JPH0593978U - 車両の荷受台昇降装置 - Google Patents

車両の荷受台昇降装置

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JPH0593978U
JPH0593978U JP4112492U JP4112492U JPH0593978U JP H0593978 U JPH0593978 U JP H0593978U JP 4112492 U JP4112492 U JP 4112492U JP 4112492 U JP4112492 U JP 4112492U JP H0593978 U JPH0593978 U JP H0593978U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤオーバハングの小さい車両の床下に格納
可能で、格納空間への出入が容易で、しかも格納姿勢に
安定に保持可能な荷受台昇降装置を提供する。 【構成】 支柱2に沿って昇降可能な左右の昇降コラム
3の下部に、3段重ねに折り畳み可能な荷受台9を、車
両後方に水平突出する積み卸し姿勢と、折り畳み状態で
車体後部床下に水平に格納される格納姿勢とに変換し得
るように回動可能に取付ける。昇降コラム3の下部間に
は荷受台9と当接することでその自重による回動を規制
して積み卸し姿勢と格納姿勢とに保持する中空フレーム
7を横架する。支柱の下部には荷受台9に設けたガイド
ローラ47を案内するガイドレール46を設け、格納側
へ90度を越えて回動される荷受台9を下から支えて水
平格納姿勢へ案内するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体後部に観音扉を有するバン型車両に好適な荷受台昇降装置に係 り、詳しくは通常時には荷受台を観音扉の開閉の邪魔にならない車体後部の床下 に格納することの可能な荷受台昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、観音扉を有する車両に荷受台昇降装置を適用した場合、不使用時に荷 受台を扉後面に沿って鉛直状態で格納すると、扉の開閉の邪魔になるため、不使 用時には荷受台を車体後部の床下に格納できるようにした荷受台昇降装置が提案 されている。このような荷受台昇降装置としては、例えば特公平2−6655号 公報がある。 上記の公報に記載の荷受台昇降装置は、荷受台を積み卸し姿勢から2枚重ねに 折り畳んだ状態で、格納姿勢側(車体側)へ90度を越えて反転回動させたとき に、トーションバーにより荷受台に対してその自重による回動を阻止するような 大きさの抵抗を付与させ、そしてその状態で荷受台を上昇させたときに、該荷受 台がその自由端側を車体側に設けたガイド部材の下面に摺接してトーションバー に抵抗しながら格納姿勢へと回動され、車体後部の床下に格納されるようにした ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した荷受台昇降装置の場合、2つ折り構造の荷受台では、リヤ オーバハングの小さい車両には車体後部の床下スペースの関係で適用し難いとい う問題がある他、荷受台の格納時にはトーションバーによる上方への弾発力とガ イド部材による押さえ込みとの共同作用により荷受台を格納位置に保持する方式 であるために、大なる弾発力を有するトーションバーが必要で、格納動作の円滑 性に欠ける嫌いがあり、また走行時の車体振動で荷受台が上下に揺動する可能性 があり、その保持性に問題がある。
【0004】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、リヤオーバハングの小さい車両であって も、リヤオーバハングを延長させることなく車体後部下方の限られたスペースに 格納することが可能で、しかも格納用空間部に対して荷受台を容易に出入するこ とができ、かつ荷受台を格納位置に安定状態に保持することの可能な荷受台昇降 装置を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、本考案に係る荷役車両の荷受台昇降装置は、車体後端部の左右に立設された 支柱に沿って昇降可能に配設された昇降コラムの下端部に、3段重ねに折り畳み 可能な荷受台の基部を、伸展状態で車体後方側に水平突出する積み卸し姿勢と、 折り畳み状態で車体下方に前方反転される格納姿勢とに反転回動可能に取付け、 前記昇降コラムの下端部間には、前記荷受台と当接することで該荷受台の自重に よる回動を規制して積み卸し姿勢と格納姿勢との両姿勢に保持可能な受け部材を 設置し、前記支柱の下部には、積み卸し姿勢から格納姿勢側へ90度を越えて反 転回動される荷受台の自重による回動を受け止めて格納姿勢へと案内すべく、該 荷受台に設けられたガイドローラが転動可能なガイドレールを設置したことを特 徴としている。
【0006】
【作用】
上述のように構成された本考案に係る荷受台昇降装置においては、伸展状態で 車体後方へ水平突出された積み卸し姿勢の荷受台を格納するには、荷受台を下降 状態において3段重ねに折り畳んでから格納姿勢側へ90度を越えて回動すると 、荷受台のガイドローラがガイドレールの端末上に乗載され、荷受台の自重によ る前方への回動が受け止められる。この状態で荷受台を上昇すると、ガイドロー ラがガイドレール上を前方へ転動し、それに伴い荷受台は徐々に水平姿勢化する 。そして、荷受台は最終的には昇降コラムの下端部間に設置された受け部材によ って受け止められ、水平な安定した格納姿勢に保持される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。本実施例は車体の 後端部に観音扉を備えた車両に適用されるものにして、図1及び図2に示すよう に、車体1の後端部の左右両側には、後面下部側に縦長スリットを有する横断面 略矩形の筒状支柱2が立設されており、この支柱2内には、横断面略T字形の昇 降コラム3がリフトローラ4を介して上下動可能に内挿されるとともに、ワイヤ 5により吊り下げられている。そして、昇降コラム3はワイヤ5と連結された図 示しない油圧シリンダの作動により昇降される。
【0008】 昇降コラム3に支持されて昇降する荷受台9は、第1荷受台9Aと、第2荷受 台9Bと、第3荷受台9Cとから3つ折り可能となっており、各荷受台9A,9 B,9Cは、共に長方形に枠組みされた縦断面略矩形の中空状のフレームの上面 に縞鋼板を重合して固着した構成となっている。 そして、このような構成の荷受台9は、昇降コラム3の下端部に、図1に示す 伸展状態で車体後方側に水平突出する積み卸し姿勢と、図4に示す折り畳み状態 で車体後部の床下に前方反転されて格納される水平格納姿勢とに変換し得るよう に回動可能に取付けられている。
【0009】 すなわち、左右の昇降コラム3の下端部にはそれぞれ車体後方に突出するコラ ムブラケット6が固着され、またこの左右のコラムブラケット6間には左右端末 部上面側にブラケット8を備えた縦断面略矩形の中空フレーム7が横架されてお り、この中空フレーム7のブラケット8に対して第1荷受台9Aの左右前端部に 設けたヒンジブラケット10がヒンジピン11を介して回動可能に取付けられて いる。 そして、第1荷受台9Aは、積み卸し姿勢ではフレーム後端面が前記中空フレ ーム7の前端面に当接することで下方への回動が規制され、前方へ反転した格納 姿勢では縞鋼板が中空フレーム7の上面に当接することで下方への回動が規制さ れるようになっている。すなわち、中空フレーム7は荷受台9の自重による回動 を受け止めて該荷受台9を積み卸し姿勢と格納姿勢との両姿勢に保持するための 受け部材を構成している。なお、左右のヒンジピン11は第1荷受台9Aのヒン ジブラケット10に固着されている。
【0010】 また、前記中空フレーム7内には、図2及び図5に示すように、折り畳み状態 で操作される荷受台9の反転回動時の操作力を軽減するための第1トーションバ ー12が貫通されている。 この第1トーションバー12は、その一端が前記一方のコラムブラケット6に 回動可能に取付けられた歯車13の軸14に対して角軸と角孔との嵌合により共 回りするように連結されている。そして、歯車13は同側のコラムブラケット6 を貫通して延出されたヒンジピン11の先端に固着された歯車15と噛合してい る。つまり、第1トーションバー12の一端は、歯車13,15からなる連動手 段を介してヒンジピン11と共回りするように連結されている。なお、歯車13 ,15は図示省略のカバーによって覆蓋されるものとする。
【0011】 一方、第1トーションバー12の他端は、他方のコラムブラケット6に対して その基部が回動可能に取付けられたレバー16の基部中心に角孔と角軸との嵌合 により共回りするように連結されている。そして、このレバー16は、図5及び 図6に示すように荷受台9を格納姿勢から積み卸し姿勢へ回動させたときに、直 立姿勢からやや後方へ傾いた時点でコラムブラケット6の外面に固着したトルク 伝達用ストッパ17に当接してその回動が規制されるようになっている。従って 、その後の荷受台9の自重による回動により第1トーションバー12が捩じられ 、荷受台9に対して上向きに付勢力を作用する。 すなわち、第1トーションバー12は、積み卸し姿勢の荷受台9を起立方向へ 略90度の範囲に限って付勢し、残りの回動範囲については作用しない構成とな っている。なお、レバー16は荷受台9の格納動作の最終段階で振れ止めストッ パ18により規制される。
【0012】 つぎに、前記第2荷受台9Bは、図2及び図5に示すように、その左右前端部 にヒンジブラケット19を備えており、このヒンジブラケット19に固着された ヒンジピン20を介して前記第1荷受台9Aの左右後端部に突設したブラケット 21に回動可能に取付けられ、その前端面が第1荷受台9Aの後端面に突き合わ せ状に当接することで積み卸し姿勢に保持される。 また、第1荷受台9Aの中空のリヤフレーム内には、伸展時及び折り畳み時の 回動操作力を軽減するための第2トーションバー22が貫通されている。第2ト ーションバー22は、その一端が第1荷受台9Aの一方のブラケット21に回動 可能に取付けられた歯車23の軸24に対して角孔と角軸との嵌合により共回り するように連結され、他端は第1荷受台9Aの他方のブラケット21に回動不能 に連結されている。歯車23はヒンジピン20に設けた歯車25と噛合されてお り、従って第2トーションバー22は第2荷受台9Bの回動時に歯車による連動 手段を介してヒンジピン20と連動する。なお、歯車23,25は図示省略のカ バーによって覆蓋されるものとする。
【0013】 しかして、第2トーションバー22は第2荷受台9Bの直立姿勢時を中立位置 とし、該第2荷受台9Bの直立姿勢から前方又は後方への自重による回動により 捩じられるように設定されている。従って、第2荷受台9Bは常に起立側に向け て付勢され、折り畳み及び伸展時の操作力が軽減されている。
【0014】 つぎに、第3荷受台9Cは、図1及び図2に示すように左右前端部に備えたヒ ンジブラケット26が第2荷受台9Bの左右後端部に突設したブラケット27に ヒンジピン28を介して回動可能に支持され、前端面が第2荷受台9Bの後端面 に突き合わせ状に当接することで積み卸し姿勢に保持される。 なお、本実施例では、第3荷受台9Cについては、トーションバーによる操作 力の軽減構造を採用していないが、これは前述した2つ折り又は3つ折りとなる 第2荷受台9B、第1荷受台9Aに比べて重量的に軽量であるからである。ただ し、必要ならば採用しても何ら差し支えない。 また、第3荷受台9Cの後端部寄りには幅方向に延びる凹部が設定され、この 凹部にキャスタストッパ29が取付けられている。キャスタストッパ29は、後 端部側がピン30により回動可能に支持されており、常にピン30回りに設けら れたスプリング31により前端部側を第3荷受台9C上に浮上するように付勢さ れている。
【0015】 さらに、第3荷受台9Cの後端部には導板32がヒンジ33を介して回動可能 に取付けられている。この導板32は後ろ下がり状に傾斜した姿勢を積み卸し姿 勢とするもので、第3荷受台9Cの後端下部に固着された支持部材34により保 持される。そして、格納時には第3荷受台9C上に折り畳まれ、この折り畳みに より前記キャスタストッパ29を押さえ込んで凹部内に倒伏する。
【0016】 また、導板32を含めた各荷受台9A,9B,9Cの左右いずれか一方(本実 施例では左側)の側面には、それらを折り畳み状態に保持するロック装置が設置 されている。以下、この折り畳み保持用のロック装置について説明する。 図9に示すように、第1荷受台9Aの前部外側面には、第2荷受台9Bの後部 外側面に突設されたロックピン35に係脱可能なハンドル36a付きフックレバ ー36が取付けられ、また同様に、第3荷受台9Cの後部外側面には、第2荷受 台9Bの前部外側面に突設されたロックピン37に係脱可能なハンドル38a付 きフックレバー38が取付けられている。
【0017】 両フックレバー36,38は、共にブラケット41,42にピン39,40に より回動可能に取付けられるとともに、常にはロックスプリング(図示省略)に より設定されたロック位置に付勢されている。そして、折り畳み時には、ロック ピン35,37がフックレバー36,38の先端傾斜面に当接後これを押し退け ながら自動係合するように設定されており、ロック解除はハンドル操作で行われ るようになっている。
【0018】 また、第3荷受台9Cの側面中央部には、ハンドル44a付きのロックプレー ト44がヒンジ43を介して回動可能に取付けられており、このロックプレート 44は常に図示省略のスプリングにより設定されたロック位置に付勢されている 。また、これに対応して前記導板32の裏面側にはロックピン45が側方へ突出 するように設けられている。そして、導板32を第3荷受台9C上面に折り重ね たときに、ロックピン45がロックプレート44の傾斜上面に当接後これを押し 退けながらロック孔44bに自動係合するように設定され、ロック解除はハンド ル操作により行われる。
【0019】 一方、車体1の後端部のリヤランプ61より下方には、図1及び図3、4に示 すように折り畳み状態の荷受台9を上方へ移動させながら床下空間部に格納する ときに、前方へ反転回動される荷受台9を受け止めるとともに、これを格納姿勢 へと案内するためのガイドレール46が設けられている。このガイドレール46 は、前記左右のいずれか一方(本実施例では右側)の支柱2の下端部内面に固着 されている。 具体的には、ガイドレール46は前後方向に略水平に延びるとともに、上面に はラバー46aが貼着されており、荷受台9の格納時において、第2荷受台9B の左側面の前端部寄りに回転自在に設けたガイドローラ47を転動案内するよう に設けられている。そして、荷受台9の最終格納状態ではその上面からガイドロ ーラ47が外れるような長さに設定されている。
【0020】 なお、車体1の後端部下面側には格納姿勢の荷受台9の上面に当接することで そのガタツキを抑えるためのストッパ48が設置されている。また、格納状態の 荷受台9は、車体1の後端部から所定量だけ後方へ突出(コラムブラケット6の 突出量よりは少ない)し、その上面、従って第1荷受台9Aの上面が、荷受台9 の格納状態での荷室60への乗降ステップSを構成するようになっている。
【0021】 また、前記左右の支柱2の下部付近には荷受台9を昇降させるパワーリフトの 自然降下を防止するためのロック装置が設置されている。このロック装置は、図 8に示すように左右の支柱2側に設けられたストッパプレート49と、前記左右 のコラムブラケット6側に設けられてストッパプレート49に係合可能な略L字 形のストッパピン53と、該ストッパピン53に掛止可能なロックリング54と 、該ロックリング操作用のロックハンドル55とから構成されている。 ストッパプレート49は、支柱2の後端部外側面に固着されたブラケット50 に対して縦向きの状態でその基部を縦軸51を介して水平回動可能に取付けられ ており、その上端面にはストッパピン53が係合可能な凹部を備えている。なお 、ストッパプレート49は常にはスプリング52により図示仮想線の如く車体前 側方に回動されるロック解除位置に付勢されている。
【0022】 一方、ストッパピン53は、左右のコラムブラケット6の上端部に外向きに突 設されており、これよりも下方位置におけるコラムブラケット6の外側面にロッ クハンドル55が上下回動可能に取付けられ、このロックハンドル55にロック リング54が取付けられている。 そして、荷受台9の格納後において、前記ストッパプレート49をコラムブラ ケット6側へ回動させてその凹部にストッパピン53に係合する一方、ロックリ ング54をストッパピン53の先端フック部に掛止してから、ロックハンドル5 5を下方へ回動操作してロックリング54を締め付けることによりロックする構 成となっている。
【0023】 また、前記中空フレーム7には、図5及び図7に示すように荷受台9の格納状 態下での荷室60に対する乗降用としての補助ステップ56が設置されている。 すなわち、この補助ステップ56は、乗員が直接小荷物の積み卸しをするような 場合において、前述した第1荷受台9Aの乗降ステップとで2段ステップを構成 するものである。 補助ステップ56は、その基部側下面に設けた複数の取付突片57を中空フレ ーム7の後端面に固着されて後方へ水平に突出する平面略U字形の複数個のブラ ケット58に対してピン59を介して上方へ跳ね上げ回動可能に取付けられると ともに、該ブラケット58上面に載置することにより水平姿勢に保持されるよう になっている。なお、補助ステップ56の跳ね上げ姿勢は、図示省略の適宜ロッ ク手段により保持されるものとする。
【0024】 また、補助ステップ56は、水平姿勢の状態では、前記荷受台9が積み卸し姿 勢へ回動されたときに、第1荷受台9Aの下部に収納される広さに設定され、収 納状態では第1荷受台9Aを下から支えて該第1荷受台9Aの中央付近の撓みを 防止するための補強部材として機能する。
【0025】 本実施例の荷受台昇降装置は上述のように構成したものであり、以下その作用 を説明する。 荷役車両の荷室60に荷物を積み卸しする場合、例えば積み込む場合にあって は、図1に実線で示すように伸展された積み卸し姿勢にある荷受台9を昇降コラ ム3と共に地上まで降下する。その状態で、荷物を積み込んだ台車(図示省略) を導板32から荷受台9上に搬入する。このとき、キャスタストッパ29は台車 の車輪が通過することにより一旦倒伏し、通過後に起立して戻り止めする。 このようにして、荷物を積み込んだのち、油圧シリンダを駆動して昇降コラム 3と共に荷受台9を図1に仮想線で示すように荷室60のフロアに対応する位置 まで上昇し、その状態で台車を荷室に搬入して荷物を荷室60内に積み込む。な お、荷室60から荷物を降ろす場合は、上述とは逆の手順で行われる。
【0026】 一方、荷物の積み卸し作業の完了後、荷受台9を格納する場合は、まず荷受台 9を地上に降ろした状態において、導板32をヒンジ33を回動中心にして第3 荷受台9C上に折り畳む。このとき、キャスタストッパ29は導板32の重量で 第3荷受台9Cの凹部に倒伏収納され、また図9に仮想線で示す如く導板32の ロックピン45が第3荷受台9Cのロックプレート44のロック孔44bに係合 して導板32が折り畳み状態に保持される。 つづいて、第3荷受台9Cをヒンジピン28を回動中心として第2荷受台9B 上に折り畳む。このとき、図9に仮想線で示す如く第3荷受台9Cのフックレバ ー38が第2荷受台9Bのロックピン37に係合して第3荷受台9Cの折り畳み 状態が保持される。
【0027】 さらに、第2荷受台9Bをヒンジピン20を回動中心として第1荷受台9A上 に折り畳む。このとき、ヒンジピン20と歯車23,25を介して連動する第2 トーションバー22は、前述のように第2荷受台9Bが直立姿勢になるまでは、 第2荷受台9Bを上方へ回動させるように作用し、直立姿勢を越えての前方への 回動時には逆向きに捩じられてその回動に抵抗するように作用する。従って、導 板32及び第3荷受台9Cを含む大なる重量の第2荷受台9Bの折り畳み操作力 が軽減される。 なお、第1荷受台9A上に折り畳まれた第2荷受台9Bは、図9に仮想線で示 す如く該第2荷受台9Bのロックピン35が第1荷受台9Aのフックレバー36 に係合することで折り畳み状態を保持される。
【0028】 つづいて、第1荷受台9A、つまり3段重ね(導板32を含めると4段重ね) に折り畳まれた荷受台9の全体をヒンジピン11を回動中心として上方へ回動す る。このとき、ヒンジピン11と歯車13,15を介して連動する第1トーショ ンバー12は、第1荷受台9Aの上方への回動を助勢するように作用し、荷受台 9の上方への回動操作力を軽減する。 そして、上方へ回動された荷受台9が90度を越えた付近で、図3に示す如く 第2荷受台9Bのガイドローラ47が車体側のガイドレール46の後端部上に乗 り、この位置で荷受台9はその重量による回動を受け止められる。 この状態で、油圧シリンダを作動させ、昇降コラム3と共に荷受台9を上昇す ると、その上昇に連れてガイドローラ47がガイドレール46上を転動して前方 へ移動する。
【0029】 かくして、荷受台9は前方へ反転回動しながら移動されて水平状となり、図4 に示す最終的な格納姿勢では、ガイドローラ47がガイドレール46上面から外 れ、荷受台9は左右のコラムブラケット6間に横架された中空フレーム7上に載 置されるとともに、その上面が車体1の床下のストッパ48に当接する。従って 、荷受台9は水平な安定した格納姿勢に保持される。 なお、荷受台9の90度を越えての回動時には、第1トーションバー12のレ バー16が自由に回動する。従って、荷受台9が格納姿勢にあるときは、第1ト ーションバー12は機能しておらず、このことは使用頻度が減少することになり その耐久性を向上する上で有効となる。
【0030】 その後は、パワーリフト自然降下防止用のロック装置により荷受台9を格納位 置に固定する。すなわち、図8に示すように支柱2に取付けられたストッパプレ ート49をコラムブラケット6側へ回動し、その凹部にストッパピン53を係合 し、さらに該ストッパピン53の先端フック部にロックリング54を掛止してか らロックハンドル55を下方へ回動させてロックする。 しかして、荷受台9が格納姿勢にあるときは、図4に示すようにその後端部上 面が昇降ステップSを形成するため、この昇降ステップSと、それより下方の補 助ステップ56との上下2段のステップを利用して荷室60に乗降することがで きる。 なお、補助ステップ56は、図4に仮想線で示す如く不使用時には上方へ跳ね 上げられ、その状態では車両後方への突出が回避されるため、当該車両本来のデ イパチャアングルが確保されることになる。
【0031】 また、荷受台9の格納姿勢から積み卸し姿勢への変換は、上記した格納作業時 と逆の手順で行われる。つまり、パワーリフト自然降下防止用のロック装置を解 除後、パワーリフトを作動させて昇降コラム3を下降すれば、それに伴い荷受台 9はガイドレール46に沿って引き出されながら直立姿勢近くまで回動されるこ とになる。 その後は、折り畳み状態の荷受台9を第1荷受台9Aが水平姿勢となるまで手 動により後方へ回動するが、荷受台9が直立姿勢付近まで回動された時点におい て図6に仮想線で示す如く第1トーションバー12のレバー16がトルク伝達用 の17に当接して同方向の回動を規制されるため、この位置から水平姿勢までの 回動範囲ではトーションバー12が捩じられる。つまり、荷受台9に対して自重 による回動に抵抗する上向きのトルクが作用し、その操作力が軽減される。 その後は、折り畳み姿勢保持用のロック装置を手動で解除しながら、第2荷受 台9B、第3荷受台9C及び導板32の順序で後方へ反転回動すれば、荷受台9 は伸展状態の積み卸し姿勢に変換される。
【0032】 なお、本考案は図示の実施例に限定するものではなく、例えば、荷受台9を格 納姿勢へと案内するガイドレール46を左右の両支柱2に設置すること、受け部 材としての中空フレーム7を非中空部材で構成すること、荷受台9のヒンジピン 11,20と第1及び第2トーションバー12,22との連動手段としての歯車 伝導式をチェン伝導式に変更すること等が可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案は、荷受台を3段重ねに折り畳んだ状態で上方へ 回動させたときに、該荷受台に設けられたガイドローラが車体の床下側に設けた ガイドレール上に乗るように設定し、そしてその状態で昇降コラムを上昇させて 荷受台をガイドレールを案内にして前方へ反転回動させて車体の床下に格納する ようにしたものであるから、荷受台の格納位置への移動を円滑に行うことができ 、また水平格納姿勢は車体側に設置した専用の受け部材により支えるため、安定 した状態に保持することができる。 そして、車体後部の床下に格納される荷受台は、観音扉の開閉作業の邪魔にな らず、扉の開閉作業性を向上することになり、また3段折り畳み式であるため、 リヤオーバハングの小さい車両に対しても車体後端部の床下に格納することが可 能となり、しかもこのことは、床面の地上高が低い車両であってもデイパチャア ングルを確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷受台が積み卸し姿勢にある荷受台昇降装置の
全体側面図である。
【図2】積み卸し姿勢の荷受台を示す斜視図である。
【図3】荷受台の積み卸し姿勢から格納姿勢への移動態
様を示す説明図である。
【図4】荷受台の最終格納状態を示す説明図である。
【図5】トーションバー及び補助ステップの平面図であ
る。
【図6】図5のA矢視図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】パワーリフト自然降下防止用ロック装置を示す
斜視図である。
【図9】荷受台の折り畳み保持用ロック装置を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…車体 2…支柱 3…昇降コラム 6…コラムブラケ
ット 7…中空フレーム(受け部材) 9…荷受台 9A…第1荷受台 9B…第2荷受台 9C…第3荷受台 12…第1トーシ
ョンバー 22…第2トーションバー 29…キャスタス
トッパ 32…導板 46…ガイドレー
ル 47…ガイドローラ 49…ストッパプ
レート 53…ストッパピン 54…ロックリン
グ 55…ロックハンドル 56…補助ステッ
プ S…昇降ステップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後端部の左右に立設された支柱に沿
    って昇降可能に配設された昇降コラムの下端部に、3段
    重ねに折り畳み可能な荷受台の基部を、伸展状態で車体
    後方側に水平突出する積み卸し姿勢と、折り畳み状態で
    車体下方に前方反転される格納姿勢とに反転回動可能に
    取付け、前記昇降コラムの下端部間には、前記荷受台と
    当接することで該荷受台の自重による回動を規制して積
    み卸し姿勢と格納姿勢との両姿勢に保持可能な受け部材
    を設置し、前記支柱の下部には、積み卸し姿勢から格納
    姿勢側へ90度を越えて反転回動される荷受台の自重に
    よる回動を受け止めて格納姿勢へと案内すべく、該荷受
    台に設けられたガイドローラが転動可能なガイドレール
    を設置したことを特徴とする車両の荷受台昇降装置。
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