JPH0611302B2 - 泡沫状芳香剤エアゾ−ル組成物 - Google Patents

泡沫状芳香剤エアゾ−ル組成物

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JPH0611302B2
JPH0611302B2 JP62084216A JP8421687A JPH0611302B2 JP H0611302 B2 JPH0611302 B2 JP H0611302B2 JP 62084216 A JP62084216 A JP 62084216A JP 8421687 A JP8421687 A JP 8421687A JP H0611302 B2 JPH0611302 B2 JP H0611302B2
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俊男 吉岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は匂いだちがよく、且つ比較的短期間(半日〜2
日)匂いの持続性に優れる泡沫状芳香剤エアゾール組成
物に関する。さらに詳しくは、種々の容器(ガラス、陶
器、磁器等)に噴射して、任意の場所に置き、比較的短
期間、香りを楽しむことのできる匂いの持続性に優れる
泡沫状芳香剤エアゾール組成物に関する。
[従来の技術] 近年、皮膚化粧料、毛髪化粧料等に泡沫状エアゾール製
品が多用されている。これらの製品は使用している時間
が短い為、泡沫の安定性が多少、悪くても、使用上差し
支えないものであった。
一方、芳香剤が現代のニーズに合わせ、多種類開発され
ている。その中でも代表的なのとしてはゲル状芳香剤が
あるが、匂いだちが劣り、且つ香りの持続性が弱いとい
う欠点を有している。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであって、揮散
表面積の大きい安定な泡沫を利用することによって匂い
だちが良く、且つ比較的短期間(半日〜2日)一定の匂
い持続性に優れる泡沫状芳香剤エアゾール組成物を提供
することを目的とする。
芳香剤の機能を持たせるためには、当然香料成分を多量
に配合しなければならないが、単に脂肪酸石鹸ベースあ
るいは他の界面活性剤ベースに配合してエアゾール組成
物を調製したとしても、香料のもつ消泡作用により、安
定な泡が形成されないか、あるいは泡が短時間では、安
定でもその後泡が消えてしまうかどちらかの結果しか得
られない。泡が短時間で消えてしまうということは、揮
散表面積が著しく減少してしまうことになり、匂いだち
が悪くなってしまうことを意味する。従って本発明は香
料成分を比較的多量に配合しながら、安定な泡を形成
し、且つ泡を安定に持続させることにより、匂いの持続
性を持たせることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、脂肪酸石鹸5〜20重量%、ノニオン
性界面活性剤1〜10重量%及び高級脂肪族アルコール0.
2〜5重量%を含有し、更に香料を1〜20重量%含有す
ることを特徴とする泡沫状芳香剤エアゾール組成物であ
る。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の脂肪酸石鹸は、好ましくは炭素数が14〜22の脂
肪酸の一種又は二種以上からなり、例えば石鹸を構成す
る脂肪酸としては、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、イソステアリン酸等
が挙げられる。また、脂肪酸の対イオンであるアルカリ
塩としてはナトリウム塩またはトリエタノールアミン塩
が挙げられる。脂肪酸石鹸のなかでも特に、ステアリン
酸カリウム塩、ステアリン酸トリエタノールアミン塩、
イソステアリン酸カリウム塩が効果の面で好ましい。脂
肪酸石鹸の配合量は、5〜20重量%の範囲であり、好ま
しくは7〜15重量%の範囲である。5重量%未満の配合
量では安定な泡質が形成されず、20重量%を越えると組
成物中では分散安定性が悪くなる。
また脂肪酸及びアルカリ塩は、塩の形で添加しても、又
別々に添加して原液あるいはエアゾール組成物の調製中
に塩を形成してもよい。
本発明で用いられるノニオン性界面活性剤としては、例
えばラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタ
ノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレングリセリルトリイソステアレート、グリセリ
ンモノステアレート等が挙げられる。これらの中で特
に、脂肪酸(炭素数8〜18)アルキロールアミド、グリ
セリンモノ脂肪酸(炭素数8〜18)エステルが好まし
い。配合量としては、1〜10重量%の範囲であり、好ま
しくは2〜8重量%の範囲である。1重量%未満では安
定な泡質及び泡の持続性が悪くなり、10重量%程度で十
分である。
本発明で用いられる高級脂肪族アルコールは、好ましく
は炭素数が14〜22の直鎖アルキル基からなり。例えばミ
リスチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール等が挙げられる。これらの中で特にステアリ
ルアルコールが好ましい。配合量としては、0.2〜5重
量%の範囲であり、好ましくは0.5〜3重量%の範囲で
ある。0.2重量%未満では、安定な泡質が得られず、5
重量%を越えると組成物の粘度が高くなりすぎ、エアゾ
ール組成物としては好ましくない。
本発明で用いられる香料とは、合成香料、天然香料ある
いはそれらの混合物である調合香料をさす。これらの一
種又は二種以上が、任意に選択され配合される。配合量
は、1〜20重量%の範囲であり、好ましくは3〜15重量
%である。1重量%より少ない配合量では芳香剤の機能
を果さず、20重量%を越える配合量では、安定な泡質が
得られなくなる。
本発明の脂肪酸石鹸と、ノニオン性界面活性剤との配合
比率は重量比で1:0.2〜1:0.6が好ましく、1:0.3
〜1:0.5が最も好ましい。1:0.2未満では泡質安定効
果が得られない傾向にあり、1:0.6を越える配合比率
では泡の持続性が悪くなる傾向にある。
本発明の脂肪酸石鹸と、高級脂肪族アルコールとの配合
比率は重量比で1:0.02〜1:0.3が好ましく、1:0.0
5〜1:0.2が最も好ましい。1:0.02未満では安定な泡
質が得られない傾向にあり、1:0.3を越えると泡の持
続性が悪くなる傾向にある。
また、前記脂肪酸石鹸がステアリン酸塩と、イソステア
リン酸塩とからなり、その重量比率が1:0.3〜1:3
の場合、優れた泡安定効果が得られる。さらに配合比率
が1:0.5〜1:2の場合が最も好ましい。
同様に前記脂肪酸石鹸がステアリン酸塩と、パルミチン
酸塩及びミリスチン酸塩とからなり、その重量比率が
1:0.3〜1:1の場合も優れた泡安定効果が得られ、
配合比率が1:0.4〜1:0.8の場合が最も好ましい。
本発明に用いられる噴射剤としては、一般のエアゾール
製品に用いられる噴射剤の全てを適用することができ
る。具体的には、フロン11(登録商標)、フロン12(登
録商標)、フロン21(登録商標)、フロン113(登録商
標)、フロン114(登録商標)等のフッ化炭化水素類、
プロパン、イソブタン、ノルマルブタンの混合物である
液化ガス(L.P.G.)、ジメチルエーテル等の液化ガスなど
をあげることができる。これらのガスは単独または2種
以上を混合して用いることができる。
本発明の泡沫状芳香剤エアゾール組成物は、さらに任意
の成分として下記の物質を含有することができる。染
料、顔料、防腐剤、さらには低温での分散性の向上のた
めにプロピレングリコール、ジエチレングリコール、あ
るいはグリセリンなどの多価アルコール等を泡質に影響
を与えない範囲内で配合できる。
[実験例] つぎに実験例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はそれらの実験例によって何ら限定されるものでは
ない。なお、実験例中における配合量は全て重量%を意
味する。
実験例に先だち、評価方法について説明する。
(1)泡の安定性(匂いの持続性の良さ) 表1及び表2に示す噴射剤とともにエアゾール容器に充
填した試料原液をガラス製のメスシリンダーに一定量噴
射し、泡を発生させる。
翌日(24hr後)の泡の量を判定し、安定性(泡のこわれ
にくさ)を下記の基準で評価した。
◎:泡の量が80〜100%維持されている。
〇:泡の量が60〜79.9%維持されている。
△:泡の量が40〜59.9%維持されている。
×:泡の量が0〜39.9%維持されている。
(2)泡のキメ細かさ(匂いだちの良さ) (1)と同様に、泡を発生させ、肉眼及び手での感触によ
る評価を15名のパネルにより行なった。評価は以下の基
準によった。
◎:泡の弾力があり、且つ細かい泡質で匂いだちが良
い。
〇:細かい泡質であるが、やや弾力性がない。
△:泡がやや粗い。
×:泡が粗く、匂いだちが悪い。
表1に示す試料原液を加熱攪拌後、水冷して得、さらに
噴射剤とともに充填しエアゾール組成物を調製した。各
例の試料の泡の安定性と泡のキメの細かさを評価した。
表1からわかるように、脂肪酸石鹸、ノニオン性界面活
性剤、脂肪族高級アルコールの3成分をそれぞれ特定量
含有する組成物は、優れた効果を示すことがわかる。
また香料配合量は1〜20重量%の範囲にあることが必要
である。成分のいずれかを欠く組成や、香料の配合量が
1〜20重量%をはずれた場合、泡の安定性あるいは泡の
キメの細かさ(匂いだちの良さ)において良好な結果は
得られないことがわかる。
次に表2に示す組成のエアゾール組成物を表1に示す組
成物と同様に調製した。
表2から明らかなように、特定の脂肪酸石鹸、特定のノ
ニオン性界面活性剤、特定の高級脂肪族アルコールを含
有する組成物は優れた効果を示すことがわかる。また、
脂肪酸石鹸とノニオン性界面活性剤との重量比率が1:
0.2〜1:0.6の場合、脂肪酸石鹸と高級脂肪族アルコー
ルとの重量比率が1:0.02〜1:0.3の場合、特に優れ
た効果を示すことがわかる。
次に表3に示す組成のエアゾール組成物を表1に示す組
成物と同様に調製した。
表3からわかるように、本発明においては、脂肪酸石鹸
の構成脂肪酸の組合せが、ステアリン酸塩:イソステア
リン酸塩=1:0.3〜1:3にある場合、あるいはステ
アリン酸塩:パルミチン酸塩+ミリスチン酸塩=1:0.
3〜1:1にある場合、特に優れた泡質が得られること
が明らかである。
[発明の効果] 本発明の泡沫状芳香剤エアゾール組成物は、キメが細か
く且つ優れた安定性を有するものである。従って本発明
品は、種々の容容器(ガラス、陶器、磁器等)に噴射し
て、任意の場所に置き、比較的短期間、香りを楽しむこ
とができる匂いの持続性に優れる泡沫状芳香剤エアゾー
ル組成物でる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂肪酸石鹸5〜20重量%、ノニオン性界面
    活性剤1〜10重量%及び高級脂肪族アルコール0.2〜5
    重量%を含有し、更に香料を1〜20重量%含有すること
    を特徴とする泡沫状芳香剤エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】脂肪酸石鹸が炭素数14〜22の飽和脂肪酸の
    カリウム塩またはトリエタノールアミン塩である特許請
    求の範囲第1項記載の泡沫状芳香剤エアゾール組成物。
  3. 【請求項3】ノニオン性界面活性剤が炭素数8〜18の脂
    肪酸アルキロールアミドまたは炭素数8〜18のグリセリ
    ンモノ脂肪酸エステルである特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の泡沫状芳香剤エアゾール組成物。
  4. 【請求項4】高級脂肪族アルコールが炭素数14〜22の直
    鎖アルキル基からなる高級アルコールである特許請求の
    範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の泡沫状芳香剤
    エアゾール組成物。
  5. 【請求項5】脂肪酸石鹸と、ノニオン性界面活性剤との
    重量比率が1:0.2〜1:0.6である特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載の泡沫状芳香剤エアゾー
    ル組成物。
  6. 【請求項6】脂肪酸石鹸と、高級脂肪族アルコールとの
    重量比率が1:0.02〜1:0.3である特許請求の範囲第
    1項乃至第5項のいずれかに記載の泡沫状芳香剤エアゾ
    ール組成物。
  7. 【請求項7】脂肪酸石鹸がステアリン酸石鹸及びイソス
    テアリン酸石鹸からなり、その重量比率が1:0.3〜
    1:3である特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれ
    かに記載の泡沫状芳香剤エアゾール組成物。
  8. 【請求項8】脂肪酸石鹸がステアリン酸石鹸及び、パル
    ミチン酸石鹸とミリスチン酸石鹸とからなり、その重量
    比率が1:0.3〜1:1である特許請求の範囲第1項乃
    至第6項のいずれかに記載の泡沫状芳香剤エアゾール組
    成物。
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JP4917723B2 (ja) * 2001-09-17 2012-04-18 株式会社ダイゾー エアゾール組成物および発泡性エアゾール製品
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