JPH0611274A - パルス式ガス導入装置 - Google Patents
パルス式ガス導入装置Info
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- JPH0611274A JPH0611274A JP16767592A JP16767592A JPH0611274A JP H0611274 A JPH0611274 A JP H0611274A JP 16767592 A JP16767592 A JP 16767592A JP 16767592 A JP16767592 A JP 16767592A JP H0611274 A JPH0611274 A JP H0611274A
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- gas
- tight box
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- inner space
- processing gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】処理物の内部にまで所定濃度の処理ガスを有効
に接触させることができ、処理ガスの使用量も節約で
き、炉の安全性も高めることができるようにする。 【構成】処理ガスXおよびフローガスYをそれぞれタイ
トボックス2の内外空間S1 、S2 にほぼ同時にパルス
状に導入し、しかる後、タイトボックス2の内側空間S
1 を排気系路6を介して真空排気するという制御をコン
トローラ7からの命令を通じて繰り返す。
に接触させることができ、処理ガスの使用量も節約で
き、炉の安全性も高めることができるようにする。 【構成】処理ガスXおよびフローガスYをそれぞれタイ
トボックス2の内外空間S1 、S2 にほぼ同時にパルス
状に導入し、しかる後、タイトボックス2の内側空間S
1 を排気系路6を介して真空排気するという制御をコン
トローラ7からの命令を通じて繰り返す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結炉を始めとする各
種の工業炉一般に適用して、処理物の含有酸素量、炭素
量、窒素量などを適切にコントロールすることができる
パルス式ガス導入装置に関するものである。
種の工業炉一般に適用して、処理物の含有酸素量、炭素
量、窒素量などを適切にコントロールすることができる
パルス式ガス導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の脱脂・焼結炉において
は、脱脂後、焼結開始前の段階で、処理物に含まれる含
有炭素量をコントロールする処理が行なわれることがあ
る。すなわち、脱脂後のブラウン体においてはある程度
のバインダーが処理物中に残留しているのが通例であ
り、ステンレスの射出成形にあってはこのような残留炭
素をことごとく嫌うし、超硬合金の射出成形にあっては
高い強度を得るために含有炭素を過不足なく所定比率で
含んでいることが要求される。このような事情から、脱
脂後、焼結開始前において、処理物にたとえば水素など
の処理ガスを接触させ、粒子間に残存するバインダーを
洗い流し炭素量をコントロールするようにしている。
は、脱脂後、焼結開始前の段階で、処理物に含まれる含
有炭素量をコントロールする処理が行なわれることがあ
る。すなわち、脱脂後のブラウン体においてはある程度
のバインダーが処理物中に残留しているのが通例であ
り、ステンレスの射出成形にあってはこのような残留炭
素をことごとく嫌うし、超硬合金の射出成形にあっては
高い強度を得るために含有炭素を過不足なく所定比率で
含んでいることが要求される。このような事情から、脱
脂後、焼結開始前において、処理物にたとえば水素など
の処理ガスを接触させ、粒子間に残存するバインダーを
洗い流し炭素量をコントロールするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような
処理を行なうための従来装置は、ヒータや断熱材などの
炉材が処理ガスと反応し炉内汚染が発生する事態を防止
する観点より、通気性を有したタイトボックスの内側空
間に連通する部位に開口する第1のガス導入系路と、前
記タイトボックスの外側空間に連通する部位に開口する
第2のガス導入系路と、前記タイトボックスの内側空間
を排気する排気系路とを備えてなるのが一般的である。
すなわち、このものは水素などの処理ガスを第1のガス
導入系路を通じてタイトボックス内に導入するととも
に、窒素などのフローガスを第2のガス導入系路を通じ
てタイトボックス外に導入し、このときフローガスを処
理ガスよりも高圧に設定しておき、これらのガス導入に
並行してタイトボックスの内側空間を排気系路を通じて
排気することにより、炉内にタイトボックスの外側空間
から内側空間に向かう定常的なフローガスの流れを生ぜ
しめ、この流れに沿って、タイトボックスの内側空間に
導入される危険度の高い処理ガスや該タイトボックスの
内側空間で発生するワックスベーパなどをタイトボック
スの外側空間に漏出させることなく、排気系路を通じて
直接炉外に排出せしめるようにしている。
処理を行なうための従来装置は、ヒータや断熱材などの
炉材が処理ガスと反応し炉内汚染が発生する事態を防止
する観点より、通気性を有したタイトボックスの内側空
間に連通する部位に開口する第1のガス導入系路と、前
記タイトボックスの外側空間に連通する部位に開口する
第2のガス導入系路と、前記タイトボックスの内側空間
を排気する排気系路とを備えてなるのが一般的である。
すなわち、このものは水素などの処理ガスを第1のガス
導入系路を通じてタイトボックス内に導入するととも
に、窒素などのフローガスを第2のガス導入系路を通じ
てタイトボックス外に導入し、このときフローガスを処
理ガスよりも高圧に設定しておき、これらのガス導入に
並行してタイトボックスの内側空間を排気系路を通じて
排気することにより、炉内にタイトボックスの外側空間
から内側空間に向かう定常的なフローガスの流れを生ぜ
しめ、この流れに沿って、タイトボックスの内側空間に
導入される危険度の高い処理ガスや該タイトボックスの
内側空間で発生するワックスベーパなどをタイトボック
スの外側空間に漏出させることなく、排気系路を通じて
直接炉外に排出せしめるようにしている。
【0004】ところが、このような構成のものでは、タ
イトボックスの内側空間に導入される処理ガスが常にフ
ローガスで希釈された状態となる。このため、高濃度の
処理ガスを処理物に接触させることが難しいという問題
がある。また、フローガスの流入量によってタイトボッ
クスの内側空間における処理ガスの濃度が微妙に変化す
るので、その濃度設定が極めて難しいという不具合もあ
る。さらに、処理ガスはフローガスの流れに沿って処理
物の表面を撫でて通過するだけであるから、処理物の内
部にまでガスを含浸させることが難しいという問題も抱
える。その上、このようにガスの接触が非効率的である
と、処理ガスが多量に必要になり、コスト高となる不具
合や、そのガスが起爆性のものである場合に危険度が高
くなるという不具合も抱える。
イトボックスの内側空間に導入される処理ガスが常にフ
ローガスで希釈された状態となる。このため、高濃度の
処理ガスを処理物に接触させることが難しいという問題
がある。また、フローガスの流入量によってタイトボッ
クスの内側空間における処理ガスの濃度が微妙に変化す
るので、その濃度設定が極めて難しいという不具合もあ
る。さらに、処理ガスはフローガスの流れに沿って処理
物の表面を撫でて通過するだけであるから、処理物の内
部にまでガスを含浸させることが難しいという問題も抱
える。その上、このようにガスの接触が非効率的である
と、処理ガスが多量に必要になり、コスト高となる不具
合や、そのガスが起爆性のものである場合に危険度が高
くなるという不具合も抱える。
【0005】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、処理物の内部にまで所要濃度の処理
ガスを有効に接触させることができ、処理ガスの使用量
も節約でき、炉の安全性も高めることができるようにし
たパルス式ガス導入装置を提供することを目的としてい
る。
れたものであって、処理物の内部にまで所要濃度の処理
ガスを有効に接触させることができ、処理ガスの使用量
も節約でき、炉の安全性も高めることができるようにし
たパルス式ガス導入装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0007】すなわち、本発明のパルス式ガス導入装置
は、通気性を有したタイトボックスの内側空間に連通す
る部位に開口する第1のガス導入系路と、前記タイトボ
ックスの外側空間に連通する部位に開口する第2のガス
導入系路と、前記タイトボックスの内側空間を排気する
排気系路と、前記第1、第2のガス導入系路をほぼ同時
に且つ間欠的にパルス状に開閉するとともに両系路を閉
じている間に前記排気系路を開く制御を行なう制御手段
とを具備してなることを特徴とする。
は、通気性を有したタイトボックスの内側空間に連通す
る部位に開口する第1のガス導入系路と、前記タイトボ
ックスの外側空間に連通する部位に開口する第2のガス
導入系路と、前記タイトボックスの内側空間を排気する
排気系路と、前記第1、第2のガス導入系路をほぼ同時
に且つ間欠的にパルス状に開閉するとともに両系路を閉
じている間に前記排気系路を開く制御を行なう制御手段
とを具備してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】このような構成によると、制御手段を通じて第
1、第2のガス導入系路をほぼ同時に開にしたときに、
タイトボックスの内外空間に所定の処理ガスとフローガ
スがそれぞれ導入される。その時点では、タイトボック
スの内側空間における処理ガスの濃度はほぼ100%で
ある。その後、処理ガスが通気性を有したタイトボック
スを介してタイトボックスの外側空間に漏出する前に制
御手段を通じて排気系路を開にすると、タイトボックス
の内側空間の処理ガスが直接炉外に排出され始めるとと
もに、タイトボックスの外側空間から内側空間に徐々に
フローガスが流入してくる。したがって、これに伴い、
タイトボックスの内側空間における処理ガスの分圧に対
するフローガスの分圧が次第に高くなる。そして、タイ
トボックスの外側空間から内側空間にフローガスの大半
が流入した頃には、タイトボックスの内側空間に存在し
ていた処理ガスが殆ど炉外に排出され、後を追うように
してフローガスも炉外に排出される。この時点でタイト
ボックスの内外空間は真空排気された状態になる。そし
て、次のサイクルで、制御手段は排気系路を閉じ、再び
第1、第2のガス導入系路をほぼ同時に開にし、タイト
ボックスの内外空間に所定のガスを導入する。
1、第2のガス導入系路をほぼ同時に開にしたときに、
タイトボックスの内外空間に所定の処理ガスとフローガ
スがそれぞれ導入される。その時点では、タイトボック
スの内側空間における処理ガスの濃度はほぼ100%で
ある。その後、処理ガスが通気性を有したタイトボック
スを介してタイトボックスの外側空間に漏出する前に制
御手段を通じて排気系路を開にすると、タイトボックス
の内側空間の処理ガスが直接炉外に排出され始めるとと
もに、タイトボックスの外側空間から内側空間に徐々に
フローガスが流入してくる。したがって、これに伴い、
タイトボックスの内側空間における処理ガスの分圧に対
するフローガスの分圧が次第に高くなる。そして、タイ
トボックスの外側空間から内側空間にフローガスの大半
が流入した頃には、タイトボックスの内側空間に存在し
ていた処理ガスが殆ど炉外に排出され、後を追うように
してフローガスも炉外に排出される。この時点でタイト
ボックスの内外空間は真空排気された状態になる。そし
て、次のサイクルで、制御手段は排気系路を閉じ、再び
第1、第2のガス導入系路をほぼ同時に開にし、タイト
ボックスの内外空間に所定のガスを導入する。
【0009】したがって、このようなサイクルを繰り返
すと、排気系路が作動したときに処理物はその内部にま
で真空排気され、その次に第1のガス導入系路を通じて
処理ガスがタイトボックスの内側空間に導入されたとき
に処理ガスが容易に処理物の内部にまで吸収、含浸され
ることになる。このように、本発明によると処理物を言
わばブリージング(呼吸)させることができ、その結
果、従来に比べて処理物の内部にまで有効にガスを接触
させて、所定の処理を適確に行わしめることが可能にな
る。勿論、処理ガスの存在がタイトボックスの内側空間
にのみ制限されることから、炉内汚染を惹起する不具合
も回避することができる。その上、このように処理ガス
を処理物に効率良く接触させることができることから、
ガスの消費量を節約でき、そのガスが起爆性のものであ
る場合にも使用量が少ないため炉の安全性を高めること
ができる。
すと、排気系路が作動したときに処理物はその内部にま
で真空排気され、その次に第1のガス導入系路を通じて
処理ガスがタイトボックスの内側空間に導入されたとき
に処理ガスが容易に処理物の内部にまで吸収、含浸され
ることになる。このように、本発明によると処理物を言
わばブリージング(呼吸)させることができ、その結
果、従来に比べて処理物の内部にまで有効にガスを接触
させて、所定の処理を適確に行わしめることが可能にな
る。勿論、処理ガスの存在がタイトボックスの内側空間
にのみ制限されることから、炉内汚染を惹起する不具合
も回避することができる。その上、このように処理ガス
を処理物に効率良く接触させることができることから、
ガスの消費量を節約でき、そのガスが起爆性のものであ
る場合にも使用量が少ないため炉の安全性を高めること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0011】このパルス式ガス導入装置が適用される炉
1は、図1に示すように、炉壁1aの内部に、処理物W
を挿脱する蓋2aを備えるとともに全体が多孔質の素材
からなりある程度の隙間も有したタイトボックス2を配
置している。そして、このタイトボックス2を、周囲に
配置したヒータ3によって加熱するようにしている。
1は、図1に示すように、炉壁1aの内部に、処理物W
を挿脱する蓋2aを備えるとともに全体が多孔質の素材
からなりある程度の隙間も有したタイトボックス2を配
置している。そして、このタイトボックス2を、周囲に
配置したヒータ3によって加熱するようにしている。
【0012】このような炉1に対して、本実施例のパル
ス式ガス導入装置は、第1のガス導入系路4と、第2の
ガス導入系路5と、排気系路6と、制御手段たるコント
ローラ7とを具備して構成される。
ス式ガス導入装置は、第1のガス導入系路4と、第2の
ガス導入系路5と、排気系路6と、制御手段たるコント
ローラ7とを具備して構成される。
【0013】第1のガス導入系路4は、水素H2 やメタ
ンCH4 、アンモニアNH3 などの処理ガスXを充填し
たガスボンベ4aの供給端を排気系路6に接続してなる
もので、ガスボンベ4aからの処理ガスXの流量を調量
する流量調節弁4bと、当該系路4を開閉する弁4cと
をその途中にシリアルに介在させており、制御信号aに
応じて前記タイトボックス2の内側空間S1 に所定流量
の処理ガスXを導入するようになっている。第2のガス
導入系路5は、窒素N2 やAr等のフローガスYを充填
したガスボンベ5aの供給端を炉壁1aを貫通した部位
に連通させてなるもので、ガスボンベ5aからのフロー
ガスYの流量を調量する流量調節弁5bと、当該系路5
を開閉する弁5cとをその途中にシリアルに介在させて
おり、制御信号bに応じてタイトボックス2の外側空間
S2 に所定流量のフローガスYを導入するようになって
いる。なお、これらの流量調節弁4b、5bが許容する
ガスX、Yの流量比Q1 、Q2 としては、例えば、タイ
トボックス2の内側空間S1 の容積をVI 、外側空間S
2 の容積をVO とした場合に、VI :VO に等しくなる
ように設定しておく。全圧は大気圧以下となるようにし
ておく。排気系路6は、タイトボックス2の内側空間S
1 を真空ポンプ6aの吸気口に接続してなるもので、制
御信号cに応じて系路を開閉する弁6bをその途中に介
在させ、またその弁6bの上流から分岐させた位置にチ
ェック弁6cを併設している。さらに、本実施例のもの
は、タイトボックス2の外側空間S2 を真空ポンプ6a
に接続する補助排気系路8が設けてあり、この補助排気
系路8は、制御信号dに応じて作動する弁8aと、メカ
ニカルブースタポンプ8bとをその途中にシリアルに介
在させている。
ンCH4 、アンモニアNH3 などの処理ガスXを充填し
たガスボンベ4aの供給端を排気系路6に接続してなる
もので、ガスボンベ4aからの処理ガスXの流量を調量
する流量調節弁4bと、当該系路4を開閉する弁4cと
をその途中にシリアルに介在させており、制御信号aに
応じて前記タイトボックス2の内側空間S1 に所定流量
の処理ガスXを導入するようになっている。第2のガス
導入系路5は、窒素N2 やAr等のフローガスYを充填
したガスボンベ5aの供給端を炉壁1aを貫通した部位
に連通させてなるもので、ガスボンベ5aからのフロー
ガスYの流量を調量する流量調節弁5bと、当該系路5
を開閉する弁5cとをその途中にシリアルに介在させて
おり、制御信号bに応じてタイトボックス2の外側空間
S2 に所定流量のフローガスYを導入するようになって
いる。なお、これらの流量調節弁4b、5bが許容する
ガスX、Yの流量比Q1 、Q2 としては、例えば、タイ
トボックス2の内側空間S1 の容積をVI 、外側空間S
2 の容積をVO とした場合に、VI :VO に等しくなる
ように設定しておく。全圧は大気圧以下となるようにし
ておく。排気系路6は、タイトボックス2の内側空間S
1 を真空ポンプ6aの吸気口に接続してなるもので、制
御信号cに応じて系路を開閉する弁6bをその途中に介
在させ、またその弁6bの上流から分岐させた位置にチ
ェック弁6cを併設している。さらに、本実施例のもの
は、タイトボックス2の外側空間S2 を真空ポンプ6a
に接続する補助排気系路8が設けてあり、この補助排気
系路8は、制御信号dに応じて作動する弁8aと、メカ
ニカルブースタポンプ8bとをその途中にシリアルに介
在させている。
【0014】そして、前記各弁4c、5c、6b、8a
をコントローラ7に接続している。このコントローラ7
は、例えばマイクロコンピュータシステムなどにより構
成されるもので、前記第1、第2のガス導入系路4、5
をほぼ同時に且つ間欠的にパルス状に開閉するととも
に、両系路4、5を閉じている間に前記排気系路6を開
くという制御を行なうための適宜のシーケンス制御プロ
グラムを格納しており、そのプログラムに沿って前記各
弁4c、5c、6b、8aに適時、制御信号a、b、
c、dを出力するようになっている。
をコントローラ7に接続している。このコントローラ7
は、例えばマイクロコンピュータシステムなどにより構
成されるもので、前記第1、第2のガス導入系路4、5
をほぼ同時に且つ間欠的にパルス状に開閉するととも
に、両系路4、5を閉じている間に前記排気系路6を開
くという制御を行なうための適宜のシーケンス制御プロ
グラムを格納しており、そのプログラムに沿って前記各
弁4c、5c、6b、8aに適時、制御信号a、b、
c、dを出力するようになっている。
【0015】次に、本実施例の作動を、図1および図2
を参照して説明する。先ず、コントローラ7を通じて第
1、第2のガス導入系路4、5をほぼ同時に開にし、タ
イトボックス2の内外空間S1 、S2 にそれぞれ処理ガ
スXおよびフローガスYを導入する。その時点では、タ
イトボックス2の内側空間S1 における処理ガスXの濃
度はほぼ100%である。勿論、外側空間S2 における
フローガスYの濃度もほぼ100%である。その後、処
理ガスXが通気性を有したタイトボックス2を介して外
側空間S2 に流出する前にコントローラ7が排気系路6
を開にする。すると、タイトボックス2の内側空間S1
に存在する処理ガスXが真空ポンプ6aに引かれて直接
炉1の外に排出され始めるとともに、タイトボックス2
の外側空間S2 から内側空間S1 に徐々にフローガスY
が流入してくる。したがって、これに伴い、タイトボッ
クス2の内側空間S1 における処理ガスXの分圧に対す
るフローガスYの分圧が次第に高くなる。そして、タイ
トボックス2の外側空間S2 から内側空間S1 にフロー
ガスYの大半が流入した頃には、タイトボックス2の内
側空間S1 に存在していた処理ガスXが殆ど炉1の外に
排出され、後を追うようにしてフローガスYも炉1の外
に排出される。この時点でタイトボックス2の内外空間
S1 、S2 は真空排気された状態になる。そして、次の
サイクルで、コントローラ7は排気系路6を閉じ、再び
第1、第2のガス導入系路4、5を開にし、タイトボッ
クス2の内外空間S1 、S2 に処理ガスXおよびフロー
ガスYを導入する。
を参照して説明する。先ず、コントローラ7を通じて第
1、第2のガス導入系路4、5をほぼ同時に開にし、タ
イトボックス2の内外空間S1 、S2 にそれぞれ処理ガ
スXおよびフローガスYを導入する。その時点では、タ
イトボックス2の内側空間S1 における処理ガスXの濃
度はほぼ100%である。勿論、外側空間S2 における
フローガスYの濃度もほぼ100%である。その後、処
理ガスXが通気性を有したタイトボックス2を介して外
側空間S2 に流出する前にコントローラ7が排気系路6
を開にする。すると、タイトボックス2の内側空間S1
に存在する処理ガスXが真空ポンプ6aに引かれて直接
炉1の外に排出され始めるとともに、タイトボックス2
の外側空間S2 から内側空間S1 に徐々にフローガスY
が流入してくる。したがって、これに伴い、タイトボッ
クス2の内側空間S1 における処理ガスXの分圧に対す
るフローガスYの分圧が次第に高くなる。そして、タイ
トボックス2の外側空間S2 から内側空間S1 にフロー
ガスYの大半が流入した頃には、タイトボックス2の内
側空間S1 に存在していた処理ガスXが殆ど炉1の外に
排出され、後を追うようにしてフローガスYも炉1の外
に排出される。この時点でタイトボックス2の内外空間
S1 、S2 は真空排気された状態になる。そして、次の
サイクルで、コントローラ7は排気系路6を閉じ、再び
第1、第2のガス導入系路4、5を開にし、タイトボッ
クス2の内外空間S1 、S2 に処理ガスXおよびフロー
ガスYを導入する。
【0016】したがって、このようなサイクルを繰り返
すと、排気系路6が作動したときに処理物Wはその内部
にまで真空排気され、その次に第1のガス導入系路4を
通じて処理ガスXがタイトボックス2の内側空間S1 に
導入されたときに、処理ガスXが図3に示すように容易
に処理物Wの内部にまで吸収、含浸されることになる。
このように、本発明によると処理物Wを言わばブリージ
ング(呼吸)させることができ、その結果、図4に示す
ように処理ガスXが単に処理物Wの表面を撫でて通過す
るだけで内部にまで浸透しない従来手法に比べて、処理
物Wの内部にまで有効に処理ガスXを接触させることが
でき、所定の処理を適確に行わしめることが可能にな
る。勿論、処理ガスXがタイトボックス2の内側空間S
1 にのみ制限されることから、炉内汚染を惹起する不具
合も解消されることになる。その上、このように処理ガ
スXを処理物Wに効率良く接触させることができること
から、処理ガスXの消費量を節約でき、そのガスXが水
素H2 のような起爆性のものである場合にも使用量が少
ないため炉の安全性を高めることができる。
すと、排気系路6が作動したときに処理物Wはその内部
にまで真空排気され、その次に第1のガス導入系路4を
通じて処理ガスXがタイトボックス2の内側空間S1 に
導入されたときに、処理ガスXが図3に示すように容易
に処理物Wの内部にまで吸収、含浸されることになる。
このように、本発明によると処理物Wを言わばブリージ
ング(呼吸)させることができ、その結果、図4に示す
ように処理ガスXが単に処理物Wの表面を撫でて通過す
るだけで内部にまで浸透しない従来手法に比べて、処理
物Wの内部にまで有効に処理ガスXを接触させることが
でき、所定の処理を適確に行わしめることが可能にな
る。勿論、処理ガスXがタイトボックス2の内側空間S
1 にのみ制限されることから、炉内汚染を惹起する不具
合も解消されることになる。その上、このように処理ガ
スXを処理物Wに効率良く接触させることができること
から、処理ガスXの消費量を節約でき、そのガスXが水
素H2 のような起爆性のものである場合にも使用量が少
ないため炉の安全性を高めることができる。
【0017】なお、本発明は上述した実施例のみに限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。例えば、弁の開閉のタイミング
を若干ずらして効果を高めてもよい。一例として、フロ
ーガスを導入する時間を長くすることにより、処理ガス
Xをチェック弁6cを介して大気に放出した後に、フロ
ーガスYを真空ポンプ6aで排気するようにしてもよ
い。また、真空排気を十分に行ないたい時には、ある程
度排気が進行した時点でタイトボックス2の扉2aを開
け、弁8aを開き、補助排気系路8を作動させてもよ
い。タイトボックスの通気性を増加させるためにチェッ
ク弁を追加してもよい。
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。例えば、弁の開閉のタイミング
を若干ずらして効果を高めてもよい。一例として、フロ
ーガスを導入する時間を長くすることにより、処理ガス
Xをチェック弁6cを介して大気に放出した後に、フロ
ーガスYを真空ポンプ6aで排気するようにしてもよ
い。また、真空排気を十分に行ないたい時には、ある程
度排気が進行した時点でタイトボックス2の扉2aを開
け、弁8aを開き、補助排気系路8を作動させてもよ
い。タイトボックスの通気性を増加させるためにチェッ
ク弁を追加してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、処理ガ
スおよびフローガスをそれぞれタイトボックスの内外空
間にパルス状に導入し、しかる後、タイトボックスの内
側空間を真空排気するという動作を繰り返すことによ
り、処理物を言わばフリージング(呼吸)させることが
でき、その結果、従来に比べて処理物の内部にまで有効
にガスを接触させて、所定の処理を適確に行わしめるこ
とが可能になる。勿論、処理ガスの存在をタイトボック
スの内側空間にのみ制限することができるので、炉内汚
染も有効に防止することができる。また、このように処
理ガスを処理物に効率良く接触させることができること
から、ガスの消費量を節約でき、そのガスが起爆性のも
のである場合にも使用量が少ないため炉の安全性を高め
ることができる。
スおよびフローガスをそれぞれタイトボックスの内外空
間にパルス状に導入し、しかる後、タイトボックスの内
側空間を真空排気するという動作を繰り返すことによ
り、処理物を言わばフリージング(呼吸)させることが
でき、その結果、従来に比べて処理物の内部にまで有効
にガスを接触させて、所定の処理を適確に行わしめるこ
とが可能になる。勿論、処理ガスの存在をタイトボック
スの内側空間にのみ制限することができるので、炉内汚
染も有効に防止することができる。また、このように処
理ガスを処理物に効率良く接触させることができること
から、ガスの消費量を節約でき、そのガスが起爆性のも
のである場合にも使用量が少ないため炉の安全性を高め
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な構成図。
【図2】同実施例におけるガス導入のタイミングを示す
グラフ。
グラフ。
【図3】同実施例によって処理物がブリージングする様
子を示す図。
子を示す図。
【図4】従来装置によって処理物にガスが接触する様子
を示す図3に対応した図。
を示す図3に対応した図。
S1 …内側空間 S2 …外側空間 2…タイトボックス 4…第1のガス導入系路 5…第2のガス導入系路 6…排気系路 7…制御手段(コントローラ)
Claims (1)
- 【請求項1】通気性を有したタイトボックスの内側空間
に連通する部位に開口する第1のガス導入系路と、前記
タイトボックスの外側空間に連通する部位に開口する第
2のガス導入系路と、前記タイトボックスの内側空間を
排気する排気系路と、前記第1、第2のガス導入系路を
ほぼ同時に且つ間欠的にパルス状に開閉するとともに両
系路を閉じている間に前記排気系路を開く制御を行なう
制御手段とを具備してなることを特徴とするパルス式ガ
ス導入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16767592A JPH0611274A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | パルス式ガス導入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16767592A JPH0611274A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | パルス式ガス導入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0611274A true JPH0611274A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15854140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16767592A Pending JPH0611274A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | パルス式ガス導入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002107066A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Shinwa Jitsugyo Kk | 熱処理炉及びその操業方法 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP16767592A patent/JPH0611274A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002107066A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Shinwa Jitsugyo Kk | 熱処理炉及びその操業方法 |
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