg
(75.9%)を得た。
【0075】 1H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD
(1:1)〕 δ(ppm) 0.66(3H,s,18′−CH3 ),0.78(3
H,s,19′−CH3 ),0.86〜0.93(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.03(3H,s,Ac),2.52(1
H,dd,J=13.8,4.8Hz,H−3eq),
3.41(1H,m,H−3′),3.52(1H,d
d,J=9.3,<2Hz,H−7),3.77(3
H,s,−COOCH 3 ),4.07〜4.18(2
H,m)13 C−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 53.01(OMe),53.51(C−5),64.
86(C−9),67.69,69.86,70.6
7,72.28(C−4,C−6,C−7,C−8),
85.04(C−2) 171.3,174.5(CO×2)
【0076】実施例16 ナトリウム 5−アセトアミド−2−S−(3′α−コ
レスタニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D
−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネー
ト(表−3の化合物No.40のナトリウム塩)の合成 実施例15で得られた化合物360mg(0.51mm
ol)をメタノール−テトラヒドロフラン(1:1)の
混合溶媒300mlに溶解し、氷冷下に0.1N水酸化
ナトリウム水溶液12.0ml(1.2mmol)を加
え、続いて室温に戻して7日間攪拌した。反応後、固体
を濾取し、メタノールで洗浄した。得られた固体をクロ
ロホルム−メタノール(1:2)で懸洗し、表題の化合
物160mg(44.0%)を得た。
【0077】IR(KBr)νmax (cm-1) 3400,2950,1610(broad),138
1 H−NMR〔CD3 OD−DMSO−d6 (1:
1)〕 δ(ppm)(40℃で測定) 0.81(3H,s,18′−CH3 ),0.92(3
H,s,19′−CH3 ),1.01〜1.08(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.06(3H,s,Ac),2.53(1
H,dd,J=13.8,4.7Hz,H−3eq),
4.00(1H,ddd,J=13.0,11.0,
4.7Hz,H−4)13 C−NMR〔CD3 OD−DMSO−d6 (1:
1)〕 δ(ppm)(40℃で測定) 54.46(C−5),65.10(C−9),68.
96,70.49,72.77(2)(C−4,C−
6,C−7,C−8),88.97(C−2) 172.77,174.56(CO×2)
【0078】実施例17 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−S−(3′β−コレスタニル)−
3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D−グリセロ−D
−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート(表−4の化
合物No.49)の合成 メチル 5−アセトアミド−4,7,8,9−テトラ−
O−アセチル−2−フルオロ−2,3,5−トリデオキ
シ−α−D−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピ
ラノソネート1.70g(3.45mmol)と、3β
−コレスタンチオール1.54g(3.81mmol)
を乾燥ジクロロメタン25mlに溶解し、氷冷下にBF
3 ・OEt2 1.3ml(10.5mmol)を加え、
続いて室温に戻して24時間攪拌した。反応液を飽和N
aHCO3 水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を留去した後、得られたシロップをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー〔メルクシリカゲル
60、展開溶媒クロロホルム/メタノール(200:
1)〕により精製し、メタノールより固体として表題の
化合物608mg(20.1%)を得た。
【0079】 1H−NMR(CDCl3 ) δ(pp
m) 0.61(3H,s,18′−CH3 ),0.74(3
H,s,19′−CH3 ),0.82〜0.88(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),1.85,1.99,2.06(2),2.1
1(15H,s×5,Ac),2.48(1H,dd,
J=13.9,4.9Hz,H−3eq),2.70
(1H,m,H−3′),3.77(3H,s,−CO
CH 3 ),4.00〜4.24(2H,m,H−5,
H−9),4.39(1H,dd,J=10.5,2.
3Hz,H−6),4.90(1H,dd,J=12.
3,<2Hz,H−9),4.98(1H,m,H−
8),5.20(1H,m,H−4),5.36〜5.
40(2H,m,H−7,NH)13 C−NMR(CDCl3 ) δ(ppm) 63.11(C−9),69.19,69.25,7
2.80,73.87(C−4,C−6,C−7,C−
8),85.17(C−2) 168.88,170.19(2),170.28,1
70.90,171.18(CO×6)
【0080】実施例18 メチル 5−アセトアミド−2,5−(3′β−コレス
タニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D−グ
リセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネート
(表−4の化合物No.53)の合成 実施例17で得られた化合物481mg(0.55mm
ol)をメタノール−テトラヒドロフラン(5:4)の
混合溶媒18mlに溶解し、氷冷下に4.9Nナトリウ
ムメトキシドのメタノール溶液0.1ml(0.49m
mol)を加え、続いて室温に戻して24時間攪拌し
た。反応液をDowex(50W−X8,H+ ) 樹脂で
中和した後、溶媒を留去し、メタノールより固体として
表題の化合物199mg(51.2%)を得た。
【0081】 1H−NMR〔CDCl3 −CD3 OD
(1:1)〕 δ(ppm) 0.67(3H,s,18′−CH3 ),0.78(3
H,s,19′−CH3 ),0.87〜0.94(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.04(3H,s,Ac),2.51(1
H,dd,J=13.7,4.8Hz,H−3eq),
2.88(1H,m,H−3′),3.53(1H,d
d,J=8.7,<2Hz,H−7),3.68〜3.
91(7H,m),4.03〜4.17(2H,m)13 C−NMR〔CDCl3 −CD3 OD(1:1)〕
δ(ppm) 53.08(−OMe),53.11(C−5),6
4.88(C−9),67.81,70.14,71.
23,72.57(C−4,C−6,C−7,C−
8),85.57(C−2) 171.87,174.70(CO×2)
【0082】実施例19 ナトリウム 5−アセトアミド−2−S−(3′β−コ
レスタニル)−3,5−ジデオキシ−2−チオ−β−D
−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノソネー
ト(表−4の化合物No.56のナトリウム塩)の合成 実施例18で得られた化合物179mg(0.25mm
ol)をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下
に5N水酸化ナトリウム水溶液0.08ml(0.4m
mol)を加え、続いて室温に戻して24時間攪拌し
た。反応後溶媒を留去し、メタノールより固体とし、表
題の化合物130mg(71.4%)を得た。
【0083】IR(KBr)νmax (cm-1) 3400,2920,1610(broad),138
1 H−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 0.71(3H,s,18′−CH3 ),0.82(3
H,s,19′−CH3 ),0.90〜0.98(9
H,21′−CH3 ,26′−CH3 ,27′−C
3 ),2.03(3H,s,Ac),2.56(1
H,dd,J=13.6,4.6Hz,H−3eq),
2.91(1H,m,H′−3),3.52(1H,d
d,J=8.3,<2Hz,H−7),4.02(1
H,m,H−4),4.24(1H,m)13 C−NMR(CD3 OD) δ(ppm) 54.21(C−5),65.10(C−9),69.
26,70.55,72.30,72.73(C−4,
C−6,C−7,C−8),88.39(C−2) 174.39,176(CO×2)
【0084】試験例1 生後ラット由来培養中隔野コリナージックニューロンの
アセチルコリン合成酵素(コリンアセチルトランスフェ
ラーゼ;ChAT)活性に対する作用 生後ラットからの中隔野ニューロンの初代培養法は畠中
らの方法(H.HatanakaらDev.Brain
Res.39,85−95,1988)に従って行な
った。すなわち、14日齢ラット脳より中隔野を摘出、
細断し、酵素的(DNase I存在下パパイン処理)
および機械的(ピッペティング)に細胞分散を行なっ
た。得られた単離細胞をあらかじめアストログリア細胞
をシート上に生育させた48穴プレート上に約5×10
5 cell/cm2 でまき、5%準胎児ウシ血清、およ
び5%非動化ウシ血清を含むDF培地(ダルベッコ改変
イーグル培地とハムのF12培地の等量混合液)で培養
した。アストログリア細胞はラット胚E20の大脳皮質
より調製し、数世代増殖させたのち使用した。培養開始
翌日、被検化合物を所定の濃度で含む同培地に交換し、
1週間培養した後、細胞を0.1% Triton X
−100を含む5mM Tris−HCl緩衝液中で超
音波により破砕した。これを粗酵素標品とし、〔14C〕
アセチルコェンザイムA(0.3KBq)を加え37℃
で1時間インキュベートした。反応停止後、生成した〔
14C〕アセチルコリンをトルエンシンチレーター中に抽
出し、液体シンチレーションカウンターで測定した。コ
ントロール群のChAT活性値は通常約1.5pmol
/min/培養穴であり、被験化合物のChAT活性は
コントロール群の活性値を100とした時の割合(%)
で示した。試験結果を下記表−5に示す。
【0085】
【表9】
【0086】
【化7】
【0087】
【化8】
【0088】化合物(A)および(B)は、いずれも特
開昭63−63697号公報に記載の化合物である。
【0089】
【発明の効果】本発明化合物はコリン作動性神経細胞に
おいてChAT活性を賦活するため、アルツハイマー病
を含む老年痴呆;脳卒中(脳出血、脳梗塞)、脳動脈硬
化症等に伴う脳血管性痴呆;頭部外傷、脳炎後遺症、脳
性麻痺等に伴う記憶障害の治療に有用であり、さらに糖
尿病性神経障害、アルコール性神経障害等の末梢性の神
経障害の治療にも有用であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 美智代 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 吉田 理恵 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 戸部 昭広 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 はアグリコン残基を表わし、R2 は水素原
    子またはC1 〜C4 の低級アルキル基を表わし、R3
    それぞれが同時に水素原子またはアシル基を表わす。)
    で表わされるチオシアル酸誘導体または薬学上許容され
    うるその塩。
JP6838292A 1991-03-27 1992-03-26 チオシアル酸誘導体 Pending JPH0592991A (ja)

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JP6350691 1991-03-27
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659762A3 (en) * 1993-12-24 1995-12-13 Mitsubishi Chem Corp Amides of sialic acid with 3-amino sterol derivatives.
EP0837070A4 (en) * 1995-06-23 1999-01-13 Mitsubishi Chem Corp SIALIC ACID DERIVATIVES

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0659762A3 (en) * 1993-12-24 1995-12-13 Mitsubishi Chem Corp Amides of sialic acid with 3-amino sterol derivatives.
EP0837070A4 (en) * 1995-06-23 1999-01-13 Mitsubishi Chem Corp SIALIC ACID DERIVATIVES

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