JPH06100526A - フェノキシアルキルカルボン酸誘導体 - Google Patents

フェノキシアルキルカルボン酸誘導体

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JPH06100526A
JPH06100526A JP27371792A JP27371792A JPH06100526A JP H06100526 A JPH06100526 A JP H06100526A JP 27371792 A JP27371792 A JP 27371792A JP 27371792 A JP27371792 A JP 27371792A JP H06100526 A JPH06100526 A JP H06100526A
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JP
Japan
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group
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mmol
compound
mixture
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Application number
JP27371792A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Ohashi
光雄 大橋
Wataru Hori
弥 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 〔A及びBはカルボニル基又はヒドロキシメチレン基
を;Eは水素原子、水酸基又はアセトキシ基を;G及び
Lはエチル基、アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシカルボニルメチル
基又は低級アルコキシカルボニルメチル基を;mは0,
1又は2を;そしてRは水素原子又は低級アルキル基
を表すが、Aがカルボニル基、Eが水素原子そしてG及
びLがエチル基である場合、mは1又は2でBはヒドロ
キシメチレン基を表す〕のフェノキシアルキルカルボン
酸誘導体又はそれらのアルカリ塩。 【効果】 上記フェノキシアルキルカルボン酸誘導体
は、強力な選択的ロイコトリエン拮抗作用を有し、喘息
のようなアレルギー疾患の予防及び治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強力な選択的ロイコト
リエン拮抗作用を有し、喘息のようなアレルギー疾患の
予防及び治療に有用である新規なフェノキシアルキルカ
ルボン酸誘導体及びそれらの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】アラキドン酸の5−リポキシゲナーゼ系
の代謝物であるロイコトリエン類(ロイコトリエン
4 ,D4 ,E4 )は気管支喘息等の即時型アレルギー
疾患の主要な原因物質と考えられているSRS−A(sl
ow reacting substance ofanaphylaxis)の構成成分であ
る。従って、ロイコトリエン類に拮抗する薬物は、有用
な抗アレルギー剤として期待される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、フェノキ
シアルキルカルボン酸誘導体の一部の化合物がロイコト
リエン類に拮抗する薬物であることを先に見出したが
(特開平2−1459号公報,欧州特許公開EP495
485)、更に生体内で活性有る化合物の創製が望まれ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ロイコト
リエン類に拮抗する薬物に関して鋭意研究を重ねた結
果、下記一般式(1)で示されるフェノキシアルキルカ
ルボン酸誘導体が、強力で選択的なロイコトリエン拮抗
作用を有することを見出し、本発明を完成した。 [式中、A及びBはそれぞれ独立してカルボニル基又は
ヒドロキシメチレン基を、Eは水素原子、水酸基又はア
セトキシ基を、G及びLはそれぞれ独立してエチル基、
アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ
エチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基又は低級アル
コキシカルボニルメチル基を、mは0,1又は2を、そ
してR1 は水素原子又は低級アルキル基を表すが、Aが
カルボニル基、Eが水素原子そしてG及びLがエチル基
である場合、mは1又は2でBはヒドロキシメチレン基
を表す]
【0005】本発明によれば、一般式(1)の化合物は
以下に述べる経路により製造することができる。
【0006】(イ)一般式(1)である化合物は下記の
一般式(2)の化合物に一般式(3)の化合物を作用さ
せることにより製造することができる。 [式中、Bはカルボニル基又はヒドロキシメチレン基
を、Eは水素原子、水酸基又はアセトキシ基を、Lはエ
チル基、アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基又は
低級アルコキシカルボニルメチル基を、そしてR1 は水
素原子又は低級アルキル基を表す] [式中、Aはカルボニル基又はヒドロキシメチレン基
を、Gはエチル基、アセチル基、1−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシカルボニルメ
チル基又は低級アルコキシカルボニルメチル基を、mは
0,1又は2を、そしてYはハロゲン原子を表す]
【0007】反応は、有機溶媒、例えばアセトン、メチ
ルエチルケトン、ジエチルケトン又はジメチルホルムア
ミド等中で、反応温度としては室温〜溶媒還流温度で行
うことが好ましい。また無機塩基例えば炭酸カリウム又
は炭酸ナトリウム等の存在、更にヨウ化カリウムの添加
も好ましい。上記の一般式(1)で、エステル結合を有
する化合物は、常法により加水分解し、対応するカルボ
ン酸体及び/又はアルコール体に変換できる。
【0008】(ロ)一般式(1)でmが0で表される化
合物は下記の一般式(4)の化合物に式(5)の化合物
を作用させ、要すれば加水分解することにより製造する
ことができる。反応は、上記(イ)の方法に準じて行わ
れ、有機溶媒、例えばアセトン、メチルエチルケトン、
ジエチルケトン又はジメチルホルムアミド等中で、反応
温度としては室温〜溶媒還流温度で行うことが好まし
い。また無機塩基例えば炭酸カリウム又は炭酸ナトリウ
ム等の存在、更にヨウ化カリウムの添加も好ましい。 [式中、Bはカルボニル基又はヒドロキシメチレン基
を、Eは水素原子、水酸基又はアセトキシ基を、Lはエ
チル基、アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基又は
低級アルコキシカルボニルメチル基を、R1 は水素原子
又は低級アルキル基を、そしてYはハロゲン原子を表
す] [式中、Aはカルボニル基又はヒドロキシメチレン基
を、そしてGはエチル基、アセチル基、1−ヒドロキシ
エチル基、2−ヒドロキシエチル基、ヒドロキシカルボ
ニルメチル基又は低級アルコキシカルボニルメチル基を
表す]
【0009】(ハ)一般式(1)でmが1又は2で表さ
れる化合物は一般式(1a)の化合物を酸化し、要すれ
ば加水分解することにより製造することができる。典型
的には、一般式(1a)で表される化合物に等モル量若
しくは過剰の温和な酸化剤、例えばm−クロロ過安息香
酸、過酸化水素等を適当な溶媒例えば塩化メチレン、ア
ルコール等中で氷冷〜室温下で作用させることにより製
造される。 [式中、A,B,E,G,LそしてR1 は前述の通りで
あるが、Aがカルボニル基、Eが水素原子そしてG及び
Lがエチル基である場合、Bはヒドロキシメチレン基を
表す]
【0010】(ニ)一般式(1)でEが水酸基又はアセ
トキシ基で表される化合物は一般式(6)で表される化
合物を酢酸のアルカリ塩、例えばナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム等の無機塩、トリエチルアミン、トリ
メチルベンジルアンモニウム、ピリジン等の有機塩と適
当な溶媒、例えば酢酸、アルコール、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド等中で室温〜溶媒の沸点で反応さ
せることによりEがアセトキシ基である化合物を製造す
ることができる。この化合物は、常法に従って加水分解
しEが水酸基の化合物に誘導することができる。 [式中、A及びBはそれぞれ独立してカルボニル基又は
ヒドロキシメチレン基を、G及びLはそれぞれ独立して
エチル基、アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−
ヒドロキシエチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基又
は低級アルコキシカルボニルメチル基を、R1 は水素原
子又は低級アルキル基を、そしてXはハロゲン原子を表
す]
【0011】なお、一般式(1)で表される化合物のあ
るものは1から5個の不斉中心を有し、その不斉中心に
基づく光学異性体が存在するが、その各々、あるいはそ
れらの混合物のいずれも本発明に包含される。
【0012】これらの光学異性体は、光学活性な原料を
用いることにより製造するが、光学活性体との塩、例え
ば(S)−(−)−1−(1−ナフチル)エチルアミン
等の塩基と対応するカルボン酸体とのジアステレオマー
塩を形成するか、光学活性カラムを用いた分取により光
学分割することによっても製造することができる。
【0013】更に一般式(1)で表される化合物の内、
カルボキシル基を有する化合物は所望ならばその塩に常
法に従って変換することができる。塩としては、例えば
ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム等の
塩が挙げられる。
【0014】
【実施例】次に本発明を具体例によって説明するがこれ
らの例によって発明が限定されるものではない。
【0015】実施例1 3′−アリル−2′,4′−ビス(ベンジルオキシ)ア
セトフェノン
【0016】3−アリル−2,4−ジヒドロキシアセト
フェノン31g(0.161モル)を 150mlのジメチルホルムア
ミド(DMF)に溶かし、氷水冷下55%水素化ナトリウ
ム7g(0.160モル)を加え、発泡がおさまった後、ベン
ジルブロマイド28g(0.164モル)を加えた。15分間攪拌
を続けた後、再度、上記と同様な操作で55%水素化ナト
リウム 7.5g(0.172モル)を加え、ベンジルブロマイド
30g(0.175モル)を追加した。内温を45〜50℃に保ち、
30分間攪拌した。反応混合物は氷水に注ぎ、ベンゼンで
2回抽出した。ベンゼン層を水洗、飽和食塩水洗した
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、ベンゼンを留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン)に付し、目的物のフラクション25gを油状物と
して得た。収率42%
【0017】実施例2 2′,4′−ビス(ベンジルオキシ)−3′−(2−ヒ
ドロキシプロピル)アセトフェノン
【0018】酢酸第2水銀23g(72.2ミリモル)を 120
mlの水に溶かし、攪拌下テトラヒドロフラン(THF)
100mlを加え、更に実施例1の化合物25g(67.1ミリモ
ル)を 200mlのTHFに溶かした溶液を一度に加え、室
温で1時間攪拌を続けた。150ml のTHFを追加し、30
〜35℃で6時間攪拌を続け、そのまま3晩放置した。寒
剤で冷却し、攪拌下3N水酸化ナトリウム80mlを加え、
0.5M水素化ホウ素ナトリウムの3N水酸化ナトリウム
溶液50mlを5℃以下で滴下した。同温度で30分間攪拌を
続け、上層の有機層を分液した。水層はエーテルで2回
抽出し、有機層を合わせ、水洗を3回、飽和食塩水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。
残留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム→クロロホルム:酢酸エチル=19:1)
に付し、目的物を油状物として13g(49.6%)得た。
【0019】実施例3 2′,4′−ジヒドロキシ−3′−(2−ヒドロキシプ
ロピル)アセトフェノン
【0020】実施例2の化合物8gをエタノール80mlに
溶かし、7%パラジウム炭素を加え、常温、常圧で接触
還元した。水素の吸収が見られなくなったら反応をや
め、触媒をろ去し、ろ液を濃縮した。残留物にエーテル
を加え、均一溶液とした後、少量のn−ヘキサンを加
え、結晶化させた。目的物の白色結晶を 3.8g(88.2
%)得た。m.p. 112−114 ℃
【0021】実施例4 O−[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(2−ヒド
ロキシプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルバモ
チオアート
【0022】実施例3の化合物 4.2g(20.0ミリモル)
をアセトン20mlに溶かし、炭酸カリウム 2.9g(21.0ミ
リモル)を加え、10分間攪拌した。N,N−ジメチルチ
オカルバモイルクロライド 2.8g(22.7ミリモル)を加
え、室温下 3.5時間攪拌した。2晩放置後、水を加え、
ベンゼン抽出した。ベンゼン層は水洗し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲル
クロマトグラフィー(クロロホルム)に付し、目的物フ
ラクションを集め、エーテルから結晶化させ、目的物の
白色結晶を 4.0g(67.3%)得た。m.p. 126−127 ℃
【0023】実施例5 S−[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(2−ヒド
ロキシプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルバモ
チオアート
【0024】実施例4の化合物 4.0gを攪拌しながら、
外温 195℃の油浴で1時間加熱した後、 195〜200 ℃に
1.5時間保った。冷却後、クロロホルムに溶解し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→クロ
ロホルム:酢酸エチル=100:3)にて精製し、 1.1g
(28%)の目的物を油状物として得た。
【0025】実施例6 2′−ヒドロキシ−3′−(2−ヒドロキシプロピル)
−4′−メルカプトアセトフェノン
【0026】実施例5の化合物 1.3g(4.37ミリモル)
を2mlのエタノールに溶解し、 1.5gの水酸化カリウム
を15mlの水に溶かした溶液を加え、窒素気流下3時間加
熱還流した。氷を加え、酢酸エチルで水溶液を洗浄後、
濃塩酸で酸性とし、酢酸エチルで2回抽出した。有機層
は飽和食塩水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮
した。残留物をベンゼンに溶かし、再度溶媒を留去後、
エーテルに溶かし、少量のn−ヘキサンを加え結晶化さ
せた。 418mg(42%)の目的物を得た。m.p.74−75℃
【0027】実施例7 4−[6−アセチル−3−[3−[[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシプロピル)フェニ
ル]チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪
酸エチル
【0028】4−[6−アセチル−3−(3−ブロモプ
ロポキシ)−2−プロピルフェノキシ]酪酸エチル(実
施例11の化合物) 1.1g(2.56ミリモル)をジメチルホ
ルムアミド4mlに溶かし、炭酸カリウム 0.5g及び実施
例6の化合物 485mg(2.14モル)を加え、室温で2時間
攪拌した。氷水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。残油をシリカゲルクロマ
トグラフィー(クロロホルム:酢酸エチル= 100:3)
に付し、目的物フラクションを集め、エーテルから結晶
化させた。目的物 950mg(77.1%)の白色結晶を得た。
m.p. 104−105 ℃
【0029】実施例8 4−[6−アセチル−3−[3−[[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(2−ヒドロキシプロピル)フェニ
ル]チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪
【0030】930mg (1.62ミリモル)の実施例7の化合
物を 0.4gの水酸化ナトリウムを含む50%(v/v) エタノ
ール水溶液8mlに溶かし、室温に1時間放置した。反応
液に氷水を加え、濃塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで
2回抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:エタノール= 100:1→ 100:2)に付し、目的物
フラクションを集め、アセトニトリル・イソプロピルエ
ーテル・n−ヘキサンの混合溶媒から結晶化させた。析
出晶をろ取、エーテルで洗浄し、風乾して目的物 650mg
(73.5%)の白色結晶を得た。m.p. 107−110 ℃
【0031】
【0032】実施例9 4−(6−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフ
ェノキシ)酪酸
【0033】4−(6−アセチル−3−ベンジルオキシ
−2−プロピルフェノキシ)酪酸15g(40.5ミリモル)
及びパラジウム炭素(約7%)3gをエタノール100ml
に懸濁し、室温下、水素による常圧接触還元を3時間行
った。触媒をろ過し、溶媒を留去した。残留物をアセト
ニトリルから再結晶して、目的物 8.7gを得た。 m.p. 121−123 ℃ 母液より、更に目的物 1.7gを得た。総量10.4g(収率
91.6%)
【0034】実施例10 4−(6−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフ
ェノキシ)酪酸エチル
【0035】実施例9の化合物10.4g(37.1ミリモル)
をエタノール60mlに溶解し、硫酸0.4ml を加え4時間還
流した。溶媒を留去し、残留物に氷水及び酢酸エチルを
加え分液した。有機層を冷却した重曹水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、無水芒硝にて乾燥した。溶媒を留去し、
赤褐色油状物の目的物を11g(収率96.1%)得た。
【0036】実施例11 4−[6−アセチル−3−(3−ブロモプロポキシ)−
2−プロピルフェノキシ]酪酸エチル
【0037】1,3−ジブロモプロパン36g(178ミリモ
ル)及び炭酸カリウム 4.9g(35.5ミリモル)をアセト
ン60mlに懸濁し、攪拌下アセトン25mlに溶解した実施例
10の化合物11g(35.7ミリモル)を加えた。2時間還流
後、更に炭酸カリウム1g(7.2 ミリモル)を追加し、
1時間還流を継続した。冷却後、不溶物をろ過し、溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ヘキサン・ベンゼン混液(1:1)→ベンゼン及
びクロロホルム)に付し、目的物を含む分画を合わせ
た。溶媒を留去し、油状物の目的物を 5.4g得た。他に
目的物を含む混合物を9g得た。混合物を再度シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製
し、更に目的物を 6.9g得た。総量12.3g(収率80.3
%)
【0038】実施例12 2′−アセトキシ−3′−アリル−4′−ベンジルオキ
シアセトフェノン
【0039】3′−アリル−4′−ベンジルオキシ−
2′−ヒドロキシアセトフェノン(実施例27)20g(7
0.8ミリモル)、無水酢酸14.5g(142ミリモル)及びピ
リジン60ml溶液を3時間還流した。溶媒を留去後、クロ
ロホルムにて抽出した。有機層を冷却した2N−塩酸、
水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水芒硝にて乾燥し
た。溶媒を留去し、残留物をベンゼン・ヘキサン混液か
ら再結晶して、目的物を20g得た。m.p.69−70℃ 母液より、更に目的物 1.7gを得た。総量21.7g(収率
94.4%)
【0040】実施例13 4′−ベンジルオキシ−2′−ヒドロキシ−3′−(3
−ヒドロキシプロピル)アセトフェノン
【0041】実施例12の化合物15g(46.2ミリモル)を
テトラヒドロフラン 150mlに溶解し、攪拌下5〜10℃で
ボラン・テトラヒドロフラン溶液(オーガニック リア
クション13巻32頁の方法で調製)30mlを滴下した。同温
度で10分間反応を継続した後、水を滴下し(過剰のハイ
ドライドを分解)、続いて6N−水酸化ナトリウム溶液
6mlを滴下した。過酸化水素水(31%)6mlを0〜5℃
で滴下後、20分間攪拌を継続した。希亜硫酸ナトリウム
溶液2mlを添加し10分間攪拌した後氷水 800mlに注い
だ。反応液を塩酸酸性とし、エーテルを用いて2回抽出
した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄し、無水芒硝で乾
燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム・エーテル混液(9:
1))に付し、目的物を含む分画を合わせた。溶媒を留
去し、残留物をベンゼン−ヘキサンから再結晶して2′
−アセトキシ−4′−ベンジルオキシ−3′−(3−ヒ
ドロキシプロピル)アセトフェノンを 5.8g(収率36.6
%)得た。m.p.96−97℃
【0042】この化合物 5.8gをエタノール60mlに溶解
し、6N−水酸化ナトリウム溶液4mlを加えた。50℃で
1時間加熱後溶媒を留去した。残留物をクロロホルムに
溶解し、冷却した希塩酸、水及び飽和食塩水で順次洗浄
後、無水芒硝にて乾燥した。溶媒を留去し、茶色の油状
物として目的物を得た。この化合物は精製せずに実施例
14の原料として用いた。
【0043】実施例14 4′−ベンジルオキシ−2′−ヒドロキシ−3′−
[[3−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−2−イル)オキシ]プロピル]アセトフェノン
【0044】実施例13の化合物 6.2g(20.6ミリモル)
及びp−トルエンスルホン酸・一水和物 0.3gを塩化メ
チレン60mlに溶解し、氷冷攪拌下2,3−ジヒドロピラ
ン3g(35.7ミリモル)を加え、1時間反応を行った。
反応液を冷却した重曹水、水及び飽和食塩水で順次洗浄
し無水芒硝で乾燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製
し、油状物として目的物を 6.5g(収率81.9%)得た。
【0045】実施例15 2′,4′−ジヒドロキシ−3′−[[3−(3,4,
5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキ
シ]プロピル]アセトフェノン
【0046】実施例14の化合物 6.5g(16.9ミリモル)
及びパラジウム炭素(約7%)1gをエタノール50mlに
懸濁し、室温攪拌下、水素を用いて常圧接触還元を 1.5
時間行った。更に触媒を 1.0g追加し、同条件で 2.5時
間反応を継続した。触媒をろ過し、溶媒を留去した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム)で精製したのち、エーテルから再結晶して目的物
を3.95g(収率79.4%)得た。m.p. 110〜111 ℃
【0047】実施例16 O−[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(3−ヒド
ロキシプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルバモ
チオアート
【0048】実施例15の化合物3.95g(13.4ミリモ
ル)、炭酸カリウム2.04g(14.8ミリモル)及びN,N
−ジメチルチオカルバモイルクロライド 1.8g(14.6ミ
リモル)をアセトン40mlに懸濁し、室温下2時間攪拌し
た。更に炭酸カリウム 1.6g(11.6ミリモル)及び先の
クロライド 0.8g(6.3ミリモル)を追加し、1時間攪拌
還流を行った。冷却後水 0.2mlを加え20分間攪拌後、不
溶物をろ過した。溶媒を留去し、残留物をクロロホルム
に溶解後、重曹水、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。
無水芒硝にて乾燥し溶媒を留去した。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エーテル
混液(19:1))で精製したのちエタノールから再結晶
して目的物を 2.4g(収率60.1%)得た。m.p. 126−12
7 ℃
【0049】実施例17 O−[[[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(3,
4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)
オキシ]プロピル]フェニル]N,N−ジメチルカルバ
モチオアート
【0050】実施例16の化合物 2.4g(8.07ミリモル)
及びp−トルエンスルホン酸・一水和物0.24gをクロロ
ホルムに溶解し、溶媒を留去した。残留物をクロロホル
ム30mlに溶解後、氷冷攪拌下2,3−ジヒドロピラン
1.4g(16.6ミリモル)を加え15分間反応を行った。反
応液を冷却した重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無
水芒硝にて乾燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精製し
たのちエーテル・ヘキサンから再結晶して目的物を 2.6
g得た。m.p.82−83℃ 母液より更に目的物 0.2gを得た。総量 2.8g(収率9
0.9%)
【0051】実施例18 S−[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(3−ヒド
ロキシプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルバモ
チオアート
【0052】実施例17の化合物 2.7g(7.08ミリモル)
を窒素気流下 190〜195 ℃(オイルバス温度)で3時間
加熱攪拌した。冷却後イソプロピルアルコール20mlに溶
解し、水5ml及び塩酸2mlを加え30分間室温放置した。
溶媒を留去し、残留物をクロロホルムに溶解後、水、重
曹水、水及び飽和食塩水で順次洗浄した。無水芒硝で乾
燥し溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム・エーテル混液(9:
1))で精製した後、エーテルから再結晶して目的物を
1.4g(収率66.5%)得た。m.p.87−88℃
【0053】実施例19 2′−ヒドロキシ−3′−(3−ヒドロキシプロピル)
−4′−メルカプトアセトフェノン
【0054】水酸化カリウム溶液(KOH 1.3g(23.5
ミリモル)、水10.8ml、エタノール1.2ml)に、窒素気流
下実施例18の化合物 1.4g(4.71ミリモル)を加え、
2.5時間還流した。氷水に注ぎ、反応液水層を酢酸エチ
ルで洗浄した。水層を氷冷攪拌下、塩酸酸性とし、酢酸
エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で3回洗浄し、
無水芒硝で乾燥した。溶媒を留去し、残留物をエーテル
・ヘキサンから再結晶して目的物を 0.8g得た。m.p.6
4.5−66.0℃ 母液より更に目的物 0.1gを得た。総量 0.9g(84.5
%)
【0055】実施例20 4−[6−アセチル−3−[3−[[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)フェニ
ル]チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪
酸エチル
【0056】実施例19の化合物 0.9g(3.98ミリモル)
及び炭酸カリウム 1.1g(7.96ミリモル)をジメチルホ
ルムアミド7mlに懸濁し、窒素気流下実施例11の化合物
1.7g(3.98ミリモル)を加え、室温で1時間攪拌し
た。更に実施例11の化合物を0.34g(0.80ミリモル)追
加し、30分間反応を継続した。氷水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出(2回)し、水及び飽和食塩水(2回)で順次洗
浄した。無水芒硝にて乾燥後、溶媒を留去し、残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・
エーテル混液(9:1))で精製した後、エタノール−
ヘキサンから再結晶して目的物を1.95g得た。m.p.87−
88℃ 母液より更に目的物 0.1gを得た。総量2.05g(収率8
9.7%)
【0057】実施例21 4−[6−アセチル−3−[3−[[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(3−ヒドロキシプロピル)フェニ
ル]チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪
【0058】実施例20の化合物1.95g(3.39ミリモル)
をエタノール4mlに溶解し、水酸化ナトリウム溶液(N
aOH0.36g(9.0ミリモル)、水5ml)を加え、室温で
1時間放置した。氷水を加え、反応液をエーテル洗浄し
た。水層に酢酸エチルを加えて氷冷し、攪拌下塩酸酸性
とした。分液後、再度酢酸エチルで抽出し、有機層を合
わせ、飽和食塩水で2回洗浄し、無水芒硝で乾燥した。
溶媒を留去し、残留物をアセトニトリルから再結晶して
目的物を 1.5g得た。m.p.84−87℃ 母液より、更に目的物 0.3gを得た。総量 1.8g(収率
97.0%)、m.p.87−89℃
【0059】 元素分析値 C H C29388 Sとして 計算値(%) 63.72 7.01 実測値(%) 63.59 7.01
【0060】実施例22 4−[6−アセチル−3−(3−クロロプロポキシ)−
2−プロピルフェノキシ]酪酸エチル
【0061】実施例10の化合物62g及び1−ブロモ−3
−クロロプロパン37gをアセトン200ml に溶かし、31g
の炭酸カリウムを加え、 1.5時間加熱還流した。5gの
1−ブロモ−3−クロロプロパン及び7gの炭酸カリウ
ムを追加し、合計22時間加熱還流を続けた。不溶物をろ
去し、ろ液を濃縮し目的物を82g(理論値76.9g)得
た。これをそのまま次工程原料として使用した。
【0062】実施例23 4−[3−(3−クロロプロポキシ)−6−(1−ヒド
ロキシエチル)−2−プロピルフェノキシ]酪酸エチル
【0063】実施例22の化合物72gをメタノール 500ml
に溶かし−10℃に冷却した後、水素化ホウ素ナトリウム
7gを加え、−10〜−5℃で15分間かき混ぜた。その
後、0〜7℃で1時間かき混ぜ、再度0℃以下に冷却
し、 3.5gの水素化ホウ素ナトリウムを追加し、0℃付
近でさらに 1.5時間かき混ぜた。 200gの氷を加えた
後、濃塩酸10ml、酢酸5mlを加え、メタノールを留去し
た。濃縮物を酢酸エチルで2回抽出し、冷水、冷水酸化
ナトリウム溶液、飽和食塩水(2回)の順に洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、66g(理論
値67.9g)の目的物を得た。これをそのまま次工程原料
として使用した。
【0064】実施例24 4−[3−(3−クロロプロポキシ)−6−(1−ヒド
ロキシエチル)−2−プロピルフェノキシ]酪酸
【0065】実施例23の化合物52gをエタノール 200ml
に溶かし、水酸化ナトリウム9gを50mlの水に溶かした
液を加え、室温で1時間放置後濃塩酸10mlを加え、溶媒
を留去した。残留物に氷水を加えて均一溶液とし、濃塩
酸20mlを加え、酢酸エチル300ml で抽出した。水、飽和
食塩水(2回)の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を留去し、49g(理論値48.2g)の目的
物を得た。
【0066】実施例25 (−)−4−[3−(3−クロロプロポキシ)−6−
(1−ヒドロキシエチル)−2−プロピルフェノキシ]
酪酸
【0067】実施例24の化合物49gを 150mlの酢酸エチ
ルに溶かし、(R)−1−ナフチルエチルアミン23.5g
を加え、冷凍庫に1夜放置した。析出結晶をろ過し、冷
酢酸エチルで洗浄し、 9.3gの粗ジアステレオマー塩を
得た。この粗結晶を酢酸エチル40mlに加熱溶解し、室温
に放置して再結晶した。析出結晶をろ過し、酢酸エチル
で洗浄することにより精製ジアステレオマー塩を 6.2g
(8.6%)得た。m.p. 123.5−125 ℃,[α]D 19− 4.8
°(c=3.0 ,エタノール)
【0068】ここで得られたジアステレオマー塩 4.0g
(7.55ミリモル)に濃塩酸2mlを含む冷水及び酢酸エチ
ルを加えて分液し、水層は酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を合わせ、希塩酸、水、飽和食塩水(2回)の
順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。この溶液
の 1/2量をとり、溶媒を留去し、目的物を 1.5g(理論
値1.35g)得た。
【0069】実施例26 (−)−4−[3−[[3−[4−アセチル−3−ヒド
ロキシ−2−(2−ヒドロキシプロピル)フェニル]チ
オ]プロポキシ]−6−(1−ヒドロキシエチル)−2
−プロピルフェノキシ]酪酸
【0070】実施例25で得られた光学活性カルボン酸
1.5g(ジアステレオマー塩2g(3.77ミリモル)分に
相当)を20mlのジメチルホルムアミドに溶かし、実施例
6の化合物 1.1g(4.86ミリモル)及び炭酸カリウム
1.4gを加え、室温で 3.5時間かき混ぜた。反応液を氷
水にあけ、濃塩酸2mlを加え、酢酸エチルで2回抽出し
た。水、飽和食塩水(2回)の順に洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エタノー
ル混液(100:3))で2回精製し、 0.6g(29%)の目
的物を淡黄色の油状物として得た。旋光度:[α]D 21
− 9.4°(0.10g,エタノール10ml,100mm)
【0071】IR(液膜法):1713cm-1(νc-o ケト
ン),1626cm-1(νc-o ケトン) MS(m/z): 530(M+ −H2 O),512 ,486 ,267
,223 (100%)
【0072】NMR(CDCl3 ,δ値):0.97(3
H,t),1.29(3H,d),1.50(3H,d),1.57
(2H,m), 2.2付近(2H×2,m), 2.6(3
H,s),約 2.6(2H×2,m),3.00(2H,
m),3.21(2H,t),3.88(2H,m),4.07(2
H,t),4.14(1H,m),5.14(1H,q),6.66
(1H,d),6.82(1H,d),7.24(1H,d),
7.56(1H,d),12.97 (1H,s)
【0073】実施例27 3′−アリル−4′−(ベンジルオキシ)−2′−ヒド
ロキシアセトフェノン
【0074】2,4−ジヒドロキシ−3−アリルアセト
フェノン45g(0.234モル)、ベンジルブロマイド43g
(0.251モル)をアセトン 300mlに溶かし、38g(0.275モ
ル)の炭酸カリウムを加え、攪拌下3時間加熱還流し
た。不溶物をろ取し、少量のアセトンで洗浄後ろ液を減
圧濃縮した。残留物をベンゼン 500mlに溶かし、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ベンゼ
ン層は結晶が析出し始めるまで減圧濃縮し、加熱溶解
後、n−ヘキサンを加え、結晶化させた。56gの目的物
を得た。m.p. 106−109 ℃ 母液を濃縮し、少量のベンゼン及びn−ヘキサンから5
gの目的物を得た。総収量61g(92.3%)
【0075】実施例28 4−[6−アセチル−3−(ベンジルオキシ)−2−
(2−プロペニル)フェノキシ]酪酸エチル
【0076】実施例27の化合物20g(70.8ミリモル)を
ジメチルホルムアミド 100mlに溶かし、55%水素化ナト
リウム 3.1g(71ミリモル)を添加し、5分間攪拌し
た。γ−ブロモ酪酸エチル15.2g(77.9ミリモル)を加
え、50〜55℃に2時間、55〜60℃にて1時間反応させ
た。氷水 200mlに注ぎ、エーテルで2回抽出した。水洗
を3回行った後、冷水酸化ナトリウム洗をし、水洗2
回、飽和食塩水洗後、無水芒硝乾燥し、エーテルを留去
した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ベンゼ
ン→ベンゼン:酢酸エチル=20:1)に付し、目的物を
油状物として、22gを得た。収率78.3%
【0077】実施例29 4−[6−アセチル−2−(2−ヒドロキシプロピル)
−3−(ベンジルオキシ)フェノキシ]酪酸エチル
【0078】実施例28の化合物 3.8gをテトラヒドロフ
ラン25mlに溶かした溶液を、3gの酢酸第2水銀を10ml
の水に溶解した中に加え、室温(25℃)で 2.5時間攪拌
した。寒剤にて−5℃に冷却し、15mlのテトラヒドロフ
ランを追加し、3N水酸化ナトリウム10mlを加えた後、
0.5M水素化ホウ素ナトリウム/3N水酸化ナトリウム
溶液8mlを滴下し同温度で25分間攪拌した。有機層を分
液し、水層をエーテル抽出した。有機層とエーテル層を
合わせ、水洗を5回行い無水芒硝乾燥後、溶媒を留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム→2%酢酸/クロロホルム→5%酢酸/クロ
ロホルム)にて精製し、目的物 2.4g(57.9%)を油状
物として得た。
【0079】実施例30 4−[6−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(2−ヒド
ロキシプロピル)フェノキシ]酪酸エチル
【0080】実施例29の化合物 2.2g(5.3ミリモル)を
50mlのエタノールに溶かし、7%パラジウム炭素 800mg
を加え、常温、常圧下 1.5時間接触還元した。触媒をろ
去し、エタノールを減圧留去した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(5%酢酸エチル/クロロホ
ルム)にて精製し、目的物を油状物として 1.3g(75.5
%)得た。
【0081】実施例31 4−[6−アセチル−3−[3−[(4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−プロピルフェニル)チオ]プロポキ
シ]−2−(2−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]酪
酸エチル
【0082】実施例30の化合物 1.3g(4.0ミリモル)及
び実施例35の化合物 1.4g(4.2ミリモル)をアセトン13
mlに溶かし 1.3g(9.4ミリモル)の炭酸カリウムを加
え、3時間、攪拌下に加熱還流した。不溶物をろ去し、
アセトンで洗浄した後、アセトンを減圧留去した。残留
物を酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水洗後、無水芒硝乾
燥し、溶媒を留去した。得られた目的物の粗オイルをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム→ク
ロロホルム:酢酸エチル=20:1)に付し、精製目的物
を 2.4g得た。
【0083】実施例32 4−[6−アセチル−3−[3−[(4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−プロピルフェニル)チオ]プロポキ
シ]−2−(2−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]酪
【0084】実施例31の化合物 2.4gをエタノール5ml
に溶かし、2N水酸化ナトリウム水溶液6mlを加え、60
℃に10分間加温した。氷水で希釈し、エーテル洗浄をし
た後、濃塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。
有機層を水、飽和食塩水で洗浄したのち無水芒硝で乾燥
し、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム:エタノール= 100:1)
で精製した後、アセトニトリル・n−ヘキサンから再結
晶して目的物結晶を 474mg(実施例32からの通算収率2
1.6%)得た。m.p.41−50℃
【0085】 元素分析値 C H C29388 Sとして 計算値(%) 63.72 7.01 実測値(%) 63.44 7.14
【0086】実施例33 4−[6−アセチル−3−ベンジルオキシ−2−(3−
ヒドロキシプロピル)フェノキシ]酪酸
【0087】実施例28の化合物6g(15.1ミリモル)を
テトラヒドロフラン60mlに溶解し攪拌下、0〜5℃でボ
ラン・テトラヒドロフラン溶液(オーガニック リアク
ション13巻,32頁の方法で調製)10mlを滴下した。同温
度で30分間攪拌後、水を滴下し、続いて3N水酸化ナト
リウム溶液 2.4mlを滴下した。過酸化水素水(31%)3.
3ml を同温度で滴下し、30分間反応を継続させた。氷水
に注ぎ、希亜硫酸ナトリウム溶液を加え、エーテルにて
抽出した。エーテル層を飽和食塩水にて洗浄し、無水芒
硝にて乾燥した。溶媒を留去し、得られる残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム)で精
製し、油状の目的物 1.8g(収率28.7%)を得た。
【0088】実施例34 4−[6−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(3−ヒド
ロキシプロピル)フェノキシ]酪酸エチル
【0089】実施例33の化合物 2.4g(5.79ミリモル)
及びパラジウム炭素(約7%) 0.5gをエタノール40ml
に懸濁し、室温攪拌下、水素を用いて常圧接触還元を2
時間行った。触媒をろ去し、溶媒を留去した。油状の目
的物を 1.8g(収率95.8%)得た。
【0090】実施例35 4′−(3−ブロモプロポキシ)−2′−ヒドロキシ−
3′−プロピルアセトフェノン
【0091】4′−ジメチルアミノカルボニルチオ−
2′−ヒドロキシ−3′−プロピルアセトフェノン20g
(0.071モル)を水酸化カリウム溶液(KOH20g(0.357
モル)を水−エタノール混液(9:1) 170mlに溶解)
に溶解し、窒素気流下 3.5時間攪拌還流した。冷却後、
塩酸を加えて酸性とし酢酸エチルで抽出した。有機層を
水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水芒硝で乾燥した。
溶媒を留去し、褐色油状物として2−ヒドロキシ−4−
メルカプト−3−プロピルアセトフェノンを得た。次
に、1,3−ジブロモプロパン71.6g(0.355モル)及び
炭酸カリウム 9.8g(0.071モル)をアセトン 113mlに懸
濁し、窒素気流下アセトン50mlに溶解した2−ヒドロキ
シ−4−メルカプト−3−プロピルアセトフェノンを加
え、2時間攪拌還流した。冷却後、不溶物をろ去し、ろ
液を減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン→ベンゼン・ヘキサン混液
(1:1))で精製した後、トルエン−ヘキサンから再
結晶して目的物15g(収率63.7%)を得た。m.p.46−47
【0092】実施例36 4−[6−アセチル−3−[3−[(4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−プロピルフェニル)チオ]プロポキ
シ]−2−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]酪
酸エチル
【0093】実施例35の化合物1.84g(5.55ミリモ
ル)、実施例34の化合物1.80g(5.55ミリモル)及び炭
酸カリウム1.50g(10.8ミリモル)を懸濁し、6時間攪
拌還流した。冷却後、不溶物をろ去し、濃縮した。濃縮
物を酢酸エチルに溶解し、飽和食塩水にて洗浄後無水芒
硝にて乾燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エーテル混液
(19:1))で精製し、油状の目的物を 2.7g(収率8
4.7%)得た。
【0094】実施例37 4−[6−アセチル−3−[3−[(4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−プロピルフェニル)チオ]プロポキ
シ]−2−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]酪
【0095】実施例36の化合物 2.7g(4.70ミリモル)
をエタノール5mlに溶解し、水酸化ナトリウム溶液(N
aOH 0.5g(12.5ミリモル)、水6ml)を一度に加
え、60℃で10分間加熱した。氷水に注ぎ、エーテル洗浄
後分液した。水層に酢酸エチルを加え、氷冷攪拌下、塩
酸4mlを加えて酸性とした。分液後、有機層を飽和食塩
水で2回洗浄し、無水芒硝にて乾燥した。溶媒を留去
し、残留物にアセトニトリルを加え結晶化させ、目的物
の粗結晶を 2.0g(収率77.9%)得た。
【0096】前記粗結晶をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム−エタノール混液(49:1))
に付し、目的物を含む分画部を合わせた。溶媒を留去
し、残留物にアセトニトリルを加え結晶化を行った。得
られた目的物の粗結晶を再度シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム・エタノール混液(エタノー
ル含量 0.5〜1.5 %に変化))に付し、目的物を含む分
画部を合わせた。溶媒を留去し、残留物にアセトニトリ
ルを加え結晶化させ、目的物0.49gを得た。m.p. 101〜
103 ℃
【0097】 元素分析値 C H C29388 Sとして 計算値(%) 63.72 7.01 実測値(%) 63.55 7.06
【0098】実施例38 3−[3−アセチル−2,6−ビス(ベンジルオキシ)
フェニル]−2−プロパノン
【0099】実施例3の化合物16g(32.0ミリモル)を
アセトン 250mlに溶かし、無水クロム酸 3.2g(32.0ミ
リモル)、水 9.2ml及び濃硫酸 2.7mlから調製した溶液
を、0℃以下でかき混ぜながら滴下した。同温度で1時
間反応を継続後、イソプロパノールを少量加えて10分間
かき混ぜ、氷水 1.3リットルに注いだ。エーテルで3回
抽出し、亜硫酸ナトリウム溶液、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン
→ベンゼン・クロロホルム混液→クロロホルム・酢酸エ
チル混液)で精製し、目的物の粗油状物を 9.3g(58.4
%)得た。この油状物はベンゼン・ヘキサン混液で結晶
化することができた。m.p.57〜58℃
【0100】実施例39 3−(3−アセチル−2,6−ジヒドロフェニル)−2
−プロパノン
【0101】実施例38の化合物9g(23.2ミリモル)を
エタノール50mlに溶かし、パラジウム活性炭(約7%)
2gを加え、室温で4時間水素接触還元した。触媒をろ
去した後、ろ液を濃縮し、残留物にエーテルを加えて析
出する結晶をろ過した。目的物 2.9g(m.p. 168〜169
℃)を得た。ろ液を濃縮し、同様に目的物を 1.3g得
た。総量 4.2g(87.1%)
【0102】実施例40 O−[4−アセチル−3−ヒドロオキシ−2−(2−オ
キソプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルボチオ
アート
【0103】実施例39の化合物 4.2g(20.2ミリモル)
及びN,N−ジメチルチオカルバモイルクロライド(以
下クロライド) 2.6g(21.0ミリモル)をアセトン50ml
に溶かし、 2.8g(21.0ミリモル)の炭酸カリウムを加
え、2時間還流した。 0.5g(4.05ミリモル)のクロラ
イド及び 0.5g(3.62ミリモル)の炭酸カリウムを追加
し、2時間還流後、さらに同量のクロライド及び炭酸カ
リウムを追加して、1時間還流した。熱時、不溶物をろ
去し、ろ液を濃縮後、残留物をクロロホルムに溶かし、
水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム)で精製後、ベンゼン・ヘキサン混液で
結晶化し、目的物を 4.3g(72.2%)得た。m.p. 152〜
154 ℃
【0104】実施例41 S−[4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−(2−オキ
ソプロピル)フェニル]N,N−ジメチルカルバモチオ
アート
【0105】実施例40の化合物 4.3g(14.6ミリモル)
を窒素気流下 195〜200 ℃(油浴の温度)で45分間かき
混ぜた。冷却後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム)で精製し、エーテルを用いて結晶化し
た。結晶をろ取し、目的物を3.4g(79.1%)得た。m.
p. 100〜101 ℃
【0106】実施例42 5−アセチル−2,4−ジヒドロキシ−2−メチル−1
−チアインダン
【0107】実施例41の化合物 3.4g(11.5ミリモル)
をエタノール 2.9mlに溶かし、水酸化カリウム 3.2g
(57.0ミリモル)を27mlの水に溶かした液を加え、2時
間還流した。冷却後、氷水に注ぎ、酢酸エチルで洗浄し
た。水層に濃塩酸 5.4mlを加え、酢酸エチルで抽出し、
水、飽和食塩水の順で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルで再結晶し
た。結晶をろ取し、目的物を 2.1g得た。ろ液を濃縮
し、同様にして目的物を 0.2g得た。総量 2.3g(89.1
%) m.p. 158〜160 ℃
【0108】実施例43 (−)−4−[3−[[3−[4−アセチル−3−ヒド
ロキシ−2−(2−オキソプロピル)フェニル]チオ]
プロポキシ]−6−(1−ヒドロキシエチル)−2−プ
ロピルフェノキシ]酪酸
【0109】実施例25の化合物1.17g(ジアステレオマ
ー塩 1.7g(3.21ミリモル)分に相当)を11mlのジメチ
ルホルムアミドに溶かし、実施例42の化合物 1.1g(4.
90ミリモル)及び炭酸カリウム 1.5g(10.9ミリモル)
を加え、窒素気流下40〜45℃で5時間かき混ぜた。反応
液を氷水にあけ、濃塩酸2mlを加え、酢酸エチルで2回
抽出した。水(4回)、飽和食塩水の順に洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エ
タノール混液(200:3))で精製し 1.3g(74.2%)の
目的物を茶色の油状物として得た。更に、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム・酢酸エチル・
酢酸混液(18:4:1))で精製し、 0.6g(23.2%)
の目的物を淡褐色の油状物として得た。旋光度:[α]
D 21 −10.8°(0.10g、エタノール、10ml、 100mm)
【0110】IR(NaCl液膜法):1713cm-1(ν
c-o カルボン酸),1628cm-1(νc-o ケトン) MS(m/z): 528(M+ 100%), 510(M+ −H
2 O),265 ,223
【0111】NMR(CDCl3 ,δ値):0.97(3
H,t),1.49(3H,d),1.56((2H,m),
2.2付近(2H×2,m),2.22(3H,s),2.59
(3H,s),約 2.6(2H×2,m),3.19(2H,
t),約 3.9(2H,m),3.92(2H,s),4.04
(2H,t),5.13(1H,q),6.64(1H,d),
6.85(1H,d),7.23(1H,d),7.60(1H,
d), 12.80(1H,s)
【0112】実施例44 4−[6−アセチル−3−[[3−[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(2−オキソプロピル)フェニル]
チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸エ
チル
【0113】実施例42の化合物 1.1g(4.90ミリモル)
を12mlのジメチルホルムアミドに溶かし、実施例22の化
合物 2.6g(6.76ミリモル)及び炭酸カリウム1.35g
(9.77ミリモル)を加え、窒素気流下44〜50℃で 1.5時
間かき混ぜた。反応液を氷水150ml にあけ、酢酸エチル
で3回抽出した。水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エー
テル混液(19:1))で精製し、 2.6g(92.6%)の目
的物を油状物として得た。
【0114】実施例45 4−[6−アセチル−3−[[3−[4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−(2−オキソプロピル)フェニル]
チオ]プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸
【0115】実施例44の化合物 2.5g(4.37ミリモル)
をエタノール10mlに溶かし、氷水冷下、水酸化ナトリウ
ム0.55g(13.8ミリモル)を水10mlに溶かした液を加え
た。冷却をやめ室温で1時間放置した。氷水に注ぎ、エ
ーテル洗浄し、冷却した水層を塩酸で酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した(2回)。水、飽和食塩水の順で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。
残留物をアセトニトリルで2回再結晶後、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム・エタノール
(20:1)混液)を行い、目的物を含む分画を濃縮後、
残留物をアセトニトリルで再結晶した。目的物の結晶を
1.9g(79.9%)得た。m.p. 107〜108 ℃
【0116】IR(KBr錠剤法):1721cm-1(νc-o
カルボン酸),1705及び1628cm-1(νc-o ケトン) MS(m/z): 544(M+ ),526 ,458 ,265 (100%)
【0117】NMR(CDCl3 ,δ値):0.98(3
H,t),1.56(2H,m), 2.2付近(2H×2,
m),2.23(3H,s),2.58(3H,s),2.59(3
H,s),約 2.6(2H×2,m),3.20(2H,
t),3.82(2H,t),3.93(2H,s),4.10(2
H,t),6.64(1H,d),6.84(1H,d),7.53
(1H,d),7.60(1H,d), 12.81(1H,s)
【0118】実施例46 4−[6−アセチル−3−[3−[(4−アセチル−3
−ヒドロキシ−2−プロピルフェニル)チオ]プロポキ
シ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸メチル
【0119】4−[6−アセチル−3−[3−(4−ア
セチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)
プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸34gをメ
タノール 120mlに溶解し、濃硫酸1mlを加え1時間加熱
還流した。溶媒を留去し、エーテル 300mlに溶解し、水
で洗浄、ついで5%水酸化ナトリウム溶液50mlで2回洗
浄した。更に飽和食塩水で洗浄後、無水芒硝で乾燥し
た。溶媒を留去し、残留油状物をイソプロピルエーテル
100mlに溶解し冷却した。析出結晶をろ取し、減圧乾燥
すると、m.p.54−6℃の目的物が29.5g得られた。
【0120】実施例47 4−[3−[3−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェニル)チオ]プロポキシ]−6−(2
−クロロ−1−オキソエチル)−2−プロピルフェノキ
シ]酪酸メチル
【0121】実施例46の化合物16.3g(30ミリモル)及
びベンジルトリメチルアンモニウムヨードジクロライド
(BTMA−ICl2 )[シンセシス,545 (1988)]2
0.8g(60ミリモル)をテトラヒドロフラン75mlに溶解
し、室温で24時間放置した。エーテル 300mlを加え、5
%亜硫酸水素ナトリウム溶液 300mlで洗浄した。飽和食
塩水で2回洗浄し、無水芒硝で乾燥した。溶媒を留去し
て得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン)を行った。目的物が淡黄色油状物と
して13.8g得られた。
【0122】実施例48 4−[3−[3−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェニル)チオ]プロポキシ]−6−(2
−アセトキシ−1−オキソエチル)−2−プロピルフェ
ノキシ]酪酸メチル
【0123】実施例47の化合物13.8g(23.8ミリモル)
及び酢酸カリウム 9.2g(93.7ミリモル)を氷酢酸21ml
に加え、攪拌しながら4時間10分加熱還流した。冷却
し、反応混合物をクロロホルム 200mlに溶解し、水、飽
和炭酸水素ナトリウム溶液、ついで飽和食塩水で洗浄し
た。無水芒硝で乾燥し、溶媒を留去して得られる赤褐色
油状物をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム・メ
タノール混液(100:1))で精製して目的物を 8.7g得
た。
【0124】実施例49 4−[3−[3−[(4−アセチル−3−ヒドロキシ−
2−プロピルフェニル)チオ]プロポキシ]−6−(2
−ヒドロキシ−1−オキソエチル)−2−プロピルフェ
ノキシ]酪酸
【0125】実施例48の化合物 8.7gをエタノール48ml
に溶解した。窒素気流下加熱還流攪拌しながら2%水酸
化ナトリウム溶液58mlを約35分かけて滴下した。滴下終
了後25分間加熱還流した。冷却し、氷水で希釈し、濃塩
酸3mlを加えて酸性とした。クロロホルム 200mlで抽出
し、飽和食塩水で洗浄し、無水芒硝で乾燥した。溶媒を
留去して得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム・メタノール混液(100:2))
で精製した。目的物を含む分画を合わせ、溶媒を留去
し、アセトニトリル30mlを用い結晶化させた。更にアセ
トニトリルで2度再結晶すると約 1.5gの目的物が得ら
れた。この結晶について分取クロマトグラフィー(シス
テム:LC−3000、カラム:Inertsil Prep OD
S、カラム温度:30℃、移動層:テトラヒドロフラン・
水混液(65:35 v/v)、流量:10ml/min)を行い目的物
分画を合わせ、溶媒を室温で減圧濃縮した。不溶の油状
物をクロロホルムで抽出し、無水芒硝で乾燥した。溶媒
を留去して得られる油状物をアセトニトリル15mlで再結
晶した。得られた結晶を五酸化リン上、真空ポンプ減圧
下乾燥して、微黄白色の結晶としてm.p. 105−107 ℃の
目的物が1.18g得られた。
【0126】 元素分析値 C H C29388 Sとして 計算値(%) 63.72 7.01 実測値(%) 63.71 7.12
【0127】実施例50 4−[3−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2
−プロピルフェニルスルフィニル)プロポキシ]−6−
(1−ヒドロキシエチル)−2−プロピルフェノキシ]
酪酸メチル
【0128】4−[3−[3−(4−アセチル−3−ヒ
ドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プロポキシ]−
6−(1−ヒドロキシエチル)−2−プロピルフェノキ
シ]酪酸メチル1.43gを塩化メチレン20mlに溶解し、氷
水浴攪拌下にm−クロロ過安息香酸(等モル)を少量ず
つ加える。室温で1時間攪拌した後、有機層を冷希炭酸
カリウム水溶液(2回)、水、食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去した
後、残渣をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で
精製し、目的物1.00g(収率68.0%)を淡黄色油状物と
して得た。
【0129】実施例51 4−[3−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2
−プロピルフェニルスルフィニル)プロポキシ]−6−
(1−ヒドロキシエチル)−2−プロピルフェノキシ]
酪酸
【0130】実施例50の化合物0.97gをエタノール10ml
に溶解し氷水浴攪拌下、水酸化ナトリウム0.17gの水5
ml溶液を滴下した。室温で 1.5時間攪拌した後、反応液
に氷水、濃塩酸を加えて酸性とした後、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、食塩水で順次洗浄した後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を減圧下に留去した後、
残渣をカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン:エタ
ノール=9:1)で精製し、更に逆層中圧クロマトグラ
フィー(20mmI.D.×300mm 、C−18、アセトニトリ
ル:水=4:1)で精製して目的物0.36g(収率38.1
%)を淡黄色油状物として得た。
【0131】NMR(CDCl3 ,δ値):0.86〜0.96
(6H,m),1.46(3H,d,J=6Hz),〜1.5
(2H,m),1.52〜1.58(1H,m),1.60〜1.70
(1H,m),2.13(2H,m),〜2.1 (1H,
m), 2.3〜2.4 (1H,m), 2.4〜2.5 (1H,
m),〜2.5 (2H,m),2.60(2H,t,J=7H
z),2.68(3H,s),2.74〜2.82(1H,m),2.8
7〜2.93(1H,m),3.06〜3.14(1H,m),3.79
〜3.89(2H,m),3.98〜4.05(1H,m),4.05〜
4.14(1H,m),5.11(1H,q,J=6Hz),6.61
(1H,,d,J=9Hz),7.21(1H,d,J=9H
z),7.51(1H,d,J=9Hz),7.84(1H,d,
J=9Hz),12.75 (1H,s)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 323/62 7419−4H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) [式中、A及びBはそれぞれ独立してカルボニル基又は
    ヒドロキシメチレン基を、Eは水素原子、水酸基又はア
    セトキシ基を、G及びLはそれぞれ独立してエチル基、
    アセチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ
    エチル基、ヒドロキシカルボニルメチル基又は低級アル
    コキシカルボニルメチル基を、mは0,1又は2を、そ
    してR1 は水素原子又は低級アルキル基を表すが、Aが
    カルボニル基、Eが水素原子そしてG及びLがエチル基
    である場合、mは1又は2でBはヒドロキシメチレン基
    を表す]で表されるフェノキシアルキルカルボン酸誘導
    体又はそれらのアルカリ塩。
JP27371792A 1992-09-17 1992-09-17 フェノキシアルキルカルボン酸誘導体 Pending JPH06100526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526229A (ja) * 2003-06-24 2007-09-13 メディシノバ,インコーポレーテッド 4−[6−アセチル−3−[3−(4−アセチル−3−ヒドロキシ−2−プロピルフェニルチオ)プロポキシ]−2−プロピルフェノキシ]酪酸の多形形態aの製造方法
US20150320705A1 (en) * 2014-05-08 2015-11-12 Medicinova, Inc. Method of inhibiting or treating amyotrophic lateral sclerosis with phenoxyalkylcarboxylic acids

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