JPH0596507A - 化粧材 - Google Patents
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- JPH0596507A JPH0596507A JP3285582A JP28558291A JPH0596507A JP H0596507 A JPH0596507 A JP H0596507A JP 3285582 A JP3285582 A JP 3285582A JP 28558291 A JP28558291 A JP 28558291A JP H0596507 A JPH0596507 A JP H0596507A
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 化粧材において、表面にクラックがなく且つ
界面剥離が生じ難く、更に製造コストの低廉化をも図る
ことができるようにする。 【構成】 化粧シート1と基板材5との両者間に、液状
のメラミン樹脂を含浸して乾燥させたメラミン樹脂含浸
シート4を介設し、これら三者をプレス装置によって同
時に加圧加熱する。
界面剥離が生じ難く、更に製造コストの低廉化をも図る
ことができるようにする。 【構成】 化粧シート1と基板材5との両者間に、液状
のメラミン樹脂を含浸して乾燥させたメラミン樹脂含浸
シート4を介設し、これら三者をプレス装置によって同
時に加圧加熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面にクラックがな
く且つ界面剥離が生じ難く、更に製造コストの低廉化を
も図ることが出来る化粧材に関する。
く且つ界面剥離が生じ難く、更に製造コストの低廉化を
も図ることが出来る化粧材に関する。
【0002】
【従来の化粧材】従来この種化粧材として以下の如きも
のは知られている。即ち、例えば高圧メラミン板等を用
いた化粧シートを、酢酸ビニル系やゴム系等の接着剤に
より、合板,各種ボード類等を用いた基板材へ接着して
成る化粧材である。このような化粧材は、机やテーブル
等の天板をはじめとして、その他家具や電化製品の外装
材,住居用扉の表面材,壁面構成材等々に用いられる。
のは知られている。即ち、例えば高圧メラミン板等を用
いた化粧シートを、酢酸ビニル系やゴム系等の接着剤に
より、合板,各種ボード類等を用いた基板材へ接着して
成る化粧材である。このような化粧材は、机やテーブル
等の天板をはじめとして、その他家具や電化製品の外装
材,住居用扉の表面材,壁面構成材等々に用いられる。
【0003】
【従来化粧材の欠点】従来化粧材には以下の如き欠点が
あった。即ち、化粧シートと基板材との接着作業には、
接着剤を硬化(乾燥)させるために長時間を要する。従
って乾燥用の場所として広い敷地が必要になっていた。
また、酢酸ビニル系やゴム系等の接着剤は経年劣化を起
こすものであり、化粧シートと基板材とが界面剥離を起
こすおそれがあった。
あった。即ち、化粧シートと基板材との接着作業には、
接着剤を硬化(乾燥)させるために長時間を要する。従
って乾燥用の場所として広い敷地が必要になっていた。
また、酢酸ビニル系やゴム系等の接着剤は経年劣化を起
こすものであり、化粧シートと基板材とが界面剥離を起
こすおそれがあった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この発明は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、表面用シートと造厚用シートとを有する化粧シート
が、硬化時に接着作用を発現するメラミン樹脂含浸シー
トを介して基板材に接着されているものである。
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、表面用シートと造厚用シートとを有する化粧シート
が、硬化時に接着作用を発現するメラミン樹脂含浸シー
トを介して基板材に接着されているものである。
【0005】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。メラミン樹脂含浸シートに含まれるメラミン樹脂
(乾燥され未硬化の状態にある)は、加熱されて硬化す
る熱硬化性を示すものであり、その硬化過程では接着作
用を発現する。そのため、このメラミン樹脂含浸シート
の両側面に配される化粧シートと基板材とは仲介的に強
固に接着される。従って、酢酸ビニル系やゴム系等の接
着剤をわざわざ塗布する必要はなくなる。
ある。メラミン樹脂含浸シートに含まれるメラミン樹脂
(乾燥され未硬化の状態にある)は、加熱されて硬化す
る熱硬化性を示すものであり、その硬化過程では接着作
用を発現する。そのため、このメラミン樹脂含浸シート
の両側面に配される化粧シートと基板材とは仲介的に強
固に接着される。従って、酢酸ビニル系やゴム系等の接
着剤をわざわざ塗布する必要はなくなる。
【0006】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、表面とは図1
紙面上側を、裏面とは同図下側をいう。
て説明する。なお、この明細書において、表面とは図1
紙面上側を、裏面とは同図下側をいう。
【0007】化粧材の表面側に設けられる化粧シート1
は、表面用シート2と造厚用シート3とが積層されたも
のである。このうち表面用シート2には、適宜模様が付
されたパターン紙や、着色紙,無地紙,単板,織布,不
織布等の含浸対象素材に対して、液状のメラミン樹脂等
を含浸して乾燥させたものが用いられる。一般に、表面
用シート2として適当とされる厚さは、紙に関する単位
で言えば60〜120g/m2 程度である。また、メラ
ミン樹脂の含浸量としては、含浸対象素材の重量に対す
る53〜60%を占める程度が好ましいとされる。この
ような樹脂含浸量を算出するには、〔樹脂含浸後(表面
用シート2として)の全体重量−含浸対象素材の乾燥重
量〕/含浸対象素材の乾燥重量×100の式を用いれば
よい。一方、前記造厚用シート3には、クラフト紙,織
布,不織布等を所望厚さが得られる様に複数枚、例えば
1〜5枚程度積層したものに対して、液状のフェノール
樹脂を含浸して乾燥させたものが用いられる。この造厚
用シート3につき、積層後における好適厚さを上記と同
様にして言えば、100〜200g/m2 程度というこ
とになり、フェノール樹脂の樹脂含浸量は30〜50%
の範囲内(特に35〜45%が好適)とされる。
は、表面用シート2と造厚用シート3とが積層されたも
のである。このうち表面用シート2には、適宜模様が付
されたパターン紙や、着色紙,無地紙,単板,織布,不
織布等の含浸対象素材に対して、液状のメラミン樹脂等
を含浸して乾燥させたものが用いられる。一般に、表面
用シート2として適当とされる厚さは、紙に関する単位
で言えば60〜120g/m2 程度である。また、メラ
ミン樹脂の含浸量としては、含浸対象素材の重量に対す
る53〜60%を占める程度が好ましいとされる。この
ような樹脂含浸量を算出するには、〔樹脂含浸後(表面
用シート2として)の全体重量−含浸対象素材の乾燥重
量〕/含浸対象素材の乾燥重量×100の式を用いれば
よい。一方、前記造厚用シート3には、クラフト紙,織
布,不織布等を所望厚さが得られる様に複数枚、例えば
1〜5枚程度積層したものに対して、液状のフェノール
樹脂を含浸して乾燥させたものが用いられる。この造厚
用シート3につき、積層後における好適厚さを上記と同
様にして言えば、100〜200g/m2 程度というこ
とになり、フェノール樹脂の樹脂含浸量は30〜50%
の範囲内(特に35〜45%が好適)とされる。
【0008】化粧材の裏面側に設けられる基板材5は、
合板,中質繊維板,パーティクルボード,ハードボー
ド,石膏ボード,パルプセメント板,珪酸カルシウム
板,炭酸カルシウム板,プラスチック板,金属板等の
他、これらの板表面又はフラッシュ材表面に紙,合成樹
脂シート,織布,不織布等のシート類又はベニヤ合板を
貼着したもの、或いはこのシート類やベニヤ合板自体等
々が用いられる。
合板,中質繊維板,パーティクルボード,ハードボー
ド,石膏ボード,パルプセメント板,珪酸カルシウム
板,炭酸カルシウム板,プラスチック板,金属板等の
他、これらの板表面又はフラッシュ材表面に紙,合成樹
脂シート,織布,不織布等のシート類又はベニヤ合板を
貼着したもの、或いはこのシート類やベニヤ合板自体等
々が用いられる。
【0009】上記の化粧シート1と基板材5との両者間
に介設されるメラミン樹脂含浸シート4は、クラフト
紙,織布,不織布等の含浸対象素材に対して、液状のメ
ラミン樹脂を含浸して乾燥させたものである。ここでメ
ラミン樹脂を選んだ理由は、メラミン樹脂が比較的低温
度でも迅速な硬化反応を起こす性質を有しているからで
ある。即ち、このメラミン樹脂含浸シート4は、後述す
るプレス時においてその表面側を化粧シート1に覆わ
れ、その裏面側を基板材5に覆われた状態で加熱される
ものであり、伝熱環境が非常に悪い位置付けとなるので
ある。結局、メラミン樹脂であれば、このような伝熱的
悪環境の中でも、化粧シート1と基板材5とを迅速で強
固且つ密着的に接着することができる。メラミン樹脂含
浸シート4における含浸対象素材の好適厚さは40〜1
00g/m2 程度であり、樹脂含浸量は50〜55%程
度が好ましいとされる。
に介設されるメラミン樹脂含浸シート4は、クラフト
紙,織布,不織布等の含浸対象素材に対して、液状のメ
ラミン樹脂を含浸して乾燥させたものである。ここでメ
ラミン樹脂を選んだ理由は、メラミン樹脂が比較的低温
度でも迅速な硬化反応を起こす性質を有しているからで
ある。即ち、このメラミン樹脂含浸シート4は、後述す
るプレス時においてその表面側を化粧シート1に覆わ
れ、その裏面側を基板材5に覆われた状態で加熱される
ものであり、伝熱環境が非常に悪い位置付けとなるので
ある。結局、メラミン樹脂であれば、このような伝熱的
悪環境の中でも、化粧シート1と基板材5とを迅速で強
固且つ密着的に接着することができる。メラミン樹脂含
浸シート4における含浸対象素材の好適厚さは40〜1
00g/m2 程度であり、樹脂含浸量は50〜55%程
度が好ましいとされる。
【0010】化粧シート1(表面用シート2及び造厚用
シート3),メラミン樹脂含浸シート4,基板材5の準
備が整ったなら、これら三者を互いに重ね合わせた状態
でプレス装置(図示略)に装填し、このプレス装置にお
いて所定条件のもと加圧加熱する。上記プレス装置によ
る加圧加熱過程では、前記メラミン樹脂含浸シート4に
含まれるメラミン樹脂が硬化反応を始め、化粧シート1
と基板材5とは仲介的に接着されることとなる。上記の
プレス条件として一般的な数値を挙げれば、化粧シート
1(殊に造厚用シート3)やメラミン樹脂含浸シート4
の厚さ、基板材5の材質にもよるが、プレス温度が17
0〜190℃前後、プレス圧が15〜35kgf/cm
2 程度、プレス時間が45〜120秒前後である。な
お、基板材5に薄い板材を用いた場合、プレス後に化粧
材全体が反りを生じることがある。このような反りを防
止するには、基板材5の裏面側にも、その表面側と同様
にメラミン樹脂含浸シート4や造厚用シート3等を積層
させるようにするとよい。
シート3),メラミン樹脂含浸シート4,基板材5の準
備が整ったなら、これら三者を互いに重ね合わせた状態
でプレス装置(図示略)に装填し、このプレス装置にお
いて所定条件のもと加圧加熱する。上記プレス装置によ
る加圧加熱過程では、前記メラミン樹脂含浸シート4に
含まれるメラミン樹脂が硬化反応を始め、化粧シート1
と基板材5とは仲介的に接着されることとなる。上記の
プレス条件として一般的な数値を挙げれば、化粧シート
1(殊に造厚用シート3)やメラミン樹脂含浸シート4
の厚さ、基板材5の材質にもよるが、プレス温度が17
0〜190℃前後、プレス圧が15〜35kgf/cm
2 程度、プレス時間が45〜120秒前後である。な
お、基板材5に薄い板材を用いた場合、プレス後に化粧
材全体が反りを生じることがある。このような反りを防
止するには、基板材5の裏面側にも、その表面側と同様
にメラミン樹脂含浸シート4や造厚用シート3等を積層
させるようにするとよい。
【0011】ところで、前記化粧シート1の造厚用シー
ト3には、上記した如くフェノール樹脂等が含まれてい
る。このフェノール樹脂は、加熱されて硬化してゆく過
程で、やはりある程度の接着作用を発現するものであ
る。従って、前記メラミン樹脂含浸シート4をわざわざ
設けなくとも、これを設けたのと同等の接着作用がフェ
ノール樹脂によっても得られるかの如き錯覚を生じる。
しかし、一般的に言って造厚用シート3に含まれる程度
のフェノール樹脂の量では、化粧シート1と基板材5と
を、界面剥離が生じない程強固に接着するには到底不十
分であった。そこで、造厚用シート3におけるフェノー
ル樹脂の含浸量を増加させて接着作用の強化を図ること
も考えられるが、このような措置を採ると、化粧シート
1の表面に艶ムラやアバタ(クレーター状の凹凸)等が
発生するおそれが生じる。また、接着作用を起こさせる
ためにはプレス温度を高温としなければならず、しかも
プレス時間に長時間を要する欠点がある。のみならず、
このような高温,長時間のプレスによって化粧シート1
の表面にクラックが発生することもあった。
ト3には、上記した如くフェノール樹脂等が含まれてい
る。このフェノール樹脂は、加熱されて硬化してゆく過
程で、やはりある程度の接着作用を発現するものであ
る。従って、前記メラミン樹脂含浸シート4をわざわざ
設けなくとも、これを設けたのと同等の接着作用がフェ
ノール樹脂によっても得られるかの如き錯覚を生じる。
しかし、一般的に言って造厚用シート3に含まれる程度
のフェノール樹脂の量では、化粧シート1と基板材5と
を、界面剥離が生じない程強固に接着するには到底不十
分であった。そこで、造厚用シート3におけるフェノー
ル樹脂の含浸量を増加させて接着作用の強化を図ること
も考えられるが、このような措置を採ると、化粧シート
1の表面に艶ムラやアバタ(クレーター状の凹凸)等が
発生するおそれが生じる。また、接着作用を起こさせる
ためにはプレス温度を高温としなければならず、しかも
プレス時間に長時間を要する欠点がある。のみならず、
このような高温,長時間のプレスによって化粧シート1
の表面にクラックが発生することもあった。
【0012】一方、上記の欠点を回避するために、造厚
用シート3に用いられるフェノール樹脂を全てメラミン
樹脂に置換するようなことも考えられるが、このような
措置では、次の如き新たな欠点が発生する。即ち、メラ
ミン樹脂の使用量は造厚用シート3の必要厚さに応じて
相当に多量となる。このため、プレス時間が極めて長時
間化するばかりでなく、製造コストがフェノール樹脂を
用いた場合の2倍以上必要となり、更にこの造厚用シー
ト3の厚さが増大するにつれてアフターキュア(数日間
にわたる自然硬化)による内部応力も多く残留し、クラ
ックが発生し易くなる。のみならず、このように多量の
メラミン樹脂が完全に硬化した後では、化粧材としての
用途から見た場合に、硬度的に高くなり過ぎるものであ
り、その加工時に刃物を傷めるという欠点にも繋がって
いた。
用シート3に用いられるフェノール樹脂を全てメラミン
樹脂に置換するようなことも考えられるが、このような
措置では、次の如き新たな欠点が発生する。即ち、メラ
ミン樹脂の使用量は造厚用シート3の必要厚さに応じて
相当に多量となる。このため、プレス時間が極めて長時
間化するばかりでなく、製造コストがフェノール樹脂を
用いた場合の2倍以上必要となり、更にこの造厚用シー
ト3の厚さが増大するにつれてアフターキュア(数日間
にわたる自然硬化)による内部応力も多く残留し、クラ
ックが発生し易くなる。のみならず、このように多量の
メラミン樹脂が完全に硬化した後では、化粧材としての
用途から見た場合に、硬度的に高くなり過ぎるものであ
り、その加工時に刃物を傷めるという欠点にも繋がって
いた。
【0013】結局、この発明では、化粧シート1と基板
材5との接着に、メラミン樹脂が硬化してゆく過程で発
現する接着作用を利用しようとするものであるが、この
メラミン樹脂の使用量が多くなり過ぎないようにするた
めに、メラミン樹脂含浸シート4を介設する構成とした
ことが非常に重要である。
材5との接着に、メラミン樹脂が硬化してゆく過程で発
現する接着作用を利用しようとするものであるが、この
メラミン樹脂の使用量が多くなり過ぎないようにするた
めに、メラミン樹脂含浸シート4を介設する構成とした
ことが非常に重要である。
【0014】
【製造例1】化粧シート1の表面用シート2として、8
0g/m2 の厚さを有した1枚の印刷紙に、液状のメラ
ミン樹脂を含浸して乾燥させることにより、樹脂含浸量
が55%となるシートを準備した。化粧シート1の造厚
用シート3として、160g/m2 の厚さが得られるよ
うに4枚重ねたクラフト紙に、液状のフェノール樹脂を
含浸して乾燥させることにより、樹脂含浸量が42%と
なるシートを準備した。メラミン樹脂含浸シート4とし
て、70g/m2 の厚さを有した1枚のクラフト紙に、
液状のメラミン樹脂を含浸して乾燥させることにより、
樹脂含浸量が53%となるシートを準備した。基板材5
として、厚さ25mmのパーティクルボードを準備し
た。これら表面用シート2,造厚用シート3,メラミン
樹脂含浸シート4及び基板材5をプレス装置に装填し、
プレス温度175℃、プレス圧30kgf/cm2 、プ
レス時間110秒の条件でプレスした。得られた化粧材
において、基板材5を除く厚さは約1.0mmであっ
た。また、化粧シート1の表面は、クラックが全く存在
しない美麗な状態にあった。化粧シート1と基板材5と
の間での接着強度も十分満足できるものであり、しかも
硬度的にも適当であって切断加工等するに際して、刃物
の通りが悪かったり刃物を傷めたりする不都合は何ら生
じなかった。
0g/m2 の厚さを有した1枚の印刷紙に、液状のメラ
ミン樹脂を含浸して乾燥させることにより、樹脂含浸量
が55%となるシートを準備した。化粧シート1の造厚
用シート3として、160g/m2 の厚さが得られるよ
うに4枚重ねたクラフト紙に、液状のフェノール樹脂を
含浸して乾燥させることにより、樹脂含浸量が42%と
なるシートを準備した。メラミン樹脂含浸シート4とし
て、70g/m2 の厚さを有した1枚のクラフト紙に、
液状のメラミン樹脂を含浸して乾燥させることにより、
樹脂含浸量が53%となるシートを準備した。基板材5
として、厚さ25mmのパーティクルボードを準備し
た。これら表面用シート2,造厚用シート3,メラミン
樹脂含浸シート4及び基板材5をプレス装置に装填し、
プレス温度175℃、プレス圧30kgf/cm2 、プ
レス時間110秒の条件でプレスした。得られた化粧材
において、基板材5を除く厚さは約1.0mmであっ
た。また、化粧シート1の表面は、クラックが全く存在
しない美麗な状態にあった。化粧シート1と基板材5と
の間での接着強度も十分満足できるものであり、しかも
硬度的にも適当であって切断加工等するに際して、刃物
の通りが悪かったり刃物を傷めたりする不都合は何ら生
じなかった。
【0015】
【製造例2】前記製造例1のうち、化粧シート1の造厚
用シート3として用いていたクラフト紙を1枚だけにす
る他は、同じ準備内容とした。また、プレス条件につい
ても、製造例1のうち、プレス時間を60秒に短縮する
他は同じ内容とした。このようにして得られた化粧材
は、基板材5を除く厚さが約0.4mmとなった点を除
き、製造例1の場合と同様、何ら問題は生じなかった。
用シート3として用いていたクラフト紙を1枚だけにす
る他は、同じ準備内容とした。また、プレス条件につい
ても、製造例1のうち、プレス時間を60秒に短縮する
他は同じ内容とした。このようにして得られた化粧材
は、基板材5を除く厚さが約0.4mmとなった点を除
き、製造例1の場合と同様、何ら問題は生じなかった。
【0016】
【製造例3】前記製造例1のうち、化粧シート1の造厚
用シート3を準備する段階で、含浸対象素材たるクラフ
ト紙へ含浸する液状フェノール樹脂に対して、0.5重
量%の離型剤を添加するようにした。その他の準備内容
及びプレス条件共に製造例1と全く同様とした。その結
果についても製造例1と全く同様で、何ら問題は生じな
かった。但し、離型剤の添加許容範囲としては、0.5
重量%が上限であったようである。
用シート3を準備する段階で、含浸対象素材たるクラフ
ト紙へ含浸する液状フェノール樹脂に対して、0.5重
量%の離型剤を添加するようにした。その他の準備内容
及びプレス条件共に製造例1と全く同様とした。その結
果についても製造例1と全く同様で、何ら問題は生じな
かった。但し、離型剤の添加許容範囲としては、0.5
重量%が上限であったようである。
【0017】
【比較例1】前記製造例1において、メラミン樹脂含浸
シート4を設けないようにし、その他は準備内容及びプ
レス条件共に製造例1と全く同様とした。その結果、化
粧シート1と基板材5との間で界面剥離が起こり、商品
流通には耐えられないものとなった。
シート4を設けないようにし、その他は準備内容及びプ
レス条件共に製造例1と全く同様とした。その結果、化
粧シート1と基板材5との間で界面剥離が起こり、商品
流通には耐えられないものとなった。
【0018】
【比較例2】準備内容は上記比較例1と同様(即ち、製
造例1の準備内容からメラミン樹脂含浸シート4を除い
たもの)であるが、プレス温度を190℃、プレス圧を
30kgf/cm2 、プレス時間を150秒にそれぞれ
変更して、界面剥離が生じないように努めた。しかし、
化粧シート1の表面に細かいクラックが無数に発生し、
また化粧シート1と基板材5との間でも部分的な界面剥
離が発生していた。勿論、商品流通には耐えられないも
のであった。
造例1の準備内容からメラミン樹脂含浸シート4を除い
たもの)であるが、プレス温度を190℃、プレス圧を
30kgf/cm2 、プレス時間を150秒にそれぞれ
変更して、界面剥離が生じないように努めた。しかし、
化粧シート1の表面に細かいクラックが無数に発生し、
また化粧シート1と基板材5との間でも部分的な界面剥
離が発生していた。勿論、商品流通には耐えられないも
のであった。
【0019】
【発明の効果】この発明は、前記の如き構成によって、
以下の如き効果を奏するものである。化粧シートと基板
材とを接着するにあたり、両者間へメラミン樹脂含浸シ
ートを介設して加圧加熱するという簡潔な手段を採るこ
とにより、従来における酢酸ビニル系やゴム系等の接着
剤の使用を不要としたものであるから、その接着に要す
る硬化時間を格段と短縮でき、従って乾燥場などは殆ど
不要となる。また、化粧シートと基板材との間が恒久的
に密着状態に維持され、界面剥離は生じない等、幾多の
利点が得られる。
以下の如き効果を奏するものである。化粧シートと基板
材とを接着するにあたり、両者間へメラミン樹脂含浸シ
ートを介設して加圧加熱するという簡潔な手段を採るこ
とにより、従来における酢酸ビニル系やゴム系等の接着
剤の使用を不要としたものであるから、その接着に要す
る硬化時間を格段と短縮でき、従って乾燥場などは殆ど
不要となる。また、化粧シートと基板材との間が恒久的
に密着状態に維持され、界面剥離は生じない等、幾多の
利点が得られる。
【図1】この発明の実施例を示す要部拡大正面断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の積層状態を分解して示す要部拡大正面断
面図である。
面図である。
1 化粧シート 2 表面用シート 3 造厚用シート 4 メラミン樹脂含浸シート 5 基板材
Claims (1)
- 【請求項1】 表面用シートと造厚用シートとを有する
化粧シートが、硬化時に接着作用を発現するメラミン樹
脂含浸シートを介して基板材に接着されている化粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285582A JPH0818284B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3285582A JPH0818284B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596507A true JPH0596507A (ja) | 1993-04-20 |
| JPH0818284B2 JPH0818284B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17693426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3285582A Expired - Fee Related JPH0818284B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818284B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08127108A (ja) * | 1994-10-31 | 1996-05-21 | Sashihiro Kk | アミノ樹脂化粧板および該化粧板の製造方法 |
| JP2012210750A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Nippon Dekoratsukusu Kk | 化粧板 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5287212A (en) * | 1976-01-11 | 1977-07-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of producing thin woody veneer laminated board |
| JPH0330901A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 改質木材の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP3285582A patent/JPH0818284B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5287212A (en) * | 1976-01-11 | 1977-07-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Method of producing thin woody veneer laminated board |
| JPH0330901A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 改質木材の製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08127108A (ja) * | 1994-10-31 | 1996-05-21 | Sashihiro Kk | アミノ樹脂化粧板および該化粧板の製造方法 |
| JP2012210750A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Nippon Dekoratsukusu Kk | 化粧板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0818284B2 (ja) | 1996-02-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960924 |
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