JPH06101036A - イオンアシスト制御式スパッタリング方法 - Google Patents

イオンアシスト制御式スパッタリング方法

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Publication number
JPH06101036A
JPH06101036A JP9037192A JP9037192A JPH06101036A JP H06101036 A JPH06101036 A JP H06101036A JP 9037192 A JP9037192 A JP 9037192A JP 9037192 A JP9037192 A JP 9037192A JP H06101036 A JPH06101036 A JP H06101036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
current density
film
bias voltage
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiharu Osada
幸晴 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP9037192A priority Critical patent/JPH06101036A/ja
Publication of JPH06101036A publication Critical patent/JPH06101036A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥れにくく,かつ,硬度の大きい成膜状態を
得ることを目的としている。 【構成】 イオンアシスト制御式スパッタリング装置を
用い,スパッタリングを開始した当初はターゲット裏面
の磁極体のコイル励磁電流およびまたは基板バイアス電
圧の負の数値を小さくしてイオン電流密度の負の数値を
小さくし,後になるに従ってコイル励磁電流およびまた
は基板バイアス電圧の負の数値を大きくして行ってイオ
ン電流密度の負の数値が大きくなるようにスパッタリン
グを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コイル励磁電流や基板
バイアス電圧を変え得るイオンアシスト制御式のスパッ
タリング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,ターゲット裏面にコイル励磁
電流を変え得る磁極体を配置し,ターゲットに対向して
基板バイアス電圧を変え得る基板保持具に基板を保持し
たイオンアシスト制御式スパッタリング装置は,本出願
人等によって開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,いろいろ実
験した結果,コイル励磁電流の大小およびまたは基板バ
イアス電圧の負の数値の大小を変えるとイオン電流密度
の負の数値の大小およびイオンフラックス比の大小が変
わり,その結果,基板上に成膜される膜の硬度の大小が
変わることがわかった。したがって,成膜した基板を切
削工具の材料として使用する場合は,膜の硬度を大きく
するために,イオン電流密度の負の数値が大きくなるよ
うにすれば良いが,イオン電流密度の負の数値が大きく
なると,一般的な傾向として,逆に,膜の付着力が小さ
くなり,膜が剥れやすくなることがわかった。これで
は,切削工具としての役目をはたすことはできない。し
たがって,剥れることがないような付着力の大きな成膜
状態を有し,かつ,膜の硬度も大きい成膜状態を得るこ
とを課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては,ター
ゲット裏面にコイル励磁電流を変え得る磁極体を配置
し,ターゲットに対向して基板バイアス電圧を変え得る
基板保持部に基板を保持したイオンアシスト制御式スパ
ッタリング装置を用い,スパッタリングを開始した当初
はコイル励磁電流およびまたは基板バイアス電圧の負の
数値を小さくしてイオン電流密度の負の数値を小さく
し,後になるに従ってコイル励磁電流およびまたは基板
バイアス電圧の負の数値を大きくして行ってイオン電流
密度の負の数値が大きくなるようにスパッタリングを行
うようにした。
【0005】
【作用】スパッタリングを開始した当初は,コイル励磁
電流を小さくするなどしてイオン電流密度の負の数値を
小さくして,膜の硬度は比較的小さいが膜の付着力は極
めて大きくなるようにし,膜を剥れにくい状態で成膜す
る。その後,徐々にまたは段階的にイオン電流密度の負
の数値を大きくしていき,最後には,イオン電流密度の
負の数値が大きい状態で保ち,表面および表面付近に硬
度の大きい膜を成膜する。
【0006】
【実施例】図1はイオンアシスト制御式のスパッタリン
グ装置を示すもので,1は真空室,2はターゲット,3
はターゲット保持部,4はターゲット2と対向して配し
た基板,5は基板保持部,6はターゲット2の裏面に設
けた磁極体で,磁極体6は内周磁極7,ヨーク8,外周
磁極9からなっており,コイル励磁電流を適宜変え得る
ようになっている。10はコイル励磁電流および基板バ
イアス電圧を変え得る制御装置である。勿論,制御装置
10にはコイル励磁電流および基板バイアス電圧用の電
源を備えている。
【0007】この装置を用い,コイル励磁電流およびま
たは基板バイアス電圧の負の数値の大小を変えれば,そ
れに応じてイオン電流密度の負の数値の大小が変わる。
また,イオン電流密度の負の数値の大小に応じて,膜の
硬度の大小が変わる。ただし,膜の硬度の大小に応じて
膜の付着力の大小が変わる。すなわち,イオン電流密度
の負の数値が大きければ,膜の硬度は大きくなり,膜の
付着力は小さくなり,逆に,イオン電流密度の負の数値
が小さければ,膜の硬度は小さくなり,膜の付着力は大
きくなる。
【0008】つぎに,実験例を示す。まず,コイル励磁
電流,基板バイアス電圧と,イオン電流密度ないしはイ
オンフラックス比との関係を確かめたら,図2に示すよ
うになることがわかった。ただし,この場合,最初,コ
イル励磁電流を0Aとしているとき,磁極体6のS極と
N極の励磁強さを等しくして,磁力線が全部N極からS
極に行く閉じた系にしておき,後で,コイル励磁電流を
例えば10Aのように大きくすると,S極の励磁強さが
N極の励磁強さより大きくなり,弱い磁力線はN極から
S極へ全て行くが,残った磁力線はS極から基板4があ
る上の方へ行くようにした装置を用いた。この図2か
ら,コイル励磁電流が0Aから16Aへと段階的に大き
くなれば,イオン電流密度の負の数値が例えば約1から
約7へと大きくなることがわかる。(実際は,イオン電
流密度は−1から−7へと小さくなっている。)また,
基板バイアス電圧の負の数値が大きくなれば,イオン電
流密度の負の数値がほぼ比例して若干大きくなることが
わかる。
【0009】また,イオン電流密度と膜の硬度との関係
は,基板バイアス電圧の大小によっても多少異なるが,
例えば図3に示すようになっていることがわかった。こ
の図3から,イオン電流密度の負の数が大きくなるに従
って,膜の硬度がほぼ直線的に大きくなることがわか
る。
【0010】成膜するときは,図2,図3等で得られた
関係を利用して,例えば,図4に示すような方法で成膜
する。すなわち,スパッタリングを開始した当初は,コ
イル励磁電流を小さくすることによってイオン電流密度
の負の数を小さくしておき,時間の経過とともに,コイ
ル励磁電流を徐々にまたは段階的に大きくしていくこと
によってイオン電流密度の負の数を実線で3つの例を示
すように徐々にまたは点線で示すように段階的に大きく
していく。一定時間経過後は,コイル励磁電流を一定に
保った状態でスパッタリングを行う。このようにする
と,当初はイオン電流密度が比較的に小さいので,膜の
強度は若干落ちるが,膜の付着力は大きくなっていて剥
れにくくなる。また,最後は,イオン電流密度を大きく
してスパッタリングを行うので,成膜された膜の表面で
は所望の硬度が充分に得られた。その結果,全体として
は,剥れにくく,かつ,硬度も充分な成膜状態が得られ
た。
【0011】なお,コイル励磁電流やイオン電流密度の
制御具合は,図4において実線または点線で示した状態
に限ることはなく,当初急な勾配で上げ,途中からゆる
やかな勾配にするなど,適宜選択することができる。ま
た,真空室1内に投入するアルゴンガス等のスパッタガ
スおよび窒素ガス酸素ガス等の反応性ガスの流量を適宜
変えて,膜の硬度を制御することもできる。
【0012】
【発明の効果】このように,本発明においては,ターゲ
ット裏面にコイル励磁電流を変え得る磁極体を配置し,
ターゲットに対向して基板バイアス電圧を変え得る基板
保持部に基板を保持したイオンアシスト制御式スパッタ
リング装置を用い,スパッタリングを開始した当初はコ
イル励磁電流およびまたは基板バイアス電圧の負の数値
を小さくしてイオン電流密度の負の数値を小さくし,後
になるに従ってコイル励磁電流およびまたは基板バイア
ス電圧の負の数値を大きくして行ってイオン電流密度の
負の数値が大きくなるようにスパッタリングを行うの
で,付着力が大きくて剥れにくく,かつ,表面は硬度の
大きい膜を確実容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置の1実施例を示す
概略縦断面図である。
【図2】基板バイアス電圧とイオン電流密度の関係例を
示す線図である。
【図3】イオン電流密度と膜の硬度の関係例を示す線図
である。
【図4】成膜時間とイオン電流密度および膜の硬度の関
係例を示す線図である。
【符号の説明】
1 真空室 2 ターゲット 4 基板 5 基板保持具 6 磁極体 7 内周磁極 9 外周磁極 10 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット裏面にコイル励磁電流を変え
    得る磁極体を配置し,ターゲットに対向して基板バイア
    ス電圧を変え得る基板保持部に基板を保持したイオンア
    シスト制御式スパッタリング装置を用い,スパッタリン
    グを開始した当初はコイル励磁電流およびまたは基板バ
    イアス電圧の負の数値を小さくしてイオン電流密度の負
    の数値を小さくし,後になるに従ってコイル励磁電流お
    よびまたは基板バイアス電圧の負の数値を大きくして行
    ってイオン電流密度の負の数値が大きくなるようにスパ
    ッタリングを行うイオンアシスト制御式スパッタリング
    方法。
JP9037192A 1992-02-28 1992-02-28 イオンアシスト制御式スパッタリング方法 Pending JPH06101036A (ja)

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JP9037192A JPH06101036A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 イオンアシスト制御式スパッタリング方法

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JP9037192A JPH06101036A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 イオンアシスト制御式スパッタリング方法

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JPH06101036A true JPH06101036A (ja) 1994-04-12

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ID=13996706

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JP9037192A Pending JPH06101036A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 イオンアシスト制御式スパッタリング方法

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JP (1) JPH06101036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100298599B1 (ko) * 1998-12-09 2001-11-22 신현준 티타늄화합물피막의제조방법
KR20060086988A (ko) * 1996-11-21 2006-08-02 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 유도결합플라즈마를가지는챔버에서스퍼터링동안측벽커버리지를개선하기위한방법및장치

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KR20060086988A (ko) * 1996-11-21 2006-08-02 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 유도결합플라즈마를가지는챔버에서스퍼터링동안측벽커버리지를개선하기위한방법및장치
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