JPH0610060B2 - 巻取機における切断巻付制御装置 - Google Patents

巻取機における切断巻付制御装置

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JPH0610060B2
JPH0610060B2 JP28001490A JP28001490A JPH0610060B2 JP H0610060 B2 JPH0610060 B2 JP H0610060B2 JP 28001490 A JP28001490 A JP 28001490A JP 28001490 A JP28001490 A JP 28001490A JP H0610060 B2 JPH0610060 B2 JP H0610060B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は連続自動巻取機におけるシート切断端を新巻芯
へ巻付かせるための切断巻付装置の制御装置に関するも
のである。
(従来の技術) 従来の巻取機、例えば第2図に示す如き第1巻取位置
(I)で巻き上げたロール(R)を第2巻取位置(II)へ
移送し、空になった第1巻取位置(I)に新巻芯(C)を
供給し、新巻芯(C)の直前に切断刃(1)をシート(S)の走
行方向に直交して走らせ、シート(S)を切断した後、シ
ート切断端(2)を新巻芯(C)に巻付かせるようにした巻取
機においては、その切断端(2)は通常シート速度V
断刃横行速度Vにより第3図に示す如く斜に形成され
る。
そしてこの切断端(2)を新巻芯(C)に巻付かせるにあたっ
ては、切断斜先端(2)′に粘着力を付与し(例えば接着
剤を噴射する等による)、該部を新巻芯(C)に貼着さ
せ、以降、切断の進行と共に切断端(2)を巻き込ませる
方法がとられているが、この場合、粘着力付与点(P)が
シート(S)の走行と共に前進し、切断位置直前に達した
とき、横走行して来た切断刃(1)が該部を通過する如く
タイミングを合わせる必要がある。
もし切断刃(1)通過のタイミングが早すぎると、粘着力
付与点(P)と切断先端(2)′との間隔が広くなり、切断先
端部が新巻芯(C)に折れ曲がって巻き付けられ、反対に
切断刃(1)通過のタイミングが遅すぎると粘着力付与点
(P)が切断位置を通過した後に切断刃(1)が走行して来る
ので、粘着付与点(P)は満巻ロール(R)の巻終端側に位置
するようになり、新巻芯(C)へ切断端を巻き付けること
ができなくなるからである。
そこで、このように正確さを要するタイミングを合わせ
る手段として、従来、粘着力付与点(P)が切断位置へ到
着する時間と、切断刃(1)がシート(S)の耳端所要部に到
着し、シート(S)を切断しはじめる時間とが等しくなる
ような切断刃(1)の位置を求め、該位置にセンサ(例え
ば近接スイッチ等)を設け、切断刃(1)が該位置を通過
した時、接着剤を付与する噴射指令を発信させるように
していた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記のような手段、装置は、これを用いた場
合、シート巾やシートの走行速度Vが変わるたびにセ
ンサの位置を調整し直さねばならない繁雑な作業を必要
とし、その位置も目盛を頼りに設定されるので不正確に
なり、試行後、再調整を余儀なくされていた。
本発明はかかる実状に鑑みて上記問題を解消し運転条件
の如何にかかわらず、常に適正な接着剤噴射タイミング
が得られる切断巻付制御装置を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) しかして上記目的に適合する本発明の特徴は、シート走
行方向に対して横走行しシートを切断する切断刃と、該
切断刃の切断走行線に対してシート走行方向上流側に位
置してシート切断時、斜先端となる部位に接着剤を付与
する接着剤付与装置を設けた巻取機において、所要速度
で走行する前記切断刃の原点から接着剤付与指令を発信
すべき適正な位置までの所要走行距離をシート巾及びシ
ート走行速度をパラメータとして演算算出する演算装置
と、走行中の前記切断刃の原点からの走行距離を時々刻
々検出する切断刃位置検出装置と、前記両装置の出力値
を入力比較し、検出装置で検出した切断刃走行距離が前
記演算装置で演算算出した距離に一致したとき接着剤付
与信号を前記接着剤付与装置に対して発信する比較装置
よりなる制御装置を具備せしめたことにある。
(作用) 上記構成になる本発明切断巻付制御装置において、演算
装置にシート巾とシート走行速度とをプリセッすると、
演算装置は、これらの値をパラメータとして、切断刃走
行線上の原点から接着剤付与指令を発信すべき適正位置
までの切断刃の所要走行距離を演算算出する。なお、こ
の演算値は、比較装置に送られる。
一方、切断刃が走行を始めると一定距離ごとにパルスが
発せられ、切断刃位置検出装置がこのパルスを受信し
て、切断刃の走行距離を時々刻々検出する。
そしてこの検出結果もまた前記比較装置に送られ、前記
演算装置で演算された所要走行距離と比較され、両者の
値が一致すると、接着剤付与装置に対して接着剤噴射な
どの付与指令が発信される。
この結果、接着剤がシートに付与され、該付与部分が切
断刃走行線直前に達したとき、横走行して来た切断刃が
該位置を通過することとなり、切断斜先端部分に正確に
接着剤が付与されることになる。
(実施例) 以下、更に本発明の実施例を添付図面にもとづき説明す
る。
第1図は本発明に係る切断巻付制御装置の説明図であ
り、図中、切断刃(1)は図示しない案内レールに沿って
機枠内に張架されたチェーン(4)の曳引により横走行さ
せられる。(M)は該チェーン(4)の駆動モータで、その正
逆転により前記切断刃(1)を右走行あるいは左走行させ
る。なお第2図における(3)は接着剤付与装置の1例で
ある接着剤噴射ノズルで、シート(S)上で切断刃(1)から
上流へ向かって距離(B)だけ離れた位置へ接着剤が吹付
けられるようになっている。また第1図におけるCLは機
械のセンタライン、X0は切断刃(1)の原点で、マシーン
センタCLから切断刃原点X0までの距離をD,Wをシート巾
とする。 X−X は切断刃(1)の走行線である。
そしてシート(S)はVなる速度で矢印方向に行し、切
断刃(1)は切断走行線(X−X)上をVなる速度で矢印方
向に走行しながらシート(S)を切断して行く。この時の
シート(S)の切断端(2)のカッタ走行方向に対する傾きα
と、シート速度V、カッタ速度Vの関係は であり、切断刃(1)が原点X0からLだけ走行して来た位
置X1で接着剤噴射指令が発せられ、以降A だけ走行して
シート(S)の耳端に達し、シート(S)を切断し始める。
一方、接着剤噴射ノズル(3)は前記の接着剤噴射指令を
受け、切断走行線(X−X)より距離(B)だけ上流側の点(P)
へ向かって接着剤を噴射する。シート(S)上に吹付けら
れた粘着力付与点(P)はシート(S)の走行と共に切断走行
線(X−X)のわずかな手前まで運ばれる。
この時、切断刃(1)が粘着力付与(P)のわずか下流側を走
行する如く前記X1の位置を決定すれば適正接着剤噴射の
タイミングが得られる。そこで本発明はその特徴として
上述のタイミングを適正にするための制御装置が設けら
れる。
即ち、以上のような関係より次式が導かれる。
ここにTは、接着剤噴射指令が発信されてから、実際に
接着剤がシート(S)面に吹き付けられるまでの遅れ時
間、γは、シート(S)耳端より接着剤付与点(P)までの切
断切り込み長さ、βは接着剤付与点(P)が切断線(X−X)
のわずかな手前に来たときの両者間の微少距離である。
また前記(II)式において、D,B,α,β,γは夫々
設計条件として決定される値であり、Tは接着剤噴射装
置の有する個有の応答時間で、これもまた一定値をと
る。
W,Vが運転条件による変数である。
よって接着剤噴射指令を発信すべき切断刃(1)の位置X1
は、原点X0からX1までの切断刃(1)の走行距離Lを(I
I)式に基づき演算することにより求められる。
(5)は制御装置を構成する1つとしてLを求めるための
演算装置で、運転条件によりシート巾W及びシート走行
速度Vを入力(II)に基づきLの値を演算、出力させ
る。
一方、(6)は比較装置で制御装置の1つであり、巻取機
における自動巻替えサイクル中の切断信号により(I)
式の の速度で横走行する切断刃(1)の原点X0からの位置が後
述の位置検出装置により検出され、これが演算装置(5)
の出力値と一致した時、比較装置(6)から発信装置(7)を
介して接着剤噴射信号が接着剤噴射装置へ発信されるよ
うになっている。
以下、更に上記切断刃(1)の原点X0からの切断刃位置検
出装置について説明するとこの位置検出装置も制御装置
の1つをなし、(8)及び(8)′は比率制御器で、図示しな
いシート走行速度Vに対しあらかじめ設計条件として
決められたシート切断端傾き角αの1/tanα、即ち、V
=V/tanαを切断刃(1)の横走行駆動モータ(M)の速
度信号となし、該速度Vで切断刃(1)が横走行させら
れる。
そして走行中の切断刃(1)の原点X0からの位置は、切断
刃(1)の横走行駆動系中にパルスジェネレータPGを設
け、切断刃(1)が所定距離移動する毎に1パルス発信さ
せ(例えば1パルス/1mm等)、該パルスを積算器(9)
で積算し、積算値をもってその時点における切断刃(1)
の原点(X0)からの位置を表現させることによって検出
される。
そして前述のように該積算値が前記の演算装置(5)で設
定された値と一致した時、接着噴射号が発信させられる
ようになっている。
かくして接着剤が噴射されると、接着剤はシート(S)面
上、その耳端からわずかな距離(γ)だけ離れて付与さ
れると共に、かかる粘着力付与点(P)の前方、距離
(β)だけ離れた位置を切断刃(1)が横走行して通り過
ぎシート(S)を切断する。
この結果、シート(S)は第3図に示した如く斜めに切断
され、その切断斜先端部分に粘着力付与点(P)が形成さ
れることとなる。
以上、本発明を接着付与装置が噴射装置である場合につ
いて説明したが接着剤付与は噴射に限らず他の手段をも
って行うことも可能であることは云うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明切断巻付制御装置は、接着
剤噴射タイミングを横走行する切断刃の位置と関連付
け、かつ該位置をシート巾及びシートの走行速度を演算
装置にプリセットすることにより演算すると共に、切断
刃の走行中の位置を時々刻々検出し、先の演算装置によ
る演算値とこの積算器による切断刃の位置検出値とが一
致したとき、接着剤付与指令を発信するようにしたの
で、たとえ運転条件が変更されても、単に演算装置に対
するプリセット値、即ちシート巾及びシート走行速度の
値を変更するのみで、極めて正確な切断先端巻付用接着
剤付与のタイミングが得られる。
従って、例えば従来行っていた、運転条件変更の都度、
センサの設定位置を変更する等の繁雑かつ不正確な設定
作業は全く不要となり、切断巻付作業における作業性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る切断巻付制御装置の説明図、第2
図は本発明制御装置を適用可能な巻取機の概略図、第3
図は第2図に示す巻取機におけるシート切断端の説明図
である。 (1)……切断刃、 (3)……接着剤付与装置、 (5)……演算装置、 (6)……比較装置、 (9)……積算器、 (S)……シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取機のシート巻取位置前方にシート走行
    方向に対し横走行する切断刃と、該切断刃のシート走行
    方向上流側に位置してシート切断時、斜先端となる部位
    に接着剤を付与する接着剤付与装置を設けた巻取機にお
    いて、前記切断刃の原点から接着剤付与指令を発信すべ
    き適正な位置までの走行距離をシート巾及びシート走行
    速度をパラメータとして演算算出する演算装置と、走行
    中の切断刃の原点からの距離を検出する切断刃位置検出
    装置と、前記両装置の出力値を入力比較し、両者が一致
    したとき接着剤付与装置に対し接着剤付与信号を発する
    比較装置よりなる制御装置を具備せしめたことを特徴と
    する巻取機における切断巻付制御装置。
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