JPH0610162Y2 - 油圧制御装置 - Google Patents
油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH0610162Y2 JPH0610162Y2 JP1987193867U JP19386787U JPH0610162Y2 JP H0610162 Y2 JPH0610162 Y2 JP H0610162Y2 JP 1987193867 U JP1987193867 U JP 1987193867U JP 19386787 U JP19386787 U JP 19386787U JP H0610162 Y2 JPH0610162 Y2 JP H0610162Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- control valve
- oil
- pressure
- throttle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は絞り制御弁が使用される油圧制御装置に関す
る。
る。
(従来の技術) 絞り制御弁が使用される油圧装置として,例えば第7図
に示すような油圧式の後輪操舵装置が開発されている。
に示すような油圧式の後輪操舵装置が開発されている。
この装置について説明すると,ステアリングホイール3
が中立位置で保持される車両の直進走行時にはパワース
テアリング装置4のパワーシリンダ6内のピストン8が
中立位置で保持され,左室9aと右室9bは等圧状態と
なっている。そのため,この場合には絞り制御式の制御
バルブ33のパイロット信号圧力導入室36aと36b
との間が等圧状態で保持され,スプール35も中立位置
で保持されるので,油圧アクチュエータ24へ油圧は作
用せず,後輪2,2も第3図中に実線で示すように直進
状態で保持される。
が中立位置で保持される車両の直進走行時にはパワース
テアリング装置4のパワーシリンダ6内のピストン8が
中立位置で保持され,左室9aと右室9bは等圧状態と
なっている。そのため,この場合には絞り制御式の制御
バルブ33のパイロット信号圧力導入室36aと36b
との間が等圧状態で保持され,スプール35も中立位置
で保持されるので,油圧アクチュエータ24へ油圧は作
用せず,後輪2,2も第3図中に実線で示すように直進
状態で保持される。
また,高速走行状態の車両を左方向に旋回させる場合に
はステアリングホイール3の操舵にともないパワーシリ
ンダ6内のピストン8が中立位置から右方向に移動され
る。そのため,このピストン8の動作に連動して前輪
1,1が第7図中に点線で示すように左方向に操舵され
る。さらに,パワーシリンダ6内のピストン8の中立位
置から右方向への移動時には左室9a内の油圧が右室9
bよりも高くなっている。そのため,制御バルブ33の
左側のパイロット信号圧力導入室36a内の油圧が右側
のパイロット信号圧力導入室36b内の油圧よりも高く
なるので,制御バルブ33のスプール35が右方向に移
動し,スプール35のランド35a,35bによってス
プール34の第1,第3のポート40a,40cがそれ
ぞれ絞られ,スプール35の第1のバルブ室39aとス
リーブ34の第2,第5のポート40b,40eとの
間,およびスプール35の第2のバルブ室39bとスリ
ーブ34の第4,第6のポート40d,40fとの間が
それぞれ連通された状態に切換え操作されるようになっ
ている。このように制御バルブ33へ作用するパイロッ
ト信号圧は実質的にパワーステアリング装置の発生圧で
あり,制御バルブ33は操舵力に応じて絞り量を制御し
て油圧アクチュエータ24への供給油圧を制御するもの
となっている。そして,ディファレンシャル装置25に
より駆動されるオイルポンプ26から吐出された作動油
は油圧回路32の油導入通路41を介して制御バルブ3
3に至り,制御バルブ33でリターン系路42側との連
通絞り量に応じた油圧を発生し,第2の油通路43bを
介して油圧シリンダ27の右室29b内に導入されるの
で,油圧シリンダ27の右室29b内が高圧状態になる
とともに,油圧シリンダ27の左室29a内は第1の油
通路43aおよび油戻し通路42を介してリザーバタン
ク13に連通されて低圧状態になる。その結果,油圧シ
リンダ27のピストン28が左方向に移動し,このピス
トン28の動作に連動してピストンロッド30および操
作ロッド31,31を介してトレーリングアーム19,
19の後部アーム21b,21bの前端部が左方向に押
圧され,後輪2,2が左方向に操舵されるようになって
おり,前輪1と同相側に後輪2が操舵されて高速走行状
態の車両の旋回時における走行安定性の向上を図るよう
になっている。
はステアリングホイール3の操舵にともないパワーシリ
ンダ6内のピストン8が中立位置から右方向に移動され
る。そのため,このピストン8の動作に連動して前輪
1,1が第7図中に点線で示すように左方向に操舵され
る。さらに,パワーシリンダ6内のピストン8の中立位
置から右方向への移動時には左室9a内の油圧が右室9
bよりも高くなっている。そのため,制御バルブ33の
左側のパイロット信号圧力導入室36a内の油圧が右側
のパイロット信号圧力導入室36b内の油圧よりも高く
なるので,制御バルブ33のスプール35が右方向に移
動し,スプール35のランド35a,35bによってス
プール34の第1,第3のポート40a,40cがそれ
ぞれ絞られ,スプール35の第1のバルブ室39aとス
リーブ34の第2,第5のポート40b,40eとの
間,およびスプール35の第2のバルブ室39bとスリ
ーブ34の第4,第6のポート40d,40fとの間が
それぞれ連通された状態に切換え操作されるようになっ
ている。このように制御バルブ33へ作用するパイロッ
ト信号圧は実質的にパワーステアリング装置の発生圧で
あり,制御バルブ33は操舵力に応じて絞り量を制御し
て油圧アクチュエータ24への供給油圧を制御するもの
となっている。そして,ディファレンシャル装置25に
より駆動されるオイルポンプ26から吐出された作動油
は油圧回路32の油導入通路41を介して制御バルブ3
3に至り,制御バルブ33でリターン系路42側との連
通絞り量に応じた油圧を発生し,第2の油通路43bを
介して油圧シリンダ27の右室29b内に導入されるの
で,油圧シリンダ27の右室29b内が高圧状態になる
とともに,油圧シリンダ27の左室29a内は第1の油
通路43aおよび油戻し通路42を介してリザーバタン
ク13に連通されて低圧状態になる。その結果,油圧シ
リンダ27のピストン28が左方向に移動し,このピス
トン28の動作に連動してピストンロッド30および操
作ロッド31,31を介してトレーリングアーム19,
19の後部アーム21b,21bの前端部が左方向に押
圧され,後輪2,2が左方向に操舵されるようになって
おり,前輪1と同相側に後輪2が操舵されて高速走行状
態の車両の旋回時における走行安定性の向上を図るよう
になっている。
また,低速走行状態の車両を左方向に旋回させる場合に
は,パワーシリンダ6内のピストン8が中立位置から右
方向に移動させてパワーシリンダ6内の左室9a内の油
圧が右室9bよりも高くなり,制御バルブ33の左側の
パイロット信号圧力導入室36a内の油圧が右側のパイ
ロット信号圧力導入室36b内の油圧よりも高くなるの
で,スプール35が右方向に移動するが,低速走行時に
はディファレンシャル装置25により駆動され車速に応
じて回転するオイルポンプ26の吐出流量は小さく制御
バルブ33での発生油圧も小さいので,後輪2,2は操
舵されず,直進状態で保持される。なお,右方向の旋回
に対しては上記の逆の作動が発生するものとなってい
る。
は,パワーシリンダ6内のピストン8が中立位置から右
方向に移動させてパワーシリンダ6内の左室9a内の油
圧が右室9bよりも高くなり,制御バルブ33の左側の
パイロット信号圧力導入室36a内の油圧が右側のパイ
ロット信号圧力導入室36b内の油圧よりも高くなるの
で,スプール35が右方向に移動するが,低速走行時に
はディファレンシャル装置25により駆動され車速に応
じて回転するオイルポンプ26の吐出流量は小さく制御
バルブ33での発生油圧も小さいので,後輪2,2は操
舵されず,直進状態で保持される。なお,右方向の旋回
に対しては上記の逆の作動が発生するものとなってい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで,上記のような油圧式後輪操舵装置に限らず,
絞り制御弁を用いる油圧装置にあっては油圧回路中を流
れる作動油は温度によって粘性が変化する問題がある。
絞り制御弁を用いる油圧装置にあっては油圧回路中を流
れる作動油は温度によって粘性が変化する問題がある。
すなわち油温が低い時には作動油の粘性は高く,油温が
高い時には作動油の粘性は低くなる。このため,上記の
ような構成では同一車速で同一の操舵力の場合(作動油
の流量が同じで絞り量が同じ場合)でも油温が低い場合
には油温が高い場合に比べて絞り制御により発生する油
圧が大幅に増大する問題があり,油圧アクチュエータ2
4への作用油圧に応じて決まる後輪の舵角が油温によっ
て変わってしまい,作動油の温度により後輪の操舵特性
が変化する不都合があった。
高い時には作動油の粘性は低くなる。このため,上記の
ような構成では同一車速で同一の操舵力の場合(作動油
の流量が同じで絞り量が同じ場合)でも油温が低い場合
には油温が高い場合に比べて絞り制御により発生する油
圧が大幅に増大する問題があり,油圧アクチュエータ2
4への作用油圧に応じて決まる後輪の舵角が油温によっ
て変わってしまい,作動油の温度により後輪の操舵特性
が変化する不都合があった。
すなわち,従来の絞り弁を利用した油圧発生装置は温度
により作動油の粘度が変化する為,出力発生圧も温度に
より変化するという欠点をもっている。つまり,同一の
絞り量でも低温になると粘度が高くなり,発生圧も高く
なる。逆に高温では低くなる。
により作動油の粘度が変化する為,出力発生圧も温度に
より変化するという欠点をもっている。つまり,同一の
絞り量でも低温になると粘度が高くなり,発生圧も高く
なる。逆に高温では低くなる。
これを解消する方法としては,作動油を粘度変化の少な
い特性のものに変更することが考えられるが,通常コス
トが高くなり,しかも効果は少なく100%解消するこ
とはできない。
い特性のものに変更することが考えられるが,通常コス
トが高くなり,しかも効果は少なく100%解消するこ
とはできない。
又,流量制御装置を追加し,温度により流入流量を変更
する方法もあるが,定容量型ポンプにおいては,簡易な
方法では100%制御することはできない(制御構造が
複雑化し,メカニカルな制御では応対しきれない)。そ
の他,電子制御をするとコストが大巾にUPする信頼性
が低下する等,それぞれ好ましい対応とはいえない。
する方法もあるが,定容量型ポンプにおいては,簡易な
方法では100%制御することはできない(制御構造が
複雑化し,メカニカルな制御では応対しきれない)。そ
の他,電子制御をするとコストが大巾にUPする信頼性
が低下する等,それぞれ好ましい対応とはいえない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記に鑑みて創案されたもので,前記油圧源か
らの作動油が供給される高圧油路の低圧油路に対する連
通絞り量を制御して前記油圧アクチュエータ側への供給
油圧を制御するよう構成された第1の絞り制御弁と、前
記高圧油路と前記低圧油路との間に介装され、流通する
作動油の温度に応じて体積膨張を発生するワックスが封
入されると共にワックスの体積膨張に応じて前記高圧油
路と前記低圧油路との間の連通絞り量が増加するよう構
成された第2の絞り制御弁とを備えたこを特徴とする油
圧制御装置を要旨とするものである。
らの作動油が供給される高圧油路の低圧油路に対する連
通絞り量を制御して前記油圧アクチュエータ側への供給
油圧を制御するよう構成された第1の絞り制御弁と、前
記高圧油路と前記低圧油路との間に介装され、流通する
作動油の温度に応じて体積膨張を発生するワックスが封
入されると共にワックスの体積膨張に応じて前記高圧油
路と前記低圧油路との間の連通絞り量が増加するよう構
成された第2の絞り制御弁とを備えたこを特徴とする油
圧制御装置を要旨とするものである。
(作用) 本考案によれば,第1の絞り制御弁により制御される連
通絞り量に対して油温が上昇すると発生油圧は減少し,
油温が低下すると発生油圧は増加する傾向にあるが,第
2の絞り制御弁側では油温が上昇するとワックスが膨張
して低圧油路への連通絞り量が増加して発生油圧が増大
し,油温が低下するとワックスが収縮して低圧油路への
連通絞り量が減少して発生油圧が減少する傾向になるの
で,第1の絞り制御弁側で発生する油温(粘性)の影響
を第2の絞り制御弁で補償することができ,油温(粘性
変化)により発生油圧が変化する問題が解消するもので
ある。
通絞り量に対して油温が上昇すると発生油圧は減少し,
油温が低下すると発生油圧は増加する傾向にあるが,第
2の絞り制御弁側では油温が上昇するとワックスが膨張
して低圧油路への連通絞り量が増加して発生油圧が増大
し,油温が低下するとワックスが収縮して低圧油路への
連通絞り量が減少して発生油圧が減少する傾向になるの
で,第1の絞り制御弁側で発生する油温(粘性)の影響
を第2の絞り制御弁で補償することができ,油温(粘性
変化)により発生油圧が変化する問題が解消するもので
ある。
(実施例) 以下,本考案の第1実施例を第1〜2図に基き詳細に説
明する。
明する。
なお,本実施例は第7図に示した後輪操舵装置の制御バ
ルブ33に換えて本考案を実施したものであり,第7図
に対応する構成には同一の符号を付して詳細な説明は省
略する。
ルブ33に換えて本考案を実施したものであり,第7図
に対応する構成には同一の符号を付して詳細な説明は省
略する。
第1図において,51は第1の絞り制御弁であり,シリ
ンダ52内に3つのチャンファ部53a,53b,53
cを有するスプール53がスライド可能に挿入されてい
る。スプール53の両端部とシリンダ52との間には左
右のパイロット信号圧力導入室54a,54bが形成さ
れており,これら両室53a,53bは油通路38a,
38bを介して,パワーステアリング装置4の圧力室9
a及び9bにそれぞれ連通されている。また,各室54
a,54b内にはスリーブ56a,56bを介してスプ
ール53を中立位置に付勢する中立スプリング55a,
55bが介装されており,これらのスプリング55a,
55bはプリロードがかけられた状態で装着されてい
る。また,シリンダ52にはスプール53の変位位置に
より相互間の連通開度及び連通絞り量が制御される5つ
のポート57a〜eが設けられており,流入ポート57
a,57cは高圧油路をなす油通路41を介してオイル
ポンプ26の吐出口に連通されている。また,リターン
ポート57bは低圧油路をなすリターン通路42を介し
てリザーバ13に連通されている。また,出力ポート5
7d,57eは油通路43a,43bを介して油圧アク
チュエータ24の左右圧力室29a,29bに連通され
ている。
ンダ52内に3つのチャンファ部53a,53b,53
cを有するスプール53がスライド可能に挿入されてい
る。スプール53の両端部とシリンダ52との間には左
右のパイロット信号圧力導入室54a,54bが形成さ
れており,これら両室53a,53bは油通路38a,
38bを介して,パワーステアリング装置4の圧力室9
a及び9bにそれぞれ連通されている。また,各室54
a,54b内にはスリーブ56a,56bを介してスプ
ール53を中立位置に付勢する中立スプリング55a,
55bが介装されており,これらのスプリング55a,
55bはプリロードがかけられた状態で装着されてい
る。また,シリンダ52にはスプール53の変位位置に
より相互間の連通開度及び連通絞り量が制御される5つ
のポート57a〜eが設けられており,流入ポート57
a,57cは高圧油路をなす油通路41を介してオイル
ポンプ26の吐出口に連通されている。また,リターン
ポート57bは低圧油路をなすリターン通路42を介し
てリザーバ13に連通されている。また,出力ポート5
7d,57eは油通路43a,43bを介して油圧アク
チュエータ24の左右圧力室29a,29bに連通され
ている。
そして,このような構成を有する第1の絞り制御弁51
は,例えば左側のパイロット信号圧力導入室54aに信
号圧が導入されるとスプール53が右方に移動して,流
入ポート57aと出力ポート57dとの間及び出力ポー
ト57eとリターンポート57bとの間では連通絞り量
が増加(連通開度が減少)するが、出力ポート57dと
リターンポート57bとの間及び流入ポート57cと出
力ポート57eとの間では連通開度が増加することにな
る。このため,油路41から供給される作動油は流入ポ
ート57cから流入し,リターンポート57bとの連通
絞り量(チャンファ部53bとシリンダ内壁とのオーバ
ラップ量)に応じた油圧を発生して出力ポート57eか
ら出力されると同時に,出力ポート57d側からリター
ンポート57bへ作動油が戻されることとなる。また,
右側のパイロット信号圧力導入室54bに信号圧が導入
された場合には上記と逆の作動が行なわれることとな
る。一方,第1図中61は第2の絞り制御弁であり,シ
リンダ62内にスプール63がスライド可能に挿入され
ている。このスプール63は絞り制御弁61の一端部に
設けられたワックス式制御装置64によりスライド駆動
されるものとなっている。このワックス式制御装置64
はリターン通路42に介装され,シリンダ62の端部に
固定されるケーシング65内に作動油が流通する感温室
66が形成されると共に,感温室66内に感温駆動部6
7が設けられて構成されている。そしてこの感温駆動部
67は,スプール63に一端を固定されたロッド68を
有しており,ロッド68はケーシング65内に固定され
たスリーブ69にスライド可能に支持されている。ハッ
ト状に形成された弾性部材71は,ロッド68の他端部
に外挿されて固着されると共に開口側に形成された円環
フランジ部70をスリーブ69に固着されている。また
金属製のカップ72はスリーブ69にかしめ結合され
て,弾性部材71との間に流体室を形成しており,この
流体室内にはワックス73が封入されて,感温駆動部6
7が構成されている。なお,74,75はシールリン
グ,76はゴムリングである。
は,例えば左側のパイロット信号圧力導入室54aに信
号圧が導入されるとスプール53が右方に移動して,流
入ポート57aと出力ポート57dとの間及び出力ポー
ト57eとリターンポート57bとの間では連通絞り量
が増加(連通開度が減少)するが、出力ポート57dと
リターンポート57bとの間及び流入ポート57cと出
力ポート57eとの間では連通開度が増加することにな
る。このため,油路41から供給される作動油は流入ポ
ート57cから流入し,リターンポート57bとの連通
絞り量(チャンファ部53bとシリンダ内壁とのオーバ
ラップ量)に応じた油圧を発生して出力ポート57eか
ら出力されると同時に,出力ポート57d側からリター
ンポート57bへ作動油が戻されることとなる。また,
右側のパイロット信号圧力導入室54bに信号圧が導入
された場合には上記と逆の作動が行なわれることとな
る。一方,第1図中61は第2の絞り制御弁であり,シ
リンダ62内にスプール63がスライド可能に挿入され
ている。このスプール63は絞り制御弁61の一端部に
設けられたワックス式制御装置64によりスライド駆動
されるものとなっている。このワックス式制御装置64
はリターン通路42に介装され,シリンダ62の端部に
固定されるケーシング65内に作動油が流通する感温室
66が形成されると共に,感温室66内に感温駆動部6
7が設けられて構成されている。そしてこの感温駆動部
67は,スプール63に一端を固定されたロッド68を
有しており,ロッド68はケーシング65内に固定され
たスリーブ69にスライド可能に支持されている。ハッ
ト状に形成された弾性部材71は,ロッド68の他端部
に外挿されて固着されると共に開口側に形成された円環
フランジ部70をスリーブ69に固着されている。また
金属製のカップ72はスリーブ69にかしめ結合され
て,弾性部材71との間に流体室を形成しており,この
流体室内にはワックス73が封入されて,感温駆動部6
7が構成されている。なお,74,75はシールリン
グ,76はゴムリングである。
また,シリンダ62内のスプール63,他端側にはリタ
ーンスプリング77が収納されており,図中の室80,
81は大気開放あるいはリターン油が導かれるものとな
っている。
ーンスプリング77が収納されており,図中の室80,
81は大気開放あるいはリターン油が導かれるものとな
っている。
更に,シリンダ62には油通路43a及び43bにそれ
ぞれ連通する2つの流入ポート78a,78bが形成さ
れており,スプール63の位置により流入ポート78
a,78b間の連通絞り量が制御されるものとなってい
る。
ぞれ連通する2つの流入ポート78a,78bが形成さ
れており,スプール63の位置により流入ポート78
a,78b間の連通絞り量が制御されるものとなってい
る。
そして,このような構成を有する第2の制御弁61は,
リターン通路42から感温室66内へ流入する作動油の
温度が上昇すると,ワックス73が膨張して弾性部材7
1を変形させながらロッド68及びスプール63が図中
左方へ移動し,ポート78a,78b間における連通絞
り量(スプール63のチャンファ部63aとシリンダ6
2の内壁とのオーバーラップ量)が増大し,ポート78
a,78b間の圧力差が増大する。また,作動油の温度
が低下すると逆にスプール63が図中右方に移動して連
通絞り量が減少して,ポート78a,78b間の圧力差
が減少する。
リターン通路42から感温室66内へ流入する作動油の
温度が上昇すると,ワックス73が膨張して弾性部材7
1を変形させながらロッド68及びスプール63が図中
左方へ移動し,ポート78a,78b間における連通絞
り量(スプール63のチャンファ部63aとシリンダ6
2の内壁とのオーバーラップ量)が増大し,ポート78
a,78b間の圧力差が増大する。また,作動油の温度
が低下すると逆にスプール63が図中右方に移動して連
通絞り量が減少して,ポート78a,78b間の圧力差
が減少する。
上記の如く,第1の絞り制御弁51と第2の絞り制御弁
61が設けられた本実施例によれば,以下のような作用
が得られる。
61が設けられた本実施例によれば,以下のような作用
が得られる。
まず,一定流入流量(ポンプ回転数一定)で且つ一定絞
り量(スプール移動量一定すなわちパイロット信号圧一
定)の場合,第1の絞り制御弁51で発生する油圧は,
第2図に示すように低温時は上昇し,高温時は低下する
ものとなる。
り量(スプール移動量一定すなわちパイロット信号圧一
定)の場合,第1の絞り制御弁51で発生する油圧は,
第2図に示すように低温時は上昇し,高温時は低下する
ものとなる。
また,第2の絞り制御弁52は一定流量に対して油温が
変化すると,油温の上昇と共に連通絞り量が増大するた
め,第2図に示すように発生油圧(ポート間の圧力差)
は低温時は低下し,高温時は低下するものとなる。
変化すると,油温の上昇と共に連通絞り量が増大するた
め,第2図に示すように発生油圧(ポート間の圧力差)
は低温時は低下し,高温時は低下するものとなる。
したがって,上記実施例においては,第1の絞り制御弁
51において発生する油温(粘性)の変化による発生油
圧の変化が,第1の絞り制御弁の出力ポート57d,5
7e間の連通絞り量を制御する第2の絞り制御弁の温度
依存性により補償され,油通路43a,あるいは43b
を介して油圧アクチュエータ24へ供給される油圧を,
油温の変化に対してほぼ一定にすることができるもので
ある。このため,第7図に示したような油圧式の後輪操
舵装置においては一定操舵力及び一定車速において,発
生する後輪の舵角を油温に対してほぼ一定とすることが
でき,操安性及び安全性が向上する。第3〜6図は本考
案の第2実施例を示すもので,第1実施例のチャンファ
部63aの構造に改良を加えたもので,他の構成につい
ては第1実施例と同じであるため,他の部分の詳細な説
明は省略する。
51において発生する油温(粘性)の変化による発生油
圧の変化が,第1の絞り制御弁の出力ポート57d,5
7e間の連通絞り量を制御する第2の絞り制御弁の温度
依存性により補償され,油通路43a,あるいは43b
を介して油圧アクチュエータ24へ供給される油圧を,
油温の変化に対してほぼ一定にすることができるもので
ある。このため,第7図に示したような油圧式の後輪操
舵装置においては一定操舵力及び一定車速において,発
生する後輪の舵角を油温に対してほぼ一定とすることが
でき,操安性及び安全性が向上する。第3〜6図は本考
案の第2実施例を示すもので,第1実施例のチャンファ
部63aの構造に改良を加えたもので,他の構成につい
ては第1実施例と同じであるため,他の部分の詳細な説
明は省略する。
第3図に示すように第2の絞り制御弁61のスプール6
3のチャンファ部63aには長さ方向に対して切り欠き
量が除々に変化する切り欠き部80が追加形成されてい
る。このため,第2の絞り制御弁61は切り欠き部80
がポート78a,78bの近傍に位置する領域におい
て,スプール63の変位(油温の変化)に対し,連通絞
り量(チャンファ部63aとシリンダ内壁とのオーバー
ラップ面積)が非線型的に変化するものとなる。
3のチャンファ部63aには長さ方向に対して切り欠き
量が除々に変化する切り欠き部80が追加形成されてい
る。このため,第2の絞り制御弁61は切り欠き部80
がポート78a,78bの近傍に位置する領域におい
て,スプール63の変位(油温の変化)に対し,連通絞
り量(チャンファ部63aとシリンダ内壁とのオーバー
ラップ面積)が非線型的に変化するものとなる。
ところで,前記第1実施例においては,第1の絞り制御
弁で発生する非線型の温度依存性(油の温度の変化に対
する粘性の変化は非線型特性である)を,線型の温度依
存性を有する第2の絞り制御弁で補償したものであった
ため,アクチュエータへの作用油圧の油温による変化を
完全には補償することができなかった。しかしながら,
本第2実施例によれば,切欠き部80を設けることによ
り,第2の絞り制御弁61の温度依存性を,第4図に示
したように,第1の絞り制御弁とは逆の非線型特性にす
ることができるので,より完全に油温の変化に対して油
圧アクチュエータ21への供給油圧を一定化できる効果
を奏する。
弁で発生する非線型の温度依存性(油の温度の変化に対
する粘性の変化は非線型特性である)を,線型の温度依
存性を有する第2の絞り制御弁で補償したものであった
ため,アクチュエータへの作用油圧の油温による変化を
完全には補償することができなかった。しかしながら,
本第2実施例によれば,切欠き部80を設けることによ
り,第2の絞り制御弁61の温度依存性を,第4図に示
したように,第1の絞り制御弁とは逆の非線型特性にす
ることができるので,より完全に油温の変化に対して油
圧アクチュエータ21への供給油圧を一定化できる効果
を奏する。
なお,本実施例において切り欠き部80の形状は第5,
6図に示したような形状にしても良い。
6図に示したような形状にしても良い。
以上,実施例と共に具体的に説明したように,本考案に
よれば油圧アクチュエータへの供給油圧を油温の変化に
対して安定化できる効果を奏する。
よれば油圧アクチュエータへの供給油圧を油温の変化に
対して安定化できる効果を奏する。
第1,2図は本考案の第1実施例を示すもので,第1図
は構成図,第2図は特性図であり,第3〜6図は本考案
の第2実施例を示すもので,第3図は要部構成図,第4
図は特性図,第5,6図は第2実施例の変形例を示す要
部構成図,第7図は従来例を示す概略構成図である。 51……第1の絞り制御弁 61……第2の絞り制御弁 73……ワックス
は構成図,第2図は特性図であり,第3〜6図は本考案
の第2実施例を示すもので,第3図は要部構成図,第4
図は特性図,第5,6図は第2実施例の変形例を示す要
部構成図,第7図は従来例を示す概略構成図である。 51……第1の絞り制御弁 61……第2の絞り制御弁 73……ワックス
Claims (1)
- 【請求項1】油圧源と油圧アクチュエータとの間に介装
され、前記油圧源からの作動油が供給される高圧油路の
低圧油路に対する連通絞り量を制御して油圧アクチュエ
ータ側への供給油圧を制御するよう構成された第1の絞
り制御弁と、 前記高圧油路と前記低圧油路との間に介装され、流通す
る作動油の温度に応じて体積膨張を発生するワックスが
封入されると共にワックスの体積膨張に応じて前記高圧
油路と前記低圧油路との間の連通絞り量が増加するよう
構成された第2の絞り制御弁と を備えたことを特徴とする油圧制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987193867U JPH0610162Y2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 油圧制御装置 |
| KR1019880005970A KR920002737B1 (ko) | 1987-05-20 | 1988-05-20 | 유량제어장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987193867U JPH0610162Y2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | 油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0198301U JPH0198301U (ja) | 1989-06-30 |
| JPH0610162Y2 true JPH0610162Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31484637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987193867U Expired - Lifetime JPH0610162Y2 (ja) | 1987-05-20 | 1987-12-21 | 油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610162Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182465U (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-05 | 日産自動車株式会社 | パワ−ステアリング装置の流量制御弁 |
| JPS6175060A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-17 | Nissan Motor Co Ltd | 4輪操舵装置 |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP1987193867U patent/JPH0610162Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0198301U (ja) | 1989-06-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0152226B2 (ja) | ||
| JPS61139563A (ja) | 液圧作動パワ−ステアリング装置 | |
| JP2802726B2 (ja) | 流体式特に液圧式サーボ装置 | |
| JPH0460224A (ja) | 回転差感応型継手の伝達トルク制御装置 | |
| JPH0262430B2 (ja) | ||
| US4637482A (en) | Hydraulic system in working vehicles | |
| JPH0224373Y2 (ja) | ||
| JPH0610162Y2 (ja) | 油圧制御装置 | |
| US3264946A (en) | Servo steering of vehicles | |
| JPH0214224B2 (ja) | ||
| JPH05248454A (ja) | 制御型回転差感応継手 | |
| JPH0464914B2 (ja) | ||
| JP2559724B2 (ja) | パワ−ステアリングの油圧制御装置 | |
| JP2706787B2 (ja) | ステアリングギヤ比可変装置 | |
| JPH0118460Y2 (ja) | ||
| JP2808533B2 (ja) | 液圧帰還制御装置 | |
| JPH0214225B2 (ja) | ||
| JP3013727B2 (ja) | 車両用パワーステアリング装置 | |
| JP2532080B2 (ja) | パワ−ステアリングの油圧制御装置 | |
| JP2523118B2 (ja) | 車両の舵角制御装置 | |
| JP2706786B2 (ja) | 四輪操舵装置 | |
| JPS6181870A (ja) | 動力操舵制御装置 | |
| JPH0143975Y2 (ja) | ||
| JPS6397414A (ja) | 油圧スタビライザ制御装置 | |
| JP2706788B2 (ja) | コントロールバルブ |