JPH0611167B2 - 系統安定化方法 - Google Patents
系統安定化方法Info
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- JPH0611167B2 JPH0611167B2 JP59108847A JP10884784A JPH0611167B2 JP H0611167 B2 JPH0611167 B2 JP H0611167B2 JP 59108847 A JP59108847 A JP 59108847A JP 10884784 A JP10884784 A JP 10884784A JP H0611167 B2 JPH0611167 B2 JP H0611167B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、第6図に示すように発電所Gと負荷Lを母線
Oなどを介して連系したローカル系統Bが、ルート断事
故等によって主系統Aから分離されたとき、事故または
発電量不足に起因する電圧低下によって脱落する負荷量
を推定し、これによりさらに精度の高い需給バランス制
御を可能とした系統安定化方法に関するものである。
Oなどを介して連系したローカル系統Bが、ルート断事
故等によって主系統Aから分離されたとき、事故または
発電量不足に起因する電圧低下によって脱落する負荷量
を推定し、これによりさらに精度の高い需給バランス制
御を可能とした系統安定化方法に関するものである。
従来この種の系統安定化方法の代表的なものとして、周
波数低下リレー(UFR)を用いるものがあった。これ
は、分離されたローカル系統B内の需給アンバランスに
よって生じた周波数低下を検出し、その低下値と継続時
間がある整定値を満足したとき、負荷しゃ断の指令を出
力して、分離系統内の需給バランスを整えるものであ
る。この安定化方法には次のような問題点があった。
波数低下リレー(UFR)を用いるものがあった。これ
は、分離されたローカル系統B内の需給アンバランスに
よって生じた周波数低下を検出し、その低下値と継続時
間がある整定値を満足したとき、負荷しゃ断の指令を出
力して、分離系統内の需給バランスを整えるものであ
る。この安定化方法には次のような問題点があった。
i)ローカル系統Bが主系統Aから分離されたとき、定
インピーダンス負荷が多い系統などでは、必ずしも周波
数が低下するとは限らない。したがって、周波数低下リ
レー(UFR)が動作せず、需給アンバランスに起因す
る電圧低下時間が長びき、誘導機負荷などの脱落量が増
える恐れがある。
インピーダンス負荷が多い系統などでは、必ずしも周波
数が低下するとは限らない。したがって、周波数低下リ
レー(UFR)が動作せず、需給アンバランスに起因す
る電圧低下時間が長びき、誘導機負荷などの脱落量が増
える恐れがある。
ii)周波数低下リレー(UFR)は、各負荷個別に設置
されているので、ローカル系統全体の需給バランスを整
えるという点から見ると、制御仕上がりの精度があまり
高くない。
されているので、ローカル系統全体の需給バランスを整
えるという点から見ると、制御仕上がりの精度があまり
高くない。
一方、以上のような周波数低下リレー(UFR)の欠点
を解消するものとして、マイクロプロセッサを応用した
従来の分離系統安定化方法もあった。
を解消するものとして、マイクロプロセッサを応用した
従来の分離系統安定化方法もあった。
第1図はこの従来の系統安定化方法を適用する装置の概
要構成図を示す。同図において、1は主系統A側に属す
る変電所、2は分離されるローカル系統Bの中心となる
変電所、3は同じくローカル系統Bに属する発電所で、
各々送電線4,5で連系されている。系統安定化装置6
は変電所2に設置されており、入力変換回路61a,6
1b、ルート断検出回路62、マイクロプロセッサを用
いた演算処理装置63、ストッパー64、出力回路65
等で構成されている。
要構成図を示す。同図において、1は主系統A側に属す
る変電所、2は分離されるローカル系統Bの中心となる
変電所、3は同じくローカル系統Bに属する発電所で、
各々送電線4,5で連系されている。系統安定化装置6
は変電所2に設置されており、入力変換回路61a,6
1b、ルート断検出回路62、マイクロプロセッサを用
いた演算処理装置63、ストッパー64、出力回路65
等で構成されている。
次にこの動作について説明する。変流器(CT)と計器
用変圧器(PT)より構成されるセンサ23及び24に
よって、検出された電流,電圧データはコントロールケ
ーブル25,27を介して、常時系統安定化装置6に入
力される。これらのデータをもとに、高調波分を除去す
るフィルタ回路、有効電力を算出する有効電力変換器、
アナログ量をディジタル量に変換するアナログ/ディジ
タル変換回路等で構成される入力変換回路61a,61
bは、主系統に属する変電所1から供給されている有効
電力潮流PSおよびしゃ断対象負荷の有効電力分を算出
し、これをディジタル量に変換した後、演算処理装置6
3に出力する。線路損失を無視すれば、系統分離が発生
した時のローカル系統内における発電量の不足分は、分
離前に主系統から供給されていた有効電力潮流PSと等
しくなるので、演算処理装置63は、有効電力潮流PS
とほぼ等しくなるように、しゃ断対象負荷の中から実際
にしゃ断すべき負荷を選択し、制御イメージとして記憶
しておく。この制御イメージは、ある時間周期で更新さ
れる。そして、コントロール・ケーブル26および通信
ルート12を介して送られてくるしゃ断器11およびし
ゃ断器21の情報より、ルート断検出回路62がルート
断発生を検出したならば、上記制御イメージを出力し、
しゃ断対象負荷のしゃ断器22にトリップ指令を与え、
所定の負荷しゃ断を実行する。この際、トリップ信号
は、トリップ・ルート66によって伝送される。また、
通常このトリップ信号は、ルート断検出出力とストッパ
64出力の論理積を出力回路65でとり、この出力信号
が“1”となった場合にのみ出力される。
用変圧器(PT)より構成されるセンサ23及び24に
よって、検出された電流,電圧データはコントロールケ
ーブル25,27を介して、常時系統安定化装置6に入
力される。これらのデータをもとに、高調波分を除去す
るフィルタ回路、有効電力を算出する有効電力変換器、
アナログ量をディジタル量に変換するアナログ/ディジ
タル変換回路等で構成される入力変換回路61a,61
bは、主系統に属する変電所1から供給されている有効
電力潮流PSおよびしゃ断対象負荷の有効電力分を算出
し、これをディジタル量に変換した後、演算処理装置6
3に出力する。線路損失を無視すれば、系統分離が発生
した時のローカル系統内における発電量の不足分は、分
離前に主系統から供給されていた有効電力潮流PSと等
しくなるので、演算処理装置63は、有効電力潮流PS
とほぼ等しくなるように、しゃ断対象負荷の中から実際
にしゃ断すべき負荷を選択し、制御イメージとして記憶
しておく。この制御イメージは、ある時間周期で更新さ
れる。そして、コントロール・ケーブル26および通信
ルート12を介して送られてくるしゃ断器11およびし
ゃ断器21の情報より、ルート断検出回路62がルート
断発生を検出したならば、上記制御イメージを出力し、
しゃ断対象負荷のしゃ断器22にトリップ指令を与え、
所定の負荷しゃ断を実行する。この際、トリップ信号
は、トリップ・ルート66によって伝送される。また、
通常このトリップ信号は、ルート断検出出力とストッパ
64出力の論理積を出力回路65でとり、この出力信号
が“1”となった場合にのみ出力される。
このようなマイクロプロセッサを応用した系統安定化方
法を用いれば、前述の周波数低下リレーを用いる方法の
欠点は解決できるが、従来のマイクロプロセッサを用い
た系統安定化方法では、次のような大きな問題点があっ
た。
法を用いれば、前述の周波数低下リレーを用いる方法の
欠点は解決できるが、従来のマイクロプロセッサを用い
た系統安定化方法では、次のような大きな問題点があっ
た。
第1図の系統において、送電線4で短絡事故が発生し、
これが引き金となってルート断が発生したとする。この
とき、実効値負荷電圧VLは、第2図に示したような変
化をする。すなわち定常時の電圧値VLO(単位法で表現
すれば、ほぼ1p.u)から短絡事故によってVL1まで低
下し、さらに事故がクリアされて送電線がトリップされ
た後も、負荷しゃ断が実効されるまで、発電量不足に起
因する電圧低下が継続する。この発電量不足による低下
電圧値VL2は通常0.5〜0.6p.uで、重負荷時ほど
低いものとなる。このように負荷電圧が低下すると、誘
導機や計算機等の負荷が脱落してしまうことが、一般に
よく知られている。従来の系統安定化方法では、この電
圧低下に基づく負荷脱落量が考慮されておらず、これが
発生した場合には、その分過制御となってしまった。特
に脱落量が多い場合には、発電機が供給過剰のため加速
し、トリップに至り、ローカル系統全体がつぶれてしま
う恐れもあった。
これが引き金となってルート断が発生したとする。この
とき、実効値負荷電圧VLは、第2図に示したような変
化をする。すなわち定常時の電圧値VLO(単位法で表現
すれば、ほぼ1p.u)から短絡事故によってVL1まで低
下し、さらに事故がクリアされて送電線がトリップされ
た後も、負荷しゃ断が実効されるまで、発電量不足に起
因する電圧低下が継続する。この発電量不足による低下
電圧値VL2は通常0.5〜0.6p.uで、重負荷時ほど
低いものとなる。このように負荷電圧が低下すると、誘
導機や計算機等の負荷が脱落してしまうことが、一般に
よく知られている。従来の系統安定化方法では、この電
圧低下に基づく負荷脱落量が考慮されておらず、これが
発生した場合には、その分過制御となってしまった。特
に脱落量が多い場合には、発電機が供給過剰のため加速
し、トリップに至り、ローカル系統全体がつぶれてしま
う恐れもあった。
本発明は以上のような従来方法の問題点を解決するため
になされたもので、最小二乗法を応用して電圧低下によ
る負荷脱落量を限られたオンラインデータより推定する
手法を開発し、これを制御アルゴリズム中に適用するこ
とによって、さらに精度の高い需給バランス制御を可能
とした系統安定化方法を提供することを目的としてい
る。
になされたもので、最小二乗法を応用して電圧低下によ
る負荷脱落量を限られたオンラインデータより推定する
手法を開発し、これを制御アルゴリズム中に適用するこ
とによって、さらに精度の高い需給バランス制御を可能
とした系統安定化方法を提供することを目的としてい
る。
以下、本発明の基本原理および一実施例を説明してい
く。なお、電圧,電力等はすべて単位法で表現されてい
るものとする。
く。なお、電圧,電力等はすべて単位法で表現されてい
るものとする。
まず、本発明の基本原理となる負荷脱落量の推定手法か
ら説明する。分離系統内で電圧や電力の動揺が生じなけ
れば、(トータルの負荷脱落量)=(分離前のトータル
負荷)−(分離後の発電機出力)なる式より求められる
が、一般に負荷は電圧特性を持つので、分離系統内では
電圧や電力の動揺が生じる。従って、この動揺の影響を
除去しないと正確な負荷脱落量が求められない。そこ
で、ここで提供する負荷脱落量推定方法は、電圧低下に
よる負荷脱落と、これが発生したとしても過制御となら
ない程度の数段の初期負荷しゃ断によって、電圧の定常
置(1p.u)付近に回復させた後における発電機出力
と負荷電圧の時系列的なサンプリングデータに最小二乗
法を適用することによって、負荷の電圧特性を同定し、
これに基づいて動揺の影響を除去することによってトー
タルの負荷脱落量、すなわち電圧低下による負荷脱落量
と初期負荷しゃ断によるしゃ断量との和を推定するもの
である。この手法を簡単にまとめたものを第3に示す。
また、この負荷脱落量推定手法は、 i)電圧が定常値付近に回復した後は、負荷脱落が生じ
ない。
ら説明する。分離系統内で電圧や電力の動揺が生じなけ
れば、(トータルの負荷脱落量)=(分離前のトータル
負荷)−(分離後の発電機出力)なる式より求められる
が、一般に負荷は電圧特性を持つので、分離系統内では
電圧や電力の動揺が生じる。従って、この動揺の影響を
除去しないと正確な負荷脱落量が求められない。そこ
で、ここで提供する負荷脱落量推定方法は、電圧低下に
よる負荷脱落と、これが発生したとしても過制御となら
ない程度の数段の初期負荷しゃ断によって、電圧の定常
置(1p.u)付近に回復させた後における発電機出力
と負荷電圧の時系列的なサンプリングデータに最小二乗
法を適用することによって、負荷の電圧特性を同定し、
これに基づいて動揺の影響を除去することによってトー
タルの負荷脱落量、すなわち電圧低下による負荷脱落量
と初期負荷しゃ断によるしゃ断量との和を推定するもの
である。この手法を簡単にまとめたものを第3に示す。
また、この負荷脱落量推定手法は、 i)電圧が定常値付近に回復した後は、負荷脱落が生じ
ない。
ii)ローカル系統内の線路損失は、無視できるほど小さ
く、発電機出力はほぼ負荷によって決定される。
く、発電機出力はほぼ負荷によって決定される。
という考え方を前提としている。
次にその具体的な展開方法を第3図に従って説明する。
なお、ここでは負荷の周波数特性は無視できるものとす
る。
なお、ここでは負荷の周波数特性は無視できるものとす
る。
一般にトータル負荷PLを電圧に対する性質毎に分ける
と、その電圧特性は次式によって表現することができ
る。
と、その電圧特性は次式によって表現することができ
る。
PL=PLP+PLI・VL+PLZ・VL 2……(1) ここでVLは負荷電圧、PLPは負荷の定電力分、PLIは
負荷の定電流分、PLZは負荷の定インピーダンス分をそ
れぞれ表わしている。分離が発生すると、ローカル系統
内では動揺が生じるが、各瞬時毎に、 PL=PG ……(2) が成立する。ここでPGは、ローカル系統に属する発電
機のトータル出力である。従って、初期負荷しゃ断直後
における負荷電圧VLと発電機出力PGのn個の時系列
的なサンプリングデータが得られたとすると、次式が成
り立つ。
負荷の定電流分、PLZは負荷の定インピーダンス分をそ
れぞれ表わしている。分離が発生すると、ローカル系統
内では動揺が生じるが、各瞬時毎に、 PL=PG ……(2) が成立する。ここでPGは、ローカル系統に属する発電
機のトータル出力である。従って、初期負荷しゃ断直後
における負荷電圧VLと発電機出力PGのn個の時系列
的なサンプリングデータが得られたとすると、次式が成
り立つ。
PG=VLPL ……(3) ただし、 である。また、tは転置を表わす。また添字が等しいデ
ータは、同時刻にサンプリングされたことを示してい
る。
ータは、同時刻にサンプリングされたことを示してい
る。
(3)式に最小二乗法を適用すると、PLの最適推定値PL
*は次式によって与えられる。
*は次式によって与えられる。
PL *=〔PLP *PLI *PLZ *〕t =〔VL tVL)-1VL tPG……(4) VL,PGを構成するサンプリング・データとして、第
3図に示したような電圧が定常値付近に回復した後のデ
ータを使用すれば、(4)式より得られる(PLP *+PLI
*+PLZ *)なる量は、ローカル系統内に残存する負荷
の動揺の影響が除去された最適推定値となる。何故な
ら、 (残存負荷の最適推定量) =PL *(VLO) =PLP *+PLI *・VLO+PLZ *・VLO 2 =PLP *+PLI *+PLZ *(∵VLO=1) となるからである。
3図に示したような電圧が定常値付近に回復した後のデ
ータを使用すれば、(4)式より得られる(PLP *+PLI
*+PLZ *)なる量は、ローカル系統内に残存する負荷
の動揺の影響が除去された最適推定値となる。何故な
ら、 (残存負荷の最適推定量) =PL *(VLO) =PLP *+PLI *・VLO+PLZ *・VLO 2 =PLP *+PLI *+PLZ *(∵VLO=1) となるからである。
従って、トータルの負荷脱落量の推定値と初期負荷しゃ
断の合計値Pdrop *は、 Pdrop *=(分離前のトータル負荷)−(PLP *+PLI
*+PLZ *)……(5) で求めることができる。ここで、分離前のトータル負荷
は、分離前に主系統から供給されていた有効電力と分離
前の発電機有効電力出力との合計値より、事前データと
して把握しておくことができる。
断の合計値Pdrop *は、 Pdrop *=(分離前のトータル負荷)−(PLP *+PLI
*+PLZ *)……(5) で求めることができる。ここで、分離前のトータル負荷
は、分離前に主系統から供給されていた有効電力と分離
前の発電機有効電力出力との合計値より、事前データと
して把握しておくことができる。
このPdrop *を用いて最終段の制御量、すなわち負荷し
ゃ断量をPcterとすれば、 で決定されることになる。
ゃ断量をPcterとすれば、 で決定されることになる。
第4図は本発明の一実施例としてこのような負荷脱落量
推定方法を取り入れた系統安定化方法を適用する装置の
構成図を示し、第1図と同じ系統を用いて説明していく
ことにする。第4図において、1,2,3,4,5は第
1図と同じである。変電所2に設置されている系統安定
化装置6においても、61a,61b,62,63,6
4,65は第1図と同じである。ここでは、この他に、
発電機出力用の入力変換回路61c、負荷電圧用の入力
変換回路67が系統安定化装置6内に付加されている。
以下、この動作について説明していく。
推定方法を取り入れた系統安定化方法を適用する装置の
構成図を示し、第1図と同じ系統を用いて説明していく
ことにする。第4図において、1,2,3,4,5は第
1図と同じである。変電所2に設置されている系統安定
化装置6においても、61a,61b,62,63,6
4,65は第1図と同じである。ここでは、この他に、
発電機出力用の入力変換回路61c、負荷電圧用の入力
変換回路67が系統安定化装置6内に付加されている。
以下、この動作について説明していく。
変流器(CT)、計器用変圧器(PT)より構成される
センサ23,24及び32によって検出された電流,電
圧データはコントロールケーブル25,27および通信
ルート33を介して、常時系統安定化装置6に入力され
る。これらのデータをもとに、高調波分、過渡振動分を
除去するフィルタ回路、有効電力を算出する有効電力変
換器、さらにアナログ量をディジタル量に変換するアナ
ログ/ディジタル変換回路等で構成される入力変換回路
61a,61b及び61cは、主系統から供給されてい
る有効電力潮流Ps、しゃ断対象負荷の有効電力分およ
び発電機出力の有効分を算出し、これをディジタル量に
変換した後、演算処理装置63に出力する。また、計器
用変圧器(PT)より構成されるセンサ28によって検
出された負荷電圧VLも、フィルタ回路、アナログ/デ
ィジタル変換回路等で構成される入力変換回路67でデ
ィジタル量に変換された後、演算処理装置63に出力さ
れる。一方、コントロール・ケーブル26および通信ル
ート12を介して送られてくるしゃ断器11およびしゃ
断器21の情報も、ルート断検出回路62によってディ
ジタル情報に変換された後、演算処理装置63に出力さ
れる。これらのデータを用いて、送電線4にルート断が
発生し、ローカル系統が単独運転となった場合に、演算
処理装置63は第5図に示したフロー図に従って安定化
制御を実行する。
センサ23,24及び32によって検出された電流,電
圧データはコントロールケーブル25,27および通信
ルート33を介して、常時系統安定化装置6に入力され
る。これらのデータをもとに、高調波分、過渡振動分を
除去するフィルタ回路、有効電力を算出する有効電力変
換器、さらにアナログ量をディジタル量に変換するアナ
ログ/ディジタル変換回路等で構成される入力変換回路
61a,61b及び61cは、主系統から供給されてい
る有効電力潮流Ps、しゃ断対象負荷の有効電力分およ
び発電機出力の有効分を算出し、これをディジタル量に
変換した後、演算処理装置63に出力する。また、計器
用変圧器(PT)より構成されるセンサ28によって検
出された負荷電圧VLも、フィルタ回路、アナログ/デ
ィジタル変換回路等で構成される入力変換回路67でデ
ィジタル量に変換された後、演算処理装置63に出力さ
れる。一方、コントロール・ケーブル26および通信ル
ート12を介して送られてくるしゃ断器11およびしゃ
断器21の情報も、ルート断検出回路62によってディ
ジタル情報に変換された後、演算処理装置63に出力さ
れる。これらのデータを用いて、送電線4にルート断が
発生し、ローカル系統が単独運転となった場合に、演算
処理装置63は第5図に示したフロー図に従って安定化
制御を実行する。
第5図において、100は負荷電圧VLを基準値Vref
と比較する判断ブロックで、この基準値Vrefはこの値
以上に電圧が回復したならば負荷脱落を生じないものと
するもので、ほぼ定常値に近い0.8〜0.9p.u程度
の値である。101は先に述べた(4)式,(5)式より負荷
脱落量の推定値と初期負荷しゃ断量の合計値Pdrop *を
演算する処理ブロック、102は上記合計値Pdrop *を
用いて最終段の負荷しゃ断量Pcterを(6)式より決定す
る演算処理ブロック、103はこの最終段の負荷しゃ断
量Pcterの負荷しゃ断を実行する処理ブロックである。
また最終段負荷しゃ段量Pcterは前記(6)式の Pcter=PS−Pdrop * で決まるものである。さらに104は第i段目の初期負
荷しゃ断PC(i)を実行する処理ブロックであり、電圧低
下による負荷脱落が起こったとしても、過制御とならな
い程度の控え目な量に設定しておく。105は第i段目
の初期負荷しゃ断PC(i)の実行後における負荷電圧VL
と基準値Vrefとを比較する判断ブロックであり、VL
>Vrefであれば前記判断ブロック101に移行して該
判断ブロック101以降の処理を行い、VL<Vrefで
あればi+1段目の初期負荷しゃ断PC(i+1)を実
行する。
と比較する判断ブロックで、この基準値Vrefはこの値
以上に電圧が回復したならば負荷脱落を生じないものと
するもので、ほぼ定常値に近い0.8〜0.9p.u程度
の値である。101は先に述べた(4)式,(5)式より負荷
脱落量の推定値と初期負荷しゃ断量の合計値Pdrop *を
演算する処理ブロック、102は上記合計値Pdrop *を
用いて最終段の負荷しゃ断量Pcterを(6)式より決定す
る演算処理ブロック、103はこの最終段の負荷しゃ断
量Pcterの負荷しゃ断を実行する処理ブロックである。
また最終段負荷しゃ段量Pcterは前記(6)式の Pcter=PS−Pdrop * で決まるものである。さらに104は第i段目の初期負
荷しゃ断PC(i)を実行する処理ブロックであり、電圧低
下による負荷脱落が起こったとしても、過制御とならな
い程度の控え目な量に設定しておく。105は第i段目
の初期負荷しゃ断PC(i)の実行後における負荷電圧VL
と基準値Vrefとを比較する判断ブロックであり、VL
>Vrefであれば前記判断ブロック101に移行して該
判断ブロック101以降の処理を行い、VL<Vrefで
あればi+1段目の初期負荷しゃ断PC(i+1)を実
行する。
なお、上記実施例は、1機1変電所系統に適用した場合
を説明してきた、多機多変電所系統においても、発電機
出力PGとして発電機の合計出力、負荷電圧VLとして
各変電所の平均電圧又は容量の大きな代表変電所の電圧
をそれぞれ用いれば同様の効果が得られる。
を説明してきた、多機多変電所系統においても、発電機
出力PGとして発電機の合計出力、負荷電圧VLとして
各変電所の平均電圧又は容量の大きな代表変電所の電圧
をそれぞれ用いれば同様の効果が得られる。
以上のように、本発明の系統安定化装置によれば、事前
(分離発生前)においては主系統から供給されていた有
効電力と発電機出力、事後(分離発生後)においては発
電機出力と負荷電圧という限られたデータより負荷脱落
量を推定することができるので、比較的シンプルなシス
テム構成で、精度の高い分離系統の需給バランス制御を
行うことが可能な系統安定化方法が得られる。
(分離発生前)においては主系統から供給されていた有
効電力と発電機出力、事後(分離発生後)においては発
電機出力と負荷電圧という限られたデータより負荷脱落
量を推定することができるので、比較的シンプルなシス
テム構成で、精度の高い分離系統の需給バランス制御を
行うことが可能な系統安定化方法が得られる。
第1図はマイクロプロセッサを用いた従来の系統安定化
方法を適用する装置の構成図、第2図はローカル系統に
おける実効値電圧波形の波形図、第3図は本発明の基本
原理である負荷脱落量推定手法の概念説明図、第4図は
本発明の系統安定化方法を適用する装置の構成図、第5
図はその装置における本発明系統安定化方法の実行制御
フロー図、第6図は電力系統図である。 1……主系統変電所、2……ローカル系統変電所、3…
…ローカル系統発電所、4,5……送電線、6……系統
安定化装置、61a,61b,61c……入力変換回
路、62……ルート断検出回路、63……演算処理装
置、64……ストッパ、65……出力回路、67……入
力変換回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
方法を適用する装置の構成図、第2図はローカル系統に
おける実効値電圧波形の波形図、第3図は本発明の基本
原理である負荷脱落量推定手法の概念説明図、第4図は
本発明の系統安定化方法を適用する装置の構成図、第5
図はその装置における本発明系統安定化方法の実行制御
フロー図、第6図は電力系統図である。 1……主系統変電所、2……ローカル系統変電所、3…
…ローカル系統発電所、4,5……送電線、6……系統
安定化装置、61a,61b,61c……入力変換回
路、62……ルート断検出回路、63……演算処理装
置、64……ストッパ、65……出力回路、67……入
力変換回路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 均 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 押田 秀治 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2 号 三菱電機株式会社制御製作所内 (56)参考文献 特開 昭58−22539(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】発電所及び負荷を連系したローカル系統が
主系統より分離されたとき、該ローカル系統の電圧低下
による負荷脱落が生じても過制御しないように負荷しゃ
断を行う系統安定化方法において、VLを負荷電圧、P
LPを負荷の定電力分、PLIを負荷の定電流分、PLZを負
荷の定インピーダンス分とし、上記ローカル系統の負荷
電圧を、数段の初期負荷しゃ断によって定常値付近に回
復させた後オンラインでサンプリングされた発電機出力
データと負荷電圧データにより、上記ローカル系統に属
する発電機のトータル出力PGを PG=VLPL の式で表わし、この式に最小二乗法を適用して、トータ
ル負荷の電圧特性の推定値PL *を PL *=〔PLP *PLI *PLZ *〕t =〔VL tVL)-1VL tPG の式より求め、この式から得られる上記ローカル系統内
に残存する負荷の最適推定値(PLP *+PLI *+
PLZ *)を用いて、トータルの負荷脱落量推定と初期負
荷しゃ断量の合計値Pdrop *を Pdrop *=(分離前のトータル負荷)−(PLP *+PLI
*+PLZ *) の式により定め、この推定量Pdrop *を用いて最終段の
負荷しゃ段量Pcterを、 Pcter=(分離前に主系統から供給されていた有効電
力)−(PLP *+PLI *+PLZ *) の式より決定することを特徴とする系統安定化方法。 ただし、
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59108847A JPH0611167B2 (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 系統安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59108847A JPH0611167B2 (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 系統安定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60255020A JPS60255020A (ja) | 1985-12-16 |
| JPH0611167B2 true JPH0611167B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=14495090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59108847A Expired - Lifetime JPH0611167B2 (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | 系統安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611167B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02197217A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | 系統安定化装置 |
| JPH02197218A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-03 | Mitsubishi Electric Corp | 系統安定化装置 |
| JP5436958B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2014-03-05 | 株式会社日立製作所 | 事後補正機能付き系統安定化システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5822539A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-09 | 三菱電機株式会社 | 負荷しや断量選択方法 |
-
1984
- 1984-05-29 JP JP59108847A patent/JPH0611167B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60255020A (ja) | 1985-12-16 |
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