JPH06111317A - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置

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Publication number
JPH06111317A
JPH06111317A JP25846592A JP25846592A JPH06111317A JP H06111317 A JPH06111317 A JP H06111317A JP 25846592 A JP25846592 A JP 25846592A JP 25846592 A JP25846592 A JP 25846592A JP H06111317 A JPH06111317 A JP H06111317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vapor
vapor deposition
vacuum
evaporation
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP25846592A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Kitaori
典之 北折
Osamu Yoshida
修 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPH06111317A publication Critical patent/JPH06111317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蒸着型テープの磁性層を蒸着する際に、蒸着物
質の無駄を少なくすることを目的とする。 【構成】電子ビーム銃9で加熱気化されてルツボ8から
ガウス分布で蒸発した蒸着物質Co−Niの蒸気流に対
して、タービンポンプ11によって真空容器1内の残留気
体を衝突させて蒸気流の外側の蒸気分子を分布中心部に
移動させて中心部の蒸気分子密度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空蒸着装置に関し、
特に、磁気記録媒体の磁性層の蒸着に使用される真空蒸
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体、例えば磁気テープには、
非磁性支持体であるフィルム上に磁性粉をバインダーに
分散させた磁性塗料を塗布してなる従来からある塗布型
テープと、フィルム上に真空中で磁性金属を蒸着してな
るバインダーを全く含まない蒸着型テープとがある。
【0003】蒸着型テープは、磁性層にバインダーを含
まないことから磁性材料の密度を高められるため、高密
度記録に有望であるとされている。ところで、この種の
蒸着型テープにおける磁性層を形成するための従来の真
空蒸着装置は、図3に示すように構成されている。図3
において、真空容器1内は、真空ポンプとしてのターボ
ポンプ2とロータリポンプ3とで真空状態とする。前記
真空容器1内には、巻出しロール4と巻取りロール5と
が設けられ、巻出しロール4から巻出されて巻取りロー
ル5に巻取られる間で、PET(ポリエチレンテレフタ
レート)、ポリイミド或いはアラミド等で製造されるフ
ィルム6は冷却キャン7の下側面に巻掛けられて走行す
るようになっている。ここで、前記巻出しロール4、巻
取りロール5及び冷却キャン7等によってフィルム6の
移動手段を構成している。
【0004】冷却キャン7の斜め下方には蒸着源となる
MgO製のルツボ8が置かれ、この中にCo80%−N
i20%の磁性材料である蒸着物質が入れられている。
そして、ルツボ8中の蒸着物質に対して斜め上方の電子
ビーム銃9から電子ビームを照射し、これにより、蒸着
物質を加熱気化させるようになっている。更に、ルツボ
8と冷却キャン7との間にフィルム6への蒸着物質の蒸
着範囲を規制するためのスリット10Aを有する遮蔽板10
を配置してある。
【0005】かかる構成において、巻出しロール4、巻
取りロール5及び冷却キャン7等によってフィルム6を
移動させる。そして、フィルム6が遮蔽板10のスリット
10A部分を通過する時に、電子ビーム銃9で加熱気化さ
れて蒸発した蒸着物質Co−Niが前記スリット10Aを
介してフィルム6に蒸着する。尚、この蒸着工程が終了
した後、磁性層上のトップコート層形成、磁性層とは反
対側のフィルム表面へのバックコート層形成等の処理が
行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ルツボ8内
の蒸着物質を電子ビーム銃9により加熱気化して蒸発し
た場合、電子ビーム銃9から照射される電子ビームが当
たっている点を中心に上方にガウス分布で蒸着物質の蒸
気が飛散する。このため、従来の真空蒸着装置では、遮
蔽板10のスリット10Aを通過せずにフィルム6以外の他
の部分に蒸着する蒸気も多く、蒸着物質が無駄になると
共に真空容器1内も広範囲に汚れるという問題を有して
いる。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、蒸着物質の無駄を少なくできる真空蒸着装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、真空
ポンプを用いて真空雰囲気が作り出される真空容器内
に、非磁性支持体を移動させる移動手段と、該移動手段
により移動する非磁性支持体の移動経路下方に配置され
磁性材料の蒸着物質を収容する蒸発源と、該蒸発源の蒸
着物質を加熱気化させる電子ビーム銃と、前記移動手段
と蒸発源との間で非磁性支持体の移動経路に沿って配置
され蒸発した蒸着物質の非磁性支持体への蒸着範囲を規
制するスリットを設けた遮蔽板とを備えて構成される真
空蒸着装置において、前記蒸発源から非磁性支持体に向
かう蒸着物質の蒸気流に対して真空容器内の残留気体を
吹き付けるタービンポンプを設ける構成とした。
【0009】
【作用】かかる構成において、蒸発源から蒸発した蒸着
物質の蒸気に対して、タービンポンプから真空容器内の
気体分子を吹き付ける。すると、この分子の移動によっ
てガウス分布している蒸着物質の蒸気の分子が衝突した
部分が分布の中心部側に移動して中心部の蒸気密度が高
まる。
【0010】このため、遮蔽板のスリットを通過する蒸
気の量が従来に比べて増大し、これに反してスリットを
通過せずにフィルム以外の他の部分に蒸着する蒸気量が
減り蒸着物質の無駄に少なくなると共に真空容器の汚れ
も少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。尚、従来と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。本実施例の装置全体を示す図1
において、蒸発源であるルツボ8の近傍に、ルツボ8か
ら非磁性支持体であるフィルム6に向かう蒸着物質Co
−Niの蒸気流に対して真空容器内の残留気体を吹き付
けるよう、斜め上方に排気口17を向けてタービンポンプ
11を配置してある。
【0012】前記タービンポンプ11は、例えば図2に示
すように、モータ12で回転駆動される回転翼13とポンプ
本体14に固定される固定翼15が交互に組み合わされてお
り、ポンプ本体14中央部に形成した図中上側の吸入口16
から真空容器1内の残留気体の分子を吸引し、回転翼13
の回転によって分子をポンプ本体14中央部に形成した図
中下側の排気口17方向に移動させて排気する構成であ
る。
【0013】次に本実施例の真空蒸着装置の動作を説明
する。基本的な蒸着動作は従来と同様で、真空容器1内
を、ターボポンプ2とロータリポンプ3とで約10-5Torr
の真空雰囲気にした後、巻出しロール4、巻取りロール
5及び冷却キャン7等によってフィルム6を移動させ
る。そして、フィルム6が遮蔽板10のスリット10A部分
を通過する時に、電子ビーム銃9で加熱気化されて蒸発
した蒸着物質Co−Niが前記スリット10Aを介してフ
ィルム6に蒸着する。
【0014】この蒸着動作時に、タービンポンプ11を例
えば約500リットル/秒の排気速度で作動させ、真空
容器1内に残留している気体分子をその吸入口16から吸
引して排気口17から排気することにより、排気した気体
分子を、ルツボ8から上方に向けてガウス分布で飛散し
ている蒸着物質の蒸気分子に衝突させる。この気体分子
が衝突する分布外側の蒸気分子は、分布の中心部に移動
し、中心部の蒸気密度が高まる。このために、遮蔽板10
のスリット10Aを通過する蒸気量は従来に比べて増大す
る。
【0015】これにより、従来、遮蔽板10のスリット10
Aを通過できずに周囲に飛散していた蒸気分子を減少さ
せることができ蒸着物質の無駄を少なくでき、これに伴
って真空容器1内の汚れる範囲も狭めることができ、メ
ンテナンスが容易となる。また、蒸気量を従来より増大
できることから磁性層の成膜速度が速くなり、生産性が
向上できる。
【0016】ここで、Co80%−Ni20%の磁性材
料を電子ビーム銃により蒸発させてPETからなるフィ
ルムに蒸着させる場合において、タービンポンプを50
0リットル/秒の排気速度で作動させた場合と、タービ
ンポンプを使用しない従来装置の場合とで、その成膜速
度を測定したところ、本実施例装置は、従来装置に比べ
て約1.13倍の成膜速度が得られた。
【0017】尚、タービンポンプ11の配置としては、タ
ービンポンプ11の排気口17を、フィルム6の移動方向と
反対側で且つ冷却キャン7の略接線方向とすることが、
磁性層のコラムの成長の仕方に影響を与えることなく蒸
着密度を高められるので好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蒸
着物質の蒸気流に対しタービンポンプを用いて真空容器
内の残留気体を吹き付けることで、ガウス分布している
蒸気分子外側の分子を分布中心部に移動させて分布中心
部の密度を高めて遮蔽板のスリットを通過する蒸気量を
増大できるので、フィルム以外に蒸着する蒸着物質の量
を抑制でき無駄を少なくできる。これに伴って真空容器
内の汚れ範囲を狭くできメンテナンスが容易となる。ま
た、蒸着速度が速くなるので、磁性層の成膜速度が速く
なって蒸着処理の作業効率を向上でき磁気記録媒体の生
産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる真空蒸着装置の一実施例を示す
構成図
【図2】同上実施例で用いるタービンポンプの構成図
【図3】従来の真空蒸着装置の構成図
【符号の説明】
1 真空容器 2 ターボポンプ 3 ロータリポンプ 4 巻出しロール 5 巻取りロール 6 フィルム 7 冷却キャン 8 ルツボ 9 電子ビーム銃 10 遮蔽板 10A スリット 11 タービンポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空ポンプを用いて真空雰囲気が作り出さ
    れる真空容器内に、非磁性支持体を移動させる移動手段
    と、該移動手段により移動する非磁性支持体の移動経路
    下方に配置され磁性材料の蒸着物質を収容する蒸発源
    と、該蒸発源の蒸着物質を加熱気化させる電子ビーム銃
    と、前記移動手段と蒸発源との間で非磁性支持体の移動
    経路に沿って配置され蒸発した蒸着物質の非磁性支持体
    への蒸着範囲を規制するスリットを設けた遮蔽板とを備
    えて構成される真空蒸着装置において、 前記蒸発源から非磁性支持体に向かう蒸着物質の蒸気流
    に対して真空容器内の残留気体を吹き付けるタービンポ
    ンプを設けたことを特徴とする真空蒸着装置。
JP25846592A 1992-09-28 1992-09-28 真空蒸着装置 Pending JPH06111317A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25846592A JPH06111317A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 真空蒸着装置

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JPH06111317A true JPH06111317A (ja) 1994-04-22

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ID=17320607

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JP25846592A Pending JPH06111317A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 真空蒸着装置

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JP (1) JPH06111317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106191779A (zh) * 2015-04-30 2016-12-07 北京科技大学 一种聚合物真空电子束蒸发镀膜机
CN117051361A (zh) * 2023-08-14 2023-11-14 兰州空间技术物理研究所 一种真空卷绕有机物蒸镀防护装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106191779A (zh) * 2015-04-30 2016-12-07 北京科技大学 一种聚合物真空电子束蒸发镀膜机
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