JPH0610027U - 補機駆動ベルトの張力調整治具 - Google Patents

補機駆動ベルトの張力調整治具

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JPH0610027U
JPH0610027U JP4960692U JP4960692U JPH0610027U JP H0610027 U JPH0610027 U JP H0610027U JP 4960692 U JP4960692 U JP 4960692U JP 4960692 U JP4960692 U JP 4960692U JP H0610027 U JPH0610027 U JP H0610027U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補機駆動ベルトの張力調整作業を容易且つ正
確に行う。 【構成】 張力調整用治具Jはハンドルグリップ13を
有する治具本体12の上部及び下部に位置決め部材15
とシリンダ18とを設けたもので、前記位置決め部材1
5はエンジンEのマウント用ブラケットBのスタッドボ
ルト16に係止凹部151 を介して係合し、前記シリン
ダ18の出力部材181 の下端に固着したプーリ押圧部
材19は円弧状当接部191 を介してアジャストプーリ
5に係合する。シリンダ18を収縮駆動すると、アジャ
ストプーリ5がプーリステー4の長孔41 に沿って引き
上げられ、クランクプーリ1、補機駆動プーリ3及びア
ジャストプーリ5に巻き掛けた補機駆動ベルト6に所定
の張力を与える。この状態で締付ナット10及びロック
ボルト11を回転駆動すると、アジャストプーリ5の位
置が固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンのクランクシャフトに設けたクランクプーリと、エンジン により駆動される補機に設けた補機駆動プーリと、プーリステーに沿って移動自 在に設けたアジャストプーリとの間に掛け渡した補機駆動ベルトの張力を調整す べく、前記アジャストプーリの位置を移動させる補機駆動ベルトの張力調整治具 に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の空調装置用コンプレッサ等の補機の駆動は、エンジンのクランクシャ フトに設けたクランクプーリと補機駆動プーリとの間に補機駆動ベルトを巻き掛 けることにより行われる。補機駆動ベルトは前記クランクプーリ及び補機駆動プ ーリに加えてアジャストプーリにも巻き掛けられており、このアジャストプーリ の位置を調整して固定することにより前記補機駆動ベルトの張力が適切な大きさ に調整される。
【0003】 従来、かかる補機駆動ベルトの張力調整作業は、ボルトを回転させることによ りプーリステーに沿ってアジャストプーリの位置を移動させ、補機駆動ベルトに 所定の張力が与えられた状態でナットを締め付けてアジャストプーリの位置を固 定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、補機駆動ベルトの張力が適切な大きさに なるまでアジャストプーリを移動させるボルトとアジャストプーリを固定するナ ットを締めたり弛めたりする作業を繰り返す必要があって多大な時間と労力を必 要とし、しかも補機駆動ベルトの張力が一定しない問題があった。そして補機駆 動ベルトの張力が適切でないと、補機駆動ベルトがスリップしたりエンジンケー スと干渉する等の不都合が発生するばかりか、補機駆動ベルト自体やプーリの軸 受部の寿命を縮めることになる。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、補機駆動ベルトの張力調整作業 を容易かつ確実に行い得る張力調整用治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、エンジンのクランクシャフトに設けた クランクプーリと、エンジンにより駆動される補機に設けた補機駆動プーリと、 プーリステーに沿って移動自在に設けたアジャストプーリとの間に掛け渡した補 機駆動ベルトの張力を調整すべく、前記アジャストプーリの位置を移動させる補 機駆動ベルトの張力調整治具であって、ハンドルグリップを有する治具本体に位 置決め部材及びシリンダを設け、前記位置決め部材にエンジン側の被係止部に係 合可能な係止部を形成するとともに、前記シリンダの出力部に前記アジャストプ ーリに係合可能な円弧状当接部を有するプーリ押圧部材を支持したことを特徴と する。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1はエンジンの正面図、図2 は張力調整用治具をエンジンに装着した状態を示す正面図、図3は図2の3−3 線矢視図、図4は図2の4方向矢視図である。
【0009】 図1に示すように、自動車のエンジンEのクランクシャフトに設けたクランク プーリ1、補機としての空調装置用コンプレッサ2を駆動する補機駆動プーリ3 及びエンジンEに固設したプーリステー4に位置調整自在に支持したアジャスト プーリ5間に補機駆動ベルト6が掛け渡され、エンジンEの駆動力がコンプレッ サ2に伝達される。その際、前記補機駆動ベルト6に所定の張力を与えるべく、 予めアジャストプーリ5がプーリステー4に形成した長穴41 に沿って上方に持 ち上げられた状態で位置決め固定される。
【0010】 図3を併せて参照すると明らかなように、スライドブロック7と一体の締付ボ ルト71 は、プーリステー4の長穴41 とアジャストプーリ5のボールベアリン グ8を支持するカラー9とを貫通して締付ナット10に螺合し、これによりプー リステー4の長孔41 の任意の位置にアジャストプーリ5が固定される。そして 、プーリステー4の上端に形成したボルト穴42 に挿通したロックボルト11を 前記スライドブロック7に螺合して締め付けることにより、アジャストプーリ5 は補機駆動ベルト6の張力に抗して所定の位置に保持される。
【0011】 次に、図2〜図4に基づいて張力調整用治具Jの構造を説明する。
【0012】 張力調整用治具Jは水平方向に延びる細長い板体よりなる治具本体12を備え る。治具本体12の一端は僅かに上向きに屈曲され、そこに形成されたハンドル グリップ取付部121 に作業者が握るハンドルグリップ13が固着される。
【0013】 治具本体12の上面には逆L実施例状の支持プレート14が立設されており、 この支持ブレート14には略矩形状の位置決め部材15が前記治具本体12と平 行に固着される。前記位置決め部材15はエンジンEのマウント用のブラケット Bに係合して張力調整用治具Jを位置決めするためのもので、前記マウント用ブ ラケットBに上向きに植設したスタッドボルト16が嵌合する係止凹部151 と 、前記ブラケットBに形成した位置決め孔17に嵌合する係止凸部152 とを備 える。
【0014】 一方、前記治具本体12の下面にはシリンダ18が下向きに固着されており、 その出力部材181 の下端にはブロック状のプーリ押圧部材19が固着される。 プーリ押圧部材19には前記アジャストプーリ5の下端に係合可能な円弧状当接 部191 と、前記締付ナット10を締め付ける際に、ナットランナとの干渉を避 けるための円弧状切欠き192 とが設けられる。
【0015】 治具本体12の側面に固着したスイッチプレート20の前後面には、前記シリ ンダ18の駆動を制御するスイッチ21と、このスイッチ21の操作によって作 動するバルブ22とが設けられる。バルブ22は入力側の1本のホース23を介 してて高圧エア供給源24に接続されるとともに、更に出力側の2本のホース2 5,26を介して前記シリンダ18に接続される。
【0016】 前記支持プレート14に固着した吊り下げプレート27にはリング28が設け られ、このリング28を天井等から垂下したワイヤ29の一端を結着することに より、作業者が操作し易いように張力調整用治具Jが吊り下げ支持される。尚、 前記吊り下げプレート27にはバルブ22と高圧エア供給源24に接続するとホ ース23の中間部が支持される。
【0017】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0018】 先ず、クランクプーリ1、補機駆動プーリ3及びアジャストプーリ5に補機駆 動ベルト6を掛け渡す。このとき、アジャストプーリ5をプーリステー4に固定 する締付ナット10及びロックボルト11は共に弛められており、アジャストプ ーリ5はプーリステー4の長孔41 に沿って自由に移動できる状態にある。従っ て、アジャストプーリ5及び補機駆動ベルト6は、アジャストプーリ5の重量と 補機駆動ベルト6の張力によって図1の鎖線位置に下降した状態にある。
【0019】 この状態から、図2〜図4に示すように、作業者はハンドルグリップ13を握 って張力調整用治具JをエンジンEのマウント用ブラケットBに装着する。即ち 、位置決め部材15に形成した係止凹部151 をマウント用ブラケットBのスタ ッドボルト16に係合させるとともに、係止凸部152 をマウント用ブラケット Bの位置決め孔17に係合させることにより、張力調整用治具Jをマウント用ブ ラケットBに対して位置決めする。
【0020】 続いて、シリンダ18の出力部材181 の下端に設けたプーリ押圧部材19の 円弧状当接部191 をアジャストプーリ5の下部に係合させた後、スイッチプレ ート20の前面に設けたスイッチ21を操作する。スイッチ21の操作によって バルブ22が作動し、高圧エア供給源24からの高圧エアがシリンダ18に供給 されることにより、その出力部材181 が予め設定された荷重でプーリ押圧部材 19を上方へ移動させる。
【0021】 アジャストプーリ5がシリンダ18の駆動力で上方に押圧されると、そのアジ ャストプーリ5を支持するスライドブロック7がプーリステー4の長孔41 に沿 って上方に摺動する。その結果、アジャストプーリ5は図2及び図3の実線位置 から鎖線位置に上昇し、補機駆動ベルト6に所定の張力が与えられる。
【0022】 続いて、アジャストプーリ5の位置を固定すべく、プーリ押圧部材19の円弧 状切欠き192 を通して挿入した図示せぬナットランナで締付ナット10を回転 駆動すると、カラー9とスライドブロック7とによってプーリステー4が挟圧さ れ、前記ボールベアリング8に支持されたアジャストプーリ5の位置が固定され る。その後、図示せぬナットランナでロックボルト11を駆動し、その頭部をプ ーリステー4の上端面に当接させる。これによりスライドブロック7の長孔41 に沿う摺動が規制され、補機駆動ベルト6の張力でアジャストプーリ5の位置が 移動することが確実に防止される。
【0023】 上述のようにして引張ベルト6の張力調整が完了した後、スイッチ21を操作 してシリンダ18を伸長駆動すれば、張力調整用治具JをエンジンEから取り外 すことができる。
【0024】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことができる。
【0025】 例えば、補機駆動プーリ3が装着される補機は、実施例のコンプレッサ2に限 定されるものでは無い。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、シリンダの駆動力によって補機駆動プーリの位 置を移動させて補機駆動ベルトの張力を調整しているので、常に一定の荷重を補 機駆動プーリに与えて補機駆動ベルトの張力を安定させることができる。しかも 、その際に位置決め部材の係止部をエンジン側の被係止部に係合させ、且つプー リ押圧部材の円弧状当接部をアジャストプーリに係合させているので、張力調整 用治具のエンジンに対する支持を安定したものとして作業性を向上させることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの正面図
【図2】張力調整用治具をエンジンに装着した状態を示
す正面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図2の4方向矢視図
【符号の説明】
1 クランクプーリ 2 コンプレッサ(補機) 3 補機駆動プーリ 4 プーリステー 5 アジャストプーリ 6 補機駆動ベルト 12 治具本体 13 ハンドルグリップ 15 位置決め部材 151 係止凹部(係止部) 16 スタッドボルト(被係止部) 18 シリンダ 181 出力部材 19 プーリ押圧部材 191 円弧状当接部 E エンジン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランクシャフトに設
    けたクランクプーリ(1)と、エンジン(E)により駆
    動される補機(2)に設けた補機駆動プーリ(3)と、
    プーリステー(4)に沿って移動自在に設けたアジャス
    トプーリ(5)との間に掛け渡した補機駆動ベルト
    (6)の張力を調整すべく、前記アジャストプーリ
    (5)の位置を移動させる補機駆動ベルトの張力調整治
    具であって、 ハンドルグリップ(13)を有する治具本体(12)に
    位置決め部材(15)及びシリンダ(18)を設け、前
    記位置決め部材(15)にエンジン(E)側の被係止部
    (16)に係合可能な係止部(151 )を形成するとと
    もに、前記シリンダ(18)の出力部材(181 )に前
    記アジャストプーリ(5)に係合可能な円弧状当接部
    (191 )を有するプーリ押圧部材(19)を支持した
    ことを特徴とする、補機駆動ベルトの張力調整治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009299514A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Yanmar Co Ltd エンジン

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