JPH0611241A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JPH0611241A
JPH0611241A JP16754192A JP16754192A JPH0611241A JP H0611241 A JPH0611241 A JP H0611241A JP 16754192 A JP16754192 A JP 16754192A JP 16754192 A JP16754192 A JP 16754192A JP H0611241 A JPH0611241 A JP H0611241A
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訓 清水
Megumi Otani
恵 大谷
Takao Seshimo
隆男 瀬下
Shinji Iura
真二 井浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格別なセンサを設けること無く、廃水受け部
の排水不良による送風機の水没を確実に警報することが
できる冷却貯蔵庫を提供する。 【構成】 本体6下部に廃水受け部2を構成する。廃水
受け部2に送風機18を設ける。吐出空気温度センサ2
7と吸込空気温度センサ28を設ける。吸込空気温度セ
ンサ28を送風機18よりも下方に取り付ける。両セン
サ27、28の出力に基づいて庫内11の温度を制御す
る。吸込空気温度センサ28の出力状態の変化に基づい
て水没を検知して警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体下部に構成された
廃水受け部に送風機を配設し、この送風機によって冷却
器と熱交換した空気を庫内に循環する冷却貯蔵庫に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷却貯蔵庫、特にオープンシ
ョーケースにおいては、本体を構成する断面略コ字状の
断熱壁内側に形成したダクト内に冷却器を縦設すると共
に、断熱壁下部には前記冷却器からの除霜水や庫内から
の雑廃水を受けて排出するための廃水受け部を設けてい
る。そして、この廃水受け部内には送風機を配設し、こ
の送風機の運転により、冷却器と熱交換した空気を本体
前面開口上部に形成した吐出口から庫内に吐出し、開口
下部に形成した吸込口から吸い込む空気強制循環を形成
している。
【0003】また、庫内の温度制御は庫内に吐出される
吐出空気の温度を検出する吐出空気温度センサと、庫内
から帰還する吸込空気の温度を検出する吸込空気温度セ
ンサの出力に基づいて行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前記廃水受け
部が受容する除霜水や雑廃水中には、食品のくずやその
他のゴミが多数含まれている。これらのゴミが廃水受け
部に堆積すると、排水経路には目詰まりが発生し、排水
不良が生じる。係る排水不良によって廃水受け部内の廃
水の水位が上昇すると、やがて廃水受け部内に配設され
た送風機が水没して漏電故障に至る。
【0005】従来では、係る廃水受け部内の水位の上昇
を検知するために、水没による静電容量の変化によって
水位を検知する静電容量センサーを設けたり、水面に反
射した光によって水位を検知する光学式センサーを設け
る案が考えられていたが、廃水面の油や廃水中の異物の
影響により、水位上昇を確実に検知することが難しく、
また、いずれにしても格別な水位センサを設けなければ
ならないと云う問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、格別なセンサを設けるこ
と無く、廃水受け部の排水不良による送風機の水没を確
実に警報することができる冷却貯蔵庫を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
本体6下部に廃水受け部2を構成し、この廃水受け部2
に送風機18を配設すると共に、冷却器15と熱交換し
た空気を送風機18により庫内11に循環するものであ
って、庫内11への吐出空気温度を検出する吐出空気温
度センサ27と、送風機18よりも下方に取り付けら
れ、庫内11からの吸込空気温度を検出する吸込空気温
度センサ28と、両センサ27、28の出力に基づいて
庫内11の温度を制御する温度制御部31と、吸込空気
温度センサ28の出力状態の変化に基づいて水没を検知
し、警報を発する警報制御部33とを具備していること
を特徴とする。
【0008】
【作用】温度制御部31は吐出空気温度センサ27と吸
込空気温度センサ28の出力に基づいて庫内11の温度
を制御する。廃水受け部2内にゴミが堆積し、廃水が排
出されなくなってその水位が上昇すると、やがて送風機
18より下方に取り付けられた吸込空気温度センサ28
が水没する。吸込空気温度センサ28は水没するまでは
吸込空気の温度を検出していて、その温度変化に基づい
て出力は変化するが、水没すると今度は廃水の温度を検
出するようになる。ここで、水の熱容量は空気よりも大
きいのでその変化の度合いは極めて緩慢である。従っ
て、吸込空気温度センサ28が水没するとその出力の変
化は極めて緩慢となるので、警報制御部33は係る出力
状態の変化から廃水の水位上昇による吸込空気温度セン
サ28の水没を検知し、警報を発する。ここで、吸込空
気温度センサ28は送風機18よりも下方に存在してい
るので、警報は送風機18が水没する以前に発せられる
ことになる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の冷却貯蔵庫の実施例としてのオー
プンショーケース1の縦断側面図、図2はオープンショ
ーケース1の廃水受け部2部分の一部切欠斜視図を示し
ている。オープンショーケース1は前面に開口3を有し
た断面略コ字状の断熱壁4により本体6が構成されてお
り、断熱壁4の底壁7上面は排水孔8に向けて低く傾斜
せられ、そこに廃水受け部2が構成されている。断熱壁
4の内側には仕切板9が取り付けられ、この仕切板9と
断熱壁4間に背部から天部に至るダクト12が構成され
ると共に、仕切板9内には食品を展示販売するための棚
13が複数段架設された庫内11が構成されている。ま
た、庫内11と廃水受け部2は開口3下縁と同じ高さの
底板14によって仕切られている。
【0010】前記背部のダクト12内には冷却装置に含
まれる冷却器15が縦設され、また、底板14下方の廃
水受け部2上にはファンケーシング16が設けられると
共に、ファンケーシング16内部と背部のダクト12下
端は連通し、それによってファンケーシング16内部か
ら冷却器15が存在するダクト12までと、ファンケー
シング16外部とは区画される。このファンケーシング
16上面には図2に示す如くファンケーシング16内外
を連通する透孔17が穿設されており、この透孔17に
対応してファンケーシング16内には送風機18が取り
付けられている。送風機18はモータ19及び当該モー
タ19の上端に取り付けられ、前記透孔17部分に位置
したファン21とから構成されており、モータ19の下
端を支持するブラケット22、22によって透孔17の
縁部に固定されている。
【0011】開口3の上縁にはダクト12に連通する吐
出口24が形成され、開口3の下縁にはファンケーシン
グ16の透孔17に連通する吸込口26が形成されてい
る。また、吐出口24後方のダクト12内には吐出空気
温度センサ27が取り付けられると共に、モータ19を
支持しているブラケット22の下端部には、廃水受け部
2上方に位置する吸込空気温度センサ28が取り付けら
れている。両センサ27、28は耐水性の優れたトラン
ジスタセンサにて構成されており、周囲の温度に応じて
その抵抗値を変化させるものであり、特に、吸込空気温
度センサ28は送風機18からの空気の下流側におい
て、モータ19よりも下方に位置している。
【0012】次に、図3及び図4を用いてオープンショ
ーケース1の動作を説明する。図3はオープンショーケ
ース1の電気回路のブロック図を示しており、図4は吐
出空気温度センサ27が出力する吐出空気温度TDと、
吸込空気温度センサ28が出力する吸込空気温度TRの
時間推移を示している。図3において、汎用のマイクロ
コンピュータによって構成された制御装置30は、その
機能として温度制御部31と警報制御部33を具備して
おり、この制御装置30には前記吐出空気温度センサ2
7及び吸込空気温度センサ28の出力が入力されると共
に、庫内11の設定温度TSを設定するための設定器3
2の出力が入力されている。また、制御装置30の出力
には前記送風機18のモータ19と、前記冷却器15と
共に冷却装置を構成する圧縮機34が接続され、更に、
ブザー或いはランプ等から成る警報器36が接続されて
いる。
【0013】電源が投入されると制御装置30の温度制
御部31は送風機18のモータ19を運転してファン2
1を回転させ、ファンケーシング16外の空気をファン
ケーシング16内に吸い込み、吸込空気温度センサ28
部分を通過させて冷却器15に送り込み、そこで冷却器
15と熱交換させた後、ダクト12内を上昇させ、吐出
空気温度センサ27部分を通過させて吐出口24から庫
内11に吐出する。庫内11を循環した空気は吸込口2
6から送風機18に帰還し、これによって開口3にエア
ーカーテンを形成すると共に、庫内11を冷却する。
【0014】ここで、前記設定器32により例えば庫内
11の設定温度TSとして+11℃が設定されたものと
すると、温度制御部31は、前記吐出空気温度TDと吸
込空気温度TRに基づき、これらの平均値である(TD
+TR)/2+α=TKの算式にて庫内11の温度の演
算値TKを算出し、この演算値TKが平均として前記設
定温度TSに一致するように圧縮機34の運転を制御す
る(αはオフセット値)。即ち、温度制御部31は吐出
空気温度センサ27の出力する吐出空気温度TDが+1
0℃、吸込空気温度センサ28の出力する吸込空気温度
TRが+15℃になったら前記圧縮機34を起動し、吐
出空気温度TDが+6℃、吸込空気温度TRが+14℃
になったら圧縮機34を停止させる。係る制御によっ
て、吐出空気温度TD及び吸込空気温度TRは図4中左
側に示すような、ディファレンシャルΔTがそれぞれ4
℃及び1℃となる上昇・下降のサイクルを繰り返すこと
になり、それによって前記演算値TKは+10℃と+1
2.5℃の間で上下し、それによって庫内11は平均と
して設定温度TS(+11℃)付近に調節される。
【0015】このような冷却運転の最中に廃水受け部2
には冷却器15からの露や庫内11からの雑廃水が流入
すると共に、冷却器15の図示しない除霜装置による除
霜時には冷却器15からの除霜水が流入するが、廃水受
け部2はこれらの廃水を受容して排水孔8に導き、その
下方に接続した排水管36により外部に排出する。この
廃水内には食品のくずや、その他のゴミが多数含まれて
おり、これらのゴミが廃水受け部2内に堆積すると、排
水孔8が塞がれてしまって排水管36に排出できなくな
る。係る排水不良が発生すると、廃水受け部2内の廃水
の水位は徐々に上昇して行き、やがて吸込空気温度セン
サ28の高さまで至り、吸込空気温度センサ28が廃水
内に没してしまう。
【0016】吸込空気温度センサ28が水没すると、い
ままで吸込空気の温度を検出していたものが、今度は廃
水の温度を検出するようになる。ここで、水は空気より
も熱容量が大きいため、その温度の変化は緩慢であり、
吸込空気温度センサ28の出力する吸込空気温度TR
(実際には廃水の温度)の変化は図4中右側に示す如き
状態となる。即ち、吐出空気温度センサ27の出力する
吐出空気温度TDの推移には変化がないが、吸込空気温
度センサ28の出力する吸込空気温度TR(廃水温度)
の変化の傾きは緩慢となり、上昇・下降サイクルのディ
ファレンシャルΔTは例えば0.2℃と極めて小さくな
る。
【0017】制御装置30の警報制御部33は吸込空気
温度センサ28の出力する係る温度TRの変化の状態に
基づき、前述の如く温度TRの変化の傾きが緩慢とな
り、また、ディファレンシャルΔTが小さくなった場合
は、吸込空気温度センサ28の水没と判断し、それによ
って前記警報器36を動作させ、使用者に廃水の水位が
上昇して送風機18のモータ19が水没する危険性が高
いことを警告する。それによって使用者に迅速なる対処
(ゴミの除去等)を求め、モータ19の水没による漏電
事故の発生を未然に防止する。
【0018】また、このように警報制御部33が吸込空
気温度センサ28の水没を検知すると、それは温度制御
部31に通報され、温度制御部31はその後吸込空気温
度センサ28の出力を無視し、吐出空気温度センサ28
の出力のみによる圧縮機34の制御に移行する。その場
合、温度制御部31はダクト12内の吐出空気と庫内1
1の空気の温度差を考慮し、吐出空気温度センサ28の
出力する吐出空気温度TD+3℃=TKの算式によって
演算値TKを算出し、この演算値TKが平均として前記
設定温度TSに一致するように圧縮機34の運転を制御
する。
【0019】即ち、温度制御部31は吐出空気温度セン
サ27の出力する吐出空気温度TDが+10℃になった
ら前記圧縮機34を起動し、+6℃になったら圧縮機3
4を停止させる。係る制御によって、吐出空気温度TD
は前述同様のディファレンシャルΔTが4℃となる上昇
・下降のサイクルを繰り返すが、前記演算値TKは+9
℃と+13℃の間で上下し、それによって庫内11は平
均として設定温度TS(+11℃)付近に調節されるこ
とになる。
【0020】このように、制御装置30の警報制御部3
3は吸込空気温度センサ28の出力の変化の状態から当
該センサ28の水没を検知し、それによって廃水受け部
2内の廃水の水位上昇を検知して警報器36により使用
者に警報を発し、送風機18のモータ19の水没の危険
性を警告するので、廃水受け部2内の排水不良による漏
電事故の発生を未然に防止できるようになる。特に、温
度制御部31による温度制御の基礎となる吸込空気温度
センサ28を利用して廃水の水位上昇を検知するので、
格別な水位センサを設ける必要がなく、且つ、確実に水
位上昇を検知することができる。
【0021】尚、オープンショーケース1を設置した直
後のプルダウン運転中には圧縮機34が連続運転となる
ため、係る状況においては警報制御部33は上記の如き
警報制御を解除する。また、実施例ではオープンショー
ケースに本発明を適用したが、それに限らず通常の家庭
用或いは業務用の冷蔵庫にも本発明は有効である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば排水
不良により廃水受け部内の廃水の水位が上昇した場合
は、警報制御部が吸込空気温度センサの出力の変化の状
態から当該センサの水没を検知し、それによって廃水受
け部内の廃水の水位上昇を検知して警報器により使用者
に警報を発するので、送風機の水没による漏電事故の発
生を未然に防止することが可能となる。特に、温度制御
に用いる吸込空気温度センサを利用して廃水の水位上昇
を検知するので、格別な水位センサを設ける必要が無
く、且つ、確実に水位上昇を検知することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのオープンショーケース
の縦断側面図である。
【図2】オープンショーケースの廃水受け部の一部切欠
斜視図である。
【図3】オープンショーケースの電気回路のブロック図
である。
【図4】吐出空気温度センサの出力する吐出空気温度と
吸込空気温度センサの出力する吸込空気温度の時間推移
を示す図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 廃水受け部 11 庫内 15 冷却器 18 送風機 27 吐出空気温度センサ 29 吸込空気温度センサ 31 温度制御部 33 警報制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井浦 真二 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体下部に廃水受け部を構成し、該廃水
    受け部に送風機を配設すると共に、冷却器と熱交換した
    空気を前記送風機により庫内に循環して成る冷却貯蔵庫
    において、前記庫内への吐出空気温度を検出する吐出空
    気温度センサと、前記送風機よりも下方に取り付けら
    れ、前記庫内からの吸込空気温度を検出する吸込空気温
    度センサと、両センサの出力に基づいて前記庫内の温度
    を制御する温度制御部と、前記吸込空気温度センサの出
    力状態の変化に基づいて水没を検知し、警報を発する警
    報制御部とを具備したことを特徴とする冷却貯蔵庫。
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