JPH0610318B2 - 銅合金の製造方法 - Google Patents
銅合金の製造方法Info
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- JPH0610318B2 JPH0610318B2 JP58065267A JP6526783A JPH0610318B2 JP H0610318 B2 JPH0610318 B2 JP H0610318B2 JP 58065267 A JP58065267 A JP 58065267A JP 6526783 A JP6526783 A JP 6526783A JP H0610318 B2 JPH0610318 B2 JP H0610318B2
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- Japan
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- copper alloy
- alloy
- copper
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- carbon
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は銅合金の製造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、銅合金、特に低酸素銅合金の製造法として真空溶
解法が知られている。しかし真空溶解は特殊な装置を必
要とし、さらに作業上複雑で長時間を要するという欠点
があった。そこで本発明者等は先にカーボンるつぼを用
いて大気溶解を行い、真空溶解と同等のものを得る製造
方法(特公昭54−99884)を提案した。しかしな
がらこの方法でもカーボンるつぼ損耗を生じ、数10回
の使用で交換しなければならないという問題点があっ
た。さらにカーボンるつぼを用いる場合、脱酸力を上げ
るためには高純度カーボンるつぼを用いることが好まし
いが、反面損耗を生じ易くなるという性質を有してい
た。またアルミナ等を多量に含むカーボンるつぼを用い
た場合、耐摩性は改善されるが、脱酸が不充分になり易
いという問題点があった。
解法が知られている。しかし真空溶解は特殊な装置を必
要とし、さらに作業上複雑で長時間を要するという欠点
があった。そこで本発明者等は先にカーボンるつぼを用
いて大気溶解を行い、真空溶解と同等のものを得る製造
方法(特公昭54−99884)を提案した。しかしな
がらこの方法でもカーボンるつぼ損耗を生じ、数10回
の使用で交換しなければならないという問題点があっ
た。さらにカーボンるつぼを用いる場合、脱酸力を上げ
るためには高純度カーボンるつぼを用いることが好まし
いが、反面損耗を生じ易くなるという性質を有してい
た。またアルミナ等を多量に含むカーボンるつぼを用い
た場合、耐摩性は改善されるが、脱酸が不充分になり易
いという問題点があった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑み、銅合金中に偏析物等を含みふ
くれ等の欠陥を生じることなく容易かつ低価に優れた特
性の銅合金を得ることができる製造方法を提供するもの
である。
くれ等の欠陥を生じることなく容易かつ低価に優れた特
性の銅合金を得ることができる製造方法を提供するもの
である。
[発明の概要] 本願発明者等は、鋭意研究を行った結果、カーボンを添
加することにより、母合金中の酸素濃度をある程度まで
低減させた上で、さらに活性金属などを添加して酸素量
を低減するという、2段階の酸素量低減により、介在
物、ホールの少ない良好なインゴットが得られるという
知見を得た。
加することにより、母合金中の酸素濃度をある程度まで
低減させた上で、さらに活性金属などを添加して酸素量
を低減するという、2段階の酸素量低減により、介在
物、ホールの少ない良好なインゴットが得られるという
知見を得た。
すなわち本発明は、銅または銅合金からなる母合金に、
母合金全量に対し、Cに換算して0.1重量%以上のカ
ーボンを加えて溶解し、前記母合金中の酸素濃度を10
0ppm以下にする第1の工程と、次いでさらに酸化物
の標準生成エネルギーが1100℃以上、1400℃以
下で−500kJ/molO2以下の元素を添加して、
前記母合金中の酸素濃度を50ppm以下にする第2の
工程とを具備し、大気溶解により溶製することを特徴と
する銅合金の製造方法である。
母合金全量に対し、Cに換算して0.1重量%以上のカ
ーボンを加えて溶解し、前記母合金中の酸素濃度を10
0ppm以下にする第1の工程と、次いでさらに酸化物
の標準生成エネルギーが1100℃以上、1400℃以
下で−500kJ/molO2以下の元素を添加して、
前記母合金中の酸素濃度を50ppm以下にする第2の
工程とを具備し、大気溶解により溶製することを特徴と
する銅合金の製造方法である。
さらに詳述すれば、まず消耗を防ぐために、Al
2O3、SiO2等を含むカーボンるつぼ、Al2O3
系るつぼ等を用意する。次に原料となる銅または銅合金
と、カーボンと、酸化物の標準生成自由エネルギーが、
1100℃以上、1400℃以下で、−500kJ/m
olO2以下の元素とを順次、前記るつぼに投入し、溶
解する。
2O3、SiO2等を含むカーボンるつぼ、Al2O3
系るつぼ等を用意する。次に原料となる銅または銅合金
と、カーボンと、酸化物の標準生成自由エネルギーが、
1100℃以上、1400℃以下で、−500kJ/m
olO2以下の元素とを順次、前記るつぼに投入し、溶
解する。
この際、銅または銅合金等の母合金の溶湯中の酸素と、
カーボンとが充分反応して、まずCO,CO2等のガス
として放出され、前記銅合金の酸素濃度が約100pp
m以下となる。
カーボンとが充分反応して、まずCO,CO2等のガス
として放出され、前記銅合金の酸素濃度が約100pp
m以下となる。
次に酸化物の標準生成自由エネルギーが、1100℃以
上、1400℃以下で、−500kJ/molO2以下
の元素としてZr等を添加することにより、銅合金等中
の酸素と反応し、ZrO2等として折出し、前記母合金
中の酸素濃度がさらに50ppmと低減される。
上、1400℃以下で、−500kJ/molO2以下
の元素としてZr等を添加することにより、銅合金等中
の酸素と反応し、ZrO2等として折出し、前記母合金
中の酸素濃度がさらに50ppmと低減される。
なお本発明に用いる母合金としては、銅もしくは銅合金
を用いることができる。なお銅合金としては折出硬化型
銅合金を用いることが好ましく、実用上は0.1〜2%
程度のCr,Zr,Be,Ti,Fe−Co等を含む銅
合金を用いる。
を用いることができる。なお銅合金としては折出硬化型
銅合金を用いることが好ましく、実用上は0.1〜2%
程度のCr,Zr,Be,Ti,Fe−Co等を含む銅
合金を用いる。
また本発明に用いるカーボンは、できるだけ高純度のカ
ーボンを用いることが好ましく、その添加量は銅合金全
量に対し、Cに換算して、0.1重量%以上含有させる
ことが好ましく、さらに実用上は、0.1〜5重量%と
することが好ましい。
ーボンを用いることが好ましく、その添加量は銅合金全
量に対し、Cに換算して、0.1重量%以上含有させる
ことが好ましく、さらに実用上は、0.1〜5重量%と
することが好ましい。
さらに本発明における酸化物の標準生成自由エネルギー
が、1100℃以上、1400℃以下で−500kJ/
molO2以下の元素としては、Zr,Y,Nb,T
a,V,Sm,U,B,Ho,Sc,La,Mg,L
i,Al,Ba,Ce,Hf,Be,Ca,Ti等が挙
げられ、実用上は、Zr,Y,Nb,Ta,V,Sm,
Uを用いることが好ましい。またその添加量は0.01
重量%以上添加することが好ましく、さらに実用上は、
0.01〜1.0重量%とすることが好ましい。
が、1100℃以上、1400℃以下で−500kJ/
molO2以下の元素としては、Zr,Y,Nb,T
a,V,Sm,U,B,Ho,Sc,La,Mg,L
i,Al,Ba,Ce,Hf,Be,Ca,Ti等が挙
げられ、実用上は、Zr,Y,Nb,Ta,V,Sm,
Uを用いることが好ましい。またその添加量は0.01
重量%以上添加することが好ましく、さらに実用上は、
0.01〜1.0重量%とすることが好ましい。
本発明方法に添加せしめるカーボン及び所定の元素は、
カーボンを先に添加し、CO,CO2等のガスを発生せ
しめた後に、さらにZr,Y等の元素を添加し溶製す
る。
カーボンを先に添加し、CO,CO2等のガスを発生せ
しめた後に、さらにZr,Y等の元素を添加し溶製す
る。
また、本発明方法を用いて各種添加成分を含む銅系合金
を得る場合は、母合金中に予じめ含有させておくことも
できるが、実用上は、本発明方法で銅合金を得た後に、
添加成分を加えることが好ましい。
を得る場合は、母合金中に予じめ含有させておくことも
できるが、実用上は、本発明方法で銅合金を得た後に、
添加成分を加えることが好ましい。
[発明の実施例] SiO2を30%含むカーボンるつぼを用い、例えば電
解銅(420Kg)、10%Crを含むCr−Cu系銅合
金(30Kg)からなる母合金に、高純度カーボン(5K
g,2〜3cmの固まり)を添加して、大気高周波溶解を
行う。
解銅(420Kg)、10%Crを含むCr−Cu系銅合
金(30Kg)からなる母合金に、高純度カーボン(5K
g,2〜3cmの固まり)を添加して、大気高周波溶解を
行う。
前記電解銅、10%Cr−Cu系銅合金からなる母合金
が溶けてから、1200℃×10分間加熱後、本願に係
る所定の元素としてZrを0.5Kg添加し、脱酸を行
う。このとき生成したスラグを氷晶石等で固め、除去
し、本発明方法による銅合金を得ることができる。
が溶けてから、1200℃×10分間加熱後、本願に係
る所定の元素としてZrを0.5Kg添加し、脱酸を行
う。このとき生成したスラグを氷晶石等で固め、除去
し、本発明方法による銅合金を得ることができる。
次に、必要に応じ添加成分としてのZrを2Kg速かに添
加し、よく撹拌し、約10秒後にさらに電解銅50Kgを
投入し、溶湯温度を1180℃に下げてからモールドに
鋳造した。
加し、よく撹拌し、約10秒後にさらに電解銅50Kgを
投入し、溶湯温度を1180℃に下げてからモールドに
鋳造した。
得られた銅合金の組成は、Cr0.54wt%、Zr0.31wt%、
酸素8ppmとなり、酸素含有量を従来の値(50〜100pp
m)より大幅に低く抑えることができた。また、第1図
に本発明、第2図に比較例として従来のカーボンるつぼ
を用いて銅合金インゴットを作成し、これを圧延して得
られた銅合金の光学顕微鏡による組織写真(×400)を
示す。第2図において顕著に見られる縞状、線状の部分
が介在物である。図より本発明により得られた銅合金に
は、従来のものより介在物が少ないことがわかる。
酸素8ppmとなり、酸素含有量を従来の値(50〜100pp
m)より大幅に低く抑えることができた。また、第1図
に本発明、第2図に比較例として従来のカーボンるつぼ
を用いて銅合金インゴットを作成し、これを圧延して得
られた銅合金の光学顕微鏡による組織写真(×400)を
示す。第2図において顕著に見られる縞状、線状の部分
が介在物である。図より本発明により得られた銅合金に
は、従来のものより介在物が少ないことがわかる。
このように、高純度カーボンと、酸化物の標準生成自由
エネルギーが、−500kJ/molO2以下のZr等
の元素を組合わせて、溶解を行うと、酸素含有の少な
い、また介在物、ホールの少ない良好なインゴットが大
気溶解でも可能であり、各種銅合金の溶解方法として、
工業的にも非常に有益な技術とみなせる。
エネルギーが、−500kJ/molO2以下のZr等
の元素を組合わせて、溶解を行うと、酸素含有の少な
い、また介在物、ホールの少ない良好なインゴットが大
気溶解でも可能であり、各種銅合金の溶解方法として、
工業的にも非常に有益な技術とみなせる。
[発明の効果] 本発明方法により得た銅合金と、カーボンるつぼを用い
た従来法により得た銅合金とを比較すると、特性上、下
表の如き相異を有する。
た従来法により得た銅合金とを比較すると、特性上、下
表の如き相異を有する。
第1図は、本発明により得られた銅合金の組織写真であ
る。第2図は、比較のために示した従来の方法により得
られた銅合金の組織写真である。
る。第2図は、比較のために示した従来の方法により得
られた銅合金の組織写真である。
フロントページの続き (72)発明者 待鳥 晴香 東京都港区虎ノ門1−26−5 東京芝浦電 気株式会社港分室内 (72)発明者 菅井 普三 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8 東京芝 浦電気株式会社横浜金属工場内 (72)発明者 山根 茂美 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8 東京芝 浦電気株式会社横浜金属工場内 (56)参考文献 特開 昭56−25940(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】銅または銅基合金からなる母合金に、母合
金全量に対し、Cに換算して0.1重量%以上のカーボ
ンを加えて溶解し、前記母合金中の酸素濃度を100p
pm以下にする第1の工程と、次いでさらに酸化物の標
準生成エネルギーが1100℃以上、1400℃以下で
−500kJ/molO2以下の元素を添加して、前記
母合金中の酸素濃度を50ppm以下にする第2の工程
とを具備し、大気溶解により溶製することを特徴とする
銅合金の製造方法。 - 【請求項2】前記銅基合金がCr,Zr,Be,Ti,
Fe,Coのうち少なくとも1種を含有することを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の銅合金の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58065267A JPH0610318B2 (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 銅合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58065267A JPH0610318B2 (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 銅合金の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59193231A JPS59193231A (ja) | 1984-11-01 |
| JPH0610318B2 true JPH0610318B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=13281972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58065267A Expired - Lifetime JPH0610318B2 (ja) | 1983-04-15 | 1983-04-15 | 銅合金の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610318B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5625940A (en) * | 1979-08-07 | 1981-03-12 | Toshiba Corp | Refinig method of copper alloy |
-
1983
- 1983-04-15 JP JP58065267A patent/JPH0610318B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59193231A (ja) | 1984-11-01 |
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