JPH0593703A - 静電容量式アルコール濃度測定装置 - Google Patents

静電容量式アルコール濃度測定装置

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JPH0593703A
JPH0593703A JP28078291A JP28078291A JPH0593703A JP H0593703 A JPH0593703 A JP H0593703A JP 28078291 A JP28078291 A JP 28078291A JP 28078291 A JP28078291 A JP 28078291A JP H0593703 A JPH0593703 A JP H0593703A
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JP
Japan
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temperature
alcohol concentration
alcohol
correction
sensor
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JP28078291A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Kobayashi
一光 小林
Susumu Kurihara
将 栗原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体中のアルコール濃度を、広い範囲に亘っ
て正確に温度補正し、アルコール濃度の検出精度を向上
する。 【構成】 温度補正回路の記憶エリア内には温度補正マ
ップ33が記憶され、該温度補正マップ33は、燃料の
温度Tが基準温度である場合のアルコール濃度とアルコ
ールセンサからのセンサ出力Vとの関係を示す一の補正
特性線33Aと他の補正特性線33Bとから構成されて
いる。そして、温度補正回路は、領域判定マップから各
アルコール濃度領域E1 ,E2 のうち、いずれのアルコ
ール濃度領域にあるかを判定し、この判定結果に応じて
補正特性線33A,33Bのうちいずれかの補正特性線
を選択し、この選択した補正特性線によってセンサ出力
Vを、基準温度でのセンサ出力と対応した値となるよう
に温度補正し、この電圧信号を標準センサ出力として噴
射量制御回路に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばメタノール等の
アルコールとガソリンとを混合したアルコール混合燃料
を使用する自動車用エンジン等に用いられ、燃料中のア
ルコール濃度を検出するのに用いて好適な静電容量式ア
ルコール濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護や省エネルギー等の要請
から、自動車用燃料としてメタノール等のアルコールを
ガソリンに混合したアルコール混合燃料が注目されてい
る。しかし、このアルコール混合燃料をエンジンに用い
た場合は、燃料中のアルコール濃度によって理論空燃比
が異なるため、燃料配管中にアルコール濃度測定装置を
設けてアルコール濃度を測定し、アルコール濃度に応じ
て噴射弁から噴射する燃料噴射量を制御している。そし
て、この種のアルコール濃度測定装置としては、静電容
量式、光学式のものが知られている。
【0003】そこで、図5ないし図7に従来技術による
静電容量式アルコール濃度測定装置として、同軸円筒型
の対向電極を用いた静電容量式のアルコールセンサを自
動車用エンジンの燃料噴射制御装置に用いた場合を例に
挙げて示す。
【0004】図において、1は濃度検出部としてのアル
コールセンサを示し、該アルコールセンサ1は、後述の
流入管3と中心電極6等とから同軸円筒型の対向電極を
有する静電容量式のアルコールセンサとして構成されて
いる。また、該アルコールセンサ1には、中心電極6に
所定の発振周波数fの電圧を印加するLC型の発振回路
と、該発振回路を介して出力された周波数信号を電圧信
号に変換するf−V変換回路等からなるセンサ回路が設
けられている(いずれも図示せず)。
【0005】2はアルコールセンサ1を中心電極6等と
共に構成するケーシングを示し、該ケーシング2は、流
入口3Aが燃料ポンプ(図示せず)側に向けて燃料配管
の途中に設けられ、メタノール等のアルコールが混合さ
れたガソリンが流入する流入管3と、該流入管3の途中
に約90°程度の角度をもって設けられ、流出口4Aが
噴射弁(図示せず)側に向けて燃料配管に取付けられた
流出管4とから略L字状または略T字状に形成されてい
る。また、該各流入管3,流出管4はニッケル等のメッ
キが施された鉄管等から形成されている。ここで、前記
流入管3は中心電極6と同軸に対向する筒状の外側電極
となっている。
【0006】5は流入管3内に固定された絶縁性材料か
らなる栓体、6は該栓体5を介して流入管3の中心軸方
向に伸長して設けられた棒状の中心電極を示し、該中心
電極6は流入管3と共に同軸円筒型の対向電極を構成し
ている。そして、該中心電極6と外側電極としての流入
管3とは、センサ回路の発振回路から例えば12〜24
MHzの周波数を有する電圧が印加されることにより、
該流入管3内を流通するアルコール混合燃料中のアルコ
ール濃度を、下記数1に示す如く検出静電容量Csとし
て検出するものである。
【0007】ここで、前記検出静電容量Csは、
【0008】
【数1】 但し、l:中心電極6の長さ寸法 ε:アルコール混合燃料の誘電率 Ra:中心電極6の半径 Rb:流入管3の半径 d:流入管3の中心軸に対する中心電極6のずれ として求められる。
【0009】そして、この検出静電容量Csは、センサ
回路内の発振回路を介して下記数2に示す発振周波数f
に変換され、この発振周波数fはf−V変換回路等を介
して電圧信号であるセンサ出力Vに変換され、後述の温
度補正回路17に出力されるようになっている。
【0010】ここで、前記発振周波数fは、
【0011】
【数2】 但し、L:発振回路のインダクタンス C:発振回路の静電容量 として求められる。
【0012】7は流入管3の一端側に嵌着され、導電性
材料から筒状に形成された導電性筒体、8は該導電性筒
体7を介して流入管3の一端側に設けられ、絶縁性材料
から段付筒状に形成された蓋体をそれぞれ示し、該蓋体
8は流入管3の一端側を施蓋している。
【0013】9は蓋体8の一端側に設けられ、中心電極
6と接続された中心電極用端子を示し、該中心電極用端
子9は中心電極6の一端側に螺着されたナット10によ
りワッシャ11を介して固定されている。12は導電性
筒体7と蓋体8との間に挟持され、流入管3と導電性筒
体7を介して接続された外側電極用端子を示し、該外側
電極用端子12は中心電極用端子9と共に、リード線
(図示せず)を介して発振回路と接続されている。ま
た、13は栓体5と蓋体8との間に位置して導電性筒体
7の先端内周側に設けられたOリングを示し、該Oリン
グ13は流入管3内のアルコール混合燃料が外部に漏洩
するのを防止すべく、流入管3の一端側を液密にシール
している。
【0014】14は流入管3の外周側に接着剤15によ
って固着された温度検出部としての温度センサを示し、
該温度センサ14は例えばサーミスタ、ポジスタ等の半
導体式感温素子から構成されている。そして、該温度セ
ンサ14は流入管3内を流れるアルコール混合燃料の温
度(燃温)を該流入管3を介して検出し、これを検出温
度Tとして温度補正回路17に出力するものである。
【0015】図6において、16は自動車に搭載された
コントロールユニット、17は後述の噴射量制御回路2
1と共に該コントロールユニット16を構成する温度補
正部としての温度補正回路を示し、該温度補正回路17
はマイクロコンピュータ等から構成され、その入力側に
はアルコールセンサ1、温度センサ14が接続されてい
る。また、該温度補正回路17のROM,RAM等から
なる記憶エリア17A内には、後述の温度補正マップ1
8が記憶されている。そして、該温度補正回路17は、
温度センサ14からの検出温度Tに基づいて温度補正マ
ップ18を読出し、該温度補正マップ18によりアルコ
ールセンサ1からのセンサ出力Vを補正し、この電圧信
号を標準センサ出力Vaとして出力するものである。
【0016】18は温度補正回路17の記憶エリア17
A内に記憶された温度補正マップを示し、該温度補正マ
ップ18は、図7に示す如く、燃料の温度Tが例えば2
0℃程度の基準温度である場合の燃料中のアルコール濃
度とセンサ出力Vとの関係を示す補正特性線18Aがマ
ップとして格納されたものである。ここで、アルコール
センサ1からのセンサ出力Vは温度依存性を有し、例え
ば温度Tが0℃程度で低い場合は、図7中に二点鎖線で
示す出力特性19の如くセンサ出力Vが高くなり、ま
た、温度Tが40℃程度で高い場合には、出力特性20
に示す如くセンサ出力Vが低くなる。そこで、温度補正
回路17は、温度センサ14からの温度Tに基づき、例
えば温度Tが0℃、40℃の場合でも、このときのセン
サ出力Vが、基準温度である20℃におけるセンサ出力
と対応した値となるように補正特性線18Aによって補
正し、標準センサ出力Vaを噴射量制御回路21に出力
している。
【0017】21はマイクロコンピュータ等から構成さ
れた噴射量制御回路を示し、該噴射量制御回路21は、
その入力側に温度補正回路17と、吸気マニホールド
(図示せず)内に流入した吸入空気量を検出するエアフ
ローメータ22と、エンジンのクランク軸(図示せず)
に設けられ、エンジン回転数を検出するクランク角セン
サ23等とが接続され、出力側にはエンジンの燃焼室内
にアルコール混合燃料を噴射する噴射弁24、燃料ポン
プ(図示せず)等が接続されている。そして、該噴射量
制御回路21は、その記憶エリア21A内に記憶した噴
射量演算プログラムによって、燃料噴射量Tiを、
【0018】
【数3】Ti=Mk×Tp×α×α′×Coef +Ts 但し、Mk:アルコール濃度から定まる定数 Tp:基本噴射量 α :空燃比フィードバック補正係数 α′:基本空燃比学習補正係数 Coef :各種補正係数 Ts:バッテリ電圧補正係数 として求め、これにより噴射弁24から燃焼室内に噴射
する燃料の噴射量を制御するものである。
【0019】従来技術によるアルコールセンサは上述の
如き構成を有するもので、燃料ポンプから吐出されたア
ルコール混合燃料が流入口3Aから流入管3内に流入す
ると、中心電極6と流入管3との間に、燃料中のアルコ
ール濃度に応じて前記数1に示す検出静電容量Csが生
じ、この検出静電容量Csは各端子9,12等を介して
発振回路に出力される。そして、該発振回路は、検出静
電容量Csに基づいて前記数2に示す発振周波数fを発
振し、この発振周波数fはf−V変換回路により電圧に
変換され、センサ出力Vとして温度補正回路17に出力
される。次に、温度補正回路17は温度センサ14から
の検出温度Tを読込み、温度補正マップ18の補正特性
線18Aに基づいてこのセンサ出力Vを温度補正し、こ
れを基準温度における標準センサ出力Vaとして噴射量
制御回路21に出力する。
【0020】そして、噴射量制御回路21は、温度補正
回路17から出力された標準センサ出力Vaと、エアフ
ローメータ22からの吸入空気量と、クランク角センサ
23からのエンジン回転数等とから、前記数3に基づい
て燃料噴射量Tiを求め、この燃料噴射量Tiに応じた
噴射信号を噴射弁24に出力することにより、燃料中の
アルコール濃度に応じた燃料噴射制御を行なう。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による静電容量式アルコール濃度測定装置では、
中心電極6と流入管3との間に絶縁性材料からなる栓体
5,Oリング13が設けられているから、これら栓体5
等のもつ比誘電率によって、アルコールセンサ1は固有
の静電容量を有する。そして、栓体5等の比誘電率とガ
ソリンの比誘電率とは比較的近い値であるから、図7に
示す如く、燃料中のアルコール濃度が約8%程度の所定
のアルコール濃度M以下になり、燃料中に占めるガソリ
ンの割合が大きい一のアルコール濃度領域E1 では、各
出力特性19,20は温度依存性が低く、センサ出力V
が高くなっている。
【0022】しかし、上述した従来技術によるもので
は、温度補正マップ18の補正特性線18Aを、燃料中
のアルコール濃度が所定のアルコール濃度M以上となっ
た他のアルコール濃度領域E2 におけるセンサ出力Vの
特性に合せて、角度θの傾きを有する単一の直線として
いるから、各出力特性19,20は、現実には図7中に
二点鎖線で示す如く変化するのに対し、一のアルコール
濃度領域E1 の範囲においては、温度補正回路18によ
り、補正特性線18Aに応じて図7中の点線で示す如く
温度補正されてしまう。このため、アルコール濃度が所
定のアルコール濃度M以下となった一のアルコール濃度
領域E1 の範囲では、温度補正の誤差が大きくなってア
ルコール濃度の検出精度が大幅に低下し、燃料中のアル
コール濃度に応じて燃料噴射量を最適制御することがで
きず、信頼性が低いという問題がある。
【0023】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、液体中のアルコール濃度が所定のアルコ
ール濃度以下になった場合でも、液体の温度に応じて正
確にアルコール濃度を温度補正でき、アルコール濃度の
検出精度を向上できるようにした静電容量式アルコール
濃度測定装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成の特徴は、濃度検出部が
検出した液体のアルコール濃度と温度検出部が検出した
液体の温度とに基づき、液体中のアルコール濃度が所定
のアルコール濃度を境界とする一のアルコール濃度領域
にあるか他のアルコール濃度領域にあるかを判定する領
域判定手段を設け、温度補正部は、該領域判定手段が一
のアルコール濃度領域にあると判定したときは一の補正
特性で温度補正を行う第1の温度補正手段と、該領域判
定手段が他のアルコール濃度領域にあると判定したとき
は他の補正特性で温度補正を行う第2の温度補正手段と
から構成としたことにある。
【0025】
【作用】領域判定手段は、濃度検出部が検出した液体中
のアルコール濃度と温度検出部が検出した液体の温度と
に基づき、液体中のアルコール濃度が所定のアルコール
濃度を境界とする一のアルコール濃度領域にあるか他の
アルコール濃度領域にあるかを判定する。そして、温度
補正部は、該領域判定手段が一のアルコール濃度領域に
あると判定したときは、温度検出部の検出温度に基づ
き、第1の温度補正手段によってアルコール濃度を温度
補正し、また、領域判定手段が他のアルコール濃度領域
にあると判定したときは、温度検出部の検出温度に基づ
き、第2の温度補正手段によってアルコール濃度を温度
補正する。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図5ないし
図7に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0027】図中、31は本実施例によるコントロール
ユニット、32は該コントロールユニット31を噴射量
制御回路21と共に構成する温度補正部としての温度補
正回路を示し、該温度補正回路32は、従来技術で述べ
た温度補正回路17とほぼ同様に、マイクロコンピュー
タ等から構成され、その入力側にはアルコールセンサ
1、温度センサ14が接続されているものの、該温度補
正回路32の記憶エリア32A内には、後述の温度補正
マップ33および領域判定マップ34が記憶されてい
る。そして、該温度補正回路32は、領域判定マップ3
4による判定結果等に基づいて温度補正マップ33を読
出し、該温度補正マップ33によりアルコールセンサ1
からのセンサ出力Vを補正し、この電圧信号を標準セン
サ出力Vaとして噴射量制御回路21に出力するもので
ある。
【0028】33は温度補正マップを示し、該温度補正
マップ33は、図2に示す如く、燃料の温度Tが例えば
20℃程度の基準温度である場合の燃料中のアルコール
濃度とセンサ出力Vとの関係を示す一の補正特性線33
Aと他の補正特性線33Bとがマップとして格納された
ものである。ここで、一の補正特性線33Aは、所定の
アルコール濃度M(例えば8%程度)以下の一のアルコ
ール濃度領域E1 におけるセンサ出力Vの特性に応じ
て、アルコール濃度が零のときのセンサ出力V0を始点
とし、アルコール濃度Mのときのセンサ出力V1を終点
とする所定の角度θ1 をもった緩やかな直線状に形成さ
れている。また、他の補正特性線33Bは、アルコール
濃度が所定のアルコール濃度M以上のときの他のアルコ
ール濃度領域E2 におけるセンサ出力Vの特性に応じ
て、アルコール濃度Mのときのセンサ出力V1 を始点と
し、アルコール濃度が100%のときのセンサ出力V2
を終点とする所定の角度θ2 (θ1 <θ2 )をもった急
な直線状に形成されている。
【0029】そして、温度補正回路32は、領域判定マ
ップ34から各アルコール濃度領域E1 ,E2 のうち、
いずれのアルコール濃度領域にあるかを判定し、この判
定結果に応じて補正特性線33A,33Bのうちいずれ
かの補正特性線を選択し、これによりアルコールセンサ
1からのセンサ出力Vを、基準温度である20℃におけ
るセンサ出力と対応した値となるように温度補正し、こ
の電圧信号を標準センサ出力Vaとして噴射量制御回路
21に出力している。
【0030】また、図3において、34は温度補正回路
32の記憶エリア32A内に、温度センサ14からの検
出温度Tとアルコールセンサ1からのセンサ出力Vとの
関係がマップとして記憶された領域判定マップを示し、
該領域判定マップ34は、燃料中のアルコール濃度が所
定のアルコール濃度Mとほぼ等しい状態において、温度
Tとセンサ出力Vとの関係を示す右下がりの境界線34
Aと、該境界線34Aの下側に形成され、燃料中のアル
コール濃度が一のアルコール濃度領域E1 の範囲内にあ
ることを示す一の判定領域34Bと、境界線34Aの上
側に形成され、燃料中のアルコール濃度が他のアルコー
ル濃度領域E2 にあることを示す他の判定領域34Cと
から構成されている。
【0031】本実施例によるアルコールセンサは上述の
如き構成を有するもので、その基本的動作については従
来技術によるものと格別差異はない。そこで、次に、温
度補正回路32による温度補正処理について図4を参照
しつつ説明する。
【0032】まず、ステップ1では、アルコールセンサ
1からのセンサ出力Vを、ステップ2では、温度センサ
14からの検出温度Tをそれぞれ読込み、ステップ3で
は、記憶エリア32Aから図3に示す領域判定マップ3
4を読込む。そして、ステップ4では、センサ出力Vと
検出温度Tとの交点が、該領域判定マップ34の各判定
領域34B,34Cのうち、いずれの判定領域内に入っ
ているかを検出し、これによりアルコール混合燃料中の
アルコール濃度が、所定のアルコール濃度Mを境界とす
る一のアルコール濃度領域E1 にあるか、他のアルコー
ル濃度領域E2にあるかを判定する。具体的には、一の
アルコール濃度領域E1 にあるか否かを判定して行う。
そして、このステップ4で「YES」と判定したとき
は、領域判定マップ34の判定領域34B内にセンサ出
力Vと温度Tとの交点が存在し、燃料中のアルコール濃
度がアルコール濃度領域E1内にある場合だから、ステ
ップ5に移る。
【0033】次に、ステップ5では、温度補正マップ3
3を読込み、該温度補正マップ33の一の補正特性線3
3Aによって、温度Tにおけるセンサ出力Vを基準温度
におけるセンサ出力に補正し、ステップ6では、この電
圧信号を標準センサ出力Vaとして噴射量制御回路21
に出力する。
【0034】一方、前記ステップ4で「NO」と判定し
たときは、センサ出力Vと温度Tとの交点が領域判定マ
ップ34の判定領域34C内に存在し、燃料中のアルコ
ール濃度がアルコール濃度領域E2 内にある場合だか
ら、ステップ7に移る。そして、このステップ7では、
温度補正マップ33を読込み、該温度補正マップ33の
他の補正特性線33Bによって、温度Tにおけるセンサ
出力Vを基準温度におけるセンサ出力に補正してステッ
プ6に移り、ステップ6では、この電圧信号を標準セン
サ出力Vaとして噴射量制御回路21に出力する。
【0035】かくして、本実施例によれば、領域判定マ
ップ34によって燃料中のアルコール濃度が一のアルコ
ール濃度領域E1 にあるか、他のアルコール濃度領域E
2 にあるかを確実に判定することができ、各アルコール
濃度領域E1 ,E2 に応じた補正特性線33A,33B
を選択的に使用することによって、アルコールセンサ1
からのセンサ出力Vを、基準温度における標準センサ出
力Vaに温度補正することができる。この結果、燃料中
のアルコール濃度が所定のアルコール濃度M以下となっ
た一のアルコール濃度領域E1にある場合でも、一の補
正特性線33Aによって正確に温度補正し、このアルコ
ール濃度領域E1 におけるアルコール濃度の検出精度を
大幅に向上することができる。また、これにより、広い
アルコール濃度範囲に亘って精度よくアルコール濃度を
検出し、信頼性を高めることができる。
【0036】なお、前記実施例では、図3に示す領域判
定マップ34と図4に示すプログラムのうちステップ
3,ステップ4とが本発明の構成要件である領域判定手
段の具体例であり、また、図4に示すプログラムのうち
ステップ5が本発明の構成要件である第1の温度補正手
段の具体例を示し、ステップ7が本発明の構成要件であ
る第2の温度補正手段の具体例である。
【0037】また、前記実施例では、温度補正回路32
はコントロールユニット31内に設けるものとして述べ
たが、これに替えて、温度補正回路32をアルコールセ
ンサ1のセンサ回路側に設け、コントロールユニット側
の負荷を軽減する構成としてもよい。
【0038】さらに、前記実施例では、温度補正回路3
2は、温度補正マップ33の各補正特性線33A,33
Bを用いて、センサ出力Vを温度補正するものとして述
べたが、本発明はこれに限らず、例えば温度補正回路3
2の記憶エリア32A内に、各アルコール濃度領域E1
,E2 に応じた温度補正用の演算式を記憶し、この演
算式によって温度補正する構成としてもよい。
【0039】さらに、前記実施例では、流出管4は流入
管3に対して約90°程度の角度をもって設けるものと
して述べたが、これに替えて、例えば流入管3と流出管
4とのなす角度を90°以上としてもよく、また、流入
管3と流出管4を直管としてもよい。
【0040】さらにまた、前記実施例では、濃度検出部
として同軸円筒型の対向電極を用いたアルコールセンサ
1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、平
行平板電極を用いたアルコールセンサにも適用すること
ができる。
【0041】さらに、前記実施例では、静電容量式アル
コール濃度測定装置を自動車用エンジンの燃料中のアル
コール濃度測定に用いた場合を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、例えば工業用アルコール、食品
用アルコール等の各種アルコール混合液体のアルコール
濃度測定にも広く適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、領
域判定手段は、濃度検出部が検出した液体中のアルコー
ル濃度と温度検出部が検出した液体の温度とに基づき、
液体中のアルコール濃度が所定のアルコール濃度を境界
とする一のアルコール濃度領域にあるか他のアルコール
濃度領域にあるかを判定することができる。そして、温
度補正部は、該領域判定手段が一のアルコール濃度領域
にあると判定したときは、温度検出部の検出温度に基づ
き、第1の温度補正手段によってアルコール濃度を一の
補正特性で温度補正し、また、領域判定手段が他のアル
コール濃度領域にあると判定したときは、温度検出部の
検出温度に基づき、第2の温度補正手段によってアルコ
ール濃度を他の補正特性で温度補正することができる。
この結果、濃度検出部からのアルコール濃度を広範囲に
亘って正確に温度補正することができ、アルコール濃度
の検出精度を向上して、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による静電容量式アルコール濃
度測定装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の温度補正回路に記憶された温度補正マ
ップを示す特性線図である。
【図3】領域判定マップを示す説明図である。
【図4】温度補正処理を示す流れ図である。
【図5】従来技術によるアルコールセンサを示す縦断面
図である。
【図6】静電容量式アルコール濃度測定装置の回路構成
を示すブロック図である。
【図7】図6中の温度補正回路に記憶された温度補正マ
ップを示す特性線図である。
【符号の説明】
1 アルコールセンサ(濃度検出部) 6 中心電極 14 温度センサ(温度検出部) 32 温度補正回路(温度補正部) 33 温度補正マップ 33A 一の補正特性線(一の補正特性) 33B 他の補正特性線(他の補正特性) 34 領域判定マップ M 所定のアルコール濃度 E1 一のアルコール濃度領域 E2 他のアルコール濃度領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコールを混合した液体中のアルコー
    ル濃度を電極間に介在させた液体の静電容量から検出す
    る濃度検出部と、前記液体の温度を検出する温度検出部
    と、前記濃度検出部が検出したアルコール濃度を、該温
    度検出部が検出した液体の温度に応じて温度補正する温
    度補正部とを備えてなる静電容量式アルコール濃度測定
    装置において、前記濃度検出部が検出した液体のアルコ
    ール濃度と温度検出部が検出した液体の温度とに基づ
    き、前記液体中のアルコール濃度が所定のアルコール濃
    度を境界とする一のアルコール濃度領域にあるか他のア
    ルコール濃度領域にあるかを判定する領域判定手段を設
    け、前記温度補正部は、該領域判定手段が一のアルコー
    ル濃度領域にあると判定したときは一の補正特性で温度
    補正を行う第1の温度補正手段と、該領域判定手段が他
    のアルコール濃度領域にあると判定したときは他の補正
    特性で温度補正を行う第2の温度補正手段とから構成と
    したことを特徴とする静電容量式アルコール濃度測定装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120428A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Japan Energy Corp 化学センサによる計測方法

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